JPH07225913A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH07225913A JPH07225913A JP1814394A JP1814394A JPH07225913A JP H07225913 A JPH07225913 A JP H07225913A JP 1814394 A JP1814394 A JP 1814394A JP 1814394 A JP1814394 A JP 1814394A JP H07225913 A JPH07225913 A JP H07225913A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- lapping
- mounting plate
- plate
- work mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B37/00—Lapping machines or devices; Accessories
- B24B37/04—Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces
- B24B37/048—Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces of sliders and magnetic heads of hard disc drives or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は磁気ヘッドのレール面のクラウン加
工に関し、磁気ヘッドのレール面を円筒形状に、容易に
クラウン加工することを目的とする。 【構成】 ラップ治具３にゴム等の弾性体４を貼り付
け、弾性体４に長方形のワーク取付板５を固定し、ワー
ク取付板５の両端に各々１個ずつ２個の磁気ヘッド１の
レール面が並行になるように保持してラップする。
工に関し、磁気ヘッドのレール面を円筒形状に、容易に
クラウン加工することを目的とする。 【構成】 ラップ治具３にゴム等の弾性体４を貼り付
け、弾性体４に長方形のワーク取付板５を固定し、ワー
ク取付板５の両端に各々１個ずつ２個の磁気ヘッド１の
レール面が並行になるように保持してラップする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド浮上面のク
ラウン加工を行う方法で、特に円筒形状のクラウン加工
方法に関する。
ラウン加工を行う方法で、特に円筒形状のクラウン加工
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置における記録媒体の記
録・再生を行う場合、記録媒体の回転・停止に伴い、磁
気ヘッドは記録媒体より浮上または接触の動作を繰り返
す。このことをＣＳＳ（コンタクト・スタート・ストッ
プ）と呼んでおり、ＣＳＳ回数が多くなると磁気ヘッド
と記録媒体の接触面の摩擦係数が大きくなり、摩擦係数
が一定限度を越えると駆動する能力を越え記録媒体が回
転しなくなる。
録・再生を行う場合、記録媒体の回転・停止に伴い、磁
気ヘッドは記録媒体より浮上または接触の動作を繰り返
す。このことをＣＳＳ（コンタクト・スタート・ストッ
プ）と呼んでおり、ＣＳＳ回数が多くなると磁気ヘッド
と記録媒体の接触面の摩擦係数が大きくなり、摩擦係数
が一定限度を越えると駆動する能力を越え記録媒体が回
転しなくなる。
【０００３】そこで、図６に示すように磁気ヘッド１の
レール面１ａを円弧状にして、記録媒体との接触面を少
なくして摩擦力を小さくする方法がとられている。
レール面１ａを円弧状にして、記録媒体との接触面を少
なくして摩擦力を小さくする方法がとられている。
【０００４】加工方法としては、図９に示すようにラッ
プ定盤２の上面２ａを磁気ヘッドのクラウン形状の円弧
Ｒ（図６）とほぼ同一の半径Ｒ０の凹型の円筒状に加
工、または湾曲にして磁気ヘッド１のレール面１ａに摺
動、ラップすることによって、ラップ定盤２の上面２ａ
の形状が、磁気ヘッド１のレール面１ａに転写されクラ
ウン形状に加工される（特開平２−１００８４３）。
プ定盤２の上面２ａを磁気ヘッドのクラウン形状の円弧
Ｒ（図６）とほぼ同一の半径Ｒ０の凹型の円筒状に加
工、または湾曲にして磁気ヘッド１のレール面１ａに摺
動、ラップすることによって、ラップ定盤２の上面２ａ
の形状が、磁気ヘッド１のレール面１ａに転写されクラ
ウン形状に加工される（特開平２−１００８４３）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のクラウ
ン加工方法はラップ定盤２の上面２ａの形状精度、面状
態が悪いと、所定のクラウン形状に加工されずクラウン
形状不良となり、また加工面にダレやキズが発生する。
なお、磁気ヘッド１のクラウン量Ｃからラップ定盤２の
上面２ａの円筒形状の半径Ｒ０は概略３０〜５０ｍと大
きな半径であり、図９（Ａ）のように加工によって形状
精度を出すことや、図９（Ｂ）のように湾曲して形状精
度を出すことは難しい。また、ラップ定盤２の磨耗、加
工能率低下等により、ラップ定盤２の上面２ａを修正す
る場合も、精度良く修正することが難しく時間がかか
る。
ン加工方法はラップ定盤２の上面２ａの形状精度、面状
態が悪いと、所定のクラウン形状に加工されずクラウン
形状不良となり、また加工面にダレやキズが発生する。
なお、磁気ヘッド１のクラウン量Ｃからラップ定盤２の
上面２ａの円筒形状の半径Ｒ０は概略３０〜５０ｍと大
きな半径であり、図９（Ａ）のように加工によって形状
精度を出すことや、図９（Ｂ）のように湾曲して形状精
度を出すことは難しい。また、ラップ定盤２の磨耗、加
工能率低下等により、ラップ定盤２の上面２ａを修正す
る場合も、精度良く修正することが難しく時間がかか
る。
【０００６】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、上記凹型の円筒状に成形したラップ定盤を使用
しなくとも容易にクラウン加工できる磁気ヘッドの製造
方法を提供することを目的とする。
もので、上記凹型の円筒状に成形したラップ定盤を使用
しなくとも容易にクラウン加工できる磁気ヘッドの製造
方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】ラップ治具３にゴム板等
の弾性体４を貼り付け、前記弾性体に長方形のワーク取
付板５を固着し、ワーク取付板５の長手方向に磁気ヘッ
ド１のレール面１ａの方向が並行になるように複数個の
磁気ヘッド１を取付けたあと、磁気ヘッド１のレール面
１ａをラップ定盤に対向して載置して、ラップ治具３と
ワーク取付板５の短手方向を相対的に往復摺動すること
によって、磁気ヘッド１のレール面１ａに円筒状のクラ
ウン加工をすることができる。
の弾性体４を貼り付け、前記弾性体に長方形のワーク取
付板５を固着し、ワーク取付板５の長手方向に磁気ヘッ
ド１のレール面１ａの方向が並行になるように複数個の
磁気ヘッド１を取付けたあと、磁気ヘッド１のレール面
１ａをラップ定盤に対向して載置して、ラップ治具３と
ワーク取付板５の短手方向を相対的に往復摺動すること
によって、磁気ヘッド１のレール面１ａに円筒状のクラ
ウン加工をすることができる。
【０００８】
【作用】図４、図５において、磁気ヘッド１のレール面
１ａを前記方法で往復摺動してラップ加工するとき、ワ
ーク取付板５の短手方向は弾性体４の弾性作用でローリ
ングするため磁気ヘッド１のレール面１ａは円弧状に加
工される。また、ワーク取付板の長手方向はほとんどロ
ーリングがない。従って、クラウン加工する方向と直角
方向のレール面１ａは同一高さにラップされて、磁気ヘ
ッド１のレール面１ａ長手方向のみ円筒形状にクラウン
加工される。
１ａを前記方法で往復摺動してラップ加工するとき、ワ
ーク取付板５の短手方向は弾性体４の弾性作用でローリ
ングするため磁気ヘッド１のレール面１ａは円弧状に加
工される。また、ワーク取付板の長手方向はほとんどロ
ーリングがない。従って、クラウン加工する方向と直角
方向のレール面１ａは同一高さにラップされて、磁気ヘ
ッド１のレール面１ａ長手方向のみ円筒形状にクラウン
加工される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１に本発明に係るクラウン加工法の実施例の
構成図を示す。ラップ治具３にはゴム板等の弾性体４を
貼り付け、弾性体には長方形のワーク取付板５を取り付
けてある。また、ワーク取付板５の長手方向に図２に示
すようにレール面１ａ（図６）が同一方向となるように
２個の磁気ヘッド１を並べ、磁気ヘッド１の底面１ｂを
ワーク取付板５にワックスで取り付ける。
明する。図１に本発明に係るクラウン加工法の実施例の
構成図を示す。ラップ治具３にはゴム板等の弾性体４を
貼り付け、弾性体には長方形のワーク取付板５を取り付
けてある。また、ワーク取付板５の長手方向に図２に示
すようにレール面１ａ（図６）が同一方向となるように
２個の磁気ヘッド１を並べ、磁気ヘッド１の底面１ｂを
ワーク取付板５にワックスで取り付ける。
【００１０】上述のようにラップ治具３に磁気ヘッド１
を取り付けたあと、ラップ定盤２に磁気ヘッド１のレー
ル面１ａを対向して載置して、ラップ定盤２に対して図
２に示すように往復摺動させながらクラウン加工する。
この時、ラップ治具３の動きはラップ定盤２に対して相
対的に往復させる他、図３に示すように楕円、または８
の字に相対運動させても良い。
を取り付けたあと、ラップ定盤２に磁気ヘッド１のレー
ル面１ａを対向して載置して、ラップ定盤２に対して図
２に示すように往復摺動させながらクラウン加工する。
この時、ラップ治具３の動きはラップ定盤２に対して相
対的に往復させる他、図３に示すように楕円、または８
の字に相対運動させても良い。
【００１１】このようにして、ラップ定盤２に対してラ
ップ治具３を動かすことによって図４に示すように、弾
性体４に取り付けてあるワーク取付板５の短手方向が弾
性体４の弾性によってローリングして、磁気ヘッド１の
レール面１ａが円弧状にクラウン加工される。また、図
５に示すようにワーク取付板５の長手方向はほとんどロ
ーリングしないため、浮上面１ａはワーク取付板の長手
方向に対しては同じ高さの面にラップ加工され、レール
面１ａは円筒形のクラウン形状となる。
ップ治具３を動かすことによって図４に示すように、弾
性体４に取り付けてあるワーク取付板５の短手方向が弾
性体４の弾性によってローリングして、磁気ヘッド１の
レール面１ａが円弧状にクラウン加工される。また、図
５に示すようにワーク取付板５の長手方向はほとんどロ
ーリングしないため、浮上面１ａはワーク取付板の長手
方向に対しては同じ高さの面にラップ加工され、レール
面１ａは円筒形のクラウン形状となる。
【００１２】図７は他の加工例を示したもので、平板６
の上に砥粒を付着させたラップシート７を置き、ラップ
定盤に代えて、前述のようにクラウン加工しても良い。
の上に砥粒を付着させたラップシート７を置き、ラップ
定盤に代えて、前述のようにクラウン加工しても良い。
【００１３】また、図８に示すようにワーク取付板５
に、磁気ヘッド１が入る大きさに穴を明けたプレート８
を固定し、磁気ヘッド１の底面１ｂまたはワーク取付板
５の表面にラップ液等の液体を塗布して、穴のあいたワ
ーク取付板５に磁気ヘッド１を入れ、その液体の粘着
力、または弾性体のみの粘着力だけでワーク取付板５に
保持して加工することも可能である。
に、磁気ヘッド１が入る大きさに穴を明けたプレート８
を固定し、磁気ヘッド１の底面１ｂまたはワーク取付板
５の表面にラップ液等の液体を塗布して、穴のあいたワ
ーク取付板５に磁気ヘッド１を入れ、その液体の粘着
力、または弾性体のみの粘着力だけでワーク取付板５に
保持して加工することも可能である。
【発明の効果】以上のように、本発明によればラップ定
盤を凹型に成形する必要がなく、平坦なラップ定盤で容
易に円筒形にクラウン加工することができる。また、ラ
ップ定盤が平らなため、ラップ定盤の磨耗及びラップ能
率低下に対するラップ定盤修正が簡単にできる。
盤を凹型に成形する必要がなく、平坦なラップ定盤で容
易に円筒形にクラウン加工することができる。また、ラ
ップ定盤が平らなため、ラップ定盤の磨耗及びラップ能
率低下に対するラップ定盤修正が簡単にできる。
【図１】本発明の一実施例の構成図
【図２】クラウン加工時のワーク取付の説明図
【図３】クラウン加工のワーク動き、他の実施例を示す
説明図
説明図
【図４】クラウン加工を説明するための図である。
【図５】図４の側面図
【図６】磁気ヘッドの斜視図
【図７】他の実施例を示す説明図
【図８】他の実施例を示す説明図
【図９】従来のクラウン加工の説明図
１ 磁気ヘッド １ａ レール面 １ｂ 底面 ２ ラップ定盤 ３ ラップ治具 ４ 弾性体 ５ ワーク取付板 ７ ラップシート
Claims (1)
- 【請求項１】 ラップ治具にゴム板等の弾性体を貼り付
け、前記弾性体に長方形のワーク取付板を固着し、ワー
ク取付板の長手方向両端に各々１個ずつレール面の長手
方向が並行でかつ前記ワーク取付板の長手方向に直交す
るように複数個の磁気ヘッドを保持したあと、磁気ヘッ
ドのレール面をラップ定盤に対向して載置して、ラップ
治具をラップ定盤に対してワーク取付板の短手方向に相
対的に往復摺動してクラウン形状に加工することを特徴
とする磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1814394A JPH07225913A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1814394A JPH07225913A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07225913A true JPH07225913A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11963394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1814394A Pending JPH07225913A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07225913A (ja) |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP1814394A patent/JPH07225913A/ja active Pending
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