JPH072257B2 - 双曲線体の製造方法 - Google Patents

双曲線体の製造方法

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JPH072257B2
JPH072257B2 JP5468693A JP5468693A JPH072257B2 JP H072257 B2 JPH072257 B2 JP H072257B2 JP 5468693 A JP5468693 A JP 5468693A JP 5468693 A JP5468693 A JP 5468693A JP H072257 B2 JPH072257 B2 JP H072257B2
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cylindrical material
cylindrical
hyperbolic
rolling
hyperbolic body
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JP5468693A
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Inventor
明夫 菅谷
Original Assignee
東洋アルミ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムまたはア
ルミニウム合金、銅、鉄等の金属の管材または棒材の外
周面形状を双曲線体に形成する双曲線体製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機のアルミニウム合金
製双曲線体ヒートローラの製造方法として、旋盤を用い
てアルミニウム合金管の外周面を切削して所望の双曲線
体に形成する方法が一般に行われ、また、双曲面の凹陥
深さが例えば10ミクロン単位で且つ曲率の小さい双曲
線体の場合は、コンピュータ制御による精密旋盤によ
り、X方向およびY方向に細かくプログラムして所望の
双曲線に沿い微小量づつの直線傾斜切削を順次つないで
いく方法を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の一般的
切削方法は、肉厚の管材を用いて切削しなければならな
いばかりでなく、切削加工に適するアルミニウム合金は
高価であるためコスト高となる欠点があり、またコンピ
ュータ制御による精密旋盤を用いる方法では、双曲線が
微視的には多角屈曲線となるから得られた双曲面は十分
な平滑面とはならず、しかもプログラム入力および切削
作業に長時間を要する難点があった。本発明は、平滑曲
面の双曲線体を能率的に且つ安価に製造することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本発明は、円柱素材の外周面に、径の等しい複数本
の円柱状転造ローラを、該円柱素材の円周方向に沿って
等間隔をあけた位置で、各転造ローラの母線を円柱素材
の母線とそれぞれ合致させた平行状態から所望角度交差
させた状態にそれぞれ当接し、上記各転造ローラを、そ
の交差させた母線および軸心線を通る面上で円柱素材が
わへ押圧しつつ該各転造ローラおよび円柱素材をそれら
の軸心線について回転させ、それにより上記円柱素材の
外周面を双曲線体に塑性変形させる、双曲線体の製造方
法を提案する。
【0005】本発明における上記「円柱素材」には、円
筒材および断面円形中実棒を含む。以下図面を参照して
本発明の実施例について説明する。
【0006】
【実施例】図1において、本例の円柱素材は、アルミニ
ウム合金管からなる中空円筒素材(1)で、該円筒素材
(1)の両端部をチャックによりそれぞれ把持すると共
に、該チャックにモータから回転を伝達して軸心線につ
いて回転駆動可能に支持してあり、一方、本例の転造ロ
ーラは、一例として超硬合金の断面円形中実棒からなる
互に同径の一対の円柱状転造ローラ(2)、(2)で、
これら一対の転造ローラを、上記円筒素材(1)の円周
方向に沿って等間隔をあけた位置で、各転造ローラ
(2)、(2)の母線(P)、(P)を、円筒素材
(1)の母線(Q)、(Q)とそれぞれ重合合致させた
平行状態から、該平行面上で上記転造ローラ(2)、
(2)をその各中間部を中心として角度(θ)回転さ
せ、それにより上記母線(P)、(P)を母線(Q)、
(Q)に対し角度(θ)で交差させた状態で、それぞれ
円筒素材(1)に当接する。
【0007】上記母線(P)、(Q)を交差させた転造
ローラの当接状態においては、円筒素材(1)の母線
(Q)および軸心線を通る面で切断した切断面をみる
と、図2に示すように一対の転造ローラ(2)、(2)
の斜めに切断された断面形状(3)、(3)は楕円形
で、その長径がわの曲率の小さい弧(4)、(4)をも
って円筒素材(1)に接することとなる。
【0008】上記図1、2の状態で、次に円筒素材
(1)をその軸心線について回転駆動させ、これと接す
る一対の転造ローラ(2)、(2)をそれらの軸心線に
ついて従動回転させると共に、該転造ローラ(2)、
(2)をその母線(P)および軸心線を通る面上で円筒
素材(1)がわへそれぞれ押圧しつつ徐々に移動させる
と、図3に示すように上記一対の転造ローラ(2)、
(2)の楕円形断面(3)、(3)で円筒素材(1)の
外周面を押圧して該断面の長径がわ弧(4)、(4)に
対応する曲率の双曲面に塑性変形させていく。
【0009】所定の凹陥深さに塑性変形を行うと、図4
に示すように円筒素材の中間部分に双曲線体(5)を有
するローラ(6)が得られる。形成された双曲線体
(5)は平滑面となり、しかも円筒素材(1)の表面に
製造時の不備による凹凸があってもこれを平滑に矯正す
る。
【0010】上記双曲線体(5)の曲率を変更するに
は、図1(イ)に示す転造ローラ(2)と円筒素材
(1)の交差角度(θ)を変更すればよく、交差角度
(θ)を小さくとれば該曲率は小さく(θ)を大きくと
れば該曲率は大きくなる。ちなみに、交差角度(θ)を
微小角度にとれば、曲率は極めて小さく凹陥深さが10
ミクロン単位の双曲面を形成することができる。
【0011】なお、円筒素材(1)における双曲線体を
形成すべき位置は、円筒素材(1)をその長手方向に移
動させて転造ローラ(2)、(2)の接する位置を移動
することにより、所定位置に変更できる。
【0012】上記転造ローラは、必要により3本、4本
…とすることもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の双曲線体の製造方法によれば、
円柱状転造ローラと円柱素材との母線交差角度を変更す
ることにより任意の曲率の双曲線体を自由に製作するこ
とができると共に、転造ローラを円柱素材に押圧しつつ
回転させるだけの1工程で双曲線体を形成できるから作
業能率はきわめて高く、しかも製造コストは安価にとど
めることができ、さらに、えられた双曲線体の表面は平
滑面に仕上げられ、しかも円柱素材の表面に製造時の不
備による凹凸があっても、これを平滑に矯正することが
できるものであって、その使用価値はきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)円筒素材に転造ローラを当接した段階の
略線平面図である。 (ロ)同上略線側面図である。
【図2】図1(イ)のII−II線断面図である。
【図3】転造段階の図2と同一切断面の断面図である。
【図4】双曲線体つきローラの正面図である。
【符号の説明】
1 円筒素材 2 円柱状転造ローラ 5 双曲線体 P 転造ローラの母線 Q 円筒素材の母線 θ 交差角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱素材の外周面に、径の等しい複数本
    の円柱状転造ローラを、該円柱素材の円周方向に沿って
    等間隔をあけた位置で、各転造ローラの母線を円柱素材
    の母線とそれぞれ合致させた平行状態から所望角度交差
    させた状態にそれぞれ当接し、 上記各転造ローラを、その交差させた母線及び軸心線を
    通る面上で円柱素材がわへ押圧しつつ該各転造ローラお
    よび円柱素材をそれらの軸心線について回転させ、それ
    により上記円柱素材の外周面を双曲線体に塑性変形させ
    る、双曲線体の製造方法。
JP5468693A 1993-02-22 1993-02-22 双曲線体の製造方法 Expired - Lifetime JPH072257B2 (ja)

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DE102015220891A1 (de) * 2015-10-26 2017-04-27 Federal-Mogul Valvetrain Gmbh Innengekühltes Ventil für Verbrennungsmotoren sowie Verfahren und Vorrichtung zu dessen Herstellung

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