JPH07231069A - 半導体装置及びその製造方法及びこれに使用されるリードフレーム - Google Patents

半導体装置及びその製造方法及びこれに使用されるリードフレーム

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JPH07231069A
JPH07231069A JP6020642A JP2064294A JPH07231069A JP H07231069 A JPH07231069 A JP H07231069A JP 6020642 A JP6020642 A JP 6020642A JP 2064294 A JP2064294 A JP 2064294A JP H07231069 A JPH07231069 A JP H07231069A
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divided
semiconductor device
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Kazuto Tsuji
和人 辻
Yoshiyuki Yoneda
義之 米田
Eiji Sakota
英治 迫田
Yukio Saigo
幸生 西郷
Naoki Miyaji
直己 宮地
Rikuro Sono
陸郎 薗
Ichiro Yamaguchi
一郎 山口
Yoshihiko Ikemoto
義彦 池元
Michio Hayakawa
美智雄 早川
Yoshihiro Kubota
義浩 久保田
Toshio Hamano
寿夫 浜野
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Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/49Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
    • H01L2224/491Disposition
    • H01L2224/49105Connecting at different heights
    • H01L2224/49109Connecting at different heights outside the semiconductor or solid-state body
    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/30107Inductance

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は搭載される半導体素子とリード部が
電気的に接続されてパッケージングされる半導体装置に
関し、電気的特性の改善を図ることを目的とする。 【構成】 リードフレーム57における半導体素子54
が搭載されるステージ部53を第1〜第3のエリア53
a〜53cにステージ分割し、半導体素子54の電極パ
ッド、内部リード57a,第2及び第3のエリア53
b,53c間でワイヤ58により電気的接続される。そ
して、分割された第1〜第3のエリア53a〜53cの
裏面を表出させてパッケージング59が形成される構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搭載される半導体素子
とリード部が電気的に接続されてパッケージングされる
半導体装置に関する。
【0002】近年、ASIC(Applicatio
n,Specific Integration Ci
rcuit)の高集積化により、プラスチックパッケー
ジ、セラミックパッケージを問わず半導体装置の端子数
が増加するに伴い、リード長、ワイヤ長が増加してイン
ダクタンスが増大する傾向にある。また、半導体素子の
高速動作によるインピーダンスが増大して電源ノイズ等
が顕著化してきている。そのため、これら電気的特性の
改善が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図15に、従来の半導体装置の構成図を
示す。図15(A)は概略断面図であり、図15(B)
はリードフレームの平面図である。
【0004】図15(A)に示す半導体装置11は、図
15(B)に示す単一のリードフレーム12のステージ
12a上に半導体素子13が搭載される。リードフレー
ム12は、ステージ12aの四隅よりサポートバー12
bが延出されて一体に形成されており、4本のサポート
バー12b間に所定数のリード12cが配設される。
【0005】リード12cのうち、後述するパッケージ
ング後にパッケージ内に位置されるものがインナリード
12c1と称され、パッケージ外に延出されるものがアウ
タリード(図に表われず)と称される。そして、サポー
トバー12b及びリード12cは支持枠(図示せず)に
一体的に形成されている。また、リード12c(インナ
リード12c1)上には、環状のポリイミドテープ14が
取着される。
【0006】ステージ12a上に搭載された半導体素子
13は、形成された電極パッドとインナリード12c1
端との間でワイヤボンディング(図に表われず)により
接続される。そして、金型内で樹脂モールドよりパッケ
ージングされ、その後、リード12cのアウタリードが
所定長さで切断されると共に、サポートバー12bがパ
ッケージ15面で切断されるものである。
【0007】次に、リードフレームを所定数のリード部
フレームとステージ部フレームとで構成される多層フレ
ーム構造について説明する。
【0008】図16に、従来の多層フレーム構造の説明
図を示す。図16(A)はリード部フレーム14を示し
ており、図16(B)はステージ部フレームを示してい
る。なお、図16ではディップタイプのものを示してい
るが、サークワッドタイプのものも基本的に同様であ
る。
【0009】図16(A)に示すリード部フレーム20
は、クレドール21,21間にタイバーが一体的に架設
され、タイバー22に内側に延出して所定数のリード2
3aが一体的に形成されると共に、該リード23aを所
定数の群で内包する環状のバスバー23bが所定数一体
に形成されたものである。
【0010】また、図16(B)に示すステージ部フレ
ーム24は、クレドール25,25よりサポートバー2
6a,26bを介してステージ27が一体的に形成され
たもので、このステージ27上に接着剤により半導体素
子28(パッド28a)が搭載されるものである。
【0011】続いて、図17に、従来のセラミックパッ
ケージの断面図を示す。図16(A)はDIP型の半導
体装置31Aを示しており、セラミックで形成された基
板32に形成されたキャビティ32a内に半導体素子3
3が接着剤34によりマウントされる。また、基板32
上は封止ガラス35aによりリードフレーム36aが固
着され、該リードフレーム36aのインナリードと半導
体チップ33との間でワイヤ37によりボンディングが
行われる。
【0012】そして、セラミックで形成されたキャップ
38が封止ガラス35bにより固着され、封止される。
また、リードフレーム36aのアウタリードがリード挿
入型として折曲される。
【0013】一方、図17(B)の半導体装置31B
は、プリント基板への実装密度を向上させるために、リ
ードフレーム36bのアウタリードをL形状(ガルウィ
ング)に折曲して形成させて表面実装型としたものであ
る。なお、アウタリードをJ形状に折曲して表面実装型
とする場合もある。
【0014】また、ECL(Emitter Coup
led Logic),Bi−CMOS(Bipola
r−Complementary Metal Oxi
deSemiconductor),GaAs(ガリウ
ム・ヒ素)や最近ではCMOSで形成される半導体素子
でも、数十MHz〜数GHz帯の高周波数で高速駆動さ
れ、熱的にも数W〜数十Wの消費電力の半導体素子を表
面実装型セラミックパッケージの半導体装置に収納され
ている。
【0015】すなわち、基板をアルミナセラミックを多
層化して形成し、該基板上に電源やGNDのいわゆるベ
タ層を設けることにより、低インダクタンス化、高容量
化などの電気的特性の改善を図っている。
【0016】図17(C)のサークワッド型半導体装置
31cは、表面実装型QFP(Quad Flat P
ackage)のもので、2層サークワッド構造のもの
を示している。
【0017】半導体装置31cは、セラミック基板41
上に蒸着によりAl(アルミニウム)膜42が形成さ
れ、その中央に銀ガラス等の接着材43により半導体素
子44が搭載される。また、その周辺上にリードフレー
ム45が低融点ガラス46により固着される。そして、
半導体素子44,Al膜42,リードフレーム45のイ
ンナリードとの間でAlワイヤ47によりそれぞれボン
ディングされる。
【0018】また、リードフレーム45上の、パッケー
ジ内に存在する部分の外周部分に低融点ガラス46が形
成されると共に、内周部分に液晶化ガラス48が形成さ
れる。そして、半導体素子44の周辺に対応する部分に
凹部49aが形成されてセラミックにより形成されたキ
ャップ49を固着して封止するものである。
【0019】この場合、Al膜42が電源(又はGN
D)層とされ、リードフレーム45のインナリードの該
当部分とで層間接続が行われる。そして、リードフレー
ム45のアウタリードがL形状に折曲される。
【0020】すなわち、この半導体装置31cは、基板
41上にAl膜42が形成され、リードフレーム45と
の層間接続にAlワイヤ47を用いた2層のサークワッ
ド構造のものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図15に示す
プラスチックパッケージの半導体装置11はリード長や
ワイヤ長が長くなってインダクタンスが増大することと
なり、図16のようにリードフレームを多層化して電源
層と接続層を設けて電源、接地のインダクタンス成分を
低減することができるが、多層化によるコスト高になる
という問題があると共に、電源層及び接地層を再びリー
ドを介して回路基板に接続されることから、リードのイ
ンダクタンス成分を減少させることができないという問
題がある。
【0022】また、図17(C)に示すような2層サー
クワッド構造のものではセラミック基板41上の全面に
Al膜42を形成して電源層又はGND層としている
が、半導体素子44によっては電源やGNDが複数存在
するものがある。そのため、Al膜42を分割すること
が行われているが、分割形状によっては電源、接地の容
量の低下、インダクタンスの増加を招き、電気的特性を
悪化させるという問題がある。
【0023】そこで、本発明は上記課題を鑑みなされた
もので、電気的特性の改善を図る半導体装置を提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、リードフレームのステージ部上に半
導体素子が搭載され、前記ステージ部周辺に配置された
リード部の所定数の内部リードと電気的接続が行われ
て、樹脂モールドされたパッケージに所定数の外部リー
ドを表面延出させて内設される半導体装置において、前
記ステージ部が少なくとも前記半導体素子の搭載領域を
有して所定役割の所定数の領域にステージ分割され、前
記半導体素子及び所定の領域と所定の前記内部リードと
が電気的に接続されると共に、分割された前記ステージ
部の前記半導体素子搭載面の裏面を前記パッケージより
表出させる。
【0025】請求項7では、前記パッケージより表出し
た前記ステージ部の裏面に放熱部材が設けられる。
【0026】請求項8では、前記パッケージより表出し
た前記ステージ部の裏面に所定数のバンプ電極が設けら
れる。
【0027】請求項10では、半導体素子が搭載される
ステージ部と、前記ステージ部周辺に配置されて前記半
導体素子に電気的接続される内部リード部、及びパッケ
ージより表面延出される外部リードが所定数形成された
リード部とで構成されるリードフレームにおいて、前記
ステージ部は、少なくとも前記半導体素子の搭載領域を
有して所定役割の所定数の領域をステージ分割する溝が
前記半導体素子搭載面側に形成される。
【0028】請求項18では、リードフレームにおける
前記ステージ分割された所定領域に半導体素子を搭載す
る工程と、前記半導体素子と前記リードフレームの所定
の内部リードとの電気的接続を行うと共に、前記ステー
ジ分割された所定領域と所定の内部リードとの電気的接
続を行い、樹脂モールドにより前記リードフレームの外
部リードを表面延出させてパッケージを形成する工程
と、前記ステージ部の前記半導体素子搭載面の裏面側を
除去して前記ステージ分割された領域間を分離し、表出
させる工程と、前記外部リード上に外装部材を形成し
て、所定形状に加工する工程と、を含んで半導体装置の
製造方法を構成する。
【0029】請求項21では、基板上に半導体素子が搭
載され、前記半導体素子の周辺に配置されるリードフレ
ームの内部リードと電気的接続が行われ、蓋部により封
止される半導体装置において、前記基板を所定段に分割
して各段に所定役割の金属膜がそれぞれ形成され、所定
の分割段に搭載する前記半導体素子及び前記内部リード
と前記所定の金属膜とが電気的接続されている。
【0030】
【作用】上述のように請求項1の発明では、半導体素子
が搭載されるリードフレームのステージ部を例えば電源
層、接地層の所定役割を持たせた所定数の領域にステー
ジ分割して、半導体素子及び内部リードと電気的に接続
される。そして、ステージ分割されたステージ部の半導
体素子搭載面の裏面がパッケージより表出されている。
【0031】すなわち、ステージ分割した領域と半導体
素子及び内部リードの接続長が短縮されてインダクタン
ス成分が減少され、電源ノイズ等の低減により電気的特
性の改善を図ることが可能となる。
【0032】請求項7の発明では、パッケージより表出
したステージ部の裏面に放熱部材が設けられることか
ら、半導体素子からの発熱が容易に放出されて電気的特
性の改善を図ることが可能となる。
【0033】請求項8の発明では、パッケージより表出
したステージ部の裏面に所定数のバンプ電極が設けられ
ることから、外部リードを介することなく当該分割され
た領域を回路基板に接続されてインダクタンス成分が減
少され、電源ノイズ等の低減により電気的特性の改善を
図ることが可能となる。
【0034】請求項10の発明では、リードフレームの
ステージ部に溝により例えば電源層、接地層の役割で所
定数分割されるようにステージ分割される。これによ
り、半導体製造工程を簡易にステージ部が分割可能とな
り、コスト高を防止することが可能であると共に、半導
体素子や内部リードとの接続長を短縮させ、電気的特性
を改善させることが可能となる。
【0035】請求項18の発明では、ステージ部が分割
されたリードフレームを用いて半導体素子の搭載、電気
的接続、パッケージング等が行われ、従来の製造工程と
ほぼ同一の工程で半導体製造が可能となってコストが低
減されると共に、ステージ部との接続長を短縮させて電
気的特性を改善させることが可能となる。
【0036】そして、請求項21の発明では、基板を所
定段に分割してそれぞれ金属膜を形成し、搭載される半
導体素子とリードフレームの内部リードと電気的接続さ
れることから、金属膜の形状によるインダクタンスの増
加を防止することが可能となり、電気的特性の改善を図
ることが可能となる。
【0037】
【実施例】図1に、本発明の第1実施例の構成図を示
す。図1(A)は縦側断面図、図1(B)はリードフレ
ームのステージ部の部分拡大図、図1(C)はステージ
部裏面表出を説明するための縦断面図である。
【0038】図1(A)に示す半導体装置51は、QF
P(Quad Flat Package)型のものを
示したもので、図1(B)に示すようにリードフレーム
52のステージ部53が中央部分の第1のエリア53
a,第1のエリア53aの外側の第2のエリア53b,
第2のエリア53bの外側の第3のエリア53cにステ
ージ分割されている。
【0039】第1のエリア53aには電極パッド54a
が形成された半導体素子54が銀ペースト等の接着材5
5を介して搭載される。この場合、例えば第2のエリア
53bを接地層とし、第3のエリア53cを電源層とす
る(逆でもよい)。
【0040】一方、ステージ部53の周辺であって、ス
テージ部53を保持するサポートバー56間にリード部
57の所定数の内部リード57aが配置される。なお、
リードフレーム52はステージ部53とリード部57と
が一体的に形成されたものである。そして、ワイヤ58
により、所定の内部リード57aと半導体素子54の電
極パッド54a、所定の内部リード57aと第2又は第
3のエリア53b,53c、半導体素子54の電極パッ
ド54aと第2又は第3のエリア53b,53cが適宜
ボンディングにより接続される。
【0041】そして、リード部57の外部リード57b
を表面延出させると共に、ステージ部53の半導体素子
54搭載面の裏面を表出させてモールド樹脂によりパッ
ケージ59が形成される。また、外部リード57bは表
面実装用にガルウィング形状に折曲される。この外部リ
ード57bの表面にはリードフレーム52の製造時の耐
エッチング性を向上させるために保護部材であるSnN
iメッキが施されており、このSnNiメッキ上にはん
だによる外装メッキが施されている。
【0042】すなわち、図1(C)に示すように、パッ
ケージ59の形成時には溝53dが形成されただけの一
体のステージ部53の裏面がパッケージ59より表出し
た状態であるが、パッケージング後にホーニング、エッ
チング等によりステージ部53裏面を溝53d部分まで
除去することで第1〜第3のエリア53a〜53cに分
割されたステージ部53が表出されるものである。
【0043】ここで、図2に、第1実施例の製造説明図
を示す。図2(A)はリードフレーム52の製造説明図
であり、図2(B)はこのリードフレーム52を使用し
た製造説明図である。
【0044】図2(A)において、リードフレーム52
は、まず、Fe−Ni合金又はCu合金等の金属板に所
定のパターンでステージ部53及びリード部57をエッ
チング又はプレスによりパターン加工が行われる(ステ
ップ(ST)1)。このとき、ステージ部53を図1
(B)に示す第1〜第3のエリア53a〜53cを形成
するための溝53dをハーフエッチングにより形成す
る。溝23dは後に搭載される半導体素子の搭載面側に
形成される。この状態ではステージ部23は一体的であ
る。
【0045】続いて、メッキ処理が行われる(ST
2)。メッキ処理は、外部リード57bに相当する部分
に保護部材であるSnNiメッキが施される。また、少
なくとも内部リード53aの先端と、第2及び第3のエ
リア53b,53cとなる部分であって、半導体素子の
搭載面側に銀(Ag),金(Au),パラジウム(P
d)等でワイヤボンディング可能なメッキが行われる。
【0046】その後、ステージ部53をプレスで沈め込
みが行われ(ST3)、リード部53の先端部分にテー
プを張り付けて(ST4)、リード先端のカットが行わ
れる(ST5)。テープは先端カット時のリード変形を
防止するためのもので、カット後は除去されるものであ
る。
【0047】また、図2(B)において、図2(A)を
製造されたリードフレーム52は(ST11)、そのス
テージ部53の第1のエリア53aとなる搭載領域に半
導体素子54が接着材55により搭載される(ST1
2)。そして、半導体素子54の電極パッド54aと第
2及び第3のエリア53b,53c,所定の内部リード
57aとの間、並びに所定の内部リード57aと第2及
び第3のエリア53b,53cとの間でワイヤ58によ
りボンディングが行われる(ST13)。
【0048】続いて、樹脂モールド金型内にセットさ
れ、樹脂モールドによりステージ部53の半導体搭載面
の裏面を表出するようにパッケージ59が形成される
(ST14)。パッケージ59の形成後、ステージ部5
3の表出面周辺等の露出面のホーニングにより樹脂バリ
を除去すると共に、外部リード57bのホーニングを行
う。
【0049】その後、パッケージ59より表出したステ
ージ部53の裏面を化学エッチングにより、ハーフエッ
チングされた溝53d部分まで除去する(ST15)。
これにより、図1(A)に示すようにステージ部53
は、第1〜第3のエリア53a〜53cが樹脂モールド
により完全に分離されることになる。この化学エッチン
グはエッチング浴槽で全面ディップにより行われる。こ
のとき、外部リード57bにはSnNiメッキが施され
ており、耐エッチング性が向上されている。
【0050】そして、外部リード57bへのはんだメッ
キの外装メッキが行われ(ST16)、外部リード57
bをガルウィング形状にリード整形するものである(S
T17)。
【0051】このように、ステージ部53を第1〜第3
のエリア53a〜53cに分割させて、それぞれを素子
搭載領域、接地層、電源層の役割させることで、半導体
素子54からの電気的接続を行うためのワイヤ長を短縮
させることができ、ワイヤボンディングを確実にさせる
ことができると共に、インダクタンス低下、高速動作に
伴うインピーダンス増加による電源ノイズが低減され、
電気的特性の改善を図ることができるものである。
【0052】次に、図3に、本発明の第2実施例の断面
構成図を示す。図3に示す半導体装置51B は、第1実
施におけるパッケージ59より表出された第1〜第3の
エリア53a〜53cのステージ部53の裏面に、それ
ぞれ所定数のバンプ電極(はんだ等)60が設けられ
る。
【0053】このような半導体装置51B の回路基板へ
の実装は、回路基板の金属パターン上の電源パターン、
接地パターンにバンプ電極60を熱溶着させると共に、
外部リード57bをはんだ接合させるものである。
【0054】図4に、第2実施例の製造説明図を示す。
図2(B)と同一工程は説明を省略する。図4におい
て、ST13のワイヤボンディングの工程で、ステージ
部53の第2及び第3のエリア53b,53cと、内部
リード57aとのワイヤボンディングは、バンプ電極6
0で回路基板の電源パターン、接地パターンに接続する
ことから不要となる。
【0055】また、バンプ電極60の形成は、リード整
形(ST17)前の外装メッキ8ST16)後に行われ
る(ST16A )。
【0056】これにより、電源層、接地層からのワイヤ
を省くことができ、外部リード57aを介さずに接続す
ることができることにより、さらなる低インダクタンス
化が図られて、電気的特性を改善することができる。
【0057】次に、図5に、本発明の第3実施例の断面
構成図を示す。図5の半導体装置51cは、第1実施例
(図1)におけるパッケージ59より表出するステージ
部53(第1〜第3のエリア53a〜53c)の裏面に
接着材61を介して放熱部材である放熱板62を設けた
ものであり、また外部リード57bを逆方向(放熱板6
2を上方とする方向)にガルウィング形状に折曲させた
ものである。
【0058】この場合、図5に示すようにパッケージ5
9は、放熱板62の厚さ分厚く形成してもよく、図1
(A)のような厚さでそのまま放熱板62を設けてもよ
い。
【0059】図6に、第3実施例の製造説明図を示す。
図2(B)と同一工程は説明を省略する。図6におい
て、第1実施例の製造工程の外装メッキ(ST16)後
に放熱板62が接着材61により表出するステージ部5
3の裏面上のパッケージ59に埋設される(ST16
B)。そして、リード整形工程で外部リード57bを放
熱板62と反対応方にガルウィング形状で折曲加工され
るものである(ST17)。
【0060】これにより、高速動作に伴う半導体素子5
4の発熱を効率的に放出することができ、信頼性の向
上、電気的特性の改善を図ることができる。
【0061】次に、図7に、本発明の第4実施例の断面
構成図を示す。図7の半導体装置51D は、第1実施例
(図1)におけるステージ部53の第1のエリア53a
である素子搭載領域53a1,53a2を領域分割させたも
のであり、他は図1と同様である。
【0062】この第1のエリア53aの領域分割は、リ
ードフレーム57の形成時における第1〜第3のエリア
53a〜53cを形成するための溝53dと同一のハー
フエッチングによる溝53eを第3のエリア53cに形
成し、パッケージ59の形成後に溝部分までエッチング
により除去して表出させるものである。
【0063】これにより、第1実施例と同一の効果を有
すると共に、パッケージ59に形成する際の樹脂モール
ド時の半導体素子54への応力を緩和して半導体素子5
4の剥がれや、ステージ変形によるワイヤ58の断線、
露出を防止することができる。
【0064】次に、図8に、本発明の第5実施例の構成
図を示す。図8(A)は縦側断面図であり、図8(B)
はステージ部分の部分平面図である。なお、第1〜第4
実施例と同一構成部分には同一の符号を付す。
【0065】図8(A),(B)に示す半導体装置51
E は、使用されるリードフレーム52がステージ部53
を有するステージ部フレーム52A と、内部リード57
a及び外部リード57bのリード部57を有するリード
部フレーム52B とが重ね合わされて構成される多層の
ものである。
【0066】ステージ部フレーム52A のステージ部5
3は、ステージ中央より第1〜第3のエリア53a〜5
3cが分割され、第3のエリア53cが第2のエリア5
3bの周辺で8つの領域53C1〜53C8に分割される。
第1のエリア53aには半導体素子54が接着材55に
より搭載される。例えば、第2のエリア53aを接地層
とし、第3のエリア53cの領域53C1〜53C8を電源
層と接地層を交互に配列させた役割のものとする。そし
て、領域53C1〜53C8には絶縁接着部材である絶縁接
着テープ63が取り付けられる。
【0067】一方、リード部フレーム52B のリード部
57は、その内部リード57aのうち信号系の内部リー
ド57a3がステージ部53(領域53C1〜53C8)まで
延出して絶縁接着テープ63に接着固定される。内部リ
ード57a1,57a2は電源系、接地系としてステージ部
53の周辺まで配置される。すなわち、ステージ部フレ
ーム52A とリード部フレーム52B とを重ね合わせた
状態で、図のようにステージ部53とリード部57との
配置状態となる。
【0068】そこで、半導体素子54の電極パッド54
a,内部リード57a(57a1〜57a3),第2のエリ
ア53b,第3のエリア53cの領域53C1〜53C2
でそれぞれワイヤ58により電気的接続が行われる。
【0069】そして、モールド樹脂によりパッケージ5
9が形成される。このときステージ部53における第1
及び第2のエリア53a,53bの裏面、並びに第3の
エリア53cの領域53C1〜53C8の裏面が表出された
状態となる。また、パッケージ59より延出した外部リ
ード57bがガルウィング形状に折曲加工される。
【0070】ここで、図9に、図8のリードフレームの
製造説明図を示す。図9において、まずステージ部フレ
ーム52A をエッチング又はプレスによりステージ部5
3を形成し、ステージ部53に第1及び第2のエリア5
3a,53bを形成するための溝64a,64b(図8
(B)参照)と、溝64bより領域53C1〜53C8を形
成するための溝64C1〜64C8が素子搭載面側にハーフ
エッチングにより形成される(ST21)。溝64a,
64b,64C1〜64C8は製品完成後には、図8に示す
ように完全分離した状態となる。
【0071】なお、溝64C1〜64C8をさらに裏面より
ハーフエッチングによりスリットとしてもよい。これに
よれば、パッケージ59の形成後のエッチングを第1及
び第2のエリア53a,53bのみを対象として行うこ
とができるものである。
【0072】そして、少なくとも第2のエリア53b及
び第3のエリア53cの領域53C1〜53C8にワイヤボ
ンディング性を良好にさせるためのAg,Au,Pd等
のメッキ処理が行われ(ST22)、ステージ部53の
領域53C1〜53C8上に環状の絶縁接着テープ63が張
り付けられる(ST23)。
【0073】一方、リード部フレーム52B が所定数の
内部リード57a,外部リード57bのパターンをエッ
チング又はプレスにより形成される(ST24)。この
場合、電源系、接地系の内部リード57a1,57a2はス
テージ部53の周辺に配置されるように形成され、信号
系の内部リード57a3は領域53C1〜53C8の上方に配
置されるように形成される。
【0074】その後、各内部リード57a1〜57a3の先
端にワイヤボンディング性を良好にするためのAg,A
u,Pd等のメッキ処理が施される(ST25)。この
とき、外部リード57bとなる部分に上述と同様にSn
Niメッキが、耐エッチング性の向上を目的として施さ
れる。
【0075】そして、ステージ部フレーム52A とリー
ド部フレーム52B とを信号系内側リード57a3の先端
を絶縁接着テープ63上に接着させるように重ね合わせ
て多層化し(ST26)、キュアにより絶縁接着テープ
65を硬化させて内部リード57a3を固定させるもので
ある(ST27)。
【0076】このようなリードフレーム52を使用する
半導体装置51E の製造は図2(B)と同様である。
【0077】これにより、ワイヤ長、リード長を短縮さ
せてインダクタンス成分を低減されるのはもちろん、さ
らにステージ部53の第2のエリア53b及び第3のエ
リア53cの領域53C1〜53C8による電源層、接地層
を特別な形状にせずに配置させることができることか
ら、電源、接地のインダクタンス成分を低減することが
でき、電気的特性を改善することができる。
【0078】次に、図10に、本発明の第6実施例の断
面構成図を示す。図8と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。図10に示す半導体装置51F は、パ
ッケージ59より表出された第1及び第2のエリア53
a,53b,並びに第3のエリア53cの領域53C1
53C8の裏面に、それぞれ所定数のバンプ電極(はんだ
等)60が設けられたものである。
【0079】これらの製造工程は、図3の第2実施例と
同様であり、内部リード57a1,57a2の電源層、接地
層へのワイヤを省くことができると共に、外部リード5
7bを介さずに回路基板に接続することができることに
より、さらなるインダクタンスを低減することができ、
電気的特性を改善することができる。
【0080】次に、図11に、本発明の第7実施例の構
成図を示す。図11(A)は縦側断面図、図11(B)
はステージ部周辺の部分平面図である。なお、図8と同
一構成部分には同一符号を付す。図11(A),(B)
に示す半導体装置51G は、図8における絶縁接着テー
プ63を省くと共に、内部リード57a1,57a2を内部
リード57a3と同様に、第3のエリア53cの領域53
C1〜53C8まで延出させてL字状に形成する。そして、
内部リード57a1,57a2の先端を所定の領域53C1
53C8上に溶接等により直接に接続させたもので、他の
構成及び製造工程は図8と同様である。
【0081】すなわち、内部リード57a1,57a2より
所定の領域53C1〜53C8へのワイヤを省くことがで
き、低インダクタンス化による電気的特性の改善が図ら
れると共に、絶縁接着テープ63を必要とせず、これに
よるキュア工程(図9のST27a)も不要となり、製
造コスト、製品コストの低減を図ることができる。
【0082】ここで、図12に、図11のリードフレー
ムの製造説明図を示す。図9と同一部分は説明を省略す
る。図12において、リード部フレーム52B はST2
5の所定のメッキ処理の後、内部リード57aにテープ
が張り付けられ(ST25a),リード先端を所定長に
カットしてL字状に折曲加工される(ST25b)。
【0083】そこで、ステージ部フレーム52B のステ
ージ部53上に絶縁接着テープが設けられない状態で、
リード部フレーム52B と重ね合わされて多層化する
(ST26)。このとき、内部リード57a1,57a2
L字状先端が所定の領域53C1〜53C8上に当接する。
そして、この当接部分を溶接により直接接続を行うもの
である(ST27b)。
【0084】なお、図8,図10,図11の半導体装置
51E ,51F ,51G におけるステージ部53の第1
のエリア53aを、図7と同様に所定数に分割すること
で同様の効果を得ることができる。また、図8及び図1
1の半導体装置51E ,51 G におけるパッケージ59
より表出したステージ部53の裏面(第1及び第2のエ
リア53a,53b,並びに第3のエリア53cの領域
53C1〜53C8の裏面)に、図5及び図6と同様に接着
材61により放熱板62を設けることで同様の効果を得
ることができるものである。
【0085】上述の第1〜第7実施例はプラスチックパ
ッケージの半導体装置について説明したが、次にセラミ
ックパッケージの半導体装置について説明する。
【0086】図13に、本発明の第8実施例の断面構成
図を示す。図13に示す半導体装置71A は、表面実装
型QFPの2層サークワッド構造のものである。図13
において、AlN(窒化アルミニウム)等のセラミック
を形成された基板72には分割段としての凹部72aが
形成されており、上面及び凹部底面にAlの厚膜印刷又
はマスク蒸着による薄膜の金属膜73a,73bが形成
される。また、基板32上にAlの薄膜を形成してもよ
い。この金属膜73a,73bに、例えば電源層と接地
(GND)層の役割を割り振りして与えるものである。
そして、凹部72aの金属膜73bの略中央部分に、半
導体素子74が、Au−Si共晶又はAgガラス等の接
着材75により搭載される。
【0087】一方、基板72上の金属膜73aの周囲に
は低融点ガラス76が形成される。そして、低融点ガラ
ス76上に、例えば164ピンのリードフレーム77の
内部リード77aが載置されて保持される。
【0088】このリードフレーム77は、パッケージの
外部に延出する外部リード77bと、パッケージ内に位
置する内部リード77aに区分されると共に、信号系リ
ードと電源・接地系リードとに区分される。
【0089】また、リードフレーム77は、主にFe−
Ni合金又はCu合金で形成され、内部リード77aの
低融点ガラス76で封止される部分及び後述するワイヤ
ボンディングを行う部分の両面に、蒸着によりAlのリ
ード金属膜が形成される。これは、後述するように、キ
ャップによる封止幅の狭い表面実装構造で、Alと低融
点ガラス76の密着性を良好にするためである。
【0090】一方、半導体素子74上には、その機能に
より信号用パッドと電源用パッド、接地用パッドが形成
されており、信号用パッドとリードフレーム77の内部
リード77aとの間で例えば30μm 径のAlのワイヤ
78aによりボンディングされる。また、電源用パッ
ド、接地用パッドと、金属膜73a,73bとの間で複
数本又は同等の太さのワイヤ78bによりボンディング
される。
【0091】さらに、内部リード77aと、金属膜73
a,73bとの間で複数本又は同等の太さのワイヤ78
cによりボンディングを行い、層間接続される。
【0092】すなわち、基板72上の形成を薄膜又は厚
膜の金属膜73a,73bとすることで、ワイヤボンデ
ィングを可能とさせているものであり、内部リード77
aのボンディング部分のAlの金属膜を形成することで
ワイヤ78a,78cのボンディング性を良好ならしめ
ている。
【0093】そして、内部リード77aの最外周囲に
は、低融点ガラス76が塗布される。この低融点ガラス
76上に、アルミナ又はムライト等のセラミックで成形
され、凹部79aが形成された蓋部であるキャップ79
が固着されることにより気密封止される。
【0094】このように、基板72上及び凹部72aに
金属膜73a,73bを形成することで、一平面上で金
属膜を分割する必要がなく、かつボンディング位置を制
限されず当該基板72を多層化する必要がなく低コスト
とすることができると共に、接地(GND)層33aの
インダクタンスの低減及び静電容量の増大(高容量化)
による低ノイズとすることができ、高容量化による電気
的特性の改善を図ることができるものである。
【0095】次に、図14に、本発明の第9実施例の構
成図を示す。図13と同一の構成部分には同一の符号を
付して説明を省略する。図14(A)は縦側断面図、図
14(B)は基板の説明図である。
【0096】図14(A),(B)に示す半導体装置7
B は、基板72の凹部72aを階段上の2段に形成し
たもので、中間断に上述と同様の金属膜73cを形成し
たものである。
【0097】そして、中間断の金属膜73cと半導体素
子74のパッド及び他の金属膜73a,73bとを、複
数本又は同等の太さのワイヤ78d,78eによりボン
ディングを行うもので、他の構成は図13と同様であ
る。
【0098】これによれば、第8実施例と同様にコスト
低減、インダクタンス低減による電気的特性を改善する
ことができるものである。
【0099】
【発明の効果】以上のように発明によれば、半導体素子
が搭載されるリードフレームのステージ部を所定数にス
テージ分割して半導体素子搭載面の裏面をパッケージよ
り表出させることにより、電気的な接続長を短縮させて
インダクタンス成分を減少させることができ、電気的特
性の改善を図ることができる。
【0100】また、ステージ部の分割された所定領域に
内部リードを直接接続することにより、当該部分の電気
的な接続を省略することができ、さらなるインダクタン
ス低減による電気的特性の改善を図ることができる。
【0101】また、パッケージより表出したステージ部
の裏面に放熱部材が設けられることにより、半導体素子
からの発熱が容易に放出されて電気的特性の改善を図る
ことができる。
【0102】パッケージより表出したステージ部の裏面
に所定数のバンプ電極が設けられることにより、外部リ
ードを介することなく当該分割された領域を回路基板に
接続されてインダクタンス成分が減少され、電源ノイズ
等の低減されて電気的特性の改善を図ることができる。
【0103】また、リードフレームのステージ部が溝に
より例えば電源層、接地層の役割で所定数分割されるよ
うにステージ分割されることにより、半導体製造工程を
簡易にステージ部が分割可能となり、コスト高を防止す
ることができると共に、半導体素子や内部リードとの接
続長を短縮させ、電気的特性を改善させることができ
る。
【0104】また、ステージ部が分割されたリードフレ
ームを用いて半導体素子の搭載、電気的接続、パッケー
ジング等が行われ、従来の製造工程とほぼ同一の工程で
半導体製造が可能となってコストが低減されると共に、
ステージ部との接続長を短縮させて電気的特性を改善さ
せることができる。
【0105】また、基板を所定段に分割してそれぞれ金
属膜を形成し、搭載される半導体素子とリードフレーム
の内部リードと電気的接続させることにより、金属膜の
形状によるインダクタンスの増加を防止することがで
き、特性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】第1実施例の製造説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の断面構成図である。
【図4】第2実施例の製造説明図である。
【図5】本発明の第3実施例の断面構成図である。
【図6】第3実施例の製造説明図である。
【図7】本発明の第4実施例の断面構成図である。
【図8】本発明の第5実施例の断面構成図である。
【図9】図8のリードフレームの製造説明図である。
【図10】本発明の第6実施例の断面構成図である。
【図11】本発明の第7実施例の断面構成図である。
【図12】図11のリードフレームの製造説明図であ
る。
【図13】本発明の第8実施例の断面構成図である。
【図14】本発明の第9実施例の断面構成図である。
【図15】従来の半導体装置の構成図である。
【図16】従来の多層フレーム構造の説明図である。
【図17】従来のセラミックパッケージの断面図であ
る。
【符号の説明】
51A 〜51G ,71,71B 半導体装置 52,77 リードフレーム 52A ステージ部フレーム 52B リード部フレーム 53 ステージ部 53a 第1のエリア 53b 第2のエリア 53c 第3のエリア 53d 溝 54,74 半導体素子 57 リード部 57a,77a 内部リード 57b,77b 外部リード 58,78a〜78e ワイヤ 59 パッケージ 60 バンプ電極 62 放熱板 63 絶縁接着テープ 72 基板 73a,73b 金属膜 76 低融点ガラス 79 キャップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/28 B 8617−4M Z 8617−4M J 8617−4M A 8617−4M (72)発明者 迫田 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 西郷 幸生 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内 (72)発明者 宮地 直己 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内 (72)発明者 薗 陸郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 池元 義彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 早川 美智雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 久保田 義浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 浜野 寿夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレーム(52)のステージ部
    (53)上に半導体素子(54)が搭載され、前記ステ
    ージ部(53)周辺に配置されたリード部(57)の所
    定数の内部リード(57a)と電気的接続が行われて、
    樹脂モールドされたパッケージ(57)に所定数の外部
    リード(57b)を表面延出させて内設される半導体装
    置において、 前記ステージ部(53)が少なくとも前記半導体素子
    (54)の搭載領域(53a)を有して所定役割の所定
    数の領域にステージ分割され、前記半導体素子(54)
    及び所定の領域(53b,53c)と所定の前記内部リ
    ード(57a)とが電気的に接続されると共に、分割さ
    れた前記ステージ部の前記半導体素子(54)搭載面の
    裏面を前記パッケージ(59)より表出させることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記リードフレーム(52)の前記ステ
    ージ分割されるステージ部(53)及び前記リード部
    (57)が一体的であることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記リードフレーム(52)は、前記ス
    テージ分割されるステージ部(53)が形成されたステ
    ージ部フレーム(52A )と、所定の前記リード部(5
    7)が形成された所定数のリード部フレーム(53B
    とを重ねた構造であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ステージ部(53)の分割された前
    記領域(53a〜53c)のうち、前記半導体素子の搭
    載領域(53a)以外の何れかの領域(53c)が所定
    数に領域分割(53C1〜53C8)されることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記領域分割された所定部分に、所定の
    前記内部リード(57a)が直接接続されることを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記外部リード(57b)の表面に保護
    部材が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    何れか一項に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記パッケージ(59)より表出した前
    記ステージ部(53)の裏面に放熱部材(62)が設け
    られることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記パッケージ(59)より表出した前
    記ステージ部(53)の裏面に所定数のバンプ電極(6
    0)が設けられることを特徴とする請求項1〜6の何れ
    か一項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記ステージ分割された前記半導体素子
    (54)搭載領域(53a)が所定数に分割(53a1
    53a2)されていることを特徴とする請求項1〜8の何
    れか一項に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体素子(54)が搭載されるステ
    ージ部(53)と、前記ステージ部(53)周辺に配置
    されて前記半導体素子(54)に電気的接続される内部
    リード部(57a),及びパッケージ(59)より表面
    延出される外部リード(57b)が所定数形成されたリ
    ード部(57)とで構成されるリードフレームにおい
    て、 前記ステージ部(53)は、少なくとも前記半導体素子
    (54)の搭載領域(53a)を有して所定役割の所定
    数の領域(53a〜53c)をステージ分割する溝(5
    3d)が前記半導体素子(54)搭載面側に形成される
    ことを特徴とするリードフレーム。
  11. 【請求項11】 前記ステージ分割されるステージ部
    (53)及び前記リード部(57)が一体的であること
    を特徴とする請求項10記載のリードフレーム。
  12. 【請求項12】 前記ステージ分割されるステージ部
    (53)が形成されたステージ部フレーム(52A
    と、所定の前記リード部(57)が形成された所定数の
    リード部フレーム(52B )とを重ねた構造であること
    を特徴とする請求項10記載のリードフレーム。
  13. 【請求項13】 前記ステージ部(53)の分割された
    領域のうち、前記半導体素子の搭載領域(53a)以外
    の何れかの領域(53c)が溝又はスリットにより所定
    数に領域分割(53C1〜53C8)されることを特徴とす
    る請求項12記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記領域分割部分(53C1〜53C8
    と前記リード部(57)の内部リード(57a)が絶縁
    接着部材(63)により固定されることを特徴とする請
    求項12又は13記載のリードフレーム。
  15. 【請求項15】 前記領域分割された所定部分(53C1
    〜53C8)に、折曲された所定の前記内部リード(57
    a)が直接接続されていることを特徴とする請求項12
    〜14の何れか一項に記載のリードフレーム。
  16. 【請求項16】 前記外部リード(57b)の表面に保
    護部材が形成されることを特徴とする請求項10〜15
    の何れか一項に記載のリードフレーム。
  17. 【請求項17】 前記ステージ分割された前記半導体素
    子(54)搭載領域(53a)が搭載面に形成される溝
    (53e)により所定数に分割(53a1,53a2)され
    ることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載
    の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記請求項10〜17の何れか一項に
    記載のリードフレームにおける前記ステージ分割された
    所定領域(53a)に半導体素子(54)を搭載する工
    程と、 前記半導体素子(54)と前記リードフレーム(52)
    の所定の内部リード(57a)との電気的接続を行うと
    共に、前記ステージ分割された所定領域と所定の内部リ
    ード(57a)との電気的接続を行い、樹脂モールドに
    より前記リードフレーム(52)の外部リード(57)
    を表面延出させてパッケージ(59)を形成する工程
    と、 前記ステージ部(53)の前記半導体素子(54)搭載
    面の裏面側を除去して前記ステージ分割された領域間を
    分離し、表出させる工程と、 前記外部リード(57b)上に外装部材を形成して、所
    定形状に加工する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記表出された所定の領域(53a〜
    53c)にバンプ電極(50)を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記表出された所定の領域(53a〜
    53c)に放熱部材(62)を設ける工程を含むことを
    特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 基板(72)上に半導体素子(74)
    が搭載され、前記半導体素子(74)の周辺に配置され
    るリードフレーム(77)の内部リード(77a)と電
    気的接続が行われ、蓋部(79)によりガラス封止され
    る半導体装置において、 前記基板(72)を所定段に分割して各段に所定役割の
    金属膜(73a〜73c)がそれぞれ形成され、所定の
    分割段上に搭載する前記半導体素子(74)及び前記内
    部リード(77a)と前記所定の金属膜とが電気的接続
    されていることを特徴とする半導体装置。
  22. 【請求項22】 前記内部リード(77a)のうち、前
    記電気的接続を行う部分及び前記ガラス封止される部分
    の両面に、所定の金属膜が形成されていることを特徴と
    する請求項21記載の半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記基板(72)上のそれぞれの金属
    膜と前記内部リードとの電気的接続は、複数本のワイヤ
    (78a〜78e)又は前記複数本のワイヤ(78a〜
    78e)に相当する太さの太ワイヤにより行われること
    を特徴とする請求項21記載又は22記載の半導体装
    置。
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