JPH07224004A - フェノキシポリアルキレングリコールアクリレートの製造方法 - Google Patents

フェノキシポリアルキレングリコールアクリレートの製造方法

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JPH07224004A
JPH07224004A JP3932194A JP3932194A JPH07224004A JP H07224004 A JPH07224004 A JP H07224004A JP 3932194 A JP3932194 A JP 3932194A JP 3932194 A JP3932194 A JP 3932194A JP H07224004 A JPH07224004 A JP H07224004A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 悪臭がなく且つ適性粘度の反応性希釈剤とし
て使えるフェノキシポリアルキレングリコールアクリレ
ートを製造する。 【構成】 フェノールにエチレンオキシド又はプロピレ
ンオキシドを付加数 5モル以下で付加し、減圧蒸留で実
質的にモノアルキレンオキシド付加物を除いたフェノキ
シポリアルキレングリコールを原料としてアクリル酸を
エステル化する。 【効果】 悪臭がなく且つ希釈剤として適当な粘度のポ
リアルキレングリコールアクリレートが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフェノキシポリアルキレ
ングリコールアクリレートの製造方法に関し、特にポリ
エチレングリコールモノフェニルエーテル又はポリプロ
ピレングリコールモノフェニルエーテルとアクリル酸と
からフェノキシポリアルキレングリコールアクリレート
を製造する方法に関するものである。
【0002】本発明によって得られるフェノキシポリア
ルキレングリコールアクリレートは紫外線や電子線等の
活性エネルギー線により硬化する、塗料、印刷インキ等
の反応性希釈剤として使用される。
【0003】
【従来の技術】従来よりフェノキシエチルアクリレート
やフェノキシプロピルアクリレートは、各種の樹脂との
相溶性がよいことから、紫外線あるいは電子線等の活性
エネルギー線により硬化する塗料、印刷インキ等の反応
性希釈剤として使用されてきた。しかしながらその特異
な臭気が、インキ、塗料等の使用現場において職場環境
上問題であった。
【0004】この臭気を軽減する方法として、オキシア
ルキレン基の鎖を長くしたフェノキシポリアルキレング
リコールアクリレートが使用されてきた。しかしこの場
合、オキシアルキレン鎖の長さが十分でないと臭気が残
り、一方、鎖を長くすると臭気は軽減するが粘度が高く
なり、希釈剤としての性能が低下するという欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は希釈剤
としての性能を低下させることなく、臭気の少ないポリ
オキシアルキレングリコールアクリレートの製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フェノキ
シポリアルキレングリコールアクリレートの臭気につい
て鋭意研究した結果、特定のフェノキシポリアルキレン
グリコールをアクリル酸でエステル化することによりこ
の問題を解決した。
【0007】すなわち本発明は、ポリアルキレングリコ
ールモノフェニルエーテルとアクリル酸とからエステル
化反応によってしてフェノキシポリアルキレングリコー
ルアクリレートを製造する方法において、フェノール 1
モルに 1.1〜5 モルのエチレンオキシド又はプロピレン
オキシドを付加した後、低沸点物を減圧蒸留によって留
去して得られたポリアルキレングリコールモノフェニル
エーテルを用いることを特徴とするフェノキシポリアル
キレングリコールアクリレートの製造方法である。
【0008】
【発明の具体的説明】本発明において原料となるフェノ
キシポリアルキレングリコールはフェノールにエチレン
オキシド又はプロピレンオキシド(以下両者を総称して
単にアルキレンオキシドという)を付加した後、低沸点
物を減圧蒸留により留去したものである。その平均付加
量は 2〜5 モル、好ましくは 2〜3 モルである。
【0009】この付加反応においては、モノアルキレン
オキシド付加物を併産してもよい。モノアルキレンオキ
シドであるフェノキシエタノールやフェノキシプロパノ
ールはそれ自体用途があり、併産することによる利点も
るからである。
【0010】従って、本発明に用いられるフェノキシポ
リアルキレングリコールの製造反応におけるアルキレン
オキシドの付加量すなわち使用量は、フェノール 1モル
に対し 1.1〜5 モル、好ましくは 1.3〜3 モルである。
【0011】アルキレンオキシド付加量が.1モルより少
ないと、低沸点物を留去後得られるフェノキシポリアル
キレングリコールの収量が少なく、また、 5モルより多
いと最終製品の粘度が高くなり、希釈剤としての性能が
低下する。
【0012】付加反応はフェノールに水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を添加し、系内
を窒素置換した後、アルキレンオキシドを徐々に添加す
る。反応温度は通常 100〜200 ℃に維持される。
【0013】反応終了後、触媒を中和して濾別するか又
は吸着剤に吸着させて分離する。中和剤としては硫酸、
塩酸、硝酸、燐酸などの鉱酸又は酢酸、乳酸、安息香酸
などの有機酸が使用でき、吸着剤としてはアルカリ吸着
性の合成吸着剤が用いられる。
【0014】触媒が除去されたフェノールアルキレンオ
キシド付加物は減圧蒸留により低沸点物が分離される。
分離される低沸点物は主としてモノアルキレンオキシド
付加物であり、蒸留残液中のモノアルキレンオキシド付
加物の含有量が 5%以下になるよう、必要段数の精密蒸
留塔が用いられ、通常10段程度の蒸留塔が用いられる。
留出した低沸点物はフェノキシエタノール又はフェノキ
シプロパノールとして必要に応じて他用途に利用され
る。
【0015】得られた残液(フェノキシポリアルキレン
グリコール)中のモノアルキレンオキシド含有量の測定
はガスクロマトグラフィーにより行なう。モノアルキレ
ンオキシド付加物の含有量は 5%以下、好ましくは 1%
以下であり、 5%を超えると最終製品の臭気が強くな
る。
【0016】低沸点物の留去されたフェノキシポリアル
キレングリコールは脱水共沸溶剤、重合防止剤及び酸触
媒の存在下にアクリル酸と反応させる。
【0017】エステル化に用いられるアクリル酸の使用
量は、フェノキシポリアルキレングリコール1モルに対
して 1〜3 モルである。 1モル未満では未反応のグリコ
ールが残り、 3モル以上では未反応のアクリル酸の除去
が面倒である。
【0018】エステル化反応に使用される脱水共沸溶剤
としては、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキ
サン等の有機溶剤が挙げられ、その使用量は、原料フェ
ノキシポリアルキレングリコールとアクリル酸の合計量
に対し、10〜200 重量%の範囲である。
【0019】重合防止剤は、ヒドロキノン、ヒドロキノ
ンモノメチルエーテル(MEHQ)等が使用され、これら重
合防止剤の使用量は0.01〜1 %、好ましくは 0.1〜0.5
%の範囲にある。また、少量の分子状酸素の存在は原料
のアクリル酸や生成するエステルの重合防止に有効で、
少量の空気が反応容器に連続的に吹込まれる。
【0020】エステル化反応に用いられる触媒は硫酸、
ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスホン酸、メタンスル
ホン酸等が挙げられる。これら触媒の使用量は原料グリ
コールに対し 1〜10重量%、好ましくは 2〜6 重量%で
ある。
【0021】エステル化反応は、アクリロイル基が熱重
合を起こさない温度、一般的には80〜140 ℃の範囲で、
還流管より水を分離しながら行われる。80℃以下では反
応に長時間を要し、また 140℃以上では重合反応が起こ
り好ましくない。なお反応中は重合を防止するため、分
子状酸素、典型的には空気が連続的に反応系内に吹き込
まれる。また、その反応時間は触媒量、反応温度に影響
されるが、慨ね 3〜20時間で、水の留出がなくなるまで
行なわれる。
【0022】反応終了後、反応液をアルカリ水溶液で中
和し、水性層を分離して未反応のアクリル酸及び触媒を
除去する。得られた油層から減圧下におよそ60℃で加熱
撹拌して溶剤を留去し、残液を濾過して臭気の少ないフ
ェノキシポリアルキレングリコールアクリレートを得
る。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0024】実施例1 撹拌機付きの3l容ステンレス製オートクレーブに、あら
かじめ加熱溶融したフェノール 941g 及び水酸化カリウ
ム 3g を仕込んだ後、オートクレーブ内の空気を窒素で
置換し、酸化エチレン 660g を、液温を 160±5 ℃に保
持しつつ、およそ 2時間かけて徐々に導入した。
【0025】反応終了後冷却し、合成吸着剤(協和化学
工業社製、キョーワード 700SN)を加え、 1時間撹拌し
てから濾過した。
【0026】濾液1500g を2l容蒸留フラスコに仕込み、
オルダーショー式10段の蒸留塔をセットして10mmHgの圧
力で蒸留を行なった。塔頂の温度が 130℃に達したとき
蒸留を中止し、残液(A)として水酸基価 300のフェノ
キシポリアルキレングリコールを得た。この残液(A)
中のフェノキシエタノール量をガスクロマトグラフィー
により分析したところ 0.5%であった。
【0027】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
残液(A) 187g 、アクリル酸94g 、トルエン 270g 、
ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)0.3g及びp-ト
ルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気を吹き込みながら
油浴上で加熱撹拌した。
【0028】液温 105℃で水が留出し始め、約 5時間後
125℃で水の留出が終了した。留出した水の量から算出
したエステル化反応率は99%であった。
【0029】このエステル化液にアルカリ水溶液を加え
て混合し、静置してp-トルエンスルホン酸及び過剰のア
クリル酸を水性層に抽出し、油層から分離した。
【0030】得られた油層に空気を吹込みながら60℃で
減圧下にトルエンを留去した。その残液を濾過してフェ
ノキシポリアルキレングリコールアクリレート 220g を
得た。この液について20人による臭気テスト及び粘度測
定を行なった結果を表1に示す。
【0031】実施例2 実施例1と同じ反応器に、同量の溶融フェノール、水酸
化カリウムを仕込み、同じ温度で、酸化エチレン1140g
を 2時間かけて導入した。反応終了後冷却して実施例1
と同様に吸着処理して濾過した。
【0032】濾液1500g を実施例1と同一条件で蒸留
し、残液(B)1300g を得た。得られたフェノキシポリ
エチレングリコールの水酸基価は 260で、フェノキシエ
タノール含量は 0.4%であった。
【0033】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
残液(B) 216g 、アクリル酸94g 、トルエン 300g 、
MEHQ0.4g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約 5時間で水
の留出が終了し、留出水の量から算出したエステル化反
応率は99%であった。
【0034】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート 250g を得た。
【0035】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0036】実施例3 実施例1と同じ溶融フェノール及び水酸化カリウムを仕
込み、液温 120±5 ℃で酸化プロピレン 870g を約 6時
間かけて導入した。反応終了後実施例1と同様に吸着処
理及び濾過を行なった。
【0037】濾液1500g を実施例1と同一条件で蒸留
し、塔頂温度が 128℃に達したとき蒸留を中止し、残液
(C) 800g を得た。得られたフェノキシポリプロピレ
ングリコールの水酸基価は 258で、フェノキシプロパノ
ール含量は 0.6%であった。
【0038】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
残液(C) 218g 、アクリル酸94g 、トルエン 300g 、
MEHQ0.4g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約10時間で水
の留出が終了し、留出水量から算出したエステル化反応
率は97%であった。
【0039】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリプロピレングリコールア
クリレート 250g を得た。
【0040】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0041】比較例1 実施例1と同様にしてフェノキシポリエチレングリコー
ル濾液1800g を得た。ただし酸化エチレンの導入量は 9
30g であった。このものの水酸基価は 300で、フェノキ
シエタノール含量は25%であった。
【0042】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
で得た濾液 187g 、アクリル酸94g 、トルエン 281g 、
MEHQ0.3g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約 5時間で水
の留出が終了し、留出水の量から算出したエステル化反
応率は99%であった。
【0043】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート 225g を得た。
【0044】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0045】比較例2 酸化エチレン導入量が1230g である以外は実施例1と同
様にして、フェノキシポリエチレングリコールの濾液20
50g を得た。その水酸化価は 260で、フェノキシエタノ
ール含量は10%であった。
【0046】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
で得た濾液 216g 、アクリル酸94g 、トルエン 310g 、
MEHQ0.4g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約 5時間で水
の留出が終了し、留出水の量から算出したエステル化反
応率は99%であった。
【0047】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート 245g を得た。
【0048】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0049】比較例3 溶融フェノール量が 758g 、導入酸化エチレン量が1410
g である以外は実施例1と同様にしてフェノキシポリエ
チレングリコールの濾液2050g を得た。その水酸基価は
208で、フェノキシエタノール含量は 1.5%であった。
【0050】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
で得た濾液 187g 、アクリル酸94g 、トルエン 281g 、
MEHQ0.3g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約 5時間で水
の留出が終了し、留出水の量から算出したエステル化反
応率は99%であった。
【0051】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート 225g を得た。
【0052】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0053】比較例4 酸化プロピレン導入量が1220g である以外は実施例3と
同様にしてフェノキシポリプロピレングリコ−ルの濾液
1900g を得た。その水酸基価は 260で、フェノキシプロ
パノール含量は21%であった。
【0054】水抜き管付き還流冷却器、温度計、空気吹
き込み管、気密撹拌機を備えた四つ口フラスコに、上記
で得た濾液 216g 、アクリル酸94g 、トルエン 300g 、
MEHQ0.4g及びp-トルエンスルホン酸 6g を仕込み、空気
を吹き込みながら油浴上で加熱撹拌した。約12時間で水
の留出が終了し、留出水の量から算出したエステル化反
応率は97%であった。
【0055】このエステル化液に実施例1と同様にアル
カリ水溶液を加えて混合後静置し、得られた油層に空気
を吹込みながら、60℃で減圧下にトルエンを留去した。
残液を濾過してフェノキシポリプロピレングリコールア
クリレート 250g を得た。
【0056】このものの臭気テスト及び粘度測定結果は
表1に示す。
【0057】
【表1】 *臭気の判定(20人による) なし:不快臭を感じる 0人 僅か: 〃 4人 強い: 〃 20人
【0058】
【発明の効果】本発明により原料のフェノキシポリアル
キレングリコールとしてアルキレンオキシドの平均付加
数が 5以下であり、且つ減圧蒸留によりモノアルキレン
オキシド付加物を実質的に除去したものを用いることに
より、適正粘度でしかも臭気のないフェノキシポリアル
キレングリコールアクリレートガ得られ、これを希釈剤
として用いたインキ、塗料等の使用の際の臭気問題がな
くなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルキレングリコールモノフェニル
    エーテルとアクリル酸とからエステル化反応によってし
    てフェノキシポリアルキレングリコールアクリレートを
    製造する方法において、フェノール 1モルに 1.1〜5 モ
    ルのエチレンオキシド又はプロピレンオキシドを付加し
    た後、低沸点物を減圧蒸留によって留去して得られたポ
    リアルキレングリコールモノフェニルエーテルを用いる
    ことを特徴とするフェノキシポリアルキレングリコール
    アクリレートの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997026293A1 (de) * 1996-01-20 1997-07-24 Röhm Gmbh Verfahren zur herstellung von polyglycol(meth)acrylaten
US6265495B1 (en) 1998-09-22 2001-07-24 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method for production of esterified product
US6362364B1 (en) 1998-09-22 2002-03-26 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method for production of esterified product and apparatus therefor

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