JPH07227979A - 画像転写方法および装置 - Google Patents
画像転写方法および装置Info
- Publication number
- JPH07227979A JPH07227979A JP6023923A JP2392394A JPH07227979A JP H07227979 A JPH07227979 A JP H07227979A JP 6023923 A JP6023923 A JP 6023923A JP 2392394 A JP2392394 A JP 2392394A JP H07227979 A JPH07227979 A JP H07227979A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- dyeing layer
- intermediate sheet
- heating
- receptor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像転写装置において、受像体の種類に影響
されるような画像転写方法を解決し、高画質な画像を所
望の受像体上に簡単な構成でかつ安定して転写させるこ
とを目的とする。 【構成】 受像体15は、中間シートに接触したのち加
熱加圧され、搬送手段と分離手段の距離を受像体の長さ
より短く構成し、加圧手段13は中央部が両端に対して
凸の形を有する構成とすることによって、受像体の状態
を安定化させ、受像体に張力を与え、押圧力分布を簡単
な構成で均一化できるため、高画質な画像を染着層3に
記録し、所望の受像体15上に安定して染着層を転写し
て高画質な記録画像が得られる。
されるような画像転写方法を解決し、高画質な画像を所
望の受像体上に簡単な構成でかつ安定して転写させるこ
とを目的とする。 【構成】 受像体15は、中間シートに接触したのち加
熱加圧され、搬送手段と分離手段の距離を受像体の長さ
より短く構成し、加圧手段13は中央部が両端に対して
凸の形を有する構成とすることによって、受像体の状態
を安定化させ、受像体に張力を与え、押圧力分布を簡単
な構成で均一化できるため、高画質な画像を染着層3に
記録し、所望の受像体15上に安定して染着層を転写し
て高画質な記録画像が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも色材を含む
インク材料を中間シートなどの転写シート上に一旦記録
し、所望の受像体に記録画像を転写する画像転写方法及
び装置に関する。
インク材料を中間シートなどの転写シート上に一旦記録
し、所望の受像体に記録画像を転写する画像転写方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】色材として顔料を用いた熱溶融転写シー
トや、色材として熱拡散性の染料を用いた昇華型熱転写
シートを使う熱転写記録は、通常、転写シートと受像体
とを重ね合わせて直接記録ヘッドで受像体上に画像が記
録される。また、熱転写記録を含め、任意の方法で一
旦、別の中間シート上に画像を記録した後、最終の受像
体上に中間シート上の画像を転写して受像体上に画像を
形成する方法が知られている(例えば、特開平4−32
7981号公報)。
トや、色材として熱拡散性の染料を用いた昇華型熱転写
シートを使う熱転写記録は、通常、転写シートと受像体
とを重ね合わせて直接記録ヘッドで受像体上に画像が記
録される。また、熱転写記録を含め、任意の方法で一
旦、別の中間シート上に画像を記録した後、最終の受像
体上に中間シート上の画像を転写して受像体上に画像を
形成する方法が知られている(例えば、特開平4−32
7981号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の画
像転写方法では、受像体上に中間シート上の染着層を転
写するのに必要な受像体と染着層間の転写性が、環境条
件や受像体の種類などによって変化しやすく、安定した
転写を行うことが困難であり、受像体進行方向の後端に
おける染着層の切断が困難であった。また、受像体上に
中間シート上の染着層を転写するのに必要な、熱および
圧力が不均一になりやすく良好な転写を行なうことに困
難をきたしていた。また、転写の工程において中間シー
ト上の染着層が加圧手段側に接着するという問題点を有
していた。さらにまた、連続のシート状基材を用いてい
るために前記シートの走行性が不安定となり高画質な画
像を得ることが困難であった。
像転写方法では、受像体上に中間シート上の染着層を転
写するのに必要な受像体と染着層間の転写性が、環境条
件や受像体の種類などによって変化しやすく、安定した
転写を行うことが困難であり、受像体進行方向の後端に
おける染着層の切断が困難であった。また、受像体上に
中間シート上の染着層を転写するのに必要な、熱および
圧力が不均一になりやすく良好な転写を行なうことに困
難をきたしていた。また、転写の工程において中間シー
ト上の染着層が加圧手段側に接着するという問題点を有
していた。さらにまた、連続のシート状基材を用いてい
るために前記シートの走行性が不安定となり高画質な画
像を得ることが困難であった。
【0004】本発明は上記従来の画像転写方法及び装置
における問題点を解決するもので、所望の受像体上に中
間シート上の画像を簡単な構成でかつ安定して転写する
ことのできる画像転写方法を提供することを目的とす
る。
における問題点を解決するもので、所望の受像体上に中
間シート上の画像を簡単な構成でかつ安定して転写する
ことのできる画像転写方法を提供することを目的とす
る。
【0005】また、中間シートおよび受像体の搬送性を
良好にし、本体構成を簡略化させるとともに、高画質な
画像を受像体上に形成することを目的とする。
良好にし、本体構成を簡略化させるとともに、高画質な
画像を受像体上に形成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像転写方法は、連続のシート状基材の一方
の面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記
染着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録さ
れた前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触さ
せる手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上
に前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法
であって、前記受像体は、前記中間シートに接触した
後、前記加熱および加圧手段により前記染着層を転写す
ることを備えた画像転写方法である。
に本発明の画像転写方法は、連続のシート状基材の一方
の面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記
染着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録さ
れた前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触さ
せる手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上
に前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法
であって、前記受像体は、前記中間シートに接触した
後、前記加熱および加圧手段により前記染着層を転写す
ることを備えた画像転写方法である。
【0007】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることを備えた
画像転写方法である。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることを備えた
画像転写方法である。
【0008】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段は、中央部が両端に対して凸の形を有
することを備えた画像転写装置である。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段は、中央部が両端に対して凸の形を有
することを備えた画像転写装置である。
【0009】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加圧手段は、中央部が両端に対して凸の形を有
することを備えた画像転写装置である。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加圧手段は、中央部が両端に対して凸の形を有
することを備えた画像転写装置である。
【0010】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加圧手段は、前記中間シートの染着層と基材間
の剥離性より前記加圧手段と前記染着層間の剥離性が小
さい材料で構成されていることを備えた画像転写装置で
ある。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加圧手段は、前記中間シートの染着層と基材間
の剥離性より前記加圧手段と前記染着層間の剥離性が小
さい材料で構成されていることを備えた画像転写装置で
ある。
【0011】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱および加圧手段の少なくとも一方が、転写
時以外には前記中間シートまたは前記受像体から離接す
る機構を有することを備えた画像転写装置である。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱および加圧手段の少なくとも一方が、転写
時以外には前記中間シートまたは前記受像体から離接す
る機構を有することを備えた画像転写装置である。
【0012】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段は、受像体の面方向に線状の突起部を
設けた細長い面状の発熱体であることを備えた画像転写
装置である。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段は、受像体の面方向に線状の突起部を
設けた細長い面状の発熱体であることを備えた画像転写
装置である。
【0013】さらにまた、連続のシート状基材の一方の
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置で
あって、前記加熱手段は、細長い面状の発熱体の端部で
あることを備えた画像転写装置である。
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置で
あって、前記加熱手段は、細長い面状の発熱体の端部で
あることを備えた画像転写装置である。
【0014】
【作用】本発明は前記した方法と構成によって、受像体
の温度を環境変化や受像体の種類によらず一定にした
後、染着層に押圧そして加熱するため、安定した転写を
行うことができる。
の温度を環境変化や受像体の種類によらず一定にした
後、染着層に押圧そして加熱するため、安定した転写を
行うことができる。
【0015】また本発明は、分離後の受像体に進行方向
への張力が生じるため、受像体の進行方向後端における
染着層の切断を良好にすることができる。
への張力が生じるため、受像体の進行方向後端における
染着層の切断を良好にすることができる。
【0016】また本発明は、所望の受像体上に中間シー
ト上の染着層を転写するのに必要な熱および圧力を簡単
な構成で均一にすることができ、加圧手段に染着層が接
着しない構成となっているため、所望の受像体の端部に
沿って安定して染着層が転写でき、高画質な画像を得る
ことができる。
ト上の染着層を転写するのに必要な熱および圧力を簡単
な構成で均一にすることができ、加圧手段に染着層が接
着しない構成となっているため、所望の受像体の端部に
沿って安定して染着層が転写でき、高画質な画像を得る
ことができる。
【0017】さらにまた本発明は、加熱および加圧手段
の少なくとも一方が転写動作時以外は中間シートから離
接する機構を有しているため、シートの走行性を安定に
することができ、所望の受像体上に高画質な画像を得る
こともできる。
の少なくとも一方が転写動作時以外は中間シートから離
接する機構を有しているため、シートの走行性を安定に
することができ、所望の受像体上に高画質な画像を得る
こともできる。
【0018】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例の画像転写装置
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例における画
像転写方法および画像転写装置の概略構成図を示すもの
である。図2は、第1の実施例における転写部分の概略
正面断面図である。図1および図2は、画像転写原理の
模式図を示したものであり、当然ながら各転写体、受像
体の構成、配置及び走行系、及び記録ヘッド、各ローラ
ーの位置や数量などが、図1および図2により本発明を
限定するものではない。図1において、1はプラテン、
4は中間シート、9はインクシート、10はサーマルヘ
ッド、12は加熱ローラー、13は加圧ローラー、14
はタイミングローラー、15は受像体、16は分離ロー
ラー、17は分離爪、18は巻き取りローラー、19は
加熱ローラー、20は加圧ローラーである。中間シート
4は、耐熱性基材2上に染着層3を設けて構成してい
る。また、インクシート9も同じく耐熱性基材7上に、
インク材料層8を設けて構成している。記録手段として
サーマルヘッド10、転写部における加熱および加圧手
段として加熱ローラー12と中央部が両端に対して凸の
形を有している加圧ローラー13、分離手段として分離
ローラー18と分離爪17、分離後の受像体の搬送手段
および定着手段として加熱ローラー19と加圧ローラー
20をそれぞれ設けている。
像転写方法および画像転写装置の概略構成図を示すもの
である。図2は、第1の実施例における転写部分の概略
正面断面図である。図1および図2は、画像転写原理の
模式図を示したものであり、当然ながら各転写体、受像
体の構成、配置及び走行系、及び記録ヘッド、各ローラ
ーの位置や数量などが、図1および図2により本発明を
限定するものではない。図1において、1はプラテン、
4は中間シート、9はインクシート、10はサーマルヘ
ッド、12は加熱ローラー、13は加圧ローラー、14
はタイミングローラー、15は受像体、16は分離ロー
ラー、17は分離爪、18は巻き取りローラー、19は
加熱ローラー、20は加圧ローラーである。中間シート
4は、耐熱性基材2上に染着層3を設けて構成してい
る。また、インクシート9も同じく耐熱性基材7上に、
インク材料層8を設けて構成している。記録手段として
サーマルヘッド10、転写部における加熱および加圧手
段として加熱ローラー12と中央部が両端に対して凸の
形を有している加圧ローラー13、分離手段として分離
ローラー18と分離爪17、分離後の受像体の搬送手段
および定着手段として加熱ローラー19と加圧ローラー
20をそれぞれ設けている。
【0020】以上のように構成された画像転写装置につ
いて、以下図1を用いてその動作を説明する。図1にお
いて、プラテン1とサーマルヘッド10との間に、中間
シート4とインクシート9が圧接された状態で、記録信
号源11からの信号により、サーマルヘッド10が選択
的に加熱され、中間シート4の染着層3の表面にインク
材料層8の少なくとも色材の一部を転写し、記録信号に
対応した一次記録画像5を、中間シート4の染着層3上
に記録する。記録の終了した中間シート4は、プラテン
1の回転と巻き取りローラー18の回転により矢印方向
に送られる、と同時にインクシート9は巻き取られる。
この記録動作中、加熱ローラー12と加圧ローラー13
は中間シート4から離接した状態にあり、中間シート4
は、円筒形で回転可能な分離ローラー16にのみ接触し
ているため、中間シート4上にしわを発生せず、巻き取
りローラー18の小さい巻き取り力およびプラテン1の
小さい回転力で搬送される。
いて、以下図1を用いてその動作を説明する。図1にお
いて、プラテン1とサーマルヘッド10との間に、中間
シート4とインクシート9が圧接された状態で、記録信
号源11からの信号により、サーマルヘッド10が選択
的に加熱され、中間シート4の染着層3の表面にインク
材料層8の少なくとも色材の一部を転写し、記録信号に
対応した一次記録画像5を、中間シート4の染着層3上
に記録する。記録の終了した中間シート4は、プラテン
1の回転と巻き取りローラー18の回転により矢印方向
に送られる、と同時にインクシート9は巻き取られる。
この記録動作中、加熱ローラー12と加圧ローラー13
は中間シート4から離接した状態にあり、中間シート4
は、円筒形で回転可能な分離ローラー16にのみ接触し
ているため、中間シート4上にしわを発生せず、巻き取
りローラー18の小さい巻き取り力およびプラテン1の
小さい回転力で搬送される。
【0021】受像体15がタイミングローラー14によ
り給紙されるタイミングを検知し、加熱ローラー12お
よび加圧ローラー13は中間シート4に接触する方向へ
移動する。受像体15の先端は、タイミングローラー1
4により給紙された後、加熱ローラー12と加圧ローラ
ー13の接触部分より手前側から中間シート4に接触
し、加熱ローラー12からの熱で暖められながら加熱ロ
ーラー12と加圧ローラー13に挟持される。そのた
め、低温環境化や受像体15の厚みが厚くても受像体1
5の温度は一定となっている。一次記録画像5が記録さ
れた中間シート4と受像体15とを重ねた状態で加熱ロ
ーラー12と加圧ローラー13で挟持し、加熱ローラー
12で中間シート4の耐熱性基材2を全面加熱すると、
染着層3が軟化され、受像体15表面に一部が浸透す
る。ここで一般に、中間シート4を両端の位置が固定さ
れた部材で挟み込むと、押圧力の分布が中央で低く両端
で高くなる現象が見られる。この押圧力の分布ムラをな
くすために、中央部が両端に対して凸の形を成している
加圧ローラー13を設けることにより、均一な押圧力分
布を得ることができ、受像体15表面への染着層3の浸
透が全面にわたって均一に行われる。さらに加圧ローラ
ー13は、中間シート4の染着層3と耐熱性基材2間の
剥離性より、加圧ローラー13と染着層3間の剥離性が
小さい材料でできているため、受像体15より染着層3
の大きさが大きい場合でも染着層3は受像体15の全面
にのみ浸透する。次に中間シート4は、受像体15と密
着したまま搬送され、染着層3が冷却されると、染着層
3と受像体15間の転写性が増加する。次に中間シート
4は、十分に冷却し、染着層3と受像体15間の転写性
が十分増加した位置に配置された分離ローラー16によ
り、上部へ屈曲される。この時、中間シート4は巻き取
りローラー18の回転により巻き取られるため、分離ロ
ーラー16に密着している。一方受像体15は、分離ロ
ーラー16を通過後、受像体15自身の剛性によって直
進しようとする。ここで、受像体15と染着層3間の転
写性は強固であり、受像体15自身の剛性による分離力
が、染着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基材2間
の剥離性の和よりも大きくなることと、受像体15の先
端部におけるせん断強度は、染着層3の一部が受像体1
5中に一部浸透して非常に小さくなっているために、染
着層3は受像体15の先端部において切断され、耐熱性
基材2から剥離して受像体15側に転写する。中間シー
ト4とともに受像体15が搬送されるにつれ、染着層3
は受像体15側に順次転写される。転写後の受像体15
は、搬送手段である加熱ローラー19と加圧ローラー2
0に挟持される。ここで、分離手段から搬送手段までの
距離は、受像体15の進行方向の長さよりも短く構成さ
れ、かつ、加熱ローラー19と加圧ローラー20の周速
は、中間シート4の搬送速度より若干大きく設定されて
いる。そのため、受像体15には加熱ローラー19と加
圧ローラー20に挟持された時点から進行方向に弱い張
力が与えられている。受像体15の進行方向後端部にお
ける染着層3の引っ張り強度が染着層3の一部が受像体
15中に一部浸透して非常に小さくなっていることと、
受像体15に与えられた張力が前記引っ張り強度よりも
大きいために、染着層3は、受像体15の後端が分離位
置に来た時点で後端に沿って切断される。以上により、
中間シート4上に記録された一次記録画像5が受像体1
5側に形成される。ここで分離爪17は、通常は中間シ
ート4から離接した状態にあり、タイミングローラー1
4を受像体15が通過するのを検知して中間シート4に
当接し、受像体15が中間シート4から分離するのを補
助し、受像体15が直進するのを補助する働きをしてい
る。また、加熱ローラー19と加圧ローラー20は定着
装置をも兼用しており、熱と圧力によって一次記録画像
5が記録されている染着層3が、受像体15中に十分に
定着され排出される。
り給紙されるタイミングを検知し、加熱ローラー12お
よび加圧ローラー13は中間シート4に接触する方向へ
移動する。受像体15の先端は、タイミングローラー1
4により給紙された後、加熱ローラー12と加圧ローラ
ー13の接触部分より手前側から中間シート4に接触
し、加熱ローラー12からの熱で暖められながら加熱ロ
ーラー12と加圧ローラー13に挟持される。そのた
め、低温環境化や受像体15の厚みが厚くても受像体1
5の温度は一定となっている。一次記録画像5が記録さ
れた中間シート4と受像体15とを重ねた状態で加熱ロ
ーラー12と加圧ローラー13で挟持し、加熱ローラー
12で中間シート4の耐熱性基材2を全面加熱すると、
染着層3が軟化され、受像体15表面に一部が浸透す
る。ここで一般に、中間シート4を両端の位置が固定さ
れた部材で挟み込むと、押圧力の分布が中央で低く両端
で高くなる現象が見られる。この押圧力の分布ムラをな
くすために、中央部が両端に対して凸の形を成している
加圧ローラー13を設けることにより、均一な押圧力分
布を得ることができ、受像体15表面への染着層3の浸
透が全面にわたって均一に行われる。さらに加圧ローラ
ー13は、中間シート4の染着層3と耐熱性基材2間の
剥離性より、加圧ローラー13と染着層3間の剥離性が
小さい材料でできているため、受像体15より染着層3
の大きさが大きい場合でも染着層3は受像体15の全面
にのみ浸透する。次に中間シート4は、受像体15と密
着したまま搬送され、染着層3が冷却されると、染着層
3と受像体15間の転写性が増加する。次に中間シート
4は、十分に冷却し、染着層3と受像体15間の転写性
が十分増加した位置に配置された分離ローラー16によ
り、上部へ屈曲される。この時、中間シート4は巻き取
りローラー18の回転により巻き取られるため、分離ロ
ーラー16に密着している。一方受像体15は、分離ロ
ーラー16を通過後、受像体15自身の剛性によって直
進しようとする。ここで、受像体15と染着層3間の転
写性は強固であり、受像体15自身の剛性による分離力
が、染着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基材2間
の剥離性の和よりも大きくなることと、受像体15の先
端部におけるせん断強度は、染着層3の一部が受像体1
5中に一部浸透して非常に小さくなっているために、染
着層3は受像体15の先端部において切断され、耐熱性
基材2から剥離して受像体15側に転写する。中間シー
ト4とともに受像体15が搬送されるにつれ、染着層3
は受像体15側に順次転写される。転写後の受像体15
は、搬送手段である加熱ローラー19と加圧ローラー2
0に挟持される。ここで、分離手段から搬送手段までの
距離は、受像体15の進行方向の長さよりも短く構成さ
れ、かつ、加熱ローラー19と加圧ローラー20の周速
は、中間シート4の搬送速度より若干大きく設定されて
いる。そのため、受像体15には加熱ローラー19と加
圧ローラー20に挟持された時点から進行方向に弱い張
力が与えられている。受像体15の進行方向後端部にお
ける染着層3の引っ張り強度が染着層3の一部が受像体
15中に一部浸透して非常に小さくなっていることと、
受像体15に与えられた張力が前記引っ張り強度よりも
大きいために、染着層3は、受像体15の後端が分離位
置に来た時点で後端に沿って切断される。以上により、
中間シート4上に記録された一次記録画像5が受像体1
5側に形成される。ここで分離爪17は、通常は中間シ
ート4から離接した状態にあり、タイミングローラー1
4を受像体15が通過するのを検知して中間シート4に
当接し、受像体15が中間シート4から分離するのを補
助し、受像体15が直進するのを補助する働きをしてい
る。また、加熱ローラー19と加圧ローラー20は定着
装置をも兼用しており、熱と圧力によって一次記録画像
5が記録されている染着層3が、受像体15中に十分に
定着され排出される。
【0022】なお、カラー記録には、例えば、染料、顔
料またはこれらの混合物のシアン、マゼンタ、イエロー
色の3原色、さらには黒色を加えた4原色の各色のイン
ク材料層8を、耐熱性基材7上に面順次で配置したイン
クシート9を用い、これらを面順次で中間シート4上に
重ね転写することによって、記録像をカラーにすること
ができる。また、中間シート4を往復運動させるととも
に、各色毎のインクシートによって順次記録させる方法
によっても、記録像をカラーにすることができる。
料またはこれらの混合物のシアン、マゼンタ、イエロー
色の3原色、さらには黒色を加えた4原色の各色のイン
ク材料層8を、耐熱性基材7上に面順次で配置したイン
クシート9を用い、これらを面順次で中間シート4上に
重ね転写することによって、記録像をカラーにすること
ができる。また、中間シート4を往復運動させるととも
に、各色毎のインクシートによって順次記録させる方法
によっても、記録像をカラーにすることができる。
【0023】以上、図1に使用した部材の構成と材料を
具体的に次に示す。使用した中間シートはポリエチレン
テレフタレートフィルム(厚さ12μ ルミラー 東レ
(株)製)を耐熱性基材として用い、その表面にポリビ
ニルブチラール樹脂(BL−S 平均重合度:約35
0、積水化学工業(株)製)4重量部、含シロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A 有効成分54wt
%、三洋化成工業(株)製)0.24重量部、ジ−n−
ブチル錫ジラウレート0.001重量部、トルエン18
重量部、2−ブタノン18重量部からなる塗料を塗工し
染着層を形成した。
具体的に次に示す。使用した中間シートはポリエチレン
テレフタレートフィルム(厚さ12μ ルミラー 東レ
(株)製)を耐熱性基材として用い、その表面にポリビ
ニルブチラール樹脂(BL−S 平均重合度:約35
0、積水化学工業(株)製)4重量部、含シロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A 有効成分54wt
%、三洋化成工業(株)製)0.24重量部、ジ−n−
ブチル錫ジラウレート0.001重量部、トルエン18
重量部、2−ブタノン18重量部からなる塗料を塗工し
染着層を形成した。
【0024】中間シートの耐熱性基材としては、各種高
分子フィルムが使用できる。各種高分子フィルムとし
て、例えば、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエ
ステル系、ポリイミド系、ポリエーテル系、セルロース
系、ポリオキサジアゾール系、ポリスチレン系、フッ素
系フィルム等がある。特に、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、アラミド、トリアセチ
ルセルロース、ポリパラバン酸、ポリサルホン、ポリプ
ロピレン、セロハン、防湿処理セロハンあるいはポリエ
チレン等の各フィルムが有用である。
分子フィルムが使用できる。各種高分子フィルムとし
て、例えば、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエ
ステル系、ポリイミド系、ポリエーテル系、セルロース
系、ポリオキサジアゾール系、ポリスチレン系、フッ素
系フィルム等がある。特に、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、アラミド、トリアセチ
ルセルロース、ポリパラバン酸、ポリサルホン、ポリプ
ロピレン、セロハン、防湿処理セロハンあるいはポリエ
チレン等の各フィルムが有用である。
【0025】また染着層は、少なくとも高分子を用いて
形成されている。高分子として各種高分子が使用でき
る。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアセタール
系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アミド系樹脂、セルロース
系樹脂、塩素化樹脂などがある。特にアクリロニトリル
ースチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレンーアク
リル共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエステルウレ
タン、塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹
脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共
重合樹脂(さらにビニルアルコール、マレイン酸、その
他の成分が共重合されていてもよい)、塩化ビニルーア
クリル酸エステル共重合樹脂(複数のアクリル酸エステ
ルを用いた多成分共重合樹脂を含む)、酢酸ビニル樹
脂、ポリカーボネートあるいはセルロース系樹脂から選
択された少なくとも1種を用いたとき、昇華型染料転写
記録では記録感度が高く良好である。
形成されている。高分子として各種高分子が使用でき
る。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアセタール
系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、アミド系樹脂、セルロース
系樹脂、塩素化樹脂などがある。特にアクリロニトリル
ースチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレンーアク
リル共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエステルウレ
タン、塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹
脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共
重合樹脂(さらにビニルアルコール、マレイン酸、その
他の成分が共重合されていてもよい)、塩化ビニルーア
クリル酸エステル共重合樹脂(複数のアクリル酸エステ
ルを用いた多成分共重合樹脂を含む)、酢酸ビニル樹
脂、ポリカーボネートあるいはセルロース系樹脂から選
択された少なくとも1種を用いたとき、昇華型染料転写
記録では記録感度が高く良好である。
【0026】高分子のガラス転移点が40℃〜150℃
の範囲、高分子の平均重合度が150〜3000の範
囲、あるいはフロー軟化点が300℃以下のものが特に
望ましい。受像体への染着層の転写、あるいは受像体が
例えば紙などの多孔質の場合、紙の繊維中へ染着層樹脂
を定着させる目的に対し、平均重合度が2000以下の
分子量の小さい高分子、あるいはフロー軟化点が250
℃以下の高分子が特に望ましい。画像が記録された染着
層が受像体上に転写されるため、染着層は透明性の高い
高分子が望ましい。染着層の高分子として特にポリビニ
ルアセタールが望ましい。ポリビニルアセタールは、ポ
リビニルアルコールに各種アルデヒド例えば、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアセタールか
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチイラールなどが
特に有用である。
の範囲、高分子の平均重合度が150〜3000の範
囲、あるいはフロー軟化点が300℃以下のものが特に
望ましい。受像体への染着層の転写、あるいは受像体が
例えば紙などの多孔質の場合、紙の繊維中へ染着層樹脂
を定着させる目的に対し、平均重合度が2000以下の
分子量の小さい高分子、あるいはフロー軟化点が250
℃以下の高分子が特に望ましい。画像が記録された染着
層が受像体上に転写されるため、染着層は透明性の高い
高分子が望ましい。染着層の高分子として特にポリビニ
ルアセタールが望ましい。ポリビニルアセタールは、ポ
リビニルアルコールに各種アルデヒド例えば、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアセタールか
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチイラールなどが
特に有用である。
【0027】次にインクシートは、下面に滑性耐熱層を
有し、上面にアンカーコート層を有するポリエチレンテ
レフタレートフィルムのアンカーコート層上に下記の3
色の塗料を塗りシアン、マゼンタ、イエローの各色材層
を有するインクシートを作製した。 (シアン色材層塗料) インドアニリン系分散染料 3.5重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 (マゼンタ色材層塗料) アゾ系分散染料 3重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 (イエロー色材層塗料) ジシアノメチン系分散染料 3重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 以上のインクシートを用いてサーマルヘッドをプラテン
に押圧(約3Kg)し、下記の記録条件にて記録した。
有し、上面にアンカーコート層を有するポリエチレンテ
レフタレートフィルムのアンカーコート層上に下記の3
色の塗料を塗りシアン、マゼンタ、イエローの各色材層
を有するインクシートを作製した。 (シアン色材層塗料) インドアニリン系分散染料 3.5重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 (マゼンタ色材層塗料) アゾ系分散染料 3重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 (イエロー色材層塗料) ジシアノメチン系分散染料 3重量部 アクリロニトリルースチレン共重合樹脂 4重量部 アミド変性シリコーンオイル 0.04重量部 酸化チタン 0.24重量部 トルエン 25重量部 2ーブタノン 25重量部 以上のインクシートを用いてサーマルヘッドをプラテン
に押圧(約3Kg)し、下記の記録条件にて記録した。
【0028】 記録速度: 4ms/line 記録パルス幅: 0.2ー3.8ms 記録エネルギー: 5J/cm2 またインクシートとして熱溶融型記録のものも使用する
ことができる。これには溶融時の粘度が10万センチポ
アズのシアン、マゼンタ、イエローの色材層を有するイ
ンクシートを用いた。これらを使用したときの記録条件
を下記に示す。
ことができる。これには溶融時の粘度が10万センチポ
アズのシアン、マゼンタ、イエローの色材層を有するイ
ンクシートを用いた。これらを使用したときの記録条件
を下記に示す。
【0029】 記録速度: 1.6ms/line 記録パルス幅: 1.4ms 記録エネルギー: 2.4J/cm2 なお、記録手段は、熱転写記録を行なう手段として、特
に限定されるものではなく、本実施例のサーマルヘッド
以外に、通電ヘッド、光ヘッド等を使用してもよい。
に限定されるものではなく、本実施例のサーマルヘッド
以外に、通電ヘッド、光ヘッド等を使用してもよい。
【0030】次に転写部の詳細について説明する。加熱
ローラー12は、直径φ16、長さ250mmのアルミ
製パイプで、中間シートの走行に対して負荷とならない
よう回転可能な構成とし、転写動作時以外には中間シー
トから離接する機構を有している。熱源としてアルミ製
パイプの中にハロゲンランプを入れ、ハロゲンランプに
通電する量を制御して160±5℃で使用した。制御温
度は、染着層3のガラス転移点温度以上であることが望
ましい。加熱ローラー12は、熱を与えるものであれば
よく、内部あるいは外周部に発熱部を有するローラー
で、その発熱部に通電する量を制御し、その表面からの
熱伝導によって中間シート4に伝える熱量を制御するこ
とができるものでもよい。発熱部としては、ハロゲンラ
ンプのような光源や抵抗体を用いることもできる。また
加熱ローラー12の材質は金属だけでなく、例えば、ゴ
ム(ゴム被覆)ローラー、プラスチックローラー等が有
用である。
ローラー12は、直径φ16、長さ250mmのアルミ
製パイプで、中間シートの走行に対して負荷とならない
よう回転可能な構成とし、転写動作時以外には中間シー
トから離接する機構を有している。熱源としてアルミ製
パイプの中にハロゲンランプを入れ、ハロゲンランプに
通電する量を制御して160±5℃で使用した。制御温
度は、染着層3のガラス転移点温度以上であることが望
ましい。加熱ローラー12は、熱を与えるものであれば
よく、内部あるいは外周部に発熱部を有するローラー
で、その発熱部に通電する量を制御し、その表面からの
熱伝導によって中間シート4に伝える熱量を制御するこ
とができるものでもよい。発熱部としては、ハロゲンラ
ンプのような光源や抵抗体を用いることもできる。また
加熱ローラー12の材質は金属だけでなく、例えば、ゴ
ム(ゴム被覆)ローラー、プラスチックローラー等が有
用である。
【0031】加圧ローラー13は、中央部での直径がφ
16、中央部から120mmの距離における直径がφ1
3、曲率半径が約4800mm、全長250mmのSU
S製クラウンローラーに硬度70度のシリコンゴムを厚
み2mmで被覆し、プラテン1の周速と同じ周速で回転
している。転写時の圧力は、11Kg/240mmとし
た。また、中間シートの走行に対して負荷とならないよ
う回転可能な構成とし、転写動作時以外には中間シート
4から離接する機構を有している。加圧ローラー13の
表面材質は、中間シート4の染着層3と耐熱性基材2間
の剥離性より加圧ローラー13と染着層3間の剥離性が
小さい材料であればよく、フッ素ゴム、ウレタンゴム、
クロロプレンゴムなどでも同様の効果が得られる。ま
た、加圧ローラー13の硬度は硬いものがよく、50度
以上であることが望ましい。さらにまた、加圧ローラー
13にも、必要に応じて加熱を行う構成にしてもよい。
16、中央部から120mmの距離における直径がφ1
3、曲率半径が約4800mm、全長250mmのSU
S製クラウンローラーに硬度70度のシリコンゴムを厚
み2mmで被覆し、プラテン1の周速と同じ周速で回転
している。転写時の圧力は、11Kg/240mmとし
た。また、中間シートの走行に対して負荷とならないよ
う回転可能な構成とし、転写動作時以外には中間シート
4から離接する機構を有している。加圧ローラー13の
表面材質は、中間シート4の染着層3と耐熱性基材2間
の剥離性より加圧ローラー13と染着層3間の剥離性が
小さい材料であればよく、フッ素ゴム、ウレタンゴム、
クロロプレンゴムなどでも同様の効果が得られる。ま
た、加圧ローラー13の硬度は硬いものがよく、50度
以上であることが望ましい。さらにまた、加圧ローラー
13にも、必要に応じて加熱を行う構成にしてもよい。
【0032】ここで本実施例では、加圧手段に中央部が
両端に対して凸の形を有する部材を用いたが、加熱手段
に同様の形状を持つ部材を用いても同様の効果が得られ
る。以下に他の加熱および加圧手段の詳細について図を
用いて説明する。図3および図4は他の加熱および加圧
手段の概略正面断面図。図5は図4における加熱手段の
詳細な構成図である。
両端に対して凸の形を有する部材を用いたが、加熱手段
に同様の形状を持つ部材を用いても同様の効果が得られ
る。以下に他の加熱および加圧手段の詳細について図を
用いて説明する。図3および図4は他の加熱および加圧
手段の概略正面断面図。図5は図4における加熱手段の
詳細な構成図である。
【0033】図3において加熱ローラー21は、中央部
での直径がφ16、中央部から120mmの距離におけ
る直径がφ13、曲率半径が約4800mm、全長25
0mm、肉厚1mmのアルミ製クラウンパイプで、中間
シートの走行に対して負荷とならないよう回転可能な構
成とし、転写動作時以外には中間シートから離接する機
構を有している。熱源としてアルミ製クラウンパイプの
中にハロゲンランプを入れ、ハロゲンランプに通電する
量を制御して160±5℃で使用した。加熱ローラー2
1は、熱を与えるものであればよく、内部あるいは外周
部に発熱部を有するローラーで、その発熱部に通電する
量を制御し、その表面からの熱伝導によって中間シート
4に伝える熱量を制御することができるものでもよい。
発熱部としては、ハロゲンランプのような光源や抵抗体
を用いることもできる。また加熱ローラー21の材質
は、例えば、ゴム(ゴム被覆)ローラー、プラスチック
ローラー、金属ローラー等が有用である。加熱ローラー
21を凸の形にする手段は、円弧ではなく、楕円、曲
線、直線またはこれらの複合形で与えられるものであっ
てもよい。
での直径がφ16、中央部から120mmの距離におけ
る直径がφ13、曲率半径が約4800mm、全長25
0mm、肉厚1mmのアルミ製クラウンパイプで、中間
シートの走行に対して負荷とならないよう回転可能な構
成とし、転写動作時以外には中間シートから離接する機
構を有している。熱源としてアルミ製クラウンパイプの
中にハロゲンランプを入れ、ハロゲンランプに通電する
量を制御して160±5℃で使用した。加熱ローラー2
1は、熱を与えるものであればよく、内部あるいは外周
部に発熱部を有するローラーで、その発熱部に通電する
量を制御し、その表面からの熱伝導によって中間シート
4に伝える熱量を制御することができるものでもよい。
発熱部としては、ハロゲンランプのような光源や抵抗体
を用いることもできる。また加熱ローラー21の材質
は、例えば、ゴム(ゴム被覆)ローラー、プラスチック
ローラー、金属ローラー等が有用である。加熱ローラー
21を凸の形にする手段は、円弧ではなく、楕円、曲
線、直線またはこれらの複合形で与えられるものであっ
てもよい。
【0034】また、加圧ローラー22は、直径がφ1
6、全長250mmのSUS製クラウンローラーに硬度
70度のシリコンゴムを厚み2mmで被覆し、プラテン
1の周速と同じ周速で回転している。転写時の圧力は、
11kg/240mmとした。また、中間シートの走行
に対して負荷とならないよう回転可能な構成とし、転写
動作時以外には中間シート4から離接する機構を有して
いる。加圧ローラー22の表面材質は、中間シート4の
染着層3と耐熱性基材2間の剥離性より加圧ローラー2
2と染着層3間の剥離性が小さい材料であればよく、フ
ッ素ゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどでも同
様の効果が得られる。また、加圧ローラー22の硬度は
硬いものがよく50度以上であることが望ましい。さら
にまた、加圧ローラー22にも、必要に応じて加熱を行
う構成としてもよい。
6、全長250mmのSUS製クラウンローラーに硬度
70度のシリコンゴムを厚み2mmで被覆し、プラテン
1の周速と同じ周速で回転している。転写時の圧力は、
11kg/240mmとした。また、中間シートの走行
に対して負荷とならないよう回転可能な構成とし、転写
動作時以外には中間シート4から離接する機構を有して
いる。加圧ローラー22の表面材質は、中間シート4の
染着層3と耐熱性基材2間の剥離性より加圧ローラー2
2と染着層3間の剥離性が小さい材料であればよく、フ
ッ素ゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどでも同
様の効果が得られる。また、加圧ローラー22の硬度は
硬いものがよく50度以上であることが望ましい。さら
にまた、加圧ローラー22にも、必要に応じて加熱を行
う構成としてもよい。
【0035】次に図4の加熱及び加圧手段について説明
する。図4において29は加熱手段、22は加圧手段で
ある。以下図5を用いて加熱手段29の詳細について説
明する。図5において、23は基台、24は断熱材、2
5はアルミナ基板、26は抵抗体、27は耐摩耗層、2
8はサーミスタである。基台23は転写時の押圧力でた
わまないようSUS製で作られている。断熱材24は、
アルミナ基板25からの熱が基台23に伝達しにくく耐
熱性を持たせるために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を
添加した材料で作られている。アルミナ基板25は、幅
7mm、長さ250mm、両端における厚みが2mmで
中央部における厚みが3.5mmとなるように曲率半径
が約4800mmのアルミナでつくられている。抵抗体
26は、厚み50μm、幅5mm、長さ240mmのモ
リブデンであり、長手方向に5分割して設けている。分
割の位置は、中心から52.5mm、91mm、105
mmの位置に対称に設けてあり、各々受像体の大きさが
A6、B5、A4の場合の受像体の進行方向左右の位置
と一致するように設けている。分割された各々の抵抗体
には個別に発熱できるよう電極が設けられている。耐摩
耗層27は、炭素粉末を添加したテフロン層を厚み20
μmで設けたものである。加熱手段29は、アルミナ基
板25上に抵抗体26を印刷して、その上に耐摩耗層2
7を焼き付けたものを、耐熱性接着剤を用いて断熱材2
4に接着し、基台23に取り付けた構成となっている。
サーミスタ28は、アルミナ基板25に接触するよう中
央部に取り付けられ、サーミスタ28からの信号をもと
に、抵抗体26に通電する交流電流を制御して160±
5℃で使用している。
する。図4において29は加熱手段、22は加圧手段で
ある。以下図5を用いて加熱手段29の詳細について説
明する。図5において、23は基台、24は断熱材、2
5はアルミナ基板、26は抵抗体、27は耐摩耗層、2
8はサーミスタである。基台23は転写時の押圧力でた
わまないようSUS製で作られている。断熱材24は、
アルミナ基板25からの熱が基台23に伝達しにくく耐
熱性を持たせるために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を
添加した材料で作られている。アルミナ基板25は、幅
7mm、長さ250mm、両端における厚みが2mmで
中央部における厚みが3.5mmとなるように曲率半径
が約4800mmのアルミナでつくられている。抵抗体
26は、厚み50μm、幅5mm、長さ240mmのモ
リブデンであり、長手方向に5分割して設けている。分
割の位置は、中心から52.5mm、91mm、105
mmの位置に対称に設けてあり、各々受像体の大きさが
A6、B5、A4の場合の受像体の進行方向左右の位置
と一致するように設けている。分割された各々の抵抗体
には個別に発熱できるよう電極が設けられている。耐摩
耗層27は、炭素粉末を添加したテフロン層を厚み20
μmで設けたものである。加熱手段29は、アルミナ基
板25上に抵抗体26を印刷して、その上に耐摩耗層2
7を焼き付けたものを、耐熱性接着剤を用いて断熱材2
4に接着し、基台23に取り付けた構成となっている。
サーミスタ28は、アルミナ基板25に接触するよう中
央部に取り付けられ、サーミスタ28からの信号をもと
に、抵抗体26に通電する交流電流を制御して160±
5℃で使用している。
【0036】ここで、加熱手段29を凸の形にする手段
は、アルミナ基板25ではなく断熱材24または基台2
3によって与えられる構成でもよい。また凸の形は、円
弧ではなく、楕円、曲線、直線またはこれらの複合形で
与えられるものであってもよい。さらにまた、抵抗体2
6の分割をさらに多くすることによって、任意の受像体
の幅に応じて発熱領域を任意に変更できる構成としても
よい。
は、アルミナ基板25ではなく断熱材24または基台2
3によって与えられる構成でもよい。また凸の形は、円
弧ではなく、楕円、曲線、直線またはこれらの複合形で
与えられるものであってもよい。さらにまた、抵抗体2
6の分割をさらに多くすることによって、任意の受像体
の幅に応じて発熱領域を任意に変更できる構成としても
よい。
【0037】次に分離部の詳細について説明する。分離
ローラー17は、直径がφ6の円筒形SUS製ローラー
で、中間シートの搬送に負荷とならないよう回転可能な
構成とした。ここで、直径は小さければよく、20mm
以下であることが望ましい。また分離手段は板金でも、
棒材を曲げたものでもよく、中央部が両端部に対して凸
の形を有していることが望ましい。
ローラー17は、直径がφ6の円筒形SUS製ローラー
で、中間シートの搬送に負荷とならないよう回転可能な
構成とした。ここで、直径は小さければよく、20mm
以下であることが望ましい。また分離手段は板金でも、
棒材を曲げたものでもよく、中央部が両端部に対して凸
の形を有していることが望ましい。
【0038】次に、定着部の詳細について説明する。加
熱ローラー19は、表面温度が約180℃の表面シリコ
ーンゴム被覆金属ローラー(直径25mm、ゴム厚3m
m、ゴム硬度40度、ローラー内部をハロゲンランプで
加熱)であり、表面シリコーンゴム被覆ローラー(直径
30mm、ゴム厚5mm、ゴム硬度50度)の加圧ロー
ラー20間に20Kgの圧力をかけ、加熱ローラー19
側に受像体上の染着層が接するように受像体を通過させ
る。受像体が普通紙の場合、定着部を通過する以前の光
沢度は約65%であったが加熱処理後では約8%まで低
下し染着層の存在がわからないほどの表面状態にまで改
質される。以上のようにして得られた普通紙上の定着画
像は鉛筆に対する筆記性も良好であった。一方、光沢を
必要とする場合には、加熱ローラーを加熱することなく
受像体を通過させればよい。
熱ローラー19は、表面温度が約180℃の表面シリコ
ーンゴム被覆金属ローラー(直径25mm、ゴム厚3m
m、ゴム硬度40度、ローラー内部をハロゲンランプで
加熱)であり、表面シリコーンゴム被覆ローラー(直径
30mm、ゴム厚5mm、ゴム硬度50度)の加圧ロー
ラー20間に20Kgの圧力をかけ、加熱ローラー19
側に受像体上の染着層が接するように受像体を通過させ
る。受像体が普通紙の場合、定着部を通過する以前の光
沢度は約65%であったが加熱処理後では約8%まで低
下し染着層の存在がわからないほどの表面状態にまで改
質される。以上のようにして得られた普通紙上の定着画
像は鉛筆に対する筆記性も良好であった。一方、光沢を
必要とする場合には、加熱ローラーを加熱することなく
受像体を通過させればよい。
【0039】以上のように、本実施例によれば、連続の
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記受像体は、前記中間
シートに接触した後、前記加熱および加圧手段により前
記染着層を転写することにより、環境変化や受像体の種
類によらず安定した転写を行うことができる。
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記受像体は、前記中間
シートに接触した後、前記加熱および加圧手段により前
記染着層を転写することにより、環境変化や受像体の種
類によらず安定した転写を行うことができる。
【0040】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることにより、
受像体の進行方向後端における染着層の切断が良好とな
る。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることにより、
受像体の進行方向後端における染着層の切断が良好とな
る。
【0041】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記加熱手段および前記加圧手段に、少なくとも一
方が中央部が両端に対して凸の形を有することにより、
染着層が転写性を生じるようなすべての受像体上に、簡
単な構成でかつ安定して高画質な画像を転写できる。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記加熱手段および前記加圧手段に、少なくとも一
方が中央部が両端に対して凸の形を有することにより、
染着層が転写性を生じるようなすべての受像体上に、簡
単な構成でかつ安定して高画質な画像を転写できる。
【0042】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記加圧手段は、前記中間シートの染着層と基材間
の剥離性より前記加圧手段と前記染着層間の剥離性が小
さい材料で構成されていることにより、染着層が転写性
を生じるようなすべての受像体上全面に高画質な画像を
得ることができる。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記加圧手段は、前記中間シートの染着層と基材間
の剥離性より前記加圧手段と前記染着層間の剥離性が小
さい材料で構成されていることにより、染着層が転写性
を生じるようなすべての受像体上全面に高画質な画像を
得ることができる。
【0043】さらにまた、連続のシート状基材の一方の
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法で
あって、前記加熱および加圧手段の少なくとも一方が、
離接する機構を有することにより、中間シートの走行性
を安定にすることができるため、染着層に高画質な画像
を記録することができる。
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写方法で
あって、前記加熱および加圧手段の少なくとも一方が、
離接する機構を有することにより、中間シートの走行性
を安定にすることができるため、染着層に高画質な画像
を記録することができる。
【0044】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について、図で説明する。図6は、本発明の第2の実施
例における画像転写装置の概略構成図である。図7は、
第2の実施例における加熱手段の詳細な構成図である。
について、図で説明する。図6は、本発明の第2の実施
例における画像転写装置の概略構成図である。図7は、
第2の実施例における加熱手段の詳細な構成図である。
【0045】以下図6を用いて、その動作について説明
する。一次記録画像5が染着層3に記録された中間シー
ト4は、受像体15と重ね合わされ、加熱手段35と加
圧ローラー13の間を通過する。ここで加圧ローラー1
3は、転写動作時以外は中間シート4から離接した状態
にあり、受像体15がタイミングローラー14を通過す
るのを検知すると、中間シート4へ接触する方向へ移動
する。加熱および加圧された中間シート4上の染着層3
の一部は、受像体15中に浸透し中間シート4と受像体
15は密着状態になる。ここで、受像体15と染着層3
の転写性は、受像体15中への染着層3の浸透深さに比
例し、加熱手段35の温度が高いほど、または圧力が大
きいほど大きくなる。しかし、温度が高すぎると中間シ
ート4の破断をまねき、圧力を大きくするためには構成
が複雑となる。ここで本実施例では、加熱手段35の中
央部に突起部を設けているために、加熱手段35を押圧
する押圧力は同じでも線圧を上昇させることができるた
め、染着層3の浸透深さが深くなり、受像体15と染着
層3間の転写性が大きくなる。次に受像体15と中間シ
ート4は、密着したまま冷却され、受像体15と染着層
3の転写性がさらに増加する。中間シート4は、十分に
冷却し、染着層3と受像体15間の転写性が十分増加し
た位置に配置された分離ローラー16により、上部へ屈
曲される。この時、中間シート4は巻き取りローラー1
8の回転により巻き取られるため、分離ローラー16に
接触している。一方受像体15は、分離ローラー16を
通過後、受像体15自身の剛性によって直進しようとす
る。ここで、受像体15と染着層3間の転写性は強固で
あることと、受像体15自身の剛性による分離力は、染
着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基材2間の剥離
性の和よりも大きくなることと、受像体15の先端部に
おけるせん断強度は染着層3の一部が受像体15中に一
部浸透して非常に小さくなっているために、染着層3は
受像体15の先端部において切断され、耐熱性基材2か
ら剥離して受像体15側に転写する。中間シート4とと
もに受像体15が搬送されるにつれ、染着層3は受像体
15側に順次転写される。転写後の受像体15は、搬送
手段である加熱ローラー19と加圧ローラー20に挟持
される。ここで、分離手段から搬送手段までの距離は、
受像体15の進行方向の長さよりも短く構成され、か
つ、加熱ローラー19と加圧ローラー20の周速は、中
間シート4の搬送速度より若干大きく設定されている。
そのため、受像体15には加熱ローラー19と加圧ロー
ラー20に挟持された時点から進行方向に弱い張力が与
えられている。受像体15の後端部における染着層3の
引っ張り強度が染着層3の一部が受像体15中に一部浸
透して非常に小さくなっていることと、受像体15に与
えられた張力が前記引っ張り強度よりも大きいために、
染着層3は、受像体15の後端が分離位置に来た時点で
後端に沿って切断される。以上により、中間シート4上
に記録された一次記録画像5が受像体15側に形成され
る。ここで分離爪17は、通常は中間シート4から離接
した状態にあり、タイミングローラー14を受像体15
が通過するのを検知して中間シート4に当接し、受像体
15が中間シート4から分離するのを補助し、受像体1
5が直進するのを補助する働きをしている。また、加熱
ローラー19と加圧ローラー20は定着装置をも兼用し
ており、熱と圧力によって一次記録画像5が記録されて
いる染着層3が、受像体15中に十分に定着され排出さ
れる。
する。一次記録画像5が染着層3に記録された中間シー
ト4は、受像体15と重ね合わされ、加熱手段35と加
圧ローラー13の間を通過する。ここで加圧ローラー1
3は、転写動作時以外は中間シート4から離接した状態
にあり、受像体15がタイミングローラー14を通過す
るのを検知すると、中間シート4へ接触する方向へ移動
する。加熱および加圧された中間シート4上の染着層3
の一部は、受像体15中に浸透し中間シート4と受像体
15は密着状態になる。ここで、受像体15と染着層3
の転写性は、受像体15中への染着層3の浸透深さに比
例し、加熱手段35の温度が高いほど、または圧力が大
きいほど大きくなる。しかし、温度が高すぎると中間シ
ート4の破断をまねき、圧力を大きくするためには構成
が複雑となる。ここで本実施例では、加熱手段35の中
央部に突起部を設けているために、加熱手段35を押圧
する押圧力は同じでも線圧を上昇させることができるた
め、染着層3の浸透深さが深くなり、受像体15と染着
層3間の転写性が大きくなる。次に受像体15と中間シ
ート4は、密着したまま冷却され、受像体15と染着層
3の転写性がさらに増加する。中間シート4は、十分に
冷却し、染着層3と受像体15間の転写性が十分増加し
た位置に配置された分離ローラー16により、上部へ屈
曲される。この時、中間シート4は巻き取りローラー1
8の回転により巻き取られるため、分離ローラー16に
接触している。一方受像体15は、分離ローラー16を
通過後、受像体15自身の剛性によって直進しようとす
る。ここで、受像体15と染着層3間の転写性は強固で
あることと、受像体15自身の剛性による分離力は、染
着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基材2間の剥離
性の和よりも大きくなることと、受像体15の先端部に
おけるせん断強度は染着層3の一部が受像体15中に一
部浸透して非常に小さくなっているために、染着層3は
受像体15の先端部において切断され、耐熱性基材2か
ら剥離して受像体15側に転写する。中間シート4とと
もに受像体15が搬送されるにつれ、染着層3は受像体
15側に順次転写される。転写後の受像体15は、搬送
手段である加熱ローラー19と加圧ローラー20に挟持
される。ここで、分離手段から搬送手段までの距離は、
受像体15の進行方向の長さよりも短く構成され、か
つ、加熱ローラー19と加圧ローラー20の周速は、中
間シート4の搬送速度より若干大きく設定されている。
そのため、受像体15には加熱ローラー19と加圧ロー
ラー20に挟持された時点から進行方向に弱い張力が与
えられている。受像体15の後端部における染着層3の
引っ張り強度が染着層3の一部が受像体15中に一部浸
透して非常に小さくなっていることと、受像体15に与
えられた張力が前記引っ張り強度よりも大きいために、
染着層3は、受像体15の後端が分離位置に来た時点で
後端に沿って切断される。以上により、中間シート4上
に記録された一次記録画像5が受像体15側に形成され
る。ここで分離爪17は、通常は中間シート4から離接
した状態にあり、タイミングローラー14を受像体15
が通過するのを検知して中間シート4に当接し、受像体
15が中間シート4から分離するのを補助し、受像体1
5が直進するのを補助する働きをしている。また、加熱
ローラー19と加圧ローラー20は定着装置をも兼用し
ており、熱と圧力によって一次記録画像5が記録されて
いる染着層3が、受像体15中に十分に定着され排出さ
れる。
【0046】次に、加熱手段35の詳細について図を用
いて説明する。図7において、30は基台、31は断熱
材、32はアルミナ基板、33は抵抗体、34は耐摩耗
層である。基台30は転写時の押圧力でたわまないよう
SUS製で作られている。断熱材31は、アルミナ基板
32からの熱が基台30に伝達しにくく耐熱性を持たせ
るために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を添加した材料
で作られている。アルミナ基板32は、幅7mm、長さ
250mm、厚みが2mmで、中央部に高さ1mmで幅
2mmの突起部を半円形となるように設けてつくられて
いる。抵抗体33は、厚み50μm、幅5mm、長さ2
40mmのモリブデンである。耐摩耗層34は、炭素粉
末を添加したテフロン層を厚み20μmで設けたもので
ある。加熱手段35は、アルミナ基板32上に抵抗体3
3を印刷して、その上に耐摩耗層34を焼き付けたもの
を、耐熱性接着剤を用いて断熱材31に接着し、基台3
0に取り付けた構成となっている。
いて説明する。図7において、30は基台、31は断熱
材、32はアルミナ基板、33は抵抗体、34は耐摩耗
層である。基台30は転写時の押圧力でたわまないよう
SUS製で作られている。断熱材31は、アルミナ基板
32からの熱が基台30に伝達しにくく耐熱性を持たせ
るために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を添加した材料
で作られている。アルミナ基板32は、幅7mm、長さ
250mm、厚みが2mmで、中央部に高さ1mmで幅
2mmの突起部を半円形となるように設けてつくられて
いる。抵抗体33は、厚み50μm、幅5mm、長さ2
40mmのモリブデンである。耐摩耗層34は、炭素粉
末を添加したテフロン層を厚み20μmで設けたもので
ある。加熱手段35は、アルミナ基板32上に抵抗体3
3を印刷して、その上に耐摩耗層34を焼き付けたもの
を、耐熱性接着剤を用いて断熱材31に接着し、基台3
0に取り付けた構成となっている。
【0047】ここで、加熱手段35は中央部が両端部に
対して凸の形を有する構成としてもよい。また加熱手段
35は、転写動作時以外には中間シート4から離接する
機構を有するものであってもよい。さらにまた、抵抗体
を長手方向に分割し個別に発熱可能となるような構成と
してもよい。
対して凸の形を有する構成としてもよい。また加熱手段
35は、転写動作時以外には中間シート4から離接する
機構を有するものであってもよい。さらにまた、抵抗体
を長手方向に分割し個別に発熱可能となるような構成と
してもよい。
【0048】以上のように、本実施例によれば、連続の
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記加熱手段は、受像体
の面方向に線状の突起部を設けた細長い面状の発熱体で
あることにより、所望の受像体上に簡単な構成で高画質
な画像を得ることができる。
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記加熱手段は、受像体
の面方向に線状の突起部を設けた細長い面状の発熱体で
あることにより、所望の受像体上に簡単な構成で高画質
な画像を得ることができる。
【0049】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について、図で説明する。図8は、本発明の第3の実施
例における画像転写装置の概略構成図である。図9は、
第3の実施例における加熱手段の詳細な構成図である。
について、図で説明する。図8は、本発明の第3の実施
例における画像転写装置の概略構成図である。図9は、
第3の実施例における加熱手段の詳細な構成図である。
【0050】以下図8を用いて、その動作について説明
する。一次記録画像5が染着層3に記録された中間シー
ト4は、受像体15と重ね合わされ、加熱手段41と加
圧ローラー13の間を通過する。ここで加圧ローラー1
3は、転写動作時以外は中間シート4から離接した状態
にあり、受像体15がタイミングローラー14を通過す
るのを検知すると、中間シート4へ接触する方向へ移動
する。加熱および加圧された中間シート4上の染着層3
の一部は、受像体15中に浸透し中間シート4と受像体
15は密着状態になる。ここで、受像体15と染着層3
の転写性は、受像体15中への染着層3の浸透深さに比
例し、加熱手段41の温度が高いほど、または圧力が大
きいほど大きくなる。しかし、温度が高すぎると中間シ
ート4の破断をまねき、圧力を大きくするためには構成
が複雑となる。ここで本実施例では、加熱手段41の端
部を中間シート4に押圧させているために、加熱手段4
1を押圧する押圧力は同じでも線圧を上昇させることが
できるため、染着層3の浸透深さが深くなり、受像体1
5と染着層3間の転写性が大きくなる。次に受像体15
と中間シート4は、密着したまま冷却され、受像体15
と染着層3の転写性がさらに増加する。中間シート4
は、十分に冷却し、染着層3と受像体15間の転写性が
十分増加した位置に配置された分離ローラー16によ
り、上部へ屈曲される。この時、中間シート4は巻き取
りローラー18の回転により巻き取られるため、分離ロ
ーラー16に接触している。一方受像体15は、分離ロ
ーラー16を通過後、受像体15自身の剛性によって直
進しようとする。ここで、受像体15と染着層3間の転
写性は強固であることと、受像体15自身の剛性による
分離力は、染着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基
材2間の剥離性の和よりも大きくなることと、受像体1
5の先端部における前記せん断強度は染着層3の一部が
受像体15中に一部浸透して非常に小さくなっているた
めに、染着層3は受像体15の先端部において切断さ
れ、耐熱性基材2から剥離して受像体15側に転写す
る。中間シート4とともに受像体15が搬送されるにつ
れ、染着層3は受像体15側に順次転写される。転写後
の受像体15は、搬送手段である加熱ローラー19と加
圧ローラー20に挟持される。ここで、分離手段から搬
送手段までの距離は、受像体15の進行方向の長さより
も短く構成され、かつ、加熱ローラー19と加圧ローラ
ー20の周速は、中間シート4の搬送速度より若干大き
く設定されている。そのため、受像体15には加熱ロー
ラー19と加圧ローラー20に挟持された時点から進行
方向に弱い張力が与えられている。受像体15の後端部
における染着層3の引っ張り強度が染着層3の一部が受
像体15中に一部浸透して非常に小さくなっていること
と、受像体15に与えられた張力が前記引っ張り強度よ
りも大きいために、染着層3は、受像体15の後端が分
離位置に来た時点で後端に沿って切断される。以上によ
り、中間シート4上に記録された一次記録画像5が受像
体15側に形成される。ここで分離爪17は、通常は中
間シート4から離接した状態にあり、タイミングローラ
ー14を受像体15が通過するのを検知して中間シート
4に当接し、受像体15が中間シート4から分離するの
を補助し、受像体15が直進するのを補助する働きをし
ている。また、加熱ローラー19と加圧ローラー20は
定着装置をも兼用しており、熱と圧力によって一次記録
画像5が記録されている染着層3が、受像体15中に十
分に定着され排出される。
する。一次記録画像5が染着層3に記録された中間シー
ト4は、受像体15と重ね合わされ、加熱手段41と加
圧ローラー13の間を通過する。ここで加圧ローラー1
3は、転写動作時以外は中間シート4から離接した状態
にあり、受像体15がタイミングローラー14を通過す
るのを検知すると、中間シート4へ接触する方向へ移動
する。加熱および加圧された中間シート4上の染着層3
の一部は、受像体15中に浸透し中間シート4と受像体
15は密着状態になる。ここで、受像体15と染着層3
の転写性は、受像体15中への染着層3の浸透深さに比
例し、加熱手段41の温度が高いほど、または圧力が大
きいほど大きくなる。しかし、温度が高すぎると中間シ
ート4の破断をまねき、圧力を大きくするためには構成
が複雑となる。ここで本実施例では、加熱手段41の端
部を中間シート4に押圧させているために、加熱手段4
1を押圧する押圧力は同じでも線圧を上昇させることが
できるため、染着層3の浸透深さが深くなり、受像体1
5と染着層3間の転写性が大きくなる。次に受像体15
と中間シート4は、密着したまま冷却され、受像体15
と染着層3の転写性がさらに増加する。中間シート4
は、十分に冷却し、染着層3と受像体15間の転写性が
十分増加した位置に配置された分離ローラー16によ
り、上部へ屈曲される。この時、中間シート4は巻き取
りローラー18の回転により巻き取られるため、分離ロ
ーラー16に接触している。一方受像体15は、分離ロ
ーラー16を通過後、受像体15自身の剛性によって直
進しようとする。ここで、受像体15と染着層3間の転
写性は強固であることと、受像体15自身の剛性による
分離力は、染着層3のせん断強度と染着層3と耐熱性基
材2間の剥離性の和よりも大きくなることと、受像体1
5の先端部における前記せん断強度は染着層3の一部が
受像体15中に一部浸透して非常に小さくなっているた
めに、染着層3は受像体15の先端部において切断さ
れ、耐熱性基材2から剥離して受像体15側に転写す
る。中間シート4とともに受像体15が搬送されるにつ
れ、染着層3は受像体15側に順次転写される。転写後
の受像体15は、搬送手段である加熱ローラー19と加
圧ローラー20に挟持される。ここで、分離手段から搬
送手段までの距離は、受像体15の進行方向の長さより
も短く構成され、かつ、加熱ローラー19と加圧ローラ
ー20の周速は、中間シート4の搬送速度より若干大き
く設定されている。そのため、受像体15には加熱ロー
ラー19と加圧ローラー20に挟持された時点から進行
方向に弱い張力が与えられている。受像体15の後端部
における染着層3の引っ張り強度が染着層3の一部が受
像体15中に一部浸透して非常に小さくなっていること
と、受像体15に与えられた張力が前記引っ張り強度よ
りも大きいために、染着層3は、受像体15の後端が分
離位置に来た時点で後端に沿って切断される。以上によ
り、中間シート4上に記録された一次記録画像5が受像
体15側に形成される。ここで分離爪17は、通常は中
間シート4から離接した状態にあり、タイミングローラ
ー14を受像体15が通過するのを検知して中間シート
4に当接し、受像体15が中間シート4から分離するの
を補助し、受像体15が直進するのを補助する働きをし
ている。また、加熱ローラー19と加圧ローラー20は
定着装置をも兼用しており、熱と圧力によって一次記録
画像5が記録されている染着層3が、受像体15中に十
分に定着され排出される。
【0051】次に、加熱手段41の詳細について図を用
いて説明する。図9において、36は基台、37は断熱
材、38はアルミナ基板、39は抵抗体、40は耐摩耗
層である。基台36は転写時の押圧力でたわまないよう
SUS製で作られている。断熱材37は、アルミナ基板
38からの熱が基台36に伝達しにくく耐熱性を持たせ
るために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を添加した材料
で作られている。アルミナ基板38は、幅7mm、長さ
250mm、厚みが2mmのアルミナでつくられてお
り、中間シート4に接触する端部はR1で面取りをされ
ている。抵抗体39は、厚み50μm、幅5mm、長さ
240mmのモリブデンである。耐摩耗層40は、炭素
粉末を添加したテフロン層を厚み20μmで設けたもの
である。加熱手段41は、アルミナ基板38上に抵抗体
39を印刷して、その上に耐摩耗層40を焼き付けたも
のを、耐熱性接着剤を用いて断熱材37に接着し、基台
36に取り付けた構成となっている。また基台36の取
り付けは、アルミナ基板38と中間シート4の角度が約
45゜となるように行なわれている。
いて説明する。図9において、36は基台、37は断熱
材、38はアルミナ基板、39は抵抗体、40は耐摩耗
層である。基台36は転写時の押圧力でたわまないよう
SUS製で作られている。断熱材37は、アルミナ基板
38からの熱が基台36に伝達しにくく耐熱性を持たせ
るために、エポキシ樹脂中にガラス粉末を添加した材料
で作られている。アルミナ基板38は、幅7mm、長さ
250mm、厚みが2mmのアルミナでつくられてお
り、中間シート4に接触する端部はR1で面取りをされ
ている。抵抗体39は、厚み50μm、幅5mm、長さ
240mmのモリブデンである。耐摩耗層40は、炭素
粉末を添加したテフロン層を厚み20μmで設けたもの
である。加熱手段41は、アルミナ基板38上に抵抗体
39を印刷して、その上に耐摩耗層40を焼き付けたも
のを、耐熱性接着剤を用いて断熱材37に接着し、基台
36に取り付けた構成となっている。また基台36の取
り付けは、アルミナ基板38と中間シート4の角度が約
45゜となるように行なわれている。
【0052】ここで、加熱手段41は中央部が両端部に
対して凸の形を有する構成としてもよい。また加熱手段
41は、転写動作時以外には中間シート4から離接する
機構を有するものであってもよい。また、端部における
面取りの大きさは中間シート4との摩擦抵抗が大きくな
らず線圧が大きくなるようにR1以上R8以下であるこ
とが望ましい。さらにまた、抵抗体を長手方向に分割し
個別に発熱可能となるような構成としてもよい。
対して凸の形を有する構成としてもよい。また加熱手段
41は、転写動作時以外には中間シート4から離接する
機構を有するものであってもよい。また、端部における
面取りの大きさは中間シート4との摩擦抵抗が大きくな
らず線圧が大きくなるようにR1以上R8以下であるこ
とが望ましい。さらにまた、抵抗体を長手方向に分割し
個別に発熱可能となるような構成としてもよい。
【0053】以上のように、本実施例によれば、連続の
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記加熱手段は、細長い
面状の発熱体の端部であることにより、所望の受像体上
に簡単な構成で高画質な画像を得ることができる。
シート状基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する
中間シートと、前記染着層に画像を選択的に記録する手
段と、画像が記録された前記中間シートの前記染着層面
と受像体とを接触させる手段と、加熱および加圧手段に
よって前記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を
備えた画像転写方法であって、前記加熱手段は、細長い
面状の発熱体の端部であることにより、所望の受像体上
に簡単な構成で高画質な画像を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、連続のシート状
基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する中間シー
トと、前記染着層に画像を選択的に記録する手段と、画
像が記録された前記中間シートの前記染着層面と受像体
とを接触させる手段と、加熱および加圧手段によって前
記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を備えた画
像転写方法であって、前記受像体は、前記中間シートに
接触した後、前記加熱および加圧手段により前記染着層
を転写することを備えた画像転写方法により、所望の受
像体の表面状態を一定にできるため安定した染着層の転
写を行うことができる。
基材の一方の面上に光透過性の染着層を有する中間シー
トと、前記染着層に画像を選択的に記録する手段と、画
像が記録された前記中間シートの前記染着層面と受像体
とを接触させる手段と、加熱および加圧手段によって前
記受像体上に前記染着層を転写する手段と、を備えた画
像転写方法であって、前記受像体は、前記中間シートに
接触した後、前記加熱および加圧手段により前記染着層
を転写することを備えた画像転写方法により、所望の受
像体の表面状態を一定にできるため安定した染着層の転
写を行うことができる。
【0055】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることを備えた
画像転写方法により、受像体に張力を与えることがで
き、受像体の進行方向後端における染着層の切断を良好
に行うことができる。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、前記受像体を前記中間シートか
ら分離させる分離手段と、分離された前記受像体を保持
し搬送する搬送手段と、を備えた画像転写方法であっ
て、前記分離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像
体の進行方向の長さよりも短い距離であることを備えた
画像転写方法により、受像体に張力を与えることがで
き、受像体の進行方向後端における染着層の切断を良好
に行うことができる。
【0056】また、連続のシート状基材の一方の面上に
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段および前記加圧手段の少なくとも一方
は、中央部が両端に対して凸の形を有していることを備
えた画像転写装置により、転写時に必要な押圧力を受像
体全面にわたって簡単な構成で均一化できるため、所望
の受像体上に安定して高画質な画像を得ることができ
る。
光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に
画像を選択的に記録する手段と、画像が記録された前記
中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段
と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染
着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置であっ
て、前記加熱手段および前記加圧手段の少なくとも一方
は、中央部が両端に対して凸の形を有していることを備
えた画像転写装置により、転写時に必要な押圧力を受像
体全面にわたって簡単な構成で均一化できるため、所望
の受像体上に安定して高画質な画像を得ることができ
る。
【0057】さらにまた、連続のシート状基材の一方の
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置で
あって、前記加熱手段は、受像体の面方向に線状の突起
部を設けた細長い面状の発熱体、または細長い面状の発
熱体の端部であることを備えた画像転写装置により、転
写時に必要な押圧力を簡単な構成で実現でき、所望の受
像体上に安定して高画質な画像を得ることができる。
面上に光透過性の染着層を有する中間シートと、前記染
着層に画像を選択的に記録する手段と、画像が記録され
た前記中間シートの前記染着層面と受像体とを接触させ
る手段と、加熱および加圧手段によって前記受像体上に
前記染着層を転写する手段と、を備えた画像転写装置で
あって、前記加熱手段は、受像体の面方向に線状の突起
部を設けた細長い面状の発熱体、または細長い面状の発
熱体の端部であることを備えた画像転写装置により、転
写時に必要な押圧力を簡単な構成で実現でき、所望の受
像体上に安定して高画質な画像を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における画像転写装置の
概略構成図
概略構成図
【図2】本発明の第1の実施例における転写部分の概略
正面断面図
正面断面図
【図3】本発明の他の加熱および加圧手段による転写部
の概略正面断面図
の概略正面断面図
【図4】本発明の他の加熱および加圧手段による転写部
の概略正面断面図
の概略正面断面図
【図5】本発明の図4における加熱手段の詳細な構成図
【図6】本発明の第2の実施例における画像転写装置の
概略構成図
概略構成図
【図7】本発明の第2の実施例における加熱手段の詳細
な構成図
な構成図
【図8】本発明の第3の実施例における画像転写装置の
概略構成図
概略構成図
【図9】本発明の第3の実施例における加熱手段の詳細
な構成図
な構成図
1 プラテン 2 耐熱性基材 3 染着層 4 中間シート 5 一次記録画像 6 ローラー 7 耐熱性基材 8 インク材料層 9 インクシート 10 サーマルヘッド 11 記録信号源 12 加熱ローラー 13 加圧ローラー 14 タイミングローラー 15 受像体 16 分離ローラー 17 分離爪 18 巻き取りローラー 19 加熱ローラー 20 加圧ローラー 21 加熱手段 22 加圧手段 23 基台 24 断熱材 25 アルミナ基板 26 抵抗体 27 耐摩耗層 28 サーミスタ 29 加熱手段 30 基台 31 断熱材 32 アルミナ基板 33 抵抗体 34 耐摩耗層 35 加熱手段 36 基台 37 断熱材 38 アルミナ基板 39 抵抗体 40 耐摩耗層 41 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 靖高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大井 光司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北岡 義隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写方法であって、前記受
像体は、前記中間シートに接触した後、前記加熱および
加圧手段により前記染着層を転写することを備えた画像
転写方法。 - 【請求項2】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段と、前記受像体を前記中間シートから分離
させる分離手段と、分離された前記受像体を保持し搬送
する搬送手段とを備えた画像転写方法であって、前記分
離手段と前記搬送手段間の距離は、前記受像体の進行方
向の長さよりも短い距離であることを備えた画像転写方
法。 - 【請求項3】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写装置であって、前記加
熱手段は、中央部が両端に対して凸の形を有することを
備えた画像転写装置。 - 【請求項4】加熱手段は、受像体の進行方向に対して垂
直な方向に分割された細長い面状の発熱体であり、分割
された発熱体は個別に発熱が可能であることを備えた、
特許請求の範囲第3に記載の画像転写装置。 - 【請求項5】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写装置であって、前記加
圧手段は、中央部が両端に対して凸の形を有することを
備えた画像転写装置。 - 【請求項6】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写装置であって、前記加
圧手段は、前記中間シートの染着層と基材間の剥離性よ
り前記加圧手段と前記染着層間の剥離性が小さい材料で
構成されていることを備えた画像転写装置。 - 【請求項7】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段と、を備えた画像転写装置であって、前記
加熱および加圧手段の少なくとも一方が、転写時以外は
前記中間シートまたは前記受像体から離接する機構を有
することを備えた画像転写装置。 - 【請求項8】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写装置であって、前記加
熱手段は、前記受像体の面方向に線状の突起部を設けた
細長い面状の発熱体であることを備えた画像転写装置。 - 【請求項9】連続のシート状基材の一方の面上に光透過
性の染着層を有する中間シートと、前記染着層に画像を
選択的に記録する手段と、画像が記録された前記中間シ
ートの前記染着層面と受像体とを接触させる手段と、加
熱および加圧手段によって前記受像体上に前記染着層を
転写する手段とを備えた画像転写装置であって、前記加
熱手段は、細長い面状の発熱体の端部であることを備え
た画像転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023923A JPH07227979A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像転写方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023923A JPH07227979A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像転写方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07227979A true JPH07227979A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12124047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6023923A Pending JPH07227979A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像転写方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07227979A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020116821A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システム |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6023923A patent/JPH07227979A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020116821A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システム |
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