JPH072308U - プラスチック基板収納カセット - Google Patents

プラスチック基板収納カセット

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JPH072308U
JPH072308U JP3330793U JP3330793U JPH072308U JP H072308 U JPH072308 U JP H072308U JP 3330793 U JP3330793 U JP 3330793U JP 3330793 U JP3330793 U JP 3330793U JP H072308 U JPH072308 U JP H072308U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cassette
support plate
plastic
plastic substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3330793U
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English (en)
Inventor
修 鳥羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH072308U publication Critical patent/JPH072308U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレーム1によって形成されるプラスチック
基板収納カセット7の基板支持プレートが、カセットの
両内側面の左右対称位置から内方に向かって所定長さ突
出された基板端部支持プレート2と、カセットの内側背
面から前記基板端部支持プレートと同じ高さ位置から前
方に向かって所定長さ延出された基板中央部支持プレー
ト3とからなる。 【効果】 基板中央部支持プレート3により基板を収納
してもたわむことがなく、また基板にほこり等が付きに
くくなり、さらに、ホーク挿入スペースが確保できるの
で、ロボット等の基板移載用ホークによる基板搬出入が
可能となるとともに、プラスチック以外の基板との共用
も可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばプラスチック基板を用いる液晶表示素子の製造工程において プラスチック基板の収納に使用される基板収納カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、液晶表示素子を例に従来技術について説明する。 従来の液晶表示素子は、液晶表示素子用基板の一方の面に絵素電極、配線等の パターンを形成し、その上に塗布または付着加工により配向膜を形成し、配向面 に対して液晶分子が規則正しく配列されるように該配向膜をラビング処理し、続 いて前記液晶表示素子用基板の絵素電極、配線等を形成した面が均一な間隔で対 向するように二つの液晶表示素子用基板をシール材を介して貼り合わせ、その後 基板間に形成される空間に液晶を封入して製造されていた。
【0003】 このような液晶表示素子の製造工程では、絵素電極等の形成に用いられるスパ ッタ処理装置、化学蒸着装置、配向膜を塗布するスピンコーター、配向膜のラビ ングを行うラビング装置等、複数の処理装置が使用されていた。
【0004】 そのため、基板を一つの処理装置での処理が終った後、別の処理装置に移動さ せて処理するために一時的に収納しておく必要があり、その収納用に箱型のカセ ットが使用されていた。
【0005】 一方、液晶表示素子用基板としてはガラス基板或いはプラスチック基板が用い られていた。
【0006】 ガラス基板を収納するカセットは、ガラス基板が硬いものであるため、基板両 端部分のみを支持する構造のもので支持部が複数段設けられたものであった(以 下ガラス基板収納カセットと称す)。
【0007】 また、プラスチック基板を収納するカセットは、プラスチック基板が軟らかい ことによって発生するたわみを防ぐために、基板全面を支持する支持板を複数段 備えたカセットが使用されていた(以下プラスチック基板収納カセットと称す) 。また、基板のカセットへの搬出入は、ガラス基板の場合は図3に示したような ロボット等を使用した基板移載用ホークにより行われ、プラスチック基板の場合 には手作業で行われていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ガラス基板収納カセットは、図5に示したように基板両端 部分のみを支持する構造であるために、該ガラス基板収納カセットにプラスチッ ク基板のような軟らかい基板を収納した場合、基板の中心部が大きくたわんでし まう。
【0009】 従って、基板の搬出入をロボット等の基板移載用ホークによって行う場合には 、基板移載用ホーク上のプラスチック基板が、直上に収納されたプラスチック基 板のたわんだ部分と接触して搬入がスムーズに行えないとか、基板に傷をつけて しまうという問題があった。
【0010】 また、基板のたわみ部分との接触を避けるために支持部のピッチを広く設定す ると、1つのカセットに収納される基板の数量が大幅に減少して多くのカセット が必要になり作業効率が悪くなるという問題があった。
【0011】 さらに、プラスチック基板は可塑性を持つためたわみが大きい場合は、そのま ま変形してしまうという問題もあった。
【0012】 一方、前記プラスチック基板収納カセットは、カセットに収納される基板の全 面が支持面に接するため、ほこり等が基板に付きやすく、搬出入の際に基板に傷 が付き易いという問題があった。
【0013】 また、プラスチック基板収納カセットの場合、支持板が基板全面を支持するよ うに形成されているために、図3に示すようなロボット等の基板移載用ホークに よって搬出入を行おうとした場合にホークの先がぶつかってしまうので、このよ うな搬出入法が取れず、手作業により行わなければならないという問題があった 。
【0014】 本考案の目的は、前記問題点を解決し、プラスチック基板を収納してもたわま ず、また基板にほこり等が付きにくく、さらにロボット等の基板移載用ホークに よる基板搬出入が可能なプラスチック基板収納カセットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも前面に開口部を有し、該開口部より基板を出し入れ可能 なように前記基板を支持する基板支持プレートを複数段備えたプラスチック 基板収納カセットにおいて、 前記基板支持プレートが、カセットの両内側面の左右対称位置から内方に向か って所定長さ突出された基板端部支持プレートと、 前記カセットの内側背面の前記基板端部支持プレートと同じ高さ位置から前方 に向かって所定長さ延出された基板中央部支持プレートとからなり、 前記基板端部支持プレート及び前記基板中央部支持プレートがカセットの上下 方向に渡って複数段形成されたことを特徴とする。
【0016】
【作用】
以上のようなプラスチック基板収納カセットによれば、基板中央部支持プレー トにより基板を収納してもたわむことがなく、また基板にほこり等が付きにくく なる。
【0017】 さらに、ホーク挿入スペースが確保できるので、ロボット等の基板移載用ホー クによる基板搬出入が可能となるとともに、プラスチック以外の基板との共用も 可能となる。
【0018】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例について説明する。 図1は、本考案に係るプラスチック基板収納カセットの一実施例を示す斜視図 である。
【0019】 図1において、収納カセット7はフレーム1によって矩形状に形成され、該フ レーム1の少なくとも前面部には基板を出し入れするための開口が設けられてい る。
【0020】 2は基板端部支持プレートであって、カセット7の左右両側のフレーム内側面 の左右対称位置から内方に向かって突出形成されている。
【0021】 前記基板端部支持プレート2は左右各1カ所に限らず、収納される基板の枚数 に応じてカセット7の上下方向に複数段設けられる。
【0022】 3は基板中央部支持プレートであって、カセット7の背面内側の前記基板端部 支持プレート2と同じ高さ位置から前方に向かって延出形成されている。該基板 中央部支持プレート3は前記基板端部支持プレート2と同じ数だけ設けられる。 前記基板中央部支持プレート3の延出量及び幅は、収納されたプラスチック基板 のたわみ量が可塑性を示す値を越えないように設定する必要がある。
【0023】 具体的には、前記基板端部支持プレート2の突出量は、幅300mm×長さ4 00mm×厚さ0.4mmのアクリル製の基板を使用した場合に17〜30mm とした。
【0024】 また、前記基板中央部支持プレート3の寸法は、収納されるプラスチック基板 のサイズに応じて決められ、例えばプラスチック基板の幅と長さの比が3対4で あった場合は、このプラスチック基板の長さに対して少なくとも5分の4以上の 長さにし、幅は前記基板の短辺に対して10分の1程度の幅とするとよい。本実 施例では長さ370mm、幅30mmとした。このときのたわみは、図3に示すよう に、カセット開口部付近における基板中央部支持プレート3がない部分での最大 たわみ(A)と、基板中央部支持プレート3と基板端部支持プレート2の間の最 大たわみ(B)が等しくなり、いずれも基板に塑性変形を起こさないたわみ量で ある0.5mm以下となる。
【0025】 また表1には、前記寸法の基板中央部支持プレートを設けたプラスチック 基板収納カセットと従来のガラス基板収納カセットに、それぞれ幅300mm× 長さ400mm×厚さ0.4mmの寸法のプラスチック基板を収納した場合のた わみ量を示す。
【0026】
【表1】
【0027】 次にロボット等の基板移載用ホーク4によるカセット7への基板搬出入につい て図3に従って説明する。基板5を載せたホーク4を、カセット内の基板支持プ レート面より若干高い位置から入れ、その後ホークを基板支持プレート面の高さ 位置より下げることにより、ホーク上の基板5をカセットの基板支持プレート上 に載せ替え、その後ホークのみをカセットから引き出すという一連の動作により 行われる。一方、カセットからの基板搬出は、前記基板搬出入の場合の逆の動作 により行われる。尚、これらホークの動作はロボット等により制御される。また 図5は、本考案の実施例に用いられるロボット等の基板移載用ホーク4の斜視図 である。ホークの形状は、カセット搬出入時、基板中心支持プレート3がホーク に接触しないように、基板中心支持プレート3に対応する部分6が切り取られて いる。
【0028】 本考案のカセットの支持プレートの平面配置は図2に示される。プラスチック 基板5は、図2に示したようにその端部と中央部が基板端部支持プレート2と基 板中央部支持プレート3によって支持される。従って、プラスチック基板5は支 持されていない面積が広いことから、ほこり等が基板に付きにくい、さらにロボ ット等の基板移載用ホークが出入りする空間をプラスチック基板の下に十分設け ることができる。一方基板中央部支持プレート3によって基板5の最大たわみ量 が減少し上下段の基板間の干渉を防ぐことができる。また本考案によるプラスチ ック基板用収納カセットはガラス基板を収納することも可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上のようなプラスチック基板収納カセットによれば、基板中央部支持プレー トにより基板を収納してもたわむことがなく、また基板にほこり等が付きにくく なり、さらに、ホーク挿入スペースが確保できるので、ロボット等の基板移載用 ホークによる基板搬出入が可能となるとともに、プラスチック以外の基板との共 用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカセットの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の基板端部支持プレートと基板中央部支
持プレートを示す平面図である。
【図3】本考案のカセットにプラスチック基板を支持し
た状態を示す要部断面図である。
【図4】ガラス基板用カセットにプラスチック基板を収
納した状態を示す要部断面図である。
【図5】基板移載用ホークの一実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 固定枠 2 基板端部支持プレート 3 基板中央部支持プレート 4 基板移載用ホーク 5 カセットに収納されたプラスチック基板 6 基板移載ホークの切り込み部 7 カセット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前面に開口部を有し、該開口
    部より基板を出し入れ可能なように前記基板を支持する
    基板支持プレートを複数段備えたプラスチック基板収納
    カセットにおいて、 前記基板支持プレートが、カセットの両内側面の左右対
    称位置から内方に向かって所定長さ突出された基板端部
    支持プレートと、 前記カセットの内側背面の前記基板端部支持プレートと
    同じ高さ位置から前方に向かって所定長さ延出された基
    板中央部支持プレートとからなり、 前記基板端部支持プレート及び前記基板中央部支持プレ
    ートがカセットの上下方向に渡って複数段形成されたこ
    とを特徴とするプラスチック基板収納カセット。
JP3330793U 1993-06-21 1993-06-21 プラスチック基板収納カセット Pending JPH072308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330793U JPH072308U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 プラスチック基板収納カセット

Applications Claiming Priority (1)

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JP3330793U JPH072308U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 プラスチック基板収納カセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072308U true JPH072308U (ja) 1995-01-13

Family

ID=12382906

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3330793U Pending JPH072308U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 プラスチック基板収納カセット

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JP (1) JPH072308U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1135089A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Yodogawa Kasei Kk 基板用カセット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1135089A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Yodogawa Kasei Kk 基板用カセット

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