JPH07226188A - 平板形低圧放電ランプ及び低圧放電灯装置 - Google Patents

平板形低圧放電ランプ及び低圧放電灯装置

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JPH07226188A
JPH07226188A JP1683194A JP1683194A JPH07226188A JP H07226188 A JPH07226188 A JP H07226188A JP 1683194 A JP1683194 A JP 1683194A JP 1683194 A JP1683194 A JP 1683194A JP H07226188 A JPH07226188 A JP H07226188A
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JP
Japan
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discharge
discharge lamp
lamp
hot
hot cathodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP1683194A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Taguchi
典幸 田口
Tadao Uetsuki
唯夫 植月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面形状が薄型矩形で、しかも、発光面の輝
度が略均一で高輝度な平板形低圧放電ランプ及びそのラ
ンプを用いた低圧放電灯装置を提供すること。 【構成】 断面形状が薄型矩形の放電容器10の内部に
は、希ガスあるいは希ガスと水銀の混合ガスが封入さ
れ、一対の熱陰極11,11が配設されている。熱陰極
11はリード線12を介して主電源装置13に接続され
ている。14は発光面と反対側の外面に設けられたパル
ス電圧印加用の外部電極で、この外部電極14と熱陰極
11の一方とがパルス電源装置15に接続されている。 【作用】 熱陰極11,11間で主放電を行わせるとと
もに、パルス電源装置15を介して外部電極14と熱陰
極11の一方との間にパルス電圧を印加すると、熱陰極
間放電によって生成された放電プラズマが放電容器10
内に拡散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶ディスプレ
イ用バックライトとして用いられる、断面が薄型矩形の
平板形低圧放電ランプ及びそのランプを用いた低圧放電
灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いたディスプレイは、近年益々
増加傾向にある。しかし、液晶は自己発光しないため、
他の光源を必要とし、バックライトと呼ばれる光源シス
テムが利用されている。
【0003】このようなバックライトの一つとして、断
面が薄型矩形の平板形低圧放電ランプが用いられてい
る。このランプは、液晶パネルの表示面積と少なくとも
等しい発光面積を有する平面光源である。
【0004】この種の平板形低圧放電ランプとしては、
例えば図4に示すように、断面が薄型矩形のガラス製の
放電容器1内に、一対の平板電極2,2を対向して設け
るとともに、放電容器1の内部に希ガスや希ガスと水銀
の混合ガスを封入したものがある。なお、図中、3は電
極2に接続されるリード線である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような平板形低圧
放電ランプは、電極2として冷陰極を用いてパルスグロ
ー放電を行わなければ、放電が収縮し、発光面全体にわ
たって均一な輝度分布が得られなくなる。また、輝度を
高くするためには、ランプ入力を大きく、つまりランプ
電流を大きくしなければならない。しかし、ランプ電流
を増加させすぎると、グロー放電からアーク放電へ移行
してしまい、結果として放電の収縮が生じてしまう。
【0006】従って、このような従来の平板形低圧放電
ランプでは、得られる輝度には上限があり、この上限の
輝度でも十分な輝度とは言えないのが現状である。
【0007】この低輝度の問題を解決するものとして、
電極として熱陰極を用いたものがある。しかし、熱陰極
の性質上、放電を維持する電子放出が陰極の一点(陰極
点)から行われるため、放電は円筒形状になろうとす
る。従って、平板形低圧放電ランプ用の電極として、熱
陰極を用いた場合、放電容器の厚み程度の円筒形状のプ
ラズマしか得られない。
【0008】この円筒形状のプラズマを偏平形状にする
ために、図5に示すように、放電容器1の断面を偏平形
状とするとともに、電極2に熱陰極を用いたランプが考
えられている。
【0009】しかし、このようなランプは、正確な意味
で平面光源でないと共に、電極2,2間距離を長くしな
ければならないため、発光面が正方形に近い形状のラン
プが得られず、液晶ディスプレイ用バックライトとして
の使用が困難である。
【0010】本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、断面形状が薄型矩形で、しか
も、発光面の輝度が略均一で高輝度な平板形低圧放電ラ
ンプ及びそのランプを用いた低圧放電灯装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、断面形状が薄型矩形の放電
容器内に一対の熱陰極を対向して設けた平板形低圧放電
ランプにおいて、前記放電容器の平板面を発光面とする
とともに、発光面と反対側の全面にわたりパルス電圧印
加用の電極を設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の平板形低圧放電ランプと、前記一対の熱陰極間に主
放電電力を供給する主電源装置と、前記パルス電圧印加
用電極と前記熱陰極のいずれか一方との間にパルス状電
圧を供給するパルス電源装置とを備えた低圧放電灯装置
である。
【0013】
【作用】パルス電圧印加用電極と熱陰極との間にパルス
状電圧を印加すると、ランプを構成する放電容器の材料
(例えばガラス)が誘電体であるため、両電極間で放電
を生じる。このタイプの放電においては、放電容器の平
板面全面に形成される電界は面内で均一となる。従っ
て、この電界で生じる放電もまた、面内で均一となる。
しかしながら、この放電だけでは、ランプ入力を大きく
することが困難であるため、高輝度は得られない。
【0014】この均一な放電が存在している状態で、放
電容器内の一対の熱陰極間で主放電を行うと、パルス電
圧印加用電極による均一な放電プラズマが存在するた
め、熱陰極による放電は放電容器内に拡散し、結果とし
て面内で均一な放電が得られるとともに、ランプに注入
する電力は、主として熱陰極間の放電で行うため、従来
の冷陰極を用いたランプよりも大きな電力を注入するこ
とが可能となる。その結果として、断面形状が薄型矩形
であるにもかかわらず、発光面の輝度が略均一で高輝度
な平板形低圧放電ランプを提供できる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る低圧放電灯装置の一実
施例を示す概略構成図であり、図2は、本発明に係る平
板形低圧放電ランプの一実施例を示すもので、図1
(a)は上面図、図1(b)は図1(a)におけるB−
B線断面図、図1(C)は図1(a)におけるC−C線
断面図ある。
【0016】図において、10は断面形状が薄型矩形の
箱形の放電容器であって、ガラスに代表されるような絶
縁性、気密性を有する材料で真空に形成され、少なくと
も光を放出する発光面側は透光性材料で形成されてい
る。放電容器10の内部には、希ガスあるいは希ガスと
水銀の混合ガスが封入されている。また、放電容器10
内には一対の熱陰極11,11が配設されており、熱陰
極11はリード線12を介してバラスト、始動素子より
なる主電源装置13に接続されている。
【0017】14は発光面と反対側の外面に設けられた
金属膜であって、パルス電圧印加用の外部電極を構成す
る。この外部電極14は、アルミニウム、ニッケル等の
金属を貼着、蒸着等の周知の方法で、放電容器10の略
外面全体にわたって形成されている。この外部電極14
と放電容器10内の熱陰極11の一方とがパルス電源装
置15に接続されている。
【0018】このように構成された平板形低圧放電ラン
プにおいて、熱陰極11,11間で熱陰極間放電を行わ
せるとともに、パルス電源装置15を介して外部電極1
4と熱陰極11の一方との間にパルス電圧(例えば40
KHz)を印加すると、熱陰極間放電によって生成された
放電プラズマが放電容器10内に拡散する。外部電極1
4にパルス電圧を印加した場合(A)と、印加しない場
合(B)のランプ発光面の輝度分布を図3に示す。この
図より、パルス電圧を印加することによって、発光面の
輝度が均一化されることが分かる。また、主たるランプ
入力を熱陰極間放電で行うことにより、大きなランプ入
力が可能となる。その結果、断面形状が薄型矩形である
にもかかわらず、発光面の輝度が略均一で高輝度な平板
形低圧放電ランプを提供できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、放電容器内の一対の熱
陰極間で主放電を行うとともに、パルス電圧印加用電極
にパルス電圧を印加することにより、熱陰極による主放
電を放電容器内に拡散させることが可能となる。また、
ランプに注入する電力は、主として熱陰極間の放電で行
うため、従来の冷陰極を用いたランプよりも大きな電力
を注入することが可能となる。その結果として、断面形
状が薄型矩形であるにもかかわらず、発光面の輝度が略
均一で高輝度な平板形低圧放電ランプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る低圧放電灯装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】本発明に係る平板形低圧放電ランプの一実施例
を示すもので、(a)は上面図、(b)は(a)におけ
るB−B線断面図、(c)は(a)におけるC−C線断
面図ある。
【図3】パルス電圧印加用電極にパルス電圧を印加した
場合(A)と、印加しない場合(B)のランプ発光面の
輝度分布を示す特性図であり、ランプの平面形状と共に
示すものである。
【図4】従来の平板形低圧放電ランプを示すもので、
(a)は上面図、(b)は(a)におけるB−B線断面
図、(c)は(a)におけるC−C線断面図ある。
【図5】従来の偏平形低圧放電ランプを示すもので、
(a)は上面図、(b)は(a)におけるB−B線断面
図、(c)は(a)におけるC−C線断面図ある。
【符号の説明】
10 放電容器 11 熱陰極 12 リード線 13 主電源装置 14 パルス電圧印加用電極 15 パルス電源装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る低圧放電灯装置の一実
施例を示す概略構成図であり、図2は、本発明に係る平
板形低圧放電ランプの一実施例を示すもので、図
(a)は上面図、図(b)は図(a)におけるB−
B線断面図、図)は図(a)におけるC−C線
断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が薄型矩形の放電容器内に一対
    の熱陰極を対向して設けた平板形低圧放電ランプにおい
    て、前記放電容器の平板面を発光面とするとともに、発
    光面と反対側の全面にわたりパルス電圧印加用の電極を
    設けたことを特徴とする平板形低圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平板形低圧放電ランプ
    と、前記一対の熱陰極間に主放電電力を供給する主電源
    装置と、前記パルス電圧印加用電極と前記熱陰極のいず
    れか一方との間にパルス状電圧を供給するパルス電源装
    置とを備えた低圧放電灯装置。
JP1683194A 1994-02-10 1994-02-10 平板形低圧放電ランプ及び低圧放電灯装置 Pending JPH07226188A (ja)

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