JP2001136038A - 利得可変型増幅装置 - Google Patents
利得可変型増幅装置Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
-
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
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- H03G3/3036—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
- H03G3/3042—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、減衰回路の減衰量が増大しても、総
雑音指数が大幅に上昇しない利得可変型増幅装置を提供
する。 【解決手段】減衰回路(23)と、減衰回路(23)の
入力側に結合される第1増幅回路(21)と、減衰回路
(23)の出力側に結合される第2増幅回路(22)と
を備え、減衰回路(23)の減衰量を制御する制御信号
を参照して、第1増幅回路(21)の増幅量が制御され
る。減衰回路(23)の減衰量が増大した場合、第1増
幅回路(21)の増幅量を低減する。減衰回路(23)
の入力が過入力を示す事態を回避する。
雑音指数が大幅に上昇しない利得可変型増幅装置を提供
する。 【解決手段】減衰回路(23)と、減衰回路(23)の
入力側に結合される第1増幅回路(21)と、減衰回路
(23)の出力側に結合される第2増幅回路(22)と
を備え、減衰回路(23)の減衰量を制御する制御信号
を参照して、第1増幅回路(21)の増幅量が制御され
る。減衰回路(23)の減衰量が増大した場合、第1増
幅回路(21)の増幅量を低減する。減衰回路(23)
の入力が過入力を示す事態を回避する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅利得を変更す
ることができる利得可変型増幅装置に関する。
ることができる利得可変型増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大きな増幅利得(増幅量)を持つ増幅装
置は、直列結合された複数の増幅回路を備える。複数の
増幅回路は、入力信号を段階的に増幅する。複数の増幅
回路は、利得制御機能(増幅量制御機能)を有する。利
得制御機能を有する複数の増幅回路を備えた増幅装置
は、利得可変型増幅装置と呼ばれる。
置は、直列結合された複数の増幅回路を備える。複数の
増幅回路は、入力信号を段階的に増幅する。複数の増幅
回路は、利得制御機能(増幅量制御機能)を有する。利
得制御機能を有する複数の増幅回路を備えた増幅装置
は、利得可変型増幅装置と呼ばれる。
【0003】図8は、従来の利得可変型増幅装置を示
す。図に示された利得可変型増幅装置1は、第1増幅回
路11と、第2増幅回路12と、減衰回路13を備え
る。
す。図に示された利得可変型増幅装置1は、第1増幅回
路11と、第2増幅回路12と、減衰回路13を備え
る。
【0004】減衰回路13の出力には、第1増幅回路1
1が接続する。第1増幅回路11の出力には、第2増幅
回路12が接続する。減衰回路13には、入力信号S1
が入力する。第2増幅回路12は、出力信号S2を出力
する。減衰回路13には、電源電圧VDDと制御電圧VAGC
が印加される。第1増幅回路11と第2増幅回路12に
は、電源電圧VDDが印加される。
1が接続する。第1増幅回路11の出力には、第2増幅
回路12が接続する。減衰回路13には、入力信号S1
が入力する。第2増幅回路12は、出力信号S2を出力
する。減衰回路13には、電源電圧VDDと制御電圧VAGC
が印加される。第1増幅回路11と第2増幅回路12に
は、電源電圧VDDが印加される。
【0005】第1増幅回路11は、入力信号を増幅する
トランジスタ回路を備える。第2増幅回路11は、入力
信号を増幅するトランジスタ回路を備える。減衰回路1
3は、入力信号を減衰するトランジスタ回路を備える。
トランジスタ回路を備える。第2増幅回路11は、入力
信号を増幅するトランジスタ回路を備える。減衰回路1
3は、入力信号を減衰するトランジスタ回路を備える。
【0006】第1増幅回路11の増幅量(Gp1)は、固
定される。その増幅量(Gp1)は、12dBに設定され
る。第1増幅回路11は、2dBの雑音指数(NF1)を有
する。第2増幅回路12の増幅量(Gp2)は、固定され
る。その増幅量(Gp1)は、12dBに設定される。第2
増幅回路12は、3dBの雑音指数(NF2)を有する。減
衰回路13の減衰量は、制御電圧VAGCの値に応じて変化
する。減衰回路13の減衰量は、制御電圧VAGCの値が0.
5V〜2.5Vに変化すると、40dB〜1dBに変化する。
定される。その増幅量(Gp1)は、12dBに設定され
る。第1増幅回路11は、2dBの雑音指数(NF1)を有
する。第2増幅回路12の増幅量(Gp2)は、固定され
る。その増幅量(Gp1)は、12dBに設定される。第2
増幅回路12は、3dBの雑音指数(NF2)を有する。減
衰回路13の減衰量は、制御電圧VAGCの値に応じて変化
する。減衰回路13の減衰量は、制御電圧VAGCの値が0.
5V〜2.5Vに変化すると、40dB〜1dBに変化する。
【0007】利得可変型増幅装置1の動作中、電源電圧
VDDは、一定に保たれる。利得可変型増幅装置1の利得
は、制御電圧VAGCによって決定される。
VDDは、一定に保たれる。利得可変型増幅装置1の利得
は、制御電圧VAGCによって決定される。
【0008】以下、図5の総雑音指数(NF-B)を参照し
て、利得可変型増幅装置1の総増幅量(Gp-A)と総雑音
指数(NF-A)の関係を説明する。制御電圧VAGCが2.5Vの
場合、減衰回路13の減衰量が1dBに設定される。その
場合、利得可変型増幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、2
3dBに設定される。その場合、利得可変型増幅装置1の
総雑音指数(NF-A)は、4.7dBに設定される。
て、利得可変型増幅装置1の総増幅量(Gp-A)と総雑音
指数(NF-A)の関係を説明する。制御電圧VAGCが2.5Vの
場合、減衰回路13の減衰量が1dBに設定される。その
場合、利得可変型増幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、2
3dBに設定される。その場合、利得可変型増幅装置1の
総雑音指数(NF-A)は、4.7dBに設定される。
【0009】制御電圧VAGCが2.0Vの場合、減衰回路13
の減衰量が6dBに設定される。その場合、利得可変型増
幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、18dBに設定される。
その場合、利得可変型増幅装置1の総雑音指数(NF-A)
は、7.7dBに設定される。
の減衰量が6dBに設定される。その場合、利得可変型増
幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、18dBに設定される。
その場合、利得可変型増幅装置1の総雑音指数(NF-A)
は、7.7dBに設定される。
【0010】制御電圧VAGCが1.5Vの場合、減衰回路13
の減衰量が11dBに設定される。その場合、利得可変型
増幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、13dBに設定され
る。その場合、利得可変型増幅装置1の総雑音指数(NF
-A)は、11.7dBに設定される。
の減衰量が11dBに設定される。その場合、利得可変型
増幅装置1の総増幅量(Gp-A)は、13dBに設定され
る。その場合、利得可変型増幅装置1の総雑音指数(NF
-A)は、11.7dBに設定される。
【0011】利得可変型増幅装置の歪制御に係る技術
は、特開昭62-226705号公報に開示されている。その公
報には、2つの増幅回路の間に減衰回路が配置された構
成が開示されている。
は、特開昭62-226705号公報に開示されている。その公
報には、2つの増幅回路の間に減衰回路が配置された構
成が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】利得可変型増幅装置を
携帯電話機の送信機部の増幅段に設けた場合、近隣で受
信状態にある他の携帯電話機に対して受信妨害を発生す
る。その受信妨害の程度を示す受信帯域ノイズ指数(dB
m/Hz)は、Gp+NF+IM+熱雑音で表される。Gpは、増幅
装置の総増幅量を意味する。NFは、増幅装置の総雑音指
数を意味する。IMは、増幅装置の相互変調歪を意味す
る。熱雑音はkTB雑音とも呼ばれるものであり、ボルツ
マン定数と、温度と、帯域幅から算出される。その熱雑
音は、温度25℃では、-173.9(dBm/Hz)で、一定であ
る。
携帯電話機の送信機部の増幅段に設けた場合、近隣で受
信状態にある他の携帯電話機に対して受信妨害を発生す
る。その受信妨害の程度を示す受信帯域ノイズ指数(dB
m/Hz)は、Gp+NF+IM+熱雑音で表される。Gpは、増幅
装置の総増幅量を意味する。NFは、増幅装置の総雑音指
数を意味する。IMは、増幅装置の相互変調歪を意味す
る。熱雑音はkTB雑音とも呼ばれるものであり、ボルツ
マン定数と、温度と、帯域幅から算出される。その熱雑
音は、温度25℃では、-173.9(dBm/Hz)で、一定であ
る。
【0013】携帯電話機を使用する場合、基地局からの
遠近に応じて出力信号の大小を調節して消費電力を節約
する必要があるが、このような受信帯域ノイズは、携帯
電話機を使用する地点が基地局から遠い場合には近隣に
他の使用者がほとんどいないので問題にならない。一
方、その地点が基地局に近い場合には近隣に他の使用者
が多数いるので受信妨害を起こす確率が高く、大きな問
題となる。従って、その地点が基地局に近い場合、即
ち、送信出力を小さく絞ったときには、受信帯域ノイズ
を小さくする必要がある。そのためには、送信機部の増
幅段に設けた利得可変型増幅装置において、総増幅量を
下げたときの受信帯域ノイズを小さくする必要がある。
遠近に応じて出力信号の大小を調節して消費電力を節約
する必要があるが、このような受信帯域ノイズは、携帯
電話機を使用する地点が基地局から遠い場合には近隣に
他の使用者がほとんどいないので問題にならない。一
方、その地点が基地局に近い場合には近隣に他の使用者
が多数いるので受信妨害を起こす確率が高く、大きな問
題となる。従って、その地点が基地局に近い場合、即
ち、送信出力を小さく絞ったときには、受信帯域ノイズ
を小さくする必要がある。そのためには、送信機部の増
幅段に設けた利得可変型増幅装置において、総増幅量を
下げたときの受信帯域ノイズを小さくする必要がある。
【0014】しかしながら図5に示すように、従来の利
得可変型増幅装置1は、総増幅量(Gp-A)を下げると、
総雑音指数(NF-A)の上昇が大きいので、受信帯域ノイ
ズ指数(TXN-A)がほとんどかわらないために、携帯電
話機の送信機部の増幅段に用いた場合、基地局の近くで
他の携帯電話機に大きな受信妨害を与える、という課題
がある。
得可変型増幅装置1は、総増幅量(Gp-A)を下げると、
総雑音指数(NF-A)の上昇が大きいので、受信帯域ノイ
ズ指数(TXN-A)がほとんどかわらないために、携帯電
話機の送信機部の増幅段に用いた場合、基地局の近くで
他の携帯電話機に大きな受信妨害を与える、という課題
がある。
【0015】また、特開昭62-226705号公報に開示され
た構成による利得可変型増幅装置においては、2つの増
幅回路の間に減衰回路が配置されているので、減衰回路
の減衰量を大きくして総増幅量を下げたときに、減衰回
路の前に設けた増幅回路からの入力が過入力になって相
互変調歪(IM)が増大し、総増幅量を下げた時の受信
帯域ノイズが小さくならないという課題が存在する。
た構成による利得可変型増幅装置においては、2つの増
幅回路の間に減衰回路が配置されているので、減衰回路
の減衰量を大きくして総増幅量を下げたときに、減衰回
路の前に設けた増幅回路からの入力が過入力になって相
互変調歪(IM)が増大し、総増幅量を下げた時の受信
帯域ノイズが小さくならないという課題が存在する。
【0016】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0017】本発明は、送信機の増幅段に設けた場合
に、減衰回路の減衰量が増大したときの受信帯域ノイズ
を減少させることができる利得可変型増幅装置を提供す
る。
に、減衰回路の減衰量が増大したときの受信帯域ノイズ
を減少させることができる利得可変型増幅装置を提供す
る。
【0018】本発明による利得可変型増幅装置は、減衰
回路(23)と、減衰回路(23)の入力側に結合され
る第1増幅回路(21)と、減衰回路(23)の出力側
に結合される第2増幅回路(22)とを備え、減衰回路
(23)の減衰量を制御する制御信号を参照して、第1
増幅回路(21)の増幅量が制御される。
回路(23)と、減衰回路(23)の入力側に結合され
る第1増幅回路(21)と、減衰回路(23)の出力側
に結合される第2増幅回路(22)とを備え、減衰回路
(23)の減衰量を制御する制御信号を参照して、第1
増幅回路(21)の増幅量が制御される。
【0019】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
複数の増幅回路(21,22)が増幅用電界効果トラン
ジスタ(25,26)を有し、減衰回路(23)が減衰
用電界効果トランジスタ(27,28)を有し、制御信
号(VAGC)は、減衰回路の前段に位置する増幅回路の増
幅用電界効果トランジスタ(25)のゲート電圧又はソ
ース電圧を制御し、且つ、減衰用電界効果トランジスタ
(27,28)のゲート電圧又はソース電圧を制御す
る。
複数の増幅回路(21,22)が増幅用電界効果トラン
ジスタ(25,26)を有し、減衰回路(23)が減衰
用電界効果トランジスタ(27,28)を有し、制御信
号(VAGC)は、減衰回路の前段に位置する増幅回路の増
幅用電界効果トランジスタ(25)のゲート電圧又はソ
ース電圧を制御し、且つ、減衰用電界効果トランジスタ
(27,28)のゲート電圧又はソース電圧を制御す
る。
【0020】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
減衰用電界効果トランジスタ(27,28)がπ型減衰
回路を形成する。
減衰用電界効果トランジスタ(27,28)がπ型減衰
回路を形成する。
【0021】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
減衰用電界効果トランジスタ(27,28)が並列結合
された2つの電界効果トランジスタを有する。
減衰用電界効果トランジスタ(27,28)が並列結合
された2つの電界効果トランジスタを有する。
【0022】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
減衰回路(23)の高圧電源端子が電源抵抗(37,6
3,84)及び電源キャパシタ(44,71,92)を
介して接地される。
減衰回路(23)の高圧電源端子が電源抵抗(37,6
3,84)及び電源キャパシタ(44,71,92)を
介して接地される。
【0023】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
第1増幅部(21)は、制御信号に応じて減衰量が増大
する場合、増幅量を減少する利得可変型増幅装置。
第1増幅部(21)は、制御信号に応じて減衰量が増大
する場合、増幅量を減少する利得可変型増幅装置。
【0024】本発明による他の利得可変型増幅装置は、
減衰量が所定の値を超えた場合のみ増幅量が減少され
る。
減衰量が所定の値を超えた場合のみ増幅量が減少され
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による利得可変型
増幅装置を示す。図に示された利得可変型増幅装置2
は、第1増幅回路21と、第2増幅回路22と、減衰回
路23を備える。
増幅装置を示す。図に示された利得可変型増幅装置2
は、第1増幅回路21と、第2増幅回路22と、減衰回
路23を備える。
【0026】第1増幅回路21の出力には、減衰回路2
3が接続する。減衰回路23の出力には、第2増幅回路
22が接続する。第1増幅回路21には、入力信号S10
が入力する。第2増幅回路22は、出力信号S11を出力
する。第1増幅回路21と第2増幅回路22には、電源
電圧VDDが印加される。減衰回路23には、電源電圧VDD
と制御電圧VAGCが印加される。
3が接続する。減衰回路23の出力には、第2増幅回路
22が接続する。第1増幅回路21には、入力信号S10
が入力する。第2増幅回路22は、出力信号S11を出力
する。第1増幅回路21と第2増幅回路22には、電源
電圧VDDが印加される。減衰回路23には、電源電圧VDD
と制御電圧VAGCが印加される。
【0027】第1増幅回路21は、入力信号を増幅する
トランジスタ回路を備える。第2増幅回路22は、入力
信号を増幅するトランジスタ回路を備える。減衰回路2
3は、入力信号を減衰するトランジスタ回路を備える。
トランジスタ回路を備える。第2増幅回路22は、入力
信号を増幅するトランジスタ回路を備える。減衰回路2
3は、入力信号を減衰するトランジスタ回路を備える。
【0028】制御電圧VAGCは、減衰回路23の減衰量の
設定に使用される。減衰回路23の減衰量は、制御電圧
VAGCの電圧に応じて変化する。制御電圧VAGCは、第1増
幅回路21に供給される。第1増幅回路21の増幅量
は、制御電圧VAGCの電圧に応じて変化する。
設定に使用される。減衰回路23の減衰量は、制御電圧
VAGCの電圧に応じて変化する。制御電圧VAGCは、第1増
幅回路21に供給される。第1増幅回路21の増幅量
は、制御電圧VAGCの電圧に応じて変化する。
【0029】第1増幅回路21の増幅量(Gp1)は、第
1増幅回路21が標準状態を示す場合、12dBに設定さ
れる。その場合、第1増幅回路21の基準雑音指数(NF
10)は、基準増幅量(Gp10)が設定された場合、2dBに
設定される。第1増幅回路21の増幅量(Gp1)は、制
御電圧VAGCに応じて変化する。第1増幅回路21の増幅
量(Gp1)は、減衰回路23の減衰量(Gp)が増大する
と減少する。第2増幅回路22の増幅量(Gp2)は、1
2dBに設定される。第2増幅回路22は、3dBの雑音指
数(NF2)を有する。減衰回路23の減衰量は、制御電
圧VAGCの値に応じて変化する。減衰回路23の減衰量
(Ga)は、制御電圧VAGCの値が0.5V〜2.5Vに変化する
と、40dB〜1dBに変化する。
1増幅回路21が標準状態を示す場合、12dBに設定さ
れる。その場合、第1増幅回路21の基準雑音指数(NF
10)は、基準増幅量(Gp10)が設定された場合、2dBに
設定される。第1増幅回路21の増幅量(Gp1)は、制
御電圧VAGCに応じて変化する。第1増幅回路21の増幅
量(Gp1)は、減衰回路23の減衰量(Gp)が増大する
と減少する。第2増幅回路22の増幅量(Gp2)は、1
2dBに設定される。第2増幅回路22は、3dBの雑音指
数(NF2)を有する。減衰回路23の減衰量は、制御電
圧VAGCの値に応じて変化する。減衰回路23の減衰量
(Ga)は、制御電圧VAGCの値が0.5V〜2.5Vに変化する
と、40dB〜1dBに変化する。
【0030】制御電圧VAGCが2.5V≧VAGC≧1.5Vの場
合、減衰回路23の減衰量(Ga)は、1dB≧Ga≧11dB
を示す。この場合、第1増幅回路21の増幅量(Gp1)
は、12dBに略固定される。制御電圧VAGCが1.5V>VAG
C≧0.5Vの場合、減衰量(Ga)は、11dB>Ga>40dB
を示す。この場合、第1増幅回路21の増幅量(Gp1)
は、Ga<12dBを示す。
合、減衰回路23の減衰量(Ga)は、1dB≧Ga≧11dB
を示す。この場合、第1増幅回路21の増幅量(Gp1)
は、12dBに略固定される。制御電圧VAGCが1.5V>VAG
C≧0.5Vの場合、減衰量(Ga)は、11dB>Ga>40dB
を示す。この場合、第1増幅回路21の増幅量(Gp1)
は、Ga<12dBを示す。
【0031】本発明による利得可変型増幅装置2が送信
機に搭載された場合、総増幅量を下げたときに、総雑音
指数の上昇が抑えられ、且つ、相互変調歪の増大もない
ので、受信帯域ノイズが低減される。
機に搭載された場合、総増幅量を下げたときに、総雑音
指数の上昇が抑えられ、且つ、相互変調歪の増大もない
ので、受信帯域ノイズが低減される。
【0032】図2は、本発明による利得可変型増幅装置
2の第1回路構成を示す。図に示された利得可変型増幅
装置2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジ
スタ(第1〜第3トランジスタ)25〜27と、第1〜
第6キャパシタ40〜45と、第1〜第9抵抗30〜3
8を備える。
2の第1回路構成を示す。図に示された利得可変型増幅
装置2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジ
スタ(第1〜第3トランジスタ)25〜27と、第1〜
第6キャパシタ40〜45と、第1〜第9抵抗30〜3
8を備える。
【0033】第1増幅回路21は、第1トランジスタ2
5と、第1及び第2コンデンサ40,41と、第1〜第
3抵抗30〜32からなる。入力端子INは、第1コンデ
ンサの入力に接続する。第1コンデンサ40の出力は、
第1トランジスタ25のゲートに接続する。第1抵抗3
0の入力と第2抵抗31の出力に接続する。第1抵抗3
0の出力は、接地端子に接続する。第2抵抗31の入力
は、制御電圧VAGCが印加された制御電圧端子に接続す
る。第1トランジスタ25のドレインは、第1電圧VDD1
が印加された第1電源端子に接続する。第1トランジス
タ25のソースは、第2コンデンサ41の入力及び第3
トランジスタ32の入力に接続する。第2コンデンサ4
1の出力及び第3抵抗32の出力は、接地端子に接続す
る。
5と、第1及び第2コンデンサ40,41と、第1〜第
3抵抗30〜32からなる。入力端子INは、第1コンデ
ンサの入力に接続する。第1コンデンサ40の出力は、
第1トランジスタ25のゲートに接続する。第1抵抗3
0の入力と第2抵抗31の出力に接続する。第1抵抗3
0の出力は、接地端子に接続する。第2抵抗31の入力
は、制御電圧VAGCが印加された制御電圧端子に接続す
る。第1トランジスタ25のドレインは、第1電圧VDD1
が印加された第1電源端子に接続する。第1トランジス
タ25のソースは、第2コンデンサ41の入力及び第3
トランジスタ32の入力に接続する。第2コンデンサ4
1の出力及び第3抵抗32の出力は、接地端子に接続す
る。
【0034】減衰回路23は、第3トランジスタ27
と、第4〜第7コンデンサ43〜46と、第5〜第9抵
抗34〜38からなる。
と、第4〜第7コンデンサ43〜46と、第5〜第9抵
抗34〜38からなる。
【0035】第4コンデンサ43の入力は、第3トラン
ジスタ27のドレインに接続する。第3トランジスタの
ドレインは、第5コンデンサ44の入力に接続する。第
5コンデンサ44の出力は、第8抵抗37の入力に接続
する。第8抵抗37の出力は、接地端子に接続する。第
5抵抗34の入力は、第1トランジスタ25のドレイン
に接続する。第5抵抗34の出力は、第6抵抗35の出
力に接続する。第6抵抗35の入力は、接地端子に接続
する。第6抵抗35の出力は、第7抵抗36の入力に接
続する。第7抵抗36の出力は、第3トランジスタ27
のゲートに接続する。第3トランジスタ27のソース
は、第6コンデンサ45の入力に接続する。第6トラン
ジスタ45の出力は、接地端子に接続する。第3トラン
ジスタ27のソースは、第9抵抗38の入力に接続す
る。第9抵抗38の入力は、制御電圧端子に接続する。
第9抵抗38の出力は、第7コンデンサ46の入力に接
続する。第7コンデンサ46の入力は、第3トランジス
タ27のドレインに接続する。第7コンデンサ46の出
力は、第7抵抗36の入力に接続する。
ジスタ27のドレインに接続する。第3トランジスタの
ドレインは、第5コンデンサ44の入力に接続する。第
5コンデンサ44の出力は、第8抵抗37の入力に接続
する。第8抵抗37の出力は、接地端子に接続する。第
5抵抗34の入力は、第1トランジスタ25のドレイン
に接続する。第5抵抗34の出力は、第6抵抗35の出
力に接続する。第6抵抗35の入力は、接地端子に接続
する。第6抵抗35の出力は、第7抵抗36の入力に接
続する。第7抵抗36の出力は、第3トランジスタ27
のゲートに接続する。第3トランジスタ27のソース
は、第6コンデンサ45の入力に接続する。第6トラン
ジスタ45の出力は、接地端子に接続する。第3トラン
ジスタ27のソースは、第9抵抗38の入力に接続す
る。第9抵抗38の入力は、制御電圧端子に接続する。
第9抵抗38の出力は、第7コンデンサ46の入力に接
続する。第7コンデンサ46の入力は、第3トランジス
タ27のドレインに接続する。第7コンデンサ46の出
力は、第7抵抗36の入力に接続する。
【0036】第2増幅回路22は、第2トランジスタ2
6と、第3コンデンサ42と、第3抵抗33からなる。
6と、第3コンデンサ42と、第3抵抗33からなる。
【0037】第2トランジスタ26のゲートは、第7コ
ンデンサ46の出力に接続する。第2トランジスタ26
のソースは、第3コンデンサ42の入力に接続する。第
2トランジスタ26のソースは、第4抵抗33の入力に
接続する。第3コンデンサ42の出力は、接地端子に接
続する。第4抵抗33の出力は、接地端子に接続する。
第2トランジスタ26のドレインは、出力端子OUTに接
続する。出力端子OUTは、電源電圧VDD2を示す。
ンデンサ46の出力に接続する。第2トランジスタ26
のソースは、第3コンデンサ42の入力に接続する。第
2トランジスタ26のソースは、第4抵抗33の入力に
接続する。第3コンデンサ42の出力は、接地端子に接
続する。第4抵抗33の出力は、接地端子に接続する。
第2トランジスタ26のドレインは、出力端子OUTに接
続する。出力端子OUTは、電源電圧VDD2を示す。
【0038】第8抵抗37と第5コンデンサ44は、減
衰回路23のインピーダンス整合に作用する。
衰回路23のインピーダンス整合に作用する。
【0039】第1増幅回路21は、入力端子INに入力す
る入力信号S10を増幅する。減衰回路23は、第1増幅
回路21の出力信号を減衰する。第2増幅回路22は、
減衰回路23の出力信号を増幅する。第2増幅回路22
は、出力信号S11を出力する。
る入力信号S10を増幅する。減衰回路23は、第1増幅
回路21の出力信号を減衰する。第2増幅回路22は、
減衰回路23の出力信号を増幅する。第2増幅回路22
は、出力信号S11を出力する。
【0040】図3は、本発明による第1トランジスタ2
5の電流特性を示す。図の横軸は、ゲート・ソース間電
圧VGSを示す。図の縦軸は、ドレイン・ソース間電流IDS
を示す。ドレイン電圧は、2.55Vに設定される。図は、
ゲート・ソース間電圧VGSが-0.6Vよりも上昇すると、
急激に電流IDSが増大する状態を示す。ゲート・ソース
間電圧VGSが-0.4Vから-0.2Vに変化すると、電流IDSが
5mAから10mAに変化する。
5の電流特性を示す。図の横軸は、ゲート・ソース間電
圧VGSを示す。図の縦軸は、ドレイン・ソース間電流IDS
を示す。ドレイン電圧は、2.55Vに設定される。図は、
ゲート・ソース間電圧VGSが-0.6Vよりも上昇すると、
急激に電流IDSが増大する状態を示す。ゲート・ソース
間電圧VGSが-0.4Vから-0.2Vに変化すると、電流IDSが
5mAから10mAに変化する。
【0041】ゲート・ソース間電圧VGSは、制御電圧VAG
Cに応じて設定される。制御電圧VAGCは、第3トランジ
スタ27の減衰量が増大すると第1トランジスタ25の
増幅量が減少する処理に使用される。制御電圧VAGCが低
下すると、第3トランジスタ27の減衰量が増大する。
制御電圧VAGCが低下すると、第1トランジスタ25の電
圧VGSが上昇する。
Cに応じて設定される。制御電圧VAGCは、第3トランジ
スタ27の減衰量が増大すると第1トランジスタ25の
増幅量が減少する処理に使用される。制御電圧VAGCが低
下すると、第3トランジスタ27の減衰量が増大する。
制御電圧VAGCが低下すると、第1トランジスタ25の電
圧VGSが上昇する。
【0042】第1トランジスタ25を制御する閾電圧Vt
hは、0.6Vに設定される。第1電源電圧VDD1は、3.0Vに
設定される。第2電源電圧VDD2は、3.3Vに設定され
る。制御電圧VAGCは、0.5V〜2.5Vに設定される。
hは、0.6Vに設定される。第1電源電圧VDD1は、3.0Vに
設定される。第2電源電圧VDD2は、3.3Vに設定され
る。制御電圧VAGCは、0.5V〜2.5Vに設定される。
【0043】第1トランジスタ25のドレイン電圧VD1
は、VD1=VDD1=3.0Vで示される。第1トランジスタ2
5及び第2トランジスタ26は、セルフバイアス方式で
動作する。これらトランジスタは、正電圧のみで駆動す
ることができる。
は、VD1=VDD1=3.0Vで示される。第1トランジスタ2
5及び第2トランジスタ26は、セルフバイアス方式で
動作する。これらトランジスタは、正電圧のみで駆動す
ることができる。
【0044】第1トランジスタ25のソース電圧VS1
は、第3抵抗(ソース抵抗)32の作用により、接地端
子の電圧よりも高い。第1トランジスタ25のドレイン
・ソース電流を10mAに設定する場合、第3抵抗32の値
が45Ωに設定される。第1トランジスタ25のドレイ
ン・ソース間電圧VDS1は、2.55Vに設定される。第3抵
抗32の値は、第1トランジスタ25の閾電圧Vthと、
設定電流と、そして第1及び第2抵抗が形成する時定数
に基づいて設定される。
は、第3抵抗(ソース抵抗)32の作用により、接地端
子の電圧よりも高い。第1トランジスタ25のドレイン
・ソース電流を10mAに設定する場合、第3抵抗32の値
が45Ωに設定される。第1トランジスタ25のドレイ
ン・ソース間電圧VDS1は、2.55Vに設定される。第3抵
抗32の値は、第1トランジスタ25の閾電圧Vthと、
設定電流と、そして第1及び第2抵抗が形成する時定数
に基づいて設定される。
【0045】第1トランジスタ25のゲート電圧VG1
は、制御電圧VAGCを第1抵抗30と第2抵抗31で分圧
した電位を示す。制御電圧VAGCの値が0.5V〜1.0Vを示
す場合、ゲート電圧VG1による増幅量の減少が実行され
る場合、第1抵抗30と第2抵抗31の抵抗値比率は、
1:9に設定される。第1抵抗30は、高周波の影響を
避けるため、300Ω以上の値が設定される。第1抵抗3
0の抵抗値が500Ωの場合、第2抵抗31の抵抗値は、
4.5kΩに設定される。その場合、第1トランジスタ2
5のゲート電圧VG1は、制御電圧VAGCが2.5Vの時に0.25
V、制御電圧VAGCが0.5Vの時に0.05Vを示す。その場
合、第1トランジスタ25のゲート・ソース間電圧VGS1
は、制御電圧VAGCが2.5Vの時に-0.2V、制御電圧VAGC
が0.5Vの時に-0.4Vを示す。第1トランジスタ25の
ドレイン・ソース間電流IDS1は、制御電圧VAGCが2.5V
の時に10mA、制御電圧VAGCが0.5Vの時に5mAを示
す。
は、制御電圧VAGCを第1抵抗30と第2抵抗31で分圧
した電位を示す。制御電圧VAGCの値が0.5V〜1.0Vを示
す場合、ゲート電圧VG1による増幅量の減少が実行され
る場合、第1抵抗30と第2抵抗31の抵抗値比率は、
1:9に設定される。第1抵抗30は、高周波の影響を
避けるため、300Ω以上の値が設定される。第1抵抗3
0の抵抗値が500Ωの場合、第2抵抗31の抵抗値は、
4.5kΩに設定される。その場合、第1トランジスタ2
5のゲート電圧VG1は、制御電圧VAGCが2.5Vの時に0.25
V、制御電圧VAGCが0.5Vの時に0.05Vを示す。その場
合、第1トランジスタ25のゲート・ソース間電圧VGS1
は、制御電圧VAGCが2.5Vの時に-0.2V、制御電圧VAGC
が0.5Vの時に-0.4Vを示す。第1トランジスタ25の
ドレイン・ソース間電流IDS1は、制御電圧VAGCが2.5V
の時に10mA、制御電圧VAGCが0.5Vの時に5mAを示
す。
【0046】第3トランジスタ27のソース電圧VS3に
は、制御電圧VAGCが印加される。第3トランジスタ27
のドレイン・ソース電流IDS3は、ほとんど流れない。第
3トランジスタ27のドレインには、第9抵抗38を介
して制御電圧VAGCが印加される。第3トランジスタ27
のドレイン電圧VD2は、ソース電圧VS3と等しい値を示
す。第3トランジスタ27のゲートには、第5抵抗34
と第6抵抗35で分圧された電圧が第7抵抗36を解し
て印加される。第5抵抗34と第6抵抗35の抵抗値
は、5:1の比率を有する。第6抵抗34は、高周波の
影響を避けるため、300Ω以上の値が設定される。第5
抵抗34の抵抗値が2.5kΩの場合、第6抵抗35の抵
抗値は、500Ωに設定される。第7抵抗36は、第3ト
ランジスタ27のゲート・ソース電圧を阻止する。第7
抵抗36が5kΩに設定されると、ゲート電圧VG2は、
0.5Vを示す。
は、制御電圧VAGCが印加される。第3トランジスタ27
のドレイン・ソース電流IDS3は、ほとんど流れない。第
3トランジスタ27のドレインには、第9抵抗38を介
して制御電圧VAGCが印加される。第3トランジスタ27
のドレイン電圧VD2は、ソース電圧VS3と等しい値を示
す。第3トランジスタ27のゲートには、第5抵抗34
と第6抵抗35で分圧された電圧が第7抵抗36を解し
て印加される。第5抵抗34と第6抵抗35の抵抗値
は、5:1の比率を有する。第6抵抗34は、高周波の
影響を避けるため、300Ω以上の値が設定される。第5
抵抗34の抵抗値が2.5kΩの場合、第6抵抗35の抵
抗値は、500Ωに設定される。第7抵抗36は、第3ト
ランジスタ27のゲート・ソース電圧を阻止する。第7
抵抗36が5kΩに設定されると、ゲート電圧VG2は、
0.5Vを示す。
【0047】制御電圧VAGCが2.5Vに設定された場合、
第3トランジスタ27のゲート・ソース間電圧VGS3は、
-2.0Vを示す。その場合、第3トランジスタ27は、オ
フ状態に設定される。制御電圧VAGCが0.5Vに設定され
た場合、ゲート・ソース間電圧VGS3は、0Vを示す。そ
の場合、第3トランジスタ27は、オン状態に設定され
る。
第3トランジスタ27のゲート・ソース間電圧VGS3は、
-2.0Vを示す。その場合、第3トランジスタ27は、オ
フ状態に設定される。制御電圧VAGCが0.5Vに設定され
た場合、ゲート・ソース間電圧VGS3は、0Vを示す。そ
の場合、第3トランジスタ27は、オン状態に設定され
る。
【0048】第2トランジスタ26は、セルフバイアス
方式で動作する。第2トランジスタ26のドレイン・ソ
ース間電流IDS2は、15mAに設定される。その場合、第
4抵抗33の抵抗値は、45Ωに設定される。その場
合、第2トランジスタ26のソース電圧VS2は、0.675V
を示す。その場合、第2トランジスタ26のドレイン・
ソース間電圧VDS2は、2.625Vを示す。第2トランジス
タ26のゲート電圧VG3は、0.5Vに設定される。第2ト
ランジスタ26のゲート・ソース間電圧VGS2は、-0.175
Vを示す。第4抵抗33の値は、第2トランジスタ26
の閾電圧及び設定電流に応じて、適宜選択される。
方式で動作する。第2トランジスタ26のドレイン・ソ
ース間電流IDS2は、15mAに設定される。その場合、第
4抵抗33の抵抗値は、45Ωに設定される。その場
合、第2トランジスタ26のソース電圧VS2は、0.675V
を示す。その場合、第2トランジスタ26のドレイン・
ソース間電圧VDS2は、2.625Vを示す。第2トランジス
タ26のゲート電圧VG3は、0.5Vに設定される。第2ト
ランジスタ26のゲート・ソース間電圧VGS2は、-0.175
Vを示す。第4抵抗33の値は、第2トランジスタ26
の閾電圧及び設定電流に応じて、適宜選択される。
【0049】第1コンデンサ40、第3コンデンサ4
2、そして第6コンデンサ45は、直流成分を阻止す
る。これらコンデンサの値は、利得可変型増幅装置が対
応する動作周波数に応じて選択される。その値は、動作
周波数が800MHz〜1GHzの場合、1pF〜100pFに設定され
る。その値は、コンデンサが整合回路の一部として使用
される場合、1pF〜20pFに設定される。
2、そして第6コンデンサ45は、直流成分を阻止す
る。これらコンデンサの値は、利得可変型増幅装置が対
応する動作周波数に応じて選択される。その値は、動作
周波数が800MHz〜1GHzの場合、1pF〜100pFに設定され
る。その値は、コンデンサが整合回路の一部として使用
される場合、1pF〜20pFに設定される。
【0050】第2コンデンサ41、第5コンデンサ4
4、そして第7コンデンサ46は、高周波成分を接地す
る。これらコンデンサの値は、利得可変型増幅装置が対
応する動作周波数に応じて選択される。その値は、動作
周波数が800MHz〜1GHzの場合、10pF〜100pFに設定さ
れる。その値は、寄生インダクタンス成分を考慮して設
定される。
4、そして第7コンデンサ46は、高周波成分を接地す
る。これらコンデンサの値は、利得可変型増幅装置が対
応する動作周波数に応じて選択される。その値は、動作
周波数が800MHz〜1GHzの場合、10pF〜100pFに設定さ
れる。その値は、寄生インダクタンス成分を考慮して設
定される。
【0051】第4コンデンサ43及び第6抵抗35は、
シャント部品を構成する。このコンデンサ及び抵抗は、
第3トランジスタ27がオン状態からオフ状態に変化す
る場合、インピーダンス変動が第1トランジスタ25及
び第2トランジスタ26に作用する事態を回避する。第
4コンデンサ43は、10pF〜1000pFに設定される。第
6抵抗35は、300Ω以下に設定される。特にその抵抗値
は、100〜150Ωに設定される。その抵抗値が300Ωを超
えると、高周波に対する作用が減少する。その作用が減
少すると、インピーダンス変動に対する効果が減少す
る。その抵抗値が100Ωをしたまわると、高周波に対す
るダンピング効果が増大する。そのダンピング効果が増
大すると、増幅装置のゲイン特性が劣化する。
シャント部品を構成する。このコンデンサ及び抵抗は、
第3トランジスタ27がオン状態からオフ状態に変化す
る場合、インピーダンス変動が第1トランジスタ25及
び第2トランジスタ26に作用する事態を回避する。第
4コンデンサ43は、10pF〜1000pFに設定される。第
6抵抗35は、300Ω以下に設定される。特にその抵抗値
は、100〜150Ωに設定される。その抵抗値が300Ωを超
えると、高周波に対する作用が減少する。その作用が減
少すると、インピーダンス変動に対する効果が減少す
る。その抵抗値が100Ωをしたまわると、高周波に対す
るダンピング効果が増大する。そのダンピング効果が増
大すると、増幅装置のゲイン特性が劣化する。
【0052】図4は、本発明による第1トランジスタの
ゲイン特性を示す。図の横軸は、第1トランジスタ25
のドレイン電流ID1(mA)を示す。図の左縦軸は、第1
トランジスタ25の雑音指数(NF1)を示す。図の右縦
軸は、第2トランジスタ26の増幅量(Gp1)を示す。
ゲイン特性を示す。図の横軸は、第1トランジスタ25
のドレイン電流ID1(mA)を示す。図の左縦軸は、第1
トランジスタ25の雑音指数(NF1)を示す。図の右縦
軸は、第2トランジスタ26の増幅量(Gp1)を示す。
【0053】第1トランジスタ25の雑音指数は、ドレ
イン電流ID1が5mA〜10mAの場合に低い値を示す。そ
の雑音指数の最も低い値は、0.78dBを示す。その場合、
ドレイン電流ID1は、7mA〜10mAを示す。
イン電流ID1が5mA〜10mAの場合に低い値を示す。そ
の雑音指数の最も低い値は、0.78dBを示す。その場合、
ドレイン電流ID1は、7mA〜10mAを示す。
【0054】本発明による利得可変型増幅装置を携帯電
話の送信機部に搭載した実施例について説明する。
話の送信機部に搭載した実施例について説明する。
【0055】図5は、本発明による利得可変型増幅装置
の動作特性を、従来の利得可変型増幅装置の動作特性と
比較して示す。図の横軸は、利得可変型増幅装置の総増
幅量(Gp)を示す。その総増幅量(Gp)は、制御電圧VA
GCに比例する。図の左縦軸は、総雑音指数(NF)を示
す。図の右縦軸は、受信帯域ノイズ指数(TXN)を示
す。Aは、本発明による利得可変型増幅装置の数値を示
す。Bは、従来の利得可変型増幅装置の数値を示す。
の動作特性を、従来の利得可変型増幅装置の動作特性と
比較して示す。図の横軸は、利得可変型増幅装置の総増
幅量(Gp)を示す。その総増幅量(Gp)は、制御電圧VA
GCに比例する。図の左縦軸は、総雑音指数(NF)を示
す。図の右縦軸は、受信帯域ノイズ指数(TXN)を示
す。Aは、本発明による利得可変型増幅装置の数値を示
す。Bは、従来の利得可変型増幅装置の数値を示す。
【0056】本発明による利得可変型増幅装置2では、
総増幅量(Gp)が23dB〜3dBに変化した場合、総雑音
指数(NF)が2.2dB〜9.8dBを示す。その場合、受信帯域
ノイズ指数(TXN)は、-148.8dBm/Hz〜-161.2dBm/Hzを
示す。総雑音指数は、略7dB変化する。受信帯域ノイズ
指数は、略12dB変化する。
総増幅量(Gp)が23dB〜3dBに変化した場合、総雑音
指数(NF)が2.2dB〜9.8dBを示す。その場合、受信帯域
ノイズ指数(TXN)は、-148.8dBm/Hz〜-161.2dBm/Hzを
示す。総雑音指数は、略7dB変化する。受信帯域ノイズ
指数は、略12dB変化する。
【0057】図8に示された従来の利得可変型増幅装置
1は、総増幅量が23dB〜3dBに変化した場合、総雑音
指数(NF)が4.7dB〜21.3dBを示す。その場合、受信帯
域ノイズ指数は、-146.3dBm/Hz〜-149.7dBm/Hzを示す。
総雑音指数は、略17dB変化する。受信帯域ノイズ指数
は、略2dB変化する。
1は、総増幅量が23dB〜3dBに変化した場合、総雑音
指数(NF)が4.7dB〜21.3dBを示す。その場合、受信帯
域ノイズ指数は、-146.3dBm/Hz〜-149.7dBm/Hzを示す。
総雑音指数は、略17dB変化する。受信帯域ノイズ指数
は、略2dB変化する。
【0058】本発明による利得可変型増幅装置2は、従
来の利得可変型増幅装置1よりも総雑音指数が小さく、
総増幅量を小さくしたときの受信帯域ノイズの増大が抑
えられているので、従来の利得可変型増幅装置1よりも
総増幅量を小さくしたときの受信帯域ノイズ指数を、1
0dB以上改善できる。
来の利得可変型増幅装置1よりも総雑音指数が小さく、
総増幅量を小さくしたときの受信帯域ノイズの増大が抑
えられているので、従来の利得可変型増幅装置1よりも
総増幅量を小さくしたときの受信帯域ノイズ指数を、1
0dB以上改善できる。
【0059】なお、本発明による利得可変型増幅装置2
では、第1増幅回路21の第1トランジスタ25のゲー
ト・ソース間電圧VGSを減衰回路23の制御電圧VAGCに
応じて変化させているが、この電圧VGSを固定した場合
に、相互変調歪IMと受信帯域ノイズTXNがどの様に変
化するかを図9に示す。
では、第1増幅回路21の第1トランジスタ25のゲー
ト・ソース間電圧VGSを減衰回路23の制御電圧VAGCに
応じて変化させているが、この電圧VGSを固定した場合
に、相互変調歪IMと受信帯域ノイズTXNがどの様に変
化するかを図9に示す。
【0060】図9は、本発明による利得可変型増幅装置
の動作特性例を示す。図において、第1トランジスタ2
5のVGS制御が行われない場合は、制御電圧VAGCに応じ
て制御される場合、即ち本願発明の構成の場合に比較し
て、総増幅量が小さい領域で減衰回路23への過入力が
起こり、相互変調歪IMが増大している。その結果、受
信帯域ノイズ指数TXNが増大している。特開昭62-226705
号公報に開示されている回路は、第1トランジスタ25
のVGS制御が制御電圧VAGCに応じて制御されない場合に
相当する。ここで、相互変調歪IMは、キャリア(搬送
波)の強度を基準とする比率をデシベル表示で示してい
る。
の動作特性例を示す。図において、第1トランジスタ2
5のVGS制御が行われない場合は、制御電圧VAGCに応じ
て制御される場合、即ち本願発明の構成の場合に比較し
て、総増幅量が小さい領域で減衰回路23への過入力が
起こり、相互変調歪IMが増大している。その結果、受
信帯域ノイズ指数TXNが増大している。特開昭62-226705
号公報に開示されている回路は、第1トランジスタ25
のVGS制御が制御電圧VAGCに応じて制御されない場合に
相当する。ここで、相互変調歪IMは、キャリア(搬送
波)の強度を基準とする比率をデシベル表示で示してい
る。
【0061】図6は、本発明による利得可変型増幅装置
2の第2回路構成を示す。図に示された利得可変型増幅
装置2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジ
スタ(第1〜第3トランジスタ)25〜27と、第1〜
第2キャパシタ40〜42と、第3〜第5キャパシタ9
0〜92と、第1〜第4抵抗30〜33と、第5〜第9
抵抗80〜84を備える。
2の第2回路構成を示す。図に示された利得可変型増幅
装置2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジ
スタ(第1〜第3トランジスタ)25〜27と、第1〜
第2キャパシタ40〜42と、第3〜第5キャパシタ9
0〜92と、第1〜第4抵抗30〜33と、第5〜第9
抵抗80〜84を備える。
【0062】第1増幅回路21は、図2に示した構成と
同様に、第1トランジスタ25と、第1及び第2コンデ
ンサ40,41と、第1〜第3抵抗30〜32からな
る。減衰回路23は、第3トランジスタ27と、第4〜
第6コンデンサ90〜92と、第5〜第9抵抗80〜8
4からなる。
同様に、第1トランジスタ25と、第1及び第2コンデ
ンサ40,41と、第1〜第3抵抗30〜32からな
る。減衰回路23は、第3トランジスタ27と、第4〜
第6コンデンサ90〜92と、第5〜第9抵抗80〜8
4からなる。
【0063】第4コンデンサ90の入力は、第1トラン
ジスタ25のドレインに接続する。第4コンデンサ90
の入力は、第5抵抗80の入力に接続する。第5抵抗8
0の出力は第6抵抗81の入力に接続する。第6抵抗8
1の出力は、接地端子に接続する。第4コンデンサ90
の出力は、第3トランジスタのドレインに接続する。第
3トランジスタ27のゲートは、第8抵抗83の出力に
接続する。第8抵抗83の入力は、制御電圧端子に接続
する。第3トランジスタ27のソースは、第5コンデン
サ91の入力に接続する。第3トランジスタ27のドレ
インは、第7抵抗82の入力に接続する。第7抵抗82
の出力は、第3トランジスタ27のソースに接続する。
第5コンデンサ91の出力は、第6コンデンサ92の入
力に接続する。第6コンデンサ92の出力は、第9抵抗
84の入力に接続する。第9抵抗84の出力は接地端子
に接続する。第5コンデンサ91の出力は、第2トラン
ジスタ26のゲートに接続する。
ジスタ25のドレインに接続する。第4コンデンサ90
の入力は、第5抵抗80の入力に接続する。第5抵抗8
0の出力は第6抵抗81の入力に接続する。第6抵抗8
1の出力は、接地端子に接続する。第4コンデンサ90
の出力は、第3トランジスタのドレインに接続する。第
3トランジスタ27のゲートは、第8抵抗83の出力に
接続する。第8抵抗83の入力は、制御電圧端子に接続
する。第3トランジスタ27のソースは、第5コンデン
サ91の入力に接続する。第3トランジスタ27のドレ
インは、第7抵抗82の入力に接続する。第7抵抗82
の出力は、第3トランジスタ27のソースに接続する。
第5コンデンサ91の出力は、第6コンデンサ92の入
力に接続する。第6コンデンサ92の出力は、第9抵抗
84の入力に接続する。第9抵抗84の出力は接地端子
に接続する。第5コンデンサ91の出力は、第2トラン
ジスタ26のゲートに接続する。
【0064】第2増幅回路22は、図2に示した構成と
同様に、第2トランジスタ26と、第3コンデンサ42
と、第3抵抗33からなる。
同様に、第2トランジスタ26と、第3コンデンサ42
と、第3抵抗33からなる。
【0065】図6に示された利得可変型増幅装置は、図
2に示された利得可変型増幅装置よりも減衰量の変更幅
が広い。
2に示された利得可変型増幅装置よりも減衰量の変更幅
が広い。
【0066】図7は、本発明による利得可変型増幅装置
の第3回路例を示す。図に示された利得可変型増幅装置
2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジスタ
(第1〜第4トランジスタ)25〜28と、第1〜第3
キャパシタ40〜42と、第4〜第8キャパシタ70〜
74と、第1〜第4抵抗30〜33と、第4〜第12抵
抗60〜67を備える。
の第3回路例を示す。図に示された利得可変型増幅装置
2は、Nチャネル・GaAsデプレッション型トランジスタ
(第1〜第4トランジスタ)25〜28と、第1〜第3
キャパシタ40〜42と、第4〜第8キャパシタ70〜
74と、第1〜第4抵抗30〜33と、第4〜第12抵
抗60〜67を備える。
【0067】第1増幅回路21は、図2に示された第1
増幅回路21と同様に、第1トランジスタ25と、第1
及び第2コンデンサ40,41と、第1〜第3抵抗30
〜32からなる。
増幅回路21と同様に、第1トランジスタ25と、第1
及び第2コンデンサ40,41と、第1〜第3抵抗30
〜32からなる。
【0068】減衰回路23は、第3トランジスタ27
と、第4トランジスタ28と、第4〜第8コンデンサ7
0〜74と、第5〜第12抵抗60〜67からなる。
と、第4トランジスタ28と、第4〜第8コンデンサ7
0〜74と、第5〜第12抵抗60〜67からなる。
【0069】第4コンデンサ70の入力は、第1トラン
ジスタ25のドレインに接続する。第4コンデンサ70
の出力は、第3トランジスタのドレインに接続する。第
5抵抗60の入力は、第1トランジスタ25のドレイン
に接続する。第5抵抗60の出力は、第6抵抗61の入
力に接続する。第6抵抗60の入力は、第3トランジス
タ27のゲートに接続する。第6抵抗61の入力は第4
トランジスタ28のゲートに接続する。第6抵抗61の
出力は、接地端子に接続する。第3トランジスタのドレ
インは、第5コンデンサ71の入力に接続する。第5コ
ンデンサ71の出力は、第8抵抗63の入力に接続す
る。第8抵抗63の出力は接地端子に接続する。第3ト
ランジスタ27のドレインには、第9抵抗64の入力が
接続する。第9抵抗64の出力は、第3トランジスタ2
7のソースに接続する。第3トランジスタ27のソース
は、第6コンデンサ72の入力が接続する。第6コンデ
ンサ72の出力は、第4トランジスタ28のドレインに
接続する。第4トランジスタ28のソースは、第7コン
デンサ73の入力に接続する。第7コンデンサ73の出
力は、接地端子に接続する。第4トランジスタ28のソ
ースは、制御電圧端子に接続する。第3トランジスタ2
7のドレインは、第11抵抗66の入力に接続する。第
11抵抗66の出力は、第12抵抗67の入力に接続す
る。第12抵抗67の入力は、第4トランジスタ28の
ドレインに接続する。第12抵抗67の出力は、制御電
圧端子に接続する。第3トランジスタ27のドレイン
は、第10抵抗65の入力に接続する。第10抵抗65
の出力は、接地端子に接続する。第3トランジスタ27
のドレインは、第8コンデンサ74の入力に接続する。
第8コンデンサ74の出力は、第7抵抗62の出力に接
続する。第8コンデンサ74の出力は、第2トランジス
タ26のゲートに接続する。
ジスタ25のドレインに接続する。第4コンデンサ70
の出力は、第3トランジスタのドレインに接続する。第
5抵抗60の入力は、第1トランジスタ25のドレイン
に接続する。第5抵抗60の出力は、第6抵抗61の入
力に接続する。第6抵抗60の入力は、第3トランジス
タ27のゲートに接続する。第6抵抗61の入力は第4
トランジスタ28のゲートに接続する。第6抵抗61の
出力は、接地端子に接続する。第3トランジスタのドレ
インは、第5コンデンサ71の入力に接続する。第5コ
ンデンサ71の出力は、第8抵抗63の入力に接続す
る。第8抵抗63の出力は接地端子に接続する。第3ト
ランジスタ27のドレインには、第9抵抗64の入力が
接続する。第9抵抗64の出力は、第3トランジスタ2
7のソースに接続する。第3トランジスタ27のソース
は、第6コンデンサ72の入力が接続する。第6コンデ
ンサ72の出力は、第4トランジスタ28のドレインに
接続する。第4トランジスタ28のソースは、第7コン
デンサ73の入力に接続する。第7コンデンサ73の出
力は、接地端子に接続する。第4トランジスタ28のソ
ースは、制御電圧端子に接続する。第3トランジスタ2
7のドレインは、第11抵抗66の入力に接続する。第
11抵抗66の出力は、第12抵抗67の入力に接続す
る。第12抵抗67の入力は、第4トランジスタ28の
ドレインに接続する。第12抵抗67の出力は、制御電
圧端子に接続する。第3トランジスタ27のドレイン
は、第10抵抗65の入力に接続する。第10抵抗65
の出力は、接地端子に接続する。第3トランジスタ27
のドレインは、第8コンデンサ74の入力に接続する。
第8コンデンサ74の出力は、第7抵抗62の出力に接
続する。第8コンデンサ74の出力は、第2トランジス
タ26のゲートに接続する。
【0070】第2増幅回路22は、図2に示された第2
増幅回路22と同様に、第2トランジスタ26と、第3
コンデンサ42と、第3抵抗33からなる。
増幅回路22と同様に、第2トランジスタ26と、第3
コンデンサ42と、第3抵抗33からなる。
【0071】図7に示された利得可変型増幅装置は、図
2に示された利得可変型増幅装置よりも減衰量の制御精
度が高い。
2に示された利得可変型増幅装置よりも減衰量の制御精
度が高い。
【0072】本発明による利得可変型増幅装置は、Pチ
ャネルトランジスタを使用することができる。本発明に
よる利得可変型増幅装置の減衰回路は、π型増幅回路に
限られない。本発明による利得可変型増幅装置は、送信
器に限らず、増幅利得の変更が必要な増幅段に使用する
ことができる。
ャネルトランジスタを使用することができる。本発明に
よる利得可変型増幅装置の減衰回路は、π型増幅回路に
限られない。本発明による利得可変型増幅装置は、送信
器に限らず、増幅利得の変更が必要な増幅段に使用する
ことができる。
【0073】本発明による利得可変型増幅装置は、第1
増幅回路の増幅量と、減衰回路の減衰量を個別に制御す
ることができる。第2の制御電圧を供給する電圧を用意
し、第1増幅回路の増幅量を制御する。制御電圧VAGC
は、減衰回路の減衰量の制御のみに使用する。
増幅回路の増幅量と、減衰回路の減衰量を個別に制御す
ることができる。第2の制御電圧を供給する電圧を用意
し、第1増幅回路の増幅量を制御する。制御電圧VAGC
は、減衰回路の減衰量の制御のみに使用する。
【0074】
【発明の効果】本発明による利得可変型増幅装置は、減
衰回路の減衰量が増大しても、総雑音指数が大幅に上昇
しない。本発明による利得可変型増幅装置は、減衰回路
の減衰量が増大した場合、前段の増幅回路の増幅量が低
減する。その増幅量が低減されると、減衰回路への過入
力が回避される。その過入力が回避されると、出力信号
の歪が低減される。
衰回路の減衰量が増大しても、総雑音指数が大幅に上昇
しない。本発明による利得可変型増幅装置は、減衰回路
の減衰量が増大した場合、前段の増幅回路の増幅量が低
減する。その増幅量が低減されると、減衰回路への過入
力が回避される。その過入力が回避されると、出力信号
の歪が低減される。
【0075】本発明による利得可変型増幅装置は、携帯
電話機の送信機部に搭載した場合、総増幅量減衰時の受
信帯域ノイズを低減できるので、その携帯電話機を基地
局近傍で使用した場合に、近隣の携帯電話機に対する受
信妨害を回避することができる。
電話機の送信機部に搭載した場合、総増幅量減衰時の受
信帯域ノイズを低減できるので、その携帯電話機を基地
局近傍で使用した場合に、近隣の携帯電話機に対する受
信妨害を回避することができる。
【図1】図は、本発明による利得可変型増幅装置を示
す。
す。
【図2】図は、本発明による利得可変型増幅装置の第1
回路構成を示す。
回路構成を示す。
【図3】図は、本発明による第1トランジスタの電流特
性を示す。
性を示す。
【図4】図は、本発明による第1トランジスタのゲイン
特性を示す。
特性を示す。
【図5】図は、本発明による利得可変型増幅装置の動作
特性を示す。
特性を示す。
【図6】図は、本発明による利得可変型増幅装置の第2
回路構成を示す。
回路構成を示す。
【図7】図は、本発明による利得可変型増幅装置の第3
回路構成を示す。
回路構成を示す。
【図8】図は、従来の利得可変型増幅装置を示す。
【図9】図は、本発明による利得可変型増幅装置の動作
特性例を示す。
特性例を示す。
2:利得可変型増幅装置 21:第1増幅回路 22:第2増幅回路 23:減衰回路 25:第1トランジスタ 26:第2トランジスタ 27:第3トランジスタ 28:第4トランジスタ VAGC:制御電圧
Claims (7)
- 【請求項1】 減衰回路と、 前記減衰回路の入力側に結合される第1増幅回路と、 前記減衰回路の出力側に結合される第2増幅回路とを備
え、 前記減衰回路の減衰量を制御する制御信号を参照して、
前記第1増幅回路の増幅量が制御される利得可変型増幅
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の利得可変型増幅装置に
おいて、 前記第1増幅回路は、増幅用電界効果トランジスタを有
し、 前記第2増幅回路は、増幅用電界効果トランジスタを有
し、 前記減衰回路は、減衰用電界効果トランジスを有し、 前記制御信号は、前記第1増幅回路の前記増幅用電界効
果トランジスタのゲート電圧又はソース電圧を制御し、
且つ、前記減衰用電界効果トランジスタのゲート電圧又
はソース電圧を制御する利得可変型増幅装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の利得可変型増幅装置に
おいて、 前記減衰用電界効果トランジスタは、π型減衰回路を形
成する利得可変型増幅装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の利得可変型増幅装置に
おいて、 前記減衰用電界効果トランジスタは、並列結合された2
つの電界効果トランジスタを有する利得可変型増幅装
置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項に記載の利
得可変型増幅装置において、 前記減衰回路の高圧電源端子は、電源抵抗及び電源キャ
パシタを介して接地される利得可変型増幅装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の利
得可変型増幅装置において、 前記第1増幅部は、前記制御信号に応じて前記減衰量の
増大する場合、前記増幅量を減少する利得可変型増幅装
置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか一項に記載の利
得可変型増幅装置において、 前記増幅量は、前記減衰量が所定の値を超えた場合のみ
減少される利得可変型増幅装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31130199A JP2001136038A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 利得可変型増幅装置 |
TW089121921A TW494623B (en) | 1999-11-01 | 2000-10-19 | Amplifier with variable gains |
US09/694,220 US6518843B1 (en) | 1999-11-01 | 2000-10-23 | Variable gain type amplifier |
EP00123064A EP1096672A3 (en) | 1999-11-01 | 2000-10-24 | Variable gain type amplifier |
KR10-2000-0064161A KR100397588B1 (ko) | 1999-11-01 | 2000-10-31 | 이득 가변형 증폭 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31130199A JP2001136038A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 利得可変型増幅装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1096672A3 (ja) |
JP (1) | JP2001136038A (ja) |
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US6646510B2 (en) * | 2002-03-01 | 2003-11-11 | Sige Semiconductor Inc. | Method of adjusting gain and current consumption of a power amplifier circuit while maintaining linearity |
US7863983B2 (en) * | 2003-05-20 | 2011-01-04 | Epic Communications, Inc. | Smart linearized power amplifier and related systems and methods |
JP5640725B2 (ja) * | 2010-12-20 | 2014-12-17 | 三菱電機株式会社 | 電力増幅器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS62226705A (ja) | 1986-03-27 | 1987-10-05 | Toshiba Corp | 自動利得制御増幅回路 |
US5204637A (en) * | 1992-04-17 | 1993-04-20 | Hughes Aircraft Company | Power detection technique for automatic amplifier power control |
JPH0779132A (ja) | 1993-09-07 | 1995-03-20 | Murata Mfg Co Ltd | 可変減衰器 |
JPH0936677A (ja) | 1995-07-24 | 1997-02-07 | Fujitsu Ltd | 可変利得増幅・減衰器及びそれを有するモノリシックic |
JP2996170B2 (ja) * | 1996-03-21 | 1999-12-27 | 日本電気株式会社 | 利得制御回路 |
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1999
- 1999-11-01 JP JP31130199A patent/JP2001136038A/ja active Pending
-
2000
- 2000-10-19 TW TW089121921A patent/TW494623B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-10-23 US US09/694,220 patent/US6518843B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 2000-10-31 KR KR10-2000-0064161A patent/KR100397588B1/ko not_active IP Right Cessation
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