JPH07225857A - Cad/camシステム - Google Patents

Cad/camシステム

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JPH07225857A
JPH07225857A JP6018529A JP1852994A JPH07225857A JP H07225857 A JPH07225857 A JP H07225857A JP 6018529 A JP6018529 A JP 6018529A JP 1852994 A JP1852994 A JP 1852994A JP H07225857 A JPH07225857 A JP H07225857A
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cross
sectional
sectional shape
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伸司 藤城
Yutaka Tanaka
豊 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪郭形状に断面形状を配置するための操作手
順を減らすことにより形状定義にかかる時間を減少する
こと。 【構成】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分
の形状にて表す2.5軸形状定義を行うときには、形状
定義コマンド21aで輪郭形状及び断面形状を定義し、
断面形状配置コマンド21dや断面形状一括配置コマン
ド21hでは定義された断面形状を輪郭形状に配置す
る。また、断面形状回転コマンド21eでは配置された
断面形状を回転したり、断面形状コピーコマンド21f
では配置された断面形状をコピーしたり、断面形状移動
コマンド21gでは配置された断面形状を移動したり、
断面形状削除コマンド21iでは配置された断面形状を
削除する。これにより、操作手順が簡素化され形状定義
に要する時間が削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD/CAMシステ
ムに関するもので、更に詳しくは、2.5軸形状の定義
を支援するCAD/CAMシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、CAD/CAMシステムでは3
次元空間上で輪郭形状と呼ばれる立体の平面図形の輪郭
部分及び断面形状と呼ばれる立体の正面図形の勾配部分
にて立体を表す2.5軸形状の定義が知られている。こ
こで、立体として図21に示すような円錐を2.5軸形
状で表すと図22のようになる。図22(a)の47は
輪郭形状で上面側から見た立体の上面図の底面部分であ
る。図22(b)の48は断面形状で立体の正面図の勾
配部分である。2.5軸形状は、輪郭形状47と断面形
状48とで構成される(図22(c)参照)。輪郭形状
47と断面形状48の位置関係は図23の通りである。
図23は図22の2.5軸形状を上方向(Z軸方向)か
ら見た状態を示している。49は輪郭形状47の接線で
ある。断面形状48は輪郭形状47の接線49と垂直に
交わっている。
【0003】一般の2.5軸形状の輪郭形状では、更に
複雑なものもあるが、断面形状は必ず輪郭形状の接線に
垂直に交差する必要がある。また、一つの輪郭形状に複
数の断面形状を配置することができる。但し、輪郭形状
を構成する基準形状(線・円弧等)一本に対して配置す
ることができる断面形状は1つまでである。図24及び
図25はその一例であり、図24の立体を2.5軸形状
で表すと図25のようになる。図25(a)の50は輪
郭形状を表し、図25(b)及び図25(c)の51,
52は断面形状を表す。つまり、輪郭形状50に配置さ
れている断面形状は全て同一の形でなくてもよい。断面
形状52は図24の立体の削れた面53に相当してい
る。このように、輪郭形状と断面形状とからなる形状を
2.5軸形状といい、2.5軸形状を定義することを
2.5軸形状定義という。
【0004】図12は、CAD/CAMシステムの一般
的構成を示す図で、1は中央演算装置(CPU)、2は
主記憶装置でコマンド群21及びデータベース22を確
保しており、CPU1はコマンド群21のうち入力され
たコマンドを解釈し、それぞれのコマンドを実行する。
コマンド群21のうち形状定義コマンド21aは形状定
義手段により線・円等の形状を定義する。形状定義コマ
ンド21aにより定義された形状はデータベース22に
登録されると共にCRT表示器7上に表示される。そし
て、定義された形状は形状平行移動コマンド21bや形
状回転移動コマンド21c等の形状を編集するコマンド
により移動または回転させることができる。3は作図し
た図面を用紙上に出力するプロッタ、4はバス、6は画
面の印刷等を行うプリンタ、7は定義済の形状、原点
軸、入力要求メッセージ等を画面に表示するCRT表示
器、8は形状を定義するときや編集するときに数値や座
標等を入力するキーボード、9はCRT表示器7に表示
される図形やコマンドメニューの選択を行うマウス、1
0は作図した図面を保存する補助記憶装置であり、これ
らの装置等は全てバス4を介して接続されている。
【0005】次に、このようなCAD/CAMシステム
において、図14に示すような2.5軸形状の立体につ
いて考察する。この立体は、輪郭形状31と断面形状3
2及び33からなり輪郭形状31と断面形状32が配置
点P1で交差している2.5軸形状と、輪郭形状34と
断面形状35からなり配置点P2で交差している2.5
軸形状との2つの2.5軸形状からなり、その定義を行
う手順について図13のフローチャートに基づいて説明
する。なお、図14(a)は2.5軸形状の立体を立体
的に見た図、図14(b)は2.5軸形状の立体を上面
から見た図である。
【0006】まず、ステップS1にて、図15に示すよ
うに、2次元のXY平面上に輪郭形状に相当する形状3
1,34が形状定義コマンド21aを用いて定義され
る。次にステップS2にて、断面形状に相当する形状3
6が同じく形状定義コマンド21aを用いて定義され
る。このとき、線形状はキーボード8やマウス9により
2箇所の点を指定する等して定義し、円弧形状はキーボ
ード8やマウス9により3点を指定したり、1点と半径
を指定する等して定義される。図15を3次元的に表す
と図16のようになる。
【0007】次にステップS3で輪郭形状31にて作ら
れる面に垂直となるような回転角(この場合X軸が中心
軸で回転角が90度)が算出される。次にステップS4
にて、求められた回転角に基づき形状回転移動コマンド
21cを用いて形状定義コマンド21aにて定義された
断面形状36が回転される(図17参照)。形状45は
回転後の断面形状である。次にステップS5にて、断面
形状45を配置点P1まで平行移動するための移動量が
算出される。次にステップS6にて、求められた移動量
に基づき形状平行移動コマンド21bにより断面形状4
5を配置点P1まで平行移動する(図18参照)。形状
46は移動後の断面形状である。
【0008】次にステップS7にて、輪郭形状31の配
置点P1に対する接線に垂直な直線とX軸とのなす角度
が算出される。次にステップS8にて、求められた回転
角に基づき形状回転移動コマンド21cを用いて断面形
状46を回転する(図19参照)。このときの回転軸は
配置点P1を通りZ軸に平行な直線となる。形状32は
回転後の断面形状である。
【0009】次に、図20に示すように、輪郭形状34
に断面形状35を配置するために、ステップS2に戻
る。ステップS2にて、形状定義コマンド21aを用い
てもう一度、断面形状35が定義され、配置点をP2と
して、以下のステップS3〜ステップS8が同様に実行
される。
【0010】更に、図14(a)に示すように、輪郭形
状31に断面形状33を配置するために、再びステップ
S2に戻る。ステップS2にて、形状定義コマンド21
aを用いて断面形状33に相当する形状44がXY平面
上に定義され、以下のステップS3〜ステップS8が同
様に実行される。これを5回繰返すことにより、断面形
状33が輪郭形状31に配置される。このような手順で
輪郭形状31,34に断面形状32,33及び35が配
置されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のCAD/CAM
システムでは、上述したように輪郭形状31に断面形状
32を配置するときの操作が多く、特に、他の輪郭形状
34に繰返し断面形状35を配置するときは、その操作
が非常に冗長で、多大な時間がかかっていた。また、配
置するための移動量や回転角を算出するために法線の傾
きを求める等の複雑な図形計算をする必要があり、作業
者は図形計算をする知識が要求されていたため、誰にで
も手軽に使うことはできなかった。また、操作が非常に
冗長であるために、図形計算をする際に計算ミスをする
可能性も大いにあった。
【0012】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、誰にでも簡単な操作で断面
形状を輪郭形状の正しい位置に配置することができるC
AD/CAMシステムの提供を課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるCAD
/CAMシステムは、3次元空間上の立体を輪郭部分及
び勾配部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/
CAMシステムであって、3次元空間上の任意の平面上
に線、円、円弧等の基準形状からなる形状を定義する形
状定義手段と、前記形状定義手段で任意の平面上に定義
された形状である元形状を、前記元形状の基準形状上の
基準位置及び移動後の形状上の相対位置とを指定するこ
とで前記基準形状の前記基準位置に対する法線を横軸と
し、前記基準形状に連続した形状からできる面に対する
法線を縦軸とする座標系で構成される配置平面上に指定
された前記基準位置と前記相対位置とが重なるように移
動する断面形状配置手段とを具備するものである。
【0014】請求項2にかかるCAD/CAMシステム
は、3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分の形状
にて表す形状定義を支援するCAD/CAMシステムで
あって、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等
の基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、前
記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状である
元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移動
後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形状
に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とする
座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準位
置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状配
置手段と、前記断面形状配置手段で配置された形状を基
準位置を通り縦軸を中心に180度回転移動する断面形
状横回転手段と、前記断面形状配置手段で配置された形
状を基準位置を通り横軸を中心に180度回転移動する
断面形状縦回転手段とを具備するものである。
【0015】請求項3にかかるCAD/CAMシステム
は、3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分の形状
にて表す形状定義を支援するCAD/CAMシステムで
あって、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等
の基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、前
記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状である
元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移動
後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形状
に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とする
座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準位
置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状配
置手段と、前記断面形状配置手段で配置された断面形状
を、基準形状及び相対位置を指定すると共に前記断面形
状と前記基準形状の交点を基準位置とし、前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準位置
を通り前記基準形状に連続した形状からできる面に対す
る法線を縦軸とする座標系上の断面形状の前記相対位置
を通る形状を相対形状とするとき、前記相対形状の前記
相対位置に対する法線を横軸とし、前記相対位置を通り
前記相対形状に連続した形状からできる面に対する法線
を縦軸とする座標系上にコピーする断面形状コピー手段
とを具備するものである。
【0016】請求項4にかかるCAD/CAMシステム
は、3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分の形状
にて表す形状定義を支援するCAD/CAMシステムで
あって、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等
の基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、前
記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状である
元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移動
後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形状
に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とする
座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準位
置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状配
置手段と、前記断面形状配置手段で配置された断面形状
を、基準形状及び相対位置を指定すると共に前記断面形
状と前記基準形状の交点を基準位置とし、前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準位置
を通り前記基準形状に連続した形状からできる面に対す
る法線を縦軸とする座標系上の断面形状の前記相対位置
を通る形状を相対形状とするとき、前記相対形状の前記
相対位置に対する法線を横軸とし、前記相対位置を通り
前記相対形状に連続した形状からできる面に対する法線
を縦軸とする座標系上に移動する断面形状移動手段とを
具備するものである。
【0017】請求項5にかかるCAD/CAMシステム
は、3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分の形状
にて表す形状定義を支援するCAD/CAMシステムで
あって、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等
の基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、前
記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状である
元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移動
後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形状
に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とする
座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準位
置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状配
置手段と、前記元形状、前記基準形状、前記基準位置の
うち1以上を指定することにより、指定された前記基準
形状と連続する全ての形状に前記断面形状配置手段と同
等の条件で断面形状を配置する断面形状一括配置手段と
を具備するものである。
【0018】請求項6にかかるCAD/CAMシステム
は、3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配部分の形状
にて表す形状定義を支援するCAD/CAMシステムで
あって、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等
の基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、前
記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状である
元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移動
後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形状
の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形状
に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とする
座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準位
置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状配
置手段と、前記元形状、前記基準形状、前記基準位置の
うち1以上を指定することにより、指定された前記基準
形状と連続する全ての形状に前記断面形状配置手段と同
等の条件で断面形状を配置する断面形状一括配置手段
と、前記断面形状配置手段または前記断面形状一括配置
手段で前記断面形状が配置されている基準形状を指定す
ることにより、その基準形状と連続して配置されている
全ての前記断面形状を削除する断面形状削除手段とを具
備するものである。
【0019】
【作用】請求項1においては、形状定義手段で、任意の
平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段でその
元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上の相
対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に対す
る法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からできる
面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配置平
面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるように
移動される。このように、断面形状配置のための移動量
や回転角がシステム内で演算され簡素化される。
【0020】請求項2においては、形状定義手段で、任
意の平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段で
その元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上
の相対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に
対する法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からで
きる面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配
置平面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるよ
うに移動される。また、断面形状横回転手段で、この移
動配置された形状が基準位置を通り縦軸を中心に180
度回転移動される。更に、断面形状縦回転手段で、同じ
く移動配置された形状が基準位置を通り横軸を中心に1
80度回転移動される。このように、断面形状移動及び
回転のための移動量や回転角がシステム内で演算され簡
素化される。
【0021】請求項3においては、形状定義手段で、任
意の平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段で
その元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上
の相対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に
対する法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からで
きる面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配
置平面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるよ
うに移動される。また、断面形状コピー手段で、この移
動配置された断面形状が、基準形状及び相対位置を指定
すると共に断面形状と基準形状の交点を基準位置とし、
基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準位置
を通り基準形状に連続した形状からできる面に対する法
線を縦軸とする座標系上の断面形状の相対位置を通る形
状を相対形状とするとき、相対形状の相対位置に対する
法線を横軸とし、相対位置を通り相対形状に連続した形
状からできる面に対する法線を縦軸とする座標系上にコ
ピーされる。このように、断面形状コピーのための移動
量や回転角がシステム内で演算され簡素化される。
【0022】請求項4においては、形状定義手段で、任
意の平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段で
その元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上
の相対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に
対する法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からで
きる面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配
置平面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるよ
うに移動される。また、断面形状移動手段で、この移動
配置された断面形状が、基準形状及び相対位置を指定す
ると共に断面形状と基準形状の交点を基準位置とし、基
準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準位置を
通り基準形状に連続した形状からできる面に対する法線
を縦軸とする座標系上の断面形状の相対位置を通る形状
を相対形状とするとき、相対形状の相対位置に対する法
線を横軸とし、相対位置を通り相対形状に連続した形状
からできる面に対する法線を縦軸とする座標系上に移動
される。このように、断面形状移動のための移動量や回
転角がシステム内で演算され簡素化される。
【0023】請求項5においては、形状定義手段で、任
意の平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段で
その元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上
の相対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に
対する法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からで
きる面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配
置平面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるよ
うに移動される。また、断面形状一括配置手段で、元形
状、基準形状、基準位置のうち1以上が指定されること
により、指定された基準形状と連続する全ての形状に断
面形状配置手段と同等の条件で断面形状が配置される。
このように、断面形状一括配置のための移動量や回転角
がシステム内で演算され簡素化される。
【0024】請求項6においては、形状定義手段で、任
意の平面上に定義された元形状が、断面形状配置手段で
その元形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上
の相対位置とが指定されることで基準形状の基準位置に
対する法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からで
きる面に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配
置平面上に指定された基準位置と相対位置とが重なるよ
うに移動される。また、断面形状一括配置手段で、元形
状、基準形状、基準位置のうち1以上が指定されること
により、指定された基準形状と連続する全ての形状に断
面形状配置手段と同等の条件で断面形状が配置される。
更に、断面形状削除手段で、この移動配置された断面形
状が配置されている基準形状を指定することにより、そ
の基準形状に連続して配置されている全ての断面形状が
削除される。このように、断面形状削除のための指定が
簡素化される。
【0025】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムを示す構成図である。なお、前述の従来シス
テムと同様の構成または相当部分からなるものについて
は同一符号及び同一記号を付して示す。図1において、
1はCPU、2は主記憶装置でコマンド群21及びデー
タベース22を確保しており、CPU1はコマンド群2
1のうち入力されたコマンドを解釈し、それぞれのコマ
ンドを実行する。コマンド群21のうち21aは形状定
義コマンド、21dは断面形状配置コマンド、21eは
断面形状回転コマンド、21fは断面形状コピーコマン
ド、21gは断面形状移動コマンド、21hは断面形状
一括配置コマンド、21iは断面形状削除コマンドであ
る。形状定義コマンド21aを用いて定義された線・円
等の形状はデータベース22に登録されると共にCRT
表示器7上に表示される。そして、定義された形状に対
して各コマンド21d〜21iを用いることにより種々
の編集が実行される。3は作図した図面を用紙上に出力
するプロッタ、4はバス、6は画面の印刷等を行うプリ
ンタ、7は定義済の形状、原点軸、入力要求メッセージ
等を画面に表示するCRT表示器、8は形状を定義する
ときや編集するときに数値や座標等を入力するキーボー
ド、9はCRT表示器7に表示される図形やコマンドメ
ニューの選択を行うマウス、10は作図した図面を保存
する補助記憶装置であり、これらの装置等は全てバス4
を介して接続されている。
【0026】次に、このようなCAD/CAMシステム
において、図14に示すような2.5軸形状の立体につ
いて考察する。この立体は、輪郭形状31と断面形状3
2,33からなり輪郭形状31と断面形状32が配置点
P1で交差している2.5軸形状と、輪郭形状34と断
面形状35からなり配置点P2で交差している2.5軸
形状との2つの2.5軸形状からなり、その定義を行う
手順について図2のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、図14(a)は2.5軸形状の立体を立体的
に見た図、図14(b)は2.5軸形状の立体を上面か
ら見た図である。
【0027】まず、ステップS11にて、図15に示す
ように2次元のXY平面上に輪郭形状に相当する形状3
1,34が形状定義コマンド21aを用いて定義され
る。次にステップS12にて、断面形状に相当する形状
36が同じく形状定義コマンド21aを用いて定義され
る。このとき、線形状はキーボード8やマウス9により
2箇所の点を指定する等して定義し、円弧形状はキーボ
ード8やマウス9により3点を指定したり、1点と半径
を指定する等して定義する。図15を3次元的に表すと
図3のようになる。
【0028】次にステップS13にて、断面形状配置コ
マンド21d即ち、断面形状配置手段を用いて断面形状
36が輪郭形状31に配置される。操作としては、ま
ず、断面形状として配置したい形状(ここでは形状3
6)をマウス9により選択し、次に、配置する際の基準
点Bをマウス9により指定し、更に、輪郭形状31上の
配置点P1をマウス9にて指定する。配置が完了した断
面形状を図4に示す。配置要領は、図5に示すように、
輪郭形状31の配置点P1に対する接線39に垂直な直
線40をX1軸とし、輪郭形状31で作られる面に対す
る法線(ここではZ軸に相当)をY1軸としてできる図
4に示す平面38上に基準点Bと配置点P1が重なるよ
うに移動する。
【0029】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、3次元空間上の立体を輪郭部分及び
勾配部分の形状にて表す形状定義を支援するものであっ
て、3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等の基
準形状からなる形状を定義する形状定義コマンド21a
にて達成される形状定義手段と、前記形状定義手段で任
意の平面上に定義された形状である元形状を、元形状の
基準形状上の基準位置及び移動後の形状上の相対位置と
を指定することで基準形状の基準位置に対する法線を横
軸とし、基準形状に連続した形状からできる面に対する
法線を縦軸とする座標系で構成される配置平面上に指定
された基準位置と相対位置とが重なるように移動する断
面形状配置コマンド21dにて達成される断面形状配置
手段とを具備するものである。
【0030】したがって、形状定義コマンド21aを用
いて任意の平面上に定義された断面形状36及び輪郭形
状31と断面形状配置コマンド21dを用いて基準点B
及び配置点P1が指定されると輪郭形状31上の配置点
P1と断面形状36の基準点Bとが重なるように移動さ
れ断面形状32となる。故に、簡単な操作手順で素早く
断面形状を輪郭形状上の配置点に移動配置することがで
きる。
【0031】次にステップS14にて、設計変更等によ
り、図6(a)に示すような断面形状35を図6(b)
に示す断面形状41のように輪郭形状34で作られる面
に対して対称になるように移動する場合について説明す
る。断面形状回転コマンド21e即ち、断面形状縦回転
手段を用いて輪郭形状34及び断面形状35をマウス9
により選択しキーボード8の所定キーが押下されること
により、基準点P2を通る輪郭形状34の基準点P2に
対する法線を回転軸として180度回転される。また、
同じく設計変更等により、図7に示すような断面形状3
5を断面形状42のように基準点P2を通り輪郭形状3
4で作られる面に対する法線を中心に180度回転する
ように移動する場合についても同様に、断面形状回転コ
マンド21e即ち、断面形状横回転手段を用いて輪郭形
状34及び断面形状35をマウス9により選択しキーボ
ード8の所定キーが押下されることにより断面形状42
の通りに回転される。なお、図7(a)は2.5軸形状
の立体を立体的に見た図、図7(b)は2.5軸形状の
立体を上面から見た図である。
【0032】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、上述の手段に加えて更に、断面形状
配置コマンド21dにて達成される断面形状配置手段で
配置された形状を基準位置を通り縦軸を中心に180度
回転移動する断面形状回転コマンド21eにて達成され
る断面形状横回転手段と、断面形状配置コマンド21d
にて達成される断面形状配置手段で配置された形状を基
準位置を通り横軸を中心に180度回転移動する断面形
状回転コマンド21eにて達成される断面形状縦回転手
段とを具備するものである。
【0033】したがって、上述の手順に加え、断面形状
回転コマンド21eを用いて予め配置されている断面形
状35と輪郭形状34と配置点(基準位置)P2とが指
定されると、輪郭形状34上の配置点P2を中心に断面
形状35が180度回転され断面形状42となる。故
に、簡単な操作手順で素早く断面形状を輪郭形状上の配
置点に対して回転移動することができる。
【0034】次にステップS15にて、図4に示すよう
に、断面形状コピーコマンド21f即ち、断面形状コピ
ー手段を用いて断面形状32が輪郭形状34にコピーさ
れる。断面形状32及び基準形状37をマウス9により
選択し、配置先の輪郭形状34上の配置点P2を同じく
マウス9により指定することにより、断面形状32と基
準形状37との関係と同様の関係を保った状態で断面形
状32が輪郭形状34上の配置点P2にコピーされる。
図4に示す形状35はコピー後の断面形状である。
【0035】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、上述の手段に加えて更に、断面形状
配置コマンド21dにて達成される断面形状配置手段で
配置された断面形状を、基準形状及び相対位置を指定す
ると共に断面形状と基準形状の交点を基準位置とし、基
準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準位置を
通り基準形状に連続した形状からできる面に対する法線
を縦軸とする座標系上の断面形状の相対位置を通る形状
を相対形状とするとき、相対形状の相対位置に対する法
線を横軸とし、相対位置を通り相対形状に連続した形状
からできる面に対する法線を縦軸とする座標系上にコピ
ーする断面形状コピーコマンド21fにて達成される断
面形状コピー手段を具備するものである。
【0036】したがって、上述の手順に加え、断面形状
コピーコマンド21fを用いて予め配置されている断面
形状32と輪郭形状34と配置点(座標系上)P2とが
指定されると、輪郭形状34上の配置点P2に断面形状
35がコピーされる。故に、簡単な操作手順で素早く断
面形状を輪郭形状上の配置点にコピーできる。
【0037】更に、ステップS16にて、設計変更また
は体裁を整える等のために、図8に示すように断面形状
を移動する場合について説明する。断面形状移動コマン
ド21g即ち、断面形状移動手段を用いて断面形状32
と基準形状37をマウス9により選択し、移動先の輪郭
形状31上の配置点P3を同じくマウス9にて指定する
ことにより断面形状32が断面形状32と基準形状37
との関係と同様の関係を保った状態で移動される。形状
43は移動後の断面形状である。
【0038】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、上述の手段に加えて更に、断面形状
配置コマンド21dにて達成される断面形状配置手段で
配置された断面形状を、基準形状及び相対位置を指定す
ると共に断面形状と基準形状の交点を基準位置とし、基
準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準位置を
通り基準形状に連続した形状からできる面に対する法線
を縦軸とする座標系上の断面形状の相対位置を通る形状
を相対形状とするとき、相対形状の相対位置に対する法
線を横軸とし、相対位置を通り相対形状に連続した形状
からできる面に対する法線を縦軸とする座標系上に移動
する断面形状移動コマンド21gにて達成される断面形
状移動手段を具備するものである。
【0039】したがって、上述の手順に加え、断面形状
移動コマンド21gを用いて予め配置されている断面形
状32と輪郭形状31と配置点(座標系上)P3とが指
定されると、輪郭形状31上の配置点P3に断面形状4
3が移動される。故に、簡単な操作手順で素早く断面形
状を輪郭形状上の配置点に移動できる。
【0040】次に、図9及び図10に示すように、断面
形状33を輪郭形状31の全ての基準形状(線・円弧
等)に一度に配置する場合について説明する。まず、ス
テップS12にて、図9に示すように図10の断面形状
33に相当する断面形状44が形状定義コマンド21a
を用いて定義される。次にステップS17にて、断面形
状一括配置コマンド21h即ち、断面形状一括配置手段
を用いて断面形状44と基準点Cと輪郭形状31がマウ
ス9にて指定されることにより、断面形状44が輪郭形
状31の全ての基準形状(線・円弧等)の中点に配置さ
れる。図10に示す5箇所の形状33が断面形状一括配
置手段を用いて配置された断面形状である。
【0041】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、上述の手段に加えて更に、元形状、
基準形状、基準位置のうち1以上を指定することによ
り、指定された基準形状と連続する全ての形状に前記断
面形状配置手段と同等の条件で断面形状を配置する断面
形状一括配置コマンド21hにて達成される断面形状一
括配置手段を具備するものである。したがって、上述の
手順に加え、断面形状44と基準点Cと輪郭形状31と
が指定されると、断面形状一括配置手段を用いて断面形
状44が輪郭形状31の全ての基準形状(線・円弧等)
の中点に配置される。故に、簡単な操作手順で素早く複
数の断面形状を輪郭形状上に一括配置できる。
【0042】次に、輪郭形状31に配置されている全て
の断面形状32,33を削除する場合について図10及
び図11を参照して説明する。断面形状削除コマンド2
1i即ち、断面形状削除手段を用いて削除対称となる図
10に示す断面形状32,33の配置されている輪郭形
状31をマウス9により選択することにより、輪郭形状
31に配置されている断面形状32,33が削除され
る。削除後の状態を図11に示す。
【0043】このように、本発明の一実施例のCAD/
CAMシステムは、上述の手段に加えて更に、前記断面
形状配置手段または前記断面形状一括配置手段で断面形
状が配置されている基準形状を指定することにより、そ
の基準形状に連続して配置されている全ての断面形状を
削除する断面形状削除コマンド21iにて達成される断
面形状削除手段を具備するものである。したがって、上
述の手順に加え、指定された基準形状に配置されている
全ての断面形状が断面形状削除手段を用いて削除され
る。故に、簡単な操作手順で素早く複数の断面形状を削
除できる。
【0044】ところで、上述の実施例では、本発明を
2.5軸形状を定義する場合について述べたが、本発明
はその他の形状定義においても断面形状と輪郭形状との
位置関係と同様の関係にある形状に対しても応用でき
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のCAD
/CAMシステムによれば、形状定義手段で、任意の平
面上に定義された元形状が、断面形状配置手段でその元
形状の基準形状上の基準位置及び移動後の形状上の相対
位置とが指定されることで基準形状の基準位置に対する
法線を横軸とし、基準形状に連続した形状からできる面
に対する法線を縦軸とする座標系で構成される配置平面
上に指定された基準位置と相対位置とが重なるように移
動される。これにより、断面形状移動配置のための複雑
な移動量計算や回転角計算の必要がなくなり操作手順が
非常に簡単になるため、配置に要する時間が削減される
と共に、移動量や回転角の算出の際に発生する計算ミス
の機会を減少させることができる。
【0046】請求項2のCAD/CAMシステムによれ
ば、形状定義手段で、任意の平面上に定義された元形状
が、断面形状配置手段でその元形状の基準形状上の基準
位置及び移動後の形状上の相対位置とが指定されること
で基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準形
状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
る座標系で構成される配置平面上に指定された基準位置
と相対位置とが重なるように移動される。この移動配置
された断面形状が断面形状縦回転手段及び断面形状横回
転手段で回転移動される。これにより、断面形状移動配
置及び断面形状回転のための複雑な移動量計算や回転角
計算の必要がなくなり操作手順が非常に簡単になるた
め、配置に要する時間が削減されると共に、移動量や回
転角の算出の際に発生する計算ミスの機会を減少させる
ことができる。
【0047】請求項3のCAD/CAMシステムによれ
ば、形状定義手段で、任意の平面上に定義された元形状
が、断面形状配置手段でその元形状の基準形状上の基準
位置及び移動後の形状上の相対位置とが指定されること
で基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準形
状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
る座標系で構成される配置平面上に指定された基準位置
と相対位置とが重なるように移動される。この移動配置
された断面形状が断面形状コピー手段でコピー移動され
る。これにより、断面形状移動配置及び断面形状コピー
のための複雑な移動量計算や回転角計算の必要がなくな
り操作手順が非常に簡単になるため、配置に要する時間
が削減されると共に、移動量や回転角の算出の際に発生
する計算ミスの機会を減少させることができる。
【0048】請求項4のCAD/CAMシステムによれ
ば、形状定義手段で、任意の平面上に定義された元形状
が、断面形状配置手段でその元形状の基準形状上の基準
位置及び移動後の形状上の相対位置とが指定されること
で基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準形
状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
る座標系で構成される配置平面上に指定された基準位置
と相対位置とが重なるように移動される。この移動配置
された断面形状が断面形状移動手段で移動される。これ
により、断面形状移動配置及び断面形状移動のための複
雑な移動量計算や回転角計算の必要がなくなり操作手順
が非常に簡単になるため、配置に要する時間が削減され
ると共に、移動量や回転角の算出の際に発生する計算ミ
スの機会を減少させることができる。
【0049】請求項5のCAD/CAMシステムによれ
ば、形状定義手段で、任意の平面上に定義された元形状
が、断面形状配置手段でその元形状の基準形状上の基準
位置及び移動後の形状上の相対位置とが指定されること
で基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準形
状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
る座標系で構成される配置平面上に指定された基準位置
と相対位置とが重なるように移動される。この移動配置
された断面形状が断面形状一括配置手段で一括配置され
る。これにより、断面形状移動配置及び断面形状一括配
置のための複雑な移動量計算や回転角計算の必要がなく
なり操作手順が非常に簡単になるため、配置に要する時
間が削減されると共に、移動量や回転角の算出の際に発
生する計算ミスの機会を減少させることができる。特
に、断面形状一括配置手段を用いることにより、同一の
断面形状を簡単な指定で複数配置できるため、配置に要
する操作時間を激減することができる。
【0050】請求項6のCAD/CAMシステムによれ
ば、形状定義手段で、任意の平面上に定義された元形状
が、断面形状配置手段でその元形状の基準形状上の基準
位置及び移動後の形状上の相対位置とが指定されること
で基準形状の基準位置に対する法線を横軸とし、基準形
状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
る座標系で構成される配置平面上に指定された基準位置
と相対位置とが重なるように移動される。この移動配置
された断面形状が断面形状一括配置手段で一括配置され
る。これらの配置されている複数の断面形状が断面形状
削除手段で一度に削除される。これにより、断面形状移
動配置、断面形状一括配置及び断面形状削除のための複
雑な移動量計算や回転角計算や断面形状複数指定の必要
がなくなり操作手順が非常に簡単になるため、配置に要
する時間が削減されると共に、移動量や回転角の算出の
際に発生する計算ミスの機会を減少させることができ
る。特に、断面形状削除手段を用いることにより、複数
の断面形状を一度に削除できるため、削除に要する操作
時間を激減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの全体構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの輪郭形状及び断面形状の定義直後を立体的
に見た図である。
【図4】図4は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの断面形状配置及び断面形状コピー直後を立
体的に見た図である。
【図5】図5は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの基準形状上の配置点における接線と法線と
の関係を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの断面形状が縦回転する様子を示す説明図で
ある。
【図7】図7は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの断面形状が横回転する様子を示す説明図で
ある。
【図8】図8は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの断面形状が移動する様子を示す説明図であ
る。
【図9】図9は本発明の一実施例にかかるCAD/CA
Mシステムの断面形状一括配置のための断面形状を定義
する説明図である。
【図10】図10は本発明の一実施例にかかるCAD/
CAMシステムの断面形状一括配置直後を立体的に見た
図である。
【図11】図11は本発明の一実施例にかかるCAD/
CAMシステムの断面形状削除直後の図である。
【図12】図12は従来のCAD/CAMシステムの全
体構成図である。
【図13】図13は従来のCAD/CAMシステムの手
順を示すフローチャートである。
【図14】図14は従来及び本発明の一実施例にかかる
CAD/CAMシステムで2.5軸形状で定義され作成
される仕上がり図である。
【図15】図15は従来及び本発明の一実施例にかかる
CAD/CAMシステムで形状定義直後の平面図であ
る。
【図16】図16は従来の形状定義直後を立体的に見た
図である。
【図17】図17は断面形状がX軸を回転軸として回転
する様子を示す図16に続く説明図である。
【図18】図18は断面形状が配置点まで移動する様子
を示す図17に続く説明図である。
【図19】図19は断面形状がZ軸に平行な直線を回転
軸として回転する様子を示す図18に続く説明図であ
る。
【図20】図20は輪郭形状に断面形状を配置する様子
を示す図19に続く説明図である。
【図21】図21は円錐を表す図である。
【図22】図22は図21の円錐を2.5軸形状で表す
説明図である。
【図23】図23は図22の2.5軸形状を上方向(Z
軸方向)から見た状態を示す説明図である。
【図24】図24は箱型の立体を表す図である。
【図25】図25は箱型の立体の2.5軸形状を表す説
明図である。
【符号の説明】
1 中央演算装置(CPU) 2 主記憶装置 4 バス 21 コマンド群 21a 形状定義コマンド 21d 断面形状配置コマンド 21e 断面形状回転コマンド 21f 断面形状コピーコマンド 21g 断面形状移動コマンド 21h 断面形状一括配置コマンド 21i 断面形状削除コマンド 22 データベース 31,34,35 輪郭形状 32,33 断面形状 37 基準形状 B,C 基準点 P1,P2 配置点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧の1以上の
    基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段とを具備することを特徴とするCAD/CAM
    システム。
  2. 【請求項2】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧の1以上の
    基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段と、 前記断面形状配置手段で配置された形状を基準位置を通
    り縦軸を中心に180度回転移動する断面形状横回転手
    段と、 前記断面形状配置手段で配置された形状を基準位置を通
    り横軸を中心に180度回転移動する断面形状縦回転手
    段とを具備することを特徴とするCAD/CAMシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧の1以上の
    基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段と、 前記断面形状配置手段で配置された断面形状を、基準形
    状及び相対位置を指定すると共に前記断面形状と前記基
    準形状の交点を基準位置とし、前記基準形状の前記基準
    位置に対する法線を横軸とし、前記基準位置を通り前記
    基準形状に連続した形状からできる面に対する法線を縦
    軸とする座標系上の断面形状の前記相対位置を通る形状
    を相対形状とするとき、前記相対形状の前記相対位置に
    対する法線を横軸とし、前記相対位置を通り前記相対形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系上にコピーする断面形状コピー手段とを具備す
    ることを特徴とするCAD/CAMシステム。
  4. 【請求項4】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧の1以上の
    基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段と、 前記断面形状配置手段で配置された断面形状を、基準形
    状及び相対位置を指定すると共に前記断面形状と前記基
    準形状の交点を基準位置とし、前記基準形状の前記基準
    位置に対する法線を横軸とし、前記基準位置を通り前記
    基準形状に連続した形状からできる面に対する法線を縦
    軸とする座標系上の断面形状の前記相対位置を通る形状
    を相対形状とするとき、前記相対形状の前記相対位置に
    対する法線を横軸とし、前記相対位置を通り前記相対形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系上に移動する断面形状移動手段とを具備するこ
    とを特徴とするCAD/CAMシステム。
  5. 【請求項5】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧の1以上の
    基準形状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段と、 前記元形状、前記基準形状、前記基準位置のうち1以上
    を指定することにより、指定された前記基準形状と連続
    する全ての形状に前記断面形状配置手段と同等の条件で
    断面形状を配置する断面形状一括配置手段とを具備する
    ことを特徴とするCAD/CAMシステム。
  6. 【請求項6】 3次元空間上の立体を輪郭部分及び勾配
    部分の形状にて表す形状定義を支援するCAD/CAM
    システムにおいて、 3次元空間上の任意の平面上に線、円、円弧等の基準形
    状からなる形状を定義する形状定義手段と、 前記形状定義手段で任意の平面上に定義された形状であ
    る元形状を、前記元形状の基準形状上の基準位置及び移
    動後の形状上の相対位置とを指定することで前記基準形
    状の前記基準位置に対する法線を横軸とし、前記基準形
    状に連続した形状からできる面に対する法線を縦軸とす
    る座標系で構成される配置平面上に指定された前記基準
    位置と前記相対位置とが重なるように移動する断面形状
    配置手段と、 前記元形状、前記基準形状、前記基準位置のうち1以上
    を指定することにより、指定された前記基準形状と連続
    する全ての形状に前記断面形状配置手段と同等の条件で
    断面形状を配置する断面形状一括配置手段と、 前記断面形状配置手段または前記断面形状一括配置手段
    で前記断面形状が配置されている基準形状を指定するこ
    とにより、その基準形状に連続して配置されている全て
    の前記断面形状を削除する断面形状削除手段とを具備す
    ることを特徴とするCAD/CAMシステム。
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