JPH07226085A - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

Info

Publication number
JPH07226085A
JPH07226085A JP1766994A JP1766994A JPH07226085A JP H07226085 A JPH07226085 A JP H07226085A JP 1766994 A JP1766994 A JP 1766994A JP 1766994 A JP1766994 A JP 1766994A JP H07226085 A JPH07226085 A JP H07226085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
input
converter
floating gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1766994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3557483B2 (ja
Inventor
Takeo Yamashita
毅雄 山下
Sunao Shibata
直 柴田
Tadahiro Omi
忠弘 大見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1766994A priority Critical patent/JP3557483B2/ja
Priority to US08/702,689 priority patent/US5784018A/en
Priority to PCT/JP1995/000204 priority patent/WO1995022146A1/ja
Publication of JPH07226085A publication Critical patent/JPH07226085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557483B2 publication Critical patent/JP3557483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C27/00Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
    • G11C27/005Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values with non-volatile charge storage, e.g. on floating gate or MNOS
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/54Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using elements simulating biological cells, e.g. neuron
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/561Multilevel memory cell aspects
    • G11C2211/5611Multilevel memory cell with more than one control gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/16Storage of analogue signals in digital stores using an arrangement comprising analogue/digital [A/D] converters, digital memories and digital/analogue [D/A] converters 

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡単な回路を用いてアナログや多
値のデ−タを取り入れて保存することのできる半導体回
路を提供することを目的とする。さらに、量子化のレベ
ル数を外部信号により自由に変化できる多値のメモリを
提供することを目的とする。 【構成】 第1の信号を量子化された複数の信号からな
る信号群に変換する第1の回路と、前記信号群を多値の
第2の信号に変換する第2の回路と,前記第2の信号を
前記第1の信号として前記第1の回路に帰還せしめる手
段とから構成される半導体回路であって、前記信号群の
少なくとも1つの信号を前記第2の回路の入力から電気
的に隔絶する手段、及び、前記第2の信号を前記第2の
回路の入力から電気的に隔絶された前記信号群の少なく
とも1つの信号にかわり前記第2の回路の入力として帰
還せしめる手段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体回路に係り、特
にアナログのデータを量子化し、多値のデータに変換し
てそれを静的に保持することができ、さらにその量子化
のレベル数を外部信号により任意に設定することができ
る高機能半導体集積回路を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの画像信号処理は従来
イメージセンサで取り入れた莫大なアナログデータをそ
のつどディジタルに変換してディジタルコンピュータに
より処理していた。この手法では画素数の増大にともな
い、処理するべきデータ数が増加し、信号処理を実時間
で行うことが不可能となる。
【0003】そこで入力データをアナログもしくは多値
のままハードウエアレベルで完全並列に信号処理を行う
必要があるが、そのためにはセンサから取り込んだアナ
ログもしくは多値のデータや演算途中のデータを一時的
に保管する回路が必要であった。
【0004】しかし、従来このような回路を実現するた
めには数多くの素子を必要とし、また多値の加算を電流
加算で行っているために消費電力が多く、全ての画素セ
ンサの中に組み込んでハードウエアレベルの完全並列信
号処理をすることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、簡単な回路を用いてアナログや多値のデータを取り
入れて保存することのできる半導体回路を提供するもの
である。さらに、量子化のレベル数を外部信号により自
由に変化できる多値のメモリを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体回路は、
第1の信号を量子化された複数の信号からなる信号群に
変換する第1の回路と、前記信号群を多値の第2の信号
に変換する第2の回路と、前記第2の信号を前記第1の
信号として前記第1の回路に帰還せしめる手段とから構
成される半導体回路であって、前記信号群の少なくとも
1つの信号を前記第2の回路の入力から電気的に隔絶す
る手段、及び、前記第2の信号を前記第2の回路の入力
から電気的に隔絶された前記信号群の少なくとも1つの
信号にかわり前記第2の回路の入力として帰還せしめる
手段を有することを特徴とする。
【0007】また、前記第1の回路が入力信号を重みづ
けされた複数のバイナリ・デイジタルの信号に変換する
A/Dコンバータにより構成され、前記第2の回路が重
みづけされた複数のバイナリ・デイジタルの信号を多値
の信号に変換するD/Aコンバータによって構成されて
いることを特徴とする。
【0008】前記第1の回路または/および前記第2の
回路は、基板上に一導電型の半導体領域を有し、この領
域内に設けられた反対導電型のソース及びドレイン領域
と、前記ソース及びドレイン領域を隔てる領域に絶縁膜
を介して設けられた電位的にフローティング状態にある
フローティングゲート電極と、前記フローティングゲー
ト電極と絶縁膜を介して容量結合する複数の入力ゲート
電極とを有するニューロンMOSトランジスタを少なく
とも1個用いて、構成されるのが好ましい。
【0009】前記第2の回路がフローティングゲートを
共有したN型ニューロンMOSトランジスタとP型ニュ
ーロンMOSトランジスタにより構成され、前記N型ニ
ューロンMOSトランジスタのソースと前記P型ニュー
ロンMOSトランジスタのソースが電気的に接続されて
おり、前記信号群が該フローティングゲートと容量結合
により電気的に結合しているのが好ましい。
【0010】
【作用】入力された第1の信号を量子化された複数の信
号からなる信号群に変換する第1の回路と、この信号群
を多値の第2の信号に変換する第2の回路とから構成
し、第2の信号を第1の回路の入力部に帰還させること
により、アナログまたは多値で入力された第1の信号を
所定の多値信号(第2の信号)に変換してラッチするこ
とができる。
【0011】さらに、信号群の少なくとも1つの信号を
第2の回路の入力から電気的に隔絶し、代わりに第2の
信号を第2の回路の入力として帰還することにより、多
値信号の量子化のレベルを変えることが可能となる。ま
た、第1の回路及び第2の回路は、ニューロンMOSで
構成することにより、素子数及び消費電力を大幅に削減
することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を上げ本発明を詳細に説明する
が、本発明がこれら実施例に限定されるものではないこ
とはいうまでもない。
【0013】(実施例1)本発明の第1の実施例を、図
1(a)の回路を用いて説明する。これは入力端子から
取り込んだ信号VINを量子化された多値信号として出力
する回路であるが、この量子化のレベル数を外部信号Φ
1,Φ2で任意に変化することができる回路である。
【0014】この回路の動作を説明するために、D/A
コンバータの出力をD/Aコンバータの入力に帰還した
ときの動作について先に述べる。図1(b)は3ビット
D/Aコンバータを示している。バイナリ・ディジタル
の3つの入力X,Y,Zが入力され、多値の信号が出力
される。この出力VOUTは、 VOUT=(4X+2Y+Z)/7 (1) と表わされる。
【0015】この回路において、図1(c)の様にZが
入力している端子にD/Aコンバータの出力を帰還する
と、式(1)において、Z=VOUTとなり、 VOUT=(4X+2Y+VOUT)/7 (2) が成り立つ。これより、出力VOUTは、 VOUT=(4X+2Y)/6 (3) となることがわかる。この(3)式は、2ビットのD/
A変換器の入出力特性であることから、出力を入力に帰
還することにより、出力が帰還されているその入力端子
があたかも存在しないかのような入出力特性を実現する
ことができる。
【0016】図1(d)はYとZが入力する2つの端子
に対して帰還をかけた図である。この場合は式(1)に
おいてY=VOUT,Z=VOUTとなり、 VOUT=(4X+2VOUT+VOUT)/7 (4) が成り立つので、結局 VOUT=4X/4=X (5) となる。これは、Xが1であれば1,0であれば0を出
力する回路となる。以上が、D/Aコンバータの出力を
D/Aコンバータの入力に帰還したときの回路動作の説
明である。
【0017】次に、図1(a)において、D/Aコンバ
ータの出力をA/Dコンバータの入力としてフィードバ
ックをかける効果について説明する。図1(e)はフィ
ードバックがかかっていない場合の図である。この回路
の入出力特性は、図1(f)に示すように階段状の特性
となる。このような入出力特性を持つ回路でフィードバ
ックを形成すると、VIN=VOUTの関係も同時に満たす
ことになり図中に示したような安定動作点が生じる。こ
の場合8つの安定動作点が生じることになる。この回路
は静的にこれらの8つの値を保持する機能があり、いわ
ゆる多値のスタティックメモリとして用いることができ
る。
【0018】図1(a)の説明に戻るが、Φ1及びΦ2
両方ともオフのとき、つまりA/Dコンバータの出力が
全てD/Aコンバータに入力されているときには、回路
の動作は図1(f)に示したように8レベルのスタティ
ックメモリとして機能することになる。
【0019】Φ1がオンになりD/Aコンバータの最下
位ビットの入力が実効的になくなると、3ビットA/D
コンバータは2ビットA/Dコンバータとして、また3
ビットD/Aコンバータは2ビットD/Aコンバータと
して機能するため、安定動作点は図1(g)に示すよう
になる。図1(g)において、階段状の特性は2ビット
A/Dコンバータと2ビットD/Aコンバータを用いて
多値のメモリを構成した時のフィードバックをかけない
場合の入出力特性である。フィードバックをかけること
で、VIN=VOUTの関係も同時に満たすことになり図中
に示したような4つの安定動作点が生じる。
【0020】Φ2もオンになりD/Aコンバータの2つ
の下位ビットの入力が実効的になくなると、3ビットA
/Dコンバータは1ビットA/Dコンバータとして、ま
た3ビットD/Aコンバータは1ビットD/Aコンバー
タとして機能するため、安定動作点は図1(h)に示す
ようになる。つまりこの回路は1ビットのスタティック
メモリとして機能する。
【0021】Φ2だけがオンになりD/Aコンバータの
真ん中のビットの入力だけが実効的になくなると、3ビ
ットA/Dコンバータは2ビットA/Dコンバータとし
て、また3ビットD/Aコンバータは2ビットD/Aコ
ンバータとして機能するが、これらは通常の2ビットA
/Dコンバータ、D/Aコンバータではなく、安定動作
点は図1(i)に示すようになる。つまりこの回路は入
力信号が小さい領域と大きい領域に精度を持った変則的
な4値のスタティックメモリとなる。
【0022】このように、外部から与える入力信号
Φ1,Φ2により量子化のレベル数を自由に変えることが
できる多値のメモリが実現できる。ここでは3ビットの
回路について述べたが、これは任意のビット数でよいこ
とは言うまでもない。
【0023】(実施例2)本発明の第2の実施例を、図
2の回路を用いて説明する。図2は図1(a)をニュー
ロンMOSトランジスタを用いて構成したものである。
3ビットνMOSA/Dコンバータと3ビットνMOS
D/Aコンバータから構成されている。
【0024】ここで図2の回路動作を説明するために、
まず最初にνMOSの構造と動作原理について説明す
る。図8(a)は4入力のNチャネルνMOSトランジ
スタ(N−νMOS)の断面構造の1例を示したもので
あり、401は例えばP型のシリコン基板、402、4
03はN+拡散層で形成されたソース及びドレイン、4
04はソース・ドレイン間のチャネル領域405上に設
けられたゲート絶縁膜(例えばSiO2膜)、406は
電気的に絶縁され電位的にフローティングの状態にある
フローティングゲート電極、407は例えばSiO2
の絶縁膜、408a、408b、408c、408dは
入力ゲートで電極である。
【0025】図8(b)はνMOS動作を解析するため
に さらに簡略化した図面である。各入力ゲート電極と
フローティングゲート間の容量結合係数を図のようにC
1、C2、C3、C4、フローティングゲートとシリコン基
板間の容量結合係数をC0とすると、フローティングゲ
ートの電位ΦFは次式で与えられる。 ΦF=(1/CTOT)(C11+C22+C33+C
44) 但し、CTOT=C0+C1+C2+C3+C41、V2、V3、V4はそれぞれ入力ゲート408a、4
08b、408c、408dに印加されている電圧であ
り、シリコン基板の電位は0V、すなわちアースされて
いるとした。
【0026】今、ソース402の電位を0Vとする。即
ちすべての電極の電位をソース基準として測定した値と
する。そうすれば、フローティングゲート406を通常
のゲート電極とみなせば通常のNチャネルMOSトラン
ジスタと同じであり、そのゲート電位ΦFがしきい値
(VTH *)より大となるとソース402、ドレイン40
3間の領域405に電子のチャネル(Nチャネル)が形
成され、ソース・ドレイン間が電気的に接続される。即
ち、 (1/CTOT)(C11+C22+C33+C44)>
TH * の条件が満たされたときνMOSは導通(オン)するの
である。
【0027】以上はNチャネルνMOSトランジスタに
ついての説明であるが、図8(a)においてソース40
2、ドレイン403及び基板401をすべて反対導電型
にしたデバイスも存在する。即ち、基板はN型であり、
ソース・ドレインがP+拡散層で形成されたνMOSで
あり、これをPチャネルMOSトランジスタ(P−νM
OS)と呼ぶ。
【0028】νMOS3ビットA/Dコンバータ中のイ
ンバータ201,202,203の閾値はそれぞれ3V
DD/14,VDD/2,11VDD/14としており、これ
はイオン注入プロセスで実現できるが、νMOS構成に
して入力端子の一部をVDDあるいはグランドに接続する
ことでも実現できる。そのほかのインバータの出力はV
DD/2に設計している。
【0029】また、νMOSインバータ205におい
て、C1:C2:C3:C4は2:2:2:7に設計してい
る。またνMOSインバータ204においてC1:C2
4:7に設計している。
【0030】A/Dコンバータの最上位ビット206の
出力はインバータ202の閾値がV DD/2なので入力が
0〜VDD/2の時0、VDD/2〜VDDの時は1となる。
νMOSインバータ205の入力電圧(VIN)に対する
フローティングゲートの電位ΦFの変化を図3(a)、
νMOSインバータ204の入力電圧に対するフローテ
ィングゲートの電圧の変化を図3(b)に示す。なお、
図において、γは、 γ=(CTOT−C0)/CTOT で定義される値である。
【0031】図3(a)、(b)より、入力電圧が0〜
DD/14の時は206,207,208の出力が
(0,0,0)、VDD/14〜3VDD/14の時は
(0,0,1)、3VDD/14〜5VDD/14の時は
(0,1,0)、5VDD/14〜7VDD/14の時は
(0,1,1)、7VDD/14〜9VDD/14の時は
(1,0,0)、9VDD/14〜11VDD/14の時は
(1,0,1)、11VDD/14〜13VDD/14の時
は(1,1,0)、13VDD/14〜VDDの時は(1,
1,1)となる。
【0032】3ビットνMOSD/Aコンバータ209
はNMOS及びPMOSのソースフォロワー構成になっ
ており、NMOS及びPMOSのフローティングゲート
から見た閾値を0にすると出力にはフローティングゲー
トの電圧がそのまま現われる。3ビットνMOSD/A
コンバータ209の入力端子の容量結合比(C1:C2
3)は4:2:1となっており、A/Dコンバータの
3つの出力がすべて入力されているときには、フローテ
ィングゲートにはA/Dコンバータの3つの出力がゲー
ト上で自動的にD/A変換される。よって、3ビットν
MOSD/Aコンバータ209の出力にはA/Dコンバ
ータの3つの出力がD/A変換されたものが現われる。
【0033】これにより、この回路の動作点は図1
(f)に示すようになり、Φ1,Φ2がともにオフで8レ
ベルの多値スタティックメモリとして機能する。またこ
れは、実施例1で示したようにΦ1及びΦ2の値で量子化
のレベル数を任意に変化することができる。ここではイ
ンバータの閾値を指定していたが、これらは適宜変化し
てもよい。
【0034】(実施例3)本発明の第3の実施例を、図
4の回路を用いて説明する。図4は図1(a)をニュー
ロンMOSトランジスタを用いて構成したものであり、
3ビットνMOSA/Dコンバータと3ビットνMOS
D/Aコンバータから構成されている。実施例2で示し
た回路との違いは、A/Dコンバータ中のνMOSイン
バータ308,309にはアナログ入力信号は直接入力
されていないことである。インバータ301〜307は
入力端子から見た見かけの閾値がそれぞれ、VDD/1
4,3VDD/14,5VDD/14,VDD/2,9VDD
14,11VDD/14,13V DD/14と設計してい
る。νMOSインバータ308及び309の各入力間で
の結合容量比は全て同じである。
【0035】図5(a)にνMOSインバータ309
の、また図5(b)にνMOSインバータ308の入力
電圧に対するフローティングゲートの電圧の変化を示
す。νMOSインバータ309の7つの入力端子には常
に3:4もしくは4:3の割合でVDDとグランド電位が
入力されるために、入力電圧に対するフローティングゲ
ートの電圧の変化は3γVDD/7と4γVDD/7の間を
交互に遷移する。またこの遷移は前段のインバータの反
転により全て行われるために、フローティングゲート電
圧は急峻に変化する。
【0036】νMOSインバータ308の3つの入力端
子には常に1:2もしくは2:1の割合でVDDとグラン
ド電位が入力されるために、入力電圧に対するフローテ
ィングゲートの電圧の変化はγVDD/3と2γVDD/3
の間を交互に遷移する。またこの遷移も前段のインバー
タの反転により全て行われるために、フローティングゲ
ート電圧は急峻に変化する。
【0037】この様に設計することで、νMOSインバ
ータの閾値がばらついたときでも、νMOSインバータ
308,309が反転する入力電圧は変動せず、閾値の
ばらつきによるA/Dコンバータ出力のビット落ちを防
ぐことができ、図2の回路に比べて高精度のA/D変換
が可能となる。
【0038】図6は、図4の回路について回路シミュレ
ーションをした結果である。入力信号は正弦波312
で、出力信号は313で示されている。出力は書き込み
を制御する書き込み信号(図7)がオンのときには入力
信号に一致しているが、書き込み信号がオフになると、
最寄りの安定点に収束している。この結果から、Φ1
Φ2のオン、オフにより実時間で量子化の精度を変化で
きることがわかる。
【0039】以上において述べた回路中のニューロンM
OSトランジスタすべてにおいて、フローティングゲー
トにスイッチをつけてフローティングゲートの電位を任
意の電位に適宜初期化してもよい。また電源電圧、トラ
ンジスタの閾値、容量の比率や値は例としてあげられて
いる値以外に適宜設計に応じて任意の値を用いて良く、
A/Dコンバータ、D/Aコンバータのビット数も用途
に応じて任意で良いことは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明により、量子化のレベル数を外部
信号により自由に変化できる多値のメモリを簡単に実現
することが可能となった。しかも、ニューロンMOSト
ランジスタを用いることで極めて少数の素子で実現でき
るため、LSI化が容易である。従って、高速・実時間
処理の要求される画像処理の分野を始めとし、多値を用
いた新しい回路アーキテクチャなど、広範な応用分野を
開拓することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を説明する回路図及び特性図
である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す概念図である。
【図3】実施例1のνMOSインバータの入力電圧とフ
ローティングゲートの電位の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第3の実施例を示す概念図である。
【図5】実施例3のνMOSインバータの入力電圧とフ
ローティングゲートの電位の関係を示すグラフである。
【図6】実施例3の回路シミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図7】実施例3の書き込み信号を示すグラフである。
【図8】νMOSトランジスタの構造及び基本原理を説
明する概念図である。
【符号の説明】
201,202,203 インバータ、 204,205 νMOSインバータ、 206〜208 A/Dコンバータの出力、 209 3ビットνMOSD/Aコンバータ、 301〜307 インバータ、 308,309 νMOSインバータ、 310 3ビットνMOSD/Aコンバータ、 312 入力信号、 313 出力信号、 401 P型のシリコン基板、 402,403 N+拡散層ソース及びドレイン、 404 ゲート絶縁膜(例えばSiO2膜)、 406 フローティングゲート電極、 407 絶縁膜、 408a,408b,408c,408d 入力ゲー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2の1の17の 301

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号を量子化された複数の信号か
    らなる信号群に変換する第1の回路と、前記信号群を多
    値の第2の信号に変換する第2の回路と、前記第2の信
    号を前記第1の信号として前記第1の回路に帰還せしめ
    る手段とから構成される半導体回路であって、前記信号
    群の少なくとも1つの信号を前記第2の回路の入力から
    電気的に隔絶する手段、及び、前記第2の信号を前記第
    2の回路の入力から電気的に隔絶された前記信号群の少
    なくとも1つの信号にかわり前記第2の回路の入力とし
    て帰還せしめる手段を有することを特徴とする半導体回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路が入力信号を重みづけさ
    れた複数のバイナリ・デイジタルの信号に変換するA/
    Dコンバータにより構成され、前記第2の回路が重みづ
    けされた複数のバイナリ・デイジタルの信号を多値の信
    号に変換するD/Aコンバータによって構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の回路または/および前記第2
    の回路は、基板上に一導電型の半導体領域を有し、この
    領域内に設けられた反対導電型のソース及びドレイン領
    域と、前記ソース及びドレイン領域を隔てる領域に絶縁
    膜を介して設けられた電位的にフローティング状態にあ
    るフローティングゲート電極と、前記フローティングゲ
    ート電極と絶縁膜を介して容量結合する複数の入力ゲー
    ト電極とを有するニューロンMOSトランジスタを少な
    くとも1個用いて、構成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の半導体回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の回路がフローティングゲート
    を共有したN型ニューロンMOSトランジスタとP型ニ
    ューロンMOSトランジスタにより構成され、前記N型
    ニューロンMOSトランジスタのソースと前記P型ニュ
    ーロンMOSトランジスタのソースが電気的に接続され
    ており、前記信号群が該フローティングゲートと容量結
    合により電気的に結合していることを特徴とする請求項
    3に記載の半導体回路。
JP1766994A 1994-02-14 1994-02-14 半導体回路 Expired - Fee Related JP3557483B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1766994A JP3557483B2 (ja) 1994-02-14 1994-02-14 半導体回路
US08/702,689 US5784018A (en) 1994-02-14 1995-02-14 Semiconductor circuit
PCT/JP1995/000204 WO1995022146A1 (en) 1994-02-14 1995-02-14 Semiconductor circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1766994A JP3557483B2 (ja) 1994-02-14 1994-02-14 半導体回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07226085A true JPH07226085A (ja) 1995-08-22
JP3557483B2 JP3557483B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=11950269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1766994A Expired - Fee Related JP3557483B2 (ja) 1994-02-14 1994-02-14 半導体回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5784018A (ja)
JP (1) JP3557483B2 (ja)
WO (1) WO1995022146A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6011714A (en) * 1997-02-06 2000-01-04 Tadashi Shibata Semiconductor circuit capable of storing a plurality of analog or multi-valued data
US6115725A (en) * 1997-02-03 2000-09-05 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic apparatus
US6150851A (en) * 1997-06-06 2000-11-21 Tadahiro Ohmi Charge transfer amplifier circuit, voltage comparator, and sense amplifier
US6199092B1 (en) 1997-09-22 2001-03-06 Tadahiro Ohmi Semiconductor arithmetic circuit
US6334120B1 (en) 1997-03-15 2001-12-25 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic circuit and data processing device
US6606119B1 (en) 1997-03-15 2003-08-12 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic circuit

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3200012B2 (ja) * 1996-04-19 2001-08-20 株式会社東芝 記憶システム
US7268809B2 (en) * 1998-09-23 2007-09-11 San Disk Corporation Analog buffer memory for high-speed digital image capture
DE10207641A1 (de) * 2002-02-22 2003-09-11 Kid Systeme Gmbh Informations- und Anzeigeeinrichtung für eine Versorgungseinheit eines Passagierflugzeuges

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144861A (ja) * 1987-12-01 1989-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像読取装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115725A (en) * 1997-02-03 2000-09-05 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic apparatus
US6011714A (en) * 1997-02-06 2000-01-04 Tadashi Shibata Semiconductor circuit capable of storing a plurality of analog or multi-valued data
US6334120B1 (en) 1997-03-15 2001-12-25 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic circuit and data processing device
US6606119B1 (en) 1997-03-15 2003-08-12 Tadashi Shibata Semiconductor arithmetic circuit
US6150851A (en) * 1997-06-06 2000-11-21 Tadahiro Ohmi Charge transfer amplifier circuit, voltage comparator, and sense amplifier
US6199092B1 (en) 1997-09-22 2001-03-06 Tadahiro Ohmi Semiconductor arithmetic circuit

Also Published As

Publication number Publication date
US5784018A (en) 1998-07-21
JP3557483B2 (ja) 2004-08-25
WO1995022146A1 (en) 1995-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3278080B2 (ja) 半導体集積回路
US5587668A (en) Semiconductor devices utilizing neuron MOS transistors
US5608340A (en) Four-terminal semiconductor device
JP3289748B2 (ja) 半導体装置
JPS5949022A (ja) 多値論理回路
US4725813A (en) MOS type circuit device
JP3487510B2 (ja) 半導体装置
WO1996030855A1 (fr) Circuit arithmetique a semiconducteurs
JP3557483B2 (ja) 半導体回路
US5822497A (en) Data sorting circuit
JP3611340B2 (ja) 半導体回路
JP3611041B2 (ja) 半導体演算回路
KR19990022761A (ko) 제 1 뉴런 mosfet 및 기준 소오스에 의해 제공되는 2개의 전기값을 비교하기 위한 회로
EP0685808A1 (en) Computing device
JP2001052102A (ja) 演算回路、演算装置、及び半導体演算回路
WO1993024958A1 (en) Semiconductor device
US5923205A (en) Semiconductor arithmetic circuit
KR100838402B1 (ko) 부트스트래핑 기법을 이용하는 샘플-앤-홀드 증폭기 및이를 구비하는 cmos a/d 변환기
US5260706A (en) Priority encoder
US5870045A (en) D/A converter
JP2001052101A (ja) 半導体演算回路及び演算装置
KR920004927B1 (ko) 플래쉬형 아날로그 디지탈 변환기
JP3748119B2 (ja) 多値論理回路
JP2003204259A (ja) 多値論理回路
JPS61208922A (ja) Cmosによる多値論理回路の多値論理出力回路構成

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees