JPH05190639A - 焦点合わせ方法および装置 - Google Patents

焦点合わせ方法および装置

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JPH05190639A
JPH05190639A JP3326393A JP32639391A JPH05190639A JP H05190639 A JPH05190639 A JP H05190639A JP 3326393 A JP3326393 A JP 3326393A JP 32639391 A JP32639391 A JP 32639391A JP H05190639 A JPH05190639 A JP H05190639A
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focusing
code
light
pellet
sample
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JP3326393A
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Isao Miyazaki
功 宮崎
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点合わせ時間を短縮する。 【構成】 ウエハ1の各ペレット形成部7に表示された
複数のペレットコード8を光学的に順次読み取って行く
に際して、各ペレットコード8にそれぞれ対応する適正
な焦点距離Z1 、Z5 を予めメモリー29に記憶してお
き、各ペレットコード8の読取作業の都度、メモリー2
9から当該ペレットコード8に対応する焦点距離Z1
5 を読み出して自動的に焦点合わせする。 【効果】 読取作業時における焦点合わせ作業時間を短
縮することができる。その結果、読取作業時間を短縮す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焦点合わせ技術、特
に、同一の試料上の複数箇所について焦点合わせ作業が
実行される場合についての焦点合わせ技術に関し、例え
ば、半導体装置の製造工程において、半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)に表示された識別コードを読み取
るコード読取装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程において、生産管理やデ
ータ管理のためにウエハの各ペレット形成部に各ペレッ
ト形成部固有の識別コード(以下、単に、コードとい
う。)を表示し、必要に応じて、このコードを読み取る
ことが行われている。
【0003】このウエハに表示されたコードを読み取る
コード読取装置としては、ウエハを載せてXY方向に移
動させるXYテーブルと、ウエハを局部的に照明する照
明装置と、照明されたウエハのコードを撮映するテレビ
カメラと、このテレビカメラの画像信号に基づいてコー
ドを認識するコード認識装置と、テレビカメラの焦点合
わせを実行する焦点合わせ装置とを備えているものが、
考えられる。
【0004】このコード読取装置においては、各コード
を読み取るに際して、XYテーブルがXY方向に順次操
作されてウエハにおける各コードが焦点合わせスポット
に順次移動される。そして、このスポットにて照明装置
によりコードが照明されてテレビカメラにより撮映され
る。このテレビカメラによる撮映が実行される都度、焦
点合わせ装置により焦点合わせ作業が実行される。
【0005】なお、光学検査技術を述べてある例として
は、株式会社工業調査会発行「電子材料1987年11
月号別冊」昭和62年11月20日発行 P233〜P
239、がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
コード読取装置においては、各コードの読取作業の都度
に、焦点合わせ作業が実行されるため、コード読取作業
時間が焦点合わせの作業時間に依存して長くなってしま
う。しかも、次のような理由によって、焦点合わせの作
業時間が長くなるという問題点があることが、本発明者
によって明らかにされた。
【0007】 読取対象であるコードがきわめて微細
であるため、精密な焦点合わせが必要になり、その結
果、焦点合わせ装置のレンズとして焦点深度の浅いレン
ズが使用される。このため、焦点合わせの対象距離が深
くなると、焦点合わせに必要な移動距離が長くなり、作
業時間が長くなる。
【0008】 ウエハやXYテーブルには焦点合わせ
方向についての寸法にばらつきがあるため、各コードへ
の移動の都度、焦点合わせが実行される。この際、前回
の焦点合わせ距離と今回の焦点合わせ距離とに大きな差
がある場合には、焦点を大きく移動させる必要があるた
め、作業時間が長くなる。そして、ウエハやXYテーブ
ルのばらつきが正逆方向に交互に発生している場合に
は、大きな差が移動の都度に発生するため、焦点合わせ
の作業時間は相乗的に長くなる。
【0009】本発明の目的は、焦点合わせの作業時間を
短縮することができる焦点合わせ技術を提供することに
ある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本願において開示され
る発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0012】すなわち、試料を載せてXY方向に移動さ
せるXYテーブルと、XYテーブル上に設定された焦点
合わせスポットに測定光を照射する照明装置と、その反
射光を受光する受光装置と、その受光に基づいて焦点合
わせ距離を変更調整することにより、焦点合わせ作業を
実行する焦点合わせ実行装置とを備えており、前記XY
テーブルをXY方向に順次操作することによって、この
試料における複数の被焦点合わせ部を前記焦点合わせス
ポットに順次移動させ、このスポットにて前記照明装置
により測定光を照射し、その反射光を前記受光装置によ
り受光し、この受光に基づいて焦点合わせ実行装置によ
り焦点合わせ作業を逐次実行するように構成されている
焦点合わせ装置において、前記焦点合わせ実行装置は前
記被焦点合わせ部のそれぞれについての焦点合わせ距離
を、これら被焦点合わせ部についてのXYテーブルの座
標位置と対応させて記憶装置にそれぞれ記憶させるよう
に構成されているとともに、XYテーブルの各座標位置
にて焦点合わせ作業が実行されるに際して、当初、それ
ら座標に対応されて記憶された焦点合わせ距離をそれぞ
れ読み出して、それら距離によって焦点合わせを実行作
業するように構成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】前記した手段によれば、焦点合わせ作業が繰り
返される場合において、焦点合わせ作業が実行される都
度、焦点合わせが確保されると予想される距離に焦点合
わせ装置が自動的に設定されるため、各焦点合わせ作業
の対象距離は小さく抑制されることになる。焦点合わせ
対象距離が小さくなると、焦点合わせの作業時間は短く
なる。そして、毎回の焦点合わせの作業時間が短くなる
ため、焦点合わせ作業が繰り返される場合の全体の作業
時間は相乗的に短縮される。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例である焦点合わせ装
置が使用されているコード読取装置を示す模式図、図2
はその焦点合わせ作業を示すフローチャート図、図3は
その作用を説明するための説明図、図4は試料を示す平
面図である。
【0015】本実施例において、本発明に係る焦点合わ
せ装置は、ウエハに各ペレット形成部毎に付されたペレ
ット形成部識別コードを読み取るためのコード読取装置
に使用されている。このコード読取装置は1台または複
数台がウエハに所望の処理を施す各工程のモジュール
(図示せず)内に設備されており、ホストコンピュータ
(図示せず)の指令に応じてコードを読み取るようにな
っている。
【0016】図4に示されているように、ウエハ1の第
1主面(集積回路が作り込まれる側の主面)2には、個
々のウエハを識別するためのコード(以下、ウエハ識別
コードという。)4が、オリエンテーションフラット3
と反対側の位置に配されて表示されている。このウエハ
識別コード4は、ウエハ1のロット番号を表示するロッ
トコード5と、当該ロット中の個々のウエハ番号を表示
するウエハコード6とにより構成されている。
【0017】ウエハ1の第1主面2にはペレット形成部
7が複数個、互いに画成されて作り込まれており、各ペ
レット形成部7には個々のペレット形成部を識別するた
めのコード(以下、ペレットコードという。)8がそれ
ぞれ表示されている。このペレットコード8は例えば、
マスタ工程において付されるコードと、カスタム工程に
おいて付されるコードとにより構成される。
【0018】本実施例においては、このペレットコード
8のそれぞれがコード読取装置によって順次読み取られ
る際に、焦点合わせがそれぞれ実行されるため、このペ
レットコード8は試料における複数の被焦点合わせ部に
相当することになる。したがって、以下、ペレットコー
ド8について説明する。そして、各ペレットコード8は
ウエハ1の第1主面2に点在するように形成されている
ため、ウエハ1の反りやうねり、肉厚のばらつき等によ
り焦点合わせ距離の方向の寸法についてばらつきを呈す
ることになる。ちなみに、焦点合わせ距離の方向の寸法
のばらつきは、後記するXYテーブルの加工誤差等によ
っても形成される。
【0019】なお、前記ウエハ識別コード4およびペレ
ットコード8はエッチング加工法やレーザ刻印法等の適
当な手段が用いられて形成され、数字および英文字によ
り表示されている。
【0020】本実施例に係るコード読取装置11は、試
料としてのウエハ1を載せて保持するXYテーブル12
を備えており、XYテーブル12はコントローラ13に
よって制御されて、ウエハ1をXY方向に移動させるよ
うに構成されている。XYテーブル12の上方には暗箱
14がスタンド(図示せず)に支持されて設備されてお
り、この暗箱14には照明装置、光学装置およびテレビ
カメラが設備されている。
【0021】照明装置15は広い波長帯域の光を含む白
色光の光源16を備えており、光源16の投光の光軸上
には、白色光のうち一定の波長帯域の測定光18のみを
透過させる光学フイルタ17が対向されている。測定光
18の光軸上には、光学装置としてのハーフミラー19
が45度の傾斜角をもって介設されており、このハーフ
ミラー19は測定光18を反射し対物レンズ(以下、レ
ンズという。)20を介して、XYテーブル12上のウ
エハ1のコード8に局部的に照射させるように構成され
ている。
【0022】ウエハ1からの反射光を受光する受光装置
としてのテレビカメラ21は、光源16の光軸に直交す
る光軸上に配設されており、XYテーブル12上におい
て測定光18により照明されたウエハ1のコード8を撮
映するようになっている。すなわち、テレビカメラ21
はコード8において反射された反射光18Aをレンズ2
0およびハーフミラー19を介して受光するようになっ
ている。
【0023】テレビカメラ21にはコード認識装置22
が電気的に接続されており、このコード認識装置22は
画像処理装置等から構成され、テレビカメラ21からの
撮像信号に基づいてコード8を認識し得るように構成さ
れている。そして、このコード認識装置22は中央処理
ユニット(以下、CPUという。)23に接続されてお
り、その読取結果をCPU23に送信するようになって
いる。半導体装置の製造工程において、CPU23はホ
ストコンピュータにより構成してもよいし、専用的に設
備してもよい。
【0024】本実施例において、このように構成された
コード読取装置11には焦点合わせ装置24が設備され
ている。焦点合わせ装置24は焦点合わせ作業を実行す
る焦点合わせ実行装置を備えている。この焦点合わせ実
行装置はレンズ20を暗箱14に対して光軸方向に進退
させるように構成されている。レンズ操作装置25を備
えており、この操作装置25は駆動装置としてのモータ
26に進退駆動されるようになっている。モータ26と
してはパルスモータやステッピングモータ等の精密な駆
動制御が可能なものが使用されており、コントローラ2
7により制御されるように構成されている。
【0025】コントローラ27の出力端にはCPU23
が接続されており、モータ26およびレンズ操作装置2
5を介してレンズ20を焦点合わせ距離方向(以下、Z
方向ということがある。)に進退移動させるとともに、
レンズ20のZ方向の基準位置に対する位置、すなわ
ち、焦点合わせ距離をZ座標により特定してCPU23
に送信するようになっている。また、コントローラ27
の出力端にはCPU23の出力端が接続されており、C
PU23は後述する作用によりコントローラ27にモー
タ26についての制御指令を与えるようになっている。
【0026】CPU23の一入力端にはXYテーブル1
2のコントローラ13の一出力端が接続されており、コ
ントローラ13は各ペレットコード8毎の焦点合わせ作
業時におけるXYテーブル12のXY座標位置をその都
度、CPU23に送信するようになっている。また、C
PU23の他の一入力端には入力装置28が接続されて
おり、この入力装置28はCPU23にXY座標および
Z方向座標等の必要なデータを入力させ得るように構成
されている。
【0027】CPU23の一出力端にはメモリー29の
入力端が接続されており、CPU23はメモリー29に
後述する作用により、図1に示されているXY座標別の
焦点合わせポジションファイル30を作成するようにな
っている。また、メモリー29の一出力端はCPU23
の一入力端に接続されており、CPU23は後述する作
用により、メモリー29内に作成されたポジションファ
イル30から所望のデータを読み出してモータコントロ
ーラ27に制御信号を指令するようになっている。した
がって、焦点合わせ実行装置は、レンズ20、レンズ操
作装置25、モータ26、コントローラ27、入力装置
28、CPU23の一部およびメモリー29により実質
的に構成されている。
【0028】次に、前記構成に係るコード読取装置11
の作用を、焦点合わせ装置24の作用を主にして図2お
よび図3に即して説明する。
【0029】試料としてのウエハ1はロボット等から成
る搬送装置(図示せず)により、XYテーブル12上に
位置合わせされた状態で載置される。ウエハ1がXYテ
ーブル12上に適正にセットされると、コントローラ1
3の制御によりXYテーブル12がXY方向に移動さ
れ、XYテーブル12上に設定されたスポット31、す
なわち、レンズ20の光軸上に最初に読み取られるペレ
ットコード(以下、第1ペレットコード8Aという。)
が整合される。
【0030】ここで、各ペレットコード8の位置は、図
1に示されているように、仮想的に設定された原点Oを
通って互いに直交するX軸およびY軸に対する座標によ
り特定される。仮に、第1ペレットコード8Aの位置
は、X1 、Y1 とする。
【0031】コントローラ13に第1ペレットコード8
Aが指定されると、CPU23は第1ペレットコード8
Aの位置座標X1 、Y1 をメモリー29内に作成された
ファイル30から検索するとともに、この座標X1 、Y
1 に対応するZ座標値を読み出す。ここでは、図1に示
されている通り、座標X1 、Y1 に対応するZ座標はZ
1 とする。そして、このZ座標値Z1 の位置は座標
1 、Y1 の位置において、予め焦点合わせされること
が明らかにされているものとする。
【0032】CPU23はこの読み出した座標Z1 をコ
ントローラ27に送信する。コントローラ27はモータ
26およびレンズ操作装置25を介してレンズ20を座
標Z1 の位置まで移動させる。このレンズ20を移動さ
せる作業はXYテーブル12の移動作業と同時進行させ
ると、作業時間が短縮されることになる。
【0033】スポット31に整合された第1ペレットコ
ード8Aは測定光18により照明され、第1ペレットコ
ード8Aでの反射光18Aはレンズ20およびハーフミ
ラー19を介してテレビカメラ21により受光される。
すなわち、第1ペレットコード8Aはテレビカメラ21
によりレンズ20を介して撮映される。
【0034】テレビカメラ21による第1ペレットコー
ド8Aの撮像信号は、コード認識装置22に送信され
る。コード認識装置22は所定の画像認識処理により第
1ペレットコード8Aを読み取る。読み取られた第1ペ
レットコード8AはCPU23に送信される。
【0035】このとき、コード認識装置22による認識
が不能であった場合、CPU23からモータコントロー
ラ27に補正制御信号が送られる。コントローラ27は
この補正信号に基づいてモータ26を制御することによ
り、レンズ20をZ方向に微妙に移動させる。このレン
ズ20のZ方向への移動によって、テレビカメラ21の
焦点距離が変更調整されるため、テレビカメラ21によ
る第1ペレットコード8Aの撮像のコントラストが補正
される。この補正作動は画像が鮮明になるまで繰り返さ
れ、その結果、コード認識装置22による第1ペレット
コード8Aの認識が確保される。
【0036】ここで、本実施例においては、第1ペレッ
トコード8Aについての読取作業に際して、レンズ20
は焦点合わせが確保されるように指定された座標Z1
予めに移動されているため、前記焦点合わせ作業におけ
る補正作動は殆どの場合に省略される。万一、補正作動
が必要になる場合であっても、その移動距離は微小にな
るので、補正作動の作業時間は短くて済む。
【0037】なお、補正作動が実施された場合には、フ
ァイル30のデータの修正が必要に応じて実行される。
すなわち、補正後のZ座標値がコントローラ27により
検出され、その検出されたZ座標値、例えば、Z2 が、
ファイル30におけるXY座標X1 、Y1 に対応するZ
座標欄に記憶される。ちなみに、このデータの修正作動
は、入力装置28等が使用されて実行される教示再生方
式によるデータの記憶作業にも応用することができる。
【0038】第1ペレットコード8Aについての読取作
業が終了すると、XYテーブル12がコントローラ13
に制御されて移動される。今、仮に、スポット31に第
4ペレットコード8Dが整合されるとする。
【0039】コントローラ13に第4ペレットコード8
Dの位置座標X1 、Y4 が指定されると、CPU23は
ファイル30から第4ペレットコード8Dの位置座標X
1 、Y4 を検索するとともに、この座標X1 、Y4 に対
応するZ座標値(焦点合わせ距離)を読み出す。今、こ
のZ座標値はZ5 とする。
【0040】CPU23はこの読み出した座標Z5 をコ
ントローラ27に送信する。コントローラ27はモータ
26およびレンズ操作装置25を介してレンズ20を座
標Z5 の位置まで移動させる。このとき、前回の第1ペ
レットコード8AではZ座標Z1 で、今回の第4ペレッ
トコード8DのZ座標Z5 であるので、図3に示されて
いるように、レンズ20の移動距離はきわめて長くな
る。
【0041】しかし、本実施例においては、コード読取
作業に入る以前に、レンズ20の移動が実行されるの
で、コード読取の作業時間が長くなるのは抑制される。
また、レンズ20が移動された後、第4ペレットコード
8Dに対するテレビカメラ21の焦点合わせが既に実施
されたと同じ状況になるため、殆どの場合、コード認識
装置22による認識は確保されることになる。したがっ
て、コード読取の作業時間は大幅に短縮される。
【0042】以後、前記作動が繰り返されることによ
り、ウエハ1内における全てのペレットコード8につい
ての読取作業が順次実施されて行く。そして、各読取作
業の都度、焦点合わせ作業が前記のようにそれぞれ予め
実行されることにより、焦点合わせの作業時間がそれぞ
れ短縮される。したがって、全ペレットコード8に要す
る読取作業時間は、相乗的に短縮化されることになる。
【0043】前記実施例によれば次の効果が得られる。 ウエハの各ペレット形成部に表示された複数のペレ
ットコードを光学的に順次読み取って行くに際して、各
ペレットコードにそれぞれ対応する適正な焦点合わせ距
離を予めメモリーに記憶しておき、各ペレットコードの
読取作業の都度、メモリーから当該ペレットコードに対
応する焦点距離を読み出して自動的に焦点合わせするこ
とにより、読取作業時における焦点合わせ作業時間を短
縮することができるため、読取作業時間を短縮すること
ができる。
【0044】 XYテーブルの経時変化によるZ軸方
向のばらつきである平行度を、それらのばらつきに対応
させて焦点距離を予めメモリーに記憶しておくことによ
り、補償することができるため、XYテーブルの経時変
化による悪影響を回避することができる。
【0045】 コード読取装置において最良の読み取
り状況を自動的にかつ迅速に作り出すことにより、コー
ド読取装置を完全自動化することができるため、ウエハ
のデータ管理および物流管理等の自動化を促進すること
ができる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、コード読取装置の具体的構成、並
びに、焦点合わせ実行装置の具体的構成は、前記実施例
に限らず、使用条件や環境等に対応して適宜選定するこ
とができる。
【0048】焦点合わせ作業はレンズを光軸方向に移動
させて実行するに限らず、ミラー等の他の光学系、暗
箱、さらにはXYテーブルを光軸方向に移動させて実行
してもよい。
【0049】照明装置、受光装置および認識装置は、コ
ード読取装置に設備されたものを共用するように構成す
るに限らず、焦点合わせ装置に専用のものを設備しても
よい。専用のものを設備する場合には、受光装置として
はテレビカメラを使用するに限らないし、認識装置とし
てはコードを認識するように構成するに限らない。
【0050】また、焦点合わせ作業を指令するCPUは
ホストコンピュータを利用して構成するに限らず、専用
のマイクロコンピュータ等を使用して構成してもよい。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるウエハ
のペレットコード読取装置における焦点合わせ技術に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではなく、ウエハに付されたアライメント用ターゲット
マークや、液晶パネルやフロッピディスク、コンパクト
ディスクに表示されたコードやマーク等のパターン読取
技術に使用される焦点合わせ技術に適用することができ
る。さらには、ウエハの外観検査装置や露光装置等に使
用される焦点合わせ技術全般に適用することができる。
特に、本発明は、試料がXYテーブルに載せられて、同
一試料上の複数箇所において焦点合わせ作業が実行され
る場合に適用して優れた効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0053】同一試料の複数箇所に設定された被焦点合
わせ部において焦点合わせ作業を順次実施して行くに際
して、各被焦点合わせ部にそれぞれ対応する適正な焦点
距離を予めメモリーに記憶しておき、各被焦点合わせ部
における焦点合わせ作業の都度、メモリーから当該被焦
点合わせ部に対応する焦点距離を読み出して自動的に焦
点合わせすることにより、焦点合わせ作業時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である焦点合わせ装置が使用
されているコード読取装置を示す模式図である。
【図2】その焦点合わせ作業を示すフローチャート図で
ある。
【図3】その作用を説明するための説明図である。
【図4】試料を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、2…第1主面、3…オリエンテーションフ
ラット、4…コード(ウエハ識別コード)、5…ロット
コード、6…ウエハコード、7…ペレット形成部、8…
ペレットコード、8A…第1ペレットコード、8D…第
4ペレットコード、11…コード読取装置、12…XY
テーブル、13…コントローラ、14…暗箱、15…照
明装置、16…白色光の光源、17…光学フイルタ、1
8…測定光、18A…反射光、19…ハーフミラー、2
0…対物レンズ、21…テレビカメラ、22…コード認
識装置、23…中央処理ユニット(CPU)、24…焦
点合わせ装置、25…レンズ操作装置、26…モータ、
27…コントローラ、28…入力装置、29…メモリ
ー、30…ポジションファイル、31…焦点合わせスポ
ット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYテーブルに試料を載せ、XYテーブ
    ルをXY方向に順次操作することによって、この試料に
    おける複数の被焦点合わせ部を焦点合わせスポットに順
    次移動させ、このスポットにて被焦点合わせ部に測定光
    を照射してその反射光を受光に基づいて焦点合わせ距離
    を変更調整することにより、焦点合わせ作業を逐次実行
    する焦点合わせ方法において、 前記被焦点合わせ部のそれぞれについての焦点合わせ距
    離を、これら被焦点合わせ部についてのXYテーブルの
    座標位置と対応させてメモリーにそれぞれ記憶してお
    き、 その後、XYテーブルの各座標位置にて前記焦点合わせ
    がそれぞれ実行されるに際して、当初、それら座標位置
    に対応させて記憶された焦点合わせ距離をメモリーから
    それぞれ読み出し、それらの距離によって焦点合わせ作
    業を実行することを特徴とする焦点合わせ方法。
  2. 【請求項2】 試料を載せてXY方向に移動させるXY
    テーブルと、XYテーブル上に設定された焦点合わせス
    ポットに測定光を照射する照明装置と、その反射光を受
    光する受光装置と、その受光装置の受光に基づいて焦点
    合わせ距離を変更調整することにより、焦点合わせ作業
    を実行する焦点合わせ実行装置とを備えており、 前記XYテーブルをXY方向に順次操作することによっ
    て、この試料における複数の被焦点合わせ部を前記焦点
    合わせスポットに順次移動させ、このスポットにて前記
    照明装置により測定光を照射し、その反射光を前記受光
    装置により受光し、この受光に基づいて焦点合わせ実行
    装置により焦点合わせ作業を逐次実行するように構成さ
    れている焦点合わせ装置において、 前記焦点合わせ実行装置は前記被焦点合わせ部のそれぞ
    れについての焦点合わせ距離を、これら被焦点合わせ部
    についてのXYテーブルの座標位置と対応させて記憶装
    置にそれぞれ記憶させるように構成されているととも
    に、 XYテーブルの各座標位置にて焦点合わせ作業が実行さ
    れるに際して、当初、それら座標に対応されて記憶され
    た焦点合わせ距離をそれぞれ読み出して、それらの距離
    によって焦点合わせ作業を実行するように構成されてい
    ることを特徴とする焦点合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記照明装置および受光装置が、前記試
    料に形成されたパターンを読み取るパターン読取装置の
    照明装置および受光装置を共用するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の焦点合わせ装置。
JP3326393A 1991-11-14 1991-11-14 焦点合わせ方法および装置 Pending JPH05190639A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004109793A1 (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Ebara Corporation 試料検査装置及び方法並びに該試料検査装置及び方法を用いたデバイス製造方法
JP2006510031A (ja) * 2002-12-16 2006-03-23 ベルトロニクス,インコーポレイテッド 弱い光及び蛍光の光の用途において信号対ノイズ比、解像度、又は合焦品質を犠牲にすることなく検査速度を最適化するための方法
KR20170108345A (ko) * 2016-03-17 2017-09-27 주식회사 이오테크닉스 촬영 방법 및 촬영 방법을 이용한 대상물 정렬 방법

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