JPH0464784B2 - - Google Patents

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JPH0464784B2
JPH0464784B2 JP2757788A JP2757788A JPH0464784B2 JP H0464784 B2 JPH0464784 B2 JP H0464784B2 JP 2757788 A JP2757788 A JP 2757788A JP 2757788 A JP2757788 A JP 2757788A JP H0464784 B2 JPH0464784 B2 JP H0464784B2
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roll
segment
clamping force
force
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JP2757788A
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Kyomi Yadori
Shozo Shima
Yasuo Maruki
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳片をガイドローラによつて案内し
て、連続的に引抜き、金属の連続鋳造を行う連続
鋳造設備における鋳片クランプ力制御方法に関す
る。
〔従来の技術〕
鋳片の案内経路が、モールドの下方に配設され
る上・下2面に、あるいは上・下左右4面支持構
造をとるガイドロール群により構成され、このガ
イドロール群が複数本のロール毎に一体的に交換
可能なユニツト、すなわち、ガイドロールセグメ
ントとして構成されてなる連続鋳造設備におい
て、例えば特公昭59−39225号公報に示す様に、
鋳片の内質を改善する目的で鋳片の凝固が完了す
る未凝固融液クレータ先端近傍にて、上記ガイド
ロールにより鋳片に0.5〜2.0mm/mの軽圧下を加
える方法が提案されている。
この様な鋳片に圧下を加える方法として、セグ
メント装置の上・下ロール間隔を設備の上流側か
ら下流側に向けて漸減させるテーパ状のロール間
隔を設け、この間を鋳片を連続的に搬送する事に
よつて鋳片に所定量の圧下を加える方法が採られ
る。この時の鋳片圧下の総クランプ力Pcは、軽
圧下を行うセグメントでは、セグメント当り一般
に下式のごとく設定される。
Pc=n×A×P>PH×(B−2×)×L +Ni=1 Rmi×2Si×√i×i ……(a) ここで、 Pc;セグメント1台当り総クランプ力(Kg) n;クランプシリンダー本数(本) A;クランプシリンダーヘツド側面積(cm2) p;油圧圧力(Kg/cm2) PH;当該セグメント位置での未凝固溶鋼静圧
(Kg/cm2) B;鋳片幅(cm) ;セグメント内平均鋳片短辺部凝固シエル厚み
(cm) L;セグメント鋳片支持長さ(cm) N;セグメント内上ロール本数(本) Rmi;#iロール位置鋳片圧下時平均変形抵抗
(Kg/cm2) Si;#iロール位置鋳片短辺部凝固シエル厚み
(cm) Di;#iロール直径(cm) hi;#iロール位置での鋳片1/2厚の鋳片圧下量
(cm) この時、各ロールはその反力によりころがり抵
抗を生じる。このセグメント内の総ライン抵抗R
は、 R=2×{μ1×PH(B−2)×L +μ2Ni=1 Rmi×2Si×√i×i} ……(b) となる。
ここで μ1;溶鋼静圧反力(バルジング反力)に対するこ
ろがり摩擦係数 μ2;鋳片軽圧下に対するころがり摩擦係数 その他の記号は(a)式に同じ。
第3図は、一般的な連続鋳造設備内のロール間
隔の設定パターンを示す。上流域では鋳片の熱収
縮による厚み減少分だけロール間隔を漸減する熱
収縮補償の為の絞り込みが行われる。
クレーターエンドからある長さ上流側の範囲
は、鋳片の凝固収縮、熱収縮によつて誘起される
溶鋼流動により、鋳片に中心偏析が生じるとさ
れ、この領域で鋳片を積極的に圧下し、上記の溶
鋼流動を抑える軽圧下鋳造法が有効であるとされ
る。この圧下域の下流は完全凝固鋳片であり、中
心偏析の問題はなく、軽圧下域j出側のロール間
隔のまま一定ロール間隔に設定するのが一般的で
あるが、鋳片の熱収縮により上ロールと鋳片が非
接触状態となり、上ロールが回転せずに偏熱を受
けるのを回避する目的で、熱収縮を保証する分絞
り込んで鋳片と上ロールの接触を維持する方法も
とられる。
この軽圧下域jでの鋳片とロールとの位置関係
を第4図に示す。鋳片の完全凝固点、すなわちク
レーターエンドをkとすると、通常操業や冷却条
件のバラツキにおいてk点は設備の上・下流方向
に多小変動する。従つて軽圧下域jはこの変動を
見込んでk点より多小下流側まで延長して設定す
るのが一般的である。k点以後の残り設定圧下量
が鋳片厚に対して2△hでロールの撓み量が2δR
だけであるとすると、鋳片圧下域下流のロール
は、(△h+δR)×2=gの鋳片厚に対する設定圧
下量を有する事になる。一般に完全凝固後の鋳片
を圧下する為の必要圧下力は、セグメントのクラ
ンプ力のロール1本分に比較して非常に大きく、
完全凝固後の鋳片をセグメントクランプ力で、2
×(△h+δR)だけ圧下する事は不可能であり、
ロールの鋳片圧下反力がクランプ力に打ち勝ち上
フレームは開放される。従つて圧下域より下流の
ロールは全てこの現象が生じる事になる。
今鋳片が完全凝固すると、圧下力FRはセグメ
ント当り FRNi=1 Rmi×B√i i ……(c) (各記号は、前記(a)式に同じ) となる。
この(c)式のhi=△h+δRとした時のFRがFR>Pc
(ここで、Pc;セグメント1台当り総クランプ力
Kg)であれば上フレームは開放され、FR=Pcを
満す圧下量iの所で安定する。今N本のロール
でRmi、Di iが等しいとすると、i =(Pc/N・Rmi・B)2/Di ……(d) またセグメント当りの圧下によるライン抵抗R
は、 R=2×μ2×Pc ……(e) となり、セグメントクランプ力Pcに比例する事
になる。
従来の連続鋳造設備では、凝固完了点以後でも
セグメントクランプ力Pcは前記(a)式のままであ
り、これにより完全凝固点以後のセグメント台数
がm台あるとすると、完全凝固点以後に発生する
鋳片圧下による総ライン抵抗RTは、 RT=2×ni=1 μ2i×Pci ……(f) μ2i;完全凝固点よりi番目セグメントの圧下に
対するころがり摩擦係数 Pci;i番目のセグメントクランプ力(Kg) m;完全凝固点以后のセグメント台数 となる。
このように従来は、溶鋼凝固完了点(クレータ
ーエンド)以後でも、上記(f)式に示すように、ク
レーターエンド前の必要クランプ力で鋳片を強力
に押圧していた。
これは操業条件の変動に対して、クレーターエ
ンドが機端(ガイドロールセグメント最終端)ま
できた場合にも、十分に溶鋼静圧に打ち勝つ鋳片
支持力をロールに負荷するためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように操業条件によりクレーターエンドが
機端よりもかなり上流位置にあり、この領域で軽
圧下を行う場合がある。
この条件下で、軽圧下操業をおこなうと、従来
のクランプ力設定方法では、クレーターエンド以
降のセグメント内で発生するライン抵抗が増大
し、鋳片引抜き用駆動トラブルが発生したり、ま
た駆動系能力アツプが必要となつていた。
そのため、当然、駆動系の電力消費量も大巾に
増大することになる。
本発明は上記問題点を解決し、軽圧下によるラ
イン抵抗の減少を図るようにした鋳片クランプ力
制御方法を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点を解決するために、モ
ールドを経て、造形された鋳片をガイドローラー
によつて案内して連続的に引抜き、金属の連続鋳
造をなすにあたり、鋳片内部溶融金属の凝固が完
了するクレーターエンド部から上流側で、鋳片内
部の凝固の進展に伴う凝固収縮及び、固相液相の
冷却の進展に伴う熱収縮により誘起される未凝固
の溶鋼の流動もしくは収縮孔の発生を防止する目
的で圧下する軽圧下鋳造を行う連続鋳造設備にお
いて、前記クルーターエンド部位置を検知し、該
クレーターエンド部から上流側の鋳片を支持する
ガイドロールセグメントのクランプ力を溶融金属
静圧反力に鋳片圧下反力を加えたクランプ力とほ
ぼ等しくし、該クレーターエンド部から下流側の
ガイドロールセグメントのクランプ力を、ピンチ
ロール押しつけ反力にほぼ釣合う値とすることを
特徴とする連続鋳造設備における鋳片クランプ力
制御方法である。
〔作用〕
通常鋳片が完全凝固すると、鋳片のバルジング
の変形に対するロール支持の必要はなくなり、し
かも鋳片の中心偏析改善等の目的で前記の如く実
施される軽圧下も完全凝固後は不要となる。従つ
て、クレーターエンド以降のセグメントに発生す
る(f)式のライン抵抗は、設備負荷を増すばかり
で、何ら操業・品質にメリツトを供するものでは
ない。
完全凝固後のセグメントに求められる機能は、
鋳片を安定的に後流のローラーテーブルへ搬出す
る鋳片引抜き搬送能力であり、セグメントはセグ
メント内に組み込まれているピンチロールの摩擦
駆動力を生じさせるに必要なピンチロールの鋳片
に対する押付力を十分に発生させる必要がある。
従つてセグメントの上・下フレームのクランプ力
Pc′は、このピンチロールの押付力に対して少く
ともセグメントが開放してしまわねば良く、下式
を満足すれば良い。
Pc′≒Fpc ……(g) Fpc;クランプシリンダーのいづれかがピンチロ
ール押付時のロール反力により上フレームを開
放される側に開き始める限界セグメントクラン
プ力。
ここで従来のセグメント1台当りの総クランプ
力Pcは、Pc≫Fpcである。
ここで本発明は、上述のクレーターエンド以後
のセグメントに発生する総ライン抵抗RTを、(f)
式のクランプ力Pciを上述の各セグメント毎の限
界クランプ力Fpciまで低減せしめる事により大幅
に減少させようとするものであり、これにより既
設設備で鋳片引抜駆動系の能力を増強する事なく
軽圧下を実施する場合の駆動能力不足による引抜
トラブルの発生防止や、設備計画時の駆動系能力
を最小化して初期投資額をおさえる事を可能とし
ようとするものである。
完全凝固後の鋳片を支持するセグメント内のピ
ンチロールについている摩擦駆動用のピンチロー
ルの押付力をFPRとする。今第5図の如くクラン
プシリンダー9と、ピンチロール押付シリンダー
20が配設されているとする。
この時セグメントのトータルクランプ力P′cは P′c≒FPR ……(i) とし、P′cがFPRよりわずかに大きくなるようにす
れば、ピンチロールを鋳片に押付けた時にセグメ
ントの上フレーム1は浮上る事なく、これにより
鋳片に安定的にピンチロール押付力FPRによる摩
擦駆動力Dを発生する事が出来る。
D=min〔2×FPR×μ3、2×6120×W×η/υ〕 ……(j) ただし、 min[A、B];A、Bの小さい方 μ3;ロールと鋳片の摩擦係数 W;モーターの出力 υ;モーターの基底速度 η;機械効率 この時完全凝固点以降のライン抵抗を軽減する
目的で、完全凝固点以后のセグメントクランプ力
Pciを下記となる様に再設定する。
Pci=Fpci×α ……(k) 添字iは、i番目のセグメントの意味 α≒1.0〜1.1 この時完全凝固点以後のセグメントのセグメン
ト圧下による総ライン抵抗Tは、 T=2×ni=1 μ2i×Fpci×α ……(l) となり一般にこの方法により T≪RT ……(m) とする事が可能である。
従つて軽圧下時の完全凝固点以後のセグメント
に発生するライン抵抗を、(k)式の如きセグメント
クランプ力設定により低減する事により、軽圧下
ライン抵抗により鋳片引抜駆動系の引抜トラブル
の発生や、駆動系設備費の増加を防止する事が出
来る。
〔実施例〕
第1図は湾曲矯正型連続鋳造設備の側面図であ
る。ガイドロールは16台のセグメント#1〜#1
6により構成される。各々のセグメントは、例え
ば第2図の如き構造を有している。このセグメン
ト22は上フレーム1、下フレーム2でおのおの
上ロール10、下ロール11を支持している。8
は下フレームに固定されたコラムガイド4上のタ
イロツド7に支持、固定された油圧シリンダーベ
ースであり、これに固定されたセグメントクラン
プ用油圧シリンダー9とピストンロツドにより上
フレーム1をコラムスペーサー3に押付けて、上
フレーム1をクランプし位置決めする構造となつ
ている。
鋳片に軽圧下を加える場合は、ウオームジヤツ
キ15によりスクリユウ軸5を駆動装置12,1
3,16によりウオーム軸6、ウオームホイール
14を介して上述のコラムスペーサー3の位置を
調整する。
このコラムスペーサー3高さはセグメントの上
流側と下流側で独立に調整でき、従つて上フレー
ム1は高さの異るコラムスペーサー3に油圧シリ
ンダー9により当接され、傾斜する。このテーパ
状の上・下ロール10,11間隔の中にこのロー
ル間隔より厚い鋳片17が搬入され、引抜かれる
事により鋳片を連続的に軽圧下する事が出来る。
本例ではクランプ用の油圧シリンダー9は4本
あるが、このクランプの全クランプ力Pcが上ロ
ールの全反力値FRTpTalより小さいと、クランプ用
のシリンダー9のピストンロツドが押しもどさ
れ、上フレーム1とコラムスペーサー3の当接部
が離れ、上フレーム1が開放される。この時ロー
ルと鋳片の接触力は、総クランプ力をロール本数
で徐した値にほぼ等しくなる。
今第1図に示した設備のモールドないし機端の
範囲で、ロール間隔設定値を第6図に示す如く設
定する場合の実施例を示す。完全凝固位置すなわ
ちクレーターエンドは#9セグメントの出側位置
にあるとする。鋳片圧下設定域jは、#7〜#1
0セグメント範囲とし、#11〜13セグメント
も軽い絞り込みを行つている。#14〜16は平
行なロール間隔設定、サポートロールは平行ロー
ル間隔、#1〜6セグメントは鋳片の熱収縮を補
償する絞り込みを行つている。
クレーターエンドの変動分をセグメント1台分
とすると、#11セグメントより下流では中心偏
析に対する鋳片の積極的な圧下は不要である。従
つて前述の如く駆動用ピンチロールの押付力によ
る上フレームの浮上りが生じない限界クランプ力
Fpc近くまでクランプ力を下げる事が出来る。
スラブ連鋳設備では、一般的にロール駆動用モ
ーターとして、W=7.5KW程度のものが用いら
れている。
モータの基底回転数に対する鋳片搬送速度υc
=2m/分、機械系効率η=0.8、鋳片とロール
の摩擦係数をμ3=0.3とすると、モーターの全出
力に対してもロールと鋳片間のスリツプが生じな
いピンチロール押付力FPRは下式にて与えられる。
FPR≧6120×W×η/υc×μ3 =6120×7.5×0.8/2.0×0.3=61200Kg=61.2TON 従つて第5図に示す様にピンチロール18,1
9をクランプシリンダー9の間に位置させて上フ
レーム1が最も開きにくい位置に置く様なセグメ
ント構造を採るなら、総クランプ力は最小で
61.2TONまで落として良い事になる。
第7図は、第1図の#11〜16セグメントの
クランプ力(ロール1本当り換算=Pc/N)を
種々に変えた場合の、鋳片軽圧下による発生ライ
ン抵抗の増減を示す。
この設備では、従来ロール1本当り80TONの
クランプ力を負荷していたが、この状態で完全凝
固(クレーターエンド)後の鋳片を#11〜16
セグメント内を通過させると、その時の総軽圧下
ライン抵抗は約216TONである。
一方セグメント内に1対のピンチロールがあ
り、このピンチロールを最適位置に取付け、総ク
ランプ力62.3TONで上フレームが開かないとす
るとロール一本当りの換算クランプ力は、セグメ
ントが6対の上・下ロールにより構成される場
合、10.4TON/ロールであり、第7図よりこの
場合のライン抵抗は約61TONとなる。
本発明は、上記第7図の実施例に示すように、
完全凝固(クレーターエンド)後のガイドロール
セグメントのクランプ力を、ピンチロール押しつ
け反力にほぼ釣合う値とすることにより、鋳片ク
ランプ力を、従来の80TON/ロール程度から
10.4TON/ロールに、また鋳片圧下による引抜
ライン抵抗を、従来の216TON/ストランド程度
から61TON/ストランド程度に低減することが
できる。
〔発明の効果〕
第7図に示す様に、第1図の設備に第6図のロ
ール間隔設定を行い、クレーターエンドが#9セ
グメント出側に来る様に操業した場合、#11〜
16セグメントのクランプ力Pcをピンチロール
押付による反力により上フレームが開放しない限
界クランプ力Fpcまで低減する本発明の対策を講
じる事により、軽圧下によるライン抵抗は
216TONから61TONへと約1/3.5に減じる事が出
来る。
従つて軽圧下パターンとクレーター位置との関
係により、軽圧下域以降の鋳片圧下が不要な領域
で、セグメントクランプ力をピンチロールにより
上フレームが浮上らない限界値Fpcまで低減する
事により、軽圧下に伴い発生するライン抵抗を著
しく低減する事が出来る。すなわち本発明は、軽
圧下を前提とする湾曲矯正型連続鋳造設備に於け
るライン抵抗を軽減する効果を有するものであ
る。
更に本発明は、下記の如き効果を有する。
連続鋳造設備能力アツプ改造に伴う駆動系能
力設計時に、従来考慮されていたモールド内摩
擦抵抗、バルジング抵抗、鋳片矯正抵抗の他
に、軽圧下によるライン抵抗を考慮する際この
ライン抵抗増分を最小化し、従来設備並、ある
いは多少の能力増ですむ様に設計できる。この
為、既設設備で軽圧下を実施する事も容易とな
り、設計新設時には、駆動系設備費の低減を可
能とする。
クレーター位置の変動に伴うライン抵抗の著
しい増減を防止出来、広い操業レンヂに対して
安定的な鋳片引抜駆動が可能となる。
軽圧下域下流のセグメントの負荷を軽減し、
設備の信頼性を高める事が出来る。
クランプ力を、少くともピンチロール押付力
を確保出来る範囲で調整する為、駆動系の能力
を落とす事なくライン抵抗のみの軽減を図り得
る。
ピンチロールモータの大巾な省電力化が図れ
る。
ピンチロールモーターの過負荷でのモーター
トリツプによるライン停止等のトラブルを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の連続鋳造設備の全
体配置図、第2図は本発明に関するガイドロール
セグメントの一部断面とした側面図、第3図は連
続鋳造設備ロール間隔初期の一般的な設定パター
ン図、第4図はクレーターエンド部における鋳片
軽圧下についての説明図、第5図はピンチロール
を有するガイドロールセグメントの略側面図、第
6図は本発明の一実施例のガイドロールセグメン
ト毎のロール間隔設定値を示すグラフ、第7図は
本発明法と従来クランプ法における、鋳片圧下に
よる引抜ライン抵抗の比較を示すグラフである。 1……上フレーム、2……下フレーム、3……
コラムスペーサ、4……コラムガイド、5……ス
クリユウ軸、6……ウオーム軸、7……タイロツ
ド、8……油圧シリンダーベース、9……クラン
プ用油圧シリンダー、10……上ロール、11…
…下ロール、12……駆動用モーター、13……
スクリユウ軸位置検出器、14……ウオームホイ
ール、15……ウオームジヤツキ、16……減速
機、17……鋳片、18……下ピンチロール、1
9……上ピンチロール、20……ピンチロール圧
下シリンダ、21……固液境界線、22……ガイ
ドロールセグメント、#1〜#16……セグメン
ト、d……設定ロール間隔の線、e……設定軽圧
下域出側鋳片厚、f……実軽圧下域出側鋳片厚、
g……ロールの逃げ(上フレーム浮上り+上・下
ロール撓み)、h……ロール初期設定位置、i…
…実ロール退避位置、j……鋳片圧下域、k……
クレーターエンド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モールドを経て、造形された鋳片をガイドロ
    ーラーによつて案内して連続的に引抜き、金属の
    連続鋳造をなすにあたり、鋳片内部溶融金属の凝
    固が完了するクレーターエンド部から上流側で、
    鋳片内部の凝固の進展に伴う凝固収縮及び、固相
    液相の冷却の進展に伴う熱収縮により誘起される
    未凝固の溶鋼の流動もしくは収縮孔の発生を防止
    する目的で圧下する軽圧下鋳造を行う連続鋳造設
    備において、前記クレーターエンド部位置を検知
    し、該クレーターエンド部から上流側の鋳片を支
    持するガイドロールセグメントのクランプ力を溶
    融金属静圧反力に鋳片圧下反力を加えたクランプ
    力とほぼ等しくし、該クレーターエンド部から下
    流側のガイドロールセグメントのクランプ力を、
    ピンチロール押しつけ反力にほぼ釣合う値とする
    ことを特徴とする連続鋳造設備における鋳片クラ
    ンプ力制御方法。
JP2757788A 1988-02-10 1988-02-10 連続鋳造設備における鋳片クランプ力制御方法 Granted JPH01205861A (ja)

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