JPH07227020A - 架空線走行装置 - Google Patents

架空線走行装置

Info

Publication number
JPH07227020A
JPH07227020A JP3315594A JP3315594A JPH07227020A JP H07227020 A JPH07227020 A JP H07227020A JP 3315594 A JP3315594 A JP 3315594A JP 3315594 A JP3315594 A JP 3315594A JP H07227020 A JPH07227020 A JP H07227020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
overhead line
speed
electromagnetic brake
running device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3315594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3382703B2 (ja
Inventor
Toshio Sugano
俊夫 菅野
Mizuo Kiuchi
瑞夫 木内
Koju Ando
幸樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP03315594A priority Critical patent/JP3382703B2/ja
Publication of JPH07227020A publication Critical patent/JPH07227020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382703B2 publication Critical patent/JP3382703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切に走行速度を制御し、探傷作業等を円滑
に行う。 【構成】 電動機13は走行輪12−1を回転駆動し、
装置を架空線上で走行させる。傾斜地等で装置が重力に
より走り出しオーバースピードとなった場合は、電動機
13の電源をオフすることにより発電制動する。更に速
度が増加する場合、電磁ブレーキ14により適度にブレ
ーキ力を与え、減速する。また、装置が架空線上で停止
しているときは、必ず電磁ブレーキ14を動作させて装
置の滑り出しを防止する。これにより、比較的傾斜した
架空線上に装置を止めた状態で撮影作業等もでき、走行
中にオーバースピードにより暴走することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線等の架空線上を
走行し、その探傷や外観の検査等を行うための架空線走
行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所等から需要家へ電力を送電する場
合、一般に次のような送電線路が使用される。図2に、
一般の送電線路正面図を示す。図に示すように、架空線
1は送電線路に沿って建築された鉄塔2に沿って布設さ
れる。送電線路は通常、何本かの架空線と架空地線等か
ら構成されるが、この図では簡単化のため1本だけ架空
線1を表示した。このような架空線は通常、自然災害の
影響を受け易く、落雷や風等の振動によって損傷を受け
易い。このような損傷部分が拡大すると架空線の断線事
故等につながる。このため、架空線を定期的に検査し、
安全性と停電防止等を図っている。このような架空線1
を点検するために、架空線1上を走行する架空線走行装
置3が使用される。この架空線走行装置3には電動機と
バッテリが搭載され、自力で架空線1の上を走行し、探
傷機やカメラ等を動作させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の架空線走行装置には次のような解決すべき課題
があった。図2に示すような架空線1は、一般に山間部
等を経由して布設されることが多く、その地形によって
は架空線1の傾斜が急な区間が存在する。この場合、例
えば矢印4に示すように、架空線走行装置3を一方向に
走行させながら順に架空線の検査を実行させていくと、
装置の重量によって装置の走行速度が著しく速くなって
しまい、この結果、架空線の検査精度が低下する場合が
ある。
【0004】図3に、架空線の一部と架空線走行装置の
拡大正面図を示す。図に示すように、架空線1には風に
よる振動を減衰させるためにダンパー5等が取り付けら
れている。架空線走行装置3は、このようなダンパー5
が存在すると、一旦手前で走行を停止し、架空線の探傷
ための探傷コイルやカメラ等を、架空線1から離れた位
置まで退避させた後、ゆっくりとダンパー5を乗り越え
る。そして、再び探傷機を架空線1と対面した位置にセ
ットし、探傷動作等を再開する。
【0005】しかしながら、傾斜地等で架空線走行装置
3がオーバースピードになると、ダンパー5の前方で一
旦停止すべきところを制動距離が不足して、ダンパー5
に衝突してしまうといった事故も生じる。この場合、脱
輪はもとより、探傷コイル等の破損によって架空線の検
査が中断してしまうこともある。また、傾斜の急な架空
線に架空線走行装置を装着する場合、電動機を駆動させ
る前に装置が動き出してしまう場合もあり、作業性の点
から改善が望まれていた。
【0006】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、傾斜が大きい架空線に装置を装着する際の作業性の
向上が図れ、また、適切に走行速度を制御し、探傷作業
等を円滑に行うことができるようにした架空線走行装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の架空線走行装置
は、走行輪の少なくとも1つが電動機により駆動される
架空線走行装置において、前記架空線走行装置の走行速
度を検出する速度センサと、前記走行輪の少なくとも1
つに制動力を付与する電磁ブレーキと、前記架空線走行
装置が停止状態のときに前記電磁ブレーキが前記走行輪
をロック状態とし、前記速度センサからの速度信号を受
け入れて、前記架空線走行装置が設定速度以上のときに
前記電磁ブレーキが前記走行輪に制動力を付与するよう
制御する走行制御部を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】架空線走行装置が第一の設定速度以上のと
きに電動機による発電制動を行い、第二の設定速度以上
のときに電磁ブレーキが走行輪に制動力を付与するよう
制御して発電制動と電磁ブレーキによる制動とを併用す
るようにしてもよく、また、電磁ブレーキのみで制動力
を付与するようにしてもよい。また、第一の設定速度超
過後の走行速度の増加率が設定値以上のときに電磁ブレ
ーキが走行輪に制動力を付与するようにして発電制動と
電磁ブレーキによる制動とを併用するようにしてもよ
く、また、電磁ブレーキのみで制動力を付与するように
してもよい。また速度センサからの速度信号に基づいて
走行速度が高いほど制動力が大きくなるよう電磁ブレー
キを制御することもできる。
【0009】
【作用】電動機は走行輪を回転駆動し、装置を架空線上
で走行させる。傾斜地等で装置が重力により走り出しオ
ーバースピードとなった場合は、電動機の電源をオフす
ることにより発電制動する。更に速度が増加する場合、
電磁ブレーキにより適度にブレーキ力を与え、減速す
る。また、装置が架空線上で停止しているときは、必ず
電磁ブレーキを動作させて装置の滑り出しを防止する。
これにより、比較的傾斜した架空線上に装置を止めた状
態で撮影作業等もでき、走行中にオーバースピードによ
り暴走することがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の架空線走行装置の実施例を示
す主要部断面図である。なお、本発明の説明のために、
予め本発明の装置の全体構成を図4を用いて説明する。
本発明の装置は、全体的には、この図4に示すような構
成とされる。まず、架空線1上を装置が走行するよう
に、フレーム11に対し3個の走行輪12−1,12−
2及び12−3が取り付けられている。これらの走行輪
12−1〜12−3は図示しないチェン等によって連結
され、同時に回転するように構成されている。図に示す
走行輪12−1は電動機13の出力軸に連結され、回転
駆動される。これによって、装置が架空線1の上を走行
する。また、走行輪12−1の駆動軸には電磁ブレーキ
14が連結され、後で説明するように装置の走行速度が
制御される。
【0011】また、フレーム11の下部には、電動機1
3を駆動するための電池を収容した電池箱16と、制御
回路を収容した電気回路箱17等が搭載されている。更
に、装置の前後には、装置が走行中にダンパーその他の
障害物を発見すると、装置を自動的に停止させることが
できるように、障害物センサ18がいくつか配置されて
いる。また、架空線1の探傷のために、フレーム11の
中央には検出コイル部19が配置されている。
【0012】再び、図1に戻って、上記走行輪12−1
は図のような中空構造で構成され、外周面にはゴム等の
カバー24が被覆されている。これによって、架空線1
上を走行する際のスリップ防止等を図っている。走行輪
12−1は、図4に示したフレーム11の適当な箇所に
設けられた軸受けパネル22に支持された車軸23に嵌
め込まれている。この車軸23には、図に示すクラッチ
板29,30とレバー27から構成されるクラッチ機構
が連結されている。
【0013】電動機13の出力軸31は、2個の傘歯車
32,33を介してドライブシャフト34に連結され、
このドライブシャフト34を回転駆動する構成となって
いる。走行輪12−1の車軸23とドライブシャフト3
4とは、先に説明したクラッチ板29,30を介して連
結され、これによって電動機13の回転力が走行輪12
−1に伝達される。クラッチ装置のレバー27を矢印2
8方向に倒すと、クラッチ板29と30が離れて電動機
13の回転力の伝達が阻止される。
【0014】ドライブシャフト34は、図1に示した装
置のフレーム11に設けられた適当な側面パネル21に
回転自在に支持されている。そして、このドライブシャ
フト34には電磁ブレーキ14が連結され、一定の制動
力が加えられる構成となっている。
【0015】図5に、走行輪と架空線と検出コイルとの
位置関係を示す説明図を図示した。図に示すように、架
空線1には走行輪12−1〜12−3が同時に接してい
る。これらはチェイン37を介して連結されている。そ
して、走行輪12−1は、先に図1を用いて説明したよ
うに、電動機の駆動力を受ける。また、走行輪12−2
と12−3の間には検出コイル部19が配置されてい
る。
【0016】図6に、検出コイル部の構成と動作説明図
を示す。図6(a)に示すように、検出コイル部19の
内部には、例えば3個の探傷コイル38が設けられてい
る。これらは、図に示すように、架空線1を取り巻くよ
うに120゜ずつその向きを変えて配置されている。ま
た、これらの探傷コイル38はいずれも架空線1に近接
して配置され、更に、架空線1に接近したり離れたりす
る動作が容易なように、(b)に示すように、架空線1
の長手方向に少しずつ離して配置されている。このよう
な状態で3個の探傷コイル38が架空線1の全外周面を
探傷するが、ダンパー等を通過する際には、これらは架
空線1の近くから退避させられる。
【0017】(c)に示すように、上記探傷コイル38
がコイルケース39の内部に収容され支持されている。
そして、コイルケース39には貫通孔39Aが設けられ
ている。ここを架空線1が通過する。そして、ダンパー
等を通過する際には、(d)に示すように、コイルケー
ス39の分割面39Bで、このコイルケース39が左右
に開き、架空線1及びダンパーを通過させる。
【0018】このような操作を行うためには、装置をダ
ンパーの直前で一旦停止させ、コイルケース39を開
き、適切な速度でゆっくりとダンパーを通過させた後、
再び探傷コイル38等をセットする必要がある。ダンパ
ー直前での停止に失敗すると、このようなコイルケース
39等が損傷する。
【0019】そこで、本発明の装置は次のようにして速
度制御を行い、オーバースピードを防止する。図7に、
本発明の装置の具体的な制御回路を示すブロック図を図
示した。この図に示すように、走行輪12−1は電動機
13によって駆動されるが、そのドライブシャフトに
は、先に説明したように電磁ブレーキ14が接続されて
いる。
【0020】また、この走行輪12−1でもよいが、こ
こでは別の走行輪12−2に、その回転速度を検出する
よく知られたロータリエンコーダ42を取り付ける。こ
のロータリエンコーダ42は走行輪12−2の車軸に連
結され、その車軸の回転速度に応じた電気パルスを走行
制御部41に送り込む構成となっている。走行制御部4
1は、このような電気パルスから成る速度信号によって
装置の速度をリアルタイムに検出し、装置の速度に応じ
て次に説明するようなブレーキ制御を行う。なお、この
走行制御部41はマイクロプロセッサ等によって構成さ
れ、一定の動作プログラムに従って電動機13や電磁ブ
レーキ14を作動させ装置の制御を行う。
【0021】図8に、本発明の装置の各速度における動
作説明図を示す。まず、本発明の装置は停止中、常時、
電磁ブレーキ14を動作させ、ブレーキロック状態、即
ち走行輪12−1〜12−3をロックさせ装置が走り出
さないように制御する。そして、電動機13を駆動する
場合には直ちに電磁ブレーキ14を解除する。これによ
って、装置の停止中、装置が傾斜等に沿って勝手に滑り
出すのを防止できる。
【0022】次に、装置の速度が“0”から一定の設定
速度V1の間の動作を説明する。この場合、走行制御部
41が電磁ブレーキ14を解除し電動機13を動作させ
て適当な速度で装置を架空線上で走行させる。
【0023】次に、装置の速度が予め設定された速度V
1を超えた場合を説明する。この速度V1は、例えば装
置の期待される走行速度をやや超える値に設定してお
く。例えば、装置は本来電動機の駆動によって分速20
メートル以下の速度で走行することが好ましいとする。
この場合に、分速20メートルから25メートル位のと
ころに第1の制御のための設定速度を定め、この速度を
超えた場合に電動機13への電源供給を停止しあるいは
バッテリを逆極性に接続して、発電制動をさせる。
【0024】発電制動が有効に働けば、設定速度V1以
下まで速度が低下する。しかしながら、傾斜が強い部分
では発電制動だけでは速度を十分低下させられないこと
がある。この場合、第2の設定速度V2を定めておく。
そして、例えばこの速度V2を毎分30メートルの速度
とする。このとき、装置の速度が毎分30メートルを超
えれば、走行制御部41が電磁ブレーキ14を動作させ
て、発電制動と電磁ブレーキによる制動とを併用する。
【0025】こうして、電動機13の発電制動と電磁ブ
レーキ14の制動力によって、装置の走行速度が安全な
速度、即ち設定速度V1以下に低下する。なお、このよ
うな制御にはパウダ式の電磁ブレーキが適当である。こ
のパウダ式の電磁ブレーキは、ロータと界磁の間に磁性
体粉(これをパウダという)が収容された構成のもので
ある。界磁に通電すると、パウダは界磁とロータの間で
鎖状につながってロータの回転を妨げる。界磁の通電電
流が高ければ高いブレーキ力を示し、通電電流が小さけ
れば弱いブレーキ力を示す。
【0026】電磁ブレーキはこのようなブレーキ力の制
御が容易にできるため、例えば走行速度が高いほど制動
力を大きく制御することができる。これによって、速や
かに適切な規定速度まで装置のスピードを落とすことが
可能となる。このような機能は、各種の機械式のブレー
キ装置によっても達成できる。しかしながら、その場合
にはブレーキ部品によって装置が大型化し、重量が増す
おそれがある。このため、本発明のように電磁ブレーキ
を用いた方が装置が軽量化でき、しかもその制御は容易
になる。
【0027】装置のオーバースピードを防止するため
に、上記電磁ブレーキのみを使用してもよい。しかし、
電動機による発電制動と組み合わせれば、よりその制動
力が増す。しかも、発電制動は電磁ブレーキと異なり電
力を消費しないので、バッテリの有効利用に適する。発
電制動の際に発生した電力をバッテリに帰還したり、そ
の電力で電磁ブレーキを駆動するようにしてもよい。こ
うすれば、速度が速いほど電磁ブレーキの制動力が増
し、また、エネルギー効率も極めて良好になる。
【0028】なお、図1に示した電磁ブレーキ14をク
ラッチよりも車軸23の側に配置して車軸23と直結す
るようにすれば、誤ってクラッチレバー27を動作させ
走行輪12−1をフリーにしても、装置が傾斜部分で滑
り出し暴走するといったことが防止できる。また、架空
線走行装置は架空線上をリモートコントロールにより制
御され走行されるため、電動機13の電源が切れなくな
ったり、制御不能になったりする場合もある。この場
合、電磁ブレーキ14を別系統で動作させる構成として
おけば、装置を無条件で停止させ、暴走を防ぐことがで
きる。
【0029】また、本発明の装置は電動機を1個の走行
輪に接続し、その走行輪に電磁ブレーキを接続するよう
にして構成したが、電磁ブレーキは別の走行輪に取り付
けるようにしてもよい。また、電磁ブレーキを複数の走
行輪に付けるようにしても差し支えない。更に、装置の
走行速度を検出するための速度センサとしてロータリエ
ンコーダを使用したが、これは別の機構の装置を使用し
ても差し支えない。
【0030】なお、電磁ブレーキが十分効果的に動作す
れば、発電制動は行わなくてもよい。また、走行制御部
がロータリエンコーダの速度信号を受け入れて、単位時
間当りの速度増加率を演算するようにし、走行速度の増
加率が一定以上のとき電磁ブレーキを動作させれば、オ
ーバースピードを未然防止できる。更に、走行速度が高
いほど制動力を増加させるように演算制御をすれば、効
果的な減速が可能となる。また、本実施例においては、
ロータリエンコーダ42からの速度信号に基づいて、装
置が停止中に電磁ブレーキが動作する構成のものを例示
したが、例えば、無線遠隔操作用のコントローラから
「停止指令信号」が出力された場合に電磁ブレーキが動
作するように構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の架空線走行装置
は、走行速度を検出する速度センサと電磁ブレーキとを
設け、装置が停止状態のとき、電磁ブレーキや走行輪を
ロック状態とし、この速度センサからの速度信号を受け
て、設定速度以上のとき電磁ブレーキが走行輪に制動力
を付与するよう制御する走行制御部を備えるようにした
ので、装置を下り傾斜の架空線上に停止させた場合でも
滑り出しを防止することができ、例えば架空線の撮影
や、あるいはダンパーの通過等を円滑に行うことができ
る。しかも、この場合に、ブレーキ力不足を補うため
に、例えば装置にロープ等を取り付け、作業者の人手に
よって装置の動作を制御するような煩わしさがなく、作
業能率を飛躍的に向上させる。また、ダンパーの手前ま
で走行して停止させる際も、その停止位置を確実に制御
することができ、オーバーラン等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の架空線走行装置実施例を示す主要部断
面図である。
【図2】架空線走行装置の概略動作を示す送電線の正面
図である。
【図3】架空線とダンパーと架空線走行装置の関係の概
略を示す拡大正面図である。
【図4】本発明の装置の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の装置の走行輪と架空線との関係を説明
する説明図である。
【図6】架空線走行装置の探傷コイルとコイルケースの
動作を示す説明図で、(a)は探傷コイルの側面図、
(b)は探傷コイルの正面図、(c)はコイルケースの
側面図、(d)はコイルケースが開放された場合の側面
図である。
【図7】本発明の装置の制御回路ブロック図である。
【図8】本発明の装置の速度に対するブレーキ動作を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1 架空線 12−1 走行輪 13 電動機 14 電磁ブレーキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行輪の少なくとも1つが電動機により
    駆動される架空線走行装置において、 前記架空線走行装置の走行速度を検出する速度センサ
    と、 前記走行輪の少なくとも1つに制動力を付与する電磁ブ
    レーキと、 前記架空線走行装置が停止状態のときに前記電磁ブレー
    キが前記走行輪をロック状態とし、 前記速度センサからの速度信号を受け入れて、 前記架空線走行装置が設定速度以上のときに前記電磁ブ
    レーキが前記走行輪に制動力を付与するよう制御する走
    行制御部を備えたことを特徴とする架空線走行装置。
  2. 【請求項2】 走行輪の少なくとも1つが電動機により
    駆動される架空線走行装置において、 前記架空線走行装置の走行速度を検出する速度センサ
    と、 前記走行輪の少なくとも1つに制動力を付与する電磁ブ
    レーキと、 前記架空線走行装置が停止状態のときに前記電磁ブレー
    キが前記走行輪をロック状態とし、 前記速度センサからの速度信号を受け入れて、 前記架空線走行装置が第一の設定速度以上のときに前記
    電動機による発電制動を行い、 前記架空線走行装置が第二の設定速度以上のときに前記
    電磁ブレーキが前記走行輪に制動力を付与するよう制御
    する走行制御部を備えたことを特徴とする架空線走行装
    置。
  3. 【請求項3】 走行輪の少なくとも1つが電動機により
    駆動される架空線走行装置において、 前記架空線走行装置の走行速度を検出する速度センサ
    と、 前記走行輪の少なくとも1つに制動力を付与する電磁ブ
    レーキと、 前記架空線走行装置が停止状態のときに前記電磁ブレー
    キが前記走行輪をロック状態とし、 前記速度センサからの速度信号を受け入れて、 前記架空線走行装置の走行速度の増加率が設定値以上の
    ときに前記電磁ブレーキが前記走行輪に制動力を付与す
    るよう制御する走行制御部を備えたことを特徴とする架
    空線走行装置。
  4. 【請求項4】 走行制御部は、 速度センサからの速度信号に基づいて、架空線走行装置
    の走行速度が高い程、制動力が大きくなるよう電磁ブレ
    ーキを制御することを特徴とする請求項1乃至3記載の
    架空線走行装置。
JP03315594A 1994-02-04 1994-02-04 架空線走行装置 Expired - Fee Related JP3382703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03315594A JP3382703B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 架空線走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03315594A JP3382703B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 架空線走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07227020A true JPH07227020A (ja) 1995-08-22
JP3382703B2 JP3382703B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=12378688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03315594A Expired - Fee Related JP3382703B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 架空線走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382703B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115825657A (zh) * 2023-02-23 2023-03-21 国网辽宁省电力有限公司 一种配电网线路故障定位仪
CN116505432A (zh) * 2023-06-27 2023-07-28 国网浙江省电力有限公司湖州供电公司 基于gis的adss光缆线路巡检方法及巡检系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108945439A (zh) * 2018-07-13 2018-12-07 广州供电局有限公司 无人机巡检辅助装置、方法、计算机设备和存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511913B1 (ja) * 1970-12-31 1976-01-21
JPS53130801A (en) * 1977-04-20 1978-11-15 Fujii Denko Hanging rider for multiiconductor transmission line cable
JPS58205218A (ja) * 1982-05-25 1983-11-30 Suzuki Motor Co Ltd 車両の定速走行装置
JPS59148504A (ja) * 1983-02-10 1984-08-25 藤井電工株式会社 自走式延線機
JPS60152213A (ja) * 1984-01-13 1985-08-10 日本碍子株式会社 架空線路の自走式最大弛度部検出装置
JPS6370211U (ja) * 1986-10-23 1988-05-11
JPH05153708A (ja) * 1991-06-07 1993-06-18 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 電動式走行装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511913B1 (ja) * 1970-12-31 1976-01-21
JPS53130801A (en) * 1977-04-20 1978-11-15 Fujii Denko Hanging rider for multiiconductor transmission line cable
JPS58205218A (ja) * 1982-05-25 1983-11-30 Suzuki Motor Co Ltd 車両の定速走行装置
JPS59148504A (ja) * 1983-02-10 1984-08-25 藤井電工株式会社 自走式延線機
JPS60152213A (ja) * 1984-01-13 1985-08-10 日本碍子株式会社 架空線路の自走式最大弛度部検出装置
JPS6370211U (ja) * 1986-10-23 1988-05-11
JPH05153708A (ja) * 1991-06-07 1993-06-18 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 電動式走行装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115825657A (zh) * 2023-02-23 2023-03-21 国网辽宁省电力有限公司 一种配电网线路故障定位仪
CN116505432A (zh) * 2023-06-27 2023-07-28 国网浙江省电力有限公司湖州供电公司 基于gis的adss光缆线路巡检方法及巡检系统
CN116505432B (zh) * 2023-06-27 2023-08-29 国网浙江省电力有限公司湖州供电公司 基于gis的adss光缆线路巡检方法及巡检系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3382703B2 (ja) 2003-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109665420A (zh) 一种具有安全钳的曳引装置
JP4699848B2 (ja) シャシーダイナモメータ
CA1205022A (en) Elevator hoist unit
CN104015263A (zh) 带有安全装置的混凝土搅拌运输车
CN101107191A (zh) 电梯装置
US6828746B2 (en) Method and system using traction inverter for locked axle detection
JP3382703B2 (ja) 架空線走行装置
JP4798879B2 (ja) 可変牽引機構
JP2004149231A (ja) エレベータの非常停止装置
CN104229585B (zh) 电梯的防乘客被困装置以及电梯的防乘客被困方法
CN208869218U (zh) 一种测井绞车自动限速装置
JPS59214729A (ja) 被衝突試験車両の制動方法とその制動装置
CN206345610U (zh) 室外轨道式起重设备自动制动系统
JPH08251724A (ja) 移動機滑走防止制御装置
JP2662658B2 (ja) 索道の逆走検出保安装置
JPH0558278A (ja) 単軌条運搬車の非常停止装置
CN1707239B (zh) 使用牵引逆变器进行锁止轴检测的方法和装置
JPH0443548Y2 (ja)
JP3008042B2 (ja) 無人搬送車
US20220311236A1 (en) Locked rotor protection system and method for electric vehicle
JPS6142481B2 (ja)
JPS63316605A (ja) 架線方法
JPS62152961A (ja) 斜坑走行台車装置
JP4785237B2 (ja) 単軌条運搬車の駆動装置
JP2772502B2 (ja) 油圧駆動式単軌条運搬機

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees