JPH07225415A - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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JPH07225415A
JPH07225415A JP1868194A JP1868194A JPH07225415A JP H07225415 A JPH07225415 A JP H07225415A JP 1868194 A JP1868194 A JP 1868194A JP 1868194 A JP1868194 A JP 1868194A JP H07225415 A JPH07225415 A JP H07225415A
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JP
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light emitting
light
flash
emitting device
flash light
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JP1868194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
浩 山田
Akira Watanabe
章 渡辺
Toshibumi Nakano
俊文 中野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光透過部材が熱的損傷を受けることがなく、
撮影者の指等が触れても熱く感じることのない閃光発光
装置を提供する。 【構成】 細長円筒状の閃光発光光源たる閃光発光管4
と、この閃光発光管4の光を反射するものであって、例
えば断面が略放物線形状をなし該閃光発光管4をこの放
物線の略焦点の位置に配設している反射傘3と、この反
射傘3の光射出側に配設されていて、アクリルの透明樹
脂で例えば矩形平面板形状に形成された光透過部材たる
パネル1と、このパネル1の閃光発光管4側の面にほぼ
全面を覆うように設けられた、可視光を透過し赤外光を
反射するコールドフィルタ2とを備えた閃光発光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光発光装置、より詳
しくは、閃光発光光源からの光を光透過部材を介して被
写体に照射する閃光発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの小型化が図られるように
なり、カメラに設けられたストロボ等の閃光発光装置も
必然的に小型化する傾向にある。これに伴って、閃光発
光光源たる発光管の光を反射する反射傘も小型化し、こ
の反射傘の前方に設けられている光透過部材たる透明窓
と上記発光管との間の距離が、極端に小さいストロボ装
置が提案されるようになっている。
【0003】発光管と透明窓の距離があまりに小さくな
り過ぎると、発光管が照射する光には赤外線も含まれて
いるために、透明窓等が加熱され、焼けたり溶けたりす
るなどの熱的損傷を受ける可能性がある。
【0004】このような熱的損傷を防ぐ提案として、例
えば実開平4−130941号公報には、図18に示す
ように、発光管94と、この発光管94の光を前方に向
けて反射する反射傘93と、この反射傘93の前方にカ
メラカバー91に嵌合して設けられた透明窓92とを有
するストロボ装置において、この透明窓92の発光管9
4側の面に透明樹脂の保護コート95を設けて、該透明
窓92の表面の温度上昇を抑えるものが記載されてい
る。
【0005】また、特開平2−198435号公報に
は、ストロボ発光部の透明樹脂カバーがストロボ光によ
り焼けるのを防止するために、該透明樹脂カバーの縁部
に光反射膜を設けたものが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平4−130941号公報に記載のものでは、発光管
と透明窓の距離が極端に小さいために表面の温度上昇が
大きくなり過ぎて、透明樹脂である保護コート材自体が
熱損傷してしまい、十分な効果が望めるものとはなって
いない。また、熱で焼ける状態に至らないまでも、透明
窓は通常アクリル等の樹脂で作られているために熱で軟
化する場合があり、このとき同様に樹脂で形成されてい
る保護コート材も軟化して、全体として反った形に変形
してしまう場合もある。
【0007】また、特開平2−198435号公報に記
載のものは、透明樹脂カバーの中央部の温度上昇を抑え
るものではないために、該中央部が熱的損傷を受ける可
能性があり、また、撮影者が指で触れたときに熱く感じ
るという不具合がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、光透過部材が熱的損傷を受けることのない閃光発
光装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明による閃光発光装置は、閃光発光
光源からの光を光透過部材を介して被写体に照射する閃
光発光装置において、上記閃光発光光源と上記光透過部
材の間の光路中に、可視光域の波長は透過するが長波長
域の波長は透過しないフィルタか、あるいは、長波長域
の内の少なくとも特定の波長域の波長が可視光域の波長
よりも透過率が低いフィルタを設け、上記光透過部材の
温度が所定値よりも高くならないようにしている。
【0010】また、本発明による閃光発光装置は、閃光
発光光源からの光を光透過部材を介して被写体に照射す
る閃光発光装置において、可視光域の波長は透過するが
長波長域の波長は透過しないフィルタか、あるいは、可
視光域の波長と長波長域の少なくとも一部の波長域の波
長であって該可視光域よりも低い透過率を有する波長の
みとを透過させる透過フィルタによって、上記光透過部
材を構成している。
【0011】さらに、本発明による閃光発光装置は、閃
光発光光源からの光を光透過部材を介して被写体に照射
する閃光発光装置において、上記光透過部材の前又は後
の少なくとも一方に、該光透過部材よりも熱伝導率の大
きい部材を配置している。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図5は本発明の第1実施例を示したもの
であり、図1は閃光発光装置の斜視図,図2は閃光発光
装置の断面図である。
【0013】この実施例の閃光発光装置は、細長円筒状
の閃光発光光源たる閃光発光管4と、この閃光発光管4
の光を反射するものであって、例えば断面が略放物線形
状をなし該閃光発光管4をこの放物線の略焦点の位置に
配設している反射傘3と、この反射傘3の光射出側に配
設されている、アクリルの透明樹脂で例えば矩形平面板
形状に形成された光透過部材たるパネル1と、このパネ
ル1の閃光発光管4側の面に、ほぼ全面を覆うように設
けられたコールドフィルタ2とを有して構成されてい
る。
【0014】上記コールドフィルタ2は、図3に示すよ
うに、光源から射出された光の内で、可視光域の波長の
光は高い透過率で透過させるが、この可視光域よりも長
波長域である赤外域の波長の光(これが、いわゆる熱線
となる。)は、ほとんど透過させることなく反射するも
のである。
【0015】このようなコールドフィルタの一般的な分
光透過特性を、図4に示す。コールドフィルタは、図示
のように、可視光域である約400nm〜約700nm
の波長の光はほぼ90%以上の高い透過率で透過する
が、広帯域タイプのコールドフィルタでは約700nm
以上の波長の光が、狭帯域タイプのコールドフィルタで
は約750nm〜約1000nm程度の波長の光が、透
過率がほぼ10%以下の低い透過率でしか透過されな
い。
【0016】一方、上記閃光発光管4は、例えば写真撮
影用Xe管(キセノン管)等で構成されている。この写
真撮影用Xe管を電流密度6000A/cm2 程度で発
光させたときの分光エネルギー特性を、図5に示す。
【0017】図示のように、Xe管が発する全波長の光
のエネルギー中、可視光域のエネルギーは約45%であ
り、残りはこの可視光域よりも短波長域である紫外域の
エネルギーが約15%、上記可視光域よりも長波長域で
ある赤外域のエネルギーが約40%である。
【0018】このように、可視光域以外の特に赤外域で
多くの光が発生されており、この光は写真撮影にはまっ
たく寄与せず、閃光発光装置の、特にパネル1などの光
透過部材の温度を上昇させる原因となっている。
【0019】この赤外域の光を、上記コールドフィルタ
2は、ほとんど透過することなく反射する。よって、赤
外光は上記アクリル製のパネル1にはほとんど到達する
ことはないために、該パネル1が温度上昇するのを抑え
て熱により損傷するのを防ぐことができる。
【0020】また、パネル1より外部に熱線が出て行か
ないということは、パネル付近に例えば撮影者の指があ
ったとしても熱く感じることがないということである。
また、マクロ撮影で虫等を近接撮影する場合にも、閃光
発光装置の熱で虫にダメージを与えることがない。
【0021】こうしてこのような実施例の閃光発光装置
によれば、光透過部材たるパネルが温度上昇するのを抑
えて熱的損傷を受けるの防止するとともに、撮影者の指
等が触れても熱く感じることがない。
【0022】なお、上記実施例ではコールドフィルタを
パネルと密着させて配置しているが、コールドフィルタ
を配置する位置はこれに限るものではなく、閃光発光光
源とパネルとの間の光路中であればどこに配置しても良
く、例えば図1,図2に示すよりもっと光源に近づける
ことで、コールドフィルタのサイズを小さくすることも
できる。
【0023】また、上述の撮影者の指が熱く感じるのを
防止するという意味では、フィルタをパネルの外側、つ
まりパネルと被写体の間に配設しても良い。さらには、
パネル自体をコールドフィルタで形成しても良いことは
いうまでもない。
【0024】図6,図7は本発明の第2実施例を示した
ものであり、図6は閃光発光装置の斜視図,図7は閃光
発光装置の断面図である。この第2実施例において、上
述の第1実施例と同様の機能を果たす部材には同じ符号
を附して説明を省略し、主として異なる点についてのみ
説明する。
【0025】上記第1実施例の閃光発光装置がパネル1
にコールドフィルタ2を貼設したのに対して、この第2
実施例の閃光発光装置は、コールドフィルタを閃光発光
管4の周りに設けたものである。
【0026】すなわち、閃光発光管4の周囲には、該閃
光発光管4の周面をほぼ覆うことができる長さの円筒状
のコールドフィルタ22が一体的に設けられている。よ
り詳しくは、このコールドフィルタ22は、反射傘22
の側面から突出する程度の長さに設けられていて、すな
わち、閃光発光管4から射出されてアクリルの透明樹脂
で矩形に形成されたパネル1に到達する光は、全て該コ
ールドフィルタ22を通過するように構成されている。
【0027】このような実施例によれば、上述の第1実
施例とほぼ同様の効果を有するとともに、コールドフィ
ルタを筒状に形成して閃光発光管と一体とすることによ
り、該閃光発光管を固定する際に用いている図示しない
ゴムバンド等で同時に固定することができるために、組
立工数の低減が図れるという効果を有している。
【0028】なお、この第2実施例では、閃光発光管の
周りにコールドフィルタを配置したが、閃光発光管のガ
ラス自体をコールドフィルタで形成しても良いことはい
うまでもない。
【0029】図8から図11は本発明の第3実施例を示
したものであり、図8は閃光発光装置の斜視図,図9は
閃光発光装置の断面図である。この第3実施例におい
て、上述の第1,第2実施例と同様の機能を果たす部材
には同じ符号を附して説明を省略し、主として異なる点
についてのみ説明する。
【0030】この第3実施例の閃光発光装置は、閃光発
光管4で発光して反射傘3で反射した光を、一旦コール
ドミラー32で反射した後、パネル1を介して外部に射
出するようにしたものである。
【0031】すなわち、上記反射傘3は例えば上向きに
配設されていて、この反射傘3で反射された光に対して
略45度傾けて矩形平面板形状のコールドミラー32が
配設されている。このコールドミラー32で反射された
光は、被写体に向かう該反射光に対してほぼ垂直に配設
されたパネル1を介して外部に射出されるようになって
いて、このパネル1は、アクリルの透明樹脂で例えば矩
形平面板形状に形成されている。
【0032】上記コールドミラー32は、図10に示す
ように、光源から射出された光の内で、可視光域の波長
の光は高い反射率で反射させるが、この可視光域よりも
長波長域である赤外域の波長の光は、ほとんど反射させ
ることなく透過するものである。
【0033】このようなコールドミラーの一般的な分光
反射特性を、図11に示す。なお図11中、実線は反射
率Rを表わし、点線は透過率Tを表わす。コールドミラ
ーは、図示のように、可視光域である約400nm〜約
700nmの波長の光はほぼ90%以上の高い反射率で
反射するが、波長が約700nmから約750nmにな
るに従って反射率が急激に低下し、約750nm以上の
波長の光は、ほぼ10%以下の低い反射率でしか反射さ
れない。
【0034】よって、閃光発光管4で発光した光の内、
可視光のみがパネル1を透過して外部へ射出され、赤外
光はパネル1にはほとんど到達しない。
【0035】こうしてこのような実施例によれば、上記
第1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、
コールドミラーに到達した赤外光が再び閃光発光管側へ
戻ることはないので、さらに放熱効果の高い閃光発光装
置となる。
【0036】なお上記第3実施例では、コールドミラー
を平面に形成しているが、凹面や凸面などの曲面に形成
することで、配光特性を調整することもできる。また、
コールドミラーを可動式にすれば、光の射出方向を可変
にすることも可能である。
【0037】図12,図13は本発明の第4実施例を示
したものであり、図12は閃光発光装置の斜視図,図1
3は閃光発光装置の断面図である。この第4実施例にお
いて、上述の第1から第3実施例と同様の機能を果たす
部材には同じ符号を附して説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0038】この実施例は、上記第1実施例の反射傘3
とほぼ同形状の反射傘42を有していて、この反射傘4
2はコールドミラーで形成されている。
【0039】閃光発光管4から発光された光は、一部は
アクリルの透明樹脂で形成されたパネル1を通して直接
外部へ出て行くが、他の大部分、例えば約80%の光
は、一旦反射傘で反射されてからパネル1を通して外部
へ出て行く。この一旦反射されてから出て行く光は、反
射傘42がコールドミラーで形成されているために、可
視光のみがパネル1を透過して外部へ射出される。こう
して、大部分の赤外光は、パネル1に到達することはな
い。
【0040】このような実施例によれば、上記第1から
第3実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、反射傘
とコールドミラーを共用としているので、スペース的に
小さくすることができるという効果を有する。
【0041】図14,図15は本発明の第5実施例を示
したものであり、図14は閃光発光装置の斜視図,図1
5は閃光発光装置の断面図である。この第5実施例にお
いて、上述の第1から第4実施例と同様の機能を果たす
部材には同じ符号を附して説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0042】この実施例の閃光発光装置は、細長円筒状
の閃光発光光源たる閃光発光管4と、この閃光発光管4
の光を反射するものであって、例えば断面が略放物線形
状をなし該閃光発光管4をこの放物線の略焦点の位置に
配設している反射傘3と、この反射傘3の光射出側に配
設されアクリルの透明樹脂で例えば略矩形平面板形状に
形成されたものであって、被写体に向かう側の面には複
数の縦溝が刻設されている光透過部材たるパネル51
と、このパネル51の閃光発光管4側の面に、ほぼ全面
を覆うように透明シリコン接着剤53で貼設されたガラ
ス板52とを有して構成されている。
【0043】上記パネル51とガラス板52を接着する
のにシリコン接着剤52を用いたのは、他の接着剤に較
べて高温に耐えることができるためである。
【0044】このような構成において、上記閃光発光管
4で発光した光は、一部は直接、他の大部分は反射傘3
で反射した後、ガラス板52,シリコン接着剤53,パ
ネル51を介して外部へ射出される。このとき、赤外領
域の波長の光によりパネル51やガラス板52等で熱が
発生し、特に閃光発光管4に対向した近い部分から先に
熱が発生するが、図示のように、アクリルに較べて熱伝
導率の高いガラスを密着させることで、パネル51のま
たはガラス板52の閃光発光管4に近い対向した部分の
熱が、特にガラス板52を介して素早く周辺に伝導す
る。
【0045】なお、一般的なアクリルの熱伝導率は0.
17〜0.25W・m-1・K-1であるのに対して、石英
ガラスは1.4〜1.9W・m-1・K-1であるので、ガ
ラスはアクリルに較べて約10倍の熱量を伝えることが
できる。
【0046】こうしてこのような実施例によれば、発生
した熱を素早く逃がしてやることにより、パネルの温度
上昇を抑えて熱による焼け等の損傷を防いでいる。
【0047】また、アクリル製のパネルに熱が加わる
と、焼け焦げる状態に至らないまでも、熱で軟化して反
った形に変形することがあるが、このようなときでも、
上記の熱伝導による効果に加えて、ガラス板自身の強度
によってアクリル製パネルが変形しないように支えるた
めに、パネルの変形を防止することができる。
【0048】図16,図17は本発明の第6実施例を示
したものであり、図16は閃光発光装置の斜視図,図1
7は閃光発光装置の断面図である。この第6実施例にお
いて、上述の第1から第5実施例と同様の機能を果たす
部材には同じ符号を附して説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0049】この第6実施例は上記第5実施例とほぼ同
様であるが、異なっている点は、ガラス板62をパネル
51の閃光発光管4に対向した近い部分のみ透明シリコ
ン接着剤63を用いて貼設し、一方、該ガラス板62の
厚みを厚くして、断面積が小さくならないようにしてい
る。
【0050】上述のようにパネル51の閃光発光管4に
対向した近い部分は、最も温度が高くなり易い部分であ
るので、このような実施例によればより効率的に熱を逃
がすことができて、パネル51の熱的損傷を防ぐことが
できる。また、ガラス板62をパネル51に比べて上下
方向の高さを低くし、反射傘3の中にガラス板62が入
り込む形に構成しているので、パネル51前面から反射
傘3の底部までの寸法を第5実施例に比べて小さくする
ことができる。
【0051】なお、上述の第5,第6実施例では熱を逃
がす部材としてガラス板を用いたが、可視光域の波長の
光を透過できるものであって、パネルを構成するアクリ
ルに比べて熱伝導率が高い素材であれば、ガラスに限る
ものではない。
【0052】また、パネルにガラス板をシリコン接着剤
で貼り付けているが、ガラス板とパネルを一体成形して
も良いし、パネルとガラス板を密着させた形で他の部材
により固定するようにしても良いし、あるいは、パネル
にガラス板を嵌め込むような部分を設けて嵌め込み固定
するようにしても良い。
【0053】さらに、ガラスを平面板形状に形成する代
わりに、レンズにして配光特性を調整するようにしても
良い。
【0054】[付記] (1) 閃光発光光源からの光を光透過部材を介して被
写体に照射するストロボ発光装置において、上記閃光発
光光源と上記光透過部材の間の光路中に、可視光域の波
長は透過するが長波長域の波長は透過しない透過フィル
タか、あるいは、長波長域の内の少なくとも特定の波長
域の波長が可視光域の波長よりも透過率が低い透過フィ
ルタを設けたことを特徴とするストロボ発光装置。
【0055】(2) 上記フィルタは、上記閃光発光光
源又は上記光透過部材の内の少なくとも一方に接触して
設けられていることを特徴とする付記1に記載のストロ
ボ発光装置。
【0056】(3) 閃光発光光源からの光を光透過部
材を介して被写体に照射するストロボ発光装置におい
て、可視光域の波長は透過するが長波長域の波長は透過
しない透過フィルタか、あるいは、長波長域の内の少な
くとも特定の波長域の波長が可視光域の波長よりも透過
率が低い透過フィルタによって、上記光透過部材を構成
したことを特徴とするストロボ発光装置。
【0057】(4) 上記透過フィルタは、コールドフ
ィルタであることを特徴とする付記1又は付記2又は付
記3に記載のストロボ発光装置。
【0058】(5) 閃光発光光源からの光を光透過部
材を介して被写体に照射する閃光発光装置において、上
記閃光発光光源と上記光透過部材の間の光路中に、可視
光域の波長は反射するが長波長域の波長は反射しない反
射ミラーか、あるいは、長波長域の内の少なくとも特定
の波長域の波長が可視光域の波長よりも反射率が低い反
射ミラーを設けたことを特徴とする閃光発光装置。
【0059】(6) 閃光発光光源からの光の一部をリ
フレクタで集光し、この集光された光を光透過部材を介
して被写体に照射する閃光発光装置において、可視光域
の波長は反射するが長波長域の波長は反射しない反射ミ
ラーか、あるいは、長波長域の内の少なくとも特定の波
長域の波長が可視光域の波長よりも反射率が低い反射ミ
ラーによって、上記リフレクタを構成したことを特徴と
する閃光発光光装置。
【0060】(7) 上記反射ミラーは、コールドミラ
ーであることを特徴とする付記5又は付記6に記載の閃
光発光装置。
【0061】(8) ストロボ発光光源からの光を光透
過部材を介して被写体に照射するストロボ発光装置にお
いて、上記光透過部材の前後の内の少なくとも一方に該
光透過部材よりも熱伝導率の大きい部材を配置したこと
を特徴とするストロボ発光装置。
【0062】(9) 上記熱伝導率の大きい部材は、上
記閃光発光光源に対向する位置にのみ設けられているこ
とを特徴とする付記8に記載のストロボ発光装置。
【0063】(10) 上記熱伝導率の大きい部材は、
上記光透過部材の被写体側又は閃光発光光源側の内の少
なくとも一方に接触して設けられていることを特徴とす
る付記8又は付記9に記載のストロボ発光装置。
【0064】(11) 上記熱伝導率の大きい部材は、
ガラスであることを特徴とする付記8又は付記9又は付
記10又に記載のストロボ発光装置。
【0065】(12) 上記熱伝導率の大きい部材と上
記光透過部材は接着されていることを特徴とする付記8
又は付記9又は付記10又は付記11又に記載のストロ
ボ発光装置。
【0066】(13) 上記熱伝導率の大きい部材と上
記光透過部材は一体成形されていることを特徴とする付
記8又は付記9又は付記10又は付記11又に記載のス
トロボ発光装置。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の閃光発光装
置によれば、光透過部材が熱的損傷を受けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す閃光発光装置の斜視
図。
【図2】上記第1実施例の閃光発光装置を示す断面図。
【図3】上記第1実施例のコールドフィルタの概念を示
す図。
【図4】上記第1実施例のコールドフィルタの一般的な
分光透過特性を示す線図。
【図5】上記第1実施例の写真撮影用キセノン管を発光
させたときの分光エネルギー特性を示す線図。
【図6】本発明の第2実施例を示す閃光発光装置の斜視
図。
【図7】上記第2実施例の閃光発光装置を示す断面図。
【図8】本発明の第3実施例を示す閃光発光装置の斜視
図。
【図9】上記第3実施例の閃光発光装置を示す断面図。
【図10】上記第3実施例のコールドミラーの概念を示
す図。
【図11】上記第3実施例のコールドミラーの一般的な
分光反射特性を示す線図。
【図12】本発明の第4実施例を示す閃光発光装置の斜
視図。
【図13】上記第4実施例の閃光発光装置を示す断面
図。
【図14】本発明の第5実施例を示す閃光発光装置の斜
視図。
【図15】上記第5実施例の閃光発光装置を示す断面
図。
【図16】本発明の第6実施例を示す閃光発光装置の斜
視図。
【図17】上記第6実施例の閃光発光装置を示す断面
図。
【図18】従来のストロボ装置を示す断面図。
【符号の説明】
1,51…パネル(光透過部材) 2,22…コールドフィルタ 3…反射傘 4…閃光発光管(閃光発光光源) 32…コールドミラー 42…反射傘(コールドミラーで形成されたもの) 52,62…ガラス板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光光源からの光を光透過部材を介
    して被写体に照射する閃光発光装置において、 上記閃光発光光源と上記光透過部材の間の光路中に、可
    視光域の波長は透過するが長波長域の波長は透過しない
    フィルタか、あるいは、長波長域の内の少なくとも特定
    の波長域の波長が可視光域の波長よりも透過率が低いフ
    ィルタを設け、上記光透過部材の温度が所定値よりも高
    くならないようにしたことを特徴とする閃光発光装置。
  2. 【請求項2】 閃光発光光源からの光を光透過部材を介
    して被写体に照射する閃光発光装置において、 可視光域の波長は透過するが長波長域の波長は透過しな
    いフィルタか、あるいは、長波長域の内の少なくとも特
    定の波長域の波長が可視光域の波長よりも透過率が低い
    フィルタによって、上記光透過部材を構成したことを特
    徴とする閃光発光装置。
  3. 【請求項3】 閃光発光光源からの光を光透過部材を介
    して被写体に照射する閃光発光装置において、 上記光透過部材の前後の内の少なくとも一方に、該光透
    過部材よりも熱伝導率の大きい部材を配置したことを特
    徴とする閃光発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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