JPH0723026A - ディジタル移動通信用誤り制御装置 - Google Patents

ディジタル移動通信用誤り制御装置

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JPH0723026A
JPH0723026A JP5164745A JP16474593A JPH0723026A JP H0723026 A JPH0723026 A JP H0723026A JP 5164745 A JP5164745 A JP 5164745A JP 16474593 A JP16474593 A JP 16474593A JP H0723026 A JPH0723026 A JP H0723026A
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JP
Japan
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error
error control
control method
control system
error rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5164745A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Nagasaka
和信 長坂
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ通信中に誤り制御方式を切り換えて、
データ転送効率の向上に最適な方式での誤り制御を実行
させること。 【構成】 S120で計測した誤り率が、現行の誤り制
御方式に対応する範囲外であれば、誤り制御方式を切り
換えた方が効率的であるとの判断がされ(S130:Y
ES)、S140に移行して、誤り制御方式の切換処理
が行われる。この切換処理では、誤り率に対して最適な
誤り制御方式が選択され、基地局CS自らの制御方式切
換部3における誤り制御方式を、その選択された誤り制
御方式に切り換えると共に、通信相手である移動局PS
側にも切り換えられた誤り制御方式に関する情報を送信
する。なお、誤り制御方式の選択は、移動局PSが所有
する誤り制御方式の種類を知り(S100,110)、
基地局CSと移動局PSとの両方に共通する中から選択
することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル移動通信に
おける基地局または移動局に備えられる誤り制御装置で
あって、特に複数種類の誤り制御方式を切換可能なディ
ジタル移動通信用誤り制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルデータ通信を行う場合
に種々の原因によってデータの誤りが発生するため、受
信側ではこれを検出して訂正する必要があり、そのため
の誤り制御装置がいくつか提案されている。その誤り制
御方式には、例えばハイレベルデータリンク制御手順
(HDLC)に基づいた誤り制御方式のように、受信側
で誤りを検出した場合に再度データを送信してもらうい
わゆる再送訂正方式や、ハミング符号やサイクリック符
号などの誤り訂正符号を用いて、受信側で自動的に誤り
訂正を行う自己訂正方式がある。
【0003】そして、例えば再送訂正方式の特徴の一つ
として、誤り率が高くなった場合には再送する回数が増
えてしまうという点が挙げられる。また、誤り訂正符号
を用いた自己訂正方式の特徴の一つとして、本来の転送
すべき情報以外に誤り訂正符号という冗長符号を付加し
たものであるため、誤り率が非常に低い場合であっても
常に余分の冗長符号が付加され、単位時間内に転送され
る本来の情報量が少なくなるという点が挙げられる。
【0004】このように、誤り率に応じた最適な転送効
率を実現する誤り制御方式も変わってくる。即ち、ある
制御方式は、誤り率が低い場合にのみ相対的に高い転送
効率を実現し、別のある制御方式は、誤り率が高くなっ
た場合にのみ相対的に高い転送効率を実現するのであ
る。そして、有線でのデータ通信の場合には、ある程度
誤り率が一定化しているので、その誤り率に適した誤り
制御方式を設定しておけばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動通
信の場合には、移動局の位置によって、すなわち基地局
からの距離や周囲の状況によって無線状態が変化し、誤
り率の変化幅が大きくなるのが実状である。従って、例
えば再送訂正方式に固定しておくと、移動局の周りに無
線障害となる建物が多くなったり、建物内部に入ったり
して誤り率が高くなった場合に、再送回数が非常に増え
てしまい、結果としてデータ転送効率を低下させてしま
うのである。
【0006】また、例えば誤り訂正符号を用いた自己訂
正方式に固定しておくと、誤り率が高い場合は良いが、
現実的には無線状態が悪化するのは一時的であることが
多いので、誤り率が非常に低い場合が続いていても常に
余分の冗長符号が付加されることになり、データ転送効
率が低下してしまうのである。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、データ通信中にそのデータ通信における誤り制御
方式を切り換え可能とすることで、データ転送効率の向
上に最適な方式での誤り制御を実行させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するためになされた本発明のディジタル移動通信用誤り
制御装置は、図1の基本構成図に示すように、ディジタ
ル移動通信における基地局または移動局に備えられる誤
り制御装置であって、複数種類の方式での誤り制御を切
り換えて実行可能に構成されると共に、データ通信中の
ビット誤り率を計測する誤り率計測手段M1と、該誤り
率計測手段M1により計測されたビット誤り率に基づ
き、データ転送効率上で最適な誤り制御方式を選択する
制御方式選択手段M2と、該制御方式選択手段M2によ
り選択された誤り制御方式が、従前の制御方式と異なる
場合には、その選択された誤り制御方式に切り換えると
共に、通信相手局側にも切り換えられた誤り制御方式に
関する情報を送信する制御方式切換手段M3とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】上記構成を有する本発明のディジタル移動
通信用誤り制御装置によれば、誤り率計測手段M1がデ
ータ通信中のビット誤り率を計測し、その誤り率計測手
段M1により計測されたビット誤り率に基づき、制御方
式選択手段M2がデータ転送効率上で最適な誤り制御方
式を選択する。そして、制御方式選択手段M2により選
択された誤り制御方式が、従前の制御方式と異なる場合
には、制御方式切換手段M3が、その選択された誤り制
御方式に切り換えると共に、通信相手局側にも切り換え
られた誤り制御方式に関する情報を送信する。
【0010】このように、切り換え可能な複数種類の方
式の中から、計測されたビット誤り率に対して相対的に
最も高い転送効率を実現する誤り制御方式によって誤り
制御を行うことができ、データ転送効率を向上させるこ
とができる。なお、誤り制御方式の種類は、単に再送訂
正方式と自己訂正方式との区別だけでなく、例えば同じ
再送訂正方式の中にも種々の方式がある。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面と共に
説明する。図2は、本発明の一実施例であるディジタル
移動通信用誤り制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図2において、CSはディジタル移動通信におけ
る基地局、PSは移動局である。誤り制御に関する基本
的な構成は、基地局CSと移動局とは同様なので、基地
局CSについて詳しく説明する。
【0012】基地局CSは、外部(移動局PS等)とデ
ータの送受信を行うための無線部1と、後述する複数種
類の誤り制御方式を備え、それらを切り換えて実行可能
な制御方式切換部3と、データ作成部5と、ビット誤り
率(以下、単に誤り率と記す)を計測する誤り率計測部
7と、制御方式切換部3における複数種類の誤り制御方
式の中から何れかを選択するための選択信号を送出する
制御方式選択部9とを備えている。
【0013】データ作成部5は、入力されたユーザデー
タUDに基づいて通信用の所定のデータを作成し、制御
方式切換部3に送出する。制御方式切換部3は、第1誤
り制御方式〜第n誤り制御方式までのn種類の誤り制御
方式を備え、それらのいずれかに切り換えて誤り制御を
実行可能に構成されている。誤り制御方式の種類として
は、単に再送訂正方式と自己訂正方式との区別だけでな
く、再送訂正方式の中にも種々の方式、自己訂正方式の
中にも種々の方式があり、ディジタル移動通信の使用形
態等に応じて、備える誤り制御方式の種類を決定すれば
よい。また、どの誤り制御方式を選択するかは、制御方
式選択部9からの選択信号によって決定される。
【0014】データ作成部5から入力されたデータは、
制御方式切換部3において、ヘッダ情報、フレームチェ
ックシーケンス、誤り訂正用の冗長符号等、選択されて
いる誤り制御方式に応じた所定のデータが付加される。
そして、制御方式切換部3からのデータは無線部1より
外部へ送信される。
【0015】次に、本実施例のディジタル移動通信用誤
り制御装置の作動、特に誤り制御方式切換制御について
図3を参照しながら説明する。なお、ここでは基地局C
Sにおける制御処理を中心に説明する。図3に示すよう
に、まず、相手局、この場合は移動局PSに対して機能
要求をする(ステップ100。以下ステップを単にSと
記す)。この機能要求に対する回答として、移動局PS
側からは、その移動局PSが所有している誤り制御方式
の種類が送信される。従って、基地局CSにおいてはそ
の回答を取り込む(S110)。
【0016】なお、この移動局PSからの回答を取り込
み、基地局CSが所有している誤り制御方式の種類と対
応させることにより、以下のS140において選択可能
な誤り制御方式の候補が決定されることとなる。これ
は、必ずしも基地局CSと移動局PSとで同じ種類の誤
り制御方式を所有しているとは限らないので、前もって
選択可能な誤り制御方式を知っておくためである。
【0017】図3に戻り、続いて、誤り率計測部7にお
いてビット誤り率を計測する(S120)。このビット
誤り率の計測は、例えば誤り検出用のCRC(cyclic r
edundancy check )符号を用い、その部分の誤り率を計
測することにより行う。そして、誤り制御方式を現行の
種類の方式から別のものに切り換えた方が、データ転送
効率に関して効率的か否かを判断する(S130)。
【0018】この判断は、例えば、誤り率と、その誤り
率に適した誤り制御方式との対応を記憶したテーブルを
参照する等して行われる。例えば誤り率が0〜e1の場
合にデータ転送効率が相対的に最もよいのは第1誤り制
御方式、誤り率がe1〜e2の場合にデータ転送効率が
相対的に最もよいのは第2誤り制御方式、という具合い
に、データ転送効率の点で最適な制御方式が所定範囲の
誤り率毎に決定され、その対応関係がこのテーブルに記
憶されているのである。
【0019】そして、計測した誤り率が、現行の誤り制
御方式に対応する範囲内であれば、誤り制御方式は切り
換えない方が効率的であるとの判断がされ(S130:
NO)、S120に戻って処理を繰り返す。一方、計測
した誤り率が、現行の誤り制御方式に対応する範囲外で
あれば、誤り制御方式を切り換えた方が効率的であると
の判断がされ(S130:YES)、S140に移行し
て、誤り制御方式の切換処理が行われる。この切換処理
では、S120で計測した誤り率に対して最適な誤り制
御方式が選択され、基地局CS自らの制御方式切換部3
における誤り制御方式を、その選択された誤り制御方式
に切り換えると共に、通信相手である移動局PS側にも
切り換えられた誤り制御方式に関する情報を送信する。
こうして、基地局CSと移動局PSとの間でプロトコル
変更のネゴシエーションが完了した後、切り換えられた
誤り制御方式による誤り制御が実行されることとなる。
【0020】なお、計測した誤り率に対して最適な誤り
制御方式が選択される場合には、上述したように、移動
局PSが所有している誤り制御方式の種類情報を取り込
むことで、基地局CSと移動局PSとの両方に共通する
誤り制御方式の種類を知って選択可能な候補を絞り、そ
の中から選択することとなる。そのため、基地局CS、
移動局PS共に複数種類の誤り制御方式を所有しても、
共通する制御方式が現行のものしかない場合には、S1
40では実質的に切り換えられず、現行の誤り制御方式
が継続されることとなる。
【0021】以上は、基地局CSにおける作動説明であ
ったが、移動局PSも同様の構成を備えておれば、移動
局PS側からも、誤り制御方式の変更に関する制御処理
ができる。このように、本実施例によれば、切り換え可
能な複数種類の誤り制御方式の中から、計測されたビッ
ト誤り率に対して相対的に最も高い転送効率を実現する
誤り制御方式を選択し、その制御方式に切り換えて誤り
制御を行うことができる。
【0022】従来との比較でさらに詳しく説明する。移
動通信の場合には、移動局PSの位置によって、すなわ
ち基地局CSからの距離や周囲の状況(障害物の有無・
天候等)によって無線状態が変化し、誤り率の変化幅が
大きくなるのが実状である。従って、誤り制御方式を、
例えば再送訂正方式に固定しておくと、移動局PSの周
りに無線障害となる建物が多くなったり、建物内部に入
ったりして誤り率が高くなった場合に、再送回数が非常
に増えてしまい、結果としてデータ転送効率を低下させ
てしまう。また、例えば誤り訂正符号を用いた自己訂正
方式に固定しておくと、誤り率が高い場合は良いが、現
実的には無線状態が悪化するのは一時的であることが多
いので、誤り率が非常に低い場合が続いていても常に余
分の冗長符号が付加されることになり、データ転送効率
が低下してしまう。
【0023】これに対して本実施例のディジタル移動通
信用誤り制御装置によれば、データ通信中にそのデータ
通信における誤り制御方式を、データ転送効率の向上に
最適な方式に変更することができる。従って、データ転
送効率が向上することで、データ転送速度が上がり、結
果として回線の使用時間の短縮、ひいては通信コストの
低減にも寄与する。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のディジタ
ル移動通信用誤り制御装置によれば、データ通信中にそ
のデータ通信における誤り制御方式を変更して、データ
転送効率の向上に最適な方式での誤り制御を実行させる
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例であるディジタル移動通信
用誤り制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 誤り制御方式変更処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
M1…誤り率計測手段、 M2…制御方式選択
手段、M3…制御方式切換手段、 CS…基地
局、PS…移動局、 1…無線部、
3…制御方式切換部、5…データ作成部、 7…誤り
率計測部、 9…制御方式選択部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル移動通信における基地局また
    は移動局に備えられる誤り制御装置であって、 複数種類の方式での誤り制御を切り換えて実行可能に構
    成されると共に、 データ通信中のビット誤り率を計測する誤り率計測手段
    と、 該誤り率計測手段により計測されたビット誤り率に基づ
    き、データ転送効率上で最適な誤り制御方式を選択する
    制御方式選択手段と、 該制御方式選択手段により選択された誤り制御方式が、
    従前の制御方式と異なる場合には、その選択された誤り
    制御方式に切り換えると共に、通信相手局側にも切り換
    えられた誤り制御方式に関する情報を送信する制御方式
    切換手段と、 を備えたことを特徴とするディジタル移動通信用誤り制
    御装置。
JP5164745A 1993-07-02 1993-07-02 ディジタル移動通信用誤り制御装置 Pending JPH0723026A (ja)

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JP5164745A JPH0723026A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 ディジタル移動通信用誤り制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09116486A (ja) * 1995-10-14 1997-05-02 Nec Corp 無線伝送システムにおける誤り訂正方式
KR20210134787A (ko) * 2019-04-08 2021-11-10 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 데이터 스트림에 대한 전송 방법 및 디바이스

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