JPH09116596A - 移動通信用動画像データ伝送装置 - Google Patents

移動通信用動画像データ伝送装置

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Publication number
JPH09116596A
JPH09116596A JP27533995A JP27533995A JPH09116596A JP H09116596 A JPH09116596 A JP H09116596A JP 27533995 A JP27533995 A JP 27533995A JP 27533995 A JP27533995 A JP 27533995A JP H09116596 A JPH09116596 A JP H09116596A
Authority
JP
Japan
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transmission
transmission delay
moving image
error control
image data
Prior art date
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Pending
Application number
JP27533995A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ikeda
浩二 池田
Minoru Yamauchi
実 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27533995A priority Critical patent/JPH09116596A/ja
Publication of JPH09116596A publication Critical patent/JPH09116596A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信を行なう場合、基地局との接続形態
が随時変化していくために、伝送遅延時間も変わってい
く。このような環境下で動画像データを伝送する場合、
伝送遅延時間に基づき誤り制御方式を切り換えることに
より、画像劣化の度合いを低減する。 【解決手段】 本発明の移動通信用動画像データ伝送装
置は、データ送受信部101と、伝送遅延時間を測定す
る伝送遅延測定部102と、伝送遅延時間に基づき誤り
制御方式を切り換える誤り制御切り換え部103と、誤
り制御方式として、誤り再送訂正方式とINTRA要求
誤り制御方式を切り換えて使用できる誤り制御部104
と、動画像データを処理する動画像データ処理部105
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信における動
画像データを伝送するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送遅延時間が異なる伝送路を前
提としたデータ通信として、特開平3−32258号公
報に記載されているように、ハイレベルデータリンク手
順(HDLC)に基づく誤り再送訂正方式で誤り制御を
行なうデータ通信装置が提案されている。前記データ通
信装置では、データ伝送開始時に伝送遅延時間を測定
し、上記伝送遅延時間に基づきフレームモジュロ数値を
切り換えるものであった。そして、固定局間でのデータ
通信の場合、伝送遅延時間が刻々と変化することがない
ために、データ伝送開始時だけに伝送遅延を測定し、そ
の伝送遅延時間に適した誤り制御に設定すればよかっ
た。
【0003】また、動画像の誤り制御方式として、特開
平7−99656号公報に記載されているように、受信
側で誤りを検知すれば送信側に対してINTRAフレー
ムを要求し、送信側では上記要求に対してINTRAフ
レームを伝送する自動的画像回復を可能とした画像通信
機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動通
信の場合には、移動端末が移動することにより、自移動
端末が接続している基地局と、相手移動端末が接続して
いる基地局が変わり、結果として基地局間の接続形態が
変わるために伝送遅延時間が変化する。したがって伝送
遅延時間が変化することを考慮しなければならない。
【0005】従来のHDLCに基づく誤り再送訂正方式
の誤り制御方式で動画像を伝送する場合、伝送遅延時間
が小さい時は実効スループットも高く、良好な動画像が
得られるが、伝送遅延時間が大きくなれば、実効スルー
プットが著しく低下する。これは誤り再送訂正方式の場
合、伝送データに対するACK待ちの状態が存在し、そ
の間データを伝送することができないためである。伝送
遅延時間が大きくなればこのACK待ち状態が長くなる
ために、実効スループットが低下する。このため、動画
像をリアルタイムで伝送しようとする場合、画像の劣化
が激しくなるという問題を有している。
【0006】また、従来のINTRA要求することによ
る誤り制御方式では、伝送誤りが発生するとINTRA
フレームからデータを再送するために、エラーが起こら
なければ伝送遅延時間が大きくても実効スループットが
著しく低下することはないが、伝送遅延時間に関わらず
エラーが発生すればINTRAフレームを要求し、相手
端末からINTRAフレームが伝送されるまで、一時的
に画面が凍結するという問題を有している。
【0007】リアルタイムに動画像を伝送する場合、伝
送遅延時間がある一定の閾値より小さければ誤り再送訂
正方式による誤り制御方式が、また一定の閾値より大き
ければINTRA要求による誤り制御が、画像劣化が経
験的に少ないことがわかっている。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、複数の誤り制御方式を持ち、その誤り制御方式を切
り換えることで、伝送遅延時間が随時変化しても、劣化
の少ない動画像を伝送するこをと目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は
無線または有線によって接続されている、動画像データ
を送受信する移動端末において、前記移動端末が、誤り
のない動画像データ伝送を行うための複数の誤り制御方
式を備える誤り制御手段と、動画像データを伝送する相
手移動端末との伝送遅延時間を、予め設定された期間毎
に測定する伝送遅延測定手段と、前記伝送遅延測定手段
で測定した前記伝送遅延時間に基づき前記誤り制御方式
を切り換える誤り制御切り換え手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0010】請求項2記載の本発明は請求項1記載の本
発明において、伝送遅延測定手段は、予め定められた所
定の伝送遅延測定要求データを送信すると共に、送信開
始時刻を記憶しておき、受信側では前記伝送遅延測定要
求データを受信すれば伝送遅延測定応答データを返信
し、送信側では前記記憶した送信開始時刻と前記伝送遅
延測定応答データを受信した時刻とを比較することによ
り、伝送遅延時間を測定することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の本発明は、無線または有線
によって接続されている、動画像データを送受信する移
動端末において、前記移動端末が、誤りのない動画像デ
ータ伝送を行うための複数の誤り制御方式を備える誤り
制御手段と、相手移動端末との時計を合わせる時計合わ
せ手段と、前記時計合わせ手段により前記相手移動端末
との時計を合わせた後に、送信側では送信動画像データ
に送信時刻情報を付加して送信し、受信側では前記送信
時刻情報が付加された動画像データを受信した時刻と、
前記動画像データに付加された送信時刻情報とを比較
し、動画像データを受信する毎に伝送遅延を測定する伝
送遅延測定手段と、前記伝送遅延測定手段で測定した前
記伝送遅延時間に基づき前記誤り制御方式を切り換える
誤り制御切り換え手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の本発明は請求項3記載の本
発明において、時計合わせ手段は、まず、予め定められ
た所定の伝送遅延測定要求データを送信すると共に、送
信時刻を記憶しておき、受信側では前記伝送遅延測定要
求データを受信すれば伝送遅延測定応答データを返信
し、送信側では前記記憶した送信開始時刻と前記伝送遅
延測定応答データを受信した時刻を比較することによ
り、伝送遅延時間を測定し、次に、送信側は現在の時刻
に前記測定した伝送遅延時刻を加えた時刻情報データを
送信し、受信側では前記時刻情報データを受信すれば、
前記時刻情報データの示す時刻に時計を設定することに
より、送信側と受信側の時計と合わせることを特徴とす
る。
【0013】請求項5記載の本発明は請求項3記載の本
発明において、時計合わせ制御手段は予め設定された期
間毎に時計合わせを行なうことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の本発明は請求項1または請
求項3記載の本発明において、複数の誤り制御方式を備
える前記誤り制御手段として、受信データに誤りが生じ
た場合、誤ったデータの再送を要求する再送要求を送信
側に送信し、前記再送要求を受信した場合、前記再送要
求に応じて、誤ったデータの再送を行う、誤り再送訂正
方式と、誤った動画像データを受信した時に送信側にI
NTRA画像フレームの送信を要求する、INTRA要
求誤り制御方式とを備え、前記誤り再送訂正方式と前記
INTRA要求誤り制御方式を切り換えて実行可能とし
たことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明により、予
め設定された期間毎に測定される伝送遅延時間に基づき
誤り制御方式を切り換える。
【0016】請求項2記載の本発明により、伝送遅延を
測定する。請求項3記載の本発明により、動画像データ
を受信する毎に伝送遅延時間を測定し、伝送遅延時間に
基づき誤り制御方式を切り換える。
【0017】請求項4記載の本発明により、相手移動通
信用動画像データ伝送装置との時計を合わせる。
【0018】請求項5記載の本発明により、予め設定さ
れた期間毎に、移動通信用動画像データ伝送装置間の時
計の誤差を補正する。
【0019】請求項6記載の本発明により、誤り制御方
式を誤り再送訂正方式とINTRA要求誤り制御方式と
を切り換えて実行する。
【0020】(実施例1)以下に本発明の第1の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施例における移動通信用動画像データ伝送装
置の構成図である。図1において、PS1とPS2は移
動端末である移動通信用動画像データ伝送装置、CSは
基地局である。PS1とPS2は同じ構成となってい
る。以下に移動通信用動画像データ伝送装置PS1につ
いて詳しく説明する。この移動通信用動画像データ伝送
装置PS1は、データの送受信を行なうデータ送受信部
101、伝送遅延時間を測定する伝送遅延測定部10
2、伝送遅延時間により誤り制御方式を切り換える誤り
制御切り換え部103、誤り制御方式として誤り再送訂
正方式とINTRA要求誤り制御方式とを切り換えて実
行できる誤り制御部104、動画像データの符号化、復
号化を行う動画像データ処理部105から構成される。
【0021】以上のように構成された移動通信用動画像
データ伝送装置PS1において、以下に各部の動作を説
明する。伝送遅延測定部102は伝送遅延測定要求デー
タの作成と送信および送信開始時刻の記憶、また伝送遅
延測定要求データを受信した時に、前記伝送遅延測定要
求データに対する応答として伝送遅延測定応答データの
作成と送信を行ない、記憶しておいた送信開始時刻と、
伝送遅延測定応答データの受信時刻から伝送遅延時間を
測定する。図2は伝送遅延測定時の動作を示すシーケン
ス図である。伝送遅延測定部102は、伝送遅延測定要
求データを作成し、送信を行なうと同時に送信開始時刻
を記憶する。相手移動通信用動画像データ伝送装置PS
2の伝送遅延測定部は、前記伝送遅延測定要求データを
受信すれば、伝送遅延測定応答データを作成し、返信す
る。伝送遅延測定部102は、前記記憶した伝送遅延測
定要求データの送信開始時刻と、前記伝送遅延測定応答
データを受信した時刻から伝送遅延時間T1を計算す
る。また、伝送遅延測定部102は予め設定された期間
T2毎に伝送遅延時間を測定する。なお、伝送遅延測定
部102において、伝送遅延測定要求データを送信した
後、伝送遅延測定応答データが一定の期間以内に返って
こなければもう一度伝送遅延時間の測定を始めからやり
直すことにより、エラーにより、相手移動通信用動画像
データ伝送装置PS2または自移動通信用動画像データ
伝送装置PS1に、伝送遅延測定要求データや伝送遅延
測定応答データが届かなかった場合でも、確実に伝送遅
延時間を測定できるようになっている。上記測定した遅
延時間T1を誤り制御切り換え部103に入力する。誤
り制御切り換え部103は、伝送遅延時間T1が所定の
閾値より小さければ、誤り制御方式を誤り再送訂正方式
に、大きければINTRA要求誤り制御方式に決定し、
この決定した誤り制御方式が以前の誤り制御方式と違っ
ていれば、誤り制御部104で用いる誤り制御方式を上
記決定した誤り制御方式に切り換える。誤り制御部10
4は、誤り制御切り換え部103により切り換えられた
誤り制御方式で、動画像データを相手移動通信用動画像
データ伝送装置と送受信する。なおこの送信データに
は、現在使用している誤り制御方式を示す情報が付加さ
れており、相手移動通信用動画像データ伝送装置の誤り
制御部はこの情報をみて誤り制御方式を判断する。
【0022】次に本実施例の移動通信用動画像データ伝
送装置の動作、特に誤り制御方式の切り換え制御につい
て、図3を参照しながら説明する。図3は動画像データ
を送受信する移動端末の接続形態を示す一例である。3
01は基地局CS1の受け持つエリア、302は基地局
CS2の受け持つエリア、303は基地局CS1と基地
局CS2を接続するネットワーク、PS1、PS2は移
動通信用動画像データ伝送装置である。ここで、移動通
信用動画像データ伝送装置PS1と移動通信用動画像デ
ータ伝送装置PS2が同じエリア内で動画像データ伝送
する場合は伝送遅延時間が所定の閾値より小さく、また
それぞれの移動通信用動画像データ伝送装置が別のエリ
アにいて動画像データ伝送する場合は、ネットワークの
伝送遅延時間が大きいために、伝送遅延時間が所定の閾
値より大きくなるとする。移動通信用動画像データ伝送
装置PS1と移動通信用動画像データ伝送装置PS2は
基地局CS1が受け持つエリア301にいて、動画像デ
ータ伝送を始めようとしている。まず、伝送遅延測定部
102により伝送遅延時間が測定される。伝送遅延時間
が所定の閾値より小さいために、誤り制御切り換え部1
03は、誤り制御部104で実行する誤り制御方式を誤
り再送訂正方式にし、動画像データ伝送を始める。伝送
遅延測定部102は期間T2毎に伝送遅延時間を測定す
るが、移動通信用動画像データ伝送装置PS1、移動通
信用動画像データ伝送装置PS2が共に同じエリアにい
るならば、測定した伝送遅延時間に変化がないために、
誤り制御方式の切り換えは起こらない。次に、移動通信
用動画像データ伝送装置PS2が基地局CS2の受け持
つエリア302に移動していくとする。基地局CS1と
基地局CS2は伝送遅延の大きなネットワークで接続さ
れているために、結果として移動通信用動画像データ伝
送装置PS1と移動通信用動画像データ伝送装置PS2
の伝送遅延時間が大きくなる。この時、移動通信用動画
像データ伝送装置PS1と移動通信用動画像データ伝送
装置PS2は動画像データ伝送を誤り再送訂正方式にる
誤り制御で行っており、伝送遅延が大きくなったこと
で、実効スループットが低下し、一時的に画像劣化がみ
られるが、少なくとも図2における期間T2以内に伝送
遅延測定部102が伝送遅延時間を測定し、伝送遅延時
間が閾値より大きくなっていることに気付き、誤り制御
切り換え部103が誤り制御部104の実行する誤り制
御方式を、INTRA要求誤り制御方式に切り換え動画
像データ伝送を行う。そして再び移動通信用動画像デー
タ伝送装置PS2が基地局CS1の受け持つエリア30
1に移動すれば、同様の手順で、誤り制御部104は誤
り再送訂正方式に切り換わり、動画像データ伝送を行
う。
【0023】以上のように本実施例によれば、請求項1
に示すような伝送遅延測定部102と、伝送遅延時間に
基づき誤り制御方式を切り換える誤り制御切り換え部1
03と、請求項5に示すような誤り再送訂正方式とIN
TRA要求誤り制御方式とを切り換えて実行できる誤り
制御部104と、を設けることにより刻々と伝送遅延時
間が変化する場合でも、適切な誤り制御方式に切り換え
ることができる。
【0024】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明
の第2の実施例における移動通信用動画像データ伝送装
置の構成図である。本実施例が第1の実施例の構成と異
なるのは、自移動通信用動画像データ伝送装置が持つ時
計と相手移動通信用動画像データ伝送装置が持つ時計の
時刻を合わせる時刻合わせ制御部401が加えられたこ
とである。
【0025】以上のように構成された移動通信用動画像
データ伝送装置PS1において、以下に各部の動作を説
明する。時刻合わせ手段401は伝送遅延時間の測定
と、設定時刻情報データ作成および送信、また前記設定
時刻情報データを受信すると、自移動通信用動画像デー
タ伝送装置の時計を設定時刻情報が示す時刻に設定す
る。図5は時刻合わせ時の動作を示すシーケンス図であ
る。時刻合わせ制御部401は、前記実施例1の伝送遅
延時間の測定と同様の方法で伝送遅延時間T3を測定す
る。時刻合わせ制御部401は現時刻t1に前記測定し
た伝送遅延時間T3足して設定時刻情報データを作成
し、送信する。相手移動通信用動画像データ伝送装置の
時刻合わせ制御部は時計の時刻を前記設定時刻情報デー
タの示す時刻t1+T3に設定する。このようにして、
時刻合わせ制御部401により、自移動端末と相手移動
端末の時計の時刻を合わせる。また、時計合わせ制御部
401は期間T4毎に時計合わせを行うことで、移動通
信用動画像データ伝送装置間の時計の誤差を補正する。
伝送遅延測定部102は、動画像データに現在の時刻情
報データを付加して、送信を行う。また、動画像データ
を受信した時、付加された時刻情報データと現在の時刻
を比較することにより、伝送遅延時刻の測定を行う。誤
り制御切り換え部103、誤り制御部104の動作は実
施例1と同様のため、省略する。なおはじめに実行する
誤り制御の決定は、前記時計合わせ時に測定した伝送遅
延時間T3を誤り制御切り換え部103に入力して決定
する。
【0026】次に本実施例の動画像データ伝送装置の動
作、特に誤り制御方式の切り換え制御について、実施例
1と同様に図3を参照しながら説明する。実施例1と同
様に、移動通信用動画像データ伝送装置PS1と移動通
信用動画像データ伝送装置PS2が同じエリア内で動画
像データ伝送する場合は伝送遅延時間が所定の閾値より
小さく、またそれぞれの移動通信用動画像データ伝送装
置が別のエリアにいて動画像データ伝送する場合は、ネ
ットワークの伝送遅延時間が大きいため、伝送遅延時間
が所定の閾値より大きくなるとする。移動通信用動画像
データ伝送装置PS1と移動通信用動画像データ伝送装
置PS2は基地局CS1が受け持つエリア301にい
て、動画像データ伝送を始めようとしている。まず、時
計合わせ部401により相手移動端末との時計が合わせ
られる。この時測定した伝送遅延時間T3は所定の閾値
より小さいために、誤り制御切り換え部103は、誤り
制御部104で実行する誤り制御方式を誤り再送訂正方
式にし、動画像データ伝送を始める。伝送遅延測定部1
02は動画像データに現在の時刻情報データを付加して
送信する。また、受信動画像データにも時刻情報データ
が付加されているため、この時刻情報データと受信した
時刻を比較することにより、伝送遅延時間を測定するこ
とができる。このように動画像データを受信する度に伝
送遅延時間を測定するが、移動通信用動画像データ伝送
装置PS1、移動通信用動画像データ伝送装置PS2が
共に同じエリアにいるならば、測定した伝送遅延時間に
変化がないために、誤り制御方式の切り換えは起こらな
い。次に、移動通信用動画像データ伝送装置PS2が基
地局CS2の受け持つエリア302に移動していくとす
る。基地局CS1と基地局CS2は伝送遅延の大きなネ
ットワークで接続されているために、結果として移動通
信用動画像データ伝送装置PS1と移動通信用動画像デ
ータ伝送装置PS2の伝送遅延時間が大きくなる。しか
し動画像データを受信することにより、直ちに伝送遅延
時間が閾値より大きくなっていることに気付き、誤り制
御切り換え部103が誤り制御部104の実行する誤り
制御方式を、INTRA要求誤り制御方式に切り換え動
画像データ伝送を行う。そして再び移動通信用動画像デ
ータ伝送装置PS2が基地局CS1の受け持つエリア3
01に移動すれば、同様の手順で、誤り制御部104は
誤り再送訂正方式に切り換わり、動画像データ伝送を行
う。
【0027】以上のように本実施例によれば請求項3に
示すように相手移動端末と時計を合わせる時計合わせ部
401と、動画像データに時刻情報データを付加して送
信し、前記付加した時刻情報データから伝送遅延時間を
測定する伝送遅延部102と、伝送遅延時間に基づき誤
り制御方式を切り換える誤り制御切り換え部103と、
請求項5に示すような誤り再送訂正方式とINTRA要
求誤り制御方式とを切り換えて実行できる誤り制御部1
04と、を設けることにより刻々と伝送遅延時間が変化
する場合でも、適切な誤り制御方式に切り換えることが
できる。
【0028】なお、伝送遅延時間により切り換える誤り
制御方式は、伝送するデータ等に適したもの、例えば誤
り訂正符号による誤り制御を用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明により、伝送遅延
時間が刻々と変化する場合でも、予め設定された期間以
内に、最適な誤り制御方式に切り換えることができる。
【0030】請求項2記載の本発明により、請求項1記
載の移動通信用動画像データ伝送装置において、簡単に
伝送遅延時間が測定できる。
【0031】請求項3記載の本発明により、伝送遅延時
間が刻々と変化する場合でも、瞬時に最適な誤り制御方
式に切り換えることができる。
【0032】請求項4記載の本発明により、請求項3記
載の移動通信用動画像データ伝送装置において、簡単か
つ正確に相手移動通信用動画像データ伝送装置と時計を
合わせることができる。
【0033】請求項5記載の本発明により、請求項3記
載の移動通信用動画像データ伝送装置において、自移動
通信用動画像データ伝送装置と相手移動通信用動画像デ
ータ伝送装置との時計の誤差による伝送遅延時間の誤差
の蓄積を補正することができる。
【0034】請求項6記載の本発明により、請求項1ま
たは請求項3記載の移動通信用動画像データ伝送装置に
おいて、伝送遅延時間に基づき誤り制御方式を、誤り再
送訂正方式とINTRA要求誤り制御方式に切り換える
て実行することで、画像劣化の少ない動画像伝送ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における移動通信用動画
像伝送装置の構成図
【図2】本発明の第1の実施例における伝送遅延時間測
定時の動作を示すシーケンス図
【図3】本発明の第2の実施例における移動局間の接続
状態を示す図
【図4】本発明の第3の実施例における移動通信用動画
像伝送装置の構成図
【図5】本発明の第2の実施例における時刻合わせ時の
動作を示すシーケンス図
【符号の説明】
101 データ送受信部 102 伝送遅延測定部 103 誤り制御切り換え部 104 誤り制御部 105 動画像データ処理部 301 CS1が受け持つエリア 302 CS2が受け持つエリア 303 CS1とCS2が接続しているネットワーク 401 時刻合わせ制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線または有線によって接続されている、
    動画像データを送受信する移動端末において、前記移動
    端末が、誤りのない動画像データ伝送を行うための複数
    の誤り制御方式を備える誤り制御手段と、動画像データ
    を伝送する相手移動端末との伝送遅延時間を、予め設定
    された期間毎に測定する伝送遅延測定手段と、前記伝送
    遅延測定手段で測定した前記伝送遅延時間に基づき前記
    誤り制御方式を切り換える誤り制御切り換え手段と、を
    備えたことを特徴とする移動通信用動画像データ伝送装
    置。
  2. 【請求項2】前記伝送遅延測定手段は、予め定められた
    所定の伝送遅延測定要求データを送信すると共に、送信
    開始時刻を記憶しておき、受信側では前記伝送遅延測定
    要求データを受信すれば伝送遅延測定応答データを返信
    し、送信側では前記記憶した送信開始時刻と前記伝送遅
    延測定応答データを受信した時刻とを比較することによ
    り、伝送遅延時間を測定することを特徴とした請求項1
    記載の移動通信用動画像データ伝送装置。
  3. 【請求項3】無線または有線によって接続されている、
    動画像データを送受信する移動端末において、前記移動
    端末が、誤りのない動画像データ伝送を行うための複数
    の誤り制御方式を備える誤り制御手段と、相手移動端末
    との時計を合わせる時計合わせ手段と、前記時計合わせ
    手段により前記相手移動端末との時計を合わせた後に、
    送信側では送信動画像データに送信時刻情報を付加して
    送信し、受信側では前記送信時刻情報が付加された動画
    像データを受信した時刻と、前記動画像データに付加さ
    れた送信時刻情報とを比較し、動画像データを受信する
    毎に、伝送遅延を測定する伝送遅延測定手段と、前記伝
    送遅延測定手段で測定した前記伝送遅延時間に基づき前
    記誤り制御方式を切り換える誤り制御切り換え手段と、
    を備えたことを特徴とする移動通信用動画像データ伝送
    装置。
  4. 【請求項4】前記時計合わせ手段は、まず、予め定めら
    れた所定の伝送遅延測定要求データを送信すると共に、
    送信時刻を記憶しておき、受信側では前記伝送遅延測定
    要求データを受信すれば伝送遅延測定応答データを返信
    し、送信側では前記記憶した送信開始時刻と前記伝送遅
    延測定応答データを受信した時刻を比較することによ
    り、伝送遅延時間を測定し、次に、送信側は現在の時刻
    に前記測定した伝送遅延時刻を加えた時刻情報データを
    送信し、受信側では前記時刻情報データを受信すれば、
    前記時刻情報データの示す時刻に時計を設定することに
    より、送信側と受信側の時計と合わせることを特徴とし
    た請求項3記載の移動通信用動画像データ伝送装置。
  5. 【請求項5】前記時計合わせ制御手段は予め設定された
    期間毎に時計合わせを行なうことを特徴とした請求項3
    記載の移動通信用動画像データ伝送装置。
  6. 【請求項6】前記複数の誤り制御方式を備える前記誤り
    制御手段は、受信データに誤りが生じた場合、誤ったデ
    ータの再送を要求する再送要求を送信側に送信し、前記
    再送要求を受信した場合、前記再送要求に応じて、誤っ
    たデータの再送を行う、誤り再送訂正方式と、誤った動
    画像データを受信した時に送信側にINTRA画像フレ
    ームの送信を要求する、INTRA要求誤り制御方式と
    を備え、前記誤り再送訂正方式と前記INTRA要求誤
    り制御方式を切り換えて実行可能としたことを特徴とす
    る請求項1または請求項3記載の移動通信用動画像デー
    タ伝送装置。
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