JPH07226988A - ポ−タブル可能の小型音響発生機器用防水ケ−ス - Google Patents

ポ−タブル可能の小型音響発生機器用防水ケ−ス

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JPH07226988A
JPH07226988A JP3773594A JP3773594A JPH07226988A JP H07226988 A JPH07226988 A JP H07226988A JP 3773594 A JP3773594 A JP 3773594A JP 3773594 A JP3773594 A JP 3773594A JP H07226988 A JPH07226988 A JP H07226988A
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Yasuhiko Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビニル袋の窓に設けた通気可能の防水フィル
ムを破損しないようにする。 【構成】 ラジオを入れる、上口型の透明ビニル袋1の
片面2に、楕円形の多孔の窓ゾ−ン6を形成する。この
窓ゾ−ン6の外面側に、耳部8を1対のスペ−サリング
8a,8aで挟んだ通気可能の防水フィルム9を設け、
この防水フィルム9の外面側に楕円形の多孔のフィルム
保護カバ−板11を設ける。したがって、通気可能の防
水フィルム9は、予め、耳部8にスペ−サリング8a,
8aを設けているので、取付時に破損しないし、また、
ラジオ使用中もフィルム保護カバ−板11で保護され
る。その上、通気可能の防水フィルム9は、スペ−サリ
ング8a,8aの厚さの範囲で音響振動するので、音質
を劣化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポ−タブル可能の小型
音響発生機器用防水ケ−スに関し、詳しくは、通気可能
の極薄状防水フィルム付の窓を有する、ポ−タブル可能
の小型音響発生機器用防水ケ−スに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】周知のごとく、一般のプラス
チックフィルムやこれで作られた袋は、ガスバリア−性
の高いことや透湿性の低いことで、防水フィルムや防水
ケ−スとして極めて好ましく、日常生活にゆきわたって
いる。例えば、防水ケ−スに音響発生機器(例えば、ラ
ジオ、テ−プレコ−ダ等)を収納したり(例えば、実開
昭59−143131号公報参照)、ラジオのスピ−カ
やブザ−の部分のみを防水フィルムで覆ったりしている
(実公昭58−19890号公報、実公平1−2230
2号公報等参照)。
【0003】この防水フィルムについて述べる。前掲の
実公平1−22302号公報には、スピ−カの開口部を
防水フィルムで覆い、この開口部にパッキンを介してス
ピ−カを設けるに当り、このパッキンが当る開口部周縁
に微小突起条を設け、この周縁とパッキンとの間に防水
フィルムを、張りをもたせながら介在させることにより
防水と共に、音質の劣化を防ぐことが示されている。一
方、他の前掲の実公昭58−19890号公報には、雨
水浸入可能のスピ−カの背部を、通気可能の防水フィル
ムで覆うことが示されている。
【0004】そこで、前者の公報で示されたスピ−カの
開口部を覆う防水フィルムの代りに、後者の公報で示さ
れた通気可能の防水フィルムを用いることが考えられ
る。ところが、スピ−カの開口部に通気可能の防水フィ
ルムを用いると、通気可能の防水フィルムは機械的強度
が極めて低いので、フィルムに張りをもたせながら覆う
作業に困難をきたし、しばしば破損する、という問題が
あった。
【0005】そのため、本発明者らは、かかる問題を解
決しようとして、鋭意、試行錯誤したところ、通気可能
の極薄状防水フィルムは、そのフィルムに張りをもたせ
なくても音質の劣化を招かないし、音響による幕振動を
許容させるため、予めフィルム耳部を1対のスペ−サリ
ングで挟んで固着すればよい、ということに気付いた。
【0006】なお、ブザ−の内部で、通気可能の防水フ
ィルムを1対のスペ−サリングにより挟むことは知られ
ているが(実開昭62−3188号公報参照)、この場
合、通気可能の防水フィルムの外面側はブザ−筐体で覆
われているものの、内面側は音響発生部品が直接、位置
するので、音響発生部品の取付け作業において、通気可
能の極薄状防水フィルムを傷めることがあり、採用でき
ない。
【0007】以上のことから、本発明は次のことを目的
としてなされた。 1)防水ケ−スに窓を設け、この窓にのみ通気可能の極
薄状防水フィルムにゆとりをもたせて設けようとした。 2)この防水ケ−スにより、ポ−タブル可能の小型音響
発生機器を包み、前記1)の窓を音響発生箇所に位置さ
せようとした。 3)この防水ケ−スを、プラスチックフィルムで作られ
た袋に適用し、柔軟性のある袋でありながら、機械的強
度の低い、通気可能の極薄状防水フィルムを保護しよう
とした。 4)この窓に通気可能の極薄状防水フィルムを設ける作
業を容易にし、かつ、作業中フィルムを破損させないよ
うにした。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
諸目的を達成しようとしてなされたもので、その要旨と
するところは、音響発生機器を入れる防水ケ−スの遷ゾ
−ンに多孔を設け、該窓ゾ−ンの外面側に、通気可能の
極薄状防水フィルムを設け、該防水フィルムの外面側
に、多孔を設け、かつ、剛性をもつフィルム保護カバ−
板を設けた防水ケ−スにあって、前記通気可能の極薄状
防水フィルムの全周耳部を、前記窓ゾ−ンの外形と略同
形の1対の薄肉スペ−サリングにより挟んで熱溶着し、
該薄肉スペ−サリングを前記防水ケ−スとフィルム保護
カバ−板との間に固着したことを特徴とするポ−タブル
可能の小型音響発生機器用防水ケ−スにある。
【0009】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本発明の第1の実施例の概略図、図2は
図1のA〜A断面図、図3は本発明の第2の実施例の断
面図で、図2の要部に相当する。図4は図3のa矢視側
面図、図5(A)は図3のb矢視側面図、図5(B)は
図5(A)のC矢視断面図である。
【0010】第1の実施例について述べる。本実施例は
透明ビニル製袋に窓を設け、この窓に通気可能の極薄状
防水フィルムを設けたものであって、この透明ビニル製
袋に小型ラジオを入れて浴室等に懸吊して用いる。
【0011】図1および図2において、1は透明ビニル
製袋であって、縦280mm、横210mmの大きさで、上
方に開口部が設けられている。したがって、この袋1の
大きさは、小型ラジオの大きさに合せている。すなわ
ち、この袋1の前、後面部材2,2aにおける各上端縁
を合せて巻いて密閉する。そのとき、前面部材2に取付
片3を添設して、この取付片3に一方のテ−プ状ファス
ナ−4を設け、後面部材2aに他方のテ−プ状ファスナ
−4aを設け、これらのテ−プ状ファスナ−4,4aを
係合させて袋1を密閉する。この袋1には掛け紐5が設
けてあって、適宜の所に懸吊可能にしている。
【0012】ここにおいて、この袋1の前面部材2の中
央よりやや下方に、次のような楕円状窓6を設けてい
る。すなわち、前面部材2の窓ゾ−ンには約2mmピッチ
の多数の細孔7,7…を設ける。また、この窓ゾ−ンの
外面側に楕円状の耳部8をもつ通気可能の防水フィルム
9を設ける。この通気可能の防水フィルム9の外面側
に、約2mmピッチの多数の細孔10,10…を設けたフ
ィルム保護カバ−板11を設ける。このフィルム保護カ
バ−板11は、通気可能の防水フィルム9が極端な折曲
や弯曲をしないように厚さ約3〜4mmのポリエチレン板
で構成し、剛性をもたせている。
【0013】そして、この通気可能の防水フィルム9の
全周耳部8は、薄肉スペ−サリング8a,8aにより予
め挟んで固着して縁取りリングを構成している。この固
着作業では防水フィルム9にゆとりをもたせてあるの
で、この防水フィルム9が破れることはない。また、こ
の固着には高周波等熱溶着を用いるので、その作業が容
易にできる。また、前記スペ−サリング8a,8aを前
面部材2やフィルム保護カバ−板11に接合するには接
着剤を用いてもよいが、熱溶着でもよい。
【0014】袋1には、以上のような楕円状窓6を設け
たので、袋1に入れたラジオ(不図示)は防水されなが
ら、その音質を劣化させない。特に、この通気可能の防
水フィルム9が前面部材2とフィルム保護カバ−板11
との間で、スペ−サリング8a,8aの肉厚の範囲で音
響による幕振動するので、音質を劣化させない。
【0015】次に、第2の実施例について述べる。本実
施例は、厚さ約2mmのポリエチレン製板体20で構成さ
た防水タイプのラジオ筐体であって、このラジオ筐体に
窓21を設け、この窓21に通気可能の極薄状防水フィ
ルム9を設けたものである。したがって、この窓21は
携帯ラジオのスピ−カ(不図示)の所に開口されてい
る。
【0016】すなわち、図3、図4および図5におい
て、前記板体20における窓21は略65mmφの円形状
になっていて、この窓ゾ−ンには多数の水平状スリット
22,22…が約2mmのピッチで設けられている。この
スリット22は、図3で示すように断面ジグザグ状に形
成され可及的に水の浸入を防いでいる。この窓ゾ−ンの
周囲には、取付用フィン23を外向きに周設し、この取
付用フィン23上に、縁取りリングをもつ通気可能の防
水フィルム9を設ける。この防水フィルム9の縁取りリ
ング上にフィルム保護カバ−板24を設ける。
【0017】このフィルム保護カバ−板24は前記窓ゾ
−ンと略同一の円形状に形成され、これに水平方向の多
数のスリット25,25…を設けている。このフィルム
保護カバ−板24に4つの取付座26を延設し、これら
の取付座26をビス27により、板体20に設けたボス
28に螺着する。
【0018】このラジオ筐体の窓21には、以上のよう
な縁取りリングをもつ通気可能の防水フィルム9を設け
たので、携帯ラジオに雨水がかかっても防水され、ま
た、その音質を劣化させないし、防水フィルム9の取付
け作業中やラジオ使用中、通気可能の防水フィルム9を
破損しない。
【0019】次に、以上述べた通気可能の防水フィルム
9の具体例について述べる。この防水フィルム9は前掲
の実公平1−22302号公報や実開昭62−3188
号公報にも示されている他、次のようなものでもよい。
【0020】すなわち、厚さ12.5μm 、強度タテ×
ヨコ=320×320kg/cm2 、透湿度4.5g/m2
day、JIS保護等級8水中形以上のPTFE極薄フ
ィルムや、厚さ25μm 、孔径0.6μm 、気孔率85
%、強度タテ×ヨコ=3.5kg/cm×0.5kg/cm、透
湿度7,200g/m2・day、JIS保護等級7防湿
形相当のPO系不織布を用いてもよい。
【0021】なお、本明細書で用いた防水ケ−スの用語
は、剛性のあるプラスチック製筐体のみならず、柔軟性
のあるプラスチック製フィルム袋も含まれる。また、ポ
−タブル可能とは携帯する音響発生機器のみならず、ブ
ザ−等設置する小物の場合も含まれる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、防水ケ−ス本体の多孔
をもつ窓ゾ−ンの外面側に、通気可能の防水フィルムを
設け、この防水フィルムの外面側に、多孔をもつフィル
ム保護カバ−板を設け、しかも、この防水フィルムの全
周耳部に、1対のスペ−サリングで挟んだ縁取りリング
を設けたので、機械的強度の低い通気可能の極薄状防水
フィルムでありながら、フィルム取付け作業中および音
響機器使用中、破損を防ぐことができる。しかも、1対
のスペ−サリングの厚さにより、音響によるフィルム幕
振動を許容したので、音響機器の音質の劣化を防ぐこと
ができる。その上、防水ケ−ス本体と、幕振動許容の厚
さのスペ−サリングで挟んだ防水フィルムと、フィルム
保護カバ−板とで構成されているので、全体の厚さ寸法
を大にせず、小型音響発生機器に好都合となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略図である。
【図2】図1のA〜A断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の断面図で、図2の要部
に相当する。
【図4】図3のa矢視側面図である。
【図5】(A)は図3のb矢視側面図、(B)は(A)
のc矢視断面図である。
【符号の説明】
1…袋、6…窓、7,10…細孔、8…耳部、8a,8
a…スペ−サリング、9…防水フィルム、11,24…
フィルム保護カバ−板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響発生機器を入れる防水ケ−スの窓ゾ
    −ンに多孔を設け、該窓ゾ−ンの外面側に、通気可能の
    極薄状防水フィルムを設け、該防水フィルムの外面側
    に、多孔を設け、かつ、剛性をもつフィルム保護カバ−
    板を設けた防水ケ−スにあって、 前記通気可能の極薄状防水フィルムの全周耳部を、前記
    窓ゾ−ンの外形と略同形の1対の薄肉スペ−サリングに
    より挟んで熱溶着し、該薄肉スペ−サリングを前記防水
    ケ−スとフィルム保護カバ−板との間に固着したことを
    特徴とするポ−タブル可能の小型音響発生機器用防水ケ
    −ス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8712091B2 (en) 2011-05-30 2014-04-29 Harman International Industries Ltd. Loudspeaker grille
JP2015162710A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 日東電工株式会社 防水通音部材
CN113645548A (zh) * 2020-04-27 2021-11-12 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 一种防水透音结构

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CN113645548B (zh) * 2020-04-27 2024-04-19 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 一种防水透音结构

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