JPH0722242Y2 - 内視鏡の処置具挿通用アダプター - Google Patents

内視鏡の処置具挿通用アダプター

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JPH0722242Y2
JPH0722242Y2 JP1989001034U JP103489U JPH0722242Y2 JP H0722242 Y2 JPH0722242 Y2 JP H0722242Y2 JP 1989001034 U JP1989001034 U JP 1989001034U JP 103489 U JP103489 U JP 103489U JP H0722242 Y2 JPH0722242 Y2 JP H0722242Y2
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JP
Japan
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instrument insertion
adapter
inlet
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JP1989001034U
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JPH0291503U (ja
Inventor
征迅 岸
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内視鏡の処置具挿通用アダプターに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の内視鏡、例えばヒステロスコープ等の鉗子チャン
ネルで灌流液や処置具を同時に通すものにおいて、これ
らの鉗子チャンネルは処置具をスムーズに通過させると
同時に灌流液の漏れ等がない構造が要求され、第3図に
示すような処置具挿通部100をヒステロスコープの手元
部101に設けていた。この処置具挿通部100の側部には灌
流液注入口102が設けてある。処置具挿通部100は、第4
図に示すように筒型の上部本体103と下部本体104とを有
し、上部本体103の内部には穴付ラバー105及びスリワリ
付ラバー106を設け、これらをシール用に用いている。
また、上部本体103の入口側にはスリワリ付ラバーから
成る弾性体107を取付けてある。このような処置具挿通
部100に直接種々の処置具、例えば鉗子、スネアー、カ
テーテル等を挿通していた。処置具を挿通して灌流液注
入口102から灌流液を注入した場合、処置具挿通部100の
上部から灌流液が漏れないように弾性体107、穴付ラバ
ー105、スリワリ付ラバー106でシールしていた。
〔解決しようとする課題〕
従来の処置具挿通部100の構造では、細い径の処置具に
なればシール性が不完全となり、特に極めて細い径のカ
テーテルのように腰の弱い処置具を挿入しようとすると
きには、スリワリ付ラバー106が邪魔になり挿入するこ
とも困難になるという不都合があった。
そこで、この考案は、異なる径の処置具であっても、挿
通が容易に行えると共に、処置具挿通部の入口端から外
部に灌流液が漏出するのを防止することができシール性
も向上させた内視鏡の処置具挿通用アダプターを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、入口端近傍の
側方に灌流液注入口を設けた処置具挿通部に取りつけて
使用する内視鏡の処置具挿通用アダプターであって、前
記処置具挿通部内部の前記灌流液注入口よりも入口端寄
りに嵌挿し、前記灌流液が処置具挿通部入口から漏出す
るのを防止するシール用ラバーと、処置具挿通部の入口
端に取付けられる弾性体を備えた筒体と、この筒体の先
端に形成又は設けられ使用する処置具の外径より若干大
きな孔径を有しかつ外周面がシール用ラバーでシールさ
れる管部とから成り、筒体及び管部の連通する孔に処置
具を挿通するように構成したものである。
〔作用〕
この考案において、径が異なる処置具毎にアダプター或
いは管部を用意し、従来直接処置具を挿通していた処置
具挿通部に対しそれぞれの処置具の径に合った管部を有
するアダプターを挿通する。処置具は、アダプターを介
在させて処置具挿通部内及び内視鏡の挿入部内へ挿通さ
れていくので、スムーズな挿通が可能となる。また、管
部の外径は処置具の外径より若干大きな径であるため、
使用する処置具の外径寸法が異なっても、管部と処置具
の間から液漏するのを防止することができる。しかも、
このアダプターの管部と処置具挿通部との間も、シール
用ラバーで完全にシールしてあり、ここからの液漏れも
防止できる。
〔実施例〕
以下に、この考案の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図において、処置具挿通部1は第4図と同様に上部
本体2と下部本体3とを有し、下部本体3の側部に灌流
液注入口4が設けてあり、上部本体2の内部にはの灌流
液注入口4よりも入口端寄りにシール用ラバー5が設け
てあり、そのシール用ラバー5によって灌流液が処置具
挿通部の入口から外部へ漏出しないようになっている。
このシール用ラバー5の上部は孔付ラバーであり、下部
のものはスリワリ付ラバーである。処置具挿通部1の入
口端即ち上部本体2の上端にはフランジ部2Aが形成して
あり、このフランジ部2Aに弾性体11が取付くようになっ
ている。この弾性体11はアダプター10の構成部材であ
り、筒体12に設けられている。この筒体12の先端には、
使用する処置具の外径より若干大きな孔径を有する管部
13を設けてある。この管部13と筒体12とを一体的に形成
しても差し支えない。筒体12の上部には首部14を設け、
この首部14の上端開口部14Aに対しキャップ15が着脱で
きるようになっている。鉗子やスネアー或いはカテーテ
ル等の処置具は首部14の上端開口14Aから挿通され、筒
体12の孔12Aとこれに連通する管部の孔13Aに挿通され、
孔13Aから処置具挿通部1の孔1Aに挿通され内視鏡の挿
入部内へ挿通されていく。第2図はこの考案のアダプタ
ーのみを示す半断面図であり、この実施例において管部
13は筒体12に対してねじ部16で着脱可能になっている。
したがって、管部13を取替えることにより孔13Aの径が
異なるものに取替えることができ、この孔13Aにあった
処置具を挿通することが容易に行える。この管部13の外
径は、孔13Aの径の大きさにかかわらず常にシール用ラ
バー5に密接する太さを有し、この個所において灌流液
の漏れが生じないようになっている。
従来は処置具をアダプター10を使用せずに直接処置具挿
通部1に対し挿通していたのに対し、この考案ではアダ
プター10を処置具挿通部1に挿通し、このアダプター10
に処置具を挿通していく。このとき管部13の孔13Aの径
は処置具の径に合わせて取替えれば良い。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、処置具挿通部
内部の灌流液注入口よりも入口端寄りに嵌挿し、灌流液
が処置具挿通部入口から漏出するのを防止するシール用
ラバーと、処置具挿通部の入口端に取付けられる弾性体
を備えた筒体と、この筒体の先端に形成又は設けられ使
用する処置具の外径より若干大きな孔径を有しかつ外周
面がシール用ラバーでシールされる管部とから成るアダ
プターに処置具を挿通していくので、従来挿通すること
が極めて困難であった細径カテーテルのように腰の弱い
処置具であってもスムーズに挿通していくことが可能と
なる。また、処置具挿通部内部の灌流液注入口よりも入
口端寄りに、灌流液が処置具挿通部入口から漏出するの
を防止するシール用ラバーを嵌挿しており、処置具挿通
部とアダプターとの間のシール性は極めて確実なものと
なるので、灌流液の液漏れも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を湿す半断面図、第2
図はアダプターのみを示す半断面図、第3図はヒステロ
スコープの簡略斜視図、第4図は従来の処置具挿通部の
半断面図である。 1……処置具挿通部、4……灌流液注入口、5……シー
ル用ラバー、10……アダプター、11……弾性体、12……
筒体、13……管部、12A,13A……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口端近傍の側方に灌流液注入口(4)を
    設けた処置具挿通部(1)に取りつけて使用する内視鏡
    の処置具挿通用アダプターであって、 前記処置具挿通部(1)内部の前記灌流液注入口(4)
    よりも入口端寄りに嵌挿し、前記灌流液が処置具挿通部
    (1)入口から漏出するのを防止するシール用ラバー
    と、 処置具挿通部(1)の入口端に取付けられる弾性体(1
    1)を備えた筒体(12)と、 この筒体(12)の先端に形成又は設けられ、使用する処
    置具の外径より若干大きな孔径を有しかつ外周面が前記
    シール用ラバー(5)でシールされる管部(13)とから
    成り、 前記筒部(12)及び管部(13)の連通する孔(12A・13
    A)に処置具を挿通するように構成したことを特徴とす
    る内視鏡。
JP1989001034U 1989-01-09 1989-01-09 内視鏡の処置具挿通用アダプター Expired - Lifetime JPH0722242Y2 (ja)

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JPH0291503U JPH0291503U (ja) 1990-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843404U (ja) * 1981-09-19 1983-03-23 富士写真光機株式会社 内視鏡装置
JPS5938901U (ja) * 1982-09-02 1984-03-12 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の処置具插入補助具
JPS59183204U (ja) * 1983-05-25 1984-12-06 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の吸引制御装置
JPH0527921Y2 (ja) * 1987-09-14 1993-07-16

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