JPH07223013A - 圧延機のスタンド間張力制御方法 - Google Patents

圧延機のスタンド間張力制御方法

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JPH07223013A
JPH07223013A JP6019623A JP1962394A JPH07223013A JP H07223013 A JPH07223013 A JP H07223013A JP 6019623 A JP6019623 A JP 6019623A JP 1962394 A JP1962394 A JP 1962394A JP H07223013 A JPH07223013 A JP H07223013A
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reduction
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俊二 後藤
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茂 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】張力制御に伴って板厚の不良が発生することを
確実に防止できるようにする。 【構成】張力計6にて検出した張力tと、スタンドS2
及びスタンドS3のロール周速v2 ,v3 とをそれぞれ
圧下制御装置7に供給し、圧下制御装置7で、張力tの
変化率Δtと、張力tの指令値Tに対する偏差ΔTと、
スタンドS2のロール周速及びスタンドS3のロール周
速の実際の比と、同ロール周速の指令値の比と、それら
比の差(指標)とを演算する。そして、指標と変化率Δ
tとを乗じた値が正のときのみ、偏差ΔTに比例した大
きさの制御指令ΔSを圧下調整装置8に出力するように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば製鉄業の鋼帯を
圧延する冷延ダンデムミル等において、その第iスタン
ドと第i+1スタンドとの間の被圧延材の張力を制御す
る方法に関し、特にオフゲージ等の不良の発生を確実に
防止できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に複数のスタンドを有するこの種の
冷延タンデムミルにおいては、第iスタンド(i番目の
スタンド)と第i+1スタンド(i+1番目のスタン
ド)との間の張力が高すぎると鋼帯破断、低すぎると絞
り込みの危険が増し、また鋼帯にかかる張力が圧延中に
変動すると鋼帯の板厚・板幅が均一にならないという不
具合がある。そこで、第iスタンドと第i+1スタンド
との間の張力を適切な範囲に制御する必要があり、従来
から、例えば第iスタンドのロール周速を変化させるこ
とにより第iスタンド出側の鋼帯の走行速度を変化させ
る方法、または第i+1スタンドの圧下を増減させるこ
とで第i+1スタンドを通過する鋼帯の先進率を変化さ
せる方法、もしくは第iスタンドのロール周速と第i+
1スタンドの圧下の両方を変化させる方法が採用されて
いるが、現在は板厚を精度良く制御するために、第三番
目の方法が一般的である。
【0003】ここで、この第三番目の一般的な方法を、
図5を伴って具体的に説明する。すなわち、複数のスタ
ンドを有する冷延タンデムミル11において、鋼帯10
の張力を測定する張力計40と、その測定値が入力され
スタンドの圧下を制御する圧下制御装置50と、鋼帯の
板厚を検出する板厚計60と、スタンドのロールに回転
駆動力を付与するモータ70と、板厚計60の検出結果
に応じてモータ70に指令を出力する制御装置80とが
それぞれのスタンドに対応して設けられている。そして
第iスタンド20と第i+1スタンド30との間におい
ては、第iスタンド20と第i+1スタンド30との間
の張力計40の測定結果に応じて、圧下制御装置50が
第i+1スタンド30の圧下を制御することで張力を制
御する一方で、第i+1スタンド30出側の板厚計60
の測定値に応じて、制御装置80が第iスタンド20の
モータ70に指令を出してロール周速を制御するように
なっている。
【0004】すなわち、張力計40にて検出された張力
が低めの場合には、鋼帯10の絞りこみが発生する可能
性が高くなるため、第i+1スタンド30の圧下率を小
さくして、第iスタンド20と第i+1スタンド30と
の間の鋼帯1の引っ張りを強くし、第iスタンド20と
第i+1スタンド30との間の張力を高くする。一方、
第iスタンド2と第i+1スタンド3の張力が低めの場
合には、同時に板厚計60にて検出される鋼帯10の板
厚が厚くなるため、制御装置80はモータ70の速度を
下げて第iスタンド20のロール周速を遅め、スタンド
間の張力を高くする。
【0005】また逆に、張力計40にて検出された張力
が高めの場合には、鋼帯10の破断が発生する可能性が
高くなるため、圧下率を高くして、第i+1スタンド3
0下の鋼帯10に負荷をかけ張力を低くする。一方、第
iスタンド20と第i+1スタンド30との間の張力が
高い場合には、第i+1スタンド30出側の板厚計60
にて検出される鋼帯10の板厚が薄くなるため、モータ
70の速度を上げて第iスタンド20のロール周速を早
めて、スタンド間の張力を低くするようにしている。
【0006】このように、第iスタンド2と第i+1ス
タンド30間の張力に応じて第i+1スタンド30の圧
下を制御するとともに、第i+1スタンド30出側の板
厚に応じて第iスタンド20のロール周速を制御するこ
とで、鋼帯の板厚変化に対して第iスタンド20と第i
+1スタンド30との間の張力を適切な範囲に保ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の張力制御方法にあっては、第i+1スタンドの圧下
を制御する張力制御系では、張力が低い場合には圧下を
小さくするため、板厚を厚くする作用があり、また、張
力が高い場合には圧下を大きくして第i+1スタンド下
の鋼帯に圧力をかけるため板厚を薄くする作用がある。
【0008】他方、第iスタンドの周速を制御する張力
制御系では、張力が低い場合には第iスタンドのロール
周速をさらに遅くして、鋼帯を延ばすことにより、板厚
を薄くし、張力が高い場合には第iスタンドのロール周
速を速くし鋼帯の張力を低くして板厚を厚くするように
なっている。したがって、上記圧下による張力制御系と
ロール周速による張力制御とでは、制御開始直後に板厚
に及ぼす影響が逆になるため、たとえば、第iスタンド
と第i+1スタンドのロール周速の比が不良となって、
第iスタンドと第i+1スタンドとの間の張力が変動し
た時などには、ロール周速による制御系が板厚を適性値
に戻そうとしているのに、圧下による張力制御系は、板
厚を最適値から離す方向に作動してしまい、時としてオ
フゲージ等の板厚不良を生じさせることがあった。
【0009】すなわち、例えば第iスタンドと第i+1
スタンドとの間の張力が低くなり、板厚が厚くなったた
め、張力を高くして板厚を薄くさせようとする場合、第
iスタンドのロール周速を遅くして第iスタンドと第i
+1スタンドとの間の鋼帯を延ばそうとするが、同時に
第i+1スタンドの圧下により張力を高くさせようと圧
下制御装置が働いて、ロール周速により充分に板厚が薄
くならない内に、圧下を小さくするため、板厚がさらに
厚くなる傾向となる。
【0010】また、逆に第iスタンドと第i+1スタン
ドの間の張力が高くなり、板厚が薄くなった場合も同様
であり、第iスタンドのロール周速を速くして張力を低
くさせ、板厚を厚くしようとするが、同時に第i+1ス
タンドの圧下が大きくなるため、さらに板厚が薄くなる
傾向となる。尚、このような第iスタンドと第i+1ス
タンドのロール周速の比率の変化により、第iスタンド
と第i+1スタンドとの間の張力が急激に変化するの
は、以下のような場合があげられる。
【0011】1.鋼帯と鋼帯のつなぎ目である溶接点通
過時に、長手側の鋼帯における圧延の張力および圧下の
設定から、次の鋼帯に適した張力および圧下に設定を替
える際に、第iスタンドのロール周速と第i+1スタン
ドのロール周速の比率が変わる。 2.溶接点では鋼帯が他の部分に比べて厚くなるため、
第i−1スタンドを溶接点が通過する際に、スタンドの
噛み込みが生じてモータに負荷がかかるが、その影響は
第iスタンドに対しては大きいが、第i+1スタンドに
対して小さいため、それら周速の比率が変化し張力が正
常時よりも急に高くなる。
【0012】3.鋼帯の前後端の切断または溶接の時
に、第iスタンド入側にて鋼帯が一時的に減速状態とな
る場合には、第iスタンドと第i+1スタンドのロール
周速の比率が一時的に変化する。 4.圧延ラインに連続している酸洗装置側の事情で、鋼
帯が一時的に減速状態となり、第iスタンドと第i+1
スタンドのロール周速の比率が一時的に変化する。
【0013】そこで、本発明は、上記従来技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであり、ロール周
速の変動に起因して生じていたオフゲージ等の不良発生
を確実に防止できるスタンド間の張力制御方法を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、複数N個のスタンドを
有する圧延機のスタンド間の鋼帯の張力を制御する方法
であって、第iスタンド(i=1,2,3,…,N−
1)と第i+1スタンドとの間の鋼帯の張力を制御する
際に、前記第iスタンドの実際のロール周速と前記第i
+1スタンドの実際のロール周速とをそれぞれ検出し、
前記第iスタンドのロール周速の検出値と前記第i+1
スタンドのロール周速の検出値との比、および予め設定
した前記第iスタンドのロール周速の指令値と第i+1
スタンドのロール周速の指令値との比を求めて、それら
前記検出値の比と前記指令値の比との差を指標とし、こ
の指標に基づいて前記第iスタンドと前記第i+1スタ
ンドとの間の鋼帯の張力の制御を行うことを特徴とす
る。
【0015】さらに、請求項2に記載の発明では、前記
指標に基づいて前記第i+1スタンドの圧下を制御する
ことを特徴とする。請求項3に記載の発明では、請求項
2に記載の制御方法に加え、前記第iスタンドのロール
周速の指令値をVi 、前記第i+1スタンドのロール周
速の指令値をVi+1 、前記第iスタンドのロール周速の
検出値をvi 、前記第i+1スタンドのロール周速の検
出値をvi+1 とし、前記検出値の比Cr (=vi /v
i+1 )と前記指令値の比Cg (=Vi /Vi+1 )の差で
ある指標をG1 (=Cr −Cg)とし、前記第iスタン
ドと前記第i+1スタンドとの間の鋼帯の張力tを検出
し、この張力tの変化率Δtが正であって且つ前記指標
1 が正である場合と、前記変化率Δtが負であって且
つ前記指標G1 が負である場合には前記圧下の制御量を
修正し、前記変化率Δtが負であって且つ前記指標G1
が正である場合と、前記変化率Δtが正であって且つ前
記指標G1 が負である場合には前記圧下の制御量を維持
する。
【0016】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の制御方法に加え、前記検出された張力tと、張力t
の目標値Tとの偏差ΔTを求め、この偏差ΔTに前記圧
下の制御量を乗じた値に基づいて、前記第i+1スタン
ドの前記圧下の制御を行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、第iスタンドの実際
のロール周速と第i+1スタンドの実際のロール周速が
検出され、それら検出値の比と前記第iスタンドのロー
ル周速の指令値と第i+1スタンドのロール周速の指令
値との比が求められる。そして、それら検出値の比と指
令値の比との差を指標として、第iスタンドと第i+1
スタンドとの間の張力が制御される。
【0018】したがって、張力が適性な状態にあると、
この状態から上述したような要因により、第iスタンド
と第i+1スタンドのロール周速が変化しても、検出値
の比と指令値の比との比率が変化しなければ、指標には
表れないため、特に積極的な張力制御は実行されない。
しかし、例えば、第iスタンドまたは第i+1スタンド
のロール周速の比率が変化して、第iスタンドと第i+
1スタンドとの間の張力が変化すると、この検出された
実際の第iスタンドのロール周速と実際の第i+1スタ
ンドのロール周速の比が指令値のロール周速の比と異な
ってくるため、前記指標が変化する。そして、この指標
により前記第iスタンドと前記第i+1スタンドとの間
の鋼帯の張力が制御されるのであるが、指標は、第iス
タンドと第i+1スタンドのロール周速の変化が張力を
増加させる方向に働いているか、減少させる方向に働い
ているかを表すから、ロール周速の変化による張力変化
を考慮しつつ、張力制御が実行されることになる。
【0019】請求項2記載の発明では、第iスタンドと
第i+1スタンドとの間の張力が変化すると、前記指標
が変化し、指標により張力を低くする必要がある場合に
は、第i+1スタンドの圧下を大きくし、第i+1スタ
ンド下の鋼帯に圧力をかけるため、張力が低くなる。逆
に指標により張力を高くする必要がある場合には、第i
+1スタンドの圧下を小さくし、第iスタンドと第i+
1スタンドとの間の鋼帯の引っ張りが強くなって、張力
が高くなる。以上指標の変化に基づいて圧下による第i
スタンドと第i+1スタンドとの間の張力制御が行われ
る。
【0020】請求項3記載の発明では、例えば第i+1
スタンドのロール周速が指令の速度より遅くなってv
i+1 <Vi+1 となった場合、第iスタンドと第i+1ス
タンドとの間の張力が低くなる。同時に、検出値の比C
r (vi /vi+1 )が指令値の比Cg (Vi /Vi+1
より大きくなる。このとき第iスタンドと第i+1スタ
ンドとの間の張力が下がるため、張力の変化率Δtは負
となる。そして、第iスタンドおよび第i+1スタンド
のロール周速は指令値のロール周速に修正されるので、
変化率Δtは増加傾向にある。
【0021】しかし、依然として変化率Δtが負の場合
には、第i+1スタンドの圧下の制御量を現状のまま維
持する。したがって、第i+1スタンドの圧下が減少す
ることによる板厚の増加という作用は生じない。この
後、第iスタンドのロール周速により第iスタンドと第
i+1スタンドとの間の張力が高くなり、張力の変化率
Δtが正に転じた後には、積極的に圧下の制御量が修正
される。すなわち、第i+1スタンドの圧下が小に修正
され、第i+1スタンド下の鋼帯の圧力が低くなり、板
厚が厚くなる傾向となるが、張力がさらに高くなり鋼帯
が引っ張られるため、板厚が短時間のうちに最適値に落
ち着く。
【0022】また、例えば、第iスタンドのロール周速
が小さくなってvi+1 >Vi+1 となった場合、第iスタ
ンドと第i+1スタンドとの間の張力が高くなる。した
がって、前記検出値の比Cr が前記指令値の比Cg より
も小さくなる。このとき、第iスタンドと第i+1スタ
ンドとの間の張力が高くなるため、張力の変化率Δtは
正となる。そして、第iスタンドおよび第i+1スタン
ドのロール周速が指令値に修正されるので、変化率Δt
は減少する。
【0023】しかし、依然として変化率Δtが正の場合
は、第i+1スタンドの圧下の制御量を現状のまま維持
する。したがって、第i+1スタンドの圧下が増加する
ことによる板厚の減少という作用は生じない。この後、
第iスタンドのロール周速により第iスタンドと第i+
1スタンドとの間の張力が低くなり、張力の変化率Δt
が負に転じる場合には、板厚制御により板厚が薄くなり
すぎる傾向でないため、積極的に第i+1スタンドの圧
下の制御量が修正される。すなわち、圧下が大に修正さ
れ、第i+1スタンド下の鋼帯の通りが遅くなり、板厚
が薄くなる傾向となるが、張力がさらに低くなり鋼帯に
対する張力が緩むため、板厚が短時間のうちに適性値に
落ち着く。
【0024】特に、請求項4記載の発明では、偏差ΔT
が大きいほど、偏差ΔTに比例して、多く制御量が出力
されるため、張力の戻りが速くなる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例を説明する構成図であ
り、この実施例は本発明に係わるスタンド間張力制御方
法を製鉄業において鋼帯を圧延する冷延タンデムミルの
スタンド間の張力制御方法に適用したものである。
【0026】すなわち、図1に示すように、冷延タンデ
ムミル9には連続的に走行する鋼帯1を圧延する複数の
スタンドS1〜S4が備えられている。いまスタンドS
2とスタンドS3との間の張力制御のみに着目すると、
スタンドS3の出側の鋼帯1の厚さを測定する板厚計2
と、この板厚計2の検出値に基づいてスタンドS2のロ
ール周速を制御する周速制御装置3と、この周速制御装
置3からの指令によりスタンドS2を回転駆動させるモ
ータ4とが設けられている。また、スタンドS2とスタ
ンドS3との間の張力を測定する張力計6が、スタンド
S2とスタンドS3との間に鋼帯1に接して設けられて
いる。そして、スタンドS2のロール周速v2 およびス
タンドS3のロール周速v3 と、張力計6の測定された
張力tによりスタンドS3の圧下を制御する圧下制御装
置7と、この圧下制御装置7の指令によりスタンドS3
の圧下を増減させる圧下調整装置8とが設けられてい
る。
【0027】具体的には、板厚計2は鋼帯1の板厚を測
定して板厚の測定値h3 を周速制御装置3に供給するよ
うになっており、周速制御装置3はこの板厚の測定値h
3 と予め周速制御装置3内に設定された板厚の指令値H
3 とを比較して、板厚の測定値h3 が板厚の指令値H3
より厚いときには、鋼帯1にさらに張力を与えて板厚を
薄くする必要があるので、スタンドS2のロール周速を
遅くするように制御指令をモータ4に出力し、板厚の測
定値h3 が板厚の指令値H3 よりも薄いときには逆にロ
ール周速を速くするように制御指令をモータ4に出力す
るようになっている。この制御指令によりモータ4はス
タンドS2に回転駆動を与えている。
【0028】スタンドS2とスタンドS3は内設された
センサにより、それぞれスタンドS2の実際のロール周
速v2 とスタンドS3の実際のロール周速v3 を、圧下
制御装置7に供給するようになっている。また、張力計
6が測定した張力tも圧下制御装置7に供給されるよう
になっている。そしてこの圧下制御装置7は、供給され
た張力tによりスタンドS2とスタンドS3との間の張
力の変動状態を検知すると共に、実際のロール周速v2
およびロール周速v3 の比と各周速制御装置3内に設定
されているロール周速の指令値としてのロール周速V2
およびロール周速V3 の比とを比較し、圧下の制御量を
出力するようになっている。圧下調整装置8は、この制
御量に従って、スタンドS3の圧下を増減させるように
なっている。
【0029】つまり、圧下制御装置7は、実際にはマイ
クロコンピュータや必要なインタフェース回路等から構
成されているが、機能的には図2に示すように、スタン
ドS2とスタンドS3から入力されるロール周速v2
ロール周速v3 を比較して、その比率である検出値の比
r (ロール周速v2 /ロール周速v3 )を演算する比
率演算部72と、鋼帯1の種類等に応じて予め設定され
ているロール周速V2とロール周速V3 を比較して、そ
の比率である設定値の比Cg (ロール周速V2/ロール
周速V3 )を演算する比率演算部73と、これら検出値
の比Cr と設定値の比Cg とを入力して、その差である
指標G1 を演算する減算器m1とを備えて構成されてい
る。
【0030】一方、張力計6から入力される張力tを例
えば数値微分することによりその変化率Δtを求める変
化率演算部71が設けられていて、この変化率Δtと上
記指標G1 が入力され乗算される乗算器n1が設けられ
ている。この乗算器n1で求められる制御量G2 が関数
発生器74に入力され、この関数発生器74は制御量G
2 が正の間のみその制御量G2 に比例した大きさの圧下
の制御量G3 を出力するようになっている。
【0031】また、張力計6から入力される張力tと、
鋼帯1の種類等に応じて設定されている張力tの目標値
Tとの差を演算し、張力の偏差ΔT(=t−T)を求め
る減算器m2が設けられている。この偏差ΔTと上記圧
下の制御量G3 とを乗じて、圧下の制御指令ΔSを演算
し、圧下調整装置8に出力する乗算器n2が設けられて
いる。
【0032】次に図3のフローチャートおよび、図4の
タイムチャートを伴って、圧下制御装置7によるスタン
ドS2とスタンドS3との間の張力制御を中心に実施例
の動作を説明する。今、スタンドS2とスタンドS3の
ロール周速の設定替えがなされてから充分に時間が経過
したため、図4の時間τ1に示すように、スタンドS2
とスタンドS3との間の張力tが安定し、実際の張力t
と目標値の張力Tがバランスをとって張力偏差ΔTが略
零の状態、板厚の測定値h3 と板厚の目標値H3 が一致
しているため板厚の偏差ΔHが略零の状態であり、ロー
ル周速による張力tの制御が実行されず、スタンドS2
のロール周速の検出値v2 と目標値V2 が一致してお
り、同様にスタンドS3のロール周速の検出値v3 と目
標値V3 が一致しているとする。
【0033】したがって、比率演算部72にて演算され
る検出値の比Cr と、比率演算部73にて演算される目
標値の値Cg が一致し、減算器m1にて演算される指標
1が“0”となる。同時に、張力tが変化しないため
張力tの変化率Δtも“0”となって、乗算器n1にて
指標G1 “0”と変化率Δt“0”とが乗じられて、演
算される制御量G2 が“0”となるため、制御量G3
“0”となる。したがって、制御指令ΔSが出力されな
い。すなわち、図3のステップ101の状態で待機す
る。
【0034】この状態で、スタンドS1が溶接点を噛み
込み、スタンドS1およびスタンドS2に負荷がかか
り、スタンドS2のロール周速が小さくなった場合、ス
タンドS2のロール周速v2 が指令値のロール周速V2
より遅くなる。したがって、スタンドS3のロールによ
り鋼帯1が引っ張られるため、スタンドS2とスタンド
S3との間の張力が急激に高くなる。このとき、変化率
演算部71にて検出された張力tが数値微分されて、演
算される張力の変化率Δtが正となる。
【0035】また一方で、スタンドS2が指令値のロー
ル周速V2 を出せない場合、v2 /v3 の分子が小さく
なるため、検出値の比Cr が指令値の比Cg より小さく
なる(ステップ101〜ステップ102)。そして、減
算器m1にて検出値の比Cr から指令値の比Cg が減じ
られ、指標G1 が負となる。この指標G1 が負であり、
変化率Δtが正であるため、乗算器n1が出力する制御
量G2 が負となる。その後、制御量G2 が負であるた
め、関数発生器74にて、制御量G3 が“0”となる。
【0036】同時に、張力計6にて検出される張力tと
実際の張力の目標値Tより高くなるため、図4の時間τ
2に示すように、乗算器m2にて算出される張力の偏差
ΔTが急激に正の方向に高くなる。この偏差ΔTと制御
量G3 が乗算器n2にて乗じられるが、制御量G3
“0”であるため、制御指令ΔSが圧下調整装置8に出
力されない。
【0037】このとき、張力tが鋼帯1の板厚に作用し
て、鋼帯1が引っ張られ薄くなるため、板厚計2にて検
出される板厚の測定値h3 が急激に低くなる。したがっ
て、板厚の偏差ΔHが急激に低くなり(図4のτ2)、
板厚計2により検出されて、スタンドS2の周速制御装
置3によりロール周速を上げる制御がなされる。その
後、張力tの変化率Δtが変化率演算部71にて演算さ
れ、出力が“Δt>0”の状態を維持している場合は、
ロール周速による張力制御が充分に効いていないため、
そのままの状態を保つ。しかし、ロール周速による張力
制御により張力tが低目の傾向になり、変化率演算部7
1にて数値微分される張力の変化率Δtが負に転じると
(ステップ104)、指標G1 は負であるため、乗算器
n1にて演算される制御量G2 が正になる。したがっ
て、関数発生器74にて制御量G3 が制御量G2 に比例
して大きさで出力される。
【0038】また一方で、減算器m2で求められる張力
の偏差ΔTは、張力tが依然として正常の値まで戻って
いないため、張力tが目標値張力Tより大きく偏差ΔT
は正の状態であり(図4のτ3)、制御量G3 が正であ
るから、乗算器n2にて乗算される制御指令ΔSが正と
なる(ステップ105〜ステップ106)。すなわち、
スタンドS2とスタンドS3との間の張力をスタンドS
3下の圧下によりさらに低くするために、圧下調整装置
8に対して制御指令ΔSを出力し、制御量G3 および偏
差ΔTに比例して圧下を大きくする。これにより、時間
τ3以降、ロール周速による張力制御のみでなく、圧下
による張力制御が行われるため、張力tの偏差ΔTが急
激に適性値に落ち着く。
【0039】なお、このとき圧下を大きくすることによ
って板厚が薄くなろうとするが、時間τ3においては張
力tが充分下がっているため、さらに板厚を薄くする作
用が生じない。そして、張力tの偏差ΔT、板厚の偏差
ΔHが“0”の状態に落ち着き、したがってロール周速
による張力tの制御が特に行われない状態であり、スタ
ンドS2のロール周速の検出値v2 と目標値V2 が一致
しており、同様にスタンドS3のロール周速の検出値v
3 と目標値V3 が一致している。比率演算部72にて演
算される検出値の比Cr と、比率演算部73にて演算さ
れる目標値の値Cg が一致してそのままの圧下を維持す
る(ステップ101)。
【0040】この状態で、例えば溶接点通過に伴い、鋼
帯1が変わって再び設定替えがなされたとする。このと
き各ロール周速が変わって、スタンドS3の圧下が不足
したためにスタンドS3のロール周速v3 が指令値のロ
ール周速V3 を出せない場合、v2 /v3 の分母が小さ
くなるため、検出値の比Cr が指令値の比Cg より大き
くなる(ステップ101〜ステップ102)。
【0041】このとき、スタンドS2とスタンドS3と
の間の張力が急激にさがるため、変化率演算部71にて
数値微分される張力tの変化率Δtが負となる。そし
て、減算器m1にて検出値の比Cr から指令値の比Cg
が減じられ、指標G1 が正となる。この指標G1 が正で
あり、変化率Δtが負であるため、乗算器n1が出力す
る制御量G2 が負となる。その後、制御量G2 が負であ
るため、関数発生器74にて、制御量G3 が“0”とな
る。
【0042】同時に、張力計6にて検出される張力tと
実際の張力の目標値Tより低くなるため、図4の時間τ
4に示すように、乗算器m2にて算出される張力の偏差
ΔTが急激に負の方向に高くなる。この偏差ΔTと制御
量G3 が乗算器n2にて乗じられるが、制御量G3
“0”であるため、制御指令ΔSが圧下調整装置8に出
力されない。
【0043】このとき、張力tが鋼帯1の板厚に作用し
て、鋼帯1が厚くなるため、板厚計2にて検出される板
厚の測定値h3 が急激に高くなる。したがって、板厚の
偏差ΔHが急激に高くなり(図4のτ4)、板厚計2に
より検出されて、スタンドS2の周速制御装置3により
ロール周速を下げる制御がなされる。その後、張力tの
変化率Δtが変化率演算部71にて演算され、変化率Δ
tが負の状態を維持している場合は、ロール周速による
張力制御が充分に効いていないため、そのままの状態を
保つ(ステップ104)。しかし、ロール周速による張
力制御により張力tが高目の傾向になり、変化率演算部
71にて数値微分される張力の変化率Δtが正に転じる
と(ステップ104〜ステップ105)、指標G1 は正
であるため、乗算器n1にて演算される制御量G2 が正
になる。したがって、関数発生器74にて制御量G3
制御量G2 に比例した大きさで出力される。
【0044】また一方で、減算器m2で求められる張力
の偏差ΔTは、張力tが依然として正常の値まで戻って
いないため、検出値張力tが目標値張力Tより小さく、
偏差ΔTが負の状態であり(時間τ5)、制御量G3
正であるから、乗算器n2にて乗算される制御指令ΔS
が負となる(ステップ105〜ステップ106)。すな
わち、スタンドS2とスタンドS3との間の張力をスタ
ンドS3下の圧下によりさらに高くするために、圧下調
整装置8に対して制御指令ΔSを出力し、制御量G3
よび偏差ΔTに比例して、圧下を小さくする。これによ
り、時間τ5以降、ロール周速による張力制御のみでな
く、圧下による張力制御が行われるため、張力tの偏差
ΔTが急激に適性値に落ち着く。
【0045】なお、このとき圧下が小さくなることによ
って板厚が厚くなろうとするが、時間τ5において張力
tが充分上がっているため、鋼帯1が引っ張られるた
め、さらに板厚を厚くする作用が生じず、時間τ5以降
張力の偏差ΔTおよび板厚の偏差ΔHともに急激に正常
な値に落ち着く。以上に説明したように、指標G1 は、
スタンドS2およびスタンドS3の検出値のロール周速
の変化が、張力を増加させているか減少させているかを
示すから、この指標G1 に基づいて圧下制御を行うと、
適切なタイミングで圧下を増減することができるのであ
る。
【0046】さらに、張力の変化率Δtは、ロール周速
による張力制御が充分に効いているか否かを示すもので
あり、スタンド間の張力制御によって張力の変化率Δt
が正常の方向に戻り始めるまで、すなわち、ロール周速
による張力制御が充分に板厚の制御に効力を示すまで、
圧下による張力制御を実行しないこととした。したがっ
て、張力偏差ΔTの戻りが若干遅くなるが、圧下の増減
によって板厚を悪化方向に作用させることを確実に防止
できるから、オフゲージ等の板厚不良の発生をなくすこ
とができる。つまり、張力制御のみに着目すれば従来に
比べて若干精度が低下するのであるが、結果として板厚
が悪化するという作用を抑えることができるから、製品
としての鋼帯に不良が発生する可能性が低減され、歩留
り等の向上が図られるのである。
【0047】また、圧下の制御量G2 は張力の変化率Δ
tに比例しているため、変化率Δtが大きければ圧下修
正が大きくなるから、張力を迅速に正常値に戻すことが
可能となる。そして、制御指令ΔSは、張力の偏差ΔT
と制御量G3 を乗じて演算されるため、張力増減の方向
が制御量G3 の正負により適切に定まるとともに、偏差
ΔT又は制御量G3 が大きい程それに比例して制御指令
ΔSによる圧下の増減が大きくなるから、圧下制御によ
る張力制御が実行される状況になれば、張力は速やかに
復帰する。
【0048】なお、制御量G3 の設定は圧下の設定と同
じく、板の材質、板厚、板幅、板とスタンドの摩擦計
数、圧下率等のパラメータにより、経験的に決定するこ
とができる。さらに、本発明の実施例では、圧下制御装
置7での圧下制御をマイコン等を用いてソフトウェアに
て実現した場合を説明したが、これに限定するものでは
なく、例えばアナログ回路でハードウェアにて実現する
ことも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に係る
圧延機のスタンド間張力制御方法によれば、第iスタン
ドと第i+1スタンドの実際のロール周速の比と指令値
の比が求められ、それら検出値の比と指令値の比との差
を指標として、第iスタンドと第i+1スタンドとの間
の張力が制御されることとしたため、ロール周速の変化
による張力変化を考慮しつつ、適切なタイミングで張力
制御が実行されるという効果がある。
【0050】請求項2に係る圧延機にスタンド間張力制
御方法によれば、圧下による張力制御を適切に行いなが
ら、第iスタンドと第i+1スタンドとの間の張力制御
が実行されることが可能となった。請求項3に係る圧延
機にスタンド間張力制御方法によれば、さらに張力の変
化率Δtを適宜参照しつつ、圧下の制御量の出力を行う
ようにしたため、ロール周速の制御が充分に効く前に第
i+1スタンドの圧下が増減することがないから、板厚
が悪化するという作用を確実に防ぐことができるという
効果がある。
【0051】請求項4に係る圧延機にスタンド間張力制
御方法によれば、偏差ΔTが大きいほど、大きな制御量
が出力されるため、圧下の制御量が出力される状況にな
れば、張力が速やかに戻るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】圧下制御装置の構成を説明するブロック図であ
る。
【図3】圧下制御の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本発明の実施例の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図5】従来の張力制御方法を示す構成図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 板厚計 3 周速制御装置 4 モータ 5 モータ 6 張力計 7 圧下制御装置 8 圧下調整装置 S1〜S4 スタンド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数N個のスタンドを有する圧延機のス
    タンド間の鋼帯の張力を制御する方法であって、第iス
    タンド(i=1,2,3,…,N−1)と第i+1スタ
    ンドとの間の鋼帯の張力を制御する際に、前記第iスタ
    ンドの実際のロール周速と前記第i+1スタンドの実際
    のロール周速とをそれぞれ検出し、前記第iスタンドの
    前記ロール周速の検出値と前記第i+1スタンドの前記
    ロール周速の検出値との比、および前記第iスタンドの
    ロール周速の指令値と第i+1スタンドのロール周速の
    指令値との比を求めて、それら前記検出値の比と前記指
    令値の比との差を指標とし、この指標に基づいて前記第
    iスタンドと前記第i+1スタンドとの間の鋼帯の張力
    の制御を行うことを特徴とした圧延機のスタンド間張力
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記指標に基づいて前記第i+1スタン
    ドの圧下を制御する請求項1記載の圧延機のスタンド間
    張力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第iスタンドのロール周速の指令値
    をVi 、前記第i+1スタンドのロール周速の指令値を
    i+1 、前記第iスタンドのロール周速の検出値を
    i 、前記第i+1スタンドのロール周速の検出値をv
    i+1 とし、前記検出値の比Cr (=vi /vi+1 )と前
    記指令値の比Cg (=Vi /Vi+1 )の差である指標を
    1 (=Cr −Cg )とし、前記第iスタンドと前記第
    i+1スタンドとの間の鋼帯の張力tを検出し、この張
    力tの変化率Δtが正であって且つ前記指標G1 が正で
    ある場合と、前記変化率Δtが負であって且つ前記指標
    1 が負である場合には前記圧下の制御量を修正し、前
    記変化率Δtが負であって且つ前記指標G1 が正である
    場合と、前記変化率Δtが正であって且つ前記指標G1
    が負である場合には前記圧下の制御量を維持する請求項
    2記載の圧延機のスタンド間張力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記検出された張力tと、張力tの目標
    値Tとの偏差ΔTを求め、この偏差ΔTに前記圧下の制
    御量を乗じた値に基づいて、前記第i+1スタンドの前
    記圧下の制御を行うことを特徴とする請求項3記載の圧
    延機のスタンド間張力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107999537A (zh) * 2018-01-17 2018-05-08 般若涅利(北京)装备技术有限公司 一种抑制辊压后电池极片厚度反弹的装置及相应的方法

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CN107999537A (zh) * 2018-01-17 2018-05-08 般若涅利(北京)装备技术有限公司 一种抑制辊压后电池极片厚度反弹的装置及相应的方法

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