JPH1132077A - 送信制御装置、受信制御装置、通信制御システム及び通信制御方法 - Google Patents

送信制御装置、受信制御装置、通信制御システム及び通信制御方法

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JPH1132077A
JPH1132077A JP18476697A JP18476697A JPH1132077A JP H1132077 A JPH1132077 A JP H1132077A JP 18476697 A JP18476697 A JP 18476697A JP 18476697 A JP18476697 A JP 18476697A JP H1132077 A JPH1132077 A JP H1132077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ再送時におけるスループット及び回線
利用効率を上げる。また、無用な再送データの受信に伴
う処理負荷の軽減及び状態の不一致を防止する。 【解決手段】 送信側においてブロック化部6により送
信パケットを複数のブロックに分割して無線インタフェ
ース8、無線機9を介して送信する。受信側においてブ
ロック組立部7により受信パケットに含まれている各ブ
ロックの誤り検出を行い、誤りの発生したブロックがあ
る場合は、そのブロック番号を再送要求パケットに入れ
て再送要求をする。送信側において再送要求を受信する
と、再送要求で指定されたブロックを2つのサブブロッ
クに分割した後再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット単位にデ
ータを送受信を行う送信制御装置、受信制御装置、通信
制御システム及び通信制御方法、特にデータ再送をする
際のスループット及び回線利用効率の向上を図る装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来からある伝送シーケンス
の一例を示した図であり、送信データを複数のブロック
に分割しそれぞれのブロックに誤り検出データを付加し
て送信し、誤りのあったブロックのみ再送する方式を示
している。図18に示したシーケンスでは、図19のデ
ータフォーマットのデータを発信側モデムより送信し、
受信側は誤ったブロックの再送要求を行う。図18に示
した例の場合、1回目では第1ブロックのみ正しく受信
しているので、2回目の送信では第2、第3ブロックの
みを再送する。2回目の送信では第3ブロックのみ正し
く受信できたので、受信側は第2ブロックの再送要求を
行う。そして、3回目の送信では、第2ブロックを送信
する。
【0003】また、図20は、従来からある伝送シーケ
ンスの他の例を示した図であり、送信データを複数のブ
ロックに分割し、連送する方式を示している。データフ
ォーマットは、図19と同一である。図20では、図1
9のデータを3回連送して受信側に送信する。受信側で
は、3回のデータから正しく受信できたブロックを抽出
し、全てのブロックが正しく受信できた場合、送信側に
了解信号を送信する。
【0004】また、図21は、同報データをブロックに
分割して送信する方式の概要を示した図である。図21
では、基地局からブロック(1)〜(10)のデータパ
ケットを送信する。移動局1は、全てのブロックが正常
に受信され、基地局からのポーリングを受けてACKを
送信する。移動局2はブロック(2)及び(7)が異常
であり、移動局3はブロック(5)、(7)及び(8)
が異常であり、それぞれ基地局からのポーリングを受け
てNAKに誤りのあったブロック番号を付加して送信す
る。基地局は再送データとして移動局2と移動局3のそ
れぞれの再送データを同時に送信する。
【0005】更に、HDLCに準拠した通信方式で使用
するデータフォーマットを図22に示す。HDLCで
は、HDLCフォーマットの情報フィールドIを複数の
サブフィールドSFに分割して送信する。誤りのあった
場合は、誤ったサブフィールドのみ再送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信データを複数のブロックに分割しそれぞれのブロッ
クに誤り検出データを付加して送信し、誤りのあったブ
ロックのみ再送する方式では、再送するブロック長は誤
りが発生したときと同じであり、固定である。すなわ
ち、ブロック誤り率は、送信ブロック長が同じであるた
め1回目のデータ伝送と同じとなる。従って、誤り率が
高い場合、再送データも誤る確率が高くなり、その結
果、再送が頻繁に行われスループットが低下し、回線利
用効率が劣化する。
【0007】また、送信データを複数のブロックに分割
し、連送する伝送方式では、回線品質の良い場合でも連
送が行われ、情報の何倍ものデータが常に伝送されるた
め、スループットが低下し、回線利用効率が劣化する。
【0008】また、同報データをブロックに分割して送
信する方式では、再送データが既に全てのブロックを正
常に受信している移動局にも送られるため、その移動局
は、再送データのみ受信することにより全てのデータを
受信できなかったと誤認し、次のポーリングで再送要求
を行ってしまい、基地局との状態の不一致が生じてしま
う。また、誤りのブロック数が多い端末と少ない端末が
あった場合、再送データには誤りの少なかった端末にも
誤りの多い端末へのデータも含まれるため、再送データ
を受信する時間が無用に長くなる可能性がある。
【0009】また、従来のHDLCフォーマットの情報
フィールドを複数のサブフィールドに分割した方式にお
いては、アドレスフィールド及び制御フィールドとサブ
フレームが誤った場合は、アドレスフィールド及び制御
フィールドで誤りがあったことを判別できないため、誤
ったアドレス及び制御情報で動作してしまう可能性があ
る。
【0010】更に、従来の方式において、送信側は、デ
ータ送信に対する受信側からの受信応答(正常受信(A
CK)、再送要求(NAK))を誤り等で正常に受け取
れなかった場合、送信側は受信応答待ちタイムアウトに
より再送データを送信することになる。ところで、誤っ
たブロックのみを含む再送データに対するタイムアウト
が発生した場合、このときの再送データには、誤ったブ
ロックのみが含まれていることになる。受信側は、この
誤ったブロックのみが含まれている再送データを正常に
受信すると、ACKを返答し、その後に全ブロックが含
まれている送信パケットを受信することを期待して待つ
ことになる。ところが、当該ACKが送信側に届かなか
った場合、送信側からは再度誤ったブロックのみが含ま
れているパケットを再送してくる。このため、受信側
は、通信手順上、送られてきた再送データを新たなデー
タだと解釈して受信するが、この受け取ったパケットに
は誤ったブロックのみが含まれており全てのブロックが
含まれていないため、正しいデータでないと判断して再
送要求を行うことになる。すなわち、既に正常に受信し
たデータを再び再送要求することになり、不要なデータ
伝送が発生するとともに送信側と受信側での状態の不一
致が発生することになりうる。
【0011】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その第1の目的は、データ再送
時におけるブロック誤り率を下げ、スループット及び回
線利用効率を上げる送信制御装置及び受信制御装置を提
供することにある。
【0012】また、第2の目的は、無用な再送データの
受信に伴う処理負荷の軽減及び状態の不一致を防止する
送信制御装置及び受信制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る送信制御装置は、パケッ
ト単位でデータ通信を行い、データ通信時に誤りが検出
された場合にデータ再送を行う送信制御装置において、
送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
段と、ブロック化した送信データを送信するデータ送信
手段と、データ送信に誤りが検出された場合、その誤り
が検出されたブロックデータのみを更に複数のブロック
に分割した後再送する再送制御手段とを有するものであ
る。
【0014】第2の発明に係る送信制御装置は、パケッ
ト単位でデータ通信を行い、データ通信時に誤りが検出
された場合にデータ再送を行う送信制御装置において、
送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
段と、ブロック化した送信データを送信するデータ送信
手段と、データ送信に誤りが検出された場合、その誤り
が検出されたブロックデータのみを連送して再送する再
送制御手段とを有するものである。
【0015】第3の発明に係る送信制御装置は、第2の
発明において、前記再送制御手段は、再送する度に送信
するブロックデータの連送数を増やしていくものであ
る。
【0016】第4の発明に係る受信制御装置は、パケッ
ト単位でデータ通信を行い、受信したパケットに誤りを
検出した場合にデータを再送してもらう受信制御装置に
おいて、受信したパケットに含まれているブロックの誤
り検出を行う誤り検出手段と、誤りが検出された場合に
その誤りのあったブロックを指定して再送要求を送信す
る再送制御手段と、正常に受信したブロックを受信パケ
ットとして組み立てるブロック組立手段と、再送された
ブロックを前記誤りのあったブロックと比較し正しいブ
ロックデータを生成するブロックデータ生成手段とを有
するものである。
【0017】第5の発明に係る受信制御装置は、第4の
発明において、前記ブロックデータ生成手段は、再送さ
れたブロックの各ビットが前記誤りのあったブロックの
対応するビットと異なる場合、そのビットを反転してブ
ロックデータを生成するものである。
【0018】第6の発明に係る受信制御装置は、第4の
発明において、前記ブロックデータ生成手段は、連送さ
れた再送ブロックと前記誤りのあったブロックの各ビッ
トを多数決判定することでブロックデータを生成するも
のである。
【0019】第7の発明に係る送信制御装置は、パケッ
ト単位で同報データ通信を行い、データ受信端末からの
再送要求に応じてデータの再送を行う送信制御装置にお
いて、送信パケットを複数のブロックに分割するブロッ
ク化手段と、ブロック化した送信データを一斉同報送信
可能なデータ送信手段と、データ受信端末からブロック
再送要求が送られてきた場合、その誤りが検出されたブ
ロックデータのみを再送要求をした前記データ受信端末
のみに再送する再送制御手段とを有するものである。
【0020】第8の発明に係る送信制御装置は、固有の
パケットIDが付加されたパケット単位でデータ通信を
行い、データ送信に誤りが検出された場合、データの再
送を行う送信制御装置において、送信パケットを複数の
ブロックに分割するブロック化手段と、前記送信パケッ
トに再送回数データを付加するパケット生成手段とを有
するものである。
【0021】第9の発明に係る受信制御装置は、固有の
パケットIDが付加されたパケット単位でデータ通信を
行う受信制御装置において、受信したパケットに含まれ
ているブロックの誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り
が検出された場合にその誤りのあったブロックを指定し
て再送要求を送信する再送制御手段と、正常に受信した
ブロックを受信パケットとして組み立てるブロック組立
手段とを有し、前記再送制御手段は、受信したパケット
が再送データであって当該パケットのパケットIDと同
じパケットを正常に受信済みの場合は当該パケットの誤
りの有無に関係なく再送要求を送信しないものである。
【0022】第10の発明に係る受信制御装置は、第9
の発明において、前記再送制御手段は、受信したパケッ
トに含まれている再送回数が0でないことにより当該パ
ケットが再送データであると判断するものである。
【0023】第11の発明に係る通信制御システムは、
固有のパケットIDが付加されたパケット単位でデータ
通信を行い、受信データに誤りを検出した場合に再送要
求を送信する受信制御装置と、再送要求に応じてデータ
の再送を行う送信制御装置とを有する通信制御システム
において、前記送信制御装置は、送信パケットを複数の
ブロックに分割するブロック化手段と、前記送信パケッ
トに再送回数データを付加するパケット生成手段とを有
し、前記受信制御装置は、受信したパケットに含まれて
いるブロックの誤り検出を行う誤り検出手段と、誤りが
検出された場合にその誤りのあったブロックを指定して
再送要求を送信する再送制御手段と、正常に受信したブ
ロックを受信パケットとして組み立てるブロック組立手
段とを有し、前記再送制御手段は、受信したパケットが
再送データであって当該パケットのパケットIDと同じ
パケットを正常に受信済みの場合は当該パケットの誤り
の有無に関係なく再送要求を送信しないものである。
【0024】第12の発明に係る通信制御システムは、
パケット単位でキャラクタデータ通信を行い、受信デー
タに誤りを検出した場合に再送要求を送信する受信制御
装置と、再送要求に応じてデータの再送を行う送信制御
装置とを有する通信制御システムにおいて、前記送信制
御装置は、送信パケットを複数のブロックに分割するブ
ロック化手段と、ブロック化した送信データを送信する
データ送信手段と、誤りが検出されたブロックデータを
含む再送要求を受信したときに、誤りを含む受信したブ
ロックデータと当該ブロックデータに対応する記憶して
おいた正しいブロックデータとを比較し、そのブロック
データのうち異なるキャラクタデータのみを抽出して送
信する送信側再送制御手段とを有し、前記受信制御装置
は、受信したパケットに含まれているブロック内のキャ
ラクタデータレベルでの誤り検出を行う誤り検出手段
と、誤りが検出された場合にその誤りのあったキャラク
タデータを含むブロックデータを再送要求にそのまま付
加して送信する受信側再送制御手段と、正常に受信した
ブロックデータ又はキャラクタデータに基づいて受信パ
ケットを組み立てるブロック組立手段とを有するもので
ある。
【0025】第13の発明に係る受信制御装置は、フラ
グ、アドレスフィールド、制御フィールド、情報フィー
ルド、フレームチェックシーケンス及びフラグを含むパ
ケット単位でデータ通信を行う受信制御装置において、
受信したパケットに含まれている前記アドレスフィール
ド及び前記制御フィールドの誤り検出情報に基づいて前
記アドレスフィールドと前記制御フィールドの誤り検出
を行う誤り検出手段を有するものである。
【0026】第14の発明に係る送信制御装置は、フラ
グ、アドレスフィールド、制御フィールド、情報フィー
ルド、フレームチェックシーケンス及びフラグを含むパ
ケット単位でデータ通信を行う送信制御装置において、
前記アドレスフィールド及び前記制御フィールドの誤り
検出情報を付加したパケットを生成するパケット生成手
段を有するものである。
【0027】第15の発明に係る送信制御装置は、第1
4の発明において、前記パケット生成手段は、前記誤り
検出情報を前記情報フィールドに挿入するものである。
【0028】第16の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通信
制御システムにおいて、送信側通信制御装置において送
信パケットを複数のブロックに分割して送信するデータ
送信ステップと、受信側通信制御装置において受信した
データに誤りを検出した場合、その誤りが検出されたブ
ロックデータを指定して再送要求をする再送要求ステッ
プと、前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出
されたブロックデータのみを更に複数のブロックに分割
した後再送する再送ステップとを含むものである。
【0029】第17の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通信
制御システムにおいて、送信側通信制御装置において送
信パケットを複数のブロックに分割して送信するデータ
送信ステップと、受信側通信制御装置において受信した
データに誤りを検出した場合、その誤りが検出されたブ
ロックデータを指定して再送要求をする再送要求ステッ
プと、前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出
されたブロックデータのみを連送して再送する再送ステ
ップとを含むものである。
【0030】第18の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通信
制御システムにおいて、送信側通信制御装置において送
信パケットを複数のブロックに分割して送信するデータ
送信ステップと、受信側通信制御装置において受信した
データに誤りを検出した場合、その誤りが検出されたブ
ロックデータを指定して再送要求をする再送要求ステッ
プと、前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出
されたブロックデータのみを更に複数のブロックに分割
した後再送する再送ステップと、前記受信側通信制御装
置において再送されたブロックの各ビットが前記誤りの
あったブロックの対応するビットと異なる場合、そのビ
ットを反転してブロックデータを生成するブロックデー
タ生成ステップとを含み、前記受信側通信制御装置にお
いて正しいブロックデータを自動生成するものである。
【0031】第19の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通信
制御システムにおいて、送信側通信制御装置において送
信パケットを複数のブロックに分割して送信するデータ
送信ステップと、受信側通信制御装置において受信した
データに誤りを検出した場合、その誤りが検出されたブ
ロックデータを指定して再送要求をする再送要求ステッ
プと、前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出
されたブロックデータのみを連送して再送する再送ステ
ップと、前記受信側通信制御装置において連送された再
送ブロックと前記誤りのあったブロックの各ビットを多
数決判定することでブロックデータを生成するブロック
データ生成ステップとを含み、前記受信側通信制御装置
において正しいブロックデータを自動生成するものであ
る。
【0032】第20の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位で同報データ通信を行う通信制御装置を有する
通信制御システムにおいて、送信側通信制御装置におい
て送信パケットを複数のブロックに分割して一斉同報送
信するデータ送信ステップと、各受信側通信制御装置に
おいて受信したデータに誤りを検出した場合、その誤り
が検出されたブロックデータを指定して再送要求をする
再送要求ステップと、前記送信側通信制御装置において
前記誤りが検出されたブロックデータのみを再送要求を
した前記受信側通信制御装置のみに再送する再送ステッ
プとを含むものである。
【0033】第21の発明に係る通信制御方法は、固有
のパケットIDが付加されたパケット単位でデータ通信
を行う通信制御装置を有する通信制御システムにおい
て、送信側通信制御装置において送信パケットを複数の
ブロックに分割して送信するデータ送信ステップと、受
信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検出
した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指定
して再送要求をする再送要求ステップと、前記送信側通
信制御装置において前記誤りが検出されたブロックデー
タに再送回数を付加して再送する再送ステップと、前記
受信側通信制御装置において受信したパケットが再送デ
ータであって当該パケットのパケットIDと同じパケッ
トを正常に受信済みの場合は当該パケットの誤りの有無
に関係なく再送要求を送信しないステップとを含むもの
である。
【0034】第22の発明に係る通信制御方法は、パケ
ット単位でキャラクタデータ通信を行う通信制御装置を
有する通信制御システムにおいて、送信側通信制御装置
において送信パケットを複数のブロックに分割して送信
するデータ送信ステップと、受信側通信制御装置におい
て受信したデータに誤りを検出した場合、その誤りが検
出されたキャラクタデータを含むブロックデータをその
まま付加して再送要求をする再送要求ステップと、前記
送信側通信制御装置において受信した再送要求に含まれ
るブロックデータと当該ブロックデータに対応する記憶
しておいた正しいブロックデータとを比較し、そのブロ
ックデータのうち異なるキャラクタデータのみを抽出し
て送信する再送ステップと、前記受信側通信制御装置に
おいて正常に受信したキャラクタデータと既に正常に受
信したブロックデータに基づいて受信パケットを組み立
てるブロック組立ステップとを含むものである。
【0035】第23の発明に係る通信制御方法は、フラ
グ、アドレスフィールド、制御フィールド、情報フィー
ルド、フレームチェックシーケンス及びフラグを含むパ
ケット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通
信制御システムにおいて、送信側通信制御装置において
送信パケットに前記アドレスフィールド及び前記制御フ
ィールドの誤り検出情報を付加して送信するデータ送信
ステップと、受信側通信制御装置において受信したパケ
ットに含まれている前記誤り検出情報に基づいて前記ア
ドレスフィールドと前記制御フィールドの誤り検出を行
う誤り検出ステップとを含むものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0037】実施の形態1.図1は、本実施の形態にお
ける通信制御装置を示したブロック構成図である。この
通信制御装置は、本発明に係る送信制御装置としての機
能並びに受信制御装置としての機能の双方を有してい
る。
【0038】通信制御装置2は、端末インタフェース
3、CPU4、メモリ5、ブロック化部6、ブロック組
立部7及び無線インタフェース8を有している。端末イ
ンタフェース3は、送信データを発行する若しくは受信
したデータを最終的に受け取るデータ端末1を接続する
ための手段である。CPU4は、OS、通信プロトコ
ル、アプリケーション等を動作させることによって、本
装置2における送受信制御のみならず装置全体の動作制
御を一括して行う。また、CPU4は、再送制御手段と
して設けられており、データを送信する通信制御装置
(送信制御装置)側としては、データ送信に誤りが検出
された場合、その誤りが検出されたブロックデータのみ
を更に複数のブロックに分割した後再送する。また、デ
ータを受信する通信制御装置(受信制御装置)側として
は、誤りが検出された場合にその誤りのあったブロック
を指定して再送要求を送信する。メモリ5は、通信デー
タを一時的に格納する記憶手段である。ブロック化部6
は、送信パケットを複数のブロックに分割するブロック
化手段であり、データ送信時に動作する。ブロック組立
部7は、正常に受信したブロックを受信パケットとして
組み立てるブロック組立手段であり、また、受信したパ
ケットに含まれているブロックの誤り検出を行う誤り検
出手段である。ブロック組立部7は、データ受信時に動
作する。無線インタフェース8は、ブロック化した送信
データを送信するデータ送信手段、また、ブロック化さ
れたデータを受信するデータ受信手段であり、無線機9
を介して他の通信制御装置と無線によりデータ伝送を行
う。
【0039】なお、再送データも実際には無線インタフ
ェース8を介して送信されることになるため、厳密に
は、無線インタフェース8も再送処理を行う再送制御手
段の一部であると言える。同様に、上記説明では、CP
U4を再送制御手段としたが、再送時にもブロックデー
タを生成するため、ブロック化部6も再送制御手段の一
部となる。また、上記構成以外にも、例えば送信側の通
信制御装置2において受信側から送出された再送要求や
受信応答(ACK)などを受け取り解釈する手段等は当
然ながら有しているが、これらは従来からあるものを利
用すればよく本発明の特徴的な構成要素ではないため特
に説明しない。なお、本実施の形態においては、説明の
便宜上再送は2回まで行うこととする。後述する他の実
施の形態においても同様とする。
【0040】図2は、本実施の形態において使用する送
信データのフレームフォーマットを示した図である。図
2において、(a)はブロック化したパケットのフォー
マットであり、ブロック番号フレームは3バイトで、1
バイトはブロック番号、残りの2バイトは再送時のサブ
ブロック番号に使用するため、0を挿入する。(b)は
再送1回目のフォーマットであり、再送ブロックをサブ
ブロックに分割し、ブロック番号フレームの2バイト目
にサブフレーム番号を入れる。(c)は再送2回目のフ
ォーマットであり、再送するサブブロックを更にサブブ
ロックに分割し、ブロック番号フレームの3バイト目に
サブフレーム番号を入れる構成となっている。
【0041】図3は、本実施の形態において通信制御装
置2が送信制御装置(データ送信側)として動作すると
きのフローチャートであり、図4は、本実施の形態にお
いて通信制御装置2が受信制御装置(データ受信側)と
して動作するときのフローチャートである。以下、これ
らの図に基づいて本実施の形態における動作について説
明する。なお、本実施の形態ではデータ端末A(通信制
御装置A)からデータ端末B(通信制御装置B)にデー
タを送信する場合を例にして説明する。
【0042】まず、データ端末Aにおいてパケットの送
信要求が発生した場合(S1)、パケットは、端末イン
タフェース3を介してメモリ5に転送される。メモリ5
に転送された送信パケットは、ブロック化部6により一
定の固定ブロック長に分割され(S2)、各ブロックに
はブロック番号及び誤り検出用の符号CRCが付加され
る(S3)。ブロック番号は、ブロック番号フレームの
1バイト目に入れ、残りの2バイトは0とする。図2
(a)のようにブロック化されたパケットは、無線イン
タフェース8で同期ビット等の無線伝送用のデータが付
加された後無線機9を介して通信制御装置Bへ送信され
る(S4)。
【0043】受信側の通信制御装置Bは、ブロック組立
部7により無線インタフェース8を介して受信したパケ
ットに含まれている各ブロックの誤り検出を行い(S2
1,22,23)、正常に受信できたブロックをメモリ
5に記憶する(S24)。全く誤りがなければ通信制御
装置Aに受信応答を送出すると共に(S25,26)、
組み立てたデータをメモリ5に転送し端末インタフェー
ス3を介してデータ端末Bに送信する(S27)。ま
た、誤りの発生したブロックがある場合は、そのブロッ
ク番号を再送要求パケットに入れて通信制御装置Aに送
信する(S25,28)。
【0044】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S6,7,9)、再送要求パケットに入っているブロ
ック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5から読
み出し、ブロック化部6でブロックを2つのサブブロッ
クに分割し(S10)、それぞれのブロック番号フレー
ムに上述したルールに従いブロック番号、サブブロック
番号と誤り検出符号を付加して送信する(S11,
4)。
【0045】通信制御装置Bは、ブロック組立部7によ
り無線インタフェース8を介して受信したデータに対し
てパケットに含まれている各ブロックの誤り検出を行い
(S21,22,23)、正常に受信できたブロックを
メモリ5に記憶する(S24)。全く誤りがなければ通
信制御装置Aに受信応答を送出すると共に(S25,2
6)、最初に正常に受信したブロック及び再送により正
常に受信したブロックとで組み立てたデータをメモリ5
に転送し端末インタフェース3を介してデータ端末Bに
送信する(S27)。また、再送時において誤りの発生
したブロックがある場合は、そのブロック番号を再送要
求パケットに入れて通信制御装置Aに送信する(S2
5,28)。全て誤り無く受信できるまで(S25〜2
7)、または、再送を2回までこの手順を繰り返しパケ
ット送信が完了する(S29)。
【0046】図5は、本実施の形態における伝送シーケ
ンスの一例を示した図であり、この図5を用いて上記処
理手順についてより具体的に説明する。
【0047】通信制御装置Aは、1回目にブロック1か
ら3までを送信する。通信制御装置Bでは1回目の送信
で第1ブロックのみ正しく受信し、ブロック2、3の再
送要求を行うとともに第1ブロックを記憶する。通信制
御装置Aはブロック2、3をそれぞれサブフレーム(ブ
ロック2−1,2−2及びブロック3−1,3−2)に
分割した後再送する。通信制御装置Bでは、正しく受信
できたブロック2とブロック3のサブフレーム3−1の
みを記憶すると共に、誤りの発生したブロック3のサブ
フレーム3−2のみの再送要求を行う。通信制御装置A
は、ブロック3のサブフレーム3−2を更に2つのサブ
フレーム(ブロック3−2−1及びブロック3−2−
2)に分割した後再送する。通信制御装置Bは、ブロッ
ク3−2のサブフレーム3−2−1,3−2−2を正常
に受信すると、受信応答を送信すると共に、記憶する。
このような手順で正常に受信した全てのブロックを組み
立てデータ端末Bに送信する。
【0048】以上のように、本実施の形態によれば、1
パケットを複数のブロックに分割し、更に再送時には誤
りのあったブロックのみをサブブロックに分割して再送
することにより、悪い回線状況においても効率の良い伝
送をすることができる。すなわち、誤りのあったブロッ
クのみを再送することで転送データ量の減少を図り、か
つ当該ブロック長を半分にすることでブロック誤り率を
軽減することができる。この結果、再送回数、再送時間
を相対的に短くすることができ、スループット及び回線
利用効率を向上させることができる。
【0049】上記例では、通信制御装置Aから通信制御
装置Bに対するデータ送信であったが、その逆において
も同様の手順でデータ送信を行うことができる。また、
データ送信機能のみを持つ送信制御装置からデータ受信
機能のみを持つ受信制御装置へデータ送信であっても全
く同様の手順でデータ送信を行うことができる。
【0050】なお、データ送信側においてデータ送信処
理において発生する誤りは、受信側の通信制御装置から
の再送要求パケットを受信することで検出し、誤りのあ
ったブロックは、再送要求パケットに含まれるブロック
番号により特定することができるが、再送要求パケット
を使用しない他の通信手順にも応用することは可能であ
る。受信応答が所定時間内に受信側から受け取れなかっ
た場合なども全ブロックに誤りが検出されたとみなして
全ブロックのサブブロックに分割するなどして本実施の
形態を応用することができる。
【0051】実施の形態2.上記実施の形態1では、誤
りが検出された場合、誤りのあったブロックをサブブロ
ックに分割していくことで対処していたが、本実施の形
態では、誤りのあったブロックを連送するようにしたこ
とを特徴としている。また、本実施の形態においては、
再送要求があって初めて連送をするものである。本実施
の形態における装置構成は、実施の形態1と同様である
ため図示しないが、本実施の形態におけるCPU4は、
データ送信に誤りが検出された場合、その誤りが検出さ
れたブロックデータのみを連送して再送する再送制御手
段として設けられている。
【0052】図6は、本実施の形態において使用する送
信データのフレームフォーマットを示した図である。図
6において、フレームの先頭には無線伝送に必要なヘッ
ダがあり、固定の長さのブロックデータにはブロック番
号及び各ブロックの誤り検出用の符号CRCが付加さ
れ、パケットが構成されている。
【0053】次に、本実施の形態における動作につい
て、実施の形態1と同様にデータ端末A(通信制御装置
A)からデータ端末B(通信制御装置B)にデータを送
信する場合を例にして説明する。図7は、本実施の形態
における送信側の通信制御装置の動作を示したフローチ
ャートである。なお、受信側の通信制御装置の制御フロ
ーは実施の形態1において示した図4と同じである。
【0054】まず、データ端末Aにおいてパケットの送
信要求が発生した場合(S41)、パケットは通信制御
装置Aで図7のフォーマットに変換され(S42,S4
3)、無線インタフェース8で同期ビット等の無線伝送
用のデータが付加され無線機9を介して通信制御装置B
へ送信される(S44)。
【0055】受信側の通信制御装置Bは、ブロック組立
部7により無線インタフェース8を介して受信したパケ
ットに含まれている各ブロックの誤り検出を行い(S2
1,22,23)、正常に受信できたブロックをメモリ
5に記憶する(S24)。全く誤りがなければ通信制御
装置Aに受信応答を送出すると共に(S25,26)、
組み立てたデータをメモリ5に転送し端末インタフェー
ス3を介してデータ端末Bに送信する(S27)。ま
た、誤りの発生したブロックがある場合は、そのブロッ
ク番号を再送要求パケットに入れて通信制御装置Aに送
信する(S25,28)。
【0056】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S46,47,49)、再送要求パケットに入ってい
るブロック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5
から読み出し、2連送して送信する(S50)。
【0057】通信制御装置Bは、ブロック組立部7によ
り無線インタフェース8を介して受信したデータに対し
てパケットに含まれている各ブロックの誤り検出を行い
(S21,22,23)、連送されたブロック1つでも
誤りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出すると
共に(S25,26)、最初に正常に受信したブロック
及び再送により正常に受信したブロックとで組み立てた
データをメモリ5に転送し端末インタフェース3を介し
てデータ端末Bに送信する(S27)。また、再送時に
おいて誤りの発生したブロックがある場合は、そのブロ
ック番号を再送要求パケットに入れて通信制御装置Aに
送信する(S25,28)。
【0058】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S46,47,49)、再送要求パケットに入ってい
るブロック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5
から読み出し、当該ブロックデータを再度連送して送信
するが(S50)、今回の再送データの連送回数を3回
にして送信する(S50)。この処理を全て誤りなく受
信できるまで、または、再送を2回まで再送回数に応じ
て連送回数を増やして送信し、この手順を繰り返しパケ
ット送信が完了する。
【0059】以上のように、本実施の形態によれば、1
パケットを複数のブロックに分割し、再送時には誤りの
あったブロックのみを連送して再送することにより、再
送データの到達率が向上するため、悪い回線状況におい
ても再送を繰り返す率を減少させることができる。この
結果、再送回数、再送時間を相対的に小さくすることが
でき、スループット及び回線利用効率を向上させること
ができる。更に、再送要求があって初めて連送をするよ
うにし、かつ再送する度に送信するブロックデータの連
送数を増やしていくようにしたので、スループット及び
回線利用効率の低下を極力防止することができる。
【0060】なお、本実施の形態では、連送数を再送回
数と同じN個としたが、必ずしも同じにする必要はな
く、適切な連送数とすればよい。
【0061】実施の形態3.本実施の形態は、受信側の
通信制御装置2に関し、実施の形態1に示した送信側の
通信制御装置とデータ通信を行うものである。本実施の
形態における装置構成は、実施の形態1と同様であるた
め図示しないが、本実施の形態におけるブロック組立部
7は、更に再送されたブロックを前記誤りのあったブロ
ックと比較してブロックデータを生成するブロックデー
タ生成手段として設けられている。また、本実施の形態
で用いるフレームフォーマットは、図2と同じである。
【0062】図8は、本実施の形態において特徴的な受
信側の通信制御装置の動作を示したフローチャートであ
り、この図を用いて本実施の形態における動作について
説明する。なお、送信側の通信制御装置の制御フローは
実施の形態1に示した図3と同様である。本実施の形態
においてもデータ端末A(通信制御装置A)からデータ
端末B(通信制御装置B)にデータを送信する場合につ
いて説明する。
【0063】まず、データ端末Aにおいてパケットの送
信要求が発生した場合、前記実施の形態1と同様に処理
され、パケットが図2(a)のフレームフォーマットで
送信される(S1〜4)。
【0064】通信制御装置Bにおいて、無線インタフェ
ース8を介して受信されたデータは、ブロック組立部7
により、各ブロックの誤り検出を行い(S61〜6
3)、誤りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出
すると共に(S65,66)、組み立てたデータをメモ
リ5に転送し端末インタフェース3を介してデータ端末
Bに送信される(S67)。また、誤りの発生したブロ
ックがある場合(S68)、そのブロックをメモリ5に
記憶し(S71)、そのブロック番号を再送要求パケッ
トに入れて通信制御装置Aに送信する(S72)。
【0065】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S6,7,9)、再送要求パケットに入っているブロ
ック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5から読
み出し、ブロック化部6でブロックを2つのサブブロッ
クに分割し(S10)、それぞれのブロック番号フレー
ムに上述したルールに従いブロック番号、サブブロック
番号と誤り検出符号を付加して送信する(S11,
4)。
【0066】通信制御装置Bにおいて、無線インタフェ
ース8を介して受信された再送データは、ブロック組立
部7により各ブロックの誤り検出を行う(S63)。誤
りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出すると共
に(S66)、組み立てたデータをメモリ5に転送し端
末インタフェース3を介してデータ端末Bに送信する
(S67)。また、誤りの発生したブロックがある場合
は、ブロック組立部7は、再送されたブロックを誤りの
あったブロックと比較し、次のようにしてブロックデー
タを生成する。
【0067】まず、今回受信した誤りのあるブロックデ
ータとメモリ5に記憶している前回受信した誤ったブロ
ックデータとの各ビットを比較する。もし、異なるビッ
トが存在すれば、今回受信した誤りのあるブロックデー
タのそのビットを反転して、再度誤りチェックを行う
(S69)。誤りがなければ、その反転して生成したビ
ット列(ブロック)が正しいブロックデータであると判
断して受信応答を送出する(S70,66)。そして、
正常ブロックで組み立てたデータをメモリ5に転送し端
末インタフェース3を介してデータ端末Bに送信する
(S67)。一方、誤りがまだあるのであれば、そのブ
ロック番号を再送要求パケットに入れて通信制御装置A
に再度送信する(S72)。全て誤り無く受信できるま
で、または、再送を2回までこの手順を繰り返しパケッ
ト送信が完了する。
【0068】このように、本実施の形態によれば、受信
側の通信制御装置において1回目に受信した誤りデータ
と再送で誤ったデータを比較し、違うビットのみ反転さ
せて、データを再生して誤り検出を行う処理を入れるこ
とにより、再送データが誤った場合でもデータ再生可能
な確率が増え、効率の良い伝送を行うことができる。
【0069】実施の形態4.本実施の形態は、受信側の
通信制御装置2に関し、実施の形態2に示した送信側の
通信制御装置とデータ通信を行うものである。本実施の
形態における装置構成は、実施の形態2と同様であるた
め図示しないが、本実施の形態におけるブロック組立部
7は、更に再送されたブロックを前記誤りのあったブロ
ックと比較してブロックデータを生成するブロックデー
タ生成手段として設けられている。また、本実施の形態
で用いるフレームフォーマットは、図6と同じである。
【0070】次に、本実施の形態における動作について
説明する。なお、送信側の通信制御装置の制御フローは
上記実施の形態2で示した図6を、受信側の通信制御装
置の制御フローは上記実施の形態3で示した図8をそれ
ぞれ用いる。本実施の形態においてもデータ端末A(通
信制御装置A)からデータ端末B(通信制御装置B)に
データを送信する場合について説明する。
【0071】まず、データ端末Aにおいてパケットの送
信要求が発生した場合、前記実施の形態1と同様に処理
され、パケットが図2(a)のフレームフォーマットで
送信される(S41〜44)。
【0072】通信制御装置Bにおいて、無線インタフェ
ース8を介して受信されたデータは、ブロック組立部7
により、各ブロックの誤り検出を行い(S61〜6
3)、誤りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出
すると共に(S65,66)、組み立てたデータをメモ
リ5に転送し端末インタフェース3を介してデータ端末
Bに送信される(S67)。また、誤りの発生したブロ
ックがある場合(S68)、そのブロックをメモリ5に
記憶し(S71)、そのブロック番号を再送要求パケッ
トに入れて通信制御装置Aに送信する(S72)。
【0073】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S46,47,49)、再送要求パケットに入ってい
るブロック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5
から読み出し、2連送して送信する(S50)。
【0074】通信制御装置Bにおいて、無線インタフェ
ース8を介して受信された再送データは、ブロック組立
部7により各ブロックの誤り検出を行う(S63)。誤
りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出すると共
に(S66)、組み立てたデータをメモリ5に転送し端
末インタフェース3を介してデータ端末Bに送信する
(S67)。また、誤りの発生したブロックがある場合
は、ブロック組立部7は、再送されたブロックを誤りの
あったブロックと比較し、次のようにしてブロックデー
タを生成する。
【0075】まず、メモリ5に記憶されている前回の誤
ったブロックデータと連送された再送データとの各ビッ
トを多数決判定し、再度誤りチェックを行う(S6
9)。誤りがなければ、多数決判定したビット列(ブロ
ック)が正しいブロックデータであると判断して受信応
答を送出する(S70,66)。そして、正常ブロック
で組み立てたデータをメモリ5に転送し端末インタフェ
ース3を介してデータ端末Bに送信する(S67)。一
方、誤りがまだあるのであれば、そのブロック番号を再
送要求パケットに入れて通信制御装置Aに再度送信する
(S72)。全て誤り無く受信できるまで、または、再
送を2回までこの手順を繰り返しパケット送信が完了す
る。
【0076】このように、本実施の形態によれば、受信
側の通信制御装置において1回目に受信した誤りデータ
と再送で誤ったデータを多数決判定させて、データを再
生し誤り検出を行う処理を入れることにより、再送デー
タが誤った場合でもデータ再生可能な確率が増え、効率
の良い伝送を行うことができる。
【0077】実施の形態5.本実施の形態は、パケット
単位で同報データ通信を行い、データ受信端末からの再
送要求に応じてデータの再送を行う送信制御装置に関す
るものである。本実施の形態における装置構成は、実施
の形態1とほぼ同様であるため図示しないが、本実施の
形態におけるデータ送信手段である無線インタフェース
8は、ブロック化した送信データを一斉同報送信するこ
とができる。また、再送制御手段として設けられたCP
U4は、データ受信端末すなわち受信側の通信制御装置
2からブロック再送要求が送られてきた場合、その誤り
が検出されたブロックデータのみを再送要求をした通信
制御装置2のみに再送する。図9は、本実施の形態で用
いる送信フレームフォーマットを示した図であり、図1
0は、本実施の形態における伝送シーケンスの一例を示
した図である。図9において、フレームフォーマット
は、ヘッダ、宛先、複数のデータブロックから構成され
る。図9の例では宛先は1バイトのデータから構成され
ており、送信先となるデータ端末毎にビットアサインさ
れている。もちろん、9台以上の端末に一斉同報を可能
とするために宛先のビット数を増やすことは任意であ
る。この送信先となる端末のビットを1にすることによ
ってデータの送信先を指定する。なお、データブロック
は、上記各実施の形態と同様の構成となっている。
【0078】次に、本実施の形態における動作について
図10に示した構成を例にして説明する。図10では、
1台の基地局から端末1〜6に同報データを送信する場
合の例を示している。送信制御装置に相当する基地局及
び受信制御装置に相当する各端末は、上記各実施の形態
と同等の通信制御装置及び制御シーケンスを有している
ものとする。
【0079】まず、基地局からブロック(1)〜(1
0)までのデータを端末1〜6に同報データとして送信
する。各端末は、受信したデータの宛先をチェックし、
自端末のビットが1であれば自端末宛のデータとして取
り込み、各データブロックの誤りチェックを行う。全て
正しく受信していればACKを、誤りがあれば、誤りの
あったブロック番号をNAKに付加して基地局に送信す
る。受信応答を送信するタイミングは、ある決められた
間隔で端末ごと送信する。図10によると、端末1,
4,6が全て正常に受信しACKを送信しているが、端
末2がブロック番号(2),(7)の再送要求を、端末
3がブロック番号(3),(7)の再送要求を、端末5
がブロック番号(3),(4)の送信要求を、それぞれ
送信している。基地局は、各端末から送られてきた受信
応答に応じて、再送のための宛先として端末2,3,5
のみを指定し、再送要求のあったブロック(2),
(3),(4),(7)を同報送信する。なお、図10
には示さないが、本実施の形態が実施の形態1,3と同
様の構成を有する場合は、再送するブロックをサブブロ
ックに分割して再送をする。一方、本実施の形態が実施
の形態2,4と同様の構成を有する場合は、再送するブ
ロックを連送して再送することになる。
【0080】以上のように、本実施の形態によれば、再
送時には再送要求のあった端末のみに同報送信をし、既
に正常にデータ受信した端末へのデータ送信をしないよ
うにしたので、送信側においては、再送先数が軽減し、
かつ不要なACKを再度受け取ることがなくなり、処理
負荷の軽減を図ることができる。また、正常にデータ受
信した端末においても不要なデータが再度送られてこな
いので、処理負荷の軽減を図ることができるとともに不
要なデータの再送に伴う送信側と受信側での状態の不一
致を防止することができる。
【0081】また、再送時に再送対象となるブロックの
みをマージして再送要求をした端末のみに送信するよう
にしたので、データ再送の効率化を図ることができる。
【0082】実施の形態6.本実施の形態は、固有のパ
ケットIDが付加されたパケット単位でデータ通信を行
う通信制御システムに関するものである。本実施の形態
における装置構成は、実施の形態1とほぼ同様であるた
め図示しないが、本実施の形態においては、送信側とし
て送信パケットに再送回数データを付加するパケット生
成手段を設けたことを特徴とするが、この処理をブロッ
ク化部6が送信ブロック作成時に行うこととする。ま
た、受信側としては、再送制御手段として設けられたC
PU4が、誤りが検出された場合にその誤りのあったブ
ロックを指定して再送要求を送信することは上記各実施
の形態と同様であるが、本実施の形態においては、受信
したパケットが再送データであって当該パケットのパケ
ットIDと同じパケットを正常に受信済みの場合は当該
パケットの誤りの有無に関係なく再送要求を送信しない
ようにしたことを特徴としている。
【0083】図11は、本実施の形態で用いる送信デー
タのフレームフォーマットを示した図である。図11に
よれば、データフォーマットは、ヘッダ、制御フレー
ム、複数のブロックから構成されている。制御フレーム
は、再送回数、宛先、パケットID及び誤り検出用のC
RCからなる。この再送回数に前述した再送回数データ
がセットされることになる。なお、各ブロックは、上記
各実施の形態と同様なので説明は省略する。
【0084】図12は、本実施の形態における送信側の
通信制御装置の動作を示したフローチャートであり、図
13は、本実施の形態における受信側の通信制御装置の
動作を示したフローチャートである。これらを図を用い
て本実施の形態における動作について説明する。本実施
の形態では、実施の形態1と同様にデータ端末A(通信
制御装置A)からデータ端末B(通信制御装置B)にデ
ータを送信する場合を例にして説明する。
【0085】通信制御装置Aからの送信データは、ブロ
ック化部6によりブロックに分割され(S81,8
2)、各ブロックにブロック番号及び誤り検出符号が付
加され(S83)、制御フレームの再送回数を0とし、
また誤り検出符号が付加され(S84)、更にパケット
の先頭にヘッダが付加されて生成された後送信される
(S85)。なお、制御フィールドの宛先及びパケット
IDは、データ端末Aからの送信データに付加されてい
るものとする。
【0086】通信制御装置Bは、パケットを受信すると
(S101)、受信したパケットの制御フレームの再送
回数をチェックする(S102)。再送回数が0であれ
ば、再送データではないと判断して従来の方式と同様に
各ブロックの誤りをチェックする(S104)。全く誤
りがなければ通信制御装置Aに受信応答を送出すると共
に(S106,107)、組み立てたデータをメモリ5
に転送し端末インタフェース3を介してデータ端末Bに
送信する(S108)。更に、本実施の形態では、正常
に受信できたパケットのパケットIDを記憶する(S1
09)。また、誤りの発生したブロックがある場合は、
そのブロック番号を再送要求パケットに入れて通信制御
装置Aに送信する(S106,110)。
【0087】通信制御装置Aは、再送要求を受けると
(S87,88,90)、再送要求パケットに入ってい
るブロック番号に基づき、該当するブロックをメモリ5
から読み出し、ブロック化部6で送信フレームを作成す
るが(S91)、更に、本実施の形態では、制御フレー
ムの再送回数に再送回数、この場合は1をセットした
後、送信パケットを送信する(S92,85)。
【0088】通信制御装置Bは、受信したパケットの制
御フレームの再送回数をチェックする(S101,10
2)。ここでは、再送回数に1、すなわち0以外の値が
セットされているので、受信したパケットに含まれてい
る再送回数が0でないことにより当該パケットが再送デ
ータであると判断することができる。再送回数が0以外
の場合、続いてパケットIDをチェックし(S10
3)、前回の受信処理で正常に受信したパケットのパケ
ットIDと同一であれば、ブロックの誤りチェックをせ
ずに受信応答を送出する(S111)。すなわち、受信
したパケットが再送データであって当該パケットのパケ
ットIDと同じパケットを正常に受信済みの場合は当該
パケットの誤りの有無に関係なく再送要求を送信しない
ことになる。一方、前回正常受信したパケットのIDと
異なる場合は、従来の再送データと同様の処理を行う
(S104〜110)。
【0089】ところで、再送回数が0以外の場合で、パ
ケットIDが前回の受信処理で正常に受信したパケット
のパケットIDと同一となる場合として考えられるの
は、前回正常にデータ受信して受信応答を送信したが、
受信応答が誤り等で正常に送信側に送ることができなか
ったために、送信側が再送してきた場合である。従っ
て、本実施の形態によれば、再送要求もしていないのに
再送データを受信した場合、送信側に受信応答を再度送
信すると共に、受信側では再送データを破棄することが
できるため、受信応答が不達の状態でも送信側と受信側
との状態不一致の発生を防止することができる。
【0090】実施の形態7.本実施の形態は、パケット
に含まれるデータがキャラクタの場合の伝送効率を向上
させる通信制御システムに関するものである。本実施の
形態における装置構成は、実施の形態1とほぼ同様であ
るため図示しないが、本実施の形態においては、送信側
の通信制御装置(送信制御装置)に設けられたCPU4
は、誤りが検出されたブロックデータを含む再送要求を
受信したときに、誤りを含む受信したブロックデータと
当該ブロックデータに対応する記憶しておいた正しいブ
ロックデータとを比較し、そのブロックデータのうち異
なるキャラクタデータのみを抽出して送信するような再
送制御を行う。また、受信側の通信制御装置(受信制御
装置)に設けられたCPU4は、誤りが検出された場合
にその誤りのあったブロックデータを再送要求にそのま
ま付加して送信する再送制御を行う。
【0091】図14は、本実施の形態における再送デー
タのフレームフォーマットを示した図である。なお、再
送でない1回目の送信データフォーマットは図6と同一
である。図14に示した再送データフォーマットは、ヘ
ッダ、ブロック番号、再送するキャラクタ番号、キャラ
クタデータ、誤り検出符号CRCから構成される。同一
ブロック番号のキャラクタは、ブロック番号の後に続け
て伝送し、ブロック番号からそのブロックの最後のキャ
ラクタデータまでの誤り検出符号としてCRCをブロッ
クごとに付加する。
【0092】図15は、本実施の形態における送信側の
通信制御装置の動作を示したフローチャートであり、図
16は、本実施の形態における受信側の通信制御装置の
動作を示したフローチャートである。これらを図を用い
て本実施の形態における動作について説明する。本実施
の形態では、実施の形態1と同様にデータ端末A(通信
制御装置A)からデータ端末B(通信制御装置B)にデ
ータを送信する場合を例にして説明する。
【0093】通信制御装置Aからの送信データは、ブロ
ック化部6によりブロックに分割され(S121,12
2)、各ブロックにブロック番号及び誤り検出符号が付
加された後(S123)、パケットの先頭にヘッダが付
加され送信される(S124)。
【0094】通信制御装置Bは、パケットを受信すると
(S141)、受信したパケットの各ブロックの誤り検
出を行う(S142〜144)。全く誤りがない場合は
上記各実施の形態と同様に受信応答を送出すると共に
(S145〜147)、組み立てたデータをメモリ5に
転送し端末インタフェース3を介してデータ端末Bに送
信する(S148)。一方、誤りのあった場合、誤りブ
ロックをメモリ5に記憶し(S149)、再送要求パケ
ットに誤ったブロックの番号とデータをそのまま付加し
て通信制御装置Aに送信する(S150)。
【0095】通信制御装置Aは、再送要求を受信すると
(S126,127,129)、再送要求パケットに付
加されたブロックデータとメモリ5に記憶されている対
応するブロック番号のブロックデータとを比較して誤っ
たキャラクタを抽出する(S130)。そして、図14
に示した再送データフォーマットに合わせて、再送する
キャラクタにブロック番号及びキャラクタ番号を付加し
て再送する(S131,124)。キャラクタ番号は例
えば、ブロックデータの最初からの位置の番号を用い
る。
【0096】通信制御装置Bは、再送データを受信する
と(S141)、その再送データの誤りチェックを行う
(S142,143,151)。ブロック組立部7は、
再送データに誤りがなければ、前回正常に受信したブロ
ックデータ又はキャラクタデータに基づいて受信したパ
ケットを組み立てることになる。すなわち、正常に受信
したキャラクタを、メモリ5に記憶されている誤りブロ
ックのデータと入れ替えて正常ブロックとして記憶する
(S152,153)。再送データが誤った場合は、再
び再送要求に誤ったブロックデータを付加して送信する
(S154)。このように、正常に受信されるまで、ま
たは再送が4回まで繰り返す。
【0097】以上のように、本実施の形態によれば、再
送データを誤ったキャラクタのみで構成することによ
り、再送データ量を少なくすることができる。これによ
り、データ誤りの発生率を軽減することができるので、
その結果、伝送時間も短縮でき、伝送効率を向上させる
ことができる。
【0098】実施の形態8.本実施の形態は、HDLC
通信プロトコルに従ったデータ通信を行う通信制御装置
に関するものである。本実施の形態における装置構成
は、実施の形態1とほぼ同様であるため図示しないが、
本実施の形態においては、送信側の通信制御装置(送信
制御装置)に設けられるブロック化部6は、アドレスフ
ィールド及び制御フィールドの誤り検出情報を付加した
パケットを生成するパケット生成手段である。また、受
信側の通信制御装置(受信制御装置)に設けられるブロ
ック組立部7は、受信したパケットに含まれているアド
レスフィールド及び制御フィールドの誤り検出情報に基
づいてアドレスフィールドと制御フィールドの誤り検出
を行う誤り検出手段である。
【0099】図17は、本実施の形態におけるHDLC
フレーム構成を示した図である。図17(a)に示すよ
うに、1つのフレームはフラグF、アドレスフィールド
A、制御フィールドC、情報フィールドI、フレームチ
ェックシーケンスFCS及びフラグFとから構成され
る。図17(b)に示すように、情報フィールドIは、
複数のサブフレームSFと各サブフレームを仕切る副フ
ラグFSとの組の前にアドレスフィールドAと制御フィ
ールドCのフレームチェックシーケンスACFCSが挿
入されて構成されている。また、1つのサブフレームS
Fは、サブシーケンス番号フィールドSN、サブ情報フ
ィールドSI、サブフレームチェックシーケンスSFC
Sから構成されている。
【0100】図17に基づき、1つのHDLCフレーム
の作成方法について説明する。
【0101】あるデータ端末から他のデータ端末へ送ら
れる情報は、上記各実施の形態と同様にデータ端末から
送られてきた送信パケットを複数にブロック分割され
て、サブ情報フィールドSIに入れられる。また、サブ
シーケンス番号SNには、0,1,2,3,・・・と順
番に番号を入れていく。また、サブフレームチェックシ
ーケンスSFCSには、SN及びSIのフィールドに対
して演算して得られたビット列が入れられる。なお、H
DLCプロトコルに従い、できあがったサブフレームS
Fに5個の1が連続した場合、その次に0を挿入する処
理がなされる。そして、各SFをサブフラグFSで仕切
る。更に、本実施の形態において特徴的な処理である、
アドレスフィールドA及び制御フィールドCのフィール
ドに対して演算して得られたビット列をACFCSに挿
入する処理を行う。このようにして、情報フィールドI
が生成される。情報フィールドIに5個の1が連続した
場合、HDLCプロトコルに従い、その次に0を挿入す
る。フレームチェックシーケンスFCSには、アドレス
フィールドA、制御フィールドC、情報フィールドIの
フィールドに対して演算されるビット列が挿入され、上
記アドレスフィールドA、制御フィールドC、情報フィ
ールドI及びフレームチェックシーケンスFCSに5個
の1が連続した場合、上記と同様にしてその次に0を挿
入する。この前後にフラグフィールドで挟んで1つのフ
レーム(パケット)を生成する。このようなパケットの
生成し送信することで受信側においてアドレスフィール
ドA及び制御フィールドCの誤りチェックを行わせるこ
とができる。
【0102】このフレームを受信した側では、逆の手順
で挿入した0を除去して情報フィールドIを取り出し、
ACFCSによりアドレスフィールドA及び制御フィー
ルドCの誤りチェックを行う。誤りがなければ、各サブ
情報フィールドのチェックを行い、誤りがあれば、誤っ
たサブ情報フィールドの再送要求を行う。
【0103】以上、従来では、情報フィールドに対する
誤り検出しか行っていなかったものを、本実施の形態で
は、アドレスフィールドと制御フィールドの誤り検出を
も行うようにしたので、正常な制御データのもとHDL
Cプロトコルに基づく通信制御を確実に行うことができ
る。これにより、データ通信における誤り率が軽減する
ため、その結果、スループット及び回線利用効率を向上
させることができる。
【0104】なお、本実施の形態においては、フラグ、
アドレスフィールド、制御フィールド、情報フィール
ド、フレームチェックシーケンス及びフラグを含むパケ
ット単位でデータ通信を行うものとしてHDLCプロト
コルに基づく通信制御に適用した場合で説明したが、こ
れらのデータを含むパケットを用いて通信を行わせる他
のプロトコルに基づく通信制御装置にも適用することが
できる。
【0105】上記各実施の形態では、本発明に係る送信
制御装置及び受信制御装置の双方の構成要素を有する通
信制御装置を例にして説明したが、いずれか一方の構成
要素のみを有する送信専用若しくは受信専用の装置とし
て構成することは、当然ながら可能である。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、再送データの誤りやす
い回線品質の悪い状態でも、誤りのあったブロックをブ
ロック分割や連送することでより確実に受信させるよう
にしたので、再送回数を減らすことができ、かつ回線利
用効率を向上することができる。
【0107】また、再送要求があって初めて連送をする
ようにし、かつ再送する度に送信するブロックデータの
連送数を増やしていくようにしたので、スループット及
び回線利用効率の低下を極力防止することができる。
【0108】また、受信制御装置において先に受信した
誤りデータと再送で誤ったデータを比較し、違うビット
のみ反転させて、データを再生して誤り検出を行う処理
を入れることにより、再送データが誤った場合でもデー
タ再生可能な確率が増え、効率の良い伝送をすることが
できる。
【0109】また、先に受信した誤りデータと再送で誤
ったデータを多数決判定させて、データを再生し誤り検
出を行う処理を入れることにより、再送データが誤った
場合でもデータ再生可能な確率が増え、効率の良い伝送
を行うことができる。
【0110】また、再送時には再送要求のあったデータ
受信端末のみに同報送信をし、既に正常にデータ受信し
た端末へのデータ送信をしないようにしたので、送信側
においては、再送先数が軽減し、かつ既に受けた受信応
答を再度受け取ることがなくなり、処理負荷の軽減を図
ることができる。また、正常にデータ受信した端末にお
いても不要なデータが再度送られてこないので、処理負
荷の軽減を図ることができるとともに不要なデータの再
送に伴う送信側と受信側での状態の不一致を防止するこ
とができる。
【0111】また、パケットに再送回数を付加して送信
するようにしたので、データ受信側に再送データかどう
かを知らせることができる。これにより、受信側におい
ては、再送要求もしていないのに再送データを受信した
場合に適切な処置を講じることができ、パケットの送信
側と受信側との状態不一致の発生を防止することができ
る。
【0112】また、再送データを誤ったキャラクタのみ
で構成することにより、再送データ量を少なくすること
ができる。これにより、データ誤りの発生率を軽減する
ことができるので、また、回線利用効率を向上すること
ができる。
【0113】更に、アドレスフィールドと制御フィール
ドの誤り検出を行うことができるようにしたので、正常
な制御データに基づくデータ通信を確実に行うことがで
きる。これにより、データ通信における誤り率が軽減す
るため、その結果、スループット及び回線利用効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における通信制御装置を示した
ブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1において使用する送信データの
フレームフォーマットを示した図である。
【図3】 実施の形態1における送信側の通信制御装置
の動作を示したフローチャートである。
【図4】 実施の形態1における受信側の通信制御装置
の動作を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態1における伝送シーケンスの一例
を示した図である。
【図6】 実施の形態2における送信データのフレーム
フォーマットを示した図である。
【図7】 実施の形態2における送信側の通信制御装置
の動作を示したフローチャートである。
【図8】 実施の形態3における受信側の通信制御装置
の動作を示したフローチャートである。
【図9】 実施の形態5における送信データのフレーム
フォーマットを示した図である。
【図10】 実施の形態5における伝送シーケンスの一
例を示した図である。
【図11】 実施の形態6における送信データのフレー
ムフォーマットを示した図である。
【図12】 実施の形態6における送信側の通信制御装
置の動作を示したフローチャートである。
【図13】 実施の形態6における受信側の通信制御装
置の動作を示したフローチャートである。
【図14】 実施の形態7における再送データのフレー
ムフォーマットを示した図である。
【図15】 実施の形態7における送信側の通信制御装
置の動作を示したフローチャートである。
【図16】 実施の形態7における受信側の通信制御装
置の動作を示したフローチャートである。
【図17】 実施の形態8におけるHDLCフレーム構
成を示した図である。
【図18】 従来からある伝送シーケンスの一例を示し
た図である。
【図19】 図18に示した方式において用いられるデ
ータフォーマットを示した図である。
【図20】 従来からある伝送シーケンスの他の例を示
した図である。
【図21】 従来の同報データをブロックに分割して送
信する方式の概要を示した図である。
【図22】 従来のHDLCフォーマットの情報フィー
ルドを複数のサブフィールドに分割した方式のフレーム
フォーマットを示した図である。
【符号の説明】
1 データ端末、2 通信制御装置、3 端末インタフ
ェース、4 CPU(再送制御手段)、5 メモリ、6
ブロック化部(再送制御手段)、7 ブロック組立部
(誤り検出手段、ブロックデータ生成手段、パケット生
成手段)、8無線インタフェース(データ送信手段、デ
ータ受信手段)、9 無線機。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット単位でデータ通信を行い、デー
    タ通信時に誤りが検出された場合にデータ再送を行う送
    信制御装置において、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 ブロック化した送信データを送信するデータ送信手段
    と、 データ送信に誤りが検出された場合、その誤りが検出さ
    れたブロックデータのみを更に複数のブロックに分割し
    た後再送する再送制御手段と、 を有することを特徴とする送信制御装置。
  2. 【請求項2】 パケット単位でデータ通信を行い、デー
    タ通信時に誤りが検出された場合にデータ再送を行う送
    信制御装置において、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 ブロック化した送信データを送信するデータ送信手段
    と、 データ送信に誤りが検出された場合、その誤りが検出さ
    れたブロックデータのみを連送して再送する再送制御手
    段と、 を有することを特徴とする送信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記再送制御手段は、再送する度に送信
    するブロックデータの連送数を増やしていくことを特徴
    とする請求項2記載の送信制御装置。
  4. 【請求項4】 パケット単位でデータ通信を行い、受信
    したパケットに誤りを検出した場合にデータを再送して
    もらう受信制御装置において、 受信したパケットに含まれているブロックの誤り検出を
    行う誤り検出手段と、 誤りが検出された場合にその誤りのあったブロックを指
    定して再送要求を送信する再送制御手段と、 正常に受信したブロックを受信パケットとして組み立て
    るブロック組立手段と、 再送されたブロックを前記誤りのあったブロックと比較
    し正しいブロックデータを生成するブロックデータ生成
    手段と、 を有することを特徴とする受信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ブロックデータ生成手段は、再送さ
    れたブロックの各ビットが前記誤りのあったブロックの
    対応するビットと異なる場合、そのビットを反転してブ
    ロックデータを生成することを特徴とする請求項4記載
    の受信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ブロックデータ生成手段は、連送さ
    れた再送ブロックと前記誤りのあったブロックの各ビッ
    トを多数決判定することでブロックデータを生成するこ
    とを特徴とする請求項4記載の受信制御装置。
  7. 【請求項7】 パケット単位で同報データ通信を行い、
    データ受信端末からの再送要求に応じてデータの再送を
    行う送信制御装置において、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 ブロック化した送信データを一斉同報送信可能なデータ
    送信手段と、 データ受信端末からブロック再送要求が送られてきた場
    合、その誤りが検出されたブロックデータのみを再送要
    求をした前記データ受信端末のみに再送する再送制御手
    段と、 を有することを特徴とする送信制御装置。
  8. 【請求項8】 固有のパケットIDが付加されたパケッ
    ト単位でデータ通信を行い、データ送信に誤りが検出さ
    れた場合、データの再送を行う送信制御装置において、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 前記送信パケットに再送回数データを付加するパケット
    生成手段と、 を有することを特徴とする送信制御装置。
  9. 【請求項9】 固有のパケットIDが付加されたパケッ
    ト単位でデータ通信を行う受信制御装置において、 受信したパケットに含まれているブロックの誤り検出を
    行う誤り検出手段と、 誤りが検出された場合にその誤りのあったブロックを指
    定して再送要求を送信する再送制御手段と、 正常に受信したブロックを受信パケットとして組み立て
    るブロック組立手段と、 を有し、 前記再送制御手段は、受信したパケットが再送データで
    あって当該パケットのパケットIDと同じパケットを正
    常に受信済みの場合は当該パケットの誤りの有無に関係
    なく再送要求を送信しないことを特徴とする受信制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記再送制御手段は、受信したパケッ
    トに含まれている再送回数が0でないことにより当該パ
    ケットが再送データであると判断することを特徴とする
    請求項9記載の受信制御装置。
  11. 【請求項11】 固有のパケットIDが付加されたパケ
    ット単位でデータ通信を行い、受信データに誤りを検出
    した場合に再送要求を送信する受信制御装置と、再送要
    求に応じてデータの再送を行う送信制御装置とを有する
    通信制御システムにおいて、 前記送信制御装置は、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 前記送信パケットに再送回数データを付加するパケット
    生成手段と、 を有し、 前記受信制御装置は、 受信したパケットに含まれているブロックの誤り検出を
    行う誤り検出手段と、 誤りが検出された場合にその誤りのあったブロックを指
    定して再送要求を送信する再送制御手段と、 正常に受信したブロックを受信パケットとして組み立て
    るブロック組立手段と、 を有し、 前記再送制御手段は、受信したパケットが再送データで
    あって当該パケットのパケットIDと同じパケットを正
    常に受信済みの場合は当該パケットの誤りの有無に関係
    なく再送要求を送信しないことを特徴とする通信制御シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 パケット単位でキャラクタデータ通信
    を行い、受信データに誤りを検出した場合に再送要求を
    送信する受信制御装置と、再送要求に応じてデータの再
    送を行う送信制御装置とを有する通信制御システムにお
    いて、 前記送信制御装置は、 送信パケットを複数のブロックに分割するブロック化手
    段と、 ブロック化した送信データを送信するデータ送信手段
    と、 誤りが検出されたブロックデータを含む再送要求を受信
    したときに、誤りを含む受信したブロックデータと当該
    ブロックデータに対応する記憶しておいた正しいブロッ
    クデータとを比較し、そのブロックデータのうち異なる
    キャラクタデータのみを抽出して送信する送信側再送制
    御手段と、 を有し、 前記受信制御装置は、 受信したパケットに含まれているブロック内のキャラク
    タデータレベルでの誤り検出を行う誤り検出手段と、 誤りが検出された場合にその誤りのあったキャラクタデ
    ータを含むブロックデータを再送要求にそのまま付加し
    て送信する受信側再送制御手段と、 正常に受信したブロックデータ又はキャラクタデータに
    基づいて受信パケットを組み立てるブロック組立手段
    と、 を有することを特徴とする通信制御システム。
  13. 【請求項13】 フラグ、アドレスフィールド、制御フ
    ィールド、情報フィールド、フレームチェックシーケン
    ス及びフラグを含むパケット単位でデータ通信を行う受
    信制御装置において、 受信したパケットに含まれている前記アドレスフィール
    ド及び前記制御フィールドの誤り検出情報に基づいて前
    記アドレスフィールドと前記制御フィールドの誤り検出
    を行う誤り検出手段を有することを特徴とする受信制御
    装置。
  14. 【請求項14】 フラグ、アドレスフィールド、制御フ
    ィールド、情報フィールド、フレームチェックシーケン
    ス及びフラグを含むパケット単位でデータ通信を行う送
    信制御装置において、 前記アドレスフィールド及び前記制御フィールドの誤り
    検出情報を付加したパケットを生成するパケット生成手
    段を有することを特徴とする送信制御装置。
  15. 【請求項15】 前記パケット生成手段は、前記誤り検
    出情報を前記情報フィールドに挿入することを特徴とす
    る請求項14記載の送信制御装置。
  16. 【請求項16】 パケット単位でデータ通信を行う通信
    制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指
    定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータのみを更に複数のブロックに分割した後
    再送する再送ステップと、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
  17. 【請求項17】 パケット単位でデータ通信を行う通信
    制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指
    定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータのみを連送して再送する再送ステップ
    と、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
  18. 【請求項18】 パケット単位でデータ通信を行う通信
    制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指
    定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータのみを更に複数のブロックに分割した後
    再送する再送ステップと、 前記受信側通信制御装置において再送されたブロックの
    各ビットが前記誤りのあったブロックの対応するビット
    と異なる場合、そのビットを反転してブロックデータを
    生成するブロックデータ生成ステップと、 を含み、前記受信側通信制御装置において正しいブロッ
    クデータを自動生成することを特徴とする通信制御方
    法。
  19. 【請求項19】 パケット単位でデータ通信を行う通信
    制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指
    定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータのみを連送して再送する再送ステップ
    と、 前記受信側通信制御装置において連送された再送ブロッ
    クと前記誤りのあったブロックの各ビットを多数決判定
    することでブロックデータを生成するブロックデータ生
    成ステップと、 を含み、前記受信側通信制御装置において正しいブロッ
    クデータを自動生成することを特徴とする通信制御方
    法。
  20. 【請求項20】 パケット単位で同報データ通信を行う
    通信制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して一斉同報送信するデータ送信ステップ
    と、 各受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを
    検出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを
    指定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータのみを再送要求をした前記受信側通信制
    御装置のみに再送する再送ステップと、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
  21. 【請求項21】 固有のパケットIDが付加されたパケ
    ット単位でデータ通信を行う通信制御装置を有する通信
    制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたブロックデータを指
    定して再送要求をする再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において前記誤りが検出された
    ブロックデータに再送回数を付加して再送する再送ステ
    ップと、 前記受信側通信制御装置において受信したパケットが再
    送データであって当該パケットのパケットIDと同じパ
    ケットを正常に受信済みの場合は当該パケットの誤りの
    有無に関係なく再送要求を送信しないステップと、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
  22. 【請求項22】 パケット単位でキャラクタデータ通信
    を行う通信制御装置を有する通信制御システムにおい
    て、 送信側通信制御装置において送信パケットを複数のブロ
    ックに分割して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したデータに誤りを検
    出した場合、その誤りが検出されたキャラクタデータを
    含むブロックデータをそのまま付加して再送要求をする
    再送要求ステップと、 前記送信側通信制御装置において受信した再送要求に含
    まれるブロックデータと当該ブロックデータに対応する
    記憶しておいた正しいブロックデータとを比較し、その
    ブロックデータのうち異なるキャラクタデータのみを抽
    出して送信する再送ステップと、 前記受信側通信制御装置において正常に受信したキャラ
    クタデータと既に正常に受信したブロックデータに基づ
    いて受信パケットを組み立てるブロック組立ステップ
    と、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
  23. 【請求項23】 フラグ、アドレスフィールド、制御フ
    ィールド、情報フィールド、フレームチェックシーケン
    ス及びフラグを含むパケット単位でデータ通信を行う通
    信制御装置を有する通信制御システムにおいて、 送信側通信制御装置において送信パケットに前記アドレ
    スフィールド及び前記制御フィールドの誤り検出情報を
    付加して送信するデータ送信ステップと、 受信側通信制御装置において受信したパケットに含まれ
    ている前記誤り検出情報に基づいて前記アドレスフィー
    ルドと前記制御フィールドの誤り検出を行う誤り検出ス
    テップと、 を含むことを特徴とする通信制御方法。
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