JPH07228277A - 自転車及びそのサドル - Google Patents

自転車及びそのサドル

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JPH07228277A
JPH07228277A JP4637094A JP4637094A JPH07228277A JP H07228277 A JPH07228277 A JP H07228277A JP 4637094 A JP4637094 A JP 4637094A JP 4637094 A JP4637094 A JP 4637094A JP H07228277 A JPH07228277 A JP H07228277A
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JP
Japan
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saddle
air
base
bicycle
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP4637094A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Takano
輝夫 高野
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/08Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行面の凹凸により生じる大きな衝撃に対し
ても有効な緩衝作用を呈し得ると共に、その緩衝作用を
適宜調整できる自転車のサドルを提供する。 【構成】 サドルポスト1に取付けられるサドルベース
20に、尻部を着座させるサドル本体10を上下方向へ
スライド可能にガイドさせる。着座状態でサドル本体1
0をサドルベース20から浮かせるように、空気を圧入
させる空気弁32を備えた弾性膜より形成される空気袋
30をサドルベース20及びサドル本体10間に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行時に運転者に加わ
る衝撃に対する緩衝作用を改善した自転車のサドル及び
そのサドルを組み込んだ自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車は一般的に弾性を呈するタイヤを
備えると共に、サドルにも種々の構造或は材質が提案さ
れているが、凹凸部で生じる大きな衝撃に対する緩衝作
用は必ずしも十分であるとは云えない。また、このよう
な際にハンドルを通して加わる衝撃については考慮され
ていない。一方、このための運転者に与える弾性につい
ては安全性上から制限も不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みて、走行面の凹凸により生じる大きな衝撃に対
しても有効な緩衝作用を呈し得ると共に、その緩衝作用
を適宜調整できる自転車のサドルを提供することを目的
とする。別の目的は、本発明のサドルを組み込むと共
に、さらに緩衝作用を向上させる自転車を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、サドルを請求項1により、サドルポスト
に取付けられるサドルベースに、尻部を着座させるサド
ル本体を上下方向へスライド可能にガイドさせると共
に、着座状態でサドル本体をサドルベースから浮かせる
ように、空気を圧入させる空気弁を備えた弾性膜より形
成される空気袋がサドルベース及びサドル本体間に設け
るか、請求項2により、サドルポストに取付けられるサ
ドルベース及び尻部を着座させるサドル本体間の周囲
に、着座状態でサドル本体をサドルベースを浮かせる空
気ばねを形成するように、ベローズ部を形成すると共
に、サドルベースに空気を圧入させる空気弁を設ける。
【0005】請求項3により、自転車をこのようなサド
ルと共に、ハンドルパイプ及びフォークをこれらの一方
にスプライン軸を設けて上下方向へ相対的にスライド可
能に連結させると共に、ハンドルパイプ及びフォーク間
にばねを介在させる。
【0006】
【作用】請求項1及び2のサドルにおいて、空気袋又は
ベローズ部に空気弁から所望の圧力で空気を圧入される
と、サドル本体に着座した状態において相応の空気ばね
作用が得られる。さらに、請求項3において、ハンドル
パイプには、フォーク側からの衝撃が介在するばねで緩
衝作用が得られる。
【0007】
【実施例】図1〜図6は、本発明の一実施例によるサド
ル及びハンドルステム部分を示す。この内、図1〜図5
はサドル部分を示すもので、尻部を着座させるサドル本
体10と、サドルポスト1に取付けられるサドルベース
20と、サドル本体10及びサドルベース20を包囲す
る弾性の空気袋30と、この空気袋を包囲し、上下に伸
縮する外皮40とより構成されている。
【0008】図1に示すサドル本体10は、通常のサド
ル形状に対応して先方に向けて幅狭に形成された上面1
2の全周に周面11を備えて、合成樹脂より一体に形成
されている。周面11の両側及び背後には、例えばテフ
ロン製(商品名)の滑板13が下設されている。上面1
2の裏面の3個所には、抜止め用コイルばね14が係止
されている。
【0009】図2に示すサドルベース20は、金属製の
底部フレーム21と、その底部フレームに取付けられ、
かつ周面11に対応した形状の合成樹脂製の両側の側板
22及びこれに連続する背板23とより構成されてい
る。これらの側板及び背板はその内周面で滑板13をガ
イドし、その下端には滑板13用の受板25が対応する
3個所に突設されている。底部フレーム21の3個所に
は、コイルばね14の下端を係止させるリング26が位
置的に対応して突設されている。
【0010】図3に示す空気袋30は、サドル本体10
及びサドルベース20を弾性による緊張状態で包囲する
ように小さめの形状に、例えば自転車の車輪チューブに
相当するゴムの弾性膜で製作されている。その底面に
は、サドル本体10及びサドルベース20を伸展状態で
通すことのできる程度の大きさのサドルポスト挿入口3
1及びタイヤチューブに取付けられて空気入れで空気を
圧入させる通常の空気弁32が取付けられている。
【0011】図4に示す外皮40は、サドル本体10に
装着される対応形状の合成樹脂板で形成されて上側部分
40aと、この上側部分の前端部で取付けられ、かつそ
の下端全周にわたりファスナ41で連結されてサドルベ
ース20の周囲を下方からカバーする下側部分40bと
より構成されている。この下側部分の底面は膨張しない
ように剛性板で構成されると共に、サドルポスト1に挿
入され、かつ圧縮可能に3個の縦スリット44aを形成
されたサドルポスト挿入スリーブ44及び空気弁32の
挿通孔32aが形成されている。周面はサドル本体10
の上下動を許容して側方にはほとんど膨張しないように
伸縮可能なベローズ部42で形成されている。
【0012】これらの各部10〜40は、図5に示すよ
うに組み立てられる。外皮40を開放状態で、そのサド
ルポスト挿入スリーブ44をサドルポスト1に挿入す
る。周知の方法でサドルポスト1をサドルベース20の
底部フレーム21の平行アーム部分21a間へ挿通さ
せ、上方から締付け具2をセットし、ボルト3で締結し
て、サドルポスト1をサドルベース20に固定する。サ
ドル本体10をサドルベース20の内側にセットし、コ
イルばね14の下端を係止させ、サドル本体10が抜け
ないようにする。空気袋30をそのサドルポスト挿入口
31を拡張させてサドル本体10及びサドルベース20
を包囲させ、さらにサドルポスト挿入口31をサドルポ
スト挿入スリーブ44の内側へセットさせ、締結リング
5のひれ部のねじ穴6に喋ねじを螺合させ、気密状態に
する。また、ファスナ41を全周にわたり閉め(図5に
は図示せず)、外皮40を閉鎖状態にする。空気弁32
からタイヤ用の空気入れで空気を圧入し、空気袋30を
膨張させてベローズ部42を上方へ伸展させることによ
り、サドル本体10を浮上させ、空気ばね作用が得られ
るようにする。
【0013】図6はこのようなサドルを取付けられた自
転車のハンドル側の緩衝構造を示す。トップパイプ71
及びダウンパイプ72を連結させるヘッドパイプ73
に、フロントフォーク74のステム80及びハンドル側
のステム75が、相対的に上下方向へスライド可能に緩
衝作用が得られるように挿入されている。つまり、ステ
ム80の上端部にはスプライン84を立設されたばね座
81が設けられ、その突起84a(図6B)がステム7
5に形成された対応形状の溝75aに係合することによ
り、ステム75の回転力はステム80へ伝達され、かつ
上下方向には相対的にスライド可能になっている。ヘッ
ドプパイプ73の上端部には軸受部73aが形成され、
ステム75の下端に設けられたばね座88を回転自在に
支持するボールベアリング78が装着されている。ばね
座88には、リング状シール材76を装着させるキャッ
プ77が螺合されている。ばね座81、88間には、こ
れらの間に弾性を持たせるようにコイルばね83が装填
されている。
【0014】このように構成された自転車の動作は、次
の通りである。サドルの空気袋30への圧縮空気の導入
量でばね特性を所望に調整できる。その際、外皮40の
上側部分40aは剛性であることにより、空気袋30の
膨張を抑制して下側部分40bを伸展させ、サドル本体
10を浮上させて空気ばね特性を与える。
【0015】通常の走行状態で、サドルでは空気ばねに
より、またハンドル側でコイルばね83を介して振動の
運転者への伝播が緩和されると共に、凹部で急下降した
り又は凸部に衝突した際でも尻部及び手に加わる衝撃が
これらの弾性で十分な緩衝作用が得られる。空気袋30
の圧縮空気が漏れた場合には通常の空気入れで補給で
き、弾性を低減又増加させたい場合でも任意に調整でき
る。
【0016】図7は本発明の別のサドルの実施例を示す
もので、剛性のサドルベース51の周面に、表面にパッ
ド52aを貼着され、かつ裏面に弾性膜で形成された空
気袋53が貼着されたサドル本体52が、上下方向へス
ライド可能に係合されている。サドルベース51には、
サドルポスト1を取り付け具で固定させるためのリング
51c及び凹部51aが形成されている。空気袋53に
は、空気弁55が取付けられてサドルベース51から下
方へ突出している。これにより、空気袋53に所望の空
気を圧入することにより、それぞれのフランジ部51
b、52bが係合する位置を上限として上下方向へ空気
ばね特性を呈する。
【0017】図8は、本発明のさらに別のサドルの実施
例を示す。パッド60aでカバーされたサドル本体60
及びその周面に連続するベローズ部61が合成樹脂によ
り一体に形成されると共に、その下端部は周壁62a及
びフランジ62bを周囲に備えたサドルベース62に気
密状態で貼着される。サドルベース62には、空気弁6
5及びサドルポストへの固定具66が下設されている。
これにより、圧縮空気を導入するとベローズ部61が上
方へ伸縮する空気ばね作用が得られる。
【0018】
【発明の効果】請求項1又は請求項2の発明によれば、
サドルに空気ばね式の弾性が得られ、緩衝作用が向上す
ると共に、そのばね特性も圧縮量を空気入れで容易に調
整できるために、絶えず所望の弾性が設定可能となる。
【0019】請求項3の発明によれば、手を通して体に
加わる衝撃も緩和可能となり、一層緩衝作用が改善され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自転車のサドルの本体
の斜視図である。
【図2】同サドルのサドルベースの斜視図である。
【図3】同サドルの空気袋の斜視図である。
【図4】同サドルの外皮の斜視図である。
【図5】同サドルの組立状態を示す断面図である。
【図6】同自転車のヘッドパイプ部分の断面図である。
【図7】別の実施例によるサドルの断面図である。
【図8】さらに別の実施例によるサドルを示すもので、
同図Aはサドル本体側の斜視図、同図Bはサドルベース
の斜視図である。
【符号の説明】
10、52、60 サドル本体 20、51、62 サドルベース 30、53 空気袋 32、55、65 空気弁 42、61 ベローズ部 73 ヘッドパイプ 74 フロントフォーク 75、80 ステム 83 コイルばね 84 スプライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドルポストに取付けられるサドルベー
    スに、尻部を着座させるサドル本体を上下方向へスライ
    ド可能にガイドさせると共に、着座状態で前記サドル本
    体を前記サドルベースから浮かせるように、空気を圧入
    させる空気弁を備えた弾性膜より形成される空気袋が前
    記サドルベース及び前記サドル本体間に設けたことを特
    徴とする自転車のサドル。
  2. 【請求項2】 サドルポストに取付けられるサドルベー
    ス及び尻部を着座させるサドル本体間の周囲に、着座状
    態で前記サドル本体を前記サドルベースから浮かせる空
    気ばねを形成するように、ベローズ部を形成すると共
    に、前記サドルベースに空気を圧入させる空気弁を設け
    たことを特徴とする自転車のサドル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の自転車のサドルを備え
    ると共に、ハンドルパイプ及びフォークをこれらの一方
    にスプライン軸を設けて上下方向へ相対的にスライド可
    能に連結させると共に、前記ハンドルパイプ及び前記フ
    ォーク間にばねを介在させたことを特徴とする自転車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010002274A (ko) * 1999-06-14 2001-01-15 고진옥 자전거 안장
JP2017165385A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 泰昌 安 ショックレス自転車
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