JPH07227739A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH07227739A
JPH07227739A JP2247394A JP2247394A JPH07227739A JP H07227739 A JPH07227739 A JP H07227739A JP 2247394 A JP2247394 A JP 2247394A JP 2247394 A JP2247394 A JP 2247394A JP H07227739 A JPH07227739 A JP H07227739A
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JP
Japan
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machining
override
program
machining program
control device
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JP2247394A
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Hideyuki Morioka
秀行 森岡
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DMG Mori Co Ltd
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Mori Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸に関する加工情報の内容を書き替える場合、
従来に比べてより一層手間が省け、しかも書き替え操作
を忘れることなく確実に書え替えることができる数値制
御装置を提供することを目的とする。 【構成】軸に関する加工情報が予め設定された加工工程
を複数有する加工プログラムを格納する加工プログラム
メモリ24aと、加工プログラム実行時に、軸に関する
加工情報内の指令値に対する変更内容を指示するための
オーバーライドスイッチ9と、加工工程毎に、オーバー
ライドスイッチ9により指示された内容を記憶するオー
バーライドデータメモリ23aと、軸に関する加工情報
を編集する旨の指示を行う実行キー7bと、加工プログ
ラムの軸に関する加工情報を一括して、オーバーライド
データメモリ23a内の変更内容に基づいて変更するプ
ロセッサ21,制御プログラムメモリ22,キーボード
7等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーライドスイッ
チ等のオーバーライド指示手段を有する、工作機械に搭
載される数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加工プログラムに従って数値制御しなが
ら加工する数値制御工作機械において、加工プログラム
の所定の加工工程には、軸に関する加工情報である主軸
速度指令や送り速度指令が予め設定されている。この主
軸速度指令や送り速度指令(以後、切削条件PROと呼
ぶ)が適切でない場合には、オペレータがオーバーライ
ドスイッチ等のオーバーライド指示手段を操作して、加
工時の実際の主軸速度や送り速度(以後、切削条件CU
Tと呼ぶ)が最適になるように調整し、その加工工程が
実行されている間に加工プログラム修正指令スイッチ等
の速度修正指示手段を操作して、切削条件PROの値を
前記オーバーライド指示手段により調整された切削条件
CUTの値に書き替えることにより、以後の同一加工プ
ログラムの実行時には前記オーバーライド指示手段を操
作しなくても最適な加工が可能になるという技術が特公
平4−59105号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には以下のような問題点がある。
【0004】すなわち、切削条件PROの値を書き替え
るためには、実行中の書き替えたい各加工工程毎に、オ
ペレータが前記速度修正指示手段を操作して、その都度
書き替えを行わなければならず、面倒であった。
【0005】又、オペレータが前記速度修正指示手段の
操作を忘れる可能性があり、せっかく得られた最適な切
削条件CUTの値が切削条件PROに反映されず、以後
の同一加工プログラム実行時には、最適加工ができず、
工具寿命が低下したり、精度が低下する場合があった。
【0006】本発明は、従来の数値制御装置のこのよう
な課題を考慮し、例えば切削条件PRO等の軸に関する
加工情報の内容を書き替える場合、従来に比べてより一
層手間が省け、しかも書き替え操作を忘れる可能性を従
来に比べて極めて少なくできる数値制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、少
なくとも軸に関する加工情報が予め設定された加工工程
を複数有する加工プログラムを格納する加工プログラム
記憶手段と、前記加工プログラム実行時に、前記加工情
報の指令値に対する変更内容を指示するためのオーバー
ライド指示手段と、前記加工工程毎に、前記オーバーラ
イド指示手段により指示された前記変更内容を記憶する
オーバーライド記憶手段と、前記加工情報を編集する旨
の指示を行う実行指示手段と、その実行指示手段による
前記指示に基づき、前記加工プログラムの各加工工程毎
に設定された前記加工情報を一括して、前記オーバーラ
イド記憶手段の前記変更内容に基づいて変更する編集手
段とを備えた数値制御装置である。
【0008】請求項2の本発明は、上記オーバーライド
記憶手段は、前記加工工程毎に加工工程が終了する旨の
指示を受けたときの、前記オーバーライド指示手段によ
り指示された内容を自動的に記憶する数値制御装置であ
る。
【0009】請求項3の本発明は、上記編集手段は、前
記オーバーライド記憶手段に記憶された前記変更内容を
表示する表示手段と、前記加工プログラムの各加工工程
毎に設定された前記加工情報を前記編集するか否かを選
択する選択手段とを有する数値制御装置である。
【0010】請求項4の本発明は、上記選択手段は、前
記加工情報を前記加工プログラムの各加工工程毎に前記
編集するか否かを選択する数値制御装置である。
【0011】請求項5の本発明は、上記選択手段では、
前記加工情報を前記加工プログラムの各加工工程毎に設
定された前記各加工情報毎に前記編集するか否かを選択
する数値制御装置である。
【0012】請求項6の本発明は、上記加工情報とは、
主軸の回転数を指令する主軸速度指令及び/又は送り軸
の速度を指令する送り速度指令である数値制御装置であ
る。
【0013】
【作用】本発明では、加工プログラム記憶手段は、少な
くとも軸に関する加工情報が予め設定された加工工程を
複数有する加工プログラムを格納し、オーバーライド指
示手段は、前記加工プログラム実行時に、前記加工情報
の指令値に対する変更内容を指示し、オーバーライド記
憶手段は、前記加工工程毎に、前記オーバーライド指示
手段により指示された前記変更内容を記憶し、実行指示
手段は、前記加工情報を編集する旨の指示を行い、編集
手段は、その実行指示手段による前記指示に基づき、前
記加工プログラムの各加工工程毎に設定された前記加工
情報を一括して、前記オーバーライド記憶手段の前記変
更内容に基づいて変更する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。以下で使用するFS編集とは切削条件PROの値
を編集することを意味する。
【0015】図1は本発明の数値制御装置の一実施例を
示すブロック図であり、同図を用いて本実施例の構成を
説明する。
【0016】プロセッサ1は、制御プログラムメモリ2
に格納されたプログラムに従って制御装置全体を制御す
るものである。
【0017】制御プログラムメモリ2にはEPROM等
が使用される。
【0018】制御データメモリ3は、SRAM等により
構成され、演算途中の各種データや入出力信号等を格納
するための手段である。
【0019】ユーザメモリ4は、バッテリーバックアッ
プされたSRAM等により構成され、電源遮断後も保持
すべきNC文の加工プログラム、パラメータ及び工具補
正量等を格納するものである。
【0020】本発明のオーバーライド指示手段としての
オーバーライドスイッチ9は、主軸速度用と、送り速度
用が各々操作盤に設けられており、オペレータが所定の
操作を行うことにより、切削条件CUTを変更できるよ
う構成されている。
【0021】PMC10は、プロセッサ1からの出力信
号を受け、この信号を処理して工作機械11を制御し、
又工作機械11からの状態信号及びオーバーライドスイ
ッチ9からの出力信号を受けて、プロセッサ1に必要な
信号を転送するものである。
【0022】軸制御回路12は、プロセッサ1から軸の
駆動指令を受けて、主軸を駆動させる指令をスピンドル
アンプ13aに出力し、送り軸を駆動させる指令をサー
ボアンプ13bに出力するものである。
【0023】スピンドルアンプ13aは、この駆動指令
を受けて、工作機械11のスピンドルモータ(図示せ
ず)を駆動し、サーボアンプ13bはサーボモータ(図
示せず)を駆動するものである。
【0024】そして、これらの構成要素はバスライン1
4により互いに結合されている。
【0025】一方、バスライン14にはNC側のCPU
であるプロセッサ1とは別に、バスライン25を有する
対話側のプロセッサ21が接続されている。
【0026】プロセッサ21は、制御プログラムメモリ
22に格納されたプログラムに従ってデータの入力及び
表示、対話型データの編集等の処理を制御するための手
段である。
【0027】制御プログラムメモリ22にはEPROM
等が使用される。
【0028】制御データメモリ23にはSRAM等が使
用され、対話型データの演算途中の各種データが格納さ
れる。制御データメモリ23は、主軸速度や送り速度の
オーバーライドスイッチのオーバーライド値を記憶する
ための、本発明のオーバーライド記憶手段としてのオー
バーライドデータメモリ23aを有する。
【0029】ユーザメモリ24にはバッテリーバックア
ップされたSRAM等が使用され、電源遮断後も保持す
べき対話型加工プログラムを格納するための、本発明の
加工プログラム記憶手段としての加工プログラムメモリ
24aが備えられている。
【0030】インタフェイス5は、プロセッサ21から
出力された信号を表示用の信号に変換し、本発明の表示
手段としての表示装置6に出力するためのものでる。
【0031】表示装置6にはCRTや液晶表示装置等が
使用され、加工プログラムに従って工作機械を運転する
ための運転画面等が表示される。
【0032】キーボード7は、数値キーやシステムプロ
グラム等によって機能が変化するソフトウェアキー等か
らなり、これらのキーを使用して情報を入力するための
ものである。キーボード7には、FS編集モードにする
ためのモード指示手段であるモードキー7aと、加工終
了後にFS編集するための、本発明の実行指示手段とし
ての実行キー7bと、切削条件PROの内FS編集しな
い加工工程を選択するための、本発明の選択手段として
の選択キー7cとが設けられている。FS編集モードと
は、加工中に各加工工程毎にオーバーライドスイッチ9
のオーバーライド値を記憶し、全ての加工工程が終了し
た後に、それらのオーバーライド値に基づいて各切削条
件PROを編集できるモードである。ここで、FS編集
するための、本発明の編集手段としてのFS編集手段
は、プロセッサ21、制御プログラムメモリ22、及び
キーボード7等を含む。
【0033】インタフェイス8は、キーボード7からの
入力信号をプロセッサ21へ出力するためのものであ
る。
【0034】次に、以上のように構成された数値制御装
置を搭載した工作機械により、加工プログラムの実行
と、その後、FS編集を行うというFS編集モードでの
流れを図2に従って説明する。ここで、図2は、本実施
例の動作を説明するためのフローチャートである。
【0035】オペレータが、キーボード7を操作して表
示装置6に運転画面を表示させる(S1)。
【0036】キーボード7を操作して実行する加工プロ
グラムを呼出す(S2)。
【0037】モードキー7aを押して、FS編集モード
にする(S3)。
【0038】FS編集モード中は画面にFS編集モード
中であることが反転点滅表示され(図3における”FS
編集モード中”表示35)、一目でFS編集モード中で
あることがわかるようになっている。ここで、図3は、
表示装置6の表示画面に、FS編集モードで加工した後
にFS編集ウィンドウ31が表示された際の運転画面3
0を示す図である。
【0039】サイクルスタートボタン(図示せず)を押
して加工を開始する(S4)。
【0040】対話側プロセッサ21が、S2において加
工プログラムメモリ24aから呼び出された対話型加工
プログラムを解析してNC文の加工プログラムに変換
し、NC側プロセッサ1は、そのNC文の加工プログラ
ムと、PMC10から入力される工作機械11の状態信
号とを解析し、軸制御回路12に軸の駆動指令を出力
し、PMC10に使用工具の呼出し等の指令を出力して
加工が行われる。
【0041】切削条件PROが適切でない場合には、オ
ーバーライドスイッチ9を操作して、切削条件CUTが
最適になるように調整する(S5)。
【0042】プロセッサ1は、PMC10からオーバー
ライドスイッチ9の状態信号も入力しており、オーバー
ライドスイッチ9が操作されるとそのオーバーライド値
をそのときの切削条件PROの値に乗算して軸制御回路
12に軸の駆動指令を出力する。
【0043】対話側プロセッサ21は、対話型加工プロ
グラムを解析する際、各加工工程終了時に、”M01
(オプショナルストップ)”を出力するように制御され
ており、NC側プロセッサ1が”M01”を読み込む
と、対話側プロセッサ21は、その工程の通し番号とそ
の時のオーバーライドスイッチ9のオーバーライド値と
をオーバーライドデータメモリ23aに自動記憶する
(S6)。つまり、MO1が実行されると、対話側プロ
ッセサ21は、1つの加工工程が終了したと判断する。
この自動記憶が終了すると、例えば下記のように画面に
自動記憶したことを表示する。
【0044】”端面 荒素材端 工程は OVR-S 100% OV
R-F 110% で記憶しました。” 次の加工工程がある場合はS5へ戻り(S7)、加工工
程が無くなるまでS5とS6の処理を繰り返す。
【0045】全ての加工工程が終了すると図3のように
運転画面30にFS編集ウィンドウ31が自動的に表示
される(S8)。
【0046】FS編集ウィンドウ31には通し番号32
aと、加工プログラムに基づいて加工工程名32b、加
工工程名の種類32c、使用工具番号32d、主軸速度
指令値32e、及び送り速度指令値32gと、オーバー
ライドデータメモリ23aから主軸速度オーバーライド
値32f、及び送り速度オーバーライド値32hとがそ
れぞれ各加工工程毎に表示される。
【0047】図3の場合、第1工程と第2工程とでは実
際の送り速度を加工プログラムの送り速度指令の0.3
50mm/revに対し110%で加工し、第3工程と第6
工程とでは加工プログラムで指令された主軸速度指令と
送り速度指令のままで加工し、第4工程と第5工程とで
は実際の主軸速度を加工プログラムの主軸速度指令の2
00m/minに対し110%で加工したことを表してい
る。
【0048】加工プログラムの各加工工程の内、FS編
集しない加工工程がある場合は、キーボード7を操作し
てカーソル33をその加工工程に移動し、選択キー(図
3における”工程キャンセル”キー)7cを押す(S
9)。選択キー7cを押した工程には通し番号32aと
加工工程名32bとの間に*印34が表示される。
【0049】実行キー(図3における”はい”キー)7
bを押すと、S9において選択されなかった加工工程の
主軸速度指令値32eに主軸速度オーバーライド値32
fが乗算され、送り速度指令値32gに送り速度オーバ
ーライド値32hが乗算され、切削条件PROの値が一
括して書き替えられる(S10)。S9において選択さ
れなかった加工工程全てのFS編集が終了すると、FS
編集ウィンドウ31が消去され、FS編集モードもキャ
ンセルされる。
【0050】図3の場合、加工プログラムの第1工程と
第2工程の送り速度指令が0.350mm/revから0.
385mm/revに編集され、第4工程の主軸速度指令が
200m/minから220m/minに編集される。第5工程
には*印34が表示されているので編集されない。
【0051】S10においてソフトウェアキー(図3に
おける”いいえ”キー)7dを押すと、FS編集をせず
にFS編集ウィンドウ31が消去され、FS編集モード
もキャンセルされる。
【0052】以上説明したように、本実施例によれば、
切削条件PROの値を書き替える際、実行中の書き替え
たい加工工程毎に速度修正指示手段を操作する必要はな
く、加工プログラムの実行終了後に、加工プログラムの
書き替えたい加工工程を一括して変更することができ、
しかも切削条件PROの値を前記オーバーライド指示手
段で操作された切削条件CUTの値に、洩れなく確実に
書え替えることができる。
【0053】ここで、加工工程とは、上記実施例では、
オペレータが対話型加工プログラムを作成する際、対話
型加工プログラム作成メニューから、まず選択するとこ
ろの、外径切削、内径切削、或は端面切削等の作業を意
味する各加工工程名32bに対して、更に選択する、荒
或は仕上げ等を区別するための加工工程名の種類32c
をも含めて区別したものである場合について説明した
が、これに限らず、例えば上記加工工程名を1つの単位
としても良いし、或は、上記加工工程名の種類を選択し
た後に入力するワーク形状の直線や円弧等の形状要素を
1つの単位とし、これを1つの加工工程とよんでも良
い。
【0054】尚、上記実施例では、主軸速度を周速一定
制御時における周速(単位:m/min)とし、送り速度を
毎回転送り(単位:mm/rev)としたが、これに限ら
ず、例えば主軸速度は主軸回転速度(単位:min-1)で
も良く、送り速度は、毎分送り(単位:mm/min)でも
良い。或は、主軸速度と送り速度とは共に1つの加工プ
ログラム内で、上記各単位系を併用することも可能であ
り、そのようにしてももちろん良い。
【0055】又、上記実施例において、S9ではFS編
集しない加工工程を選択する場合について説明したが、
これに限らず、例えば逆にFS編集する加工工程を選択
するようにしても良い。
【0056】又、上記実施例では、カーソル33を各加
工工程毎に移動可能な場合に付いて説明したが、これに
限らず、例えばカーソル33を各加工工程の主軸速度指
令値32e又は送り速度指令値32g毎に個別に移動可
能に表示し、FS編集するか否かの選択を前記各速度指
令値32e又は32g毎に個別に行えるようにしても良
い。この場合、*印34は選択した前記各速度指令値3
2e,32gの近傍位置に表示するようにすれば良い。
【0057】又、本発明のオーバーライド指示手段とし
てのオーバーライドスイッチ9は、上記実施例では、主
軸速度オーバーライド値32fとして、例えば予め設定
された加工プログラムの主軸速度指令の値200m/min
に対し110%の値を指示するというように、切削条件
PROの値に対する比率を指示する場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、予め設定された加工プロ
グラムの内容(例えば、主軸速度指令の値200m/mi
n)と、上記オーバーライド値(例えば、110%)と
に基づいて、実際に変更すべき具体的な値(例えば、主
軸速度指令の値220m/min)を指示するようにしても
もちろん良く、要するに、加工プログラム実行時に、オ
ーバーライド指示手段が指示する内容は、上記加工情報
の指令値に対する変更内容でありさえすれば、どのよう
なものでも良い。
【0058】又、上記実施例では、オーバーライドデー
タメモリ23aにオーバーライドスイッチ9のオーバー
ライド値を記憶したが、これに限らず、プロセッサ1か
ら出力される切削条件CUTを記憶するようにし、更に
FS編集ウィンドウ31における表示も主軸速度オーバ
ーライド値32f、及び送り速度オーバーライド値32
hの代わりに、実際の主軸速度値32f、及び実際の送
り速度値32hとしても良い。
【0059】又、上記実施例では、加工プログラムの実
行終了後に、加工プログラムの書き替えたい加工工程を
全てまとめて変更することができる場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、6個の加工工程からなる
加工プログラムの場合、まず2個の加工工程をまとめて
変更し、続いて3個の加工工程をまとめて変更し、最後
に1個の加工工程を変更するようにしても良く、要する
に、少なくとも2個の加工工程をまとめて変更するよう
にしておいてももちろん良い。
【0060】又、本発明の実行指示手段としては、上記
実施例では、S10にてFS編集を実行する旨の指示を
するための、キーボード7に設けられた実行キー7bで
ある場合について説明したが、これに限らず、例えば一
旦オペレータが、S3でFS編集モードを選択すること
によって、その後オペレータが指示しなくても自動的に
FS編集を実行するための指示を出すプロセッサ21等
から構成されていてももちろん良い。
【0061】又、上記実施例では、加工プログラムの各
加工工程の終了をM01で判断していたが、これに限ら
ず、例えば工具呼出指令(T指令)や他のM指令等でも
良く、要するに、各加工工程の終了時のみに指令できる
ものであればどのようなものでも良い。
【0062】又、上記実施例では、軸に関する加工情報
として、主軸速度指令と送り速度指令について説明した
が、これに限らず、例えば対話型加工プログラムにおけ
る工具がワークを加工する際の切り込み幅指令及び/又
は切り込み深さ指令でも良く、要するに、軸に関する加
工情報は、例えば切削条件に関する指令等どのようなも
のでも良い。但し、NC側のプロセッサ1がNC文の加
工プログラムを1つの直線、或は、1つの円弧等のブロ
ック毎に解析を行って軸制御回路12に軸の駆動指令を
出力している数値制御装置において、軸に関する加工情
報が切り込み幅指令及び/又は切り込み深さ指令である
場合には、所定のブロックを実行中にオーバーライド指
示手段により変更指示を行っても、そのブロックにおけ
る軸の駆動指令は、既に出力済みであるので、そのブロ
ック内ではその変更指示が有効にならず、少なくとも次
のブロック以後からでないと有効とはならない。
【0063】又、上記実施例は、対話型の数値制御装置
について説明したが、これに限らず、例えば、図4に示
すような対話型ではない数値制御装置であってももちろ
ん良い。
【0064】ここで、図4において、オーバーライドデ
ータメモリ3aと加工プログラムメモリ4aとは、上記
実施例におけるオーバーライドデータメモリ23aと加
工プロブラム24aとに各々該当するものであり、加工
プログラムメモリ4aにはNC文の加工プログラムが格
納される。この場合、各加工工程の終了時であることを
表す指令を取り決め、予め制御プログラムメモリ2に格
納しておき、NC文の加工プログラムを作成する際、加
工プログラムの各加工工程の終了部分にその指令を付し
ておく必要がある。
【0065】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明は、軸に関する加工情報の内容を書き替える場合、
従来に比べてより一層手間が省け、しかも書き替え操作
を忘れる可能性を従来に比べて極めて少なくできるとい
った長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】本実施例における表示装置の表示画面を示す説
明図である。
【図4】本発明の数値制御装置の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,21 プロセッサ 2,22 制御プログラムメモリ 3,23 制御データメモリ 3a,23a オーバーライドデータメモリ 4 ユーザメモリ 4a,24a 加工プログラムメモリ 5 インタフェイス 6 表示装置 7 キーボード 7a モードキー 7b 実行キー 7c 選択キー 8 インタフェイス 9 オーバーライドスイッチ 10 PMC 11 工作機械 12 軸制御回路 13a スピンドルアンプ 13b サーボアンプ 14,25 バスライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも軸に関する加工情報が予め設
    定された加工工程を複数有する加工プログラムを格納す
    る加工プログラム記憶手段と、 前記加工プログラム実行時に、前記加工情報の指令値に
    対する変更内容を指示するためのオーバーライド指示手
    段と、 前記加工工程毎に、前記オーバーライド指示手段により
    指示された前記変更内容を記憶するオーバーライド記憶
    手段と、 前記加工情報を編集する旨の指示を行う実行指示手段
    と、 その実行指示手段による前記指示に基づき、前記加工プ
    ログラムの各加工工程毎に設定された前記加工情報を一
    括して、前記オーバーライド記憶手段の前記変更内容に
    基づいて変更する編集手段と、を備えたことを特徴とす
    る数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記オーバーライド記憶手段は、前記加
    工工程毎に加工工程が終了する旨の指示を受けたとき
    の、前記オーバーライド指示手段により指示された内容
    を自動的に記憶することを特徴とする請求項1記載の数
    値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記編集手段は、 前記オーバーライド記憶手段に記憶された前記変更内容
    を表示する表示手段と、 前記加工プログラムの各加工工程毎に設定された前記加
    工情報を前記編集するか否かを選択する選択手段と、を
    有することを特徴とする請求項1又は、請求項2記載の
    数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記加工情報を前記加
    工プログラムの各加工工程毎に前記編集するか否かを選
    択することを特徴とする請求項3記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記加工情報を前記加
    工プログラムの各加工工程毎に設定された前記各加工情
    報毎に前記編集するか否かを選択することを特徴とする
    請求項3記載の数値制御装置。
  6. 【請求項6】 前記加工情報とは、主軸の回転数を指令
    する主軸速度指令及び/又は送り軸の速度を指令する送
    り速度指令であることを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か一つに記載の数値制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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