JPH0722445B2 - 移動農機におけるタンク装置 - Google Patents

移動農機におけるタンク装置

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JPH0722445B2
JPH0722445B2 JP23090389A JP23090389A JPH0722445B2 JP H0722445 B2 JPH0722445 B2 JP H0722445B2 JP 23090389 A JP23090389 A JP 23090389A JP 23090389 A JP23090389 A JP 23090389A JP H0722445 B2 JPH0722445 B2 JP H0722445B2
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JP
Japan
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tank
fertilizer
mobile agricultural
fender
machine body
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JP23090389A
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泰行 和田
隆敬 細田
博 平井
健一 近藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、乗用田植機等の移動農機におけるタンク装
置、特に施肥タンク装置に係り、詳しくはエンジンを覆
うボンネットの両側方にフェンダーステップを設けた乗
用田植機において、前輪の上方でかつフェンダーステッ
プの下方に配設したタンクの構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、移動農機、例えば乗用田植機の施肥タンク装置
は、エンジンを覆うボンネットの両側方に設けたフェン
ダーステップの上方に肥料タンクを設置している(例え
ば特開昭62−198312号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、上述した従来のタンク装置は、肥料タンク及
びフェンダーステップをそれぞれ独立して支持しなけれ
ばならず、スペース効率の低下を招き、肥料タンクの容
量確保が困難であり、また肥料タンクが比較的高い位置
に設置されることとなり、特に該肥料タンクにペースト
肥料等を満載した際には該肥料タンクがかなりの重さと
なる関係上、機体重心が高い位置となり機体の重量バラ
ンスを悪化させる虞れがある。
そこで、本発明は、タンクを前輪の上方でかつフェンダ
ーステップの下方に配設すると共に、該タンクの上下幅
を前方部分で厚くかつ後方に向って薄くなるように構成
し、もって上述課題を解消した移動農機におけるタンク
装置を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、前輪(2)及び後輪(3)
を支持する走行機体(5)の前方に、エンジン(6)を
搭載し、該エンジン(6)を覆うボンネット(7)の両
側方にフェンダーステップ(9)を設けてなる移動農機
(1)において、前記前輪(2)の上方でかつ前記フェ
ンダーステップ(9)の下方にタンク(10)を配設し、
該タンク(10)を、前記前輪(2)の上方を覆うように
幅広に構成し、かつ、その後部底面(10a)が前記前輪
(2)の外周面(2a)に近接して該前輪(2)に沿うよ
うに形成すると共に、その後部上面(10b)が前方に向
う上り傾斜面になるように形成して、該タンク(10)の
上下幅を前方部分で厚くかつ後方に向って薄くなるよう
に構成したことを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、移動農機(1)は、例えば施肥作業
を行う際、タンク(10)にペースト肥料等を積載した状
態で、該タンク(10)が前輪(2)のフェンダーとして
機能しながら条に沿って走行し、施肥を行う。この際、
タンク(10)に積載したペースト肥料等は、該タンク
(10)の形状に沿って前方部分の下部に多くたまり、移
動農機(1)の重心を前方でかつ下方に移動し、これに
より走行機体(5)の重量バランスを向上する。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもので
あるが、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
乗用田植機1は、第1図及び第5図に示すように、前輪
2,2及び後輪3,3により支持されている走行機体5を有し
ており、該走行機体5には前輪2,2の前方部分にエンジ
ン6が搭載されていると共に、前輪2,2近傍にはフロン
トアクスルケース15及びミッションケース16が配設され
ている。更に、前記走行機体5には、前記ミッションケ
ース16と前記後輪3,3との間にチェーンケース19が配設
されていると共に、前記前輪2,2と後輪3,3との間には運
転席20が配設されており、また該走行機体5後端には三
点リンク装置21が設置され、植付装置(図示しない)を
昇降自在に支持し得るように構成されている。
前記運転席20には、機体フレームに固定されたシートフ
レーム25にて支持された運転シート26、ハンドル27、主
変速レバー29及び操作パネル30が設けられている。
一方、前記エンジン6はその上方及び両側方をボンネッ
ト7にて覆われており、該ボンネット7にはその両側方
にフェンダーステップ9,9が一体的に形成されている。
また、該フェンダーステップ9,9の機体側面視にて下方
でかつ前記前輪2,2の上方には、ペースト状又は液状肥
料用の肥料タンク10,10が設置されている。
前記ボンネット7は、その前端下部に設けられたヒンジ
32を中心に機体前方に回動し得、かつその後端下部に設
けられたマグネット等からなる支持具33にて、前記フロ
ントアクスルケース15に固定されたブラケット34,35に
設けられたキャッチ部36,37(第2図及び第3図参照)
にて着脱自在に支持されている。また、前記ボンネット
7は、その前方上部に、伸縮自在に構成されたセンター
ポール39が設置されており、かつ該ボンネット7と一体
に形成された前記フェンダーステップ9,9の下面は前記
肥料タンク10,10の上面に当接して、該タンク10,10にて
支持されている。
更に、該肥料タンク10,10には機体フレームに支持され
たサクションホース40の一端が接続されており、該サク
ションホース40は機体後方に向けて延びて、前記運転シ
ート26の下方位置に配設されているポンプ装置41に連通
している。そして、該ポンプ装置41から植付条数に応じ
たホース42…を介して、機体横方向に並んで設置されて
いる各肥料流れセンサ(図示しない)及び切換えバルブ
(図示しない)に導かれ、ホース(図示しない)を介し
て植付装置に支持されたノズル(図示しない)に導かれ
ている。
また、前記肥料タンク10,10は、第5図に詳示するよう
に、機体左右方向の幅が前記フェンダーステップ9,9と
略々等しく、かつ前記前輪2,2を覆うように機体平面視
にて幅広に形成されており、該前輪2,2の操向スペース
の大部分を覆ってフェンダーとしての機能を果たすよう
に構成されている。
また、前記肥料タンク10,10は、第2図ないし第4図に
示すように、その後部底面10aが前記前輪2,2の外周面2
a,2aに近接して該前輪2,2に沿うように円弧状に形成さ
れていると共に、その後部上面10bが前方に向う上り傾
斜面になるように形成されており、該肥料タンク10,10
の上下幅を前方部分で厚くかつ後方に向って薄くなるよ
うに構成されている。そして、該肥料タンク10,10の前
端部には、機体左右方向に渡ってコの字状の溝43,45が
それぞれ形成されており、該溝43,45にはコの字状に形
成されたパイプ等からなる固定部材46,47が嵌合して、
前記肥料タンク10,10の機体左右方向及び機体前方向へ
の移動を阻止し得るように構成されている。また、該固
定部材46,47には突出部46a,47aが設けられており、該突
出部46a,47aは前記機体フレームに固定されたブラケッ
ト52,53に穿設された孔52a,53aに嵌挿して前記固定部材
46,47を前記機体フレームに支持し得る。
また、前記肥料タンク10,10の後端部には、ブラケット5
5,56が固定されており、該ブラケット55,56には孔55a,5
6aが穿設されている。該孔55a,56aは、前記フロントア
クスルケース15に固定されたブラケット34,35に穿設さ
れた孔34a,35aと機体側面視にて一致するように構成さ
れており、該孔34a,35a及び前記孔55a,56aにはボルト5
9,60が嵌挿して前記ブラケット55,56を前記ブラケット3
4,35に固定し得、これにより前記肥料タンク10,10を前
記フロントアクスルケース15に固定し得るように構成さ
れている。
更に、前記肥料タンク10,10の機体内方側前端部には肥
料供給孔61,62が設けられており、該肥料供給孔61,62
は、クランプ63,65にて固定した蛇腹状の弾性部材66,67
を介して前記走行機体5先端中央部に設けられた肥料注
入口69に連通している。そして、該肥料注入口69には、
フィルタ70及びカバー71が配設されており、該カバー71
は支持部材72にて前記肥料注入口69に開閉自在に支持さ
れ、かつリターンスプリング73にて閉じ方向に付勢され
ている。本実施例は、以上のような構成よりなるので、
乗用田植機1のオペレータは、走行機体5の先端中央部
に設けられた肥料注入口69のカバー71を開いて、該肥料
注入口69からフィルタ70を介してペースト肥料を流し込
む。すると、該ペースト肥料は弾性部材66,67を介して
肥料供給孔61,62から肥料タンク10,10に流入し、該タン
ク10,10の形状に沿って前部底面よりたまり始め上下幅
の厚い前方部分の下部に多くたまる。この状態では、乗
用田植機1は、機体後部への植付装置の装着により機体
の比較的後方側にある重心が、機体前方側でかつ機体下
方側へ移動する。これにより、機体重量の前後バランス
を改善し、かつ機体の安定性を向上する。
そして、乗用田植機1は、タンク10,10が機体平面視に
て前輪2,2の操向スペースの上方を覆い、かつ機体側面
視にて前輪の外周面の上方を覆って、前輪2,2のフェン
ダーとして機能しながら条に沿って走行し、ペースト肥
料を前記タンク10,10からサクションホース40を介して
ポンプ装置41により吸い出し、該ポンプ装置41からホー
ス42…、各肥料流れセンサ、切換えバルブ及びホースを
介して植付装置のノズルから肥料を土中に供給する。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によると、タンク(10)を
前輪(2)の上方でかつフェンダーステップ(9)の下
方に配設したので、タンク(10)にてフェンダーステッ
プ(9)を支持することができ、これにより支持部材を
別に設けることなくフェンダーステップ(9)を支持す
ることができ、従ってスペース効率を向上してタンク
(10)の容量の増大を図ることができる。更に、タンク
(10)を、前輪(2)の上方を覆うように幅広に構成
し、かつその後部底面(10a)が前輪(2)の外周面(2
a)に近接して該前輪(2)に沿うように形成すると共
に、その後部上面(10b)が前方に向う上り傾斜面にな
るように形成したので、タンク(10)に前輪(2)のフ
ェンダーとしての機能を持たせることができると共に、
タンク(10)の貯蔵物、例えばペースト肥料は、タンク
(10)の後方部分よりも前方部分の下部に多くたまるこ
ととなり、これにより移動農機(1)の重心位置を低く
して機体の安定を図ることができると共に、例えば機体
後部に作業機を装着した場合の移動農機(1)の機体重
量の前後バランスを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタンク装置を示す側面図、第2図
はその平面図、第3図はその組立図、第4図は本発明に
係るタンク装置を適用した乗用田植機の全体平面図、第
5図はその全体側面図である。 1…移動農機(乗用田植機)、2…前輪、3…後輪、5
…走行機体、6…エンジン、7…ボンネット、9…フェ
ンダーステップ、10…タンク、10a…後部底面、10b…後
部上面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 健一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪及び後輪を支持する走行機体の前方
    に、エンジンを搭載し、該エンジンを覆うボンネットの
    両側方にフェンダーステップを設けてなる移動農機にお
    いて、 前記前輪の上方でかつ前記フェンダーステップの下方に
    タンクを配設し、該タンクを、前記前輪の上方を覆うよ
    うに幅広に構成し、かつ、その後部底面が前記前輪の外
    周面に近接して該前輪に沿うように形成すると共に、そ
    の後部上面が前方に向う上り傾斜面になるように形成し
    て、該タンクの上下幅を前方部分で厚くかつ後方に向っ
    て薄くなるように構成した、 移動農機におけるタンク装置。
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