JPH07229807A - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

Info

Publication number
JPH07229807A
JPH07229807A JP2237794A JP2237794A JPH07229807A JP H07229807 A JPH07229807 A JP H07229807A JP 2237794 A JP2237794 A JP 2237794A JP 2237794 A JP2237794 A JP 2237794A JP H07229807 A JPH07229807 A JP H07229807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
diaphragm
diaphragms
differential pressure
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2237794A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuzo Asada
龍造 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2237794A priority Critical patent/JPH07229807A/ja
Publication of JPH07229807A publication Critical patent/JPH07229807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で隔液ダイアフラムが移動するこ
とによる圧力損失がなく,外乱の影響を受けにくい過大
圧防止機構付き差圧測定装置を提供する。 【構成】 隔液ダイアフラム12,13が一定以上ハウ
ジング1A,1B側に変位しないように設けられた移動
阻止手段と,前記ハウジング内に設けられ封入液が満た
された圧力伝達室6aと,該圧力伝達室を高圧側と低圧
側及び定圧室に3分割する所定の厚さからなる球面状の
2枚のバックリングダイアフラム20A,20Bと,前
記高圧側と低圧側の差圧を検出する差圧検出手段21と
からなり,前記2枚のバックリングダイアフラムは球面
の凸部若しくは凹部が対向して配置されるとともに,凸
部方向からの圧力に対しては所定の圧力範囲内では変位
せず,所定以上の圧力に対しては瞬時に撓み,かつ,所
定の圧力に戻ったときは瞬時に元の形状に戻るように形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,圧力変化を電気信号と
して検出する差圧測定装置に関し,特に過大圧保護機構
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は過大圧保護機構を有する従来の差
圧測定装置の一例を示す要部断面構成図である。図にお
いて,1はハウジングであり,このハウジング1の両側
には高圧側隔液ダイアフラム12,低圧側隔液ダイアフ
ラムフランジ13が溶接等によって固定されている。そ
して,両ダイアフラムに対向するハウジング面には移動
阻止手段であるバックプレート10A及び10BAが形
成されている。ハウジング1内には封入液11が満たさ
れた圧力測定室6が形成されており,この圧力測定室6
を2分してセンタプレート2が配置されている。センタ
プレート2の両側にはコントロールディスク4A,4B
がコントロールダイアフラム3A,3Bにより支持され
ている。6A,6Bはセンタープレートとコントロール
ディスクの間の外周付近に配置された皿状のスプリン
グ,25a,25bは差圧検出手段(図示せず)に連通
する連通孔である。
【0003】以上の構成において,高圧(PH)側から
差圧ΔPH(PH−PL)が印加された場合には,隔液ダイア
フラム12がバックプレート10A側に変位する。この
差圧ΔPHは封入液11及び連通孔25aを介して差圧検
出器の高圧側へ印加されると共にコントロールディスク
4Aにも同様に印加される。しかし,このコントロール
ディスク4Aは皿状のスプリング6Aで支持されてお
り,前記差圧検出手段の測定範囲内では変位しないよう
に設計されている。
【0004】そして,差圧ΔPHが測定範囲を越え過大
圧が印加されると,スプリング6Aが瞬時に撓んでコン
トロールディスク4A側に移動する。このときコントロ
ールディスク4Aとセンタープレート2の間に封入され
た封入液11は連通孔25bを介して低圧側に配置され
たコントロールディスク4Bと隔液ダイアフラム13の
間に移動して隔液ダイアフラム13を向かって右の方向
に膨らませる。その結果,隔液ダイアフラム12がバッ
クプレート10Aに密着しそれ以上の圧力は印加されな
い。
【0005】次に低圧(PL)側から差圧ΔPL(PL
PH)が印加された場合には,隔液ダイアフラム13がバ
ックプレート10B側に変位して差圧ΔPLは封入液11
及び連通孔25bを介して差圧検出器の低圧側へ印加さ
れる。また,過大圧が印加された場合はコントロールデ
ィスク4Bとセンタープレート2の間に封入された封入
液11は連通孔25aを介して高圧側に配置されたコン
トロールディスク4aと隔液ダイアフラム12の間に移
動して隔液ダイアフラム12を向かって左の方向に膨ら
ませる。その結果,隔液ダイアフラム13がバックプレ
ート10Bに密着しそれ以上の圧力は印加されない。上
記の構成によれば一定圧(測定範囲)まで隔液ダイアフ
ラムがほとんど変形しない過大圧保護構造付き差圧測定
装置を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の装置では過大圧保護機構としてセンタープレート2
にコントロールディスク4A,4Bを取り付け,更にス
プリング6A,6Bを用いているので部品点数が多く構
造も複雑になるという問題があった。本発明は上記従来
技術の問題点を解決するために成されたもので,簡単な
構造で従来と同様の機能を有する過大圧防止機構付き差
圧測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は,内部に封入液が満たされたハウジングと,
該ハウウジングの両側に設けられた一対の隔液ダイアフ
ラムと,該隔液ダイアフラムが一定以上ハウジング側に
変位しないように設けられた移動阻止手段と,前記ハウ
ジング内に設けられ前記封入液が満たされた圧力伝達室
と,該圧力伝達室を高圧側と低圧側及び定圧室に3分割
する所定の厚さからなる球面状の2枚のバックリングダ
イアフラムと,前記高圧側と低圧側の差圧を検出する差
圧検出手段とからなり,前記2枚のバックリングダイア
フラムは球面の凸部若しくは凹部が対向して配置される
とともに,凸部方向からの圧力に対しては所定の圧力範
囲内では変位せず,所定以上の圧力に対しては瞬時に撓
み,かつ,所定の圧力に戻ったときは瞬時に元の形状に
戻るように形成されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】2枚のバックリングダイアフラムは圧力伝達室
内で球面の凸部若しくは凹部が対向して配置されてお
り,凸部方向からの差圧に対しては所定の圧力範囲内で
は変位せず,所定以上の差圧に対しては瞬時に撓み,か
つ,所定の差圧に戻ったときは瞬時に元の形状に戻る。
その結果,隔液ダイアフラムは所定の測定範囲ではほと
んど移動せず,過大圧が印加されたら瞬時にバックプレ
ートに密着する。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は
本発明の差圧測定装置の一実施例を示す要部断面構成図
である。図において図2に示す従来例と同一要素には同
一符号を付して重複する説明は省略する。図において1
A,1Bは一方の側面が凹状球面に形成されたハウジン
グであり,これらの凹状球面の上部には所定の同容積の
空間Va,Va’を残して凹状球面を有するバックリン
グダイアフラム20A,20Bの外周がC部において溶
接されている。
【0010】これらハウジング1A,1Bはバックリン
グダイアフラム20A,20Bが溶接された側を合わせ
てD部において外周が溶接され,所定の空間Vbを形成
する。なお,ここではバックリングダイアフラム20
A,20Bにより形成される空間Va,Va’及びハウ
ジング1A,1Bを溶接して得られる空間Vbが圧力伝
達室6aとなる。
【0011】隔液ダイアフラム12,13とバックプレ
ート10A,10Bの空間Vc,Vd,前記空間Va,
Va’,Vb及び差圧測定室21aには連通孔25a〜
25fを介して封入口A,B及びCから封入液11が封
入され,差圧センサ21の両面に差圧が印加されるよう
に構成されている。連通孔25c及び25eは差圧セン
サ21aの高圧側に連通し,連通孔25d,及び25f
は同じく低圧側に連通している。また,室Va,Va’
の容量は室Vc,Vdの容量と同じか若しくはわずかに
大きくなるように形成されている。
【0012】上記の構成において,高圧(PH)側から
差圧ΔPH(PH−PL)が印加された場合には,隔液ダイア
フラム12がバックプレート10A側に変位する。この
とき,印加された差圧ΔPHは連通孔25c及び25e
を介して差圧センサ21及び圧力伝達室6a内のバック
リングダイアフラム20Aに伝達されるが,バックリン
グダイアフラム20Aは圧力が加わる側に凸状に配置さ
れており,差圧センサ21の測定範囲内では変位しない
ように球状部の直径,曲率及び厚さが設計されている。
【0013】そして,差圧ΔPHが測定範囲を越え過大
圧が印加されると,バックリングダイアフラム20Aが
瞬時に撓んで(球面状に湾曲した弾性体の湾曲部に力を
加えたとき所定の力までは変形しないが,所定以上の力
を加えると湾曲面が瞬間的に反転し,加える力が所定以
下に戻ると再び瞬間的に元の状態に戻る現象…以下バッ
クリングという)点線gのように変位する。
【0014】同時に過大圧によりバックリングダイアフ
ラム20Bが凹状球面30b側に沿うように伸張し,従
って低圧側の室Va’の封入液11は連通孔25dを介
して隔液ダイアフラム13とバックプレート10Bの間
の室Vdに流れ込む(室Vdに流れこむ封入液の量は隔
液ダイアフラム12がバックプレート10Aに密着した
ときに押し出される室Vcの量に相当する)。その結
果,隔液ダイアフラム13が向かって右側の方に膨んで
隔液ダイアフラム12はバックプレート10Aに密着し
それ以上の圧力は印加されない。
【0015】次に低圧(PL)側から差圧ΔPL(PL
PH)が印加された場合には,隔液ダイアフラム13がバ
ックプレート10B側に変位する。このとき,印加され
た差圧ΔPLは連通孔25d及び25fを介して差圧セ
ンサ21及びバックリングダイアフラム20Bに伝達さ
れるが,バックリングダイアフラム20Bは圧力が加わ
る側に凸状に配置されており,差圧センサ21の測定範
囲内では変位しないように球状部の直径,曲率及び厚さ
が設計されている。
【0016】そして,差圧ΔPLが測定範囲を越え過大
圧が印加されると,バックリングダイアフラム20Bが
バックリングにより瞬時に撓んで点線hのように変位す
る。同時にバックリングダイアフラム20Aが凹状球面
30a側に伸張し,従って高圧側の室Vaの封入液11
は連通孔25cを介して隔液ダイアフラム12とバック
プレート10Aの間の室Vcに流れ込む(室Vcに流れ
こむ封入液の量は隔液ダイアフラム13がバックプレー
ト10Bに密着したときに押し出される室Vdの量に相
当する)。その結果,隔液ダイアフラム12が向かって
左側の方に膨んで隔液ダイアフラム13がバックプレー
ト10Bに密着しそれ以上の圧力は印加されない。
【0017】図2はバックリングダイアフラム20
A’,20B’を凸状に対向させてハウジング1A,1
Bに固定した他の実施例を示すものである。図におい
て,バックリングダイアフラム20A’,20B’の取
付状態およびその取付状態が異なることによる圧力伝達
室6a’の3室(Vb’,Ve,Ve,)の容積の違い
以外は図1と同様なので重複する説明は省略する。
【0018】この実施例において,高圧(PH)側から
差圧ΔPHが印加された場合には,隔液ダイアフラム12
がバックプレート10A側に変位する。このとき,印加
された差圧ΔPHは連通孔25c及び25eを介して差
圧センサ21及び圧力伝達室6a’内のバックリングダ
イアフラム20B’に伝達されるが,バックリングダイ
アフラム20B’は圧力が加わる側に凸状に配置されて
おり,差圧センサ21の測定範囲内では変位しないよう
に球状部の直径,曲率及び厚さが設計されている。
【0019】そして,差圧ΔPHが測定範囲を越え過大
圧が印加されると,バックリングダイアフラム20B’
が瞬時に撓んで点線h’のように変位する。同時に過大
圧によりバックリングダイアフラム20A’が向かって
右側の方に伸張し,従って低圧側の室Ve’の封入液
(隔液ダイアフラム12がバックプレート10Aに密着
したときに押し出される室Vcの量)が連通孔25dを
介して隔液ダイアフラム13とバックプレート10Bの
間の室Vdに流れ込む。その結果,隔液ダイアフラム1
3が向かって右側の方に膨んで隔液ダイアフラム12は
バックプレート10Aに密着しそれ以上の圧力は印加さ
れない。また,低圧側からの差圧ΔPLや過大圧に対して
も逆方向に同様に機能する。
【0020】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば,圧力伝達室(6a,6a’)とし
てバックリングダイアフラムを溶接するだけの簡単な構
造で,従来と同様,差圧が一定圧(測定範囲)を越える
までは隔液ダイアフラムがほとんど変形することがな
い。また,静圧が加わった場合も圧力伝達室に封液が封
入されているので,バックリングダイアフラムが静圧の
影響を受けることがない。従って,隔液ダイアフラムが
移動することによる圧力損失がなく,外乱の影響を受け
にくい過大圧保護機構付き差圧測定装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差圧測定装置の一実施例を示す断面構
成図である。
【図2】本発明の差圧測定装置の他の実施例を示す断面
構成図である。
【図3】従来例を示す要部断面構成図である。
【符号の説明】
1A,1B ハウジング 6a,6a’ 圧力伝達室 10A,10B バックプレート 12,13 隔液ダイアフラム 20A,20B,20A’,20B’ バックリングダ
イアフラム 21 差圧センサ, 25(a〜f) 連通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に封入液が満たされたハウジング
    と,該ハウウジングの両側に設けられた一対の隔液ダイ
    アフラムと,該隔液ダイアフラムが一定以上ハウジング
    側に変位しないように設けられた移動阻止手段と,前記
    ハウジング内に設けられ前記封入液が満たされた圧力伝
    達室と,該圧力伝達室を高圧側と低圧側及び定圧室に3
    分割する所定の厚さからなる球面状の2枚のバックリン
    グダイアフラムと,前記高圧側と低圧側の差圧を検出す
    る差圧検出手段とからなり,前記2枚のバックリングダ
    イアフラムは球面の凸部若しくは凹部が対向して配置さ
    れるとともに,凸部方向からの圧力に対しては所定の圧
    力範囲内では変位せず,所定以上の圧力に対しては瞬時
    に撓み,かつ,所定の圧力に戻ったときは瞬時に元の形
    状に戻るように形成されたことを特徴とする差圧測定装
    置。
JP2237794A 1994-02-21 1994-02-21 差圧測定装置 Pending JPH07229807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2237794A JPH07229807A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 差圧測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2237794A JPH07229807A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 差圧測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07229807A true JPH07229807A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12080961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2237794A Pending JPH07229807A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 差圧測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07229807A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105352654A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 上海立格仪表有限公司 一种高过载保护压力测量仪器
CN109141734A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 罗斯蒙特公司 用于工作高压应用的压力传感器模块

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105352654A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 上海立格仪表有限公司 一种高过载保护压力测量仪器
CN109141734A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 罗斯蒙特公司 用于工作高压应用的压力传感器模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4670733A (en) Differential pressure transducer
US4173149A (en) Differential pressure sensing devices
US4072057A (en) Differential pressure cell with diaphragm tension and overpressure protection
JPH0248851B2 (ja)
US4787249A (en) Differential pressure transducer
JPH07229807A (ja) 差圧測定装置
JP3627320B2 (ja) 流体流量計
JPS6349175B2 (ja)
JPS6120832A (ja) 差圧伝送器
JPH081468Y2 (ja) 差圧測定装置
JPH0436425Y2 (ja)
JP2988077B2 (ja) 差圧測定装置
JPH0331212B2 (ja)
JP3304648B2 (ja) 流体流量計
JPH07218367A (ja) 差圧測定装置
JPS5956139A (ja) 差圧発信器
JPS5956138A (ja) 差圧発信器
JPS6329217Y2 (ja)
JPH0435780Y2 (ja)
JPH05172676A (ja) 差圧測定装置
JPH0587664A (ja) 半導体差圧伝送器
JPH0469536A (ja) 差圧測定装置
JPH05142078A (ja) 差圧測定装置
JPH0416729B2 (ja)
JPH05187948A (ja) 差圧測定装置