JP3095141U - 落石防止柵 - Google Patents

落石防止柵

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JP3095141U
JP3095141U JP2003000058U JP2003000058U JP3095141U JP 3095141 U JP3095141 U JP 3095141U JP 2003000058 U JP2003000058 U JP 2003000058U JP 2003000058 U JP2003000058 U JP 2003000058U JP 3095141 U JP3095141 U JP 3095141U
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JP
Japan
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wire ropes
wire
fence
prevention fence
rockfall
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JP2003000058U
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Inventor
隆一 圓
直行 陰山
Original Assignee
大阪製鐵株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 少ない段数のワイヤロープで大きな落石エネ
ルギーを受けることができ、取付容易であり、しかも美
観性にすぐれた落石防止柵を提供する。 【解決手段】 斜面を転がり落ちる落石を受け止めるた
めの落石防止柵10であって、斜面の下端付近に立設さ
れた複数本の支柱1と、該複数本の支柱間において、少
なくとも2ヵ所の異なる高さの位置に張設された複数本
のワイヤロープ2と、前記複数本の支柱および複数本の
ワイヤロープからなる柵の長手方向に沿って立設された
金網3とからなり、前記異なる高さの位置のそれぞれに
おいて、ほぼ同一平面内に2本のワイヤロープ2が張設
されており、前記2本のワイヤロープが各支柱の部分で
はその支柱の前後に位置し、隣接する支柱の中央では互
いに交差するように張設された落石防止柵。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は落石防止柵に関する。さらに詳しくは、少ない段数のワイヤーロープ で大きな落石エネルギーを受けることができ、取付容易であり、しかも美観性に すぐれた落石防止柵に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来より、山や渓谷などの斜面を有する地域では、斜面のふもとにある道路や 民家へ斜面からの落石が行かないように、柵やネットなどを用いた落石対策がな されている。
【0003】 たとえば、従来の落石防止柵30は、図4〜5に示されるように、ワイヤーロ ープ32をすべて斜面S側に張る、いわゆる片面張りの柵であり、斜面の下端付 近に立設された複数本の支柱31と、複数本の支柱31間において、異なる高さ の位置に平行に張設された複数本のワイヤロープ32と、複数本の支柱31から なる柵の長手方向に沿って立設された金網33とから構成されている。なお、図 5および後述する図6〜7において、図の上が斜面側である。ワイヤロープ32 と金網33とのあいだは複数箇所の結束線(図示せず)によって連結されている 。また、互いに隣り合う支柱31のほぼ中間位置には、複数本のワイヤロープ3 2の間隔を保持するための間隔保持部材34が設けられている。落石防止柵30 は、斜面Sから転がり落ちる落石を金網33と複数本のワイヤロープ32と支柱 31によって受け止めることができる。
【0004】 しかし、落石径が大きくなり、またその落下高も高くなって落石の運動エネル ギー(いわゆる落石エネルギー)が大きくなると、少ない本数のワイヤロープ3 2では、落石を止めることができなくなる。そのため、ワイヤロープ32の本数 を増やして張設ピッチを小さくする必要があるが、図4〜5に示されるワイヤロ ープの片面張りの柵では上下に隣接する2本のワイヤロープ32の間隔が小さく なり、その結果、ワイヤロープ32と金網33との結束線(図示せず)の取付箇 所が多くなってその取付作業が煩雑になる。
【0005】 また、従来の他の落石防止柵の例として、図6に示されるワイヤロープの両面 張りの落石防止柵40は、支柱41の斜面側とその反対側にワイヤロープ42a 、42bがそれぞれ異なる高さで複数本並行に張設され、さらに斜面側には金網 43が配設されたものである。しかし、このようにワイヤロープを両面並行張り した落石防止柵40では、図7に示されるように、落石Rを直接受けるのは斜面 側のワイヤロープ42aのみであり、反対側のワイヤロープ42bは落石を受け 止める機能を果たしていないという問題がある。
【0006】 さらに、図4に示される片面張りおよび図6に示される両面並行張りの落石防 止柵のいずれも、デザイン上あまりすぐれたものといえなかった。
【0007】 本考案はかかる問題を解消するためになされたものであり、少ない段数のワイ ヤロープで大きな落石エネルギーを受けることができ、取付容易であり、しかも 美観性にすぐれた落石防止柵を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の落石防止柵は、斜面を転がり落ちる落石を受け止めるための落石防止 柵であって、 斜面の下端付近に立設された複数本の支柱と、 該複数本の支柱間において、少なくとも2ヵ所の異なる高さの位置に張設された 複数本のワイヤロープと、 前記複数本の支柱および複数本のワイヤロープからなる柵の長手方向に沿って立 設された金網とからなり、 前記異なる高さの位置のそれぞれにおいて、ほぼ同一平面内に2本のワイヤロー プが張設されており、前記2本のワイヤロープが各支柱の部分ではその支柱の前 後に位置し、隣接する支柱の中央では互いに交差するように張設されたことを特 徴としている。
【0009】 前記複数本のワイヤロープの間隔を保持するための間隔保持部材が、異なる高 さの位置の前記ワイヤロープの交差部分において、それぞれ当該ワイヤロープと 緊結されてなる。
【0010】
【考案の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本考案の落石防止柵をさらに詳細に説明する。図1 は本考案の落石防止柵の一実施の形態を示す斜視説明図、図2は図1の落石防止 柵の平面説明図、および図3は図2の落石防止柵が落石を受けた状態を示す平面 説明図である。
【0011】 本実施の形態の落石防止柵10は、図1〜3に示されるように、斜面Sの下端 付近に立設された複数本の支柱1と、複数本の支柱1間において、異なる高さの 位置に張設された複数本のワイヤロープ2と、複数本の支柱1および複数本のワ イヤロープ2からなる柵の長手方向に沿って立設された金網3とからなり、異な る高さの位置でそれぞれ対になったワイヤロープ2が、支柱1の長手方向に垂直 な面の面内方向において、互いに交差するように張設されたものであり、いわゆ る交差張りの柵である。一対のワイヤロープ2は各支柱1の部分では、その支柱 1の前後、すなわち斜面側と谷側に位置し、隣接する支柱1の中央では互いに交 差するように張設されている。また、ワイヤロープ2と金網3とのあいだは複数 箇所の結束線(図示せず)によって連結されている。なお、図2〜3において、 図の上が斜面側である。
【0012】 前記支柱1は、本考案においてとくに限定されるものではなく、通常用いられ ているH形鋼や鋼管などを採用することができる。また、ワイヤロープ2や金網 3も、通常用いられているサイズおよび材質を採用することができる。
【0013】 本考案の特徴は、ワイヤロープを交差するように張設したことであり、かかる 構成により、前記落石防止柵10は、図3に示されるように、斜面Sから転がり 落ちる落石Rを、少なくとも一対の交差したワイヤロープ2によって共働して受 けることができるため、実質的に大きな落石エネルギーにも対応できる。
【0014】 しかも、対になったワイヤロープ2で落石を止めることができるため、ワイヤ ロープ2の段数を減らすことができ、従来の片面張りの柵と比較してワイヤロー プのピッチを大きくすることができる。したがって、ワイヤロープ2と金網3と の結束線(図示せず)の取付箇所も少なくてすむので防止柵の取付作業を容易か つ確実に行なうことができる。
【0015】 さらに、図1〜2に示される本実施の形態の落石防止柵10は、ワイヤロープ 2が交差して美しい模様を描くため、デザイン上すぐれている。
【0016】 また、複数本のワイヤロープ2の間隔を保持するための間隔保持部材4が、異 なる高さの位置のワイヤロープ2の交差部分5において、それぞれワイヤロープ 2と緊結されているため、上下に隣接するそれぞれ対となったワイヤロープ2の 間隔を保持するだけでなく、交差部分5のズレを解消することができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の落石防止柵は、少ない段数のワイヤロープで大きな落石エネルギーを 受けることができ、しかもワイヤロープと金網との結束箇所も少なくなるので取 付作業も容易である。
【0018】 しかも、本考案の落石防止柵は、対になったワイヤロープが交差した交差張り であるため、美観性にすぐれている。したがって、見る者の目を和ませ、山間部 のドライブが楽しくなるとともに地域の景観もよくなるなどの視覚的効果も奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の落石防止柵の一実施の形態を示す斜視
説明図である。
【図2】図1の落石防止柵の平面説明図である。
【図3】図2の落石防止柵が落石を受けた状態を示す平
面説明図である。
【図4】従来の片面張りの落石防止柵を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の落石防止柵の平面図である。
【図6】従来の両面平行張りの落石防止柵を示す平面図
である。
【図7】図6の落石防止柵が落石を受けた状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ワイヤロープ 3 金網 10 落石防止柵

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面を転がり落ちる落石を受け止めるた
    めの落石防止柵であって、斜面の下端付近に立設された
    複数本の支柱と、該複数本の支柱間において、少なくと
    も2ヵ所の異なる高さの位置に張設された複数本のワイ
    ヤロープと、前記複数本の支柱および複数本のワイヤロ
    ープからなる柵の長手方向に沿って立設された金網とか
    らなり、前記異なる高さの位置のそれぞれにおいて、ほ
    ぼ同一平面内に2本のワイヤロープが張設されており、
    前記2本のワイヤロープが各支柱の部分ではその支柱の
    前後に位置し、隣接する支柱の中央では互いに交差する
    ように張設された落石防止柵。
  2. 【請求項2】 前記複数本のワイヤロープの間隔を保持
    するための間隔保持部材が、異なる高さの位置の前記ワ
    イヤロープの交差部分において、それぞれ当該ワイヤロ
    ープと緊結されてなる請求項1記載の落石防止柵。
JP2003000058U 2003-01-08 2003-01-08 落石防止柵 Expired - Lifetime JP3095141U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229629A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Nihon Samicon Co Ltd 防護柵
JP2010261278A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Nihon Samicon Co Ltd 防護柵

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JP2010229629A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Nihon Samicon Co Ltd 防護柵
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