JPH0722268B2 - 衛星中継器モニタ装置 - Google Patents

衛星中継器モニタ装置

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JPH0722268B2
JPH0722268B2 JP63182055A JP18205588A JPH0722268B2 JP H0722268 B2 JPH0722268 B2 JP H0722268B2 JP 63182055 A JP63182055 A JP 63182055A JP 18205588 A JP18205588 A JP 18205588A JP H0722268 B2 JPH0722268 B2 JP H0722268B2
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JP
Japan
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repeater
satellite
signal
modulation
carrier
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JP63182055A
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好孜 町野
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、衛星中継器の特性を地上から測定する衛星
中継器モニタ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えばIEEE PROCEEDING VOL.134,Pt.F,No.5,AU
GUST 1987に発表された従来の衛星中継器モニタ装置の
一部を示したものであり、図において、1はAM変調器、
2はキャリア信号となるIF信号を発生するIF信号発生
器、3はIF信号発生器2のキャリア信号にAM変調を行う
ためのAM変調信号発生器、4は被変調IF信号をRF信号に
変換するアップコンバータ、5はRF信号を増幅するハイ
パワー増幅器、6は送受信アンテナ、7は特性を測定し
ようとしている衛星、8は衛星7から送られてくる微弱
電波を増幅する低雑音増幅器、9は受信したRF信号をIF
信号に変換するダウンコンバータ、10は送信した被AM変
調波を復調するAM復調器、11は復調されたAM信号成分を
モニタするモニタ装置である。
次に動作について説明する。衛星中継器の入出力特性測
定においてAM変調器1にはIF信号発生器2からのIF信号
と変調信号となるAM変調信号発生器3からのベースバン
ド信号が入力する。このAM変調器1から出力される被変
調波はアップコンバータ4によりIF信号からRF信号に変
換され、さらにTWTA等のハイパワー増幅器5により増幅
され、送受信アンテナ6を経由して衛星7へ送出され
る。
衛星7には地球局からの送信電波を受信し増幅し、さら
にその電波を地球局へ送信するための送受信アンテナ及
び中継器が搭載されている。この衛星に搭載されている
中継器の特性の1つに入出力特性があり、これを測定す
ることにより中継器がその寿命期間にわたり、規定の送
信電力で電波を送信していることを確認するものであ
る。通常この測定は衛星を管理している管制局が行い現
在使用していない中継器に対してその中継器の帯域内の
任意の周波数のRFキャリアを送信し、その送信レベルを
中継器が飽和するまで徐々に増加してゆき、中継器の入
力電力の増加に対し出力電力の増加が零となった点をそ
の中継器の飽和点とする。通常はこの飽和点における衛
星入力側の飽和電力束密度、出力側の飽和EIRP(Effect
ive Isotropically Radiated Power;実効放射電力)を
測定する。前者は飽和を示した時の地球局送信レベルか
ら求め、後者は同じ飽和を示したときの地球局受信レベ
ルから逆算により求める。
衛星で折り返された信号は地球局の送受信アンテナ6へ
入り低雑音増幅器8で増幅され、ダウンコンバータ9で
RF信号からIF信号への変換が行われ、さらにAM復調器10
で復調信号が取り出され、この復調信号がモニタ装置11
で測定されたり、波形の形で画面に映し出される。
衛星へのAM被変調波の送出レベルを増加してゆくと、第
4図に示す様に、地球局からの送信電力レベルが中継器
の入出力特性の直線領域にある場合の地球局受信波のス
ペクトラムは同図下に示す様に、AM変調による側帯波を
有している。送出レベルをさらに増加してゆくと中継器
は飽和領域へ入り、AM変調による側帯波は中継器の飽和
特性のため消失する。さらに送信レベルを上げてゆくと
中継器は過飽和となり再度側帯波が現れる。よって受信
局側でこの側帯波あるいは復調波形を観測していると中
継器の飽和点でその側帯波あるいは復調波の振幅は最小
を示す。これにより中継器の飽和点が検出でき、このと
きの地球局送信電力レベルから飽和電力束密度が、ま
た、受信レベルからの飽和EIRPが求まる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の衛星中継器モニタ装置による中継器の入出力特性
測定においては、衛星中継器を飽和領域で動作させるよ
うにしているが、周波数帯によっては地上電力束密度の
制約から中継器を飽和領域で動作させることができない
場合が発生する。特に地上のマイクロ回線等でその周波
数帯がすでに使われているものについてはそれへの干渉
のため地上電力束密度は低く抑えられ、このため、従
来、中継器の入出力特性の測定方法として用いられてき
たAM変調方式はキャリア成分の電力束密度が高いため使
えないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、地上電力束密度の制約の厳しい周波数帯にお
いても中継器を飽和領域まで動作させ、しかも従来から
行ってきたAM被変調波により衛星中継器の飽和点の検出
を行うことができる衛星中継器モニタ装置を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る衛星中継器モニタ装置は、IFキャリア信
号に対し対称三角波によりFM変調してエネルギー拡散を
行い、さらにこのFM被変調波をAM変調し、これをRF信号
に変換して衛星へ送信し、衛星中継器を経由した信号を
受信してIF信号に変換した後、AM復調器及び中心周波数
がAM変調信号周波数に等しい帯域フィルタを通し、これ
をモニタ装置へ出力するようにしたものである。
〔作用〕
この発明における衛星中継器モニタ装置では、まず地上
電力束密度の制約を解決するためにキャリアを対称三角
波でFM変調することによりエネルギー拡散を行い、AM被
変調波を得るためにAM変調を行い、さらに復調後に帯域
フィルタを挿入することによりAM変調信号成分をエネル
ギー拡散のための対称三角波成分から分離し、AM変調信
号成分のみを取り出しモニタへ出力する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、12はエネルギー拡散を行うためのFM変調
器、13はFM変調器12に入力するFM変調信号発生器、14は
AM復調後、AM変調信号成分をFM変調信号成分から分離す
るための帯域フィルタである。
次に動作について説明する。FM変調信号発生器13から対
称三角波を出力し、FM変調器12のベースバンド入力端子
に接続する。これによりFM変調器12内部のIFキャリアは
FM変調信号によりFM変調される。ここで対称三角波でFM
変調を行うのはキャリアを周波数軸上で振幅が一定とな
る様拡散するためである。このFM被変調波は次のAM変調
器1でAM変調される。一般にこのAM変調の変調指数は小
さく5〜15%程度である。これによりエネルギーが拡散
されるとともにAM変調を行うことにより飽和特性の測定
が行いやすくなる。この飽和特性測定でAM被変調波が用
いられるのは無変調に比べ電波の伝搬における損失の変
動等の影響を受けにくいことによる。つまり伝搬路でフ
ェージング等によるレベルの変動が発生してもAM変調に
よる波形は保存されるため飽和点を見出しやすいことに
よる。
衛星中継器を経由した被変調キャリアは地球局で受信し
た後ダウンコンバータ9でIF帯に変換されAM復調器10で
復調される。この復調器10によりAM変調信号成分のみ取
り出すためにこのAM変調信号周波数に相当する帯域フィ
ルタ14を通すことによりエネルギー拡散のためのFM変調
信号成分及びキャリア成分が除かれる。この後AM変調信
号成分がモニタされ、従来同様衛星中継器の飽和点でこ
のAM復調信号振幅は最小を示す。
衛星へのFM−AM被変調波の送出レベルを増加してゆく
と、第2図に示す様に地球局からの送信レベルが中継器
の入出力特性の直線領域にある場合の地球局受信波のス
ペクトラムは第2図の下に示す様にFM変調によるスペク
トラム拡散AとAM変調による側帯波Bが拡散された形で
見える。送出レベルをさらに増加してゆくと中継器は飽
和領域に入り、AM変調による側帯波は中継器の飽和特性
のため消失する。さらに送信レベルを上げてゆくと中継
器は過飽和となり再度側帯波Bが拡散した形で現れる。
よって受信局側でこの側帯波あるいは復調波形を観測し
ていると中継器の飽和点でその側帯波あるいは復調波は
最小を示す。これにより中継器の飽和点が検出でき、こ
のときの地球局送信電力レベルから飽和電力束密度が、
また受信レベルから飽和EIRPが求まる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、FM変調器の後にAM変
調器を接続しさらに受信側で帯域フィルタにより必要と
するAM変調信号成分のみを取り出すように構成したの
で、地上電力束密度の厳しい周波数帯においても衛星中
継器の飽和特性が測定でき、かつAM変調も同時に行うこ
とにより衛星中継器の飽和点の検出が容易に行える効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による衛星中継器モニタ装
置を示すブロック図、第2図はこの発明の一実施例によ
る衛星中継器の入出力特性の各領域に対する地球局受信
被変調波スペクトラムを示す図、第3図は従来の衛星中
継器モニタ装置を示すブロック図、第4図は従来の衛星
中継器の入出力特性の各領域に対する地球局受信被変調
波スペクトラムを示す図である。 1はAM変調器、2はIF信号発生器、3はAM信号発生器、
4はアップコンバータ、5はハイパワー増幅器、6は送
受信アンテナ、7は衛星、8は低雑音増幅器、9はダウ
ンコンバータ、10はAM復調器、11はモニタ装置、12はFM
変調器、13はFM変調信号発生器、14は帯域フィルタであ
る。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星中継器の飽和特性を測定するための衛
    星中継器モニタ装置において、 キャリアをFM変調しさらにAM変調するFM変調器およびAM
    変調器と、 このキャリアを衛星へ送信し中継器を経由したキャリア
    を受信し、これをAM復調するAM復調器と、 該AM復調後のAM変調信号成分を取り出す帯域フィルタと
    を備えたことを特徴とする衛星中継器モニタ装置。
JP63182055A 1988-07-21 1988-07-21 衛星中継器モニタ装置 Expired - Lifetime JPH0722268B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP63182055A JPH0722268B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 衛星中継器モニタ装置

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JP63182055A JPH0722268B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 衛星中継器モニタ装置

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JPH0231528A JPH0231528A (ja) 1990-02-01
JPH0722268B2 true JPH0722268B2 (ja) 1995-03-08

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ID=16111553

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JP63182055A Expired - Lifetime JPH0722268B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 衛星中継器モニタ装置

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JPH0231528A (ja) 1990-02-01

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