JPH0723072Y2 - 菱形金網 - Google Patents

菱形金網

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JPH0723072Y2
JPH0723072Y2 JP2156889U JP2156889U JPH0723072Y2 JP H0723072 Y2 JPH0723072 Y2 JP H0723072Y2 JP 2156889 U JP2156889 U JP 2156889U JP 2156889 U JP2156889 U JP 2156889U JP H0723072 Y2 JPH0723072 Y2 JP H0723072Y2
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JP
Japan
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wire
view
terminal
wire mesh
mesh
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JP2156889U
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JPH02114142U (ja
Inventor
勝男 木村
剛芳 新居田
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ネットフェンス等に用いられる菱形金網の改
良に関し、とくに金網の端末構成が外観上において均整
がとれ、金網設置後においてすぐれた美観を保持し得る
と共に、うっかり触れたりしても人体に損傷を与えたり
するおそれのない端末を有する菱形金網に関するもので
ある。
[従来の技術] ネットフェンス等には、一般に菱形金網が多用されてお
り、これを張設するには、第19図に示すように基礎13,1
3上に支柱11,11を立設し、これにワイヤロープや丸鋼あ
るいはフラットバーなどよりなる張設用骨材12,12を張
り渡し、該骨材12に菱形金網10の網目を挿入貫通させて
図のように張設支持するのが通常である。
しかして、上記骨材12が貫通された状態で露出される上
記菱形金網10の端末部分は、従来は第9から13図に示す
ような構成よりなるのがつねであった。
すなわち、第9図は従来例の一を示す正面図であり、第
10図はその縦側面構成図である。
列線1,1を図のように曲折交差編みして菱形網目を形成
し、端末2,2は菱形網目を形成する辺の曲折角度方向P
に伸長突出させた状態で切断される。
第11図は別な従来例を示す正面図であり、第12図はその
縦側面構成図である。上記第9および10図の状態では端
末2,2が余りにも突出状態となるため、端末2,2を水平ナ
ックル加工して図のように端面をやや水平状態に揃える
ようにしたものである。
さらに、第13図は別な従来例を示す正面図であり、第14
図はその縦側面構成図である。この例では、端末2を自
らの列線側に180度折り返し、端末の先端が突き出た状
態となるのを改善した構造となっている。
[考案が解決しようとする課題] 第9および10図に示すような従来構成の端末部分を有す
る金網10を第19図に示すように骨材12に張設した場合に
は、端末2,2の先端が大きく突出露出状態となり、外観
的にも非常に見苦しいものとなる。
のみならず、その端末にうっかり人が触れたりすると、
怪我をしたりするおそれがあり甚だ危険である。
先に説明した第11および12図あるいは第13および14図に
示す端末は、上記のような危険を少しでも低減させかつ
美観を少しでも向上させようという知見に立って提案さ
れたものである。すなわち、第15および16図は、第11お
よび12図の端末構成を有する金網を骨材12に張設させた
状態を示すものであるが、端末2,2の突出し量は少なく
なってはいるものの怪我の危険性についてはほとんど改
善されていない。
また、第17および18図は、第13および14図に示した端末
構成を有する金網を骨材12に張設させた状態を示すもの
であり、上記怪我の危険性は大巾に改善されるものの複
雑な形の端末が見苦しい状態に突き出しており、美観上
からは決して好ましい外観ということはできない。
本考案の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
外観上から見て美しく均整がとれ、しかもこれに触れて
も怪我のおそれがない新規な端末構成を有する菱形金網
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、菱形金網の端末部分において、各列線の端末
を互いに隣接する列線の端末に添わせて平行にかつ当該
隣接端末の伸長突出する方向とは逆方向に折曲げてなる
ものであり、その好ましき構成として折曲げ部の長さが
菱形の交点間長さの1/3以上で5/3以下となるように構成
したものである。
[作用] 本考案に係る構成とすることにより各列線の端末を互い
に隣接する列線に添わせ金網本体側に折り返した状態と
なり、外観の上からすると恰も端部には金網の菱形網目
の最端部のみが現われている形状となる。従って端末の
突出は存在せず、これに骨材を貫通させた状態でも見苦
しく突き出す部分は存在せず、怪我のおそれがない上外
観的に均整がとれた美観を呈し、張設状態においては一
種の高級感を醸し出すことができる。
[実施例] 以下に、本考案について実施例図面を参照し説明する。
第1図は、本考案に係る菱形金網の端末部分の構成を示
す正面図であり、第2図はその縦側面構成図である。
順次菱形に曲折交差編みされてきた列線1,1は、その端
末2,2が図に示すように相隣接する列線に添わせて金網
本体側に折り返すような状態に折曲げられる。このよう
に折曲げてやれば、互いに折曲げられた端末2,2と列線
1,1の端部とにより一つの菱形網目が形成され、それに
より金網の端末部分には最終端の菱形網目が直線状に連
続した状態となり、前述した第9図の従来例のように菱
形網目の辺の角度方向Pに向って突き出す端末は一切存
在しない。
従って、人が触れても端末により怪我をするおそれは解
消される。
さらに、第1および2図に示した本考案に係る金網に骨
材12を貫通させた状態を示している第5および6図によ
って明らかなように、張設された状態において骨材12よ
り外方に見苦しく突き出した部分も全く存在しないか
ら、外観的に非常に均整のとれた状態を示し、看る者に
如何にも安定した美観を与えることができる。
上記のような本考案に係る金網の端末構成のもたらす効
果を十分に発揮させるには、第1図に示す端末2の折曲
げ部の長さl1が余りに短かすぎては好ましくない。図に
示すように、菱形の交点間長さ(1辺の長さ)をl2とし
た場合、l1は少くともl2/3以上となるようにすることが
望ましい。
また、l1については余りに長くとることも製造上あるい
は外観上などからみて好ましくなく、2l2よりは小さく
なるようにし、長くとも5l2/3以下となるようにするの
がよい。
第3図は、上記l1を3l2/3よりは長くしかし上記5l2/3よ
りは短く構成した本考案に係る実施例を示す正面図であ
り、第4図はその縦断面構成図である。このように構成
すれば、端末2が一度菱形の交点で折曲げられることに
なり、金網端部の強度を格段に向上させ得るばかりでな
く、本考案に係る端末部において期待される前述した効
果をより顕著に発揮させることができる。
第5および6図においては上記第1図に示した金網を骨
材12として丸棒を使用して張設した様子を例示したが、
第7および8図に示すように骨材12としてフラットバー
を使用しても本考案に係る金網の有する特色に変るとこ
ろはない。フラットバーの巾を適当なものとし菱形網目
が弾性力で当該フラットバーを把持し得るような巾とす
れば金網の骨材への固定を単純化できるメリットがあ
る。
なお、金網を構成する列線の材質についてはとくに選ぶ
ものではなく、亜鉛めっき鋼線やプラスチック被覆鉄線
などのほかアルミ被覆鋼線のような複合線であっても差
支えはないのである。
また、素線の径、網目の大小などによる製造上の制約を
受けるものでもない。
[考案の効果] 以上の通り、本考案に係る金網によれば、金網より端末
が突出することがなく、すぐれた美観をもって張設で
き、張設端部に触れるようなことがあっても怪我のおそ
れがないなど、環境的美感と安全性を併せ有するもので
あり、人の多く集まる野球場のような競技施設や遊園
地、公園などの公共施設などにおいて高い有用性があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の端末部近傍の正面図、第
2図はその縦側面構成図、第3図は別な実施例の正面
図、第4図はその縦側面構成図、第5図は第1図の実施
例を張設した状態を示す見取図、第6図はその側面図、
第7図は第1図の実施例を別な形状の骨材により張設し
た素子を示す見取図、第8図はその側面図、第9図は従
来例の正面図、第10図はその縦側面構成図、第11図は別
な従来例の正面図、第12図はその縦側面構成図、第13図
はさらに別な従来例の正面図、第14図はその縦側面構成
図、第15図は第11図の従来例の張設状態を示す見取図、
第16図はその側面図、第17図は第13図の従来例の張設状
態を示す見取図、第18図はその側面図、第19図は金網の
張設状況を示す説明図である。 1:列線、2:端末、10:金網、12:骨材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】列線を曲折交差させて菱形状に編み込んで
    なる金網において、該金網の各列線の端末を互いに隣接
    する列線の端末に添わせて平行にかつ当該隣接端末の伸
    長突出する方向とは逆方向に折曲げてなる菱形金網。
  2. 【請求項2】折曲げ部の長さが菱形の交点間長さの1/3
    以上で5/3以下となるようにしてなる請求項1記載の菱
    形金網。
JP2156889U 1989-02-27 1989-02-27 菱形金網 Expired - Lifetime JPH0723072Y2 (ja)

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JP2156889U JPH0723072Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 菱形金網

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JP2156889U JPH0723072Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 菱形金網

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Publication Number Publication Date
JPH02114142U JPH02114142U (ja) 1990-09-12
JPH0723072Y2 true JPH0723072Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=31238923

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JP2156889U Expired - Lifetime JPH0723072Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 菱形金網

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JP5661288B2 (ja) * 2010-01-08 2015-01-28 海保金網株式会社 金網用部品およびそれを用いた金網、フェンス
JP6247606B2 (ja) * 2014-07-11 2017-12-13 Jfe建材フェンス株式会社 菱形金網用端部構造
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