JPH07218367A - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

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Publication number
JPH07218367A
JPH07218367A JP1526894A JP1526894A JPH07218367A JP H07218367 A JPH07218367 A JP H07218367A JP 1526894 A JP1526894 A JP 1526894A JP 1526894 A JP1526894 A JP 1526894A JP H07218367 A JPH07218367 A JP H07218367A
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JP
Japan
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pressure
housing
differential pressure
diaphragm
thick
Prior art date
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Pending
Application number
JP1526894A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyashita
隆史 宮下
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP1526894A priority Critical patent/JPH07218367A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高差圧で過大圧防止機能を有する装置であっ
てもセンタダイアフラムに塑性変形が生じず,ヒステリ
シスが小さく特性の優れた差圧測定装置を提供する。 【構成】 内部に封入液が満たされたハウジング1と,
該ハウジングの両側に設けられた一対の隔液ダイアフラ
ム12,13と,該隔液ダイアフラムが一定以上ハウジ
ング側に変位しないように設けられた移動阻止手段10
A,10Bと,前記ハウジング内に設けられ前記封入液
が満たされた圧力測定室を高圧側と低圧側に2分すると
共に主受圧部となる厚肉部20aの外周に薄肉部20b
を有するセンタダイアフラム20と,前記高圧側と低圧
側の差圧を検出する差圧検出手段21と,を具備し,前
記差圧に基づく前記センタダイアフラムの移動に際して
は,前記薄肉部20bが僅かに変位した後,前記厚肉部
20aの外周が該厚肉部に対向する前記ハウジングに当
接するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,圧力変化を電気信号と
して検出する差圧測定装置に関し,特に高差圧を受ける
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6はセンタダイアフラムとして平板を
用いた従来の差圧測定装置の一例を示す断面構成図であ
る。図において,1はハウジングであり,このハウジン
グ1の両側には高圧側隔液ダイアフラム12,低圧側隔
液ダイアフラムフランジ13が溶接等によって固定され
ている。そして,両ダイアフラムに対向するハウジング
面にはバックプレート10A及び11Aが形成されてい
る。ハウジング1内には封入液が満たされた圧力測定室
6が形成されており,この圧力測定室内を2分してセン
タダイアフラム2が配置されている。21は差圧検出手
段であり,圧力測定室6に連通する連通口16,17を
介して差圧が伝達される。
【0003】以上の構成において,高圧(Hp)側から
圧力が印加された場合には,隔液ダイアフラム12がバ
ックプレート10A側に変位する。そして,これらの変
位が一定以上になり過大圧が印加されると,隔液ダイア
フラム12がバックプレート10aに密着しそれ以上の
圧力は印加されない。次に低圧(PL)側から圧力が印
加された場合には,隔液ダイアフラム13がバックプレ
ート11A側に変位する。そして,これらの変位が一定
以上になり過大圧が印加されると,隔液ダイアフラム1
3がバックプレート11Aに密着しそれ以上の圧力は印
加されない。上記の構成により過大圧保護機構が機能す
る構造を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構造では測
定差圧によらず隔液ダイアフラム12,13とバックプ
レート10A,11A間の封入液の量は所定の量が必要
である。即ちこれらの間の間隔は差圧ゼロの状態から測
定差圧に応じて変位する距離と,更に過大圧を受けて変
位するための距離が必要であり,また,封入液は周囲温
度によって膨張/収縮するのでこの間の距離が少ないと
収縮時に隔液ダイアフラムと12,13とバックプレー
ト10A,11Aが接触し差圧が検出できなくなる。
【0005】ところで,ダイアフラムは測定差圧が高く
なると,受圧径を一定とした場合板厚を厚くする必要が
ある。従って,過大圧が印加された場合には,ダイアフ
ラムは板厚によらず所定の量だけ変位しなければならな
いため,板厚が厚くなると変位による応力が高くなる。
そのため測定差圧には限界があるという問題があった。
また,厚いセンタダイアフラムをハウジングに挟んで固
定すると,ダイアフラムが圧力により変形したときに図
6のAで示す支点部の応力が高くなり,変形時にこの部
分の摩擦によりヒステリシスが発生し特性誤差が生じる
という問題があった。さらに,板厚の厚い平板は,圧力
ー変位(=体積)特性の非線形が大きいため,測定圧力
範囲内の圧力が印加されているときの変位が大きく,こ
れがシールダイアフラムの圧力損失の増加,及びヒステ
リシスの増加となり,特性誤差を生じるという問題があ
った。本発明は上記従来技術の問題点を解決するために
成されたもので,高差圧で過大圧防止機能を有する装置
であってもセンタダイアフラムに塑性変形が生じず,ヒ
ステリシスが小さく,特性の優れた差圧測定装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は,内部に封入液が満たされたハウジングと,
該ハウジングの両側に設けられた一対の隔液ダイアフラ
ムと,該隔液ダイアフラムが一定以上ハウジング側に変
位しないように設けられた移動阻止手段と,前記ハウジ
ング内に設けられ前記封入液が満たされた圧力測定室を
高圧側と低圧側に2分すると共に主受圧部となる厚肉部
の外周に薄肉部を有するセンタダイアフラムと,前記高
圧側と低圧側の差圧を検出する差圧検出手段と,を具備
し,前記差圧に基づく前記センタダイアフラムの移動に
際しては,前記薄肉部が僅かに変位した後,前記厚肉部
の外周が該厚肉部に対向する前記ハウジングに当接する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】高低圧側から圧力が印加されると,僅かの圧力
でセンタダイアフラムの厚肉部がボディに当たりそこを
支点として厚肉部が変形する。その場合,ダイアフラム
の外周が薄肉となっているため中央部に対して剛性が小
さい。従って厚肉部は単純支持円板の様に変形する。
【0008】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は
本発明の差圧測定装置の一実施例を示す要部断面構成図
である。図において図6に示す従来例と同一要素には同
一符号を付して重複する説明は省略する。図において2
0は本発明で使用するセンタダイアフラムであり,この
ダイアフラムは中央に厚肉部20aが形成され,その外
周に薄肉部20bが,更にその外周部に厚肉部20cが
形成されている。そしてセンタダイアフラム20は最外
周の厚肉部20cがハウジング1に挟まれて外周が溶接
により固定されている。D,D’はセンタダイアフラム
の厚肉部20aの内周に位置し,ダイアフラムが差圧を
受けて変位した際に当接する部分である。
【0009】図2は装置が高圧側から過大圧を印加され
た状態を示す要部断面構成図であり,隔液ダイアフラム
12がバックプレート10Aに密着し,センタダイアフ
ラムの厚肉部20aが前記D,D’部に当接している状
態を示している。この様な状態ではダイアフラムの厚肉
部20aは外周部20bが薄肉になっているため中央の
厚肉部に対して剛性が小さくなる。従って厚肉部20a
は単にD,D’部で支持された単純支持円板とみなすこ
とができる。一方図6で示す従来例のセンタダイアフラ
ム2は固定支持円板とみなすことができる。
【0010】ここで,同一径,同一厚さの両方の板に同
一の圧力が印加されたときの応力と中心の変位量を円板
の式により計算し,固定支持板側を基準として比較する
と下記の通りとなる。 即ち,変位を同じとすれば単純支持円板は固定支持円板
に対して応力はおよそ4割程度になり,薄肉部を設けた
ことによりハウジングに挟まれた厚肉部の応力も低下す
る。
【0011】図3(a)は単純支持円板と固定支持円板
に圧力を印加した場合の変位(ΔV)と応力(σ)の関
係を示す図,(b)は同じく変位(ΔV)と測定範囲
(SPAN)の関係を示す図である。図3において(a)は
単純支持板は変位に対して応力の発生が少なく,(b)
は測定範囲に対して変位量がより直線的になっているこ
とが分かる。
【0012】図4(a)はセンタダイアフラムの厚肉部
20aが当接するハウジング1のD,D’部の径(φ
A,φB)を異ならせたものであり,このような構成に
よれば図4(b)に示すように変位(ΔV)に対する測
定範囲(ΔP)をかえることができる。図(b)は印加
された差圧に対する変位(ΔV1,ΔV2)が同じ場合,
高圧側では測定範囲がΔP1となり低圧側ではΔP2とな
ることを示している。
【0013】図5はセンタダイアフラムの他の実施例を
示すもので(a)は薄板部となる溝を片側から設けたも
の。(b),(c)は溝を交互に複数個設けたもの(溝
の数に制限はない)。(e)は厚板部の縁部中央に薄板
部を設けたもの,(f)は厚板部の端部片側を薄板部と
したものである。これらの構成のうち(e)〜(h)の
ものは溶接部の板厚が薄いため溶接固定が容易になり,
(b),(c)(g),(h)に示すものは径方向の力
による剛性変化が小さくなるためハウジング1と膨張係
数の異なる材料を用いても周囲温度変化時の測定範囲の
変化を小さくすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば,センタダイアフラムの外周部の剛
性を中央部(主受圧部)より小さくし,圧力による変形
を中央部に持たせるようにした。そのため中央部が単純
支持円板に近い変形となる。その結果,固定支持円板に
比較して発生応力を低く(若しくは小型化)することが
可能となる。また,ハウジングとダイアフラムの挟み込
み部の応力が小さくなるためヒステリシスが小さくなっ
て特性が向上する。更に測定範囲内の圧力印加時の変位
が小さくなるため,隔液ダイアフラムの圧力損失も小さ
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差圧測定装置の一実施例を示す断面構
成図
【図2】高圧側から過大圧が印加された状態を示す要部
断面図である。
【図3】単純支持円板と固定支持円板に圧力を印加した
場合の変位(ΔV)と応力(σ)の関係を示す図
(a),同じく変位(ΔV)と測定範囲(SPAN)の関係
を示す図(b)である。
【図4】センタダイアフラムの厚肉部20aが当接する
ハウジング1のD,D’部の径(φA,φB)を異なら
せた本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】センタダイアフラムの他の実施例を示す図であ
る。
【図6】従来例を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 10A,10B バックプレート 12,13 隔液ダイアフラム 16,17 連通口 20 センタダイアフラム 20a,20c 厚肉部 20b 薄肉部 21 差圧検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に封入液が満たされたハウジング
    と,該ハウジングの両側に設けられた一対の隔液ダイア
    フラムと,該隔液ダイアフラムが一定以上ハウジング側
    に変位しないように設けられた移動阻止手段と,前記ハ
    ウジング内に設けられ前記封入液が満たされた圧力測定
    室を高圧側と低圧側に2分すると共に主受圧部となる厚
    肉部の外周に薄肉部を有するセンタダイアフラムと,前
    記高圧側と低圧側の差圧を検出する差圧検出手段と,を
    具備し,前記差圧に基づく前記センタダイアフラムの移
    動に際しては,前記薄肉部が僅かに変位した後,前記厚
    肉部の外周が該厚肉部に対向する前記ハウジングに当接
    するようにしたことを特徴とする差圧測定装置。
JP1526894A 1994-02-09 1994-02-09 差圧測定装置 Pending JPH07218367A (ja)

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JP1526894A JPH07218367A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 差圧測定装置

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JP1526894A JPH07218367A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 差圧測定装置

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JPH07218367A true JPH07218367A (ja) 1995-08-18

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ID=11884120

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JP1526894A Pending JPH07218367A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 差圧測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187368A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 日本電産コパル電子株式会社 荷重センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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