JPH0527921Y2 - - Google Patents

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JPH0527921Y2
JPH0527921Y2 JP14075187U JP14075187U JPH0527921Y2 JP H0527921 Y2 JPH0527921 Y2 JP H0527921Y2 JP 14075187 U JP14075187 U JP 14075187U JP 14075187 U JP14075187 U JP 14075187U JP H0527921 Y2 JPH0527921 Y2 JP H0527921Y2
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JP
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syringe
cylinder
suction
cylindrical body
tube
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の鉗子チヤンネルに連通する
処置具挿通用口金に設けられるシリンジ栓に関す
る。
[従来の技術] 一般に、内視鏡を用いた医療検査および手術な
どにおいては、内視鏡を通して患者の体内に薬液
を注入したり、病変部位を切除、採取するといつ
た種々の処置が行なわれている。そのため、内視
鏡にはそれらの処置をするための鉗子チヤンネル
が設けられている。この鉗子チヤンネルは、先端
を挿入部の先端に開口させ、基端を操作部に設け
られた吸引制御装置に接続されている。吸引制御
装置が示された従来技術としては特願昭61−
289294号がある。
ところで、上記吸引制御装置の使用状態が体腔
内への液体の注入と、処置具の挿入と、注射器に
よる粘液などの回収に限られ、体腔内の汚物や粘
液などの吸引除去を行なわないことがある。その
ような場合、上記吸引制御装置の筒体にシリンジ
栓を装着し、このシリンジ栓にシリンジを接続し
て上述した処置を行なうようにしている。
ところで、従来のシリンジ栓はその導入口体の
連通筒部と取付部とが弾性材料によつて一体に形
成されていて、上記取付部を吸引制御装置の筒体
のフランジに弾性的に係合させて取着する。そし
て、上記連通筒部にシリンジの先端テーパ部を弾
性的に接続して薬液の注入や粘液の吸引回収など
を行なうようにしていた。
このような従来技術としては実開昭59−18320
号公報に示されるものがある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このような従来技術によると、注射
器の先端テーパ部は導入筒体を弾性変形させて接
続されるため、かなり強い結合状態で接続される
ことになる。そのため、注射器を上記導入口体か
ら取外す場合、この導入口体はその取付部を筒体
のフランジに弾性的に係合させているだけである
から、シリンジが外れずに、導入口体が筒体から
外れてしまうということがあつた。また、上記導
入口体は筒体に対して回転方向の動きがなんら規
制されていない、つまり回転可能な状態にあるた
め、たとえばルアーロツクのシリンジを上記導入
口体に接続することができなかつたり、導入口体
によるチヤンネルと筒体に接続された吸引管との
遮断が確実に行えず、たとえば注液時に吸引管の
吸引力がチヤンネルに作用してしまうなどのこと
があつた。
この考案は上記事情にもとずきなされたもの
で、その目的とするところは、筒体に対して回転
することなく、しかもチヤンネルと吸引管との連
通を確実に遮断して取付けることができるように
した内視鏡のシリンジ栓を提供することにある。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上記問題点を解決するためにこの考案は、内視
鏡に設けたチヤンネルに連通し、かつ中途部に吸
引管が接続された筒体に挿脱自在に挿入され、挿
入時においては上記チヤンネルと吸引管との連通
状態を遮断するとともに、上記筒体に対する回転
方向の動きを規制する係止手段を設けてシリンジ
栓を構成する。このような構造によつて上記シリ
ンジ栓を上記筒体に対して回転不能にし、たとえ
ばルアーロツクシリンジを取付けたり、チヤンネ
ルと吸引管との気密を保てるようにしたものであ
る。
[実施例] 以下、この考案の第1の実施例を第1図乃至第
5図を参照して説明する。第4図に示す内視鏡は
操作部1を備えている。その操作部1には挿入部
2とユニバーサルコード3とが接続されている。
また、上記操作部1には接眼部4、上記挿入部2
の先端部に設けられた湾曲部5を湾曲操作するた
めの湾曲操作ノブ6および吸引制御装置7が設け
られている。
上記吸引制御装置7は第5図に示すように筒体
8を備えている。この筒体8の下端は支持筒9を
介してチヤンネル11に接続されている。また、
筒体8には中途部に吸引管12が接続され、上端
には大径部13が形成されている。そして、この
筒体8には吸引制御用のスライド筒14が内筒1
5にスライド自在に外嵌されて設けられている。
このスライド筒14の下端には第1のシール材1
6が取着され、上端には外周面に第2のシール材
17が設けられた取付部材18が取着されてい
る。この取付部材18には操作レバー19の一端
が固着され、その他端は筒体15の径方向外方へ
延出されている。
上記筒体8の中途部内面の上記吸引管12より
も上方の箇所には切欠き21を有する保持リング
22が設けられ、上記吸引管12よりも下方の箇
所には凸条23が設けられている。上記保持リン
グ22と取付部材18との間にはスライド筒14
を上昇方向に付勢するばね24が介装されてい
る。
上記内筒15の上端には取付筒25が螺着され
ている。この取付筒25には鍔26が設けられ、
この鍔26の下面側には第3のシール材27、上
面側には第4のシール材28が取着されている。
上記スライド筒14が上昇した状態において上記
取付部材18の上端に上記第3のシール材27が
密着するようになつている。また、上記筒体8の
上端の大径部13には鉗子栓29が着脱自在に取
着されている。この鉗子栓29はカバー31を有
し、このカバー31は上記大径部13にバヨネツ
ト方式によつて着脱自在に連結されている。つま
り、上記大径部13にはそれぞれ一対の切欠部3
2と係合溝33とが周方向に90度間隔で形成され
ている一方、上記カバー31の下端には一対の係
合部34が周方向に180度ずれて設けられている。
そして、上記係合部34を切欠部32に合せ、カ
バー31を90度回転させて上記係合部34を係合
溝33に係合させることによつて上記カバー31
が筒体8に連結されるようになつている。
また、上記カバー31には周壁に上記操作レバ
ー19を外部に導出するための開口部35が形成
され、内周には上記第4のシール材28に密接す
る凸条36が形成されている。さらに、カバー3
1の上端には弾性材料によつて作られた栓体37
が設けられている。この栓体37の上壁は薄肉部
38に形成され、そこにはスリツト39が形成さ
れている。また、上記薄肉部38の内面側には押
え部40が形成され、この押え部40と上記取付
筒25によつて挿通孔41が穿設された補助筒4
2が保持されている。そして、図示しない処置具
は上記スリツト39を押し広げて挿通孔41から
内筒15を介してチヤンネル11に挿入されるよ
うになつている。
なお、上記吸引管12には第2図に示すように
チユーブ43を介して吸引ポンプ44が接続され
ている。
上記構造の吸引制御装置7において、スライド
筒14が第5図の右半分に示すように上昇してい
る場合に吸引ポンプ44が作動すると、その吸引
力は第5図に矢印Xで示すように外気を吸引す
る。また、左半分に示すように下降させると、第
1のシール材16が凸条23から離間するととも
に、第2のシール材17が大径部13の内周縁に
当接するから、吸引力がチヤンネル11に作用
し、第5図に矢印Yで示す吸引力が生じる。した
がつて、その吸引力によつてたとえば体腔内の汚
物などを吸引することができる。
ところで、上記吸引制御装置7の使用形態が体
腔内への液体の注入と、処置具の挿入と、シリン
ジによる粘液などの回収に限られ、吸引ポンプ4
4による体腔内の汚物や粘液の吸引除去を行なわ
ないような場合には、上記筒体8に上記鉗子栓9
に代わり、シリンジ栓51が取着される。上記鉗
子栓29はカバー31を大径部3から外すととも
に、内筒15をスライド筒14とともに筒体8か
ら放出することによつて外すことができる。
一方、上記シリンジ栓51は第1図乃至第3図
に示すように構成されている。すなわち、シリン
ジ栓51は第1図に示すように上記筒体8に挿入
される連通管52を有する。この連通管52の下
端には上記支持筒9に密接するシール材53が着
脱自在に取着されている。このシール材53は上
下対称の形状に形成され、取付時に方向性がな
く、それによつて取付けを容易に行えるようにな
つている。また、連通管52の中途部外周面には
筒体8の内面に当接して連通管52が径方向に振
れるのを防止する突起54が形成され、この突起
54よりも上方には上記筒体8の大径部13に形
成された切欠部32と対応する箇所の嵌合溝32
aに嵌合して上記連通管52が周方向に回転する
のを阻止する第1のフランジ55が設けられてい
る。さらに、連通管52の上部には第2のフラン
ジ56が形成され、この第2のフランジ56より
も上方にはOリング57が取着されているととも
に、上部内面はシリンジ用のテーパ溝58に形成
されている。また、上記筒体8の大径部13には
保持カバー59がバヨネツト方式によつて着脱自
在に取着されている。この保持カバー59はほぼ
筒状に形成されていて、その上部には上記第2の
フランジ56を押圧するとともに内周面が上記O
リング57に密接する押圧部61が形成されてい
る。さらに、保持カバー59の周壁の下部には上
記大径部13の係合溝33に係合する一対の係合
部62が周方向に180度ずれて形成されている。
そして、上記保持カバー59はその一対の係合部
62を大径部13の切欠部32に合せ、それから
周方向に90度回転させてその係合部62を係合溝
33に係合させることにより上記大径部13に取
着されている。その取着状態において、周壁の下
端は上記連通管52の第1のフランジ55に圧接
している。
このように、筒体8に鉗子栓29に代わつてシ
リンジ栓51を取着するようにすれば、このシリ
ンジ栓51はその第1のフランジ55が大径部1
3の嵌合溝32aに嵌合して周方向に回転するの
が阻止されている。したがつて、上記シリンジ栓
51に図示しないがルアーロツク構造のシリンジ
を回転させて取着するような場合、上記連通管5
2か回転することがないから、そのシリンジの取
着を簡単かつ確実に行なうことができるばかり
か、シール材53と支持筒9との間の気密が損わ
れることもない。
また、連通管52はその外周面に形成された突
起54が筒体8の内周面に当たつていることによ
り、径方向に振れることがなく、また保持カバー
59の周壁下端が第1のフランジ55に当接し、
押圧部61が第2のフランジ56に当接している
ことによつて軸方向にずれ動くこともない。つま
り、連通管52はあらゆる方向に対してガタ付く
ことなく上記筒体8に保持されている。
第6図はこの考案の第2の実施例を示し、この
実施例はシリンジ栓51の保持カバー59の周壁
に小孔65を穿設し、連通管52の突起54に切
欠き54aを形成した。また、上記保持カバー5
9の周壁下部外周面にはおねじ66を形成する一
方、筒体8の大径部13にはバヨネツト方式の連
結手段に代わり、その内周面にめねじ67を形成
し、上記保持カバー59を上記大径部13に螺着
するようにした。
このような構造によれば、上記第1の実施例と
同様連通管52を筒体8に確実に保持できること
は無論、連通管52にシール材53を取着するの
を忘れた状態で吸引ポンプ44を作動させても、
上記切欠き54aおよび小孔65を介して外気を
吸引することになるので、チヤンネル11から体
腔内を吸引しつずけるという危険をなくすことが
できる。
第7図はこの考案の第3の実施例で、この実施
例は筒体8の上部外周面に一対のフランジ71に
よつて係合部72を形成する一方、連通管52の
第2のフランジ56の上面にはピン73を突設す
る。また、シリンジ栓51の保持カバー59には
上記ピン73が嵌合する凹部74を形成する一
方、上記係合部72と対向する突出部75を一体
に設け、この突出部75に係止ねじ76を螺合し
た。この係止ねじ76をねじ込むと、その先端部
は上記係合部72に係合するようになつている。
なお、上記係止ねじ76の先端部には抜け止めピ
ン77が設けられている。
したがつて、このような構造によれば、連通管
52はピン73と凹部74との嵌合によつて径方
向に回転するのが阻止され、また保持カバー59
はその係止ねじ76が係合部72に係合している
ことによつて筒体8の上端から外れるのが阻止さ
れ、それによつて連通管52が軸方向にスライド
するのが防止されている。つまり、連通管52は
上記各実施例と同様あらゆる方向に動くのが阻止
されている。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案は、内視鏡のチヤン
ネルに連通する筒体に挿入されるシリンジ栓を、
上記筒体に対して回転不能に保持できるようにし
た。したがつて、上記筒体にたとえばルアーロツ
クのシリンジを着脱するような場合、上記シリン
ジ栓が回転することがないので、その着脱を容易
かつ確実に行なうことができる。また、シリンジ
栓が回転しないことにより、これと上記筒体との
間の気密状態が確実に維持されるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の第1の実施例を
示し、第1図は筒体にシリンジ栓を取着した状態
の断面図、第2図はシリンジ栓のカバーの半断面
図、第3図は第1図A−A線に沿う断面図、第4
図は内視鏡の斜視図、第5図は筒体に鉗子栓を取
着した状態の断面図、第6図はこの考案の第2の
実施例を示す筒体にシリンジ栓を取着した状態の
断面図、第7図はこの考案の第3の実施例を示す
筒体にシリンジ栓を取着した状態の断面図であ
る。 8……筒体、11……チヤンネル、12……吸
引管、32a……嵌合溝(係止手段)、51……
シリンジ栓、52……連通管、55……第1のフ
ランジ(係止手段)、59……保持カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡に設けたチヤンネルに連通し、かつ中途
    部に吸引管が接続された筒体に挿脱自在に挿入さ
    れ、挿入時においては上記チヤンネルと吸引管と
    の連通状態を遮断するとともに、上記筒体に対す
    る回転方向の動きを規制する係止手段が設けられ
    てなることを特徴とする内視鏡のシリンジ栓。
JP14075187U 1987-09-14 1987-09-14 Expired - Lifetime JPH0527921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14075187U JPH0527921Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14075187U JPH0527921Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6446002U JPS6446002U (ja) 1989-03-22
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ID=31405210

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JP14075187U Expired - Lifetime JPH0527921Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722242Y2 (ja) * 1989-01-09 1995-05-24 富士写真光機株式会社 内視鏡の処置具挿通用アダプター

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Publication number Publication date
JPS6446002U (ja) 1989-03-22

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