JPH07230271A - グランドピアノ - Google Patents

グランドピアノ

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JPH07230271A
JPH07230271A JP6020370A JP2037094A JPH07230271A JP H07230271 A JPH07230271 A JP H07230271A JP 6020370 A JP6020370 A JP 6020370A JP 2037094 A JP2037094 A JP 2037094A JP H07230271 A JPH07230271 A JP H07230271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
mounting
mounting table
piano
time signature
Prior art date
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Pending
Application number
JP6020370A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Hiraki
敏雄 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拍子木にスイッチ類を設けたグランドピアノ
において、拍子木から配線用コードを取り外すことな
く、ピアノ調整を行なうことができるようにする。 【構成】 拍子木10に電子音源の操作パネル12を設
けたグランドピアノにおいて、側板4内面の前框6より
下方で且つ前框6より内部の位置に、拍子木載置用の載
置台20を設ける。載置台20は、一端を蝶番28を介
して側板4内面に固定することにより、他端を載置位置
から収納位置まで変位できるようにした支持板24と、
支持板24の蝶番28とは反対側端部の上部位置に設け
られた載置板22とから構成される。この結果、ピアノ
調整時に拍子木10をピアノ本体から取り外した際に
は、載置台20を載置位置に変位させてその上に拍子木
10を載せればよく、コード14を取り外す必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器を内蔵し、該
電子機器を操作するためのスイッチ類が、鍵盤と側板と
の間に配設される拍子木に設けられたグランドピアノに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アコースティックピアノに電
子音源を組み合わせることにより、アクション機構の打
弦による通常の演奏モードに加えて、電子音源による演
奏モードにも切り換え可能な複合ピアノや、演奏情報に
基づいて鍵を電気的に駆動して楽音を発生させる自動演
奏ピアノ等、電子音源や自動演奏用の制御装置等の各種
電子機器を内蔵したピアノが知られている。
【0003】そして、こうした電子機器を内蔵したピア
ノにおいては、これら電子機器を操作するためのスイッ
チ類が設けられることになるが、電子機器操作用のスイ
ッチは、使用者の使い勝手がよい位置に設ける必要があ
り、例えば電子音源による演奏モードを選択可能な複合
ピアノにおいては、演奏者が演奏中に電子音源の動作モ
ードを変更できるように、電子音源操作用のスイッチが
鍵盤の横に配設された拍子木に設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に拍子木に電子機器操作用のスイッチ類を設けた場合、
拍子木には、これらスイッチ類とピアノ本体に内蔵され
た電子機器とを接続する、配線用のコードが取り付けら
れることになる。
【0005】一方、グランドピアノは、鍵盤及び鍵盤の
操作に応じて打弦を行なうアクション機構が、筬の上に
一体的に組付けられており、その調整の際には、前框よ
り下方の開口部からこれらを筬共引き出すようにされて
いる。そして、このようにブランドピアノの調整のため
に、鍵盤及びアクション機構をピアノ本体から引き出す
には、まず、拍子木を取り外して、こうした調整作業に
邪魔にならない位置に配設する必要がある。
【0006】しかし、グランドピアノにおいて、拍子木
に電子機器操作用のスイッチ類を設けた場合には、拍子
木に配線用のコードが接続されているため、調整のため
にピアノ本体から取り外した拍子木を、調整作業に邪魔
にならない位置に配設することが難しい。
【0007】そこで従来、グランドピアノの拍子木にス
イッチ類を設ける場合には、配線用のコードをコネクタ
を介して拍子木に接続し、調整時には、コードをコネク
タから外して、拍子木をピアノから取り外すようにして
いた。しかし、このように配線用のコードをコネクタか
ら取り外すのは面倒であり、また故障の原因にもなる。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、拍子木にスイッチ類を設けたグランドピアノにお
いて、拍子木から配線用のコードを取り外すことなく、
ピアノの調整を行なうことができるようにすることを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、所定の電子機器
を内蔵し、拍子木に該電子機器操作用のスイッチ類を備
えたグランドピアノにおいて、上記拍子木を載置するた
めの載置台を、上記拍子木側の側板内面の前框より下方
の高さ位置に、該前框より鍵盤側の載置位置から該前框
より内部の収納位置まで変位可能に設けたことを特徴と
している。
【0010】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のグランドピアノにおいて、上記載置台は、一端
が、上記側板内面の上記前框より内部の位置に蝶番を介
して固定されることにより、他端が、該蝶番を中心とし
た揺動によって上記載置位置から上記収納位置まで変位
可能な支持板と、該支持板の上記蝶番とは反対側の端部
の上部位置に、該支持板と略直交する方向に設けられた
載置板と、からなることを特徴としている。
【0011】次に請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載のグランドピアノにおいて、上記載置台は、金属板
からなることを特徴としている。
【0012】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1に記載の
グランドピアノにおいては、拍子木を載置するための載
置台が、拍子木側の側板内面の前框より下方の高さ位置
に、前框より鍵盤側の載置位置から前框より内部の収納
位置まで変位可能に設けられている。
【0013】このため、グランドピアノの調整時には、
載置台を前框より鍵盤側の載置位置に変位させて、その
上に取り外した拍子木を載せればよく、従来のように、
拍子木に接続された配線用のコードを取り外すことな
く、調整作業を行なうことができる。またこのように、
拍子木から配線用のコードを取り外す必要がないため、
従来のように、配線用のコードを拍子木に接続するため
にコネクタを使用する必要がなく、装置構成を簡素化す
ることもできる。
【0014】一方、載置台は、拍子木側の側板に設けら
れているため、載置台に拍子木を載置して、アクション
機構を引き出す際に、載置台が邪魔になることはなく、
調整時の作業性が低下することもない。また、載置台
は、拍子木側の側板内面の前框より下方の高さ位置に、
前框より鍵盤側の載置位置から前框より内部の収納位置
まで変位可能に設けられているため、調整作業を行なわ
ない通常時には、載置台を前框より内部の収納位置に収
納しておけば良く、載置台を設けることにより、グラン
ドピアノの外観が変化するようなこともない。
【0015】次に、請求項2に記載のグランドピアノに
おいては、載置台が、支持板と載置板とから構成され、
支持板の一端を、側板内面の前框より内部の位置に蝶番
を介して固定することにより、載置板が設けられた支持
板の他端を、蝶番を中心とした揺動によって、載置位置
から収納位置まで変位させることができるようにされて
いる。このため、本発明によれば、載置台を載置位置か
ら収納位置まで変位させるための機構を蝶番のみで実現
でき、その構成を簡素化できる。
【0016】つまり、載置板を載置位置から収納位置ま
で変位させるには、例えば、机の引き出しのように、載
置板を、ガイド用のレール等を用いて、前框の内側から
外側へ引き出し可能に構成してもよいが、このように構
成するには、側板内面にレールを取付け、載置板にもそ
のレールに噛合う係合部材を設けなければならなず、そ
の構成が複雑になってしまう。しかし、本発明のように
蝶番を用いれば、こうした機構を蝶番のみで実現できる
ため、装置構成を簡素化して、安価に実現できるのであ
る。
【0017】また更に、請求項3に記載のグランドピア
ノにおいては、上記支持板と載置板とからなる載置台
が、金属板により作製されている。このため、本発明に
よれば、載置板を木材を加工して作製する場合に比べて
簡単に作製することができ、しかも、比較的薄い金属板
を使用してもその強度を確保できるため、載置台の占有
容積を小さくして、載置台収納のためのスペースを容易
に確保することができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。なお、以下の説明において、図1は本発明が適用さ
れた実施例のグランドピアノに設けられた拍子木10載
置用の載置台20の構成を表わす斜視図、図2は本実施
例のグランドピアノの拍子木10及びその周囲を表わす
平面図、図3は本実施例のグランドピアノの鍵盤2,ア
クション機構3及び載置台20の位置関係を表わす断面
図である。
【0019】本実施例のグランドピアノは、鍵盤2の操
作に応じて打弦を行なうアクション機構3の他に、鍵盤
2の操作に応じた発音を行なう電子音源、及び鍵盤2の
操作に基づくハンマーの打弦動作をにて阻止するための
止音機構を備え、止音機構を作動させて電子音源からの
演奏音をヘッドホンなどで聴きながら演奏できるように
した複合型のグランドピアノであり、図2に示す如く、
鍵盤2に向って左側の拍子木10には、電子音源の動作
モードや音量等を調整するための各種スイッチを備えた
操作パネル12が設けられている。
【0020】そして、この拍子木10側の側板4の内面
には、蝶番28を介して、拍子木10を載置するための
載置台20が設けられている。なお、蝶番28による載
置台20の側板4への取付け位置は、図3に示す如く前
框6より下方の高さ位置で、且つ図2に示す如く前框6
よりピン板8側(つまり内側)の位置になっている。
【0021】次に、載置台20は、図1に示す如く、一
端が、蝶番28を介して側板4内面に固定され、他端
が、蝶番28を中心とした揺動によって、前框6より鍵
盤側の載置位置(図1に実線で示す位置)から前框6よ
り内部の収納位置(図1に点線で示す位置)まで変位可
能な支持板24と、この支持板24の蝶番28とは反対
側の端部の上部位置に、支持板24と直交するように設
けられた、拍子木10を実際に載置するための載置板2
2と、から構成されている。
【0022】これら支持板24及び載置板22は、鉄,
アルミニウム等の金属板からなっており、載置板22
は、その一端をL字状に曲げ加工することにより支持板
24への取付片を形成し、この取付片を溶接、ビス止め
等によって支持板24に接合することにより、支持板2
4に固定されている。
【0023】このように構成された載置台20を有する
本実施例のグランドピアノにおいては、その調整時に、
鍵盤2及びアクション機構3をピアノ本体から引き出す
ために、拍子木10をピアノ本体から取り外した際に
は、図1に示す如く、載置台20を載置位置に変位させ
て、載置板22の上に拍子木10を載せればよく、従来
のように、拍子木10に接続された配線用のコード14
を取り外す必要はない。
【0024】またこの状態では、載置台20の支持板2
4は側板4に沿って配設されるため、アクション機構3
をピアノ本体から引き出す際に、載置台20が邪魔にな
ることはなく、載置台20を設けることにより、調整時
の作業性が低下することもない。
【0025】また、載置台20は、蝶番28を中心とし
た揺動によって、前框6より内部の収納位置に配設する
ことができるため、ピアノの調整を行なわない通常時に
は、載置台20をその収納位置に変位させておけばよ
い。そして、この状態では、図3に示す如く、載置台2
0は、前框6及びピン板8により隠れ、外からは殆ど見
えなくなるので、載置台20によって、グランドピアノ
の外観が変化するようなこともない。
【0026】また特に本実施例では、載置台20を載置
位置から収納位置まで変位させるために、蝶番28を使
用しているため、その取付け構造を簡素化して安価に実
現でき、更に、載置台20を金属板により形成している
ため、比較的薄い板材で拍子木10載置のための強度を
確保でき、載置台20を収納した際のピアノ内部での載
置台20の占有容積を小さくすることができる。
【0027】なお、本実施例では、載置台20を構成す
る載置板22と支持板24とを各々別体とし、これらを
溶接,ビス止め等で固定するものとして説明したが、こ
れら各部は、単に金属板をL字状に曲げ加工することに
よって形成してもよい。また、載置台20は、金属板に
限らず、木やプラスチック等からなる板材によっても作
製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のグランドピアノに設けられた載置台の
構成を表わす斜視図である。
【図2】実施例のグランドピアノの拍子木及びその周囲
を表わす平面図である。
【図3】実施例のグランドピアノの鍵盤,アクション機
構及び載置台の位置関係を表わす断面図である。
【符号の説明】
2…鍵盤 3…アクション機構 4…側板 6…
前框 10…拍子木 12…操作パネル 14…コード 20…載置台 22…載置板 24…支持板 2
8…蝶番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電子機器を内蔵し、拍子木に該電
    子機器操作用のスイッチ類を備えたグランドピアノにお
    いて、 上記拍子木を載置するための載置台を、上記拍子木側の
    側板内面の前框より下方の高さ位置に、該前框より鍵盤
    側の載置位置から該前框より内部の収納位置まで変位可
    能に設けたことを特徴とするグランドピアノ。
  2. 【請求項2】 上記載置台は、 一端が、上記側板内面の上記前框より内部の位置に蝶番
    を介して固定されることにより、他端が、該蝶番を中心
    とした揺動によって上記載置位置から上記収納位置まで
    変位可能な支持板と、 該支持板の上記蝶番とは反対側の端部の上部位置に、該
    支持板と略直交する方向に設けられた載置板と、 からなることを特徴とする請求項1に記載のグランドピ
    アノ。
  3. 【請求項3】 上記載置台は、金属板からなることを特
    徴とする請求項2に記載のグランドピアノ。
JP6020370A 1994-02-17 1994-02-17 グランドピアノ Pending JPH07230271A (ja)

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