JP2005296786A - 洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄液を貯留する洗浄槽1、洗浄槽1に配設され被洗浄物を収容する被洗浄物容器2、洗浄槽1を構成する構成部材に設けられ洗浄槽構成部材の内面から気泡を供給する気泡発生部3を備え、気泡発生部3を設けた洗浄槽構成部材の内面部と前記洗浄槽構成部材の内面部に沿って延在する被洗浄物容器2の外面部とを所定間隔gを保って対向させるようにした。
【選択図】図1
Description
この発明の属する技術分野は、主に精密,光学,機械部品等の脱脂洗浄であるが、これに限るものではなく、基板等の汚染物質、例えば研磨クズ、ガラス基板等の切断クズ等の粉体除去洗浄にも適用できる。
この発明の発明者らも、水を主体とした洗浄液中に微細な気泡を発生させ、その洗浄効果によって、従来のフロンやエタン系の溶剤に匹敵する洗浄度が得られる技術を開発した。
しかし、この装置では、被洗浄物と気泡との高速な相対速度を得るためには、被洗浄物を高速に回転(1分間に100ないし1000回転以上)させるため、1)気泡が回転カゴに当って飛び散ってしまい、回転カゴ内に入らず、要求する高速の相対速度が得られないので洗浄度が向上しない、2)被洗浄物が傷ついてしまうという問題がある。また、高速回転機構を必要とするため装置が複雑化し、高コストとなる。
しかし、この装置では、回転カゴに大量の被洗浄物を入れて回転させるだけでは、未洗浄面を無くす可能性は低く、短時間で洗浄度を上げることはできない。また、洗浄槽側面に配置してある洗浄水噴射ノズルから供給される洗浄水では洗浄底から供給される気泡の流速を高めることはできず、逆に気泡を潰してしまう可能性があり、洗浄度の向上は図れない。さらに、気泡も回転カゴの底部一部にしか供給されないという問題がある。
この発明による実施の形態1を図1および図2について説明する。図1は実施の形態1における洗浄装置の構成を示す2方向からの断面図であり、図1(a)は端面から見た断面図を示し、図1(b)は側面から見た断面図を示している。図2は実施の形態1における気泡発生部と被洗浄物間距離の関係を示す特性図である。
これに対して、気泡を用いた洗浄方法及び洗浄装置における課題は、気泡の作用した部分のみしか清浄化できず、複雑な形状、または微細な表面凸凹のある被洗浄物の洗浄度を高めることができないことである。微細気泡といえども、一般的には数10μm以上の大きさを有する。このため、多数の部品を洗浄カゴなどに入れて洗浄する方法では、必ず部品同士が密に重なった部分ができるために、気泡を複雑な形状、微細間表面凸凹のある個々部品の隅々にまで作用させることができなかった。
この発明の発明者らは、気泡洗浄の検討過程において、非常に重要なことを見出した。それは、部品の洗浄度は、気泡を含んだ洗浄液の流速に大きく依存するということである。これは、次の2点から明らかとなった。
(1)一点目として、部品表面には、気泡の直径よりも1桁以上小さいμmオーダーの凹凸が無数に存在するが、部品表面の凹凸よりも1桁以上大きい気泡をいくら作用させ続けても、凹部に付着した油を除去することはできない。
(2)2点目として、微細気泡は、流速をあげることで、部品表面で変形、或いはさらに微細化する。従って、高速の微細気泡を含んだ洗浄液を被洗浄物に供給することで、気泡直径よりも小さな構造付着した油も除去することが可能となり、洗浄度を高めることができた。結果としては、流速を2〜3倍にすると、洗浄度は4〜9倍と向上した。この実験結果は、被洗浄物に当る泡量(個数)は一定、つまり、流速によって処理時間を変化させて処理しているので、流速が洗浄度に効果大であることが明らかである。
微細気泡の流速としては、20cm/sec以上必要であり、好ましくは、50cm/sec以上あればなお良い。このように、微細気泡の流速を高めることで洗浄度が向上することがわかった。微細気泡流を高速化する手段としては、ポンプを大容量にすれば可能ですが、高コストになってしまうという問題がある。
よって、この発明の発明者らは、洗浄槽の形状、回転カゴの形状、気泡発生部の配置位置等を最適化(狭ギャップ化)し、被洗浄物と微細気泡との相対速度を高めることで、複雑な凸凹形状を有する被洗浄物の洗浄度の向上を実現した。
実験の結果、図2に示すように、気泡発生部と被洗浄物との距離を長くするに従い、洗浄度が指数関数的に悪くなったことから、気泡発生部と被洗浄物との距離は、なるべく近接させたほうがよく、少なくとも50mm以内がよく、好ましくは5mm以内がよい。
また、微細気泡を含んだ洗浄液との相対流速を高めることにより、密集した被洗浄物群の隙間の奥でも、微細気泡を供給でき、気泡洗浄による一括洗浄が可能となった。複雑な形状を有する大量の被洗浄物を入れる回転カゴは網状(メッシュ状)のものがよく、形状は多角形でもよいが、好ましくは円形がよい。洗浄槽底の形状は、洗浄槽側面の一対が、四角形または多角形でもよいが、好ましくは半円もしくは扇形になっている方がよい。気泡発生部は、一つのポンプから洗浄水を供給する場合、少なくとも一つ以上あればよく、好ましくは3つほどあればよい。最もよい組合せは、回転カゴの形状が円形、洗浄槽底が半円になっており、半円状の洗浄槽底内と回転カゴの距離が50mm以内、気泡発生部が洗浄槽底半円部分の底部と両側側面部に計3箇所配置されているのがよい。また、洗浄液の温度は、室温以上が好ましく、さらに好ましくは50℃以上がよい。この点については、この実施の形態1において説明する。
さらに言えば、被洗浄物を入れたカゴは、停止していても、これらの手段は有効に作用する。すなわち、図1について説明したような回転式ではなく、静置式であっても良い。
洗浄槽1は洗浄液を貯留する容器を構成し回転カゴ2を洗浄液に浸漬した状態で収納する。洗浄槽1は、回転カゴ2の側面部2a,2bに対向する側板1a,1bを有する扁平な箱体により構成される。
洗浄槽1の側板1a,1bの下端における半円形状部分の周縁を連接する曲面部Aは洗浄槽1の底部壁面を構成する洗浄槽1の構成部材を回転カゴ2の周面部に対向して湾曲することによって形成され、回転カゴ2の周面部1cに対し前記回転カゴ2の周面半円分に相当する所定の周方向範囲にわたり微小ギャップgからなる所定間隔を保って対向している。
気泡発生部3は、洗浄槽1内部に設置してもよいが、洗浄槽1の外部に設置してもよい。この実施の形態では気泡発生部3が洗浄槽1の外側に3つ取り付けられており、気泡発生部3の先端は洗浄槽1の底部に設けられた曲面部Aの回転カゴ2に対向する面と同一の位置に設けられている。3つの気泡発生部3と被洗浄物が入った回転カゴ2は、少なくとも回転カゴ2の半円分は、洗浄槽1の底部に設けられた曲面部Aと一定のギャップgになるように回転カゴ2と洗浄槽1の位置を調整してある。回転カゴ2の大きさは、洗浄槽1の底部に設けられた曲面部Aと回転カゴ2とのギャップが約5mmになるように作製してある。
各気泡発生部3には、流量調整弁4が備えられており、ポンプ5から供給される洗浄液の流量を可変調整できるようにしている。洗浄液には、微細気泡の生成に必須の添加剤が含まれている。また、洗浄液を加熱できるようにヒーター7も設置してある。
ヒーター7は投げ込み式ヒーターに限らず、他槽にて加熱させておいた洗浄液を槽内に供給してもよい。
この発明による実施の形態2を図3について説明する。図3は実施の形態2における洗浄装置の構成を示す2方向からの断面図であり、図3(a)は端面から見た断面図を示し、図3(b)は側面から見た断面図を示している。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成および方法については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
その結果、仕切りを設けることで、被洗浄物の残油濃度は約10μg/cm2と、仕切りがない従来の洗浄方法と比較して約6倍洗浄度が向上した。また、従来の洗浄装置で、この発明による洗浄装置で処理した被洗浄物の油濃度を得るためには、処理時間を20minも行わなければならないため、処理時間も1/4に短縮できた。さらに、この実施の形態2において、仕切り部材8の形状は網状に限るものではなく、板状のものであっても同様の効果が得られる。さらに、仕切り部材8の数は1つ以上、さらに好ましくは均等に8つでも、同様の効果が得られる。
この発明による実施の形態3を図4について説明する。図4は実施の形態3における洗浄装置の構成を示す2方向からの断面図であり、図4(a)は端面から見た断面図を示し、図4(b)は側面から見た断面図を示している。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成および方法については、先に説明した実施の形態1および実施の形態2における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
その結果、被洗浄物の残油濃度は、約5μg/cm2と従来の洗浄装置と比較して約12倍洗浄度が向上した。また、従来の洗浄装置で、新規洗浄装置で処理した被洗浄物の油濃度を得るためには、処理時間を30min以上も行わなければならないため、処理時間も1/6に短縮できた。
さらに、この実施の形態3において、支柱9の形状は、多角形、または歯車形でもよく、羽根部材9aの数も少なくとも1つ以上好ましくは4つ以上あれば、同様の効果が得られる。
この発明による実施の形態4を説明する。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成および方法については、先に説明した実施の形態1から実施の形態3までにおける構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
Claims (6)
- 洗浄液を貯留する洗浄槽、前記洗浄槽に配設され被洗浄物を収容する被洗浄物容器、前記洗浄槽を構成する構成部材に設けられ前記洗浄槽構成部材の内面から気泡を供給する気泡発生部を備え、前記気泡発生部を設けた洗浄槽構成部材の内面部と前記洗浄槽構成部材の内面部に沿って延在する前記被洗浄物容器の外面部とを所定間隔を保って対向させるようにしたことを特徴とする洗浄装置。
- 前記気泡発生部と被洗浄物容器との距離を50mm以内としたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
- 気泡を含む洗浄液を貯留する洗浄槽、前記洗浄槽に配設され被洗浄物を収容する回転可能な被洗浄物容器を備え、前記被洗浄物容器の回転に応じその回転中心のまわりで周回し洗浄液が流通可能な周面部を前記被洗浄物容器に設けるとともに、前記被洗浄物容器の周面部に対向して形成した曲面部を前記洗浄槽に設け、前記洗浄槽の曲面部を前記被洗浄物容器の周面部に対し所定の周方向範囲にわたり所定間隔を保って対向させるようにしたことを特徴とする洗浄装置。
- 前記洗浄槽構成部材に所定の間隔を置いて複数の気泡発生部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の洗浄装置。
- 前記被洗浄物容器の内部に被洗浄物の移動を規制する仕切り部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の洗浄装置。
- 前記被洗浄物容器の回転中心部分に設けられた支承部材を備え、前記支承部材に気泡発生部を設けたことを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれかに記載の洗浄装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288134A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
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2004
- 2004-04-12 JP JP2004116277A patent/JP2005296786A/ja active Pending
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