JPH0722819B2 - 束状配管部材の製造方法 - Google Patents

束状配管部材の製造方法

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JPH0722819B2
JPH0722819B2 JP8286089A JP8286089A JPH0722819B2 JP H0722819 B2 JPH0722819 B2 JP H0722819B2 JP 8286089 A JP8286089 A JP 8286089A JP 8286089 A JP8286089 A JP 8286089A JP H0722819 B2 JPH0722819 B2 JP H0722819B2
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信行 服部
英雄 尾木
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マルヤス工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、束状配管部材の製造方法に関する。特に、自
動車の排ガス循環システム(EGR)等の制御回路におけ
る束状配管部材等の製造に好適な方法に関する。
<従来の技術> EGR等の制御回路は、多数本(通常4〜10本)の細径金
属管(3〜6mmΦ)を使用する。この際、配管作業性お
よび占有空間最小化の見地から、束状配管部材を使用す
る。そしてこれらの束状配管部材は、車走行中に配管自
体がエンジン振動とともに車体からの衝撃振動を繰り返
し受けるために、金属管相互はおよび金属管とブラケツ
ト部材相互が強固に結合されている必要がある。
このため、これらの束状配管部材の製造は、炉中ろう付
け工程を経て行なつていた。第9〜10図にその一例を示
す。ここでは、図示の関係上、金属管束は4本である
が、通常は、6〜8本である。
金属製のブラケツト1の先端等における保持金属板2、
2Aの設けられた仮り付けリブ3…に抵抗溶接(電極4、
4)で複数本の金属管6…を直接仮り付け後、ろう材
(図例では棒状)7を各金属管6と保持金属板2、2と
の間に配置した状態の金属管束8を加熱炉9にメツシユ
ベルト10で搬入してろう付けを行なつていた。
ここで、金属管、ブラケツト、保持金属板等の材料は、
通常、鋼材を使用している。また、ろう材は、鋼材の結
合の場合は、銅ろう、ニツケルろう等を、棒状、粉末
状、ペースト状、板状等にしたものを適宜使用する。
しかし、上記方法は抵抗溶接に際して、金属管6…が細
径で薄肉であり、かつ、第10図に示す如く電極4、4間
距離が長く、仮り付けをするために大電流を流す必要が
あり、金属管を傷めやすく、不良品が発生しやすかつ
た。
このため、本願出願人により、第8図に示すような方法
でブラケツト1Bの先端部等における保持金属板2Bを板金
加工により折曲包持部として金属管束8の外側を包持し
た状態でろう付けする方法が提案されている(特公昭63
−23877号公報参照)。
<発明が解決しようとする課題> しかし、上記方法による場合、ろう付け工程中に保持金
属板で形成される折曲包持部が弾性余効(バツクリン
グ)により緩み、金属管束の外周形状がくずれる(製品
不良となる。)おそれがあつた。
また、折曲包持部に所定の剛性を付与するために、保持
金属板を所定厚以上にする必要があり、束状配管部材が
全体として重量が増大しやすい。この重量増大は、可及
的に軽量化を目的としている自動車等においては、望ま
しくない。
本発明は上記問題点を解決することのできる束状配管部
材の製造方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の束状配管部材の製造方法は、上記課題を下記構
成により解決する。
多数本の細径金属管からなる金属管束を複数箇所で保持
金属板により包持後、炉中ろう付けして束付配管部材を
製造する方法において、 前記包持方式が、一枚または二枚の保持金属板で端部相
互を重合させて前記金属管束を囲繞し、該重合部を抵抗
溶接して緊縛状態とする方式である、 ことを特徴とする細径金属束の製造方法。
<実施例> 以下、本発明を図例に基づいて説明をする。なお、既述
部分と同一部分については、同一図符号を付して、既述
部分と類似部分については、対応図符号を付して、説明
の全部または一部を省略する。
まず、本発明の特徴とする金属管束の包持方式の各態様
を説明する。
第1図は本発明における金属管束包持方式の第一例であ
る。
一枚の保持金属板12を使用して板金加工(プレス等)に
より端部相互を重合させて、複数本(図例では8本)の
金属管6…からなる金属管束8Aを囲繞し(巻き込み)、
該重合部13を抵抗溶接(電極4、4)して金属管束8Aを
緊縛状態とする。この重ね抵抗溶接の態様は、図例では
点溶接Wであるが、シーム溶接、突起溶接であつても勿
論よい。抵抗溶接以外の方法では、大量生産に適さず、
作業性も悪い。
第2図は第1図の金属管束包持方式の変形態様を示す。
即ち、第1図において、保持金属板12を波付けして、金
属管束8Aの保持安定性を増大させたものである。
第3図は包持方式の第二例を示す。
二枚の保持金属板22、22で端部相互で重合させて金属管
束8Aを包持し、該重合部13、13を抵抗溶接して金属管束
8A緊縛状態とする。この例の場合、溶接箇所Wは2箇所
となるが、分岐管等があつて巻き込み作業が困難な場合
に好適である。第4図は第3図の実施例において、一方
の保持金属板22Aをブラケツト11の先端部としたもので
ある。なお、図例では、金属管束8Bの本数は6本であ
る。
上記各包持方式から、同種又は異種のものを適宜採用し
て、金属管束8(8A、8B)を複数箇所で緊縛包持した
後、保持金属板12(22)と金属管6…との間ににろう材
を保持させた状態で(金属管束を包持する前または同時
であつてもよい。)、金属管束を従来と同様、メツシユ
ベルト10で加熱炉9中に搬入してろう付けを行ない、束
状配管部材を製造する。
このとき、包持金属板部材は、保持金属板12(22)の端
部相互の抵抗溶接により強固に結合されているため、加
熱炉でろう付け中に包持部の緊縛状態が緩むようなこと
はなく、束状態が良好に維持される。このため、製品不
良が発生するようなおそれはない。
<発明の作用・効果> 本発明の金属製束状配管部材の製造方法は、多数本の細
径金属管からなる金属管束を複数箇所で保持金属板によ
り包持後、炉中ろう付けして束状配管部材を製造する方
法において、前記包持方式が、一枚または二枚の保持金
属板で端部相互を重合させて前記金属管束を囲繞し、該
重合部を抵抗溶接して緊縛状態とする方式であるので、
下記のような作用・効果を奏する。
包持金属板部材は、保持金属板の端部相互の抵抗溶接に
より強固に結合されているため、加熱炉でろう付け中に
包持部の緊縛状態が緩むようなことはなく、束状態が良
好に維持される。このため、製品不良が発生するような
おそれはない。また、従来の折曲包持部のみで金属管束
を保持しようとした場合、包持部の包持力を得るために
保持金属板に所定の肉厚が必要、通常1〜2mm必要であ
つたが、本発明の場合、薄肉(0.5mm前後)でもよく
(但しブラケツト本体側は除く。)、折曲作業性が容易
となり、かつ、束状配管部材の軽量化にも寄与する。
なお、前記本発明の課題を解決することのできる金属管
束包持方式として、第5・6図に示す如く、保持金属板
12Bの端部相互の一方を巻き込み、さらには、折曲させ
ることが考えられる。この包持方式の場合、バツクリン
グに伴なう包持部の緩みをある程度は阻止できるが、や
はり、若干の緩みは避けられない。なお、第5図Aにお
ける図符号16、17はプレスのポンチとダイである。
また、第7図に示す如く、一方、即ちブラケツト21側に
引き起し爪26および係止溝17を形成し、該爪26と係止溝
27との間に他方の保持金属板22Bを懸け渡して金属管束
8を包持することが考えられる。この包持方式の場合、
包持部の緩みということはほとんど発生しないが(但
し、包持力を得るために保持金属板22Bを所定厚以上に
する必要がある。)、板金加工で、引き起し爪や係止溝
を形成するため、寸法ばらつきが発生しやすく、金属管
束の安定した緊縛状態を得難い。
【図面の簡単な説明】
第1図A・Bは本発明の金属管束包持方式の第一例を示
す部分断面図と側面図、 第2図A・Bは第1図の変形態様を示す部分断面図と側
面図、 第3図A・Bは本発明の金属管束包持方式の第二例を示
す部分断面図と側面図、 第4図A・Bは第3図の変形態様を示す部分断面図と側
面図、 第5図A・Bは金属管束包持方式の本発明の方式に属さ
ない一例を示す部分断面図と側面図、 第6図A・Bは同じく他の一例を示す部分断面図と側面
図、 第7図A・Bは同じくさらに他の一例を示す部分断面図
と側面図、 第8図A・Bは金属管束包持方式の公知例を示す部分断
面図と側面図、 第9図は束状配管部材の製造工程概略図、 第10図は金属管束の保持金属板への溶接による直接保持
方式を示す部分断面図である。 1,1B,11,21……ブラケツト、 2,2A,2B,12,12A,22,22A,22B……保持金属板、 6……細径金属管、 7……ろう材、 8,8A,8B……金属管束、 9……加熱炉、 13……重合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の細径金属管からなる金属管束を複
    数箇所で保持金属板により包持後、炉中ろう付けして束
    状配管部材を製造する方法において、 前記包持方式が、一枚または二枚の保持金属板で端部相
    互を重合させて前記金属管束を囲繞し、該重合部を抵抗
    溶接して緊縛状態とする方式である、 ことを特徴とする束状配管部材の製造方法。
JP8286089A 1989-03-31 1989-03-31 束状配管部材の製造方法 Expired - Fee Related JPH0722819B2 (ja)

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