JPH0722471U - アース端子用固定具 - Google Patents

アース端子用固定具

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JPH0722471U
JPH0722471U JP5246293U JP5246293U JPH0722471U JP H0722471 U JPH0722471 U JP H0722471U JP 5246293 U JP5246293 U JP 5246293U JP 5246293 U JP5246293 U JP 5246293U JP H0722471 U JPH0722471 U JP H0722471U
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JP
Japan
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case
ground terminal
panel
clip
fixture
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Pending
Application number
JP5246293U
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English (en)
Inventor
広明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジを用いず、ワンタッチで装着可能なアー
ス端子用固定具を提供する。 【構成】 電線に固定されたアース端子14を収容する
ケース16、18と、このケース16、18の下面に突
設され、パネル50に設けた装着孔52に挿入されるこ
とで抜け止め係止されるクリップ36と、前記ケース1
6、18内に前記アース端子14と接触するように配置
され、ケース16、18下面より外に突出する脚部42
の一部が、前記クリップ36と係合するパネル50の表
面に弾性力を持って圧接させられる導電材料製のバネ片
20とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等においてアース端子をボディに固定するためのアース端子 用固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アース端子を車両のボディ等に固定する場合、図5に示すように、アー ス端子1の孔1aに通したネジ3をボディ(図示略)に締結することにより行っ ている(実開昭63−129972号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ネジ3を用いて固定する方法は、工数がかかるため、作業効率の向上 が望めない。
【0004】 本考案は、上記事情を考慮し、ネジを用いずに、ワンタッチで装着可能なアー ス端子用固定具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係るアース端子用固定具は、電線に固定されたアース端子を 収容するケースと、このケースの下面に突設され、パネルに設けた装着孔に挿入 されることで抜け止め係止されるクリップと、前記ケース内に前記アース端子と 接触するように配置され、ケース下面より外側に突出する脚部の一部が、前記ク リップと係合するパネルの表面に弾性力を持って圧接させられる導電材料製のバ ネ片とからなることを特徴としている。
【0006】 請求項2の考案に係るアース端子用固定具は、前記バネ片の脚部が、前記ケー スの下面に設けたスリットより外側に突出していることを特徴としている。
【0007】 請求項3の考案に係るアース端子用固定具は、前記バネ片の脚部が、前記クリ ップを中心にして対称配置されていることを特徴としている。
【0008】 請求項4の考案に係るアース端子用固定具は、前記バネ片の脚部が、前記ケー スの下方空間内に収まっていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1の考案では、アース端子を収容したケースを、クリップを用いてパネ ルに固定するだけで、アース端子をバネ片を介してパネルに導通させることがで きる。この場合、バネ片の脚部は弾性力を持ってパネルの表面に圧接するので、 バネ片の脚部がケースをパネルから離れる方向に付勢する。したがって、この付 勢力により、クリップとケースとの間に隙間があっても、この隙間によるがたつ きが押さえられる。
【0010】 また、クリップとパネルの係止部分の経年変化等により、前記の隙間が広がる ようなことがあっても、バネ片の撓みでこの隙間の変化を吸収することができる ので、長期間にわたってがたつきが押さえられる。また、バネ片の脚部がパネル に弾性力を持って圧接しているので、長期間にわたり安定した導通状態が維持さ れる。
【0011】 請求項2の考案では、バネ片の脚部が、ケースの下面に設けたスリットから外 側に突出しているだけなので、ケース内部の密閉性が高く保たれる。
【0012】 請求項3の考案では、バネ片の脚部が、クリップを中心にして対称配置されて いるので、クリップによる係止状態において、バランス良くバネ片の脚部がパネ ルの表面に圧接する。したがって、ケースが傾いたりせず、安定した姿勢でバネ 片とパネルとの接触が保持される。
【0013】 請求項4の考案では、バネ片の脚部が、ケースの下方空間内に収まっているの で、パネルとバネ片の接触部がケースの陰に隠れる。また、ケースの外周部がバ ネ片の脚部より外側に位置する関係で扱いやすくなる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は実施例の固定具の分解斜視図、図2は組立状態の断面図である。この実 施例のアース端子用固定具10は、電線12の端部に固着された角枠形のアース 端子14を収容する絶縁材料製(樹脂)の上ケース16及び下ケース18と、こ れら上ケース16、下ケース18内に収容される導電材料製(金属)のバネ片2 0とからなる。
【0016】 上ケース16及び下ケース18は、円形板16a、18aの周囲に設けた周壁 16b、18bの端面同士を合わせた際に、内部に前記アース端子14を収容す る空間を形成するキャップ型のもので、周壁16b、18bの一箇所に電線引出 口22、24を有するとともに、周壁16b、18bの外面の適当箇所に、両者 を合わせた状態で相互にロックするロック部26、28を有している。
【0017】 さらに、上ケース16の円形板16aの内面中央には、内方(下方)に突出す る端子押さえ30が形成されている。また、下ケース18の円形板18aの内面 中央には、内方(上方)に突出するバネ押さえ32が形成されている。そして、 これら端子押さえ30とバネ押さえ32との間に、アース端子14とバネ片20 とを重ねた状態で挟持するようになっている。
【0018】 下ケース18のバネ押さえ32は筒状になっており、その内部に渡したリブ3 4から下方にクリップ36が延設されている。このクリップ36は、車両のボデ ィ等のパネル50に形成された装着孔52(図3参照)に挿入されるもので、先 端に弾性的に開閉する一対の羽根38を有している。そして、これら羽根38の 先端が、パネル50の装着孔52の裏面側内縁部に引っ掛かることにより、抜け 止め係止されるようになっている。また、下ケース18の円形板18aのバネ押 さえ32の周囲には、一対のスリット40が、クリップ36を中心にして対称に 形成されている。
【0019】 一方、バネ片20は、帯板の両端に、斜め下方に曲がった脚部42を形成した もので、前記スリット40から各脚部42を外に突出させた状態で、バネ押さえ 32上に載置されるようになっている。この場合、バネ片20の大きさは、下ケ ース18の下方に隠れる大きさに形成されている。
【0020】 この固定具10を組み立てるには、まず、バネ片20を下ケース18のバネ押 さえ32上に載置し、各脚部42をスリット40から下方に突き出させる。つい で、このバネ片20上にアース端子14を載置し、電線12を電線引出口22、 24から引出しながら、上ケース16を蓋する。そして、上ケース16と下ケー ス18をロック部26、28により相互にロックする。この状態において、アー ス端子14とバネ片20とが、端子押さえ30とバネ押さえ32とで挟持され、 相互に接触して導通状態になされている(この場合の接触部分をP1で示す)。
【0021】 このような組立品の状態で、アース端子14を収容した固定具10を、車両艤 装ラインに搬入する。そして、ライン上で、図3に示すように車両のボディのパ ネル50の装着孔52に、クリップ36を挿入し係合させる。そうすると、下ケ ース18の下面より突出したバネ片20の脚部42の先端エッジ部が、パネル5 0の表面に弾性力を持ってバランス良く圧接し、その接触部分P2でバネ片20 とパネル50とが相互に導通する。これにより、アース端子14はバネ片20を 介してパネル50に導通され、アースされる。
【0022】 このように、実施例の固定具10を用いた場合、パネル50の装着孔52にク リップ36を挿入するだけで、アース端子14をパネル50に固定することがで きる。また、バネ片20の脚部42がパネル50の表面に弾性力を持って圧接し ているので、バネ片20とパネル50の導通状態が安定する上、ケース16、1 8とクリップ36との間に働く引っ張り力により、ケース16、18ががたつき なくパネル50に固定される。これは、例えばクリップ36の係止部分等に経年 変化が生じた場合にも維持されることになるため、長期間にわたって安定した導 通状態並びに取付状態を維持することができる。また、バネ片20は、脚部42 だけがケース16、18の外部に突出している構造なので、ケース16、18の 内部のアース端子14とバネ片20の接触部分P1を略密閉した空間内に保持す ることができ、接触部分P1を塵等から保護することができる。
【0023】 なお、上記実施例では、上ケース16と下ケース18が別体になったものを示 したが、図4に示すように上ケース16と下ケース18をヒンジ45、47で回 動自在に連結して一体化してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によれば、クリップをパネルに係止する るだけで、アース端子をパネルに導通をとりながら固定することができる。よっ て、ネジを使用せず、ワンタッチでアース端子を車両等のボディに固定すること ができ、作業効率が向上する。また、バネ片の作用により、長期間にわたって安 定した導通状態及び取付状態を維持することができるので、高い信頼性を維持す ることができる。
【0025】 また、請求項2の考案によれば、ケース内部の密閉性が保たれるので、アース 端子とバネ片の接触部にごみや塵等が侵入するおそれがなく、この点からも高い 信頼性を維持することができる。
【0026】 また、請求項3の考案によれば、バネ片の脚部がバランス良くパネルに圧接す るので、パネルとバネ片間に良好な導通状態が維持される。
【0027】 また、請求項4の考案によれば、バネ片とパネルの接触部がケースの陰に隠れ るので、接触部にごみや塵が侵入しにくくなる。また、ケースの外周部がバネ片 の脚部よりも外側にあるので、バネ片が他の部材に接触するなどの心配をせずに ケースを持って容易に装着作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II矢視組立状態断面図である。
【図3】本考案の一実施例の組立品をパネルに装着した
状態を示す図2と同様の断面図である。
【図4】本考案の他の実施例におけるケースの展開図で
ある。
【図5】従来のアース端子の固定方法の説明図である。
【符号の説明】
12 電線 14 アース端子 16 上ケース 18 下ケース 20 バネ片 36 クリップ 40 スリット 42 脚部 50 パネル 52 装着孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に固定されたアース端子を収容する
    ケースと、このケースの下面に突設され、パネルに設け
    た装着孔に挿入されることで抜け止め係止されるクリッ
    プと、前記ケース内に前記アース端子と接触するように
    配置され、ケース下面より外側に突出する脚部の一部
    が、前記クリップと係合するパネルの表面に弾性力を持
    って圧接させられる導電材料製のバネ片とからなること
    を特徴とするアース端子用固定具。
  2. 【請求項2】 前記バネ片の脚部が、前記ケースの下面
    に設けたスリットより外側に突出している請求項1記載
    のアース端子用固定具。
  3. 【請求項3】 前記バネ片の脚部が、前記クリップを中
    心にして対称配置されている請求項1または2記載のア
    ース端子用固定具。
  4. 【請求項4】 前記バネ片の脚部が、前記ケースの下方
    空間内に収まっている請求項1〜3のいずれかに記載の
    アース端子用固定具。
JP5246293U 1993-09-28 1993-09-28 アース端子用固定具 Pending JPH0722471U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6347031B1 (en) 1999-03-17 2002-02-12 J.S.T. Mfg. Co., Ltd Earthing clip terminal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6347031B1 (en) 1999-03-17 2002-02-12 J.S.T. Mfg. Co., Ltd Earthing clip terminal

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