JPH0722443A - ウェハ位置決め装置及びウェハ位置決め方法 - Google Patents

ウェハ位置決め装置及びウェハ位置決め方法

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JPH0722443A
JPH0722443A JP16715993A JP16715993A JPH0722443A JP H0722443 A JPH0722443 A JP H0722443A JP 16715993 A JP16715993 A JP 16715993A JP 16715993 A JP16715993 A JP 16715993A JP H0722443 A JPH0722443 A JP H0722443A
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JP
Japan
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light
wafer
sensor
irradiating
axis direction
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Pending
Application number
JP16715993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sakuranaka
博幸 桜中
Yuji Chiba
祐二 千葉
Takashi Sekiba
隆 関場
Nobuhiro Suzuki
信宏 鈴木
Tetsuo Karube
哲夫 軽部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
Original Assignee
Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はウェハの段階から半導体チップを単体
に分離してリードフレームのステージに搭載するダイス
ボンディング工程に用いるウェハ位置決め装置及びウェ
ハ位置決め方法に関し、位置決め精度を向上及びコスト
低減を図ることを目的とする。 【構成】X軸方向に所定範囲に渡り帯状の光を照射する
ライトx27と、Y軸方向に所定範囲に渡り帯状の光を照
射するライトy28と、ライトx27及びライトy28が照射
する各帯状の光の交点位置にスポット状の光を照射する
ライトa29と、ライトx27が照射しウェハ21を透過した
光を検知するセンサx30と、ライトy28が照射しウェハ
21を透過した光を検知するセンサy31と、ライトa29が
照射しウェハ21を透過した光を検知するセンサa32と、
前記センサ30〜32が全て各ライト27〜29が照射した光を
受光するようテーブル24を駆動制御してウェハ21を移動
させるCPU35とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェハ位置決め装置及び
ウェハ位置決め方法に係り、特にウェハの段階から半導
体チップを単体に分離してリードフレームのステージに
搭載するダイスボンディング工程に用いるウェハ位置決
め装置及びウェハ位置決め方法に関する。
【0002】近年のダイスボンディング工程において、
ウェハからピックアップした半導体チップを直接リード
フレームのステージにダイボンディングするダイレクト
ボンディング方式が採用されている。
【0003】このダイレクトボンディング方式では、ウ
ェハ上の半導体チップの位置が直接ボンディング精度に
影響するため、ウェハの高精度な位置決めが必要とな
る。
【0004】このため、ウェハを所定の位置に高精度に
位置決めするウェハ位置決め装置及びウェハ位置決め方
法が要求されている。
【0005】
【従来の技術】図5は、従来の位置決め方法を示す概略
構成図である。
【0006】同図において、1はウェハであり、リング
2及びテープ3を介してX−Y−θテーブル4に載置固
定されている。このウェハ1には直交するX軸方向とY
軸方向とに夫々複数の溝部5が形成されており、ウェハ
1上に形成された複数の半導体チップ6はこの溝部5に
より画成された構成とされている。
【0007】X−Y−θテーブル4は、図示しないX軸
方向移動用モータ,Y軸方向移動用モータ,θ方向回転
用モータによりX軸方向,Y軸方向,θ方向に夫々移動
及び回転可能な構成とされている。前記のようにウェハ
1は、このX−Y−θテーブル4に載置固定されてお
り、従ってX−Y−θテーブル4が各モータにより駆動
されることによりウェハ1はX軸方向,Y軸方向,θ方
向の各方向に移動でき、任意の位置に位置決めできる構
成とされている。また、X−Y−θテーブル4に設けら
れた各モータはモータコントローラ7に接続されてお
り、このモータコントローラ7により駆動を制御され
る。
【0008】一方、X−Y−θテーブル4に装着された
ウェハ1の上部には固体撮像素子カメラ(CCDカメ
ラ)8が配設されており、ウェハ1を撮像できる構成と
されている。CCDカメラ8で生成されたウェハ1の画
像データは、画像処理ユニット9に送られ画像処理が実
施される。この画像処理ユニット9にはモニタ10が接
続されており、ウェハ1がこのモニタ10に映し出され
る構成とされている。
【0009】上記構成のウェハ位置決め装置において、
ウェハ1の位置決めを行うには、ウェハ1上にマトリク
ッスに形成されている溝部5を基準として行われてい
た。具体的には、画像処理ユニット9に内設されている
記憶装置にウェハ1が正規位置に位置決めされた場合の
画像情報(以下、正規位置情報という)を予め格納して
おき、この格納された正規位置情報とCCDカメラ8で
撮像された画像データとを比較し、CCDカメラ8で撮
像された画像データが正規位置情報と一致するようX−
Y−θテーブル4を移動させることにより、ウェハ1の
位置決めを行う方法が取られていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに一般に市販さ
れているCCDカメラ8の解像度は、高性能のものでも
640 ×500 画素程度であり、また各半導体チップ6を画
成している溝部5の幅は小さいもので30μm程度であ
る。半導体チップ6のサイズにも左右されるが溝部5の
幅を画素数で表現すると、0.2 〜2.0 画素程度であり解
像度が低く、よって安定してウェハ1に形成された溝部
5を認識するのが困難であり精度の高い位置決めを行う
ことができないという問題点があった。
【0011】また、半導体チップ6のパターンも品種に
より様々であり、スライスレベルの設定や照明等に熟練
した技術を必要とするという問題点もあった。更に、C
CDカメラ8,画像処理ユニット9は高価なものである
ため、従来のウェハ位置決め装置ではシステム全体のコ
ストが上昇してしまうという問題点もあった。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、位置決め精度を向上できると共に位置決めシステ
ムのコスト低減を図りうるウェハ位置決め装置及びウェ
ハ位置決め方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、直交するX軸方向とY軸方向とにマト
リックス状に複数本形成された溝部により画成された複
数のチップが形成されたウェハの位置決めを、前記ウェ
ハを載置するウェハ移動手段を駆動させて行うウェハ位
置決め装置において、前記X軸方向に所定範囲に渡り帯
状の光を照射する第1の光照射手段と、前記Y軸方向に
所定範囲に渡り帯状の光を照射する第2の光照射手段
と、前記第1の光照射手段が照射する帯状の光と、前記
第2の光照射手段が照射する帯状の光との交点位置にス
ポット状の光を照射する第3の照射手段と、前記第1の
光照射手段が照射し前記ウェハを透過或いは反射した光
を検知する第1のセンサと、前記第2の光照射手段が照
射し前記ウェハを透過或いは反射した光を検知する第2
のセンサと、前記第3の光照射手段が照射し前記ウェハ
を透過或いは反射した光を検知する第3のセンサと、前
記第1乃至第3のセンサが全て前記第1乃至第3の光照
射手段が照射した光を受光するよう前記ウェハ移動手段
を駆動制御し、前記ウェハを移動させる駆動制御手段と
を設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、上記請求項1記載のウェハ位置決め
装置を用いたウェハ位置決め方法において、先ず、前記
ウェハ移動手段を駆動して前記ウェハを予め設定されて
いる既定中心位置に移動させ、前記既定中心位置に移動
させた状態における前記第3の照射手段が前記ウェハに
光を照射する位置を原点とし、続いて、前記ウェハ移動
手段により前記ウェハをX軸方向或いはY軸方向のいず
れか一の方向に移動させ、最も近接位置において前記第
3のセンサが前記第3の光照射手段からの照射光を検知
する第1の位置を検索し、続いて、前記第3の光照射手
段が前記第1の位置を照射している状態を維持させつつ
前記第1の位置を中心として前記ウェハを回転させて、
最も小なる回転角度にて前記第1または第2の光照射手
段のいずれか一の光照射手段が照射する光が前記第1ま
たは第2のセンサに検知される第2の位置を検索し、続
いて、前記第1または第2の光照射手段のいずれか一の
光照射手段が照射する光が前記第1または第2のセンサ
に検知された状態を維持しつつ、前記ウェハ移動手段に
より前記ウェハを前記一の方向と直交する方向に移動さ
せ、前記第1または第2の光照射手段の内、前記一の光
照射手段と異なる照射手段が照射する光が前記一の光照
射手段と対応するセンサに検知される位置を検索し、こ
の検索位置を正規の中心位置とすることを特徴とするも
のである。
【0015】
【作用】上記のウェハ位置決め装置及びウェハ位置決め
方法によれば、第1乃至第3の光照射手段が照射する光
を第1乃至第3のセンサが受光することにより生成する
信号に基づきウェハの位置決めを行うため、第1乃至第
3の光照射手段が照射する光をウェハに形成されている
溝部の幅より小さく絞り込むことは容易であり、よって
溝部の検出を精度よく行うことができ、これにより位置
決め精度の向上を図ることができる。
【0016】また、第1乃至第3の光照射手段及び第1
乃至第3のセンサは単に光を照射でき、またこれを受光
してON/OFF信号を生成できるものであればよいた
め、各光照射手段及びセンサは安価なものを使用するこ
とができ、ウェハ位置決め装置の低コスト化を図ること
ができる。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0018】図1は本発明の一実施例であるウェハ位置
決め装置20の概略構成図である。同図において、21
はウェハであり、リング22及びテープ23を介してX
−Y−θテーブル24に載置固定されている。このウェ
ハ21にはダイシングが実施されることにより直交する
X軸方向とY軸方向とに夫々複数の溝部25が形成され
ており、ウェハ21上に形成された複数の半導体チップ
26はこの溝部25により画成された構成とされてい
る。また溝部25の形成位置は、テープ23が露出した
状態ととなっている。
【0019】このウェハ21は、テープ23上に接着さ
れた状態でダイシングが実施されており、従って各半導
体チップ26もテープ23上に接着された状態となって
いる。また、テープ23は透明なテープであり、光を透
過できる材質が選定されている。
【0020】X−Y−θテーブル24は、図示しないX
軸方向移動用モータ,Y軸方向移動用モータ,θ方向回
転用モータによりX軸方向,Y軸方向,θ方向に夫々移
動及び回転可能な構成とされている。前記のようにウェ
ハ21はリング22及びテープ23を介してこのX−Y
−θテーブル24に載置固定されており、従ってX−Y
−θテーブル24が各モータにより駆動されることによ
りウェハ21はX軸方向,Y軸方向,θ方向の各方向に
移動でき、任意の位置に位置決めできる構成とされてい
る。また、X−Y−θテーブル24に設けられた各モー
タはモータコントローラ36に接続されており、このモ
ータコントローラ36により駆動を制御される。
【0021】X−Y−θテーブル24の下部でウェハ2
1と対向する位置には、X軸方向光照射装置27(以
下、ライトx27という),Y軸方向光照射装置28
(以下、ライトy28という),中心位置光照射装置2
9(以下、ライトa29という)が配設されている。こ
の各ライト27〜29はユニット化されており、ライト
ユニット33を形成している。また各ライト27〜29
としては、例えば直進性が良好で、かつビーム径及びビ
ーム幅を小さく絞り込みができるレーザ照射装置が採用
されている。
【0022】ライトx27及びライトy28は夫々帯状
のライン光を照射できる構成とされており、かつライト
x27が照射するライン光とライトy28が照射するラ
イン光はその延長線上で直交するよう各ライト27,2
8の配設位置は設定されている。また、ライトa29は
スポット光を照射する構成とされており、前記した各ラ
イト27,28のライン光が直交する位置にスポット光
を照射するようライトa29の配設位置は設定されてい
る。
【0023】また、各ライト27〜29が照射する光の
幅は、ウェハ21に形成されている溝部25の幅よりも
小さくなるよう絞り込まれている。前記したように、溝
部25の幅は約30μm程度であるが、レーザ光を30
μm以下に絞り込むのは比較的容易に行うことができ
る。よって、上記各ライト27乃至29は、溝部25の
内部に光を照射することができる。
【0024】一方、X−Y−θテーブル24の下部でウ
ェハ21と対向する位置には、X軸方向光センサ30
(以下、センサx30という),Y軸方向光センサ31
(以下、センサy31という),中心位置光センサ32
(以下、センサa32という)が配設されている。この
各センサ30〜32はユニット化されており、センサユ
ニット34を形成している。
【0025】センサx30はライトx27と対向配設さ
れており、両者27,30の間に光を妨げるものがなか
った場合には、ライトx27で照射された光はセンサx
30により検知されON信号を生成するよう構成されて
いる。同様に、センサy31はライトy28と対向配設
され両者28,31の間に光を妨げるものがなかった場
合にはライトy28で照射された光はセンサy31によ
り検知されON信号を生成するよう、またセンサa32
はライトa29と対向配設され両者29,32の間に光
を妨げるものがなかった場合にはライトa29で照射さ
れた光はセンサa32により検知されON信号を生成す
るよう構成されている。
【0026】また、センサa32とライトa29の配設
位置は、後述するウェハ21の位置決めにおいて位置決
め基準となる位置に高精度に配設されている。また、セ
ンサx30とライトx27の配設方向は、ウェハ21が
正規位置に位置決めされた状態における溝部25の延出
方向(X軸方向)に高精度に一致するよう配設されてお
り、センサy31とライトy28の配設方向は、ウェハ
21が正規位置に位置決めされた状態における溝部25
の延出方向(Y軸方向)に高精度に一致するよう配設さ
れている。
【0027】上記構成において、各ライト27〜29か
ら照射された光が遮られる場合は、各ライト27〜29
から照射された光が半導体チップ26に照射されている
場合であり、このとき各センサ30〜32はOFF信号
を生成する。一方、各ライト27〜29から照射された
光が溝部25に照射されている場合には、前記のように
テープ23は光を透過するため照射された光は各センサ
30〜32で受光されてON信号を生成する。
【0028】ここで、上記のようにライトx27及びラ
イトy28は帯状のライン光を照射するが、これと対応
するセンサx30,センサy31はライトx27,ライ
トy28が照射した全ての光が入射された場合のみON
信号を生成し、一部分のみ光が照射されてもON信号を
生成しない構成とされている。これを図2を用いて説明
する。
【0029】図2は各ライト27〜29から照射された
各光がウェハ21上に照射された部位を拡大して示して
いる。同図において、各ライト27〜29からウェハ2
1上に照射された各光を光x,光y,光aで示す。
【0030】同図に示すように、光x,光y,光aが共
に溝部25に照射されている場合には、各センサ30〜
32は全てON信号を生成する。しかるに、例えば同図
に光x’で示すようにライトx27からの光が半導体チ
ップ26上を照射しているような場合には、センサx3
0はOFF信号を生成する。これは他のセンサy31,
センサa32においても同様である。
【0031】上記のように各センサ30〜32で生成さ
れるON/OFF信号は中央演算回路35(以下、CP
U35という)に送信される。CPU35は各センサ3
0〜32から送信されてくるON/OFF信号に基づき
X−Y−θテーブル24の駆動制御を行い、X−Y−θ
テーブル24に載置されているウェハ21を既定位置に
位置決めする機能を奏するものである。以下、CPU3
5が実行する位置決め処理を図3及び図4を用いて説明
する。
【0032】図3はCPU35が実行する位置決め処理
を示すフローチャートであり、図4は図3に示す処理を
実行することによるウェハ21上における光x,光y,
光aの動きを示す図である。
【0033】本実施例においては、実際のウェハ21の
中心位置bは所定の溝部(特に25X,25Yと示す)
の交差位置内部に設けられており、以下説明する位置決
め方法の基本的な考え方は、実際のウェハ中心位置bを
ライトaから照射される光aの照射位置(以下、この点
を原点という)に一致させると共に、光x,光yを上記
溝部25X,25Yに一致させるというものである。以
下、この考え方に基づいた処理を図3を用いて説明す
る。
【0034】図3に示す処理が起動すると、先ずステッ
プ10(図ではステップをSと略して示す)において、
CPU35はX−Y−θテーブル24を駆動して、予め
ティーチングしてあるウェハの中心位置までウェハ21
を移動させる。具体的には、ライトaから照射される光
aの照射位置(以下、この点を原点という)が予めティ
ーチングしてあるウェハの中心位置に一致するようX−
Y−θテーブル24を駆動制御する。図4(A)はこの
状態を示している。
【0035】しかるに、X−Y−θテーブル24を駆動
制御して原点を予めティーチングしてあるウェハの中心
位置に一致させても、ウェハ21をX−Y−θテーブル
24に搭載する時に生じる取り付け誤差等により、実際
のウェハ21の中心位置(図中、bで示す)と原点とは
異なっている場合が多い。また、マトリックス状に形成
された各溝部25と光x,光yも非平行となっている場
合が多い。
【0036】続くステップ12においては、CPU35
はX−Y−θテーブル24をX軸のプラス(+)方向に
移動させ、続くステップ14においてセンサa32がO
N信号を生成したかどうかを判断する。このステップ1
2,14の処理はセンサa32がON信号を生成するま
で続けられる。図4(B)はセンサa32がON信号を
生成した状態を示している。この状態において光aは溝
部25内に位置している。
【0037】続くステップ16においては、CPU35
はX−Y−θテーブル24をS12と逆方向であるX軸
のマイナス(−)方向に移動させ、続くステップ18に
おいてセンサa32がON信号を生成したかどうかを判
断する。このステップ16,18で実行される処理もセ
ンサa32がON信号を生成するまで続けられる。図4
(C)はセンサa32がON信号を生成した状態を示し
ている。
【0038】上記のようにX−Y−θテーブル24をX
軸のプラス(+)方向及びマイナス(−)方向に移動さ
せ、夫々においてセンサa32がON信号を生成したこ
とを検知すると、CPU35はステップ20においてス
テップ12,14によるX−Y−θテーブル24の移動
距離とステップ16,18によるX−Y−θテーブル2
4の移動距離とを比較し、原点位置からの移動距離が短
かった方の溝部25Yをウェハ21の中心位置のY方向
センタラインとして、光aが溝部25Yに位置するよう
X−Y−θテーブル24を移動させる。図4(D)は光
aが溝部25Yに位置するまでX−Y−θテーブル24
を移動させた状態を示している。
【0039】同図に示すように、ステップ10〜ステッ
プ20の処理を行うことにより、原点を溝部25Yに位
置させることができる。これは、ステップ10でライト
aから照射される光aの照射位置を原点に一致するよう
X−Y−θテーブル24を移動させることにより、原点
と実際のウェハ中心bは近接した位置となっているため
である。よって、上記移動距離の短かった方の溝部25
Yに原点が位置するよう移動させることにより実際のウ
ェハ中心bと原点と共に溝部25Yに位置させることが
できる。
【0040】続くステップ22においては、CPU35
はX−Y−θテーブル24を原点を中心として約1〜5
°程度回転させ、ステップ24ではセンサyがON信号
を生成したかどうかを判断する。ステップ24でセンサ
yがON信号を生成した状態を図4(E)に示す。セン
サyがON信号を生成する状態とは、光yが溝部25y
と一致した状態である。
【0041】ステップ26では、CPU35はX−Y−
θテーブル24をY軸のプラス(+)方向及びY軸のマ
イナス(−)方向に移動させ、続くステップ14におい
てセンサa32がON信号を生成したかどうかを判断す
る。ここで、ステップ14においてセンサa32がON
信号を生成した状態とは、光xが溝部25と一致した状
態である。また、X−Y−θテーブル24をY軸のプラ
ス(+)方向とマイナス(−)方向に夫々移動させるこ
とにより、プラス(+)方向移動時とマイナス(−)方
向移動時の双方においてセンサa32はON信号を生成
する。
【0042】CPU35はステップ30においてステッ
プ26,28によるX−Y−θテーブル24のプラス
(+)方向とマイナス(−)方向の移動距離を比較し、
図4(E)に示す状態からの移動距離が短かった方の溝
部25Xをウェハ21の中心位置のX方向センタライン
として、光xが溝部25Xに位置するようX−Y−θテ
ーブル24を移動させる。ここで、移動距離が短かった
方の溝部25Xをウェハ21の中心位置のX方向センタ
ラインとするのは、前記したステップ20で説明したの
と同様の理由からである。
【0043】上記一連の処理を実行した状態を図4
(F)に示す。同図に示されるように、ステップ10〜
ステップ30の処理を実行することにより、原点は実際
のウェハ中心bに一致し、光xは溝部25Xと一致し、
かつ光yは溝部25Yと一致するため、ウェハ21は正
規の位置に位置決めされたことになり、これにより位置
決め処理は完了する(ステップ32)。
【0044】尚、上記した実施例においては、各センサ
30〜32はウェハ21を透過してくる光を検知する透
過型センサを適用した例を示したが、センサとしてはウ
ェハ21上で反射する光を検知する反射型センサを用い
ることも可能である。
【0045】また、上記した実施例においては位置決め
動作はY軸方向を始めに行い、続いてX軸方向を位置決
めする構成としたが、この位置決め動作はX軸,Y軸の
何方から開始してもかまわないことを付記しておく。
【0046】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、第1乃至第
3の光照射手段が照射する光をウェハに形成されている
溝部の幅より小さく絞り込むことが容易であるため、溝
部の検出を精度よく行うことができ、これにより位置決
め精度の向上を図ることができ、また第1乃至第3の光
照射手段及び第1乃至第3のセンサは単に光を照射で
き、またこれを受光してON/OFF信号を生成できる
ものであればよいため、各光照射手段及びセンサは安価
なものを使用することができ、ウェハ位置決め装置の低
コスト化を図ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるウェハ位置決め装置の
概略構成図である。
【図2】各ライトから照射された各光がウェハ上に照射
された部位を拡大して示す図である。
【図3】CPUが実行する位置決め処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3に示す処理を実行することによるウェハ上
における光x,光y,光aの動きを示す図である。
【図5】従来のウェハ位置決め装置の一例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
20 ウェハ位置決め装置 21 ウェハ 22 リング 23 テープ 24 X−Y−θテーブル 25,25X,25Y 溝部 26 半導体チップ 27 ライトx 28 ライトy 29 ライトa 30 センサx 31 センサy 32 センサa 33 ライトユニット 34 センサユニット 35 CPU 36 モータコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 関場 隆 宮城県柴田郡村田町大字村田字西ケ丘1番 地の1 株式会社富士通宮城エレクトロニ クス内 (72)発明者 鈴木 信宏 宮城県柴田郡村田町大字村田字西ケ丘1番 地の1 株式会社富士通宮城エレクトロニ クス内 (72)発明者 軽部 哲夫 宮城県柴田郡村田町大字村田字西ケ丘1番 地の1 株式会社富士通宮城エレクトロニ クス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交するX軸方向とY軸方向とにマトリ
    ックス状に複数本形成された溝部(25)により画成さ
    れた複数のチップ(26)が形成されたウェハ(21)
    の位置決めを、前記ウェハ(21)を載置するウェハ移
    動手段(24)を駆動させて行うウェハ位置決め装置に
    おいて、 前記X軸方向に所定範囲に渡り帯状の光を照射する第1
    の光照射手段(27)と、 前記Y軸方向に所定範囲に渡り帯状の光を照射する第2
    の光照射手段(28)と、 前記第1の光照射手段(27)が照射する帯状の光と、
    前記第2の光照射手段(28)が照射する帯状の光との
    交点位置にスポット状の光を照射する第3の照射手段
    (29)と、 前記第1の光照射手段(27)が照射し前記ウェハ(2
    1)を透過或いは反射した光を検知する第1のセンサ
    (30)と、 前記第2の光照射手段(28)が照射し前記ウェハ(2
    1)を透過或いは反射した光を検知する第2のセンサ
    (31)と、 前記第3の光照射手段(29)が照射し前記ウェハ(2
    1)を透過或いは反射した光を検知する第3のセンサ
    (32)と、 前記第1乃至第3のセンサ(30〜32)が全て前記第
    1乃至第3の光照射手段(27〜29)が照射した光を
    受光するよう前記ウェハ移動手段(24)を駆動制御
    し、前記ウェハ(21)を移動させる駆動制御手段(3
    5)とを設けたことを特徴とするウェハ位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウェハ位置決め装置を用
    いたウェハ位置決め方法において、 先ず、前記ウェハ移動手段(24)を駆動して前記ウェ
    ハ(21)を予め設定されている既定中心位置に移動さ
    せ、前記既定中心位置に移動させた状態における前記第
    3の照射手段(29)が前記ウェハ(21)に光を照射
    する位置を原点とし、 続いて、前記ウェハ移動手段(24)により前記ウェハ
    (21)をX軸方向或いはY軸方向のいずれか一の方向
    に移動させ、最も近接位置において前記第3のセンサ
    (32)が前記第3の光照射手段(29)からの照射光
    を検知する第1の位置を検索し、 続いて、前記第3の光照射手段(29)が前記第1の位
    置を照射している状態を維持させつつ前記第1の位置を
    中心として前記ウェハ(21)を回転させて、最も小な
    る回転角度にて前記第1または第2の光照射手段(2
    7,28)のいずれか一の光照射手段が照射する光が前
    記第1または第2のセンサ(30,31)に検知される
    第2の位置を検索し、 続いて、前記第1または第2の光照射手段(27,2
    8)のいずれか一の光照射手段が照射する光が前記第1
    または第2のセンサ(30,31)に検知された状態を
    維持しつつ、前記ウェハ移動手段(24)により前記ウ
    ェハ(21)を前記一の方向と直交する方向に移動さ
    せ、前記第1または第2の光照射手段(27,28)の
    内、前記一の光照射手段と異なる照射手段が照射する光
    が前記一の光照射手段と対応するセンサに検知される位
    置を検索し、該検索位置を正規の中心位置とすることを
    特徴とするウェハ位置決め方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147258A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンダおよび半導体装置の製造方法
CN112366158A (zh) * 2020-11-20 2021-02-12 深圳中科精工科技有限公司 一种高密度led固晶设备

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