JPH07228898A - 混合溶剤 - Google Patents
混合溶剤Info
- Publication number
- JPH07228898A JPH07228898A JP2249994A JP2249994A JPH07228898A JP H07228898 A JPH07228898 A JP H07228898A JP 2249994 A JP2249994 A JP 2249994A JP 2249994 A JP2249994 A JP 2249994A JP H07228898 A JPH07228898 A JP H07228898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixed solvent
- cleaning
- trifluoromethyl
- benzene
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油脂、炭化水素などの溶解に優れ且つプラス
チックに対する溶解性が適度であり、不燃性である油
脂、フラックスなどの洗浄用途などに適する溶剤を提供
する。 【構成】 1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンおよび5〜85重量%のパ−フルオロ化合物からなる
混合溶剤。
チックに対する溶解性が適度であり、不燃性である油
脂、フラックスなどの洗浄用途などに適する溶剤を提供
する。 【構成】 1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンおよび5〜85重量%のパ−フルオロ化合物からなる
混合溶剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,3−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンゼンおよびパーフルオロ化合物から
なる混合溶剤で、洗浄剤として使用した場合、不燃性、
適度な脱脂洗浄性と炭化水素類の溶解性を有し、かつプ
ラスチックに対する影響の少ない混合溶剤に関する。本
発明の混合溶剤は、可燃性を好まない洗浄分野の脱脂、
仕上洗浄、反応溶媒、塗料用希釈剤等の用途に使用する
ことができる。
ルオロメチル)ベンゼンおよびパーフルオロ化合物から
なる混合溶剤で、洗浄剤として使用した場合、不燃性、
適度な脱脂洗浄性と炭化水素類の溶解性を有し、かつプ
ラスチックに対する影響の少ない混合溶剤に関する。本
発明の混合溶剤は、可燃性を好まない洗浄分野の脱脂、
仕上洗浄、反応溶媒、塗料用希釈剤等の用途に使用する
ことができる。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品、精密機械部品、衣類等
に付着した油脂類、フラックス等の除去または仕上洗浄
には1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオ
ロエタン(以下Rー113)単独またはアルコール等と
の混合溶剤、1,1,1−トリクロロエタン単独または
アルコール、安定剤等との混合溶剤が広く使用されてい
る。しかしながらRー113や1,1,1−トリクロロ
エタンは、洗浄剤として優れた物性を有するものの、成
層圏のオゾン破壊の問題から、これらに代る洗浄剤が求
められている。
に付着した油脂類、フラックス等の除去または仕上洗浄
には1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオ
ロエタン(以下Rー113)単独またはアルコール等と
の混合溶剤、1,1,1−トリクロロエタン単独または
アルコール、安定剤等との混合溶剤が広く使用されてい
る。しかしながらRー113や1,1,1−トリクロロ
エタンは、洗浄剤として優れた物性を有するものの、成
層圏のオゾン破壊の問題から、これらに代る洗浄剤が求
められている。
【0003】オゾン破壊係数のない洗浄溶剤としては、
塩素を含まない含フッ素有機化合物が各種提案されてお
り、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンもそ
の有力な化合物であることが特開平3−31400号に
記載されている。この溶剤は油脂などの溶解に優れ且つ
プラスチックに対する溶解性が適度であるなどの特徴を
有するが、引火点のあることは実用上で問題となること
がある。
塩素を含まない含フッ素有機化合物が各種提案されてお
り、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンもそ
の有力な化合物であることが特開平3−31400号に
記載されている。この溶剤は油脂などの溶解に優れ且つ
プラスチックに対する溶解性が適度であるなどの特徴を
有するが、引火点のあることは実用上で問題となること
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1,3−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンゼンについては、1,1,1−トリ
クロロエタンとの混合溶剤が前記特開平3−31400
号明細書に記載されているが、このものは引火点がない
かもしくは高いと予想されるが、1,1,1−トリクロ
ロエタンに起因するオゾン破壊係数を伴うことは好まし
くない。
ルオロメチル)ベンゼンについては、1,1,1−トリ
クロロエタンとの混合溶剤が前記特開平3−31400
号明細書に記載されているが、このものは引火点がない
かもしくは高いと予想されるが、1,1,1−トリクロ
ロエタンに起因するオゾン破壊係数を伴うことは好まし
くない。
【0005】
【問題を解決する具体的手段】本発明者らは上記の問題
点を解決すべく種々検討をすすめた結果、1,3−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンとパーフルオロ化合物
からなる混合溶剤が、油脂などの溶解に優れ且つプラス
チックに対する溶解性が適度であるという特性を維持し
たまま、不燃性とするとの可能なことを見出し本発明に
到達したものである。
点を解決すべく種々検討をすすめた結果、1,3−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンとパーフルオロ化合物
からなる混合溶剤が、油脂などの溶解に優れ且つプラス
チックに対する溶解性が適度であるという特性を維持し
たまま、不燃性とするとの可能なことを見出し本発明に
到達したものである。
【0006】本発明の混合溶剤の要素である1,3−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゼンは、沸点115℃
で、油脂などの溶解に優れ且つプラスチックに対する溶
解性が適度であり、殆どのプラスチックに対して悪影響
を与えることは少ないが、ポリメチルメタクリレート等
の一部のプラスチックに影響を与えることが知られてい
る。ところで、他方の要素であるパーフルオロ化合物
は、不燃性ではあるが、脱脂性および炭化水素類の溶解
力が低く洗浄溶剤として適さないが、1,3−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンゼンに混合すると本来の溶解特
性を大きく変えることなく不燃性を付与することができ
ることを見出した。
ス(トリフルオロメチル)ベンゼンは、沸点115℃
で、油脂などの溶解に優れ且つプラスチックに対する溶
解性が適度であり、殆どのプラスチックに対して悪影響
を与えることは少ないが、ポリメチルメタクリレート等
の一部のプラスチックに影響を与えることが知られてい
る。ところで、他方の要素であるパーフルオロ化合物
は、不燃性ではあるが、脱脂性および炭化水素類の溶解
力が低く洗浄溶剤として適さないが、1,3−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンゼンに混合すると本来の溶解特
性を大きく変えることなく不燃性を付与することができ
ることを見出した。
【0007】本発明に使用するパーフルオロ化合物は、
沸点が1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンと
比較的近いものが使用され、50〜120℃の飽和脂肪
族炭化水素化合物が好ましい。50℃より低い場合安定
して混合溶剤として存在せず組成が変化して可燃性が現
れることがあるので好ましくなく、120℃を越える場
合にも同様の不都合が生じる。
沸点が1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンと
比較的近いものが使用され、50〜120℃の飽和脂肪
族炭化水素化合物が好ましい。50℃より低い場合安定
して混合溶剤として存在せず組成が変化して可燃性が現
れることがあるので好ましくなく、120℃を越える場
合にも同様の不都合が生じる。
【0008】このような化合物としては、炭素数6〜8
の飽和脂肪族炭化水素化合物であり、具体的には、例え
ば、n−パーフルオロヘキサン、n−パーフルオロヘプ
タンまたはn−パーフルオロオクタンまたはこれらの異
性体を挙げることができる。これらのうち直鎖のものの
沸点は、それぞれ沸点が56、80および102℃であ
る。
の飽和脂肪族炭化水素化合物であり、具体的には、例え
ば、n−パーフルオロヘキサン、n−パーフルオロヘプ
タンまたはn−パーフルオロオクタンまたはこれらの異
性体を挙げることができる。これらのうち直鎖のものの
沸点は、それぞれ沸点が56、80および102℃であ
る。
【0009】本発明の混合溶剤の燃焼性に関して、1,
3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン(引火点:2
6℃)とパーフルオロ化合物との組合わせにおいて、洗
浄効果を維持しつつ燃焼性を減少または消失させるため
には、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンに
混合溶剤重量の5〜85wt%のパーフルオロ化合物を
混合わせることが好ましく、15〜85重量%がより好
ましく、30〜60重量%がさらに好ましい。5重量%
以下の混合では引火点を有するパーフルオロ化合物があ
り、85重量%以上では油脂洗浄性または炭化水素溶解
性に劣るので好ましくない。30〜60重量%では洗浄
性が1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン単独
と極めて類似し、しかも燃焼性を示さないので特に推奨
できる組成である。
3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン(引火点:2
6℃)とパーフルオロ化合物との組合わせにおいて、洗
浄効果を維持しつつ燃焼性を減少または消失させるため
には、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンに
混合溶剤重量の5〜85wt%のパーフルオロ化合物を
混合わせることが好ましく、15〜85重量%がより好
ましく、30〜60重量%がさらに好ましい。5重量%
以下の混合では引火点を有するパーフルオロ化合物があ
り、85重量%以上では油脂洗浄性または炭化水素溶解
性に劣るので好ましくない。30〜60重量%では洗浄
性が1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン単独
と極めて類似し、しかも燃焼性を示さないので特に推奨
できる組成である。
【0010】本発明の混合溶剤は、単独で使用してもよ
いし、目的によって本発明の効果を損なうことのない範
囲で他の各種溶剤等を混合してもよい。したがって、他
の各種溶剤等の混合比率は、全混合溶剤重量の0.01
〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、より好
ましくは0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜1
0重量%である。また、本発明の混合溶剤は洗浄用途だ
けの使用範囲でなく反応溶媒、塗料用希釈剤などとして
も使用することができる。
いし、目的によって本発明の効果を損なうことのない範
囲で他の各種溶剤等を混合してもよい。したがって、他
の各種溶剤等の混合比率は、全混合溶剤重量の0.01
〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、より好
ましくは0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜1
0重量%である。また、本発明の混合溶剤は洗浄用途だ
けの使用範囲でなく反応溶媒、塗料用希釈剤などとして
も使用することができる。
【0011】各種溶剤としては、常温付近で液体である
有機化合物であれば特に限定する必要はないが通常、塗
料、洗浄、油脂抽出、反応溶媒、噴霧助剤、インキ、ド
ライクリーニング、フラックス、油脂洗浄剤、仕上洗浄
などの分野に使用される溶剤が挙げられ、具体的には炭
化水素類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ケ
トン類、塩素化炭化水素類、フッ素化塩素化炭化水素
類、フッ素化炭化水素類、パーフルオロ化合物類、パー
フルオロエーテル化合物類、フッ素化塩素化炭化水素エ
ーテル類などである。また、安定剤、界面活性剤等の各
種添加剤の効果を有する有機化合物を併せて使用するこ
とができる。
有機化合物であれば特に限定する必要はないが通常、塗
料、洗浄、油脂抽出、反応溶媒、噴霧助剤、インキ、ド
ライクリーニング、フラックス、油脂洗浄剤、仕上洗浄
などの分野に使用される溶剤が挙げられ、具体的には炭
化水素類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ケ
トン類、塩素化炭化水素類、フッ素化塩素化炭化水素
類、フッ素化炭化水素類、パーフルオロ化合物類、パー
フルオロエーテル化合物類、フッ素化塩素化炭化水素エ
ーテル類などである。また、安定剤、界面活性剤等の各
種添加剤の効果を有する有機化合物を併せて使用するこ
とができる。
【0012】このような溶剤を例示すれば、脂肪族炭化
水素類として、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキ
サン、イソヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチル
ペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチル
ブタン、n−ヘプタン、イソヘプタン、3−メチルヘキ
サン、2,4−ジメチルペンタン、n-オクタン、イソ
オクタン、1-ペンテン、2-ペンテン、2-メチル-2-
ブテン、シクロペンタン、シクロヘキサン、n−パラフ
ィン(C9〜14)類等が挙げられる。
水素類として、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキ
サン、イソヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチル
ペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチル
ブタン、n−ヘプタン、イソヘプタン、3−メチルヘキ
サン、2,4−ジメチルペンタン、n-オクタン、イソ
オクタン、1-ペンテン、2-ペンテン、2-メチル-2-
ブテン、シクロペンタン、シクロヘキサン、n−パラフ
ィン(C9〜14)類等が挙げられる。
【0013】アルコール類としては、メタノール、エタ
ノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、s−ブタノ−
ル、t−ブタノール、アミルアルコール、イソアミルア
ルコール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、エチレングリコール等が挙げられる。
ノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、s−ブタノ−
ル、t−ブタノール、アミルアルコール、イソアミルア
ルコール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、エチレングリコール等が挙げられる。
【0014】ケトン類としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、1,2−ブチレンオキシド、アセトフェノ
ン、メチルイソブチルケトン、シクペンタノン、N−メ
チル−2−ピロリドン、シクロヘキサノン、イソブチル
ケトン、ジイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノ
ン、N−メチル−2−ピロリドン、イソホロン等が挙げ
られる。
ルケトン、1,2−ブチレンオキシド、アセトフェノ
ン、メチルイソブチルケトン、シクペンタノン、N−メ
チル−2−ピロリドン、シクロヘキサノン、イソブチル
ケトン、ジイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノ
ン、N−メチル−2−ピロリドン、イソホロン等が挙げ
られる。
【0015】エーテル類としては、1,4−ジオキサ
ン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ール等が挙げられる。
ン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ール等が挙げられる。
【0016】エステル類としては、ギ酸メチル、ギ酸エ
チル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸第二ブチル、
酢酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸2−エチルシクロヘ
キシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、酪
酸ブチル、エチレングリコールモノアセテート等が挙げ
られる。
チル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸第二ブチル、
酢酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸2−エチルシクロヘ
キシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、酪
酸ブチル、エチレングリコールモノアセテート等が挙げ
られる。
【0017】塩素化炭化水素類としては、塩化メチレ
ン、四塩化炭素、クロロホルム、1,1−ジクロロエタ
ン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化
メチル、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1,
2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン、ペンタクロロエタン、1,1−ジクロロエチ
レン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン等が好ましい。
ン、四塩化炭素、クロロホルム、1,1−ジクロロエタ
ン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化
メチル、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1,
2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン、ペンタクロロエタン、1,1−ジクロロエチ
レン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン等が好ましい。
【0018】フッ素化塩素化炭化水素類、フッ素化炭化
水素類、パーフルオロ化合物類、パーフルオロエーテル
化合物類、フッ素化塩素化炭化水素エーテル類(HCF
C、HFC、FC、FC−E、HFC−E)類として
は、1,2−ジフルオロブタン、1,3−ジフルオロブ
タン、2,3−ジフルオロブタン、1,1,3−トリフ
ルオロブタン、1,1,4−トリフルオロブタン、1,
2,3−トリフルオロブタン1,2,4−トリフルオロ
ブタン、5フツ化プロパノール、トリフロロエタノー
ル、1,2−ジフルオロペンタン、2,4−ジフルオロ
ペンタン、1,2,3−トリフルオロペンタン、1,
3,5−トリフルオロペンタン、2,2,4−トリフル
オロペンタン、1,2−ジフルオロヘキサン、2,3−
ジフルオロヘキサン、2,4−ジフルオロヘキサン、
2,5−ジフルオロヘキサン、3,4−ジフルオロヘキ
サン、1−フルオロヘプタン、1,6−ジフルオロヘキ
サン等が挙げられる。
水素類、パーフルオロ化合物類、パーフルオロエーテル
化合物類、フッ素化塩素化炭化水素エーテル類(HCF
C、HFC、FC、FC−E、HFC−E)類として
は、1,2−ジフルオロブタン、1,3−ジフルオロブ
タン、2,3−ジフルオロブタン、1,1,3−トリフ
ルオロブタン、1,1,4−トリフルオロブタン、1,
2,3−トリフルオロブタン1,2,4−トリフルオロ
ブタン、5フツ化プロパノール、トリフロロエタノー
ル、1,2−ジフルオロペンタン、2,4−ジフルオロ
ペンタン、1,2,3−トリフルオロペンタン、1,
3,5−トリフルオロペンタン、2,2,4−トリフル
オロペンタン、1,2−ジフルオロヘキサン、2,3−
ジフルオロヘキサン、2,4−ジフルオロヘキサン、
2,5−ジフルオロヘキサン、3,4−ジフルオロヘキ
サン、1−フルオロヘプタン、1,6−ジフルオロヘキ
サン等が挙げられる。
【0019】界面活性剤としては、アニオン系、カチオ
ン系、ノニオン系及び両性界面活性剤のいずれも用いる
ことができる。さらに安定材としては、ニトロメタン、
ニトロエタン、エピクロルヒドリン、1,2-ブチレン
オキシド、3-メチル-1-ブチン-3-オール、モルホリ
ン、2,6-t-ブチル-p-クレゾール、1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、アミレン、α−メチルスチレンスル
ホラン、3−メチルスルホラン等を添加することもでき
る。
ン系、ノニオン系及び両性界面活性剤のいずれも用いる
ことができる。さらに安定材としては、ニトロメタン、
ニトロエタン、エピクロルヒドリン、1,2-ブチレン
オキシド、3-メチル-1-ブチン-3-オール、モルホリ
ン、2,6-t-ブチル-p-クレゾール、1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール、アミレン、α−メチルスチレンスル
ホラン、3−メチルスルホラン等を添加することもでき
る。
【0020】本発明の混合溶剤は、各種プラスチックに
対して殆ど影響を及ぼすことなく使用できる。この様な
プラスチック類としては、フェノール樹脂、フラン樹
脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、ケトン・ホルム
ルデヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アニリン樹
脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ−p−キシリレン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポリエー
テル、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル、ポリ
アミド、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリウレタ
ン、シリコーンなどの熱可塑性樹脂、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルなどのフッ素樹脂、
ポリイミド、芳香族ポリアミド、ポリベンズオキサゾー
ル、ポリアリレン樹脂およびこれらのに第3成分モノマ
ー単位を有する共重合樹脂、またはこれらの混合樹脂を
挙げることができる。
対して殆ど影響を及ぼすことなく使用できる。この様な
プラスチック類としては、フェノール樹脂、フラン樹
脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、ケトン・ホルム
ルデヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アニリン樹
脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ−p−キシリレン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポリエー
テル、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル、ポリ
アミド、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリウレタ
ン、シリコーンなどの熱可塑性樹脂、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルなどのフッ素樹脂、
ポリイミド、芳香族ポリアミド、ポリベンズオキサゾー
ル、ポリアリレン樹脂およびこれらのに第3成分モノマ
ー単位を有する共重合樹脂、またはこれらの混合樹脂を
挙げることができる。
【0021】本発明の混合溶剤の使用方法は特に限定さ
れず、通常おこなわれる浸漬洗浄、超音波洗浄、蒸気洗
浄、スプレー洗浄、手拭き洗浄等の各種の方法に適用で
きる。
れず、通常おこなわれる浸漬洗浄、超音波洗浄、蒸気洗
浄、スプレー洗浄、手拭き洗浄等の各種の方法に適用で
きる。
【0022】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
る。
【0023】
実施例1 1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン及びパー
フルオロ化合物の混合比率を変えて脱脂洗浄試験、引火
点測定、プラスチックの耐溶剤試験および炭化水素の溶
解性試験を行い結果を表1に示す。試験方法は、次の通
りである。 〔脱脂洗浄試験〕100メッシュのステンレス製金網
(5cm×7cm)を切削油(ルブカットC−30、ジ
ャパンエナジー(株)製)の入った100ミリリットルビ
ーカーに漬け、すぐに引き上げる。この時油の付着量は
約0.1gでほぼ一定量であった。この金網を混合溶剤
500ミリリットルの入った1リットルのビーカーに漬
け50℃にて1分間揺動洗浄し、常温で自然乾燥させた
上で重量を測定した。混合溶剤へ浸漬する前後の重量変
化で洗浄率(油除去率)を求めた。
フルオロ化合物の混合比率を変えて脱脂洗浄試験、引火
点測定、プラスチックの耐溶剤試験および炭化水素の溶
解性試験を行い結果を表1に示す。試験方法は、次の通
りである。 〔脱脂洗浄試験〕100メッシュのステンレス製金網
(5cm×7cm)を切削油(ルブカットC−30、ジ
ャパンエナジー(株)製)の入った100ミリリットルビ
ーカーに漬け、すぐに引き上げる。この時油の付着量は
約0.1gでほぼ一定量であった。この金網を混合溶剤
500ミリリットルの入った1リットルのビーカーに漬
け50℃にて1分間揺動洗浄し、常温で自然乾燥させた
上で重量を測定した。混合溶剤へ浸漬する前後の重量変
化で洗浄率(油除去率)を求めた。
【0024】洗浄率をもとに、次の基準に従い脱脂洗浄
試験の結果を評価した。 ○:洗浄率が90%超える。 △:洗浄率が70〜90%である。
試験の結果を評価した。 ○:洗浄率が90%超える。 △:洗浄率が70〜90%である。
【0025】×:洗浄率が70%以下である。 〔引火点測定〕JISK2265にしたがいタグ密閉式
引火点測定器で測定した。 〔プラスチックの耐溶剤試験〕1,3−ビス(トリフル
オロメチル)ベンゼン及びパーフルオロ化合物の混合比
率を変えて樹脂に対する影響を試験した 各種樹脂に対しては殆ど影響はないので、比較的影響の
顕著なポリメチルメタクリレート樹脂について試験を行
なった。
引火点測定器で測定した。 〔プラスチックの耐溶剤試験〕1,3−ビス(トリフル
オロメチル)ベンゼン及びパーフルオロ化合物の混合比
率を変えて樹脂に対する影響を試験した 各種樹脂に対しては殆ど影響はないので、比較的影響の
顕著なポリメチルメタクリレート樹脂について試験を行
なった。
【0026】500ミリリットルビーカーに混合溶剤を
200ミリリットル採り、そこへポリメチルメタクリレ
ート樹脂の重量および寸法を測定した試験片(日本テス
トパネル社製 50×20×2mm)を50℃、10分
間浸漬し、取り出し後常温で自然乾燥させた。重量は2
時間放置後に、寸法は取り出し直後に測定し、寸法変化
率、重量変化率を浸漬前の値に対する変化量から計算し
求めた。
200ミリリットル採り、そこへポリメチルメタクリレ
ート樹脂の重量および寸法を測定した試験片(日本テス
トパネル社製 50×20×2mm)を50℃、10分
間浸漬し、取り出し後常温で自然乾燥させた。重量は2
時間放置後に、寸法は取り出し直後に測定し、寸法変化
率、重量変化率を浸漬前の値に対する変化量から計算し
求めた。
【0027】
【表1】
【0028】〔溶解性試験〕100ミリリットルのバイ
アル瓶に混合溶剤を100g採り、そこへn−ヘプタン
を添加し混合溶剤への溶解性を25℃において目視観察
した。
アル瓶に混合溶剤を100g採り、そこへn−ヘプタン
を添加し混合溶剤への溶解性を25℃において目視観察
した。
【0029】
【発明の効果】本発明の混合溶剤は、金属、プラスチッ
ク、セラミックス、天然または人工繊維などからなる電
子部品、精密機械部品、衣類等に付着した油脂類、フラ
ックス等の除去性に優れ、なおかつ各種プラスチックに
悪影響を及ぼさないという効果を有するため、プラスチ
ック類と金属、セラミックス、天然または人工繊維など
の複合された部品にも好適に使用される。また特定の組
成範囲において燃焼性が消失するため、可燃物を好まな
い脱脂洗浄操作に対して高い利便性を有する。
ク、セラミックス、天然または人工繊維などからなる電
子部品、精密機械部品、衣類等に付着した油脂類、フラ
ックス等の除去性に優れ、なおかつ各種プラスチックに
悪影響を及ぼさないという効果を有するため、プラスチ
ック類と金属、セラミックス、天然または人工繊維など
の複合された部品にも好適に使用される。また特定の組
成範囲において燃焼性が消失するため、可燃物を好まな
い脱脂洗浄操作に対して高い利便性を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】 1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンゼンおよびパーフルオロ化合物からなる混合溶剤。 - 【請求項2】 1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンゼンおよびパーフルオロ化合物を含んでなる混合溶
剤。 - 【請求項3】 混合溶剤の5〜85重量%のパーフルオ
ロ化合物を含有する請求項1〜2記載の混合溶剤。 - 【請求項4】 パーフルオロ化合物が炭素数6〜8のパ
ーフルオロ飽和脂肪族炭化水素である請求項1〜2記載
の混合溶剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249994A JPH07228898A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 混合溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249994A JPH07228898A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 混合溶剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228898A true JPH07228898A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12084443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2249994A Pending JPH07228898A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 混合溶剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102985506A (zh) * | 2010-07-09 | 2013-03-20 | Agc清美化学股份有限公司 | 不燃性溶剂和表面处理剂 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP2249994A patent/JPH07228898A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102985506A (zh) * | 2010-07-09 | 2013-03-20 | Agc清美化学股份有限公司 | 不燃性溶剂和表面处理剂 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6689734B2 (en) | Low ozone depleting brominated compound mixtures for use in solvent and cleaning applications | |
AU2003259032B2 (en) | Cleaning compositions containing dichloroethylene and six carbon alkoxy substituted perfluoro compounds | |
JPH08253799A (ja) | ヒドロフルオロアルケンの洗浄剤としての使用及び洗浄用組成物 | |
JP3209450B2 (ja) | 洗浄用溶剤組成物 | |
JPH0617096A (ja) | 混合系溶剤組成物 | |
JPH07228898A (ja) | 混合溶剤 | |
US6291416B1 (en) | Cleaning or drying compositions based on F36mfc, CHzCLz, CH3OH and 43-10mee | |
JPH0397793A (ja) | 1,1,1―トリクロロエタンを主成分とする共沸および共沸様組成物 | |
JP2734624B2 (ja) | 弗素化炭化水素系共沸様組成物 | |
AU726709B2 (en) | Cleaning or drying compositions based on 1,1,1,2,3,4,4,5,5,5-decafluoropentane | |
JPH0641588A (ja) | 混合溶剤の組成物 | |
JPH03123743A (ja) | 1,3―ジクロロ―1,1,2,2,3―ペンタフルオロプロパン系組成物 | |
JPH06145080A (ja) | 混合溶剤組成物 | |
US6281184B1 (en) | Cleaning or drying compositions based on 43-10mee and on trichloroethylene | |
JP2734623B2 (ja) | 弗素化炭化水素系共沸様組成物 | |
JPH02204425A (ja) | 1,3―ジクロロ―1,1,2,2,3―ペンタフルオロプロパン系共沸組成物及び擬共沸組成物 | |
KR960006562B1 (ko) | I, i-디클로로-i-플루오로에탄 및 메탄올 기재의 안정화된 세척 조성물 | |
JP2737249B2 (ja) | 弗素化炭化水素系擬共沸混合物 | |
JPH02209833A (ja) | クロロテトラフルオロプロパン系共沸組成物及び擬共沸組成物 | |
JPH03173838A (ja) | 弗素化炭化水素系共沸様組成物 | |
JP2737260B2 (ja) | 弗素化炭化水素系共沸及び擬共沸組成物 | |
JPH02202830A (ja) | 1,1―ジクロロ―2,2,3,3,3―ペンタフルオロプロパン系共沸及び擬共沸組成物 | |
JPH04224898A (ja) | 洗浄剤 | |
JPH032130A (ja) | 弗素化炭化水素系擬共沸混合物 | |
JPH0374338A (ja) | 弗素化炭化水素系共沸組成物 |