JPH07226588A - フレックス/リジット複合配線板 - Google Patents

フレックス/リジット複合配線板

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Publication number
JPH07226588A
JPH07226588A JP3910094A JP3910094A JPH07226588A JP H07226588 A JPH07226588 A JP H07226588A JP 3910094 A JP3910094 A JP 3910094A JP 3910094 A JP3910094 A JP 3910094A JP H07226588 A JPH07226588 A JP H07226588A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
flexible circuit
flex
wiring board
composite wiring
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Pending
Application number
JP3910094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Maezawa
英樹 前澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP3910094A priority Critical patent/JPH07226588A/ja
Publication of JPH07226588A publication Critical patent/JPH07226588A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、回路を形成してポリイミドカバー
レイ(2) をラミネートしたフレキシブル回路板(1) と、
該フレキシブル回路板(1) 上に重ね合わせた層間接着シ
ート(3) と、その接着面に配置した回路を形成した銅張
積層板(4) とが加熱加圧一体化され、後加工(6a)が行な
わた複合配線板において、前記ラミネートしたポリイミ
ドカバーレイ(2) の表面を 0.1〜30重量%のアルカリ性
水溶液で処理したフレキシブル回路板が、加熱加圧一体
化されてなることを特徴とするフレックス/リジット複
合配線板(6) である。 【効果】 本発明のフレックス/リジット複合配線板
は、層間の接着性に優れた信頼性の高いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、層間の接着性に優れた
フレックス/リジット複合配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレックス/リジット複合配線板
の製造は、例えば回路形成したフレキシブル回路板にカ
バーレイをラミネートして、層間接着シートを重ね、さ
らに片面のみを回路形成した銅張積層板をその回路形成
面を内側にして重ね合わせて、加熱・加圧一体化する。
その後、穴明け、メッキ、外層回路加工等の後加工を行
い、フレックス/リジット複合配線板を製造している。
しかしながら、カバーレイに使用されるポリイミドフィ
ルムは、その表面に未反応物が残留しているため、層間
の接着を阻害し、後加工工程中の熱衝撃等により、カバ
ーレイと層間接着シートの界面で剥離を起こすという欠
点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解消するためになされたもので、層間の接着性に優れ
たフレックス/リジット複合配線板を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成しようと鋭意研究を重ねた結果、ポリイミドカバー
レイをラミネートしたフレキシブル回路板を特定の水溶
液で処理することによって、上記の目的を達成できるこ
とを見いだし、本発明を完成したものである。
【0005】即ち、本発明は、第1図を参照して、回路
を形成してポリイミドカバーレイ(2)をラミネートし
たフレキシブル回路板(1)と、該フレキシブル回路板
(1)上に重ね合わせた層間接着シート(3)と、その
接着面に配置した回路を形成した銅張積層板(4)とが
加熱加圧一体化され、後加工(6a )が行なわた複合配
線板において、前記ラミネートしたポリイミドカバーレ
イ(2)の表面を 0.1〜30重量%のアルカリ性水溶液で
処理したフレキシブル回路板が、加熱加圧一体化されて
なることを特徴とするフレックス/リジット複合配線板
(6)である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明に用いるカバーレイとしては、ポリ
イミド系フィルムを基材としたものが使用でき、例えば
ポリピロメリット酸イミド系フィルム、ポリビフェニル
イミド系フィルム、ポリケトンイミド系フィルム、ポリ
アミドイミド系フィルム、ポリエーテルイミド系フィル
ム等が挙げられる。
【0008】本発明に用いるアルカリ性水溶液として
は、例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水
溶液、水酸化リチウム水溶液等が挙げられ、これらは単
独又は2種以上混合して使用することができる。アルカ
リ性水溶液の濃度は 0.1〜30重量%であることが望まし
い。この濃度が 0.1重量%未満ではポリイミド系フィル
ムに付着している未反応物の除去が不十分であり、ま
た、30重量%を超えるとポリイミド系フィルムの加水分
解が著しく、フィルムとしての物性が低下し好ましくな
い。アルカリ性水溶液でポリイミドカバーレイをラミネ
ートしたフレキシブル回路板の表面を処理するが、その
処理方法については特に制限はなく、浸漬法、スプレー
法等のいずれでもよい。
【0009】本発明に用いる層間接着シートとしては、
フレックス/リジット複合配線板用として特性を満足す
るものであればよく、特に制限はない。例えば変性アク
リル樹脂系、アクリロニトリルブタジエンゴム/エポキ
シ樹脂系、カルボキシ基含有アクリロニトリルブタジエ
ンゴム/フェノール樹脂系等の層間接着シート等が挙げ
られる。
【0010】本発明に用いる銅張積層板としては、特に
制限はないがフレックス/リジット複合配線板の特性
上、ガラス基材エポキシ銅張積層板、ガラス基材ポリイ
ミド銅張積層板等が特に好ましく使用できる。
【0011】ポリイミドカバーレイをラミネートしたフ
レキシブル回路板を前述したアルカリ性水溶液で処理
し、層間接着シート、接着面に回路形成した銅張積層板
を重ね合わせ加熱・加圧一体化し、次いで穴明け、メッ
キ、外層回路加工等の後加工を行って、フレックス/リ
ジット複合配線板を製造することができる。
【0012】
【作用】本発明のフレックス/リジット複合配線板は、
ポリイミドカバーレイをラミネートしたフレキシブル回
路板、層間接着シート、銅張積層板を重ね合わせ、加熱
・加圧一体化する際、前記ポリイミドカバーレイをラミ
ネートしたフレキシブル回路板の表面を、予めアルカリ
性水溶液で処理したことにより、接着を阻害する未反応
物等が除去され、カバーレイと層間接着シートとの界面
の接着性に優れたものとすることができた。
【0013】
【実施例】本発明を実施例によって具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。以下の実施例および比較例において「部」とは
「重量部」を意味する。
【0014】実施例1 次の各工程を経てフレックス/リジット複合配線板を製
造した。図2(a )〜(f )を用いて説明する。
【0015】(a )厚さ25μm のポリイミドフィルム1
a をベースに、厚さ35μm の銅箔を接着剤を介して両面
にラミネートした両面フレキシブル基板TLFW−52
1MR(東芝ケミカル社製、商品名)をエッチドフォイ
ル法により回路1b を形成してフレキシブル回路板1を
作った。
【0016】(b )厚さ25μm のポリイミドフィルムに
厚さが40μm になるように接着剤を塗布乾燥、半硬化さ
せたカバーレイ2、TFA−577(東芝ケミカル社
製、商品名)を、前記フレキシブル回路板1に温度160
℃,圧力30kg/cm2 ,40分間の条件でラミネートしてカ
バーレイ付きフレキシブル回路板を作った。このフレキ
シブル回路板を、5 重量%の水酸化ナトリウム水溶液に
70℃,1 分間浸漬処理、水洗、乾燥した。
【0017】(c )ガラスクロスにエポキシ樹脂を含
浸、半硬化させた厚さ 0.6mmの基材4a の両面に、厚さ
18μm の銅箔4b をラミネートした両面基板TLF−W
−551(東芝ケミカル社製、商品名)の片面をエッチ
ングし回路形成して回路板4を作った。
【0018】(d )厚さ50μm の接着シート、パイララ
ックスLF−200(デュポン社製、商品名)を所定の
大きさに切断して層間接着シート3とした。
【0019】(e )前記回路板4を回路形成面を内側に
して、前記層間接着シート3を介して前記カバーレイ2
付きフレキシブル回路板1と重ね合わせて、ピンラミネ
ーション法により温度160 ℃,圧力70kg/cm2 ,時間60
分間の条件で加熱・加圧一体化してフレックス/リジッ
ト複合配線基板5を作った。
【0020】(f )上記基板5にNC穴明け機を用いて
0.3〜 3.0φの穴明け(図示せず)を行った。また、上
記基板5をピロリン酸銅メッキ液に約 5時間浸漬し、ス
ルーホール部及び表面に約35μm のメッキ(図示せず)
を形成した。上記基板5の外層をエッチドフォイル法に
より回路6a を形成しフレックス/リジット複合配線板
6を製造した。
【0021】実施例2 実施例1において、(b )のカバーレイ付きフレキシブ
ル回路板の水酸化ナトリウム水溶液による処理を行う替
わりに、5 重量%の水酸化カリウム水溶液による処理と
した以外は全て実施例1と同一にしてフレックス/リジ
ット複合配線板を製造した。
【0022】比較例 実施例1において、(b )のカバーレイ付きフレキシブ
ル回路板の水酸化ナトリウム水溶液による処理を行わな
かった以外は、全て実施例1と同様にしてフレックス/
リジット複合配線板を製造した。
【0023】実施例1〜2および比較例で製造したフレ
ックス/リジット複合配線板について、加湿後の半田耐
熱性を試験したのでその結果を表1に示した。本発明は
層間接着性に優れており、本発明の効果を確認すること
ができた。
【0024】
【表1】 *1 :○印…異常なし、×印…層間剥離発生。
【0025】
【発明の効果】以上の説明および表1から明らかなよう
に、本発明のフレックス/リジット複合配線板は、層間
の接着性に優れた信頼性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のフレックス/リジット複合配線
板を示す模式断面図である。
【図2】図2(a )〜(f )は本発明のフレックス/リ
ジット複合配線板の製造工程を説明するための概略断面
図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル回路板 2 カバーレイ 3 層間接着シート 4 回路板 5 フレックス/リジット複合配線基板 6 フレックス/リジット複合配線板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路を形成してポリイミドカバーレイを
    ラミネートしたフレキシブル回路板と、該フレキシブル
    回路板上に重ね合わせた層間接着シートと、その接着面
    に配置した回路を形成した銅張積層板とが加熱加圧一体
    化され、後加工が行なわた複合配線板において、前記ラ
    ミネートしたポリイミドカバーレイの表面を 0.1〜30重
    量%のアルカリ性水溶液で処理したフレキシブル回路板
    が、加熱加圧一体化されてなることを特徴とするフレッ
    クス/リジット複合配線板。
JP3910094A 1994-02-14 1994-02-14 フレックス/リジット複合配線板 Pending JPH07226588A (ja)

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JP3910094A JPH07226588A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレックス/リジット複合配線板

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JP3910094A JPH07226588A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレックス/リジット複合配線板

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JPH07226588A true JPH07226588A (ja) 1995-08-22

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JP3910094A Pending JPH07226588A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレックス/リジット複合配線板

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