JP7471245B2 - 装飾体及びメッシュフェンス - Google Patents

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Description

本発明は、文字や数字をかたどった装飾体と、その装飾体を備えるメッシュフェンスに関する。
公園等の敷地の境界にはメッシュフェンスがよく用いられているが、そうしたメッシュフェンスに意匠性やサイン機能を持たせたいという要望があった。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、メッシュフェンス等に意匠性やサイン機能を持たせることのできる装飾体と、メッシュフェンスの提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による装飾体は、それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることでAからZまでのアルファベットを構成自在であることを特徴とする。
(イ)直線パーツは、アルファベットの直線部に用いられる。
(ロ)C型パーツは、アルファベットの円弧部に用いられる。
(ハ)半円型パーツは、アルファベットの閉じた円弧部及びアルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
(ニ)U型パーツは、アルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
請求項2記載の発明による装飾体は、それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることでaからzまでのアルファベットを構成自在であることを特徴とする。
(イ)直線パーツは、アルファベットの直線部に用いられる。
(ロ)C型パーツは、アルファベットの円弧部に用いられる。
(ハ)半円型パーツは、アルファベットの閉じた円弧部及びアルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
(ニ)U型パーツは、アルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
請求項3記載の発明による装飾体は、それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることで0から9までの数字を構成自在であることを特徴とする。
(イ)直線パーツは、数字の直線部に用いられる。
(ロ)C型パーツは、数字の円弧部に用いられる。
(ハ)半円型パーツは、数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用いられる。
(ニ)U型パーツは、数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用いられる。
請求項4記載の発明によるメッシュフェンスは、請求項1~3の何れかに記載の装飾体を見付面に取付けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ、C型パーツ、半円型パーツ及びU型パーツ)を組み合わせることでAからZまでのアルファベットを構成し、その文字をメッシュフェンス等に取付けることで、メッシュフェンス等に意匠性やサイン機能を持たせることができる。
請求項2記載の発明によれば、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ、C型パーツ、半円型パーツ及びU型パーツ)を組み合わせることでaからzまでのアルファベットを構成し、その文字をメッシュフェンス等に取付けることで、メッシュフェンス等に意匠性やサイン機能を持たせることができる。
請求項3記載の発明によれば、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ、C型パーツ、半円型パーツ及びU型パーツ)を組み合わせることで0から9までの数字を構成し、その文字をメッシュフェンス等に取付けることで、メッシュフェンス等に意匠性やサイン機能を持たせることができる。
請求項4記載の発明によるメッシュフェンスは、請求項1~3の何れかに記載の装飾体を見付面に取付けたことで、意匠性やサイン機能を持たせることができる。
本発明の装飾体をメッシュフェンスに取付けた例を示す正面図である。 アルファベットの大文字をかたどった装飾体用のパーツの例を示す正面図である。 アルファベットの大文字(A~H)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの大文字(I~Q)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの大文字(R~Z)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの小文字及び数字をかたどった装飾体用のパーツの例を示す正面図である。 アルファベットの小文字(a~f)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの小文字(g~l)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの小文字(m~r)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの小文字(s~x)の構成例を示す正面図である。 アルファベットの小文字(y~z)の構成例を示す正面図である。 数字の構成例を示す正面図である。 装飾体同士を連結する連結材と、装飾体をメッシュフェンスに取付けるための取付材を分解した状態で示す斜視図である。 装飾体を連結材と取付材を介してメッシュフェンスに取付けた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の装飾体9a,9b,9cの使用状態の一例であって、公園等の境界に設置されるメッシュフェンス10に装飾体9a,9b,9cを取付けた例を示している。メッシュフェンス10は、地面に間隔をおいて立設した支柱14と、支柱14に支持したメッシュパネル13とを備える。メッシュパネル13は、金属の線材を縦横の格子状に配置して成るものである。
装飾体9a,9b,9cは、メッシュパネル10の見付面に並べて取付けられており、アルファベットの大文字をかたどった装飾体9aと、アルファベットの小文字をかたどった装飾体9bと、数字をかたどった装飾体9cとが混在している。
本メッシュフェンス10は、このように見付面に装飾体9a,9b,9cを取付けることで、意匠性やサイン機能を持たせてある。なお本実施形態では、メッシュフェンス10が設置された施設の名称が「Comorebi Terrace86」であるため、その名称を装飾体9a,9b,9cで表している。
図2は、アルファベットの大文字をかたどった装飾体9aの構成要素であるパーツを示している。各パーツは、金属の線材で形成したものであり、4種類の長さの直線パーツ1~4と、C型に曲げたC型パーツ5と、半円型に曲げた半円型パーツ6と、U型に曲げたU型パーツ7と、U型パーツ7の片方の直線部を無くした変形U型パーツ(U型パーツ)8とがある。4種類の直線パーツ1~4の長さは、それぞれ152mm、135mm、90mm、65mmである。C型パーツ5と半円型パーツ6は、円弧部の曲率半径が同じになっている(約R60)。U型パーツ7と変形U型パーツ8は、円弧部の曲率半径が同じになっており(約R30)、その曲率半径はC型パーツ5及び半円型パーツ6の円弧部の曲率半径の約半分になっている。
図3-1,3-2,3-3は、上述した直線パーツ1~4、C型パーツ5、半円型パーツ6、U型パーツ7及び変形U型パーツ8を使用したアルファベットの大文字A~Zの構成例を示している。各文字において、パーツ同士は溶接により接合され、その後、塗装が施されて任意の色に着色される。以下、各文字における各パーツの使用状態について説明する。
文字「A」は、Aの両側の斜めに傾斜した直線部に一番長い直線パーツ1を使用して構成することができる(1)。また、Aの両側の斜めに傾斜した直線部に一番長い直線パーツ1を使用するとともに、Aの水平な直線部に一番短い直線パーツ4を使用して構成することもできる(2)。また、Aの両側の斜めに傾斜した直線部に二番目に長い直線パーツ2を使用するとともに、Aの水平な直線部に一番短い直線パーツ4を使用して構成することもできる(3)。
文字「B」は、Bの垂直な直線部に二番目に長い直線パーツ2を使用し、二つの変形U型パーツ8を横向きにして相互に連結し、直線パーツ2の上下端に接するように繋げて構成することができる(1)。また、Bの垂直な直線部に二番目に長い直線パーツ2を使用し、U型パーツ7と変形U型パーツ8を横向きにして相互に連結し、直線パーツ2の上下端に接するように繋げて構成することもできる(2)。また、Bの垂直な直線部に二番目に長い直線パーツ2を使用し、二つのU型パーツ7を横向きにして相互に連結し、直線パーツ2の上下端に接するように繋げて構成することもできる(3)。
文字「C」は、Cの円弧部にC型パーツ5を使用して構成することができる(1)。
文字「D」は、Dの垂直な直線部に三番目に長い直線パーツ3を使用し、その上下端と接するようにC型パーツ5を使用して構成することができる(1)。また、Dの垂直な直線部に二番目に長い直線パーツ2を使用し、その上下端と接するように半円型パーツ6を使用して構成することもできる(2)。
文字「E」は、Eの上下の水平な直線部と垂直な直線部をC型パーツ5で表現し、中央の水平な直線部に三番目に長い直線パーツ3を使用して構成することができる(1)。また、Eの上下の水平な直線部と垂直な直線部を半円型パーツ6で表現し、中央の水平な直線部に一番短い直線パーツ4を使用して構成することもできる(2)。また、Eの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Eの水平な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することもできる(3)~(18)。
文字「F」は、Fの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Fの水平な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(16)。
文字「G」は、Gの円弧部にC型パーツ5を使用し、Gの垂直な直線部と水平な直線部に一番短い直線パーツ4を使用して構成することができる(1)。
文字「H」は、Hの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Hの水平な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(10)。
文字「I」は、Iの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「J」は、Jの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Jの直線部と連続する円弧部に半円型パーツ6を使用して構成することができる(1)~(4)。また、Jの垂直な直線部に直線パーツ3,4の何れかを使用し、Jの直線部と連続する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することができる(5)~(6)。また、変形U型パーツ8のみで構成することもできる(7)。
文字「K」は、Kの垂直な直線部に直線パーツ2を使用し、Kの斜めの直線部に半円形パーツ6を使用し、これを直線パーツ2に接するように連結して構成することができる(1)。また、Kの垂直な直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用し、Kの斜めの直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用して構成することもできる(2)~(4)。
文字「L」は、Lの垂直な直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用し、Lの水平な直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(6)。
文字「M」は、Mの垂直な直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用し、Mの連続した斜めの直線部に半円型パーツ6を使用して構成することができる(1)~(3)。また、Mの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Mの斜めの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することもできる(4)~(14)。
文字「N」は、Nの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Nの斜めの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(9)。
文字「O」は、Oの閉じた円弧部に半円型パーツ6を二つ使用して構成することができる(1)。
文字「P」は、Pの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、Pの直線部と接する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することができる(1)~(2)。
文字「Q」は、Qの閉じた円弧部に半円型パーツ6を二つ使用し、円弧部の右斜め下の位置に直線パーツ4を斜めに交差して配置して構成することができる(1)。
文字「R」は、Rの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、Rの垂直な直線部と接する円弧部にU型パーツ7を使用し、Rの斜めの直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「S」は、二つの変形U型パーツ8を上下・左右逆向きに配置して繋げることで構成することができる(1)。また、二つの半円型パーツ6を直線パーツ4を介して繋げて構成することもできる(2)。
文字「T」は、Tの垂直な直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用し、Tの水平な直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(3)。
文字「U」は、Uの垂直な直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用し、Uの直線部と連続する円弧部に半円型パーツ6を使用して構成することができる(1)~(4)。また、Uの垂直な直線部に一番短い直線パーツ4を使用し、Uの直線部と連続する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することもできる(5)。
文字「V」は、Vの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「W」は、Wの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(3)。
文字「X」は、Xの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「Y」は、Yの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(16)。
文字「Z」は、Zの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(9)。
以上に述べたように、直線パーツ1~4をアルファベット大文字の直線部に用い、C型パーツ5をアルファベット大文字の円弧部に用い、半円型パーツ6をアルファベット大文字の閉じた円弧部及びアルファベット大文字の直線部と連続する円弧部及びアルファベット大文字の直線部と接する円弧部に用い、U型パーツ(変形U型パーツを含む)7,8をアルファベット大文字の直線部と連続する円弧部及びアルファベット大文字の直線部と接する円弧部に用いて組み合わせることで、A~Zまでのアルファベット大文字を構成することができる。直線パーツ1~4は、少なくとも2種類の長さのもの(例えば、2番目に長い直線パーツ2と一番短い直線パーツ4)があれば、全てのアルファベット大文字を構成できる。
図4は、アルファベットの小文字及び数字をかたどった装飾体の構成要素であるパーツを示している。図2に示すアルファベット大文字用のものとは、C型パーツ9及び半円型パーツ10の形状が異なる。他のパーツ(直線パーツ1~4、U型パーツ7、変形U型パーツ8)は、図2のものと同一である。C型パーツ9及び半円型パーツ10は、円弧部の曲率半径がU型パーツ7及び変形U型パーツ8の円弧部の曲率半径と同じになっている(約R30)。
図5-1,5-2,5-3,5-4,5-5は、上述した直線パーツ1~4、C型パーツ9、半円型パーツ10、U型パーツ7及び変形U型パーツ8を使用したアルファベットの小文字a~zの構成例を示している。各文字において、パーツ同士は溶接により接合され、その後、塗装が施されて任意の色に着色される。以下、各文字における各パーツの使用状態について説明する。
文字「a」は、aの円弧部にC型パーツ9を使用し、その上下端に接するように直線パーツ4を配置して構成することができる(1)。また、2つの半円型パーツ10で閉じた円弧部を構成し、その横に接するように直線パーツ4を配置して構成することもできる(2)。
文字「b」は、bの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部に接する円弧部にC型パーツ9を使用して構成することができる(1),(4)。また、bの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、2つの半円型パーツ10で構成した閉じた円弧部を直線部に接するように配置して構成することもできる(2),(3)。
文字「c」は、cの円弧部にC型パーツ9を使用して構成することができる(1)。
文字「d」は、dの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部にC型パーツ9を使用して構成することができる(1),(4)。また、dの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、2つの半円型パーツ10で構成した閉じた円弧部を直線部に接するように配置して構成することもできる(2),(3)。
文字「e」は、eの円弧部にC型パーツ9を使用し、eの水平な直線部に直線パーツ4を使用して構成することができる(1)。また、eの円弧部に二つの半円型パーツ10を逆向きに使用し、eの水平な直線部に直線パーツ4を使用して構成することもできる(2)。
文字「f」は、fの垂直な直線部に直線パーツ4を、水平な直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、fの垂直な直線部と連続する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1),(2)。また、fの垂直な直線部及び水平な直線部に直線パーツ3を使用し、fの垂直な直線部と連続する円弧部に半円型パーツ10を使用して構成することもできる(3)。
文字「g」は、二つの半円型パーツ10で閉じた円弧部を形成し、その横に接するように直線パーツ3~4の何れかを配置し、その直線部に連続する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1),(3)。また、2つの半円形パーツ10の代わりにC型パーツ9を使用して構成することもできる(2),(4)。
文字「h」は、hの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部に接する円弧部に変形U型パーツ8又はU型パーツ7の何れかを使用して構成することができる(1),(2),(4),(5)。また、hの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部に接する円弧部に半円型パーツ10を使用し、その先に直線パーツ4を接続して構成することもできる(3),(6)。
文字「i」は、直線パーツ3~4の何れかを使用して構成することができる(1),(2)。
文字「j」は、jの垂直な直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、その直線部に連続する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1),(5)。また、jの垂直な直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、その直線部に連続する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することもできる(2),(6)。また、jの垂直な直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、その直線部に連続する円弧部に半円型パーツ10を使用して構成することもできる(3),(7)。また、変形U型パーツを単独で使用して構成することもできる(4)。
文字「k」は、kの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、斜めの直線部に半円型パーツ10を使用して構成することができる(1),(7)。また、kの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、斜めの直線部にC型パーツ9を使用して構成することもできる(2),(8)。また、kの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、斜めの直線部にU型パーツ7を使用して構成することもできる(3),(9)。また、kの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、斜めの直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用して構成することもできる(4),(5),(6),(10),(11),(12)。
文字「l」は、直線パーツ1~2の何れかを使用して構成することができる(1),(2)。
文字「m」は、mの左端の直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部に接する円弧部に変形U型パーツ8を二つ並べて配置して構成することができる(1)。また、mの左端の直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部に接する円弧部にU型パーツ7を二つ並べて配置して構成することもできる(2)。また、mの左端の直線部に直線パーツ3を使用し、該直線部に接する円弧部に半円型パーツ10を二つ並べて配置し、その先に直線パーツ4を繋げて構成することもできる(3)。
文字「n」は、nの左端の直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部に接する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1)。また、nの左端の直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部に接する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することもできる(2)。また、nの左端の直線部に直線パーツ3を使用し、該直線部に接する円弧部に半円型パーツ10を配置し、その先に直線パーツ4を繋げて構成することもできる(3)。
文字「o」は、oの閉じた円弧部に二つの半円型パーツ10を使用して構成することができる(1)
文字「p」は、pの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部にC型パーツ9を使用して構成することができる(1),(4)。また、pの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部に半円型パーツ10を二つ使用して構成することもできる(2),(3)。
文字「q」は、qの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部にC型パーツ9を使用して構成することができる(1),(4)。また、qの垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部に半円型パーツ10を二つ使用して構成することもできる(2),(3)。
文字「r」は、rの垂直な直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部と接する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1)。
文字「s」は、二つの半円型パーツ10を直線パーツ4を介して繋げて構成することができる(1)。また、二つの変形U型パーツ8を上下・左右逆向きに配置して繋げることで構成することもできる(2)。
文字「t」は、tの垂直な直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用し、tの水平な直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「u」は、uの右端の直線部に直線パーツ4を使用し、該直線部に接する円弧部に変形U型パーツ8又はU型パーツ7を使用して構成することができる(1),(2)。また、左端の直線部に直線パーツ4を、右端の直線部に直線パーツ3をそれぞれ使用し、その間に半円型パーツ10を配置して構成することもできる(3)。
文字「v」は、vの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「w」は、wの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「x」は、xの直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
文字「y」は、yの直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部及び該直線部と連続する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1),(2)。また、yの直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、該直線部と接する円弧部にU型パーツ7を使用し、該直線部と連続する円弧部に変形U型パーツ8を使用して構成することもできる(3),(4)。
文字「z」は、zの水平な直線部に直線パーツ2~4の何れかを使用し、zの斜めの直線部に直線パーツ1~3の何れかを使用して構成することができる(1)~(3)。
以上に述べたように、直線パーツ1~4をアルファベット小文字の直線部に用い、C型パーツ9をアルファベット小文字の円弧部に用い、半円型パーツ10をアルファベット小文字の閉じた円弧部及びアルファベット小文字の直線部と連続する円弧部及びアルファベット小文字の直線部と接する円弧部に用い、U型パーツ(変形U型パーツを含む)7,8をアルファベット小文字の直線部と連続する円弧部及びアルファベット小文字の直線部と接する円弧部に用いて組み合わせることで、a~zまでのアルファベット小文字を構成することができる。直線パーツ1~4は、少なくとも2種類の長さのもの(例えば、2番目に長い直線パーツ2と一番短い直線パーツ4)があれば、全てのアルファベット小文字を構成できる。
図6は、図4に示した直線パーツ1~4、C型パーツ9、半円型パーツ10、U型パーツ7及び変形U型パーツ8を使用した数字0~9の構成例を示している。各数字においてパーツ同士は溶接により接合され、その後、塗装が施されて任意の色に着色される。以下、各数字における各パーツの使用状態について説明する。
数字「0」は、0の閉じた円弧部にU型パーツ7又は変形U型パーツ8を二つ使用して構成することができる(1),(2)。また、上下逆に配置した二つの半円型パーツ10を、直線パーツ3~4の何れかで繋いで構成することもできる(3),(4)。
数字「1」は、直線パーツ1~4を単独で使用して構成することができる(1)~(4)。また、1の垂直な直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用し、1の上端の斜めの直線部及び1の下端の水平な直線部に直線パーツ4を使用して構成することもできる(5),(6)。
数字「2」は、2の円弧部に変形U型パーツ8を使用し、2の斜めの直線部及び水平な直線部に直線パーツ4を使用して構成することができる(1)。また、直線パーツ1~4の何れかを使用してデジタル数字状に構成することもできる(2)。また、2の円弧部に半円型パーツ10を使用し、2の斜めの直線部に直線パーツ3を使用し、2の水平な直線部に直線パーツ4を使用して構成することもできる(4)。
数字「3」は、3の円弧部にU型パーツ7又は変形U型パーツ8を使用して構成することができる(1),(2)。また、直線パーツ1~4のみを使用してデジタル数字状に構成することもできる(3)~(6)。また、3の円弧部に半円形パーツ10を使用して構成することもできる(7)。
数字「4」は、4の直線部に直線パーツ1~4の何れかを使用して構成することができる(1)~(5)。
数字「5」は、5の直線部に直線パーツ4を使用し、5の直線部と接する円弧部にU型パーツ7を使用して構成することができる(1)。また、直線パーツ1~4のみを使用してデジタル数字状に構成することもできる(2)。また、5の直線部に直線パーツ4を使用し、5の直線部と連続する円弧部にC型パーツ9を使用して構成することもできる(3)。また、5の直線部に直線パーツ4を使用し、5の直線部と接する円弧部に半円型パーツ10を使用して構成することもできる(4)。
数字「6」は、二つの半円型パーツ10で6の閉じた円弧部を形成し、その上に直線パーツ3~4の何れかを繋げて構成することができる(1),(2)。また、二つの半円型パーツ10で6の閉じた円弧部を形成し、その上に変形U型パーツ8を繋げて構成することもできる(3)。また、直線パーツ1~4のみでデジタル数字状に構成することもできる(4)~(6)。また、二つの半円型パーツ10で6の閉じた円弧部を形成し、その上に半円型パーツ10を繋げて構成することもできる(7)
数字「7」は、7の水平な直線部に直線パーツ3~4の何れかを使用し、7の斜めの直線部に直線パーツ1~2の何れかを使用して構成することができる(1)~(4)。
数字「8」は、二つのC型パーツ9を上下逆に繋げて構成することができる(1)。また、2つの半円型パーツ10で閉じた円弧部を形成し、その上にC型パーツ9を繋げて構成することもできる(2)。また、2つの半円型パーツ10で形成した閉じた円弧部を上下に二つ繋げて構成することもできる(3)。また、直線パーツ1~4のみを使用してデジタル数字状に構成することもできる(4)~(6)。
数字「9」は、9の閉じた円弧部に半円型パーツ10を使用し、その下に直線パーツ3~4の何れかを繋げて構成することができる(1),(2)。また、9の閉じた円弧部に半円型パーツ10を使用し、その下に変形U型パーツ8を繋げて構成することもできる(3)。また、直線パーツ1~4のみを使用してデジタル数字状に構成することもできる(4)~(6)。
以上に述べたように、直線パーツ1~4を数字の直線部に用い、C型パーツ9を数字の円弧部に用い、半円型パーツ10を数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用い、U型パーツ(変形U型パーツを含む)7,8を数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用いて組み合わせることで、0~9までの数字を構成することができる。直線パーツは、少なくとも2種類の長さのもの(例えば、2番目に長い直線パーツ2と一番短い直線パーツ4)があれば、全ての数字を構成できる。
装飾体9a,9b,9cは、一つずつ溶接などでメッシュパネル13の見付面に取付けてもよいが、図7,8に示すように、複数の装飾体9a,9b,9cを連結材11で連結し、連結材11を取付材12を用いてメッシュパネル13に取付けることもできる。
連結材11は、金属の丸棒で形成した横バー15と、横バー15の両端部に後方に向けて突出して設けたねじ軸16を有し、ねじ軸16には先端部に雄ネジ16aが形成してある。複数の装飾体9a,9b,9cは、横バー15上に載せて溶接等により取付けられる。
取付材12は、表側部品12aと裏側部品12bとからなる。表側部品12には、連結材11のねじ軸16が螺入するスリーブ17が突設してある。裏側部品12bには、メッシュパネル13の縦横の線材18a,18bが挿入される溝19が形成してある。
装飾体9a,9b,9cを取付けた連結材11をメッシュパネル13に取付ける際には、連結材11のねじ軸16に取付材12の表側部品12aを回転させながらスリーブ17に螺入して取付ける。その後、裏側部品12bの溝19にメッシュパネル13の縦横の線材18a,18bを挿入した状態で、メッシュパネル13を取付材12の表側部品12aと裏側部品12bで前後から挟み、表側部品12aと裏側部品12bをネジ20で締結してメッシュパネル13に固定する。
このように複数の装飾体9a,9b,9cを連結材11で連結することで、装飾体9a,9b,9cを一つずつメッシュパネル13に取付ける手間を省くことができ、装飾体9a,9b,9cの取付けが簡単に行える。また、連結材11をメッシュパネル13に取付ける取付材12を備えていることで、装飾体9a,9b,9cを複数取付けた連結材11をメッシュパネル13に誰にでも簡単に取付けできる。また、このような連結材11と取付材12を用いることで、複数の装飾体9a,9b,9cを下端で揃えてまっすぐに配列でき、しかも装飾体9a,9b,9cはメッシュパネル13の見付面から浮かせて取付けられるため、意匠性やサイン機能を高めることができる。
以上に述べたように本装飾体9aは、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ1~4、C型パーツ5、半円型パーツ6及びU型パーツ7,8)を組み合わせることでAからZまでのアルファベットを構成し、その文字をメッシュフェンス10等に取付けることで、メッシュフェンス10等に意匠性やサイン機能を持たせることができる(請求項1に係る発明)。
また本装飾体9bは、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ1~4、C型パーツ9、半円型パーツ10及びU型パーツ7,8)を組み合わせることでaからzまでのアルファベットを構成し、その文字をメッシュフェンス10等に取付けることで、メッシュフェンス10等に意匠性やサイン機能を持たせることができる(請求項2に係る発明)。
また本装飾体9cは、線材で形成された限られた種類のパーツ(長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツ1~4、C型パーツ9、半円型パーツ10及びU型パーツ7,8)を組み合わせることで0から9までの数字を構成し、その数字をメッシュフェンス10等に取付けることで、メッシュフェンス10等に意匠性やサイン機能を持たせることができる(請求項3に係る発明)。
図7,8に記載の実施形態は、装飾体9a,9b,9c同士を連結する連結材11を有することで、装飾体9a,9b,9cを一つずつメッシュフェンス10等の被取付材に取付ける手間を省くことができ、装飾体9a,9b,9cの取付けが簡単に行える。
さらに図7,8に記載の実施形態は、連結材11により連結された装飾体9a,9b,9cを被取付材10に取付ける取付材12を有するので、装飾体9a,9b,9cの取付けが誰にでも簡単に行える。
本メッシュフェンス10は、上記の装飾体9a,9b,9cを見付面に取付けてあることで、意匠性やサイン機能を持たせることができ、シンプルなメッシュフェンス10の魅力を高めることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。直線パーツ、C型パーツ、半円型パーツ及びU型パーツの形状、材質は、適宜変更することができる。各パーツによるアルファベットの大文字・小文字、数字の構成の仕方は、図示した以外の形で構成してもよい。本発明による装飾体は、メッシュフェンスに限らず、例えば門柱、塀、カーポート、家の外壁などに取付けることができる。
1,2,3,4 直線パーツ
5,9 C型パーツ
6,10 半円型パーツ
7 U型パーツ
8 変形U型パーツ(U型パーツ)
9a,9b,9c 装飾体
10 メッシュフェンス(被取付材)

Claims (4)

  1. それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることでAからZまでのアルファベットを構成自在であることを特徴とする装飾体。
    (イ)直線パーツは、アルファベットの直線部に用いられる。
    (ロ)C型パーツは、アルファベットの円弧部に用いられる。
    (ハ)半円型パーツは、アルファベットの閉じた円弧部及びアルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
    (ニ)U型パーツは、アルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
  2. それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることでaからzまでのアルファベットを構成自在であることを特徴とする装飾体。
    (イ)直線パーツは、アルファベットの直線部に用いられる。
    (ロ)C型パーツは、アルファベットの円弧部に用いられる。
    (ハ)半円型パーツは、アルファベットの閉じた円弧部及びアルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
    (ニ)U型パーツは、アルファベットの直線部と連続する円弧部及びアルファベットの直線部と接する円弧部に用いられる。
  3. それぞれ線材で形成した長さの異なる少なくとも二種類の直線パーツと、C型パーツと、半円型パーツと、U型パーツとを備え、これらのパーツを下記のように用いて組み合わせることで0から9までの数字を構成自在であることを特徴とする装飾体。
    (イ)直線パーツは、数字の直線部に用いられる。
    (ロ)C型パーツは、数字の円弧部に用いられる。
    (ハ)半円型パーツは、数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用いられる。
    (ニ)U型パーツは、数字の閉じた円弧部及び数字の直線部と連続する円弧部及び数字の直線部と接する円弧部に用いられる。
  4. 請求項1~3の何れかに記載の装飾体を見付面に取付けたことを特徴とするメッシュフェンス。
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