JPH01255398A

JPH01255398A - 水中音響装置

Info

Publication number: JPH01255398A
Application number: JP8283188A
Authority: JP
Inventors: Noriaki Shimano; 島野　徳明
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-04-04
Filing date: 1988-04-04
Publication date: 1989-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は水中音響装置、特に振動部を持つ水中マイクロ
ホン、水中スピーカ等の音響装置に関する。

より詳しくは、可聴周波数の音を水中にて効率良く放出
し、あるいは回収することのできるスピーカやマイクロ
ホン等の音響装置に関するものである。

（従来の技術）従来、この種の水中音響装置としては、それぞれ第４図
乃至第７図に示すようなものがある。

第４図に示すものは、振動部ｌを形成するコーン２及び
ムービングコイル３と、永久磁石４、センター・ボール
５．及びヨーク６とを持つダイナミック・スピーカ（又
はダイナミック・マイクロホン、以下間じ）７を、ケー
シング８の一つの開口部８ａを閉塞するように取り付け
、ケーシング８内に液体９を充填したものである。この
液体９は、ケーシング８内に多少の空気が残留するよう
に充填しである。

このような水中音Ｗ装置は、ケーシング８と共にダイナ
ミック・スピーカ７を水中に入れた場合でも、ケーシン
グ８内の液体９によって装置内外の圧力の均衡が略保た
れ、上述したケーシング８内にある空気の分たけ振動部
ｌが振動して水中にて音を放出し、あるいは回収するこ
とができる。

第５図に示すものは、ダイナミック・スピーカ７をケー
シング８内に収容し、液体を充填することなく開口部８
ａを蓋体８ｂで閉塞したものである。

このような水中音響装置は、ケーシング８に液体を充填
していないので、第４図に示したものに比べて、ダイナ
ミらり・スピーカ７の振動部ｌの動きが自由であり、そ
の分効率的に盲を放出し、あるいは回収することかでき
る。

第６図に示すものは、ダイナミック・スピーカ７をケー
シング８内に収容し、ケーシング８内に液体９を満たす
と共にともに、開口部８ａを蓋体８ｂで閉塞したもので
ある。そして、ダイナミック・スピーカ７は、その振動
部ｌの前後に亙って液体９が流動し得るように取り付け
である。

このような水中音響装置は、ダイナミック・スピーカ７
の振動部ｌの前後に亙って液体９が流動し得るので、振
動部ｌの後部にのみ液体を充填した第４図のものに比べ
て、ダイナミック・スピーカ７の振動部１の動きを大き
くとることができ、その分効率的に音を放出し、あるい
は回収することかできる。

第７図に示すものは、振動板ｌＯに圧電素子１１を接合
した振動部１２をケーシング１３の蓋体１４にロッド１
５で連結したものである。

このような水中音響装置は、振動部１２の振動をロッ１
ζ１５を通して蓋体１４に伝達し、水中にａを放出し、
あるいは回収することかできる。

（発明が解決しようとする問題点）上述した従来の水中音響装置には、それぞれ次のような
問題点がある。

即ち、第４図に示したものは、ケーシング８内にある空
気の分だけしか振動部ｌが振動し得ないので、非効率的
であるという問題がある。

第５図に示したものは、ケーシング８内に液体が充填さ
れていないので、水中の深い位置では、第５図仮想線に
示すように蓋体８ｂか水圧で内方に押し潰されていまつ
という問題がある。蓋体８ｂか押し潰されないようにす
るためには、厚くすればよいが、その場合には音の伝達
効率が著しく低下してしまう。

第６図に示したものは、上述したようにダイナミック・
スピーカ７の振動部１の前後に亙って液体９が流動し得
るので、第４図のものに比べれば、効率的に音を放出し
、あるいは回収することができるが、４体８ｂを通して
音が伝達されるので、やはりその分効率が悪くなるとい
う問題がある。

：ｊＳ７図に示したものは、振動部１２の振動をＵラド
１５及び蓋体１４を通じて水中に伝達するようになって
いるので、ロット１５及び蓋体１４を介している分効率
が悪いという問題がある。

本発明の目的は、以上のような従来装置の問題点を解決
し、水中にて音を効率良く放出し、あるいは回収するこ
とのできる音ｇ９置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）Ｅ２目的を達成するため本発明の水中音響装置は、音を
放出又は回収する振動部を防水性かあり且つ柔軟性のあ
る被覆材で被ｍした。

（作用効果）本発明は、振動部を防水性があり且つ柔軟性のある被覆
材で被覆したので、この振動出自体で音響装置が構成さ
れ、従来のようなケーシングは不要となる。

即ち、振動出自体を水中に入れて音を放出し、あるいは
回収することができる。

しかも、振動出自体を水中に入れることができるので、
いかなる水圧環境にあっても音を効率良く放出し、ある
いは回収することができる。

（実施例）以下、図示の実施例について説明する。

〈実施例１〉第１図は本発明に係る水中音響装置の第１実施例を示す
断面図である。

同図において、２０は振動部であり、振動板２１と、こ
の振動板２１に接合した圧電素子２２とからなっている
。振動板２１及び圧電素子２２はそれぞれ円板状であり
、同心状に接合しである。　振動板２１は、その材質は
適宜のものを採用し得１例えば真ちゅう板で構成する。

２３．２４は、圧電素子２２に通電し、あるいは圧電素
子２２からの電気信号を受けるためのリード線である。

３０は振動部２０を被覆している被覆材であリ、防水性
及び柔軟性を有している。被覆材３０は防水性及び柔軟
性を有するものであれば任７ａであり、例えばウレタン
ゴムを採用する。なお、防水性、柔軟性に加え、耐久性
を考慮すると、ウレタンゴムが最も被覆材として好適で
ある。

被覆材３０を振動部２０に被覆する手段としては、静電
塗装、ディッピング、その他振動部２０を薄膜状に被覆
することができる手段を採用することができる。

以上のような水中音響袋２１Ａは、被覆材３０で被覆し
た振動部２０自体を直接水中に入れて音を放出し、ある
いは回収することができる。

そして、振動部２０自体が直接水中に入るので、いかな
る水圧環境にあっても音を効率良く放出し、あるいは回
収することができる。

〈実施例２〉第２図は本ｆ６明に係る水中音響装置の第２実施例を示
す断面図である。

本実施例は、上記第１実施例として説明した水中音響装
置Ａを、支持体Ｂに取り付けたものである。

支持体Ｂには流路４０が形成されており、水中Ｊ装置Ａ
を支持体Ｂと共に水中に入れたとき。

流路４０を通して支持体Ｂ内に木が入って音響袋、置Ａ
に作用する圧力が等圧となり、音響装置Ａの作動を妨げ
ないようになっている。

〈実施例３〉第３図は本発明に係る水中音響装置の第３実施例を示す
断面図である。

本実施例は、第４図に示したダイナミック・スピーカを
被覆材３０．３１で被覆して水中音響袋ｆｆ１Ａ″を構
成し、これを支持体Ｂ°に取り付けたものである。第３
図において、第４図に示したダイナミック・スピーカの
各部位と同し部位には同じ符合を付しである。なお、本
実施例の支持体Ｂ°にも、音響袋ｍＡの作動を妨げない
ように流路４０か設ｉである。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、未発明の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能であることは言うまてもな
い。

例えば、第３実施例（第３図）において、ヨーク６等を
被覆している被覆材３１は必ずしも必要ではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る水中音響装置の第１実施例を示す
断面図、第２図は同上第２実施例を示す断面図、第３図
は同上第３実施例を示す断面図、第４図乃至第７図はそ
れぞれ従来の水中音響装置の断面図である。Ａ・・・水中音響装置、ｌ、２０・・・振動部、３０・
・・被覆材。第１図　　　　業２図第　３　図ｉＪ４図第　６　図揶　５　幽窮　７　図

Claims

【特許請求の範囲】

音を放出又は回収する振動部を防水性があり且つ柔軟性
のある被覆材で被覆した水中音響装置。