JPH0722859A - 電界効果トランジスタを用いた高周波電力増幅器 - Google Patents

電界効果トランジスタを用いた高周波電力増幅器

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JPH0722859A
JPH0722859A JP18762493A JP18762493A JPH0722859A JP H0722859 A JPH0722859 A JP H0722859A JP 18762493 A JP18762493 A JP 18762493A JP 18762493 A JP18762493 A JP 18762493A JP H0722859 A JPH0722859 A JP H0722859A
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JP
Japan
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voltage
terminal
power supply
gate
gate voltage
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Application number
JP18762493A
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English (en)
Inventor
Sho Shibata
祥 柴田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧が変動しても、出力信号の劣化が少
なく、かつ効率の良い電界効果トランジスタを用いた高
周波電力増幅器を提供する。 【構成】 FETが用いられている電力増幅器11のゲ
ート電圧端子P3にゲート電圧制御回路12を接続し、
電源電圧の正極に接続されている電源端子P17と負の電
圧が与えられているマイナス電源端子P14との間の電子
回路の中の抵抗R1、R8に加わる電圧でトランジスタT
1、Tr2のオン抵抗を制御し電力増幅器11のFET
のドレイン電流を増減する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源として電池を用い
る無線送信装置例えばトランシーバ、携帯電話等に用い
る電界効果トランジスタを用いた高周波電力増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線送信装置等では、高周波電力
増幅器として電界効果トランジスタ(以下、FETとい
う)を利用したものが広く用いられており、その構成は
図3に示す如きものとなっている。すなわち、FET
1、2のドレインは電源電池の正極が接続されている電
源端子P1に接続され、また上記FET1、2のソース
は接地されている。そして上記FET1のゲートは、入
力回路3を介して信号入力端子P2に接続されると共に
抵抗R1およびコンデンサC1を介して接地され、更に上
記抵抗R1、抵抗R2を介して、負の電圧が印加されてい
るゲート電圧端子P3に接続している。なお、このゲー
ト電圧端子P5に印加される負の電圧は、図示していな
いが前記電源電池に接続された反転レギュレータにより
得られる。また上記FET2のゲートは整合回路4を介
してFET1のドレインに接続すると共に抵抗R3およ
びコンデンサC2を介して接地され、更に上記抵抗R3
よび抵抗R4を介して上記ゲート電圧端子P3に接続して
いる。そして上記FET2のドレインは、出力回路5を
介して信号出力端子P4に接続している。
【0003】上記の如くに構成された従来の高周波増幅
器では、そのFET1、2のドレインには正電圧、ゲー
トには負電圧が印加されており、高周波入力信号は信号
入力端子P2から入力され入力回路3を経てFET1の
ゲートに与えられ、このFET1で電力増幅され、整合
回路4を経て、FET2のゲートに与えられ、このFE
T2で更に電力増幅され、出力回路5を経て信号出力端
子P4に接続されている次段の回路部へと入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この電界効
果トランジスタを用いた高周波電力増幅器をトランシー
バ、携帯電話等に利用する場合、この高周波電力増幅器
に電力を供給するもの(すなわち、上記電源端子P1
接続される電源)は電池ということになるが、電池の出
力電圧は、使用時間や周囲温度、負荷の駆動状況等によ
って大きく変動する。すなわち、上記の如き電界効果ト
ランジスタを用いた高周波電力増幅器ではその電源の電
圧変動は大きいものとなる。このためドレイン電流の変
動も大きくなり出力信号の電気的特性の変化が大きくな
ってしまうという問題がある。例えばこれを図4に示す
GaAsFETの静特性を用いて説明すると次のように
なる。
【0005】電源電圧を3V、ゲート電圧を一定(−
2.7V)とし動作点をPとする。なおこの動作点Pで
のドレイン電流は275mAとなるが、電源電圧に変化
がありこの電源電圧が4Vとなったときにはドレイン電
流は280mAとなり、電源電圧が2Vとなったときに
はドレイン電流は265mAとなる。電力増幅の入力信
号電力が一定で、電源電圧が変化したときを考えてみ
る。すなわち、電源電圧が3V以上になっている場合
は、出力信号特性は悪化しないが、ドレイン電流が増加
し、電圧も高いので効率が悪化し、発熱も多く、温度上
昇を招く。他方、電源電圧が3V以下になっている場合
は、上記効率および温度に関しては良くなるが、出力信
号の歪が大きくなる。
【0006】上記のような問題を解決する手段として、
電源電池の電圧変動を、直接、受けないようにレギュレ
ータを用いることも考えられるが、このような手段を採
用した場合には、出力信号特性を安定させることはでき
るが効率の低下を招く。
【0007】本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされ
たものであり、電源電圧が変動しても、出力信号の劣化
が少なく、かつ効率の良い電界効果トランジスタを用い
た高周波電力増幅器の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電界効果トランジスタのゲートにゲート
電圧制御回路を接続し、電源電圧が基準電圧よりも高い
ときは、動作点を下げてドレイン電流を少なくし、他
方、電源電圧が基準電圧よりも低いときは、動作点を上
げてドレイン電流を増すようにした。
【0009】
【作用】電源電圧が基準電圧よりも高いときは、ゲート
電圧制御回路が動作し、動作点は低くなり、ドレイン電
流は減少して、効率および発熱が改善される。他方、電
源電池が基準電圧よりも低いときは、上記ゲート電圧制
御回路が動作し、動作点は高くなり、ドレイン電流は増
加して、出力信号の劣化が緩和される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により具体
的に説明する。図1は、本実施例の構成を示すものであ
る。すなわち本実施例では、前述の図3で示される従来
の電力増幅器11の電源端子P1にトランジスタTr5
抵抗R12、R13等からなる電源制御回路13が接続さ
れ、またゲート電圧端子P3にはゲート電圧制御回路1
2が接続されている。
【0011】電源制御回路13において、端子P11は電
源電池の正極に接続される電力増幅器電源端子であり、
端子P12は電源制御端子である。ゲート電圧制御回路1
2において、端子P14は負の電圧が印加される(すなわ
ち、反転レギュレータの出力端子が接続される)マイナ
ス電源端子であり、端子P17は電源電池の正極に接続さ
れる電源端子である。そして、エミッタが電源端子P17
に接続されているトランジスタTr3およびTr4のベー
スにはそれぞれ抵抗R3およびR5を介して、ゲート電圧
制御端子P15およびP16が接続され、また上記トランジ
スタTr3およびTr4のエミッタとベース間には、それ
ぞれ抵抗R4およびR6が接続されている。そしてトラン
ジスタTr3のコレクタとマイナス電源端子P14の間に
は抵抗R2、R1、R0が直列に接続し、トランジスタT
1は、そのエミッタとベース間へ上記抵抗R1に印加さ
れている電圧が与えられるように接続されている。また
このトランジスタTr1のエミッタとコレクタ間には抵
抗R9が接続され、更にこのトランジスタTr1のコレク
タはトランジスタTr2のエミッタに接続すると共に抵
抗R8を介してトランジスタTr2のベースに接続してい
る。上記トランジスタTr2のベースは、抵抗R7を介し
て前記トランジスタTr4のコレクタにも接続し、この
トランジスタTr2のエミッタとコレクタ間には抵抗R
10が接続され、コレクタは抵抗R11を介して接地され、
更にゲート電圧端子P3に接続されている。
【0012】然して、ゲート電圧制御回路12において
は、ゲート電圧制御端子P15、P16にHレベル又はLレ
ベルの信号が与えられ、これにより、ゲート電圧端子P
3に4段階の負電圧を与えてドレイン電流を制御し、パ
ワーセーブ制御を行なえるようになっている。
【0013】次に以上の如くに構成された本実施例の動
作について説明する。上記ゲート電圧制御端子P15、P
16にそれぞれHレベル又はALレベルの信号が与えられ
ている状態において、例えば電源電圧が低下したとき
は、ゲート電圧制御回路12の電源端子P17もこの電源
の正極に接続されているので、抵抗R1、R8に加わる電
圧が減少し、トランジスタTr1、Tr2のオン抵抗は増
加する。そのためゲート電圧端子P3の負電圧の絶対値
は減少し、電力増幅器11におけるFET(図3のFE
T1、2に相当するもの)のドレイン電流が増加し、出
力信号の劣化を緩和することになる。他方、電源電圧が
高くなったときは、上記抵抗R1、R8に加わる電圧が増
加し、トランジスタTr1、Tr2のオン抵抗は減少す
る。そのためゲート電圧端子P3の負電圧の絶対値は増
加し、ドレイン電流が減少して効率、発熱が改善される
ことになる。
【0014】図2は、電源電圧の変化に応じて上記ゲー
ト電圧制御回路12によるゲート電圧の制御を行なった
場合と、行なわない場合の実測結果である。同図からも
分かるように、電源電圧の変動に応じて上記ゲート電圧
の制御を行なった場合には、1dBコンプレッション
(P1dB)、効率、小信号時消費電力は、ゲート電圧
の制御を行なわなかった場合に比較して安定している。
なお、重負荷駆動時等、電源電圧の変動が極めて大きい
場合には、ゲート電圧制御端子P15、P16に入力する信
号レベルを切り替えるようにする。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、電界効果トランジ
スタのゲートにゲート電圧制御回路を接続し、電源電圧
が基準電圧よりも高いときは、動作点を下げてドレイン
電流を少なくし、他方、電源電圧が基準電圧よりも低い
ときは、動作点を上げてドレイン電流を増やすようにし
た電界効果トランジスタを用いた高周波電力増幅器に係
るものであるから、電源電圧が変動しても、出力信号の
劣化が少なく、かつ効率の良い電界効果トランジスタを
用いた高周波電力増幅器の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】上記実施例による効果の実測値を示す図であ
る。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 電源端子 P2 信号入力端子 P3 ゲート電圧端子 P4 信号出力端子 11 電力増幅器 12 ゲート電圧制御回路 13 電源制御回路 P11 電力増幅器電源端子 P12 電源制御端子 P14 マイナス電源端子 P15、P16 ゲート電圧制御端子 P17 電源端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の変動に応じて、ゲート電圧を
    変えて電界効果トランジスタの動作点を変動させるゲー
    ト電圧制御回路を備えたことを特徴とする電界効果トラ
    ンジスタを用いた高周波電力増幅器。
JP18762493A 1993-06-30 1993-06-30 電界効果トランジスタを用いた高周波電力増幅器 Pending JPH0722859A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08225436A (ja) * 1994-12-12 1996-09-03 L'oreal Sa ジベンゾイルメタンから誘導されたサンスクリーン剤の光安定化方法、これによって得られた光安定性化粧品サンスクリーン組成物、およびその使用

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JPH08225436A (ja) * 1994-12-12 1996-09-03 L'oreal Sa ジベンゾイルメタンから誘導されたサンスクリーン剤の光安定化方法、これによって得られた光安定性化粧品サンスクリーン組成物、およびその使用

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