JPH07222470A - 誘導電動機の始動方法 - Google Patents

誘導電動機の始動方法

Info

Publication number
JPH07222470A
JPH07222470A JP688394A JP688394A JPH07222470A JP H07222470 A JPH07222470 A JP H07222470A JP 688394 A JP688394 A JP 688394A JP 688394 A JP688394 A JP 688394A JP H07222470 A JPH07222470 A JP H07222470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
voltage
induction motor
starting
rated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP688394A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Sato
藤 直 人 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC Manufacturing
TAIYO ELECTRIC Manufacturing CO Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC Manufacturing
TAIYO ELECTRIC Manufacturing CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO ELECTRIC Manufacturing, TAIYO ELECTRIC Manufacturing CO Ltd filed Critical TAIYO ELECTRIC Manufacturing
Priority to JP688394A priority Critical patent/JPH07222470A/ja
Publication of JPH07222470A publication Critical patent/JPH07222470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型・軽量で低コストで実施しうる誘導電動
機の始動方法を提供すること。 【構成】 始動対象の誘導電動機(3)にそれとほぼ同
一容量の発電機(2)を無励磁状態で電気的に接続し、
ほぼ定格回転の発電機(2)の励磁電流を徐々に増加
し、発電機(2)の電圧を定格値よりも低い所定値まで
ソフトに立ち上げ、始動電流の立ち下がりの後、発電機
電圧を徐々に定格値にまで上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の始動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に誘導電動機を始動する場合、特に
全電圧始動方式によって始動する場合には、定格電流よ
りも大きな始動電流が流れるので、これを抑えるために
種々の始動方式ないし始動装置が提案されている。その
典型的なものに、スターデルタ始動方式や、始動補償器
方式、リアクトル始動方式などがある。これらの始動方
式には、いずれにしてもかなり大きな始動装置を必要と
し、電動装置全体としてのコストおよび設置空間に占め
る始動装置の割合も大きなものになってくる。
【0003】従来、小型船舶、例えば砂利採取船におい
ても、サンドポンプを駆動するための誘導電動機を始動
するために、リアクトル始動方式等が採用されている。
この方式においては、発電機と電動機との間に、遮断器
を含む発電機盤、並びに始動用リアクトル・抵抗および
その短絡用開閉器などを含む減電圧始動盤を備えてい
る。
【0004】図3はそのような従来の始動運転装置の一
例を示すものである。ここには、基本的には発電機
(G)2の出力電圧により誘導電動機(M)3を運転駆
動するシステムが示されている。誘導電動機3には例え
ばサンドポンプ(P)4が直結されているものとする。
発電機2の出力電圧は励磁巻線2Aに励磁装置10から
供給される励磁電流に依存して決定される。励磁装置1
0は自動電圧調整器(AVR)11を含んでおり、変圧
器12を介して検出される発電機出力電圧が所定値とな
るように整流器13を介して励磁巻線2Aに励磁電流を
供給する。発電機2の出力側には発電機盤20が設けら
れる。発電機盤20には、それぞれ主電流回路に接続さ
れた主電流開閉用の遮断器21、変圧器22および変流
器23が含まれており、変圧器22には電圧計(V)2
4および周波数計(Hz)25が接続され、変流器23
には電流計(A)26が接続されている。この発電機盤
20と誘導電動機3との間に、減電圧始動盤30が設け
られている。減電圧始動盤30においては遮断器31、
始動リアクトル32、可変始動抵抗器33、短絡用開閉
器34A,34Bおよび変流器35が主電流回路中に設
けられている。そのほかに変圧器36が含まれており、
変圧器36に電圧計(V)37および電力計(W)38
の電圧コイルが接続され、さらに変流器35に電流計
(A)39および電力計38の電流コイルが接続されて
いる。各開閉器34A,34Bは運転シーケンス40に
より所定のシーケンスに従って開閉制御される。
【0005】この始動運転装置を用いて誘導電動機3を
始動する場合、まず励磁装置10を用いて発電機2にほ
ぼ定格周波数・定格電圧を発生させ、開閉器34A,3
4Bを開いた状態で遮断器21,31を閉じることによ
り、発電機2の出力電圧を、始動リアクトル32および
始動抵抗器33を介して誘導電動機3に印加する。これ
により、誘導電動機3には始動リアクトル32および始
動抵抗器33により低減された始動電圧が印加され、抑
制された電流が流れることになる。この抑制された始動
電流により誘導電動機3が始動し、電動機電流がほぼ一
定値に達した頃合を見計らって運転シーケンス40を介
して開閉器34A,34Bを操作してリアクトル32お
よび抵抗器33を短絡し、最終的に誘導電動機3に発電
機2の全電圧を印加して電動機電流が安定したところで
始動過程を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の小型船舶、特に
例えば砂利採取船においては、一面では居住性の向上を
図るため各種機器の小型・軽量化が強く要求されると共
に、他面では信頼性を損うことなしに低価格で提供する
ことを要求されることが多くなっている。そのような要
求に対し、図3を参照して説明した従来の始動運転装置
では、遮断器21を含む発電機盤20、並びに始動用リ
アクトル32・抵抗33およびその短絡用開閉器34
A,34B並びに遮断器31を含む減電圧始動盤30を
備えているので、かなり大型化してしまい、到底、上記
要求に応えることはできない。
【0007】従って本発明の目的は、小型・軽量で低コ
ストで実施しうる誘導電動機の始動方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、誘導電動機の駆動電源としてその誘導電動
機にそれとほぼ同一容量の発電機を無励磁状態で電気的
に接続し、ほぼ定格回転の発電機の励磁電流を徐々に増
加させて電圧を定格値よりも低い所定値にまでソフトに
立ち上げ、電動機回転に伴う始動電流の立ち下がりの
後、発電機電圧を徐々に定格値にまで上昇させることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の始動方法によれば、従来必要とした減
電圧始動盤を備えることなく、発電機の電圧制御によ
り、それによって駆動される誘導電動機をいわゆるソフ
トスタートで円滑に始動させることができる。
【0010】
【実施例】図2は本発明の始動方法を実施するための装
置を示すものである。
【0011】図2において、図3のものと同一の、また
は対応する回路要素には同一の符号を付して個々の説明
は省略する。図2の装置においては、ポンプ(P)4を
直結した始動対象の誘導電動機(M)3と、これとほぼ
同一容量の発電機(G)2が備えられ、発電機2と誘導
電動機3との間に発電機盤50が設けられている。ここ
では、発電機2と誘導電動機3との間は、発電機盤50
に含まれる遮断器21および変流器35のみを介して接
続されている。変圧器22、電圧計24、周波数計2
5、変流器35、電流計39および電力計38はそれぞ
れ図3に示したものと何ら変わりが無く、また、これら
は始動運転制御に直接には何の関わりもない。発電機盤
50にはほかに変圧器12,51、固定接点a(始動位
置接点),b(遊び接点),c(定常運転位置接点)を
含む切換スイッチ52、自動電圧調整器(AVR)1
1、電圧設定器53および運転シーケンス54が設けら
れている。切換スイッチ52の固定接点aには補助電源
から変圧器51を介して初期励磁用補助電圧が供給さ
れ、固定接点cには変圧器12によって得られた発電機
2の出力電圧が入力される。
【0012】図2の装置における誘導電動機3の始動は
次のようにして行われる。
【0013】まず、遮断器21が開かれた状態で切換ス
イッチ52が固定接点bの位置にあることを確認する。
この開閉状態の下で発電機2を無励磁でほぼ定格回転運
転する(図1:時間“0”)。次に、遮断器21を投入
し発電機2を誘導電動機3に接続し、切換スイッチ52
を固定接点aの位置に切換える。
【0014】次に自動電圧調整器11を始動させ、整流
器13を介して発電機2の励磁巻線2Aに励磁電流をゼ
ロから徐々に増加させながら供給し、発電機2の電圧
を、電圧設定器53により予め設定した電圧値、例えば
定格電圧の70%までソフトに立ち上げる(図1:特性
線G1,G2)。このようにして立ち上げられた電圧は
誘導電動機3に直接印加され、それに伴い誘導電動機3
に電流が流れる(図1:特性線M1,M2)。この状態
を所定時間、すなわち誘導電動機3が始動して始動電流
が減少するところ(図1:特性線M3)まで継続する。
【0015】一定時間経過し、誘導電動機3の電流が減
少したところ(図1:特性線M3,M4)で、運転シー
ケンス54および電圧設定器53を介して発電機2の電
圧を徐々に定格値にまで上昇させる(図1:特性線G
3,G4)。これに伴い誘導電動機3がほぼ定格回転速
度に達する。この後、切換スイッチ52を固定接点cの
位置に切換える。この切換により、発電機2は自己の出
力電圧を電源としつつ帰還電圧として自動電圧調整器1
1により定格電圧運転に入り、それに伴って誘導電動機
3も定格運転状態に達し、ここに誘導電動機3の始動完
了となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、図2および図3の比較
からも良く認めうるように、小型・軽量で低コストの装
置のもとで誘導電動機を始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の始動方法を説明するための線図。
【図2】本発明の始動方法を実施する装置の回路図。
【図3】従来の始動方法を実施する装置の回路図。
【符号の説明】
2 発電機 2A 励磁巻線 3 誘導電動機 11 自動電圧調整器 12,51 変圧器 21 遮断器 50 発電機盤 52 切換スイッチ 53 電圧設定器 54 運転シーケンス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導電動機の駆動電源としてその誘導電動
    機にそれとほぼ同一容量の発電機を無励磁状態で電気的
    に接続し、ほぼ定格回転の発電機の励磁電流を徐々に増
    加させて電圧を定格値よりも低い所定値にまでソフトに
    立ち上げ、電動機回転に伴う始動電流の立ち下がりの
    後、発電機電圧を徐々に定格値にまで上昇させることを
    特徴とする、誘導電動機の始動方法。
JP688394A 1994-01-26 1994-01-26 誘導電動機の始動方法 Pending JPH07222470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP688394A JPH07222470A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 誘導電動機の始動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP688394A JPH07222470A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 誘導電動機の始動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222470A true JPH07222470A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11650638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP688394A Pending JPH07222470A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 誘導電動機の始動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222470A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240450A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Yanmar Co Ltd 船舶用電気推進装置
JP2008187763A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Fuji Electric Systems Co Ltd 誘導電動機の始動方法、及び駆動回路
JP2009520453A (ja) * 2005-12-20 2009-05-21 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 電動機の制御方法および装置
CN109450296A (zh) * 2018-11-07 2019-03-08 大禹电气科技股份有限公司 过程升压式自耦变压器起动装置及起动方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240450A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Yanmar Co Ltd 船舶用電気推進装置
JP4664094B2 (ja) * 2005-03-02 2011-04-06 ヤンマー株式会社 船舶用電気推進装置
JP2009520453A (ja) * 2005-12-20 2009-05-21 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 電動機の制御方法および装置
US8653775B2 (en) 2005-12-20 2014-02-18 Robert Bosch Gmbh Method and device for controlling an electric motor
JP2008187763A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Fuji Electric Systems Co Ltd 誘導電動機の始動方法、及び駆動回路
CN109450296A (zh) * 2018-11-07 2019-03-08 大禹电气科技股份有限公司 过程升压式自耦变压器起动装置及起动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU626774B2 (en) Induction motor
JPH07222470A (ja) 誘導電動機の始動方法
US20050200336A1 (en) Method for acceleration of a shaft run, as well as an apparatus for carrying out the method
US5148093A (en) System for controlling AC excited synchronous machine
CN101064490A (zh) 与滑环式电机相关的方法和配置
JPH06253594A (ja) 巻線切替式モータの制御装置
JPH05344778A (ja) Dcモータ
JPH09233896A (ja) 船舶用発電システムの負荷起動方法
JP3508147B2 (ja) 水車用負荷ガバナ装置
KR100492758B1 (ko) 하이브리드 모터 스타터의 정지 제어회로
US5412298A (en) Motor control circuit having series or compound excitation during starting and shunt excitation during normal running
JP2008043018A (ja) 三相電動機の始動装置
JP3407778B2 (ja) 電動機の速度制御装置
JPH06284657A (ja) 誘導発電機
JP2003134864A (ja) 電動送風機の起動電流抑制装置
JPH07154999A (ja) 揚水発電電動機の制御装置
JP2000014197A (ja) 同期発電機の同期化装置及びその同期投入方法
JP2002171777A (ja) 三相誘導電動機のスターデルタ始動装置及び同機のスターデルタ始動法
JP2601869B2 (ja) 巻線形誘導機の電流制御装置
JPH03222683A (ja) 誘導電動機の始動装置
KR940000941Y1 (ko) Fdd용 모터의 구동회로
KR20000049081A (ko) 진공 펌프용 구동 장치
JPH0724466B2 (ja) 交流電動機の始動方法
JPH08149895A (ja) 負荷転流型インバータ起動発電システム
JPH0544625A (ja) 可変速揚水発電装置