JPH07227780A - 水平多関節型ロボットの復帰制御方法 - Google Patents

水平多関節型ロボットの復帰制御方法

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JPH07227780A
JPH07227780A JP2110694A JP2110694A JPH07227780A JP H07227780 A JPH07227780 A JP H07227780A JP 2110694 A JP2110694 A JP 2110694A JP 2110694 A JP2110694 A JP 2110694A JP H07227780 A JPH07227780 A JP H07227780A
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JP
Japan
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arm
rotary
angle
origin position
restored
Prior art date
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Pending
Application number
JP2110694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yoshie
正樹 吉江
Kazuo Aichi
一男 相地
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07227780A publication Critical patent/JPH07227780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット構造を複雑化したり、高価なアブソ
リュートエンコーダを搭載したりすることなく、第4ア
ームがその原点位置に支障なく回転復帰できるようにす
る。 【構成】 第1アームおよび第2アームがそれぞれの原
点位置に回転復帰するとき、その回転角度分だけ第4ア
ームを逆方向に回転させる。第4アームは一方向を向き
続けるので、第4アームをその原点位置に回転復帰させ
るときの方向性に誤判断を生じることがなくなるので、
手直し操作が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の自動組立工程な
どにおいて用いられる水平多関節型ロボットの復帰制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示す従来の水平多関節型ロボット
は、基台1の垂直支柱部2から水平方向に張り出した回
転可能な第1アーム3と、第1アーム3の先端部から水
平方向に張り出した回転可能な第2アーム4と、第2ア
ーム4の先端部に昇降可能に設けられた第3アーム5
と、第3アーム5とともに昇降して全角回転ができる棒
状垂直位の第4アーム6と、第4アーム6の先端部に設
けられたチャック7とを備える。
【0003】第1アーム3は、基台1の正面からその前
方に通じる基準軸を0度として左右にそれぞれ90度以
上(180度未満)の角度で回転できるようになってお
り、第2アーム4は、第1アーム3の延長線軸を0度と
して左右にそれぞれ90度以上(180度未満)の角度
で回転できるようになっている。また、第4アーム6
は、前記基準軸を0度として左右にそれぞれ180度の
角度で、つまり、360度の全角回転ができるようにな
っている。チャック7は、エアーチューブ8を通じてエ
アーが供給されることによって、ワークをつかむための
開閉動作をなす。
【0004】第1〜第4アーム3〜6はそれぞれに対す
る専用の駆動モータに、減速機や駆動用伝達ケーブルを
介して接続されている。各駆動モータにはインクリメン
タル方式のエンコーダが接続されており、駆動モータの
回転角度に関する情報が逐一ロボットコントローラ9に
伝達されるようになっている。ロボットコントローラ9
は、前記エンコーダからの情報に基づき各部に制御信号
を送り込む。
【0005】ロボットコントローラ9の電源スイッチが
投入された直後、第1〜第4アーム3〜6はそれぞれの
原点位置に一旦復帰し、その後に組立等の動作に入る。
すなわち、ロボットコントローラ9は、事前に教示され
たプログラムに従い第1〜第4アーム3〜6のそれぞれ
に接続された駆動モータに必要な電流を供給し、エンコ
ーダから逐次に送られてくる回転角度に関する情報を監
視しつつ、第1〜第4アーム3〜6をそれぞれの目標位
置に誤りなく移動させる。
【0006】第1〜第4アーム3〜6は、それぞれの現
在位置からどの方向に回転すれば原点位置に復帰できる
かを電気的に検知できる機能を有している。第1〜第3
アーム3〜5は誤りなく回転復帰することができるが、
第4アーム6だけは、誤判定によって逆方向に回転する
ことがある。その理由は、第1アーム3および第2アー
ム4が上述のように、基準となる軸に対して左右にそれ
ぞれ180度以上に回転できないのに対し、第4アーム
6だけは全角回転ができるからである。
【0007】たとえば、第4アーム6が基台1の正面に
対し360度以上の角度で回転している状態のもとでロ
ボットコントローラ9の電源スイッチが切断されたと仮
定すると、再起動時にあたっての復帰制御において、第
4アーム6が所定方向とは逆の方向に回転してしまい、
エアーチューブ8などが第3および第4アーム5、6の
各先端部に巻きつくというたぐいのトラブルが発生す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかるトラブルの発生
を避けるためには、復帰制御前の第4アーム6を、誤判
定を生じることのない回転角度に戻しておくことが必要
となる。しかし、そのような手直し操作は自動化に即し
ないので、図8および図9に示す構成のものが提案され
ている。
【0009】図8に示す構成のものは、基台の垂直支柱
部2に第4アーム6用の駆動モータ10を同軸的に配置
し、第1アーム3と第2アーム4との関節部に設けた中
継用ギア11をベルト12で駆動モータ10に連結する
一方、中継用ギア11と第4アーム6とをベルト13で
連結した構成を採っている。この場合、第1アーム3お
よび第2アーム4が回転復帰する過程で第4アーム6の
回転角度を戻すことができるものの、ロボットの構造が
複雑化してコスト高を招き、しかも、部品点数が増加し
て信頼性を低下させる。
【0010】また、図9に示す構成のものでは、アブソ
リュートエンコーダを搭載した駆動用モータ14を使用
し、これをベルト15で第4アーム6に連結している
が、アブソリュートエンコーダは高価であるので、ロボ
ットのコストが高くなる。
【0011】したがって本発明の目的は、ロボットの構
造を複雑化したり、高価なアブソリュートエンコーダを
搭載したりすることなく、第4アームをその原点位置に
支障なく回転復帰させることのできる多関節型ロボット
の復帰制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述し
た目的を達成するために、基台の垂直支柱部から水平方
向に張り出した回転可能な第1アームを、その原点位置
に回転復帰させる段階と、第1アームの先端部から水平
方向に張り出した回転可能な第2アームの先端部に昇降
可能な第3アームを介して垂直位に設けられた棒状の全
角回転可能な第4アームを、第1アームの回転復帰と同
じ角度分だけ逆方向に回転させる段階と、第1アームの
原点位置への回転復帰を確認する段階と、第2アームを
その原点位置に回転復帰させる段階と、第4アームを第
2アームの回転復帰と同じ角度分だけ逆方向に回転させ
る段階と、第2アームの原点位置への回転復帰を確認す
る段階と、第4アームをその原点位置に回転復帰させる
段階と、第4アームの原点位置への回転復帰を確認する
段階とを備えることを特徴とする水平多関節型ロボット
の復帰制御方法が提供される。
【0013】
【作用】本発明によると、第1アームおよび第2アーム
をそれぞれの原点位置に回転復帰させるときに、その回
転角度と同じ角度分だけ第4アームを逆方向に回転させ
るので、第4アームは一定の方向を向き続けることにな
る。このため、第4アームをその原点位置に回転復帰さ
せるときの方向性に誤判断を生じることが経費安価に解
消できる。
【0014】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面を参照しつ
つ説明する。
【0015】本例で用いる水平多関節型ロボットは、図
7に示したものと同様に第1〜第4アームを有し、各ア
ームは図1に示すフローチャートに従って回転復帰の動
作をなす。図2は復帰制御前の各アームの回転位置を例
示したものであり、基台の垂直支柱部2から水平に張り
出した第1アーム3は、その先端部の第1関節16で第
2アーム4と連なり、第2アーム4はその先端部の第2
関節17で第4アーム6と連なっている。
【0016】第1アーム3がその原点位置に回転復帰し
終えた状態を図3に示している。図2に示した状態から
図3に示す状態に移行するまでの間に、第1アーム3は
垂直支柱部2に内蔵されている原点センサからの原点検
出情報に基づき、垂直支柱部2を中心にして回転復帰し
ており、一方、第4アーム6は第1アーム3の回転角度
と同じ回転角度分だけ、第1アーム3とは逆の方向に回
転している。そして、第1アーム3がその原点位置に完
全に復帰したか否かが、前記原点センサからの情報に基
づいて判定される。
【0017】第1アーム3がその原点位置に回転復帰す
ると、図4に示すように第2アーム4がその原点位置に
回転復帰する。図3に示した状態から図4に示す状態に
移行するまでの間に、第2アーム4は第1関節16に内
蔵されている原点センサからの情報に基づき、第1関節
16を中心にして回転復帰しており、第4アーム6は第
2アーム4の回転角度と同じ回転角度分だけ、第2アー
ム4とは逆の方向に回転している。第2アーム4がその
原点位置に完全に復帰したか否かが、第1関節16に内
蔵されている原点センサからの情報に基づいて判定され
る。
【0018】図5は第1アーム3、第2アーム4および
第4アーム6がそれぞれの原点位置に回転復帰した状態
を示している。図4に示した状態から図5に示す状態へ
移行するまでの間に、第4アーム6は第2アーム4に内
蔵されている原点センサからの情報に基づき、第2関節
17を中心にして原点位置に回転復帰している。そし
て、第4アーム6がその原点位置に完全に復帰したか否
かが、第2アーム4に内蔵されている原点センサからの
情報に基づき判定されて、一連の復帰制御を完了する。
【0019】本例での第4アーム6は、図6に示すよう
な制御機構を有している。ここで、第2アーム4に設置
されている第4アーム用の駆動モータは、その回転軸1
8にプーリ19を有し、第4アーム6にとりつけられた
タイミングプーリ20がプーリ19に、タイミングベル
ト21を介して連結されている。そして、プーリ19と
一体に回転する半月板22と、これに対向して配置され
た固定の原点センサ23とによる判定で、第4アーム6
の原点復帰時の回転方向を決定する信号が得られる。
【0020】すなわち、原点センサ23はその検出範囲
内に半月板22が存在するか否かを検出し、存在しない
場合は第4アーム6が原点位置よりも右側に有ると判断
し、原点位置に復帰する第4アームを左回転させる。逆
に、原点センサ23の検出範囲内に半月板22が存在す
る場合は、第4アーム6が原点位置よりも左側に有ると
判断し、原点位置に復帰する第4アーム6を右回転させ
る。原点センサ23が左回転を指示した場合は、半月板
22を検出し得た時点における回転角度を、また、右回
転を指示した場合は、半月板22を検出し得なくなった
時点における回転角度をそれぞれ原点位置と判定して回
転復帰動作を終了させる。
【0021】このように構成すると、第1アームおよび
第2アームがそれぞれの原点位置に回転復帰するとき
に、それと同じ角度分だけ第4アームを逆方向に回転さ
せるので、第4アームは一定方向を向き続けることにな
る。しかも、第4アームはその原点位置に向けて方向を
誤ることなく回転復帰できる。
【0022】なお、上述した実施例では半月板を用いて
第4アームの回転復帰方向を判定したが、第4アームの
原点位置への復帰方向を一方向に固定しておけば、半月
板は必要でなくなる。また、各アームをそれぞれの原点
位置に回転復帰させる制御の順序は、第1アームから第
2アームへと進める必要はなく、第4アームの原点復帰
を最後に行うのであれば第2アームから第1アームへと
進めてもよい。また、第1アームと第2アームとを同時
に回転復帰させても構わない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によると、水平多関
節型ロボットの第1アームおよび第2アームをそれぞれ
の原点位置に回転復帰させるにあたり、それと同じ角度
分だけ第4アームを逆方向に回転させるので、第4アー
ムは一定の方向を向き続けることになり、第4アームの
原点復帰時の方向判断を誤りなく実行でき、ロボットの
構造を複雑にしたり、高価なエンコーダを搭載したりす
ることなく信頼性の高いロボットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の原点復帰制御の流れ図。
【図2】原点復帰制御前における各アームの相対関係を
示す略図。
【図3】本発明の一実施例の復帰制御過程における各ア
ームの相対関係を示す略図。
【図4】本発明の一実施例の復帰制御過程における各ア
ームの相対関係を示す略図。
【図5】本発明の一実施例の復帰制御完了後における各
アームの相対関係を示す略図。
【図6】本発明の一実施例における第4アームの原点位
置復帰機構の平面図。
【図7】インクリメンタルエンコーダを搭載した水平多
関節型ロボットの斜視図。
【図8】従来のロボットの第4アーム駆動部の平面図。
【図9】従来のアブソリュートエンコーダ搭載ロボット
の一部分の平面図。
【符号の説明】
1 基台 2 垂直支柱部 3 第1アーム 4 第2アーム 5 第3アーム 6 第4アーム 7 チャック 8 エアーチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の垂直支柱部から水平方向に張り出
    した回転可能な第1アームを、その原点位置に回転復帰
    させる段階と、 第1アームの先端部から水平方向に張り出した回転可能
    な第2アームの先端部に昇降可能な第3アームを介して
    垂直位に設けられた棒状の全角回転可能な第4アーム
    を、第1アームの回転復帰と同じ角度分だけ逆方向に回
    転させる段階と、 第1アームの原点位置への回転復帰を確認する段階と、 第2アームをその原点位置に回転復帰させる段階と、 第4アームを第2アームの回転復帰と同じ角度分だけ逆
    方向に回転させる段階と、 第2アームの原点位置への回転復帰を確認する段階と、 第4アームをその原点位置に回転復帰させる段階と、 第4アームの原点位置への回転復帰を確認する段階とを
    備えることを特徴とする水平多関節型ロボットの復帰制
    御方法。
JP2110694A 1994-02-18 1994-02-18 水平多関節型ロボットの復帰制御方法 Pending JPH07227780A (ja)

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JP2110694A JPH07227780A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 水平多関節型ロボットの復帰制御方法

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JP2110694A JPH07227780A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 水平多関節型ロボットの復帰制御方法

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JPH07227780A true JPH07227780A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12045633

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2110694A Pending JPH07227780A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 水平多関節型ロボットの復帰制御方法

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JP (1) JPH07227780A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083706A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 セイコーエプソン株式会社 ロボット及び制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016083706A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 セイコーエプソン株式会社 ロボット及び制御装置

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