JPH072231Y2 - ノック式筆記具 - Google Patents
ノック式筆記具Info
- Publication number
- JPH072231Y2 JPH072231Y2 JP3953890U JP3953890U JPH072231Y2 JP H072231 Y2 JPH072231 Y2 JP H072231Y2 JP 3953890 U JP3953890 U JP 3953890U JP 3953890 U JP3953890 U JP 3953890U JP H072231 Y2 JPH072231 Y2 JP H072231Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knock
- shaft
- refill
- writing instrument
- barrel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、興趣に富んだノック式筆記具に関するもので
ある。
ある。
〔従来技術とその問題点〕 ノック式筆記具は、軸筒内にカム、回転子、ノック棒な
どからなる出没機構とボールペンなどのレフィールが内
蔵され、軸筒後端から突出するノック棒をノックすると
回転子がカムに沿って前後進して軸筒先端からレフィー
ルのペン体が出没するものが多い。つまり、ノック操作
にともなって押圧力がレフィールに機械的に伝達されて
前進するが、筆記者は、軸筒が不透明であっても、ノッ
ク操作と同時に軸筒先端からペン体が出没するので、部
品が軸筒内で移動していることを無意識に感知してい
る。
どからなる出没機構とボールペンなどのレフィールが内
蔵され、軸筒後端から突出するノック棒をノックすると
回転子がカムに沿って前後進して軸筒先端からレフィー
ルのペン体が出没するものが多い。つまり、ノック操作
にともなって押圧力がレフィールに機械的に伝達されて
前進するが、筆記者は、軸筒が不透明であっても、ノッ
ク操作と同時に軸筒先端からペン体が出没するので、部
品が軸筒内で移動していることを無意識に感知してい
る。
ところで筆記具は、本来の筆記機能の他に、楽しくて遊
びごころがあり、興趣に富んだものが要求されることが
ある。筆記具を興趣に富ませる手法として、筆記機能に
関連する部品や筆記機能に関係のない部品などをなんら
かの機構で移動可能にし、その移動の過程ないし移動の
前後で変化する構図に興趣に持たせるものがよく知られ
ている。一方、移動している筈の部品が静止して見える
のもきわめて興趣に富むが、かかる手法は機構的に困難
であり、ほとんど実用化されていないのが実情である。
びごころがあり、興趣に富んだものが要求されることが
ある。筆記具を興趣に富ませる手法として、筆記機能に
関連する部品や筆記機能に関係のない部品などをなんら
かの機構で移動可能にし、その移動の過程ないし移動の
前後で変化する構図に興趣に持たせるものがよく知られ
ている。一方、移動している筈の部品が静止して見える
のもきわめて興趣に富むが、かかる手法は機構的に困難
であり、ほとんど実用化されていないのが実情である。
そこで本考案は、ノック操作を行ったときに、軸筒の中
間部が透明であるにもかかわらず内部で部品が移動する
状態を目視できず、きわめて興趣に富んだノック式筆記
具を提供することを目的とするものである。
間部が透明であるにもかかわらず内部で部品が移動する
状態を目視できず、きわめて興趣に富んだノック式筆記
具を提供することを目的とするものである。
本考案の構成は、軸筒内に出没機構とレフィールが内蔵
され、軸筒後端から突出するノック棒をノックすると軸
筒先端からレフィールのペン体が出没するノック式筆記
具において、前記軸筒は、出没機構が内蔵された不透明
の後軸と、レフィールが収容された不透明の前軸と、後
軸と前軸を連結する透明の中軸からなり、出没機構とレ
フィールの間に、外径が中軸の内径にほぼ等しい透明の
押し棒が介装されたことを特徴とする。
され、軸筒後端から突出するノック棒をノックすると軸
筒先端からレフィールのペン体が出没するノック式筆記
具において、前記軸筒は、出没機構が内蔵された不透明
の後軸と、レフィールが収容された不透明の前軸と、後
軸と前軸を連結する透明の中軸からなり、出没機構とレ
フィールの間に、外径が中軸の内径にほぼ等しい透明の
押し棒が介装されたことを特徴とする。
すなわち、出没機構が内蔵された不透明の後軸とレフィ
ールが収容された不透明の前軸の間の中軸が透明である
が、この中軸の中に、外径が中軸の内径にほぼ等しい透
明の押し棒が存在する。そして、ノック操作を行うとこ
の透明の押し棒が移動してレフィールを前進させるが、
中軸と押し棒がともに透明であり、かつ押し棒の外径が
中軸の内径にほぼ等しいので、中軸と押し棒が一体に見
え、押し棒が移動していることを目視できない。従っ
て、ノックしても軸筒の中間部内が静止して見え、それ
にもかかわらがペン体が軸筒先端から出没するので、マ
ジック的なおもしろさがあり、きわめて興趣に富んだノ
ック式筆記具となる。
ールが収容された不透明の前軸の間の中軸が透明である
が、この中軸の中に、外径が中軸の内径にほぼ等しい透
明の押し棒が存在する。そして、ノック操作を行うとこ
の透明の押し棒が移動してレフィールを前進させるが、
中軸と押し棒がともに透明であり、かつ押し棒の外径が
中軸の内径にほぼ等しいので、中軸と押し棒が一体に見
え、押し棒が移動していることを目視できない。従っ
て、ノックしても軸筒の中間部内が静止して見え、それ
にもかかわらがペン体が軸筒先端から出没するので、マ
ジック的なおもしろさがあり、きわめて興趣に富んだノ
ック式筆記具となる。
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
する。
図面はノック式のボールペンを示す。第１図において、
軸筒１は、不透明の合成樹脂で成形された後軸11と前軸
12および透明樹脂で成形された中軸13が連結されて構成
されている。そして、後軸11内には、カム３、回転子
５、ノック棒４およびノックカバー６からなる周知の回
転ノック式出没機構が内蔵されている。つまり、カム３
は軸線方向の３本の深カム溝と浅カム溝が交互に等間隔
で形成されており、先端が鋸歯状に傾斜している。ノッ
ク棒４の先端部外周には、先端が傾斜した６個の押圧突
起41が形成されており、この押圧突起41がカム３の深カ
ム溝と浅カム溝にそれぞれ嵌め込まれている。そして、
ノック棒４の後端にノックカバー６が嵌着されている。
次に、回転子５の先端部外周に、後端面が傾斜した３本
の突起51が形成されており、この突起51がカム３の深カ
ム溝に嵌め込まれている。
軸筒１は、不透明の合成樹脂で成形された後軸11と前軸
12および透明樹脂で成形された中軸13が連結されて構成
されている。そして、後軸11内には、カム３、回転子
５、ノック棒４およびノックカバー６からなる周知の回
転ノック式出没機構が内蔵されている。つまり、カム３
は軸線方向の３本の深カム溝と浅カム溝が交互に等間隔
で形成されており、先端が鋸歯状に傾斜している。ノッ
ク棒４の先端部外周には、先端が傾斜した６個の押圧突
起41が形成されており、この押圧突起41がカム３の深カ
ム溝と浅カム溝にそれぞれ嵌め込まれている。そして、
ノック棒４の後端にノックカバー６が嵌着されている。
次に、回転子５の先端部外周に、後端面が傾斜した３本
の突起51が形成されており、この突起51がカム３の深カ
ム溝に嵌め込まれている。
前軸12内にはボールペンレフィール２が収容され、中軸
13内には、中軸13よりも長い透明の押し棒７が収容され
ている。押し棒７の外径は中軸13の内径にほぼ等しくて
隙間がほとんどなく、外観上は押し棒７と中軸13が一体
に見える。そして、押し棒７の後端は回転子５に衝合
し、前端がスプリング22で弾発されたボールペンレフィ
ール２に衝合している。従って、回転子５が前後に移動
すると押し棒７およびボールペンレフィール２も前後に
移動してペン体21が前軸12の先端開口1aから出没する
が、押し棒７は、前後に移動してもその両端は中軸13の
外側に位置している。つまり、回転子５およびボールペ
ンレフィール２は透明の中軸13を通して見えないように
なっている。
13内には、中軸13よりも長い透明の押し棒７が収容され
ている。押し棒７の外径は中軸13の内径にほぼ等しくて
隙間がほとんどなく、外観上は押し棒７と中軸13が一体
に見える。そして、押し棒７の後端は回転子５に衝合
し、前端がスプリング22で弾発されたボールペンレフィ
ール２に衝合している。従って、回転子５が前後に移動
すると押し棒７およびボールペンレフィール２も前後に
移動してペン体21が前軸12の先端開口1aから出没する
が、押し棒７は、前後に移動してもその両端は中軸13の
外側に位置している。つまり、回転子５およびボールペ
ンレフィール２は透明の中軸13を通して見えないように
なっている。
しかして、後軸11の後端から突出したノックカバー６を
押圧してノック操作を行うと、回転子５の突起51はノッ
ク棒４によって回転力を付与された状態でカム３に沿っ
て前進し、カム３を抜け出すと60°回転し、カム３の先
端に係合するとともに、ノック解除によってノック棒４
が後退する。従って、第２図に示すように、ペン体21が
前軸12の先端開口1aから突出して筆記可能になる。そし
て、再びノック操作を行うと、カム３の先端に係合して
いる回転子５の突起51を回転力を付与した状態で少し突
き上げる。従って、突起51は60°回転してカム３に沿っ
て後退するので、ペン体21が前軸12内に没入し、第１図
に示す状態に戻る。
押圧してノック操作を行うと、回転子５の突起51はノッ
ク棒４によって回転力を付与された状態でカム３に沿っ
て前進し、カム３を抜け出すと60°回転し、カム３の先
端に係合するとともに、ノック解除によってノック棒４
が後退する。従って、第２図に示すように、ペン体21が
前軸12の先端開口1aから突出して筆記可能になる。そし
て、再びノック操作を行うと、カム３の先端に係合して
いる回転子５の突起51を回転力を付与した状態で少し突
き上げる。従って、突起51は60°回転してカム３に沿っ
て後退するので、ペン体21が前軸12内に没入し、第１図
に示す状態に戻る。
このとき、押し棒７も中軸13内を移動するが、押し棒７
と中軸13がともに透明であり、かつ押し棒７の外径は中
軸13の内径にほぼ等しくて一体に見えるので、押し棒７
が移動している状態を認識することができない。すなわ
ち、ノック操作を行っても外観上は軸筒１の透明な中間
部には全く変化がなくて後軸11と前軸12が無関係に見え
るが、それにもかかわらずペン体21が前軸12の先端開口
1aから出没する。従って、マジック的なおもしろさがあ
り、きわめて興趣に富んだノック式筆記具となる。
と中軸13がともに透明であり、かつ押し棒７の外径は中
軸13の内径にほぼ等しくて一体に見えるので、押し棒７
が移動している状態を認識することができない。すなわ
ち、ノック操作を行っても外観上は軸筒１の透明な中間
部には全く変化がなくて後軸11と前軸12が無関係に見え
るが、それにもかかわらずペン体21が前軸12の先端開口
1aから出没する。従って、マジック的なおもしろさがあ
り、きわめて興趣に富んだノック式筆記具となる。
以上説明したように、本考案のノック式筆記具は、軸筒
が出没機構が内蔵された不透明の後軸とレフィールが収
容された不透明の前軸を透明の中軸で連結し、出没機構
とレフィールの間に外径が中軸の内径にほぼ等しい透明
の押し棒を介装したので、ノック操作を行ったときに、
軸筒の中間部が透明であるにもかかわらず内部で部品が
移動する状態を目視できず、マジック的なおもしろさが
あって、きわめて興趣に富んだノック式筆記具となる。
が出没機構が内蔵された不透明の後軸とレフィールが収
容された不透明の前軸を透明の中軸で連結し、出没機構
とレフィールの間に外径が中軸の内径にほぼ等しい透明
の押し棒を介装したので、ノック操作を行ったときに、
軸筒の中間部が透明であるにもかかわらず内部で部品が
移動する状態を目視できず、マジック的なおもしろさが
あって、きわめて興趣に富んだノック式筆記具となる。
第１図と第２図は本考案実施例の断面図をそれぞれ示
す。 １……軸筒、11……後軸、12……前軸、13……中軸 ２……レフィール、21……ペン体、22……スプリング ３……カム、４……ノック棒、５……回転子 ６……ノックカバー、７……押し棒
す。 １……軸筒、11……後軸、12……前軸、13……中軸 ２……レフィール、21……ペン体、22……スプリング ３……カム、４……ノック棒、５……回転子 ６……ノックカバー、７……押し棒
Claims (1)
- 【請求項１】軸筒内に出没機構とレフィールが内蔵さ
れ、軸筒後端から突出するノック棒をノックすると軸筒
先端からレフィールのペン体が出没するノック式筆記具
において、 前記軸筒は、出没機構が内蔵された不透明の後軸と、レ
フィールが収容された不透明の前軸と、後軸と前軸を連
結する透明の中軸からなり、出没機構とレフィールの間
に、外径が中軸の内径にほぼ等しい透明の押し棒が介装
されたことを特徴とするノック式筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3953890U JPH072231Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | ノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3953890U JPH072231Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | ノック式筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04592U JPH04592U (ja) | 1992-01-06 |
| JPH072231Y2 true JPH072231Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31548537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3953890U Expired - Lifetime JPH072231Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | ノック式筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072231Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP3953890U patent/JPH072231Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04592U (ja) | 1992-01-06 |
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