JPH07223054A - ベルト式連続鋳造設備の鋳造速度制御方法 - Google Patents

ベルト式連続鋳造設備の鋳造速度制御方法

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JPH07223054A
JPH07223054A JP1929894A JP1929894A JPH07223054A JP H07223054 A JPH07223054 A JP H07223054A JP 1929894 A JP1929894 A JP 1929894A JP 1929894 A JP1929894 A JP 1929894A JP H07223054 A JPH07223054 A JP H07223054A
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順吉 米田
Yukio Onizuka
幸雄 鬼塚
Hidenori Hattori
英則 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯面変動を減少させて鋳造可能なベルト式連
続鋳造設備の鋳造速度制御方法を提供する。 【構成】 ベルト循環型鋳型3内に注入された溶鋼8は
厚さt1 で、内部に未凝固部を残した状態で未凝固圧下
装置5に入って圧下成形され板厚tの鋳片8aとなって
ガイドローラ6沿いにピンチロール7によって引き出さ
れる。圧下前の鋳造速度をv1 、圧下中の鋳造速度をv
とすると、圧下中の鋳造速度vは圧下量に比例するよう
鋳造速度制御部21によって増減される。 v=(t1 /t)×v1 これによって湯面レベルを適正範囲に安定させて鋳造で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト式連続鋳造設
備、特に未凝固圧下装置を備えたベルト式連続鋳造設備
の運転における鋳造速度の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、未凝固圧下装置を備えたベルト
式連続鋳造設備の側面図であるが、これによって従来一
般的に考えられて来た同設備の運転制御方法を説明す
る。図3において、ベルト式連続鋳造設備は、平行な間
隙をおいて対向配置した複数個のロール1を巡って巡回
する金属製のベルト2と、同ベルト2の間隙端部を覆っ
て巡回する図示されない短片ブロック連結体からなる冷
却装置付きベルト循環型鋳型3と同ベルト循環型鋳型3
の下部に連続して設けた複数段のロール対4を有する未
凝固圧下装置5を有している。
【0003】また、ガイドロール6及びピンチロール7
と、前記ベルト循環型鋳型3の内部に溶鋼8を注入する
タンディシュ9に接続された流量調節ノズル10付きの
注湯ノズル11と、ベルト循環型鋳型3の内部の湯面高
さを検出するセンサー12と、検出された湯面高さに応
じ湯面高さを所定位置に保つように流量調節ノズル10
の開度を調節する制御部13と、一定速度で連動駆動さ
れるベルト巡回用の駆動装置14及びピンチロール7用
の駆動装置15とを有している。
【0004】間隙幅(鋳片8a厚さ)t1 に保たれたベ
ルト循環型鋳型3内に注入した溶鋼8はベルト巡回で下
方向へ送られつつ水冷冷却されて両面部に凝固殻を生成
し内部に十分な未凝固部を残した状態下で未凝固圧下装
置5部に入り、圧下成形され、板厚tの鋳片8aになっ
てガイドロール6沿いにピンチロール7により引き出さ
れ、下流の仕上げミル等に送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した設備では、未
凝固圧下前の鋳片厚をt1 、圧下後の鋳片厚をtとし、
鋳造速度v1 を一定として運転するとき、未凝固圧下装
置5からの圧下による鋳片厚の減少で溶鋼8の湯面が急
上昇するから、制御装置13により流量調節ノズル10
の開度を調節しなければならない。
【0006】しかしながら、この時圧下量の大きさによ
っては、注湯ノズル11の適正制御範囲(一定時間当た
りの注湯量の適正使用範囲)を越えることがある。注湯
ノズル11の適正制御範囲を越えると溶鋼の流れが不均
一となり、鋳片の品質に悪影響が出る。また、注湯ノズ
ル11の適正制御範囲内で使用できる場合でも、流量調
節ノズル10の開度を制御するに際し、特に高速鋳造時
にフィードバック制御の追従性の問題等から溶鋼8の湯
面を安定させた状態で鋳造することが難しいと言う問題
がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題に対し、鋳造に
際して湯面変動を減少させること、注湯量の適正使用範
囲で湯面レベルのコントロールを安定して行なえるよう
にしたベルト式連続鋳造設備の鋳造速度制御方法を提供
することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明においては、未凝固圧下装置を備えたベルト
式連続鋳造設備において、鋳造の圧下開始と同時に圧下
量に比例して鋳造速度を増減させる。なお、圧下開放に
おいては、圧下開放と同時に圧下量に応じて、鋳造速度
を下降させれば、注湯ノズルの制御範囲を確保すること
ができる。
【0009】
【作用】本発明では、前記したように未凝固圧下装置に
よる圧下量に比例して鋳造速度を増減させる。鋳片厚は
圧下量に反比例するから、未凝固圧下前のベルト循環型
鋳型部の鋳片厚をt1 、その時の鋳片送り速度をv1
圧下開始後の鋳片厚をt、その時のスラブ送り速度をv
とすると、鋳片の圧下が開始された時、同時にその鋳片
厚に反比例(t1 /t)して鋳造速度v1 がv(即ちv
=(t1 /t)×v1 )に速度上昇される。この結果圧
下開始に伴う注湯量の減少は鋳造速度の上昇で相殺され
る。
【0010】追従の遅れ等による若干の緩い湯面の変動
が発生しても、その変動は湯面高さ検出センサーにより
検出され、検出された湯面変動高さに応じて、制御装置
を介して注湯ノズルの流量調節ノズル開度が適正制御範
囲下でスムーズに容易に且つ正確に調節される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施態様を図1に示す装置と
図2に示した運転フロー図を用いて詳細に説明する。図
1は本発明の方法を実施するベルト式連続鋳造設備の概
略構成の側面図である。図中、従来と同一の要素は図3
と同一の符号じ示し、重複する説明を省略する。
【0012】図1において、20は未凝固圧下装置5の
圧下制御部、21は同圧下制御部20から圧下量信号と
圧下オン又はオフ信号を受け、圧下オン信号によりベル
ト巡回用の駆動装置14及びピンチロール7用の駆動装
置15の圧下前鋳造速度v1を、圧下量(t1 −t)に
応じた鋳造速度v=(t1 /t)×v1 に上昇制御し、
圧下オフ信号により前記圧下中の速度vを圧下前速度v
1 に減速制御し、或いは更に注湯停止後一定時間で鋳造
運転を停止するよう制御する鋳造速度制御部である。
【0013】未凝固圧下装置5は、複数の圧下ロール対
4を装備した圧下フレーム5aを最上端の圧下ロール対
と同一軸線上の固定支持軸5bにより対向揺動可能に支
持し、同圧下フレーム5aの側板部に支持した自在ナッ
ト5cと、同自在ナット5cに螺合する逆ボールネジ5
dと、同逆ボールネジ5dの回転駆動モータ5eで構成
し、前記圧下制御部20により、駆動モータ5eを駆動
し、左右の圧下フレーム5aを矢印5fのように対向移
動して必要な圧下量を得るようにしている。その他の部
分は、図3で示した従来の構成をその儘使用して良い。
【0014】図2は、図1の装置を使用して行なう、本
発明の鋳造速度制御方法の運転フロー図である。以下、
図1〜図2を参照して本発明の方法の手順を説明する。
図1の装置のラインが起動されベルト循環型鋳型3のベ
ルト1とピンチロール7が送り駆動を開始する。このと
きラインは、ベルト循環型鋳型3部で溶鋼8の両面側に
凝固殻が生成し得るように設定された速度v1 で駆動さ
れる。注湯が開始され、所定の鋳造時間に達すると圧下
制御部20の信号により未凝固圧下装置5が圧下を開始
し、同時に連動して鋳造速度制御部21が圧下量に応じ
てベルト循環型鋳型3部及びピンチロール7の送り速度
上昇を実行する。即ち、ここでは、ベルト循環型鋳型3
部から送り出される厚さt1 の鋳片8aが、圧下制御部
20に設定された圧下量(t1 −t)だけ複数段のロー
ル対4を介し厚さtに圧下され、同時に鋳造速度制御部
21が圧下量(t1 −t)に応じてラインの送り速度v
1 をv=(t1 /t)×v1 に上昇させる。
【0015】この2つの制御を並行させることにより、
鋳片の圧下による注湯量の減少が鋳造速度の上昇で相殺
されてベルト循環型鋳型3内の急な湯面の上昇が解消す
る。通常の湯面変動及び上記制御の応答性等による小さ
な湯面変動は、湯面高さ検出装置12によって検出さ
れ、ノズル開度制御部13によるフィードバック制御で
流量調節ノズル10の開度を閉じ又は開きに調節して、
湯面は一定に保持され、鋳造運転が継続される。
【0016】運転中に圧下完了の信号が入力されると、
圧下制御部20により未凝固圧下装置5が圧下を開放
し、これを連動して鋳造速度制御部21が鋳造ラインの
送り速度をv=(t1 /t)×v1 からv1 へ減速させ
る。
【0017】このような方法によると、ベルト循環型鋳
型3で生成し送り出される鋳片8aの圧下によるベルト
循環型鋳型3内の湯面の急な変動が解消して、湯面変動
は殆ど発生せず、ノズル注湯量の適正使用範囲内でコン
トロールできる。それによって湯面レベレのコントロー
ルが容易に安定して行なえるようになり、安定した品質
の鋳片を得られる。
【0018】
【発明の効果】以上要するに、本発明は、未凝固圧下装
置を備えたベルト式連続鋳造設備において、鋳片の圧下
開始と同時に圧下量に応じて鋳造速度を上昇させ、一
方、圧下開放開始と同時に鋳造速度を下降させることに
より、注湯バルブを適正使用範囲の安定量域で使用可能
にし、湯面レベルのコントロールを容易に安定して行な
えるようにし、安定した鋳片品質を得られるようにした
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するベルト式連続鋳造設備
の概略構成を示す側面図。
【図2】図1の装置により実施する本発明の鋳造速度制
御方法の運転フロー図。
【図3】従来の運転方法を示すベルト式連続鋳造設備の
側面図。
【符号の説明】
1 巡回用ロール 2 金属製ベルト 3 ベルト循環型鋳型 4 圧下ロール 5 未凝固圧下装置 6 ガイドロール 7 ピンチロール 8 溶鋼 8a 鋳片 9 タンディシュ 10 流量調節ノズル 11 注湯ノズル 12 湯面高さ検出センサー 13 ノズル開度制御部 14 ベルト巡回用の駆動装置 15 ピンチロール用駆動装置 20 圧下制御部 21 鋳造速度制御部 t1 圧下前の鋳片厚さ t 圧下後の鋳片厚さ v1 圧下前の鋳片送り速度 v=(t1 /t)×v1 圧下後の鋳片送り速度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未凝固圧下装置を備えたベルト式連続鋳
    造設備において、前記未凝固圧下装置による鋳片の圧下
    量に比例して鋳造速度を増減させることを特徴とするベ
    ルト式連続鋳造設備の鋳造速度制御方法。
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