JPH07227582A - 回転式水中洗浄装置 - Google Patents

回転式水中洗浄装置

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JPH07227582A
JPH07227582A JP4496794A JP4496794A JPH07227582A JP H07227582 A JPH07227582 A JP H07227582A JP 4496794 A JP4496794 A JP 4496794A JP 4496794 A JP4496794 A JP 4496794A JP H07227582 A JPH07227582 A JP H07227582A
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JP
Japan
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cleaned
cleaning
rotary
water
bubbles
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JP4496794A
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English (en)
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Toshirou Uchinami
敏郎 内波
Tadao Nishikawa
忠男 西川
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UCHINAMI TECHNO CLEAN KK
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UCHINAMI TECHNO CLEAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水を主体とした洗浄液で洗浄するにあたり、
洗浄液が被洗浄物に衝突する速度を相対的に拡大しかつ
衝突可能な面積を増して洗浄効率を向上させる。 【構成】 注入手段11により洗浄室10内に満たした
洗浄水中で洗浄される被洗浄物Wを回転させる回転台2
0を洗浄室10の底部に設置しかつその回転台20の下
から無数の気泡を被洗浄物に向けて吹き上げる。回転台
20の上に載置された被洗浄物Wを十分高速に回転させ
るために回転押え盤30を設け、被洗浄物を押える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄室内に注排水手段
により洗浄水を注入し、同水中に浸漬した被洗浄物に無
数の気泡を衝突させて水中洗浄を行なう装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】工業的洗浄の分野において、従来はフロ
ン溶剤や有機溶剤その他石油系等の特別な洗浄剤が用い
られてきた結果、オゾン層の破壊であるとか、地下水や
河川、近海の汚染などの問題を惹起するなどの弊害が顕
著になってきたため、それらの特別な洗浄剤を使用しな
い洗浄装置の開発が進められている。本件発明者もこの
問題に取り組んで久しく、水を主体とした洗浄によって
従来のフロンやエタン溶剤など特別の洗浄剤を用いたの
とほぼ同等の洗浄効果が得られる技術を開発した。開発
の成果は出願され、その一部は既に公告されている。即
ち、実公平5−1357号の考案は微細な気泡を被洗浄
物に吹き上げ、衝突、破裂して振動、揺動作用を起こ
し、かつそれが高圧水流で加速される結果生じた高速気
泡の衝突によってキャビテーションを生起させ、顕著な
洗浄効果を発揮するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような開
発の過程でなされたもので、その課題は水を主体とした
洗浄液で洗浄を行なうにあたり、被洗浄物を回転させ、
より小型の装置でより効率の良い洗浄が達成できるよう
にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は水中洗浄装置について、被洗浄物を載置して回
転可能な回転台を洗浄室の底部に設置し、回転台上に載
置されている被洗浄物を回転台に押えつけかつその状態
で回転可能な回転押え盤を洗浄室上部に位置する部材に
回転台に対向するようにして設置し、被洗浄物に前記気
泡と水流を高速で衝突させるため、回転台と回転押え盤
によって固定したまま被洗浄物を回転させる回転機構を
設けるという手段を講じたものである。
【0005】また本発明は被洗浄物を回転させることに
より洗浄後、脱水、乾燥を効果的に行なえるようにする
ことをその目的としている。
【0006】
【実施例】図1乃至図4は本発明に係る回転式水中洗浄
装置の全体の外観を示しており、外観上、この装置は作
動部Aと、循環タンクB及び操作部Cとを有している。
洗浄水は循環タンクBと作動部Aの洗浄室10との間を
循環するように構成され、そのため油分などを回収する
トラップや固形分などを捕捉するフィルターが循環タン
クBに併設されている。
【0007】洗浄室10は被洗浄物を収めて回転させる
ことができる広さを有する。同時にこの洗浄室10は洗
浄水を貯溜し、水中洗浄を実行する水槽でもあり、上部
を開口したほか全体として水密構造を有している。洗浄
室10内には注排水手段が設けられ、これは洗浄水を注
入する注入手段11と、洗浄室底から洗浄水乃至遠心脱
水された水を排出する排水手段12とからなっている
(図5、図6参照)。なお、図1の符号13は観察窓で
あり、洗浄室正面に設けられている。
【0008】さらに無数の微細な気泡を被洗浄物に吹き
付けるために、気泡を下から吹き上げる気泡ノズル14
を有する気泡発生機構が洗浄室10の下部に設けてあ
る。例示の気泡発生機構は多数のノズル14を列状に設
けた配気管15からなり、これが洗浄室10の底部のほ
ぼ全域にわたって設けてある。この気泡発生機構は被洗
浄物全体に対してできるだけ均等な密度で気泡を供給で
きるように設置する。
【0009】被洗浄物を載置して回転させるための回転
台20は前記洗浄室10の底部で気泡発生機構より上位
に設ける。この回転台20は縦軸21の周りに回転する
構造であり、かつまた気泡及び水流の通過が容易な枠状
を有する。例示のものは被洗浄物を安全に載置すること
ができる大きさの円形の外枠22と、その内側の内枠2
3とからなり、幅広の部材には透孔24を設けているの
で気泡及び水流は殆ど妨げられない。その構造は回転台
20の軽量化にも寄与する。
【0010】例示の回転台20は被洗浄物を直かにセッ
トする場合のほか、被洗浄物を収める洗浄篭Kをセット
することも想定している。故に本発明では被洗浄物とい
う場合それが単体のものと、洗浄篭Kに収められたもの
の双方を含む。25は係合子であり、特にそのバスケッ
トの両側に接して安定させるように回転台20に適当数
設けられる。
【0011】さらに例示の装置では回転台20を駆動す
ることにより、その上に載置される被洗浄物を回転台2
0及びその上の押え盤30と共に回転させるようにして
いる。そのための駆動機構40は例えば汎用の電動機類
が使用される。駆動機構40の出力軸は前記回転台20
の縦軸21に直接または部材を介して動力が伝達できる
ように接続される。
【0012】回転押え盤30は被洗浄物を回転台20に
押えつけて固定し、それらと共に回転する部材であり、
したがって回転台20の上方に回転台20と対向するよ
うに配置される。そして回転軸31が回転盤20の縦軸
21と同一軸線上に配置された状態で被洗浄物を挾んで
回転する。例示の回転押え盤30は平板状の構造を有
し、また気泡及び水流の通過が容易なように多数の透孔
を板面にほぼ均等に形成してある。
【0013】この回転押え盤30は洗浄室10の上部開
口を開閉可能に閉じる開閉扉32に一体に取り付けてあ
り、開放時には被洗浄物を開口から自由に出し入れで
き、また閉塞時には中にセットした被洗浄物を押えつけ
ることができるようになっている。被洗浄物W又はそれ
を収めた洗浄篭Kには寸法差、特に上下方向の差があ
り、この差を吸収して常時適切な押力で被洗浄物を押え
つけるために、押え機構50を開閉扉32に設けてい
る。押え機構50はピストンシリンダ装置よりなり、そ
の往復動軸が前記の回転軸31と同軸上で往復動する。
【0014】51はガイド機構であり、回転軸31の取
り付け部材52の両側を支え、作動の安全を図ってい
る。開閉扉32は洗浄室10の開口縁にヒンジ開閉式に
取り付けられ、閉塞装置53によって閉じ方向へ付勢さ
れかつ閉時ロック状態を保ち、他の各作動部を監視する
装置から開扉を許可する信号によって初めてロックが外
され開扉できるように運用される。
【0015】このように構成された本発明に係る回転式
水中洗浄装置では、開扉操作により開いた洗浄室10内
に被洗浄物Wを直接或いは被洗浄物を収めた洗浄篭Kを
回転台20に載置し、次いで閉扉後、回転押え盤30に
より被洗浄物W或いは、洗浄篭Kを回転台20に所要の
力で押え付けるようにする。このとき、被洗浄物W或い
は洗浄篭Kは回転のバランスがとれているものとし、そ
うでない場合は調整する。
【0016】その後注入手段11から洗浄室10内に洗
浄水を注入し被洗浄物がその水中に浸漬された状態とす
る。そこで回転機構40を作動させると、回転台20が
回転押え盤30及びそれらの間に挾持されている被洗浄
物W或いは洗浄篭Kを一体として回転させる。回転台2
0は正逆両方向へ交互に回転させると良い。
【0017】同時に気泡発生機構が作動して無数の気泡
が洗浄水中で回転している被洗浄物に吹き上げられる。
この気泡は回転している被洗浄物に衝突、破裂すること
により被洗浄物に振動、揺動作用を生起する。被洗浄物
Wは回転していることにより、それを取り巻く気泡及び
水流に対して相対的に高速で衝突し、気泡はより微細な
高速気泡に変化し、被洗浄物に衝突する作用を繰り返し
てキャビテーションを発生させ、それにより洗浄効率が
著しく高められる。
【0018】水洗浄が終了したあとは注排水手段を操作
して洗浄室10内から洗浄水を排水し、その後再び回転
機構40を作動させることにより、遠心力で脱水作業を
行なう。このため洗浄に引き続いて脱水できるので被洗
浄物に対する水の影響を最小限度に抑制することができ
る。洗浄水が温水の場合乾燥は更に早い。故に発錆の問
題も起こらない。この場合も回転台20を正逆方向へ回
転させると良い。
【0019】なお、被洗浄物の回転数は毎分100乃至
1000回転若しくはそれ以上とする。洗浄水は常温乃
至7、80度までの範囲に加温したものを用い、また成
分としては工業用水、上水等のほか特別な洗浄剤に該当
しない無害の洗浄剤は使用可能とし、また無害の防錆剤
類も併用して良い。
【0020】図中、60は回転式の水噴射ノズルであ
り、洗浄槽10の側壁に設けられ、そこから被洗浄物へ
向けて数十kg/cm2 またはそれ以上の高圧水流を噴
射することができるものである。本発明の装置では、前
記の如く被洗浄物を回転させて相対速度を得るため上記
のような水噴射ノズル60は本来必要としないが、被洗
浄物の形態から回転速度を必要な程度まで高めることが
できない場合など、洗浄の条件に応じて併用される。勿
論なくても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであり、被洗浄物を回転させることにより得られ
る相対速度によって被洗浄物が水流及び気泡と衝突し、
また被洗浄物の隅々まで水流及び気泡にさらされ、それ
らが衝突する面積が著しく増加し、洗浄効率を著しく高
めることができるので、水中洗浄装置を小型化すること
ができ、かつ、より小容量の洗浄水でも効果的な水洗浄
を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の1実施例を示す正面図。
【図2】同上の右側面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】同じく左側面図。
【図5】同じく要部の平面図。
【図6】同じく要部を正面方向から見た断面図。
【図7】開閉扉を開いた状態の断面図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注排水手段により洗浄室内に洗浄水を注
    入し、同水中に浸漬した被洗浄物に無数の気泡を衝突さ
    せて水中洗浄を行なう装置であって、被洗浄物を載置し
    て回転可能な回転台を洗浄室の底部に設置し、回転台上
    に載置されている被洗浄物を回転台に押えつけかつその
    状態で回転可能な回転押え盤を洗浄室上部に位置する部
    材に回転台に対向するようにして設置し、被洗浄物に前
    記気泡と水流を高速で衝突させるため、回転台と回転押
    え盤によって固定したまま被洗浄物を回転させる回転機
    構を設けたことを特徴とする回転式水中洗浄装置。
  2. 【請求項2】 注排水手段により洗浄室内に洗浄水を注
    入し、同水中に浸漬した被洗浄物に無数の気泡を衝突さ
    せて水中洗浄を行なう装置であって、被洗浄物を載置し
    て回転可能な回転台を洗浄室の底部に設置し、回転台上
    に載置されている被洗浄物を回転台に押えつけかつその
    状態で回転可能な回転押え盤を洗浄室上部に位置する部
    材に回転台に対向するようにして設置し、被洗浄物に前
    記気泡と水流を高速で衝突させるため、回転台と回転押
    え盤によって固定したまま被洗浄物を回転させる回転機
    構を設けた構成を有しており、回転機構は下部の回転台
    を駆動し、上部の回転押え盤は洗浄室の上面を閉塞する
    開閉扉に自由回転可能に軸支されている回転式水中洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 注排水手段は洗浄終了後に被洗浄物を回
    転させ、遠心脱水したときにこれを排水する排水手段を
    底部に有している請求項第1項又は第2項記載の回転式
    水中洗浄装置。
  4. 【請求項4】 回転押え盤は、回転台上に載置させた被
    洗浄物又は被洗浄物を収めた洗浄篭の上下の寸法差に応
    じて上下可能なように押え機構に取り付けられている請
    求項第1項又は第2項記載の回転式水中洗浄装置。
  5. 【請求項5】 回転台及び回転押え盤は気泡及び水流の
    通過が容易な枠状乃至多孔の平板状構造を有している請
    求項第1項又は第2項記載の回転式水中洗浄装置。
  6. 【請求項6】 被洗浄物に対して気泡を吹き上げる気泡
    ノズルを有する気泡発生機構を洗浄室の底部に少なくと
    も被洗浄物より広い範囲にわたって設置した構成を有す
    る請求項第1項又は第2項記載の回転式水中洗浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄水中に浸漬した被洗浄物に対して洗
    浄水流を噴射する水噴射ノズルを洗浄槽内に設置した構
    成を有する請求項第1項又は第2項記載の回転式水中洗
    浄装置。
JP4496794A 1994-02-18 1994-02-18 回転式水中洗浄装置 Pending JPH07227582A (ja)

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