JPH07224469A - 断熱板固定用の固定素子 - Google Patents
断熱板固定用の固定素子Info
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- JPH07224469A JPH07224469A JP7019089A JP1908995A JPH07224469A JP H07224469 A JPH07224469 A JP H07224469A JP 7019089 A JP7019089 A JP 7019089A JP 1908995 A JP1908995 A JP 1908995A JP H07224469 A JPH07224469 A JP H07224469A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B1/00—Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
- E04B1/62—Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
- E04B1/74—Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls
- E04B1/76—Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls specifically with respect to heat only
- E04B1/762—Exterior insulation of exterior walls
- E04B1/7629—Details of the mechanical connection of the insulation to the wall
- E04B1/7633—Dowels with enlarged insulation retaining head
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F13/00—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
- E04F13/07—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
- E04F13/08—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
- E04F13/0801—Separate fastening elements
- E04F13/0832—Separate fastening elements without load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements
- E04F13/0833—Separate fastening elements without load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements not adjustable
- E04F13/0835—Separate fastening elements without load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements not adjustable the fastening elements extending into the back side of the covering elements
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 断熱板を構造部材に固定するに際して、各種
構造の火薬力作動型打ち込み装置により障害を伴わずに
構造部材中に打ち込むことのできる、改良された固定素
子を提案することである。 【構成】 断熱板(10)を構造部材(9)に固定するた
めの固定素子は、釘(1)と保持部(2)とを有する。
釘(1)は、保持部(2)の中空シャフト(8)を貫通
させる。この中空シャフト(8)における大内径領域
(8a)及び小内径領域(8b)の間の移行領域(8c)に、
保持部(2)の固定機能を有する当接部(6)を当接さ
せる。当接部(6)を釘(1)と摩擦結合させると共
に、釘(1)の打ち込みに際して負荷されるエネルギに
応じて釘(1)のシャフト(3)に沿って変位させる。
構造の火薬力作動型打ち込み装置により障害を伴わずに
構造部材中に打ち込むことのできる、改良された固定素
子を提案することである。 【構成】 断熱板(10)を構造部材(9)に固定するた
めの固定素子は、釘(1)と保持部(2)とを有する。
釘(1)は、保持部(2)の中空シャフト(8)を貫通
させる。この中空シャフト(8)における大内径領域
(8a)及び小内径領域(8b)の間の移行領域(8c)に、
保持部(2)の固定機能を有する当接部(6)を当接さ
せる。当接部(6)を釘(1)と摩擦結合させると共
に、釘(1)の打ち込みに際して負荷されるエネルギに
応じて釘(1)のシャフト(3)に沿って変位させる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、断熱板を構造部材に固定するた
めの固定素子に関し、特に、断熱板を支持するための保
持部分、並びに構造部材内に固定することのできる釘を
具え、保持部分が大面積の保持ディスクと該保持ディス
クより突出する中空シャフトとを含み、該中空シャフト
が保持ディスク側に位置する大内径の第1領域と該第1
領域に引き続く遊端側に位置する小内径の第2領域とを
有し、さらに、釘が中空シャフトの第2領域の内径にほ
ぼ対応する外径と中空シャフトの第2領域の長さを超え
る長さとを有するシャフトを含む固定素子に係るもので
ある。
めの固定素子に関し、特に、断熱板を支持するための保
持部分、並びに構造部材内に固定することのできる釘を
具え、保持部分が大面積の保持ディスクと該保持ディス
クより突出する中空シャフトとを含み、該中空シャフト
が保持ディスク側に位置する大内径の第1領域と該第1
領域に引き続く遊端側に位置する小内径の第2領域とを
有し、さらに、釘が中空シャフトの第2領域の内径にほ
ぼ対応する外径と中空シャフトの第2領域の長さを超え
る長さとを有するシャフトを含む固定素子に係るもので
ある。
【0002】
【背景技術】一般的に、断熱板を構造部材に固定するた
めの固定素子は、火薬力作動型の打ち込み装置を使用し
て固定する。火薬力作動型の打ち込み装置を使用する利
点は、かかる装置をエネルギ源と接続する必要がないこ
とである。すなわち、火薬力作動型の打ち込み装置は、
エネルギ源との接続のために、作業の妨害ともなり得る
電源ケーブル又は圧縮空気配管と接続する必要がない。
めの固定素子は、火薬力作動型の打ち込み装置を使用し
て固定する。火薬力作動型の打ち込み装置を使用する利
点は、かかる装置をエネルギ源と接続する必要がないこ
とである。すなわち、火薬力作動型の打ち込み装置は、
エネルギ源との接続のために、作業の妨害ともなり得る
電源ケーブル又は圧縮空気配管と接続する必要がない。
【0003】さらに、火薬力作動型の打ち込み装置によ
れば、固定素子の固定に際して極めて高い作業効率が達
成される。このような高い作業効率が、断熱板を構造部
材に固定するために非常に多数の固定素子が必要とされ
る作業環境下で重要な意味をもっていることは、言うま
でもない。
れば、固定素子の固定に際して極めて高い作業効率が達
成される。このような高い作業効率が、断熱板を構造部
材に固定するために非常に多数の固定素子が必要とされ
る作業環境下で重要な意味をもっていることは、言うま
でもない。
【0004】断熱板を構造部材に固定するための固定素
子は、例えば、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 31 833
号公開公報に開示されている。この既知の固定素子は、
保持部及び釘を含んでいる。保持部は、断熱板を支持す
るための大面積の保持ディスクと、保持ディスクより突
出する中空シャフトとを含み、この中空シャフトは断熱
板を密着状態で貫通することにより断熱板を構造部材に
固定する。このような断熱板の固定方法は、脆弱で多孔
質の断熱板を作業対象とする場合に特に重要である。す
なわち、この場合には、断熱板を損傷に至らせる力が保
持部に及ぼされないからである。
子は、例えば、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 31 833
号公開公報に開示されている。この既知の固定素子は、
保持部及び釘を含んでいる。保持部は、断熱板を支持す
るための大面積の保持ディスクと、保持ディスクより突
出する中空シャフトとを含み、この中空シャフトは断熱
板を密着状態で貫通することにより断熱板を構造部材に
固定する。このような断熱板の固定方法は、脆弱で多孔
質の断熱板を作業対象とする場合に特に重要である。す
なわち、この場合には、断熱板を損傷に至らせる力が保
持部に及ぼされないからである。
【0005】また、断熱板の厚さを若干の公称厚さに限
定した場合、これに対応して中空シャフトを所定長さに
形成した保持部が使用される。
定した場合、これに対応して中空シャフトを所定長さに
形成した保持部が使用される。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願第 39 31 833号
公開公報に更に開示されているように、保持部は、釘を
構造部材中に打ち込むことにより固定されるものであ
る。釘の打ち込みには、前述したとおり、火薬力作動型
の打ち込み装置を使用するのが有利である。この場合、
中空シャフトにおける遊端側に位置する内径の小さな領
域を貫通する。中空シャフトにおける保持ディスク側に
位置する内径の大きな領域は、打ち込み作業の間に打ち
込み装置の銃口部を案内する機能を発揮する。
公開公報に更に開示されているように、保持部は、釘を
構造部材中に打ち込むことにより固定されるものであ
る。釘の打ち込みには、前述したとおり、火薬力作動型
の打ち込み装置を使用するのが有利である。この場合、
中空シャフトにおける遊端側に位置する内径の小さな領
域を貫通する。中空シャフトにおける保持ディスク側に
位置する内径の大きな領域は、打ち込み作業の間に打ち
込み装置の銃口部を案内する機能を発揮する。
【0007】なお、断熱板が固定される「構造部材」と
は、本明細書中、例えば建造物における壁、天井及び床
を指称するものとする。このような構造部材の材料とし
ては、コンクリート、煉瓦、石材等が挙げられる。この
種の構造部材の材料は、通常は、その物性により多分に
非均質的である。この非均質性に基づき、釘の打ち込み
には、構造部材の局所的な物性及び材料に応じて異なる
エネルギ量が必要とされる。換言すれば、打ち込みエネ
ルギが一定である場合には構造部材中への釘の打ち込み
深さが変動を生じることがある。そして、構造部材の局
所的な物性及び材料に応じて打ち込み深さが変動を生じ
ることに加え、火薬力作動型の打ち込み装置を使用する
場合の打ち込み負荷も多少のばらつきを伴うため、これ
によっても構造部材中への釘の打ち込み深さは変動を生
じることがある。
は、本明細書中、例えば建造物における壁、天井及び床
を指称するものとする。このような構造部材の材料とし
ては、コンクリート、煉瓦、石材等が挙げられる。この
種の構造部材の材料は、通常は、その物性により多分に
非均質的である。この非均質性に基づき、釘の打ち込み
には、構造部材の局所的な物性及び材料に応じて異なる
エネルギ量が必要とされる。換言すれば、打ち込みエネ
ルギが一定である場合には構造部材中への釘の打ち込み
深さが変動を生じることがある。そして、構造部材の局
所的な物性及び材料に応じて打ち込み深さが変動を生じ
ることに加え、火薬力作動型の打ち込み装置を使用する
場合の打ち込み負荷も多少のばらつきを伴うため、これ
によっても構造部材中への釘の打ち込み深さは変動を生
じることがある。
【0008】このような問題点を解消すると共にいかな
る打ち込み深さにおいても保持部を十分に固定可能とす
るため、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 31 833号公開
公報に開示されている形式の固定素子において、中空シ
ャフト内に突出するスリーブよりなる変形予定部分を設
けることが提案されている。このスリーブは、構造部材
中への釘に打ち込みには不要な余剰エネルギの作用下で
多少の変形を生じさせることを意図したものである。
る打ち込み深さにおいても保持部を十分に固定可能とす
るため、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 31 833号公開
公報に開示されている形式の固定素子において、中空シ
ャフト内に突出するスリーブよりなる変形予定部分を設
けることが提案されている。このスリーブは、構造部材
中への釘に打ち込みには不要な余剰エネルギの作用下で
多少の変形を生じさせることを意図したものである。
【0009】前述した既知の装置は、一般的には、満足
すべき機能を達成するものである。しかし、特定の使用
条件下で、すなわちスリーブの強度の変形が生じる使用
条件下では、変形したスリーブが中空シャフト内に突出
するため、使用中の打ち込み装置のピストンが挟圧され
て不動状態となり得る欠点が指摘されている。この場
合、打ち込み装置の銃口部を銃口部から突出しているピ
ストンと共に抜き出すためには、極めて大きな抜き出し
力を作用させる必要がある。また、このようにして抜き
出しを完了した後、打ち込み装置の銃口部から突出して
いるピストンを、その初期位置まで手作業で復帰させる
なければならない。
すべき機能を達成するものである。しかし、特定の使用
条件下で、すなわちスリーブの強度の変形が生じる使用
条件下では、変形したスリーブが中空シャフト内に突出
するため、使用中の打ち込み装置のピストンが挟圧され
て不動状態となり得る欠点が指摘されている。この場
合、打ち込み装置の銃口部を銃口部から突出しているピ
ストンと共に抜き出すためには、極めて大きな抜き出し
力を作用させる必要がある。また、このようにして抜き
出しを完了した後、打ち込み装置の銃口部から突出して
いるピストンを、その初期位置まで手作業で復帰させる
なければならない。
【0010】さらに、火薬力作動型の打ち込み装置とし
て、ガス圧によるピストンの自動復帰機構を有する打ち
込み装置を使用する場合には、ガス圧が不十分のため挟
圧状態のピストンの復帰変位が不可能となる場合があ
る。したがって、多くの火薬力作動型打ち込み装置にお
いては、打ち込み作業能率を高めるためにピストンの自
動復帰機構を設けられているにも拘わらず、このような
打ち込み装置が前述した固定素子の打ち込みには事実上
使用できないことも、従来より解決の望まれている問題
点として指摘されている。
て、ガス圧によるピストンの自動復帰機構を有する打ち
込み装置を使用する場合には、ガス圧が不十分のため挟
圧状態のピストンの復帰変位が不可能となる場合があ
る。したがって、多くの火薬力作動型打ち込み装置にお
いては、打ち込み作業能率を高めるためにピストンの自
動復帰機構を設けられているにも拘わらず、このような
打ち込み装置が前述した固定素子の打ち込みには事実上
使用できないことも、従来より解決の望まれている問題
点として指摘されている。
【0011】
【発明の開示】本発明の課題は、断熱板を構造部材に固
定するに際して、各種構造の火薬力作動型打ち込み装置
により障害を伴わずに構造部材中に打ち込むことのでき
る、改良された固定素子を提案することである。
定するに際して、各種構造の火薬力作動型打ち込み装置
により障害を伴わずに構造部材中に打ち込むことのでき
る、改良された固定素子を提案することである。
【0012】この課題を解決するため、本発明は、断熱
板を構造部材に固定するために、断熱板を支持するため
の保持部分、並びに構造部材内に固定することのできる
釘を具え、保持部分が大面積の保持ディスクと該保持デ
ィスクより突出する中空シャフトとを含み、該中空シャ
フトが保持ディスク側に位置する大内径の第1領域と該
第1領域に引き続く遊端側に位置する小内径の第2領域
とを有し、さらに、釘が中空シャフトの第2領域の内径
にほぼ対応する外径と中空シャフトの第2領域の長さを
超える長さとを有するシャフトを含む固定素子におい
て、中空シャフトにおける小内径の第2領域から突出す
るシャフトの領域で、釘に当接部を摩擦結合し、該当接
部の外径を、中空シャフトの第1領域の内径よりも小さ
く、かつ、中空シャフトの第2領域の内径よりも大きく
設定したことを特徴とするものである。
板を構造部材に固定するために、断熱板を支持するため
の保持部分、並びに構造部材内に固定することのできる
釘を具え、保持部分が大面積の保持ディスクと該保持デ
ィスクより突出する中空シャフトとを含み、該中空シャ
フトが保持ディスク側に位置する大内径の第1領域と該
第1領域に引き続く遊端側に位置する小内径の第2領域
とを有し、さらに、釘が中空シャフトの第2領域の内径
にほぼ対応する外径と中空シャフトの第2領域の長さを
超える長さとを有するシャフトを含む固定素子におい
て、中空シャフトにおける小内径の第2領域から突出す
るシャフトの領域で、釘に当接部を摩擦結合し、該当接
部の外径を、中空シャフトの第1領域の内径よりも小さ
く、かつ、中空シャフトの第2領域の内径よりも大きく
設定したことを特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、釘のシャフト上に摩擦結
合させた当接部により保持部を構造部材に対して固定す
るものである。当接部により保持部を構造部材に対して
固定するに際して、保持力は、釘のシャフトと当接部と
の間の摩擦結合力に依存する。この摩擦結合により、シ
ャフト上のいかなる任意の長手方向位置においても所期
の機能を発揮する。当接部は、釘を構造部材中に打ち込
むには不要な余剰エネルギによりシャフト上でより頭部
に近接した最終位置まで変位する。すなわち、釘のシャ
フトと当接部との間の摩擦結合は、ドイツ連邦共和国特
許出願第 39 31833号公開公報に開示されている形式の
固定素子におけるスリーブ状の変形予定部分と同等の機
能を発揮するものである。そして、本発明によれば、既
知の変形予定部分に代えて釘のシャフトと当接部とを摩
擦結合させるため、中空シャフト内に突出するスリーブ
に由来する、従来不可避的と考えられていた打ち込み装
置部分の機能障害を完全に回避することが可能となる。
そして、使用される打ち込み装置のピストンに対して
は、もっぱら当接部の後端面が接触するため、ピストン
をガス圧により確実に復帰変位させることが可能となる
ものである。
合させた当接部により保持部を構造部材に対して固定す
るものである。当接部により保持部を構造部材に対して
固定するに際して、保持力は、釘のシャフトと当接部と
の間の摩擦結合力に依存する。この摩擦結合により、シ
ャフト上のいかなる任意の長手方向位置においても所期
の機能を発揮する。当接部は、釘を構造部材中に打ち込
むには不要な余剰エネルギによりシャフト上でより頭部
に近接した最終位置まで変位する。すなわち、釘のシャ
フトと当接部との間の摩擦結合は、ドイツ連邦共和国特
許出願第 39 31833号公開公報に開示されている形式の
固定素子におけるスリーブ状の変形予定部分と同等の機
能を発揮するものである。そして、本発明によれば、既
知の変形予定部分に代えて釘のシャフトと当接部とを摩
擦結合させるため、中空シャフト内に突出するスリーブ
に由来する、従来不可避的と考えられていた打ち込み装
置部分の機能障害を完全に回避することが可能となる。
そして、使用される打ち込み装置のピストンに対して
は、もっぱら当接部の後端面が接触するため、ピストン
をガス圧により確実に復帰変位させることが可能となる
ものである。
【0014】保持部を十分な力で構造部材に対して保持
可能とするため、当接部は、シャフトの長手方向に作用
する力が所定値を超えたときにシャフトに沿って変位可
能とするのが有利であり、この場合には所定値を許容保
持力より大とする必要がある。
可能とするため、当接部は、シャフトの長手方向に作用
する力が所定値を超えたときにシャフトに沿って変位可
能とするのが有利であり、この場合には所定値を許容保
持力より大とする必要がある。
【0015】当接部はディスクとして形成するのが望ま
しい。この場合、ディスクの外径を保持部における中空
シャフトの第2領域における、より小さな内径よりも大
きく設定し、大内径の第1領域と小内径の第2領域との
間の移行領域のなす肩部により大面積のストッパーを構
成する。このような大面積のストッパーは、プラスチッ
ク製とするのが好適な保持部において、中空シャフトに
おける大内径第1領域と小内径第2領域との間の移行領
域における肩部に損傷が生じるのを効果的に回避し得る
点で特に有効である。また、ディスクの外径は保持部に
おける中空シャフトの第1領域における、より大きな内
径よりも小さく設定する。原理的には、ディスクの外径
を中空シャフトの第1領域における、より大きな内径よ
りも僅かに小さく設定すれば十分である。これは、釘の
打ち込み作業中の中空シャフトの内周面とディスクの外
周面との接触が防止できれば足りるからである。
しい。この場合、ディスクの外径を保持部における中空
シャフトの第2領域における、より小さな内径よりも大
きく設定し、大内径の第1領域と小内径の第2領域との
間の移行領域のなす肩部により大面積のストッパーを構
成する。このような大面積のストッパーは、プラスチッ
ク製とするのが好適な保持部において、中空シャフトに
おける大内径第1領域と小内径第2領域との間の移行領
域における肩部に損傷が生じるのを効果的に回避し得る
点で特に有効である。また、ディスクの外径は保持部に
おける中空シャフトの第1領域における、より大きな内
径よりも小さく設定する。原理的には、ディスクの外径
を中空シャフトの第1領域における、より大きな内径よ
りも僅かに小さく設定すれば十分である。これは、釘の
打ち込み作業中の中空シャフトの内周面とディスクの外
周面との接触が防止できれば足りるからである。
【0016】当接部は金属製とするのが有利である。当
接部を鋼で形成する場合には、ステンレス鋼が好適であ
る。
接部を鋼で形成する場合には、ステンレス鋼が好適であ
る。
【0017】釘もステンレス鋼製とするのが有利であ
る。この実施例によれば、本発明による固定素子におい
て往々にして必要とされる耐食性を確実に実現すること
ができる。耐食保護層を有する釘においては、シャフト
に沿う当接部の変位により保護層が損傷し、所期の耐食
性が発現されない場合があるからである。
る。この実施例によれば、本発明による固定素子におい
て往々にして必要とされる耐食性を確実に実現すること
ができる。耐食保護層を有する釘においては、シャフト
に沿う当接部の変位により保護層が損傷し、所期の耐食
性が発現されない場合があるからである。
【0018】
【最良の実施形態】以下、本発明を図示実施例に基づい
て一層具体的に説明する。
て一層具体的に説明する。
【0019】図1に示す実施例による固定素子は、釘1
と、保持部2から構成されている。釘1は、シャフト3
と、頭部4とを含み、頭部4をは反対側におけるシャフ
ト3の遊端が尖端部5として形成されている。シャフト
3上には、ディスク状の当接部6を摩擦結合させる。
と、保持部2から構成されている。釘1は、シャフト3
と、頭部4とを含み、頭部4をは反対側におけるシャフ
ト3の遊端が尖端部5として形成されている。シャフト
3上には、ディスク状の当接部6を摩擦結合させる。
【0020】保持部2は、大面積の保持ディスク7と、
保持ディスク7より突出する中空シャフト8とを具え
る。図1に明示したとおり、中空シャフト8は、保持デ
ィスク7側に位置する内径の大きな第1領域8aと、この
第1領域に引き続く遊端側に位置する内径の小さな第2
領域8bとから構成する。当接部6は、中空シャフト8の
第1領域8aにおける大きな内径と、第2領域8bにおける
小さな内径との間の移行領域8cに当接させる。
保持ディスク7より突出する中空シャフト8とを具え
る。図1に明示したとおり、中空シャフト8は、保持デ
ィスク7側に位置する内径の大きな第1領域8aと、この
第1領域に引き続く遊端側に位置する内径の小さな第2
領域8bとから構成する。当接部6は、中空シャフト8の
第1領域8aにおける大きな内径と、第2領域8bにおける
小さな内径との間の移行領域8cに当接させる。
【0021】図2は、図1に示した釘1及び保持部2を
具える固定素子の使用状態を説明するものである。釘1
の尖端部5は構造部材9内に打ち込まれている。この場
合、当接部6はシャフト3上で頭部4に向けて変位して
いる。
具える固定素子の使用状態を説明するものである。釘1
の尖端部5は構造部材9内に打ち込まれている。この場
合、当接部6はシャフト3上で頭部4に向けて変位して
いる。
【0022】構造部材9に断熱板10を固定するにあた
り、保持ディスク7により断熱板10を構造部材9に対し
て押圧する。この場合、中空シャフト8は断熱板10を貫
通し、その長さは断熱板10の厚さに対応する。そのた
め、中空シャフト8は構造部材9により支持されるもの
である。
り、保持ディスク7により断熱板10を構造部材9に対し
て押圧する。この場合、中空シャフト8は断熱板10を貫
通し、その長さは断熱板10の厚さに対応する。そのた
め、中空シャフト8は構造部材9により支持されるもの
である。
【0023】固定素子は、中空シャフト8の第1領域8a
における大きな内径と、第2領域8bにおける小さな内径
との間の移行領域8cに当接部6が当接することにより、
構造部材9に対して固定されるものである。当接部6と
釘1のシャフト3とが摩擦結合し、その摩擦結合は保持
部2を構造部材9に対して固定するに十分な結合力を生
じさせる強度とする。
における大きな内径と、第2領域8bにおける小さな内径
との間の移行領域8cに当接部6が当接することにより、
構造部材9に対して固定されるものである。当接部6と
釘1のシャフト3とが摩擦結合し、その摩擦結合は保持
部2を構造部材9に対して固定するに十分な結合力を生
じさせる強度とする。
【図1】図1は、本発明の一実施例による固定素子を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図2は、図1の固定素子の使用状態を示す縦断
面図である。
面図である。
1 釘 2 保持部 3 シャフト 4 頭部 5 尖端部 6 当接部 7 保持ディスク 8 中空シャフト 8a 大内径の第1領域 8b 小内径の第2領域 8c 移行領域 9 構造部材 10 断熱板
Claims (6)
- 【請求項1】 断熱板(10)を構造部材(9)に固定す
るための固定素子であって、断熱板(10)を支持するた
めの保持部分(2)、並びに構造部材(9)内に固定す
ることのできる釘(1)を具え、保持部分(2)が大面
積の保持ディスク(7)と該保持ディスク(7)より突
出する中空シャフト(8)とを含み、該中空シャフト
(8)が保持ディスク(7)側に位置する大内径の第1
領域(8a)と該第1領域に引き続く遊端側に位置する小
内径の第2領域(8b)とを有し、さらに、釘(1)が中
空シャフト(8)の第2領域(8b)の内径にほぼ対応す
る外径と中空シャフト(8)の第2領域(8b)の長さを
超える長さとを有するシャフト(3)を含む固定素子に
おいて、中空シャフト(8)における小内径の第2領域
(8b)から突出するシャフト(3)の領域で、釘(1)
に当接部(6)を摩擦結合し、該当接部(6)の外径
を、中空シャフト(8)の第1領域(8a)の内径よりも
小さく、かつ、中空シャフト(8)の第2領域(8b)の
内径よりも大きく設定したことを特徴とする固定素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の固定素子において、当接
部(6)を、シャフト(3)の長手方向に作用する力が
所定値を超えたときにシャフト(3)に沿って変位可能
としたことを特徴とする固定素子。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の固定素子におい
て、当接部(6)をディスクとして形成したことを特徴
とする固定素子。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の固
定素子において、当接部(6)を金属製としたことを特
徴とする固定素子。 - 【請求項5】 請求項4記載の固定素子において、当接
部(6)をステンレス鋼製としたことを特徴とする固定
素子。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の固
定素子において、釘(1)をステンレス鋼製としたこと
を特徴とする固定素子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4403717:1 | 1994-02-07 | ||
DE19944403717 DE4403717A1 (de) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Befestigungselement zum Befestigen von Isolationsplatten |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224469A true JPH07224469A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=6509646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019089A Pending JPH07224469A (ja) | 1994-02-07 | 1995-02-07 | 断熱板固定用の固定素子 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0666385A1 (ja) |
JP (1) | JPH07224469A (ja) |
CN (1) | CN1112631A (ja) |
AU (1) | AU1155095A (ja) |
DE (1) | DE4403717A1 (ja) |
FI (1) | FI950502A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230002218U (ko) * | 2022-05-13 | 2023-11-21 | 주식회사 코리아화스너 | 단열재 및 마감재 고정용 화스너 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE10015035A1 (de) * | 2000-03-25 | 2001-09-27 | Wuerth Adolf Gmbh & Co Kg | Dämmstoffhalter und Verfahren zu seiner Befestigung |
DE102006027628A1 (de) | 2006-06-13 | 2007-12-20 | Gräwe, Bernd | Verfahren und Vorrichtung zur Montage von Bauteilen, insbesondere Dämmstoffplatten, an einer Wand |
EP2586922B1 (de) | 2011-10-31 | 2018-09-05 | RANIT-Befestigungssysteme GmbH | Vorrichtung zur mechanischen Befestigung von Dämmstoffen an einer Unterkonstruktion |
CN108005241A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-05-08 | 樊金鑫 | 保温固钉 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4209889A (en) * | 1978-02-27 | 1980-07-01 | Olin Corporation | Corrosion resistant fastening system and method |
DE3907034A1 (de) * | 1989-03-04 | 1990-09-06 | Upat Max Langensiepen Kg | Spreizduebel |
AT392330B (de) * | 1989-07-14 | 1991-03-11 | Sfs Stadler Holding Ag | Befestigungselement zur fixierung von isolierbahnen oder -platten auf einem festen unterbau |
DE3931833A1 (de) * | 1989-09-23 | 1991-04-04 | Hilti Ag | Befestigungselement zum befestigen von isolationsplatten |
DE9210450U1 (ja) * | 1992-08-05 | 1992-11-12 | Itw Befestigungssysteme Gmbh, 5860 Iserlohn, De | |
DE4311144A1 (de) * | 1993-04-05 | 1994-10-06 | Upat Max Langensiepen Kg | Befestigungselement zum Befestigen von Dämmplatten |
DE9311122U1 (de) * | 1993-07-26 | 1993-10-07 | Ejot Kunststofftech Gmbh | Befestigungselement und Setzgerät für ein solches Befestigungselement |
-
1994
- 1994-02-07 DE DE19944403717 patent/DE4403717A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-01-05 EP EP95810010A patent/EP0666385A1/de not_active Withdrawn
- 1995-02-03 AU AU11550/95A patent/AU1155095A/en not_active Abandoned
- 1995-02-06 CN CN 95101901 patent/CN1112631A/zh active Pending
- 1995-02-06 FI FI950502A patent/FI950502A/fi not_active Application Discontinuation
- 1995-02-07 JP JP7019089A patent/JPH07224469A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230002218U (ko) * | 2022-05-13 | 2023-11-21 | 주식회사 코리아화스너 | 단열재 및 마감재 고정용 화스너 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1112631A (zh) | 1995-11-29 |
FI950502A (fi) | 1995-08-08 |
AU1155095A (en) | 1995-08-17 |
DE4403717A1 (de) | 1995-08-10 |
EP0666385A1 (de) | 1995-08-09 |
FI950502A0 (fi) | 1995-02-06 |
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