JPH07226123A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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Publication number
JPH07226123A
JPH07226123A JP6037782A JP3778294A JPH07226123A JP H07226123 A JPH07226123 A JP H07226123A JP 6037782 A JP6037782 A JP 6037782A JP 3778294 A JP3778294 A JP 3778294A JP H07226123 A JPH07226123 A JP H07226123A
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JP
Japan
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key
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stroke
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Application number
JP6037782A
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English (en)
Inventor
Yasushi Nagatomo
靖 長友
Toshimi Chiba
俊美 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019940038819A priority patent/KR950025806A/ko
Publication of JPH07226123A publication Critical patent/JPH07226123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/14Operating parts, e.g. push-button
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/26Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members
    • H01H13/28Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members using compression or extension of coil springs

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりも薄い押釦スイッチの実現が可能で
ありながら長いキー押下ストロークが得られるととも
に、押釦スイッチの薄形化に伴いオペレータが負う違和
感や障害の発生を防止し、快適な薄形のキーボードを安
価に実現することが可能な押釦スイッチを提供する。 【構成】 ガイド筒2aとステム6aとの間に、これら
ガイド筒2aとステム6aに対してそれぞれ摺動自在に
キーレバー5を設け、このキーレバー5を介して押下さ
れると復帰自在に反転動作されてステム6aの移動方向
における実効長さが縮められると同時に、この反転で接
点の切り換えを行う接点押下部8cを一部に有するカッ
プゴム8を、キーレバー5を介して復帰用コイルスプリ
ング7と直列に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばノート型パーソ
ナル・コンピュータ(通称、「ノート型パソコン」と言
う)等の情報端末機に用いられるキーボードの押釦スイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の押釦スイッチの一例を示
す縦断側面図である。図11において、符号101はハ
ウジング取付ブラケット、102はハウジング取付ブラ
ケット101にネジ止めやクランプ等により取り付けら
れているハウジングであり、このハウジング102の下
方にはメンブレン接点103と補強板104が配設され
ている。
【0003】105はハウジング102に往復摺動自在
に取り付けられたキートップ、106はキートップ10
5とハウジング102との間に取り付けられた復帰用ス
プリング、107はキートップ105に取り付けられた
メンブレン接点押下用スプリングである。
【0004】次に、この押釦スイッチの動作を説明す
る。まず、オペレータがキートップ105を押下する前
は、キートップ105及びメンブレン接点押下用スプリ
ング107は、復帰用スプリング106により上方に持
ち上げられ、図11中に実線で示すようにメンブレン接
点押下用スプリング107がメンブレン接点103より
離れた位置に保持されている。次に、オペレータがキー
トップ105を押下すると、キートップ105はハウジ
ング102のガイド部102aに沿って垂直に下方へ移
動する。また、図11中に点線で示すようにキートップ
105がある距離移動すると、メンブレン接点押下用ス
プリング107がメンブレン接点103に当たり、さら
にキートップ105を押下すると、メンブレン接点押下
用スプリング107によりメンブレン接点103が閉じ
られる。また、キートップ105を押下する力が開放さ
れると、キートップ105はメンブレン接点押下用スプ
リング107及び復帰用スプリング106により上方に
持ち上げられ、ある点においてメンブレン接点103は
開放され、最終的には基の位置に復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日では、
ノート型パソコン等では、携帯性等を考慮し、小形で薄
形のものが要求されている。これに伴い、この種のパソ
コンに実装されるキーボードに対しても薄形が要求され
ている。そこで、キーボードに実装される上述した従来
構造の押釦スイッチにおいて薄形の要求に応えようとし
た場合は、摺動部を短くする方法が考えられる。
【0006】図12は、図11に示した押釦スイッチよ
りも摺動部を短くした場合の構造例を示す縦断側面図で
ある。図12に示すように、摺動部を短くすると、図1
2中に点線で示すように、この構造ではキートップ10
5のぐらつきが大きくなり、操作性が悪くなると言う問
題点があった。また、キー押下ストロークを短くする
と、従来の押釦スイッチの押下感触に慣れたオペレータ
に違和感を与えるばかりでなく、オペレータの指先に大
きな衝撃を与え、オペレータに肩こり等の各種身体的な
障害を与えると言う問題点もあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は従来よりも薄い押釦スイッ
チの実現が可能でありながら、長いキー押下ストローク
を有する構成を得ることができ、押釦スイッチの薄形化
に伴いオペレータが負う違和感や障害の発生を防止し、
快適な薄形のキーボードを安価に実現することが可能な
押釦スイッチを提供することにある。第2の目的は、従
来よりも薄い押釦スイッチの実現が可能でありながら従
来と同じキー押下ストローク長を確保する構成を得るこ
とができ、かつ薄い押釦スイッチにおけるキートップの
ぐらつきを低減し、キーボードの操作性を向上させるこ
とが可能な押釦スイッチを提供することにある。また、
これ以外の他の目的は、以下に説明をする内容の中で順
次明らかにして行く。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、ガイド筒を有するハウジングと、ステムを有す
るキートップと、前記ハウジングと前記キートップの間
に配した復帰バネとを備え、前記ステムを前記ガイド筒
に沿って移動させることにより接点の切り換えを行う押
釦スイッチにおいて、前記ガイド筒と前記ステムとの間
に、これら前記ガイド筒と前記ステムに対してそれぞれ
摺動自在にキーレバーを設け、前記キーレバーを介して
押下されると復帰自在に反転動作されて前記ステムの移
動方向における実効長さが縮められると同時に、この反
転で前記接点の切り換えを行う接点押下部を一部に有す
る第2のバネを、前記キーレバーを介して前記復帰バネ
と直列に配置した構成にすることによって達成される。
【0009】この目的は、本発明にあっては、ハウジン
グとハウジング取付ブラケットとキートップとを有し、
前記ハウジング取付ブラケットで前記ハウジングを位置
決め保持するようにした押釦スイッチにおいて、前記ハ
ウジングを位置決め保持するための固定部を、前記キー
トップのスカート部の内側で、かつ前記キートップが押
下されるときに前記スカート部と当接することのない前
記ハウジング取付ブラケット上の位置に曲げあるいは絞
り加工して設けた構成にすることによって達成される。
【0010】
【作用】この構成によれば、キートップを押下したとき
にキートップに得られるストロークは、カップゴムが反
転動作されて縮められるときのストロークと、キートッ
プが復帰用コイルスプリングを撓ませながらキーレバー
に対して摺動するストロークとなる。これにより、キー
トップとハウジングの実際の摺動長を長くすることな
く、実効的に長いストロークを得ることができ、高さ寸
法を短くした薄形の押釦スイッチを得ることが可能にな
る。また、キートップとハウジングとの間は、キーレバ
ーとの摺動結合によって確実に保持されるので、薄い押
釦スイッチでありながらキートップのぐらつきを低減さ
せることができる。
【0011】また、ハウジングを位置決め保持するため
の固定部を、キートップのスカート部の内側で、かつキ
ートップが押下されるときにスカート部と当接すること
のないハウジング取付ブラケット上の位置に曲げあるい
は絞り加工して設けた場合では、キートップが押下され
ても、スカート部と固定部とが当接することがなく、キ
ートップが所定の位置までスムースに下降される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明に係る押釦スイッチの第
1の実施例を示す縦断側面図である。図1において、符
号1はハウジング取付ブラケット、2はハウジング取付
ブラケット1にネジ止めやクランプ等により取り付けら
れているハウジングであり、ハウジング2の下方にはメ
ンブレン接点3と補強板4が配設されている。
【0013】5はハウジング2に往復摺動自在に取り付
けられているキーレバー、6はキーレバー5に往復衝動
自在に取り付けられるキートップ、7はキーレバー5と
キートップ6の間に取り付けられる復帰用コイルスプリ
ング、8はキーレバー5とメンブレン接点3との間に取
り付けられる復帰用兼接点押下用のカップゴムである。
【0014】図2及び図3はハウジング2を単体で示も
ので、図2はその上面図、図3は図2のA−A線に沿う
断面図である。また、図4及び図5はキーレバー5を単
体で示すもので、図4はその上面図、図5は図4のB−
B線に沿う断面図である。そこで、次に図2乃至図5と
共に図1に示したキーレバー5の細部構造をさらに説明
する。
【0015】キーレバー5は、中空の円筒摺動部5a
と、この円筒摺動部5aの略中間より外側に向かって水
平に延び、ハウジング2に設けられたガイド筒2aの切
り欠き部2bと当接する連結部5bと、この連結部5b
の他端側に形成された復帰用コイルスプリング受け部5
c及びカップゴム押下部5dと、カップゴム押下部5d
の先端に形成されたキートップ6の係合爪6bと係合す
る爪部5eとを一体に有している。
【0016】ハウジング2は、内部にカップゴム8が収
納可能な空間2cと、ガイド筒2aとを有している。ま
た、ガイド筒2aにはキーレバー5の連結部5bが下方
から挿入可能な上記切り欠き部2bが設けられていると
ともに、このガイド筒2aの下部にはカップゴム8の位
置決め部2dが設けられている。さらに、空間2cを形
成する上壁には、キーレバー5の復帰用コイルスプリン
グ受け部5cとカップゴム押下部5d及び爪部5eが貫
通可能な切り欠き溝2eが設けられている。
【0017】キートップ6は、キーレバー5の円筒摺動
部5aの内側を摺動するステム6aと、キーレバー5の
爪部5eと係合する係合爪6bが設けられている。
【0018】カップゴム8は、第2のバネとなるもの
で、全体として逆ドーム状に形成されており、上端側に
は大径口部8aが設けられているとともに、下端側には
小径口部8bが設けられ、さらに大径口部8aの下方に
は接点押下部8cが一体に形成されている。そして、こ
のカップゴム8は、小径口部8bがハウジング2のガイ
ド筒2aの位置決め部2dに嵌合位置決めされるととも
に、大径口部8aがハウジング2の空間2c内にキーレ
バー5のカップゴム押下部5dと接した状態で配設され
いる。
【0019】次に、この押釦スイッチの動作について説
明する。図1に示す非操作状態では、カップゴム8の弾
力によりキーレバー5は各連結部5bがハウジング2の
ガイド筒2aの切り欠き部2bと当接し、さらにキート
ップ6は復帰用コイルスプリング7の弾性力により各係
合爪6bがキーレバー5の爪部5eに当接することによ
りストローク最上点に位置し、キートップ6のスカート
部6cの一部がカバー12の窓孔13内にオーバーラッ
プ量δだけ沈められた状態で、そのほとんどがカバー1
2の上面より突出された状態で保持されている。また、
このときメンブレン接点3は押圧されていないため、接
点部3aは開(オフ)の状態にある。
【0020】次に、オペレータがキートップ6を復帰用
コイルスプリング7及びカップゴム8の弾性力に抗して
押下する。すると、キーレバー5を介して復帰用コイル
スプリング7と直列状に配設されているカップゴム8が
まずクリック感を伴って反転し、キートップ6及びキー
レバー5が下降する。同時に復帰用コイルスプリング7
も撓みながらキーレバー5と共に下降する。また、カッ
プゴム8が反転することにより、カップゴム8の接点押
下部8cがメンブレン接点3を押圧し、これによって接
点部3aは開(オフ)から閉(オン)の状態へと切り替
わる。さらに、キートップ6が押下されると、復帰用コ
イルスプリング7を撓ませながらキートップ6がキーレ
バー5に対して摺動し、キートップ6の下面がキーレバ
ー5の円筒摺動部5aの上面にぶつかって規制されるま
で下降する。
【0021】一方、キートップ6を押下する押下力を除
去すると、カップゴム8と復帰用コイルスプリング7の
弾性力により、キートップ押下時とは、概略逆の順序で
初期位置、すなわちストローク最上点まで復帰する。ま
た、この復帰によりメンブレン接点3を押圧する力は解
放され、接点部はオフの状態へ戻る。
【0022】したがって、この第1の実施例における構
成によれば、ハウジング2のガイド筒2aとキートップ
6のステム6aとの間に、これらガイド筒2aとステム
6aに対してそれぞれ摺動自在にキーレバー5を設け、
復帰用コイルスプリング(復帰バネ)7をキートップ6
とキーレバー5との間に介装するとともに、一部にメン
ブレン接点3における接点の切り換えを行うための接点
押下部8cを有するカップゴム(第2のバネ)8をキー
レバー5を介して復帰用コイルスプリング7と直列に設
けた構成としているので、キートップ6を押下したとき
にキートップ6に得られるストロークSは、カップゴム
8が反転するときのストロークと、キートップ6が復帰
用コイルスプリング7を撓ませながらキーレバー5に対
して摺動するストロークとなる。これにより、キートッ
プ6とハウジング2の実際の摺動長を長くすることな
く、実効上で長いストロークを得ることができ、高さ寸
法を短くした押釦スイッチが得られる。同時に、ストロ
ークを大きく確保することができるので、押釦スイッチ
の薄形化に伴いオペレータが負おう違和感や障害の発生
を防止し、操作性が優れた薄形のキーボードを安価に実
現することが可能になる。また、キートップ6とハウジ
ング2との間は、キーレバー5との摺動結合によって確
実に保持されるので、薄い押釦スイッチでありながらキ
ートップ6のぐらつきを低減してさらに操作性を向上さ
せることが可能になる。
【0023】図6乃至図9は本発明に係る押釦スイッチ
の第2の実施例を示すもので、図6,図7はそれぞれそ
の縦断側面図、図8はC−C線に沿った断面図、図9は
キートップを取り除いて示す上面図である。また、図1
0はその押釦スイッチにおけるハウジング取付ブラケッ
トの斜視図である。図6乃至図10において図1乃至図
5と同一符号を付したものは図1乃至図5と同じものを
示しており、その動作も同じである。そして、図6乃至
図10に示す第2の実施例における押釦スイッチと図1
乃至図5に示す第1の実施例における押釦スイッチとで
大きく異なる点は、キーレバー5の下側に対応して、キ
ーレバー5が通過可能な孔20をメンブレン接点3と補
強板4に各々設けた点と、ハウジング取付ブラケット1
にハウジング2の位置決め保持用の固定部11を設けた
点にある。
【0024】さらに詳述すると、ハウジング取付ブラケ
ット1には、ハウジング2の下端側に水平外側方向に延
ばされた状態で一体に形成されているベース部2gを受
け入れ可能な矩形状をした取付孔1Aと、この取付孔1
A内に受け入れられたベース部2gをメンブレン接点3
を介して補強板4とで挟み込み可能な上記固定部11が
設けられている。また、その固定部11は、キートップ
6が押下されたときに、このキートップ6のスカート部
6cと当接してキートップ6の押下動作の妨げとなるこ
とがないように、スカート部6cの内側に位置して、取
付孔1Aの対向し合う2つの内側に各々2つづつ、それ
ぞれ自由先端部分11aを取付孔1Aの内側に向けて逆
L字の状態にして曲げ加工または絞り加工により形成さ
れている。そして、取付孔1A内にハウジング2が配置
されると、このハウジング2のベース部2g上に自由先
端部分11aが重ねられ、この自由先端部分11aとメ
ンブレン接点3及び補強板4とでベース部2gを挟み込
む構造になっている。
【0025】一方、メンブレン接点3と補強板4には、
キーレバー5に対応して、このキーレバー5が通過可能
な孔20が各々設けられており、キーレバー5がキート
ップ6と共に押下されたときに、キーレバー5及びキー
トップ6のステム6aが孔20内に挿入された状態まで
押下できる構造になっている。したがって、ここでの構
造では、上記第1の実施例の構造に比べてキーレバー5
及びキートップ6のステム6aはメンブレン接点3の厚
み分と補強板4の厚み分とを加算した分だけ摺動範囲
(ストローク)を延ばすことができる。
【0026】次に、この押釦スイッチの動作について説
明する。図6及び図8の実線で示す非操作状態では、カ
ップゴム8の弾力によりキーレバー5は各連結部5bが
ハウジング2のガイド筒2aの切り欠き部2bと当接
し、さらにキートップ6は復帰用コイルスプリング7の
弾性力により各係合爪6bがキーレバー5の爪部5eに
当接することによりストローク最上点に位置し、キート
ップ6のスカート部6cの一部がカバー12の窓孔13
内にオーバーラップ量δだけ沈められた状態で、そのほ
とんどがカバー12の上面より突出された状態で保持さ
れている。また、このときメンブレン接点3は押圧され
ていないため、接点部3aは開(オフ)の状態にある。
【0027】次に、オペレータがキートップ6を復帰用
コイルスプリング7及びカップゴム8の弾性力に抗して
押下する。すると、キーレバー5を介して復帰用コイル
スプリング7と直列状に配設されているカップゴム8が
まずクリック感を伴って反転し、キートップ6及びキー
レバー5が下降する。同時に復帰用コイルスプリング7
も撓みながらキーレバー5と共に下降する。また、カッ
プゴム8が反転することにより、カップゴム8の接点押
下部8cがメンブレン接点3を押圧し、これによって接
点部3aは開(オフ)から閉(オン)の状態へと切り替
わる。さらに、キートップ6が押下されると、復帰用コ
イルスプリング7を撓ませながらキートップ6がキーレ
バー5に対して摺動し、キートップ6の下面がキーレバ
ー5の円筒摺動部5aの上面にぶつかり、かつキーレバ
ー5の連結部5bの下面がカップゴム8の小径口部8b
にぶっかつて規制されるまで下降する。また、この最終
押下位置の直前になると、キーレバー5及びキートップ
6のステム6aが孔20内に挿入された状態になる。こ
のとき、固定部11は、キートップ6が押下されたとき
に、このキートップ6のスカート部6cと当接すること
のないように、スカート部6cの内側に位置して曲げ加
工されているので、スカート部6cと固定部11とが当
接することなく、キートップ6がキーレバー5と共に所
定の位置まで下降される。図7及び図8の点線で示す状
態は、この最終押下位置に配置された状態を示してい
る。
【0028】一方、キートップ6を押下する押下力を除
去すると、カップゴム8と復帰用コイルスプリング7の
弾性力により、キートップ押下時とは、概略逆の順序で
初期位置、すなわちストローク最上点まで復帰する。ま
た、この復帰によりメンブレン接点3を押圧する力は解
放され、接点部はオフの状態へ戻る。
【0029】したがって、この第2の実施例の構成で
も、ハウジング2のガイド筒2aとキートップ6のステ
ム6aとの間に、これらガイド筒2aとステム6aに対
してそれぞれ摺動自在にキーレバー5を設け、復帰用コ
イルスプリング(復帰バネ)7をキートップ6とキーレ
バー5との間に介装するとともに、一部にメンブレン接
点3における接点の切り換えを行うための接点押下部8
cを有するカップゴム(第2のバネ)8をキーレバー5
を介して復帰用コイルスプリング7と直列に設けた構成
としているので、キートップ6を押下したときにキート
ップに得られるストロークSは、カップゴム8が反転す
るときのストロークと、キートップ6が復帰用コイルス
プリング7を撓ませながらキーレバー5に対して摺動す
るストロークとなる。また、メンブレン接点3と補強板
4にキーレバー5に対応して、キーレバー5及びキート
ップ6のステム6aが通過可能な孔20が各々設けられ
ていて、キーレバー5がキートップ6と共に押下された
ときに、キーレバー5及びキートップ6のステム6aが
孔20内に挿入された状態まで押下できる構造になって
いるので、第1の実施例の構造の場合に比べてメンブレ
ン接点3の厚み分と補強板4の厚み分とを加算した分だ
けストロークを延ばすことができる。しかも、ハウジン
グ2を固定しているハウジング取付ブラケット1の固定
部11は、キートップ6が押下されたときに、このキー
トップ6のスカート部6cと当接してキートップ6の押
下動作の妨げとなることがない、スカート部6cの内側
に位置して設けられているので、キートップ6がキーレ
バー5と共に押下されても、スカート部6cと固定部1
1とが当接することがなく、キートップ6がキーレバー
5と共に所定の位置までスムースに下降される。また、
この第2の実施例の構造でも、キートップ6とハウジン
グ2との間は、キーレバー5との摺動結合によって確実
に保持されるので、薄い押釦スイッチでありながらキー
トップのぐらつきを低減してさらに操作性を向上させる
ことが可能になる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る押釦
スイッチによれば、キートップを押下したときにキート
ップに得られるストロークは、カップゴムが反転動作さ
れて縮められるときのストロークと、キートップが復帰
用コイルスプリングを撓ませながらキーレバーに対して
摺動するストロークとなり、キートップとハウジングの
実際の摺動長を長くすることなく、実効的に長いストロ
ークを得ることができる。よって、従来と同じストロー
ク長を確保することができるにもかかわらず、従来より
も高さ寸法を短くした薄形の押釦スイッチを得ることが
可能になる。同時に、押釦スイッチの薄形化に伴いオペ
レータが負う違和感や障害の発生を防止し、操作性が優
れた薄形のキーボードを安価に実現することが可能にな
る。また、キートップとハウジングとの間は、キーレバ
ーとの摺動結合によって確実に保持されるので、薄い押
釦スイッチでありながらキートップのぐらつきを低減さ
せることができ、感触の良いキーボードの実現が可能に
なる等の効果が期待できる。
【0031】また、ハウジングを位置決め保持するため
の固定部を、キートップのスカート部の内側で、かつキ
ートップが押下されたときにスカート部と当接すること
のないハウジング取付ブラケット上の位置に曲げあるい
は絞り加工して設けた場合では、キートップが押下され
ても、スカート部と固定部とが当接することがなく、キ
ートップが所定の位置までスムースに下降され、低背形
で実効的に長いストロークが得られるキートップの実現
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押釦スイッチの第1の実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】同上第1の実施例のハウジングを単体で示す上
面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】同上第1の実施例のキーレバーを単体で示す上
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】本発明に係る押釦スイッチの第2の実施例を非
押下状態で示す縦断側面図である。
【図7】本発明に係る押釦スイッチの第2の実施例を押
下状態で示す縦断側面図である。
【図8】図6のC−C線に沿う断面図である。
【図9】同上第2の実施例の押釦スイッチをキートップ
を取り除いて示す上面図である。
【図10】同上第2の実施例のハウジング取付ブラケッ
トの要部斜視図である。
【図11】従来の押釦スイッチの一例を示す縦断側面図
である。
【図12】従来の押釦スイッチの問題点を説明するため
の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング取付ブラケット 2 ハウジング 2a ガイド筒 2g ベース部 3 メンブレン接点 4 補強板 5 キーレバー 6 キートップ 6a ステム 6c スカート部 7 復帰用コイルスプリング(復帰バネ) 8 カップゴム(第2のバネ) 8c 接点押下部 11 ハウジング固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド筒を有するハウジングと、ステム
    を有するキートップと、前記ハウジングと前記キートッ
    プの間に配した復帰バネとを備え、前記ステムを前記ガ
    イド筒に沿って移動させることにより接点の切り換えを
    行う押釦スイッチにおいて、 前記ガイド筒と前記ステムとの間に、これら前記ガイド
    筒と前記ステムに対してそれぞれ摺動自在にキーレバー
    を設け、 前記復帰バネを前記キートップと前記キーレバーとの間
    に介装するとともに、 前記キーレバーを介して押下されると復帰自在に反転動
    作されて前記ステムの移動方向における実効長さが縮め
    られると同時に、この反転で前記接点の切り換えを行う
    接点押下部を一部に有する第2のバネを、前記キーレバ
    ーを介して前記復帰バネと直列に配置したことを特徴と
    する押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 ハウジングとハウジング取付ブラケット
    とキートップとを有し、前記ハウジング取付ブラケット
    で前記ハウジングを位置決め保持して成る押釦スイッチ
    において、 前記ハウジングを位置決め保持するための固定部を、前
    記キートップのスカート部の内側で、かつ前記キートッ
    プが押下されるときに前記スカート部と当接されない前
    記ハウジング取付ブラケット上の位置に曲げあるいは絞
    り加工して設けたことを特徴とする押釦スイッチ。
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US9741507B2 (en) 2013-12-13 2017-08-22 Fujitsu Component Limited Key switch device and keyboard
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