JPH0755549Y2 - 閃光装置 - Google Patents

閃光装置

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JPH0755549Y2
JPH0755549Y2 JP1988045926U JP4592688U JPH0755549Y2 JP H0755549 Y2 JPH0755549 Y2 JP H0755549Y2 JP 1988045926 U JP1988045926 U JP 1988045926U JP 4592688 U JP4592688 U JP 4592688U JP H0755549 Y2 JPH0755549 Y2 JP H0755549Y2
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JP
Japan
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fresnel lens
flash
foreign matter
cover plate
uneven surface
Prior art date
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JP1988045926U
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JPH01149630U (ja
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宏 坂本
進義 萩生田
喜和 飯田
秀樹 松井
則一 横沼
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラの閃光装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置として、閃光を発する閃光発光管
と、該発光管から入射して来る前記閃光を偏向させる合
成樹脂製フレネルレンズとを有する閃光装置が知られて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このフレネルレンズには、レンズ作用を果たすための凹
凸面が形成されている。この凹凸面は前方側(閃光が射
出する側)に設けられるのが一般である。その理由は、
これを後方(閃光が入射する側)に設けると前記発光管
と前記反射笠とから入射して来る閃光が凹凸面で無駄な
反射を起こしてしまうのに対し、凹凸面を前方に、凹凸
面と反対側の平滑面(平面または大きな曲率を有する
面)を後方に配することで、入射して来る閃光のほとん
どが該平滑面を通過して、そのほとんどが凹凸面から射
出することになるからである。そのためフレネルレンズ
の凹凸面は閃光装置の前面で外部に露出することにな
り、その凹凸面に手垢等の異物が付着するという問題が
あり、特に凹部に入り込んだ異物は拭き取ることが難し
かった。
この異物は、フレネルレンズの透過や屈折の光学性能を
劣化させるだけでなく、次のような問題も起こすことが
あった。すなわち、閃光の有効到達距離を増大させるた
めに閃光エネルギを大きくした閃光装置では、閃光発光
管に近接したフレネルレンズ付近での閃光のエネルギ密
度が極めて高くなる。そのため、フレネルレンズの凹凸
面に付着した異物は、強力な閃光エネルギを吸収して発
熱し、その熱により合成樹脂製のフレネルレンズが変形
や変色を起こす問題があった。
また閃光発光管の閃光エネルギが高く、これに近接した
フレネルレンズが外部に露出しているために発生する問
題として、次のようなこともあった。すなわち、使用者
がフレネルレンズに手で触れた状態で、誤って閃光装置
を発光させてしまうと、最悪の場合は、フレネルレンズ
に触れた手が閃光の熱によって火傷したり、火傷はしな
いまでも、熱さを感じて手が不随意反射を起こして閃光
装置を投げ出してしまい、そのため閃光装置が落下の衝
撃で壊れてしまう事故も起こり得た。
本考案は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的はフレネルレンズの凹凸面に異物が付着すること
や、フレネルレンズに触れた手に高熱が伝わることを防
止した閃光装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成する本考案の閃光装置の構成を、第1図
の実施例によって説明すると次の通りである。すなわ
ち、フレネルレンズ(2)の凹凸面(2a)を、その前方
に前記凹凸面と間隔(5)を隔てて透光性のカバー板
(1a)を配し、かつ、そのカバー板の前面(1a)即ち、
前記凹凸面と対向する側の表面を比較的平滑な面で形成
したものである。
〔作用〕
このような構成なので本考案の閃光装置では、前記フレ
ネルレンズ2の凹凸面2aに異物が付着することがカバー
板1の被いにより防止されるので、フレネルレンズ2が
付着した異物の発熱によって変形、変色することがなく
なる。さらにカバー板前面1aは平滑面であるために、異
物が付着しにくく、また付着したとしても簡単に拭き取
ることができる。また閃光はフレネルレンズ2の凹凸面
2aからカバー板前面1aに至る間に発散して、そのエネル
ギ密度が減少するので、カバー板前面1aに異物が付着し
それが閃光によって発熱したとしても、その発熱温度は
フレネルレンズ2の凹凸面2aに付着した異物の発熱温度
より低くなる。従ってカバー板前面1aに手を触れていて
も火傷や不随意反射を起こすことはない。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例の断面を示している。閃光
発光管7と、その閃光発光管7から出た閃光を前方に向
けて反射させる反射笠3とは、可動収納箱8内に固設さ
れている。可動収納箱8は、閃光の照射角を変化させる
ために実線で示す位置と破線で示す位置との間で移動可
能である。
閃光発光管7の前方には、フレネルレンズ2が配設さ
れ、その前方にはカバー板1が配設されている。フレネ
ルレンズ2とカバー板1とは、いずれも透明のアクリル
で形成されており、閃光装置の外箱4に固設されてい
る。フレネルレンズ2の前面には、該レンズ2に正のパ
ワーを持たせるために凹凸面2aが形成されている。
カバー板1の全周は外箱4に嵌合しており、フレネルレ
ンズ2の凹凸面2aとその後方の各部材を外箱4内でほぼ
密封している。そのため、フレネルレンズ2の凹凸面2a
等に異物が付着することが防止される。
またカバー板1の前面1aは平滑であるので、ここには異
物が付着しにくく、また付着したとしても簡単に清掃す
ることができる。
なお、フレネルレンズ2が正レンズであり、かつ可動収
納箱8の移動に伴い閃光発光管7と反射笠3とがフレネ
ルレンズ2の焦点距離内で前後に移動するために、閃光
発光管7と反射笠3とが実線位置から破線位置に移動す
るに従って閃光の照射角が小さくなるように変化する。
フレネルレンズ2の凹凸面2aからの射出光束の断面積
は、閃光発光管7と反射笠3とがフレネルレンズ2に実
線位置まで近接した時が最も小さく、反射笠3の開口面
積とほぼ等しくなる。従ってこの時、閃光のエネルギ密
度は最大となる。
このように閃光のエネルギ密度が大きい時に、フレネル
レンズ2の凹凸面2aに手垢等の異物が付着したとする
と、この異物が閃光のエネルギを吸収してアクリルの融
点である90℃以上に発熱し、フレネルレンズ2を変形さ
せたり、変色させたりする事故が発生する恐れがある。
しかし、本実施例では、カバー板1によってフレネルレ
ンズ2に異物が付着することが防止されるのでこのよう
な事故が発生することはない。
またカバー板1の前面1aはフレネルレンズ2の凹凸面2a
から空隙5の分だけ前方に位置しているので、ここでの
閃光エネルギ密度は、閃光の発散により全体的に低下す
ると共に均一化される。従って、カバー板1の前面1aに
異物が付着したとしても、異物の発熱量はカバー板1に
損傷を与えるほどにはならないし、また前面1aを手で触
っていたとしても火傷したり、不随意の反射により閃光
装置を投げ出すようなことはない。
カバー板1の前面1aとフレネルレンズ2の凹凸面2aとの
間隔をどの程度に設定するかは、閃光装置のガイドナン
バー、フレネルレンズ2と反射笠3とで決まる閃光の発
散特性、フレネルレンズ2とカバー板1との熱吸収の量
等の条件によって決定される。
なお、カバー板1の形状は表面が平滑な平行平面板に限
らず、曲率を付けたり、フレネルレンズの凹凸面を形成
したりしてレンズ作用を持たせても良い。また、閃光を
拡散させるためにマット面としても良い。ただし、その
前面1aは、異物の付着や傷つくことを防止するために、
できるだけ平滑な面とする。
また、カバー板1に熱線吸収性を持たせると、その前面
1aでの異物の発熱や火傷等の防止効果を高めることがで
きる。この場合は、カバー板1が着色することになる
が、この色を閃光の色温度を補正する色に設定すれば、
カバー板1に閃光の色温度補正フィルタの機能を持たせ
ることもできる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の閃光装置によれば、前記フレネル
レンズ2の凹凸面2aを、その前方に間隔5を置いて配さ
れた透光性のカバー1の被いによって、前記フレネルレ
ンズ2の凹凸面2aに異物が付着することが防止され、カ
バー1と間隔5を隔てて配されたフレネルレンズ2は、
カバー1の表面1aに付着した異物の発熱によって変形、
変色することがなくなり、また凹凸面2aが傷ついて光学
性能が劣化することも防止できる。さらにカバー1の前
面1aは平滑面であるために、異物が付着しにくく、また
付着したとしても簡単に拭き取ることができる。また閃
光はフレネルレンズ2の凹凸面2aからカバー1前面1aに
至る間に発散して、そのエネルギ密度が減少するので、
カバー1の前面1aに異物が付着しそれが閃光によって発
熱したとしても、その発熱温度はフレネルレンズ2の凹
凸面2aに付着した異物の発熱温度より低くなるので、カ
バー板前面1aに手を触れていても火傷したり、不随意反
射を起こして閃光装置を投げ出するような事故は発生し
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1……カバー板 2……フレネルレンズ 7……閃光発光管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松井 秀樹 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株式 会社ニコン大井製作所内 (72)考案者 横沼 則一 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株式 会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−94834(JP,A) 特開 昭62−188101(JP,A) 実開 昭61−22001(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閃光を発する閃光発光管と、該発光管の前
    方に配設された合成樹脂製フレネルレンズとを有し、該
    フレネルレンズの前面にはレンズ作用を果たす凹凸面が
    形成された閃光装置において、 透光性のカバーを、前記フレネルレンズより前方に前記
    凹凸面と間隔を隔てて配設し、該カバーの前面を異物が
    付着しにくいように比較的平滑な面で形成したことを特
    徴とする閃光装置。
JP1988045926U 1988-04-05 1988-04-05 閃光装置 Expired - Lifetime JPH0755549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988045926U JPH0755549Y2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 閃光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988045926U JPH0755549Y2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 閃光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01149630U JPH01149630U (ja) 1989-10-17
JPH0755549Y2 true JPH0755549Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31272214

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JP1988045926U Expired - Lifetime JPH0755549Y2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 閃光装置

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JPH01149630U (ja) 1989-10-17

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