JPH07222311A - 分電盤 - Google Patents
分電盤Info
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- JPH07222311A JPH07222311A JP6010067A JP1006794A JPH07222311A JP H07222311 A JPH07222311 A JP H07222311A JP 6010067 A JP6010067 A JP 6010067A JP 1006794 A JP1006794 A JP 1006794A JP H07222311 A JPH07222311 A JP H07222311A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置現場で組み立てできるようにする。
【構成】 立設される一対の側方部材1,1と、側方部
材1,1間に橋架されるとともに電気機器を配設した分
電盤本体7を内方に取着する取着枠2と、取着枠2に対
峙するよう側方部材1,1間に橋架される支持枠3と、
その支持枠3に分電盤本体7を隠蔽するよう開閉自在に
支持させる扉体5と、を備えてなる構成にしてある。
材1,1間に橋架されるとともに電気機器を配設した分
電盤本体7を内方に取着する取着枠2と、取着枠2に対
峙するよう側方部材1,1間に橋架される支持枠3と、
その支持枠3に分電盤本体7を隠蔽するよう開閉自在に
支持させる扉体5と、を備えてなる構成にしてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや集合住宅等に使
用される幹線用の分電盤に関するものである。
用される幹線用の分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルや集合住宅等に使用される幹
線用の分電盤は、配線業者だけが取扱え得るが一般の者
が取扱えないように、電気機器を配設した分電盤本体を
隔離して設置できる箱状に、予め工場で製作されてから
設置現場に搬入していた。
線用の分電盤は、配線業者だけが取扱え得るが一般の者
が取扱えないように、電気機器を配設した分電盤本体を
隔離して設置できる箱状に、予め工場で製作されてから
設置現場に搬入していた。
【0003】一方、設置現場で組み立てできる幹線用の
分電盤は、分電盤内に分電盤本体をを用いずに直接電気
機器を配設するものであった。
分電盤は、分電盤内に分電盤本体をを用いずに直接電気
機器を配設するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の分電盤
において、箱状のものにあっては、分電盤そのものが電
気機器を配設した分電盤本体を収容するようにして設置
できるから、配線業者だけが取扱え得るが一般の者が取
扱えないよう分電盤を隔離して設置するシャフト室を特
別に設ける必要がない。しかしながら、大型のものであ
るときは輸送に手間がかかり、設置現場にクレーン等で
吊り下げて搬入しなければならない。
において、箱状のものにあっては、分電盤そのものが電
気機器を配設した分電盤本体を収容するようにして設置
できるから、配線業者だけが取扱え得るが一般の者が取
扱えないよう分電盤を隔離して設置するシャフト室を特
別に設ける必要がない。しかしながら、大型のものであ
るときは輸送に手間がかかり、設置現場にクレーン等で
吊り下げて搬入しなければならない。
【0005】一方、設置現場で組み立てできるものにあ
っては、大型のものであっても輸送に手間がかかること
も、搬入が困難になることもない。しかしながら、分電
盤本体をを用いずに分電盤内に直接電気機器を配設する
ものであるから、分電盤を隔離して設置するシャフト室
を特別に設ける必要がある。
っては、大型のものであっても輸送に手間がかかること
も、搬入が困難になることもない。しかしながら、分電
盤本体をを用いずに分電盤内に直接電気機器を配設する
ものであるから、分電盤を隔離して設置するシャフト室
を特別に設ける必要がある。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、設置現場で組み立てるこ
とができ、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設
置できる箱状の分電盤を提供することにある。
で、その目的とするところは、設置現場で組み立てるこ
とができ、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設
置できる箱状の分電盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、立設される一対の側方
部材と、側方部材間に橋架されるとともに電気機器を配
設した分電盤本体を内方に取着する取着枠と、取着枠に
対峙するよう側方部材間に橋架される支持枠と、その支
持枠に分電盤本体を隠蔽するよう開閉自在に支持される
扉体と、を備えた構成としている。
ために、請求項1記載のものは、立設される一対の側方
部材と、側方部材間に橋架されるとともに電気機器を配
設した分電盤本体を内方に取着する取着枠と、取着枠に
対峙するよう側方部材間に橋架される支持枠と、その支
持枠に分電盤本体を隠蔽するよう開閉自在に支持される
扉体と、を備えた構成としている。
【0008】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記側方部材は、配線用のケーブル
ラックを兼ねてなる構成としている。
載のものにおいて、前記側方部材は、配線用のケーブル
ラックを兼ねてなる構成としている。
【0009】
【作用】請求項1記載のものによれば、一対の側方部材
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤が形成される。
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤が形成される。
【0010】請求項2記載のものによれば、配線用のケ
ーブルラックを兼ねた側方部材に配線することができ
る。
ーブルラックを兼ねた側方部材に配線することができ
る。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。
以下に説明する。
【0012】この分電盤は、側方部材1,1、取着枠
2、支持枠3、裏板4、扉体5、分電盤本体6、角用金
具7、固定金具8で構成されている。
2、支持枠3、裏板4、扉体5、分電盤本体6、角用金
具7、固定金具8で構成されている。
【0013】側方部材1,1は、それぞれ枠材11及び
側面材12でなっている。枠材11は、アルミニウム材
により、2本の縦枠及び数本の横枠で梯子状に形成さ
れ、ケーブル類を配線するケーブルラックとなってお
り、縦枠には扉体5の略長手方向の長さの間隔をもって
ねじ孔11a,11aが穿孔されている。
側面材12でなっている。枠材11は、アルミニウム材
により、2本の縦枠及び数本の横枠で梯子状に形成さ
れ、ケーブル類を配線するケーブルラックとなってお
り、縦枠には扉体5の略長手方向の長さの間隔をもって
ねじ孔11a,11aが穿孔されている。
【0014】側面材12は、アルミニウム材により、そ
の一方面が長方形状の底面となって他方面が開口し第1
乃至第4側面を有する箱状に形成され、その対峙した一
方面及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第4側
面の面積が小さい薄型になっている。そして、側面材1
2は、その一方面の長手方向の両端に、ねじ孔12a,
12aが穿孔されている。
の一方面が長方形状の底面となって他方面が開口し第1
乃至第4側面を有する箱状に形成され、その対峙した一
方面及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第4側
面の面積が小さい薄型になっている。そして、側面材1
2は、その一方面の長手方向の両端に、ねじ孔12a,
12aが穿孔されている。
【0015】取着枠2は、アルミニウム材により、長方
形の中央片及び両対向片を有した断面略コ字状に形成さ
れ、その中央片の長手方向の長さがその両対向片の距離
よりも長くなっている。そして、その中央片の長手方向
の両端の両側にねじ孔2a,2aが穿孔され、また、そ
の中央片の長手方向の両端近くの片側にねじ孔2bが穿
孔され、さらに、その中央片の長手方向の略中央より少
し両端よりの片側にねじ孔2cが穿孔されている。
形の中央片及び両対向片を有した断面略コ字状に形成さ
れ、その中央片の長手方向の長さがその両対向片の距離
よりも長くなっている。そして、その中央片の長手方向
の両端の両側にねじ孔2a,2aが穿孔され、また、そ
の中央片の長手方向の両端近くの片側にねじ孔2bが穿
孔され、さらに、その中央片の長手方向の略中央より少
し両端よりの片側にねじ孔2cが穿孔されている。
【0016】支持枠3は、アルミニウム材により、長方
形の中央片及び両対向片を有した断面略コ字状に形成さ
れ、その中央片の長手方向の長さがその両対向片の距離
よりも長く、その中央片の長手方向の両端の両側にねじ
孔3a,3aが穿孔され、一方対向片の長手方向の両端
には、支持孔3b,3bが穿孔されている。
形の中央片及び両対向片を有した断面略コ字状に形成さ
れ、その中央片の長手方向の長さがその両対向片の距離
よりも長く、その中央片の長手方向の両端の両側にねじ
孔3a,3aが穿孔され、一方対向片の長手方向の両端
には、支持孔3b,3bが穿孔されている。
【0017】裏板4は、アルミニウム材により、その一
方面が長方形状の底面となって他方面が開口し第1乃至
第4側面を有する箱状に形成され、その対峙した一方面
及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第4側面の
面積が小さい薄型になっている。そして、裏板4は、そ
の一方面の長手方向の両端に、ねじ孔4a,4aが穿孔
されている。
方面が長方形状の底面となって他方面が開口し第1乃至
第4側面を有する箱状に形成され、その対峙した一方面
及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第4側面の
面積が小さい薄型になっている。そして、裏板4は、そ
の一方面の長手方向の両端に、ねじ孔4a,4aが穿孔
されている。
【0018】扉体5は、アルミニウム材により、その一
方面が長方形状の底面となって他方面が開口し、一方面
の長手方向の幅と等しい長さを有する第1及び第3側面
と、一方面の長手方向の長さと等しい長さを有する第2
及び第4側面と、を有する箱状に形成され、その対峙し
た一方面及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第
4側面の面積が小さい薄型になっている。そして、扉体
5は、その一方面の一端中央に把手5aをねじ止め等で
固着され、その第1及び第3側面の一端、つまり一方面
の他端に隣接した端部には、円柱状の突起5b,5bが
突出して設けられている。
方面が長方形状の底面となって他方面が開口し、一方面
の長手方向の幅と等しい長さを有する第1及び第3側面
と、一方面の長手方向の長さと等しい長さを有する第2
及び第4側面と、を有する箱状に形成され、その対峙し
た一方面及び他方面のみ面積が大きく、その第1乃至第
4側面の面積が小さい薄型になっている。そして、扉体
5は、その一方面の一端中央に把手5aをねじ止め等で
固着され、その第1及び第3側面の一端、つまり一方面
の他端に隣接した端部には、円柱状の突起5b,5bが
突出して設けられている。
【0019】分電盤本体6は、アルミニウム材により、
一方面及びその一方面に対峙する他方面を有した直方体
状に形成されており、その一方面が把手6aをねじ止め
等で固定されて開閉自在な扉6bとなっており、その他
方面の長手方向の両端からねじ孔6cを穿孔された取付
片が延設されている。
一方面及びその一方面に対峙する他方面を有した直方体
状に形成されており、その一方面が把手6aをねじ止め
等で固定されて開閉自在な扉6bとなっており、その他
方面の長手方向の両端からねじ孔6cを穿孔された取付
片が延設されている。
【0020】角用金具7は、ステンレス材により、一方
片及び他方片が直交するL字状に形成されている。そし
て、角用金具7は、その一方片の先端部の両側にねじ孔
7a,7aが穿孔され、その一方片の中央部の片側にね
じ孔7bが穿孔されている。また、その他方片の角部近
くの両側にねじ孔7cが穿孔されている。
片及び他方片が直交するL字状に形成されている。そし
て、角用金具7は、その一方片の先端部の両側にねじ孔
7a,7aが穿孔され、その一方片の中央部の片側にね
じ孔7bが穿孔されている。また、その他方片の角部近
くの両側にねじ孔7cが穿孔されている。
【0021】固定金具8は、ステンレス材により、中央
片及び両対向片を有した略断面略コ字状に形成され、そ
の両対向片の先端から更に他方の対向片から遠ざかる方
向に直角に折曲され、両対向片のそれぞれの折曲部分に
は、ねじ孔8a,8aが穿孔されている。
片及び両対向片を有した略断面略コ字状に形成され、そ
の両対向片の先端から更に他方の対向片から遠ざかる方
向に直角に折曲され、両対向片のそれぞれの折曲部分に
は、ねじ孔8a,8aが穿孔されている。
【0022】次に、この分電盤を組み立てる手順につい
て説明する。まず、枠材11,11を設置現場の天井及
び床Aの間にボルト止め等でそれぞれ立設する。
て説明する。まず、枠材11,11を設置現場の天井及
び床Aの間にボルト止め等でそれぞれ立設する。
【0023】次に、枠材11,11に2本の取着枠2,
2を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、取着枠
2のねじ孔2aと、角用金具7のねじ孔7cと、側方部
材1のねじ孔11aと、を図2に示すように重ねてねじ
止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により側方
部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金具7
のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,8a
を図2に示すように重ねてねじ止めする。
2を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、取着枠
2のねじ孔2aと、角用金具7のねじ孔7cと、側方部
材1のねじ孔11aと、を図2に示すように重ねてねじ
止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により側方
部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金具7
のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,8a
を図2に示すように重ねてねじ止めする。
【0024】次に、枠材11,11に2本の扉体取着枠
3,3を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、支
持枠3のねじ孔3aと、角用金具7のねじ孔7aと、側
方部材1のねじ孔11aと、を図3に示すように重ねて
ねじ止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により
側方部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金
具7のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,
8aを図3に示すように重ねてねじ止めする。
3,3を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、支
持枠3のねじ孔3aと、角用金具7のねじ孔7aと、側
方部材1のねじ孔11aと、を図3に示すように重ねて
ねじ止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により
側方部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金
具7のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,
8aを図3に示すように重ねてねじ止めする。
【0025】次に、裏板4を2本の取着枠2,2の間に
ねじ止めする。詳しくは、裏板4のねじ孔4a,4a及
び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2b,2bを
重ねてねじ止めする。
ねじ止めする。詳しくは、裏板4のねじ孔4a,4a及
び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2b,2bを
重ねてねじ止めする。
【0026】次に、扉体5を2本の支持枠3,3の間に
回動自在に支持させる。詳しくは、扉体5の突起5b,
5bを2本の支持枠2のそれぞれの支持孔3b,3bに
挿入する。
回動自在に支持させる。詳しくは、扉体5の突起5b,
5bを2本の支持枠2のそれぞれの支持孔3b,3bに
挿入する。
【0027】次に、側面材12,12を枠材11,11
の外方に取着する。詳しくは、側面材12のねじ孔12
a,12a及び2つの角用金具7,8のそれぞれのねじ
孔7b,7bを重ねてねじ止めする。
の外方に取着する。詳しくは、側面材12のねじ孔12
a,12a及び2つの角用金具7,8のそれぞれのねじ
孔7b,7bを重ねてねじ止めする。
【0028】次に、分電盤本体6を取着枠2,2の間に
ねじ止めする。詳しくは、分電盤本体6のねじ孔6c,
6c及び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2c,
2cを重ねてねじ止めする。こうして、分電盤本体6
は、両側方部材1,1と、裏板4と、扉体5と、により
隠蔽された状態で取着される。
ねじ止めする。詳しくは、分電盤本体6のねじ孔6c,
6c及び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2c,
2cを重ねてねじ止めする。こうして、分電盤本体6
は、両側方部材1,1と、裏板4と、扉体5と、により
隠蔽された状態で取着される。
【0029】最後に、分電盤本体6の中に電気機器を配
設する。そして、ケーブルラックとなった両枠材11,
11に配線されて、外部の電源に接続された幹線のケー
ブルに、電気機器に適宜配線された電線を接続する。
設する。そして、ケーブルラックとなった両枠材11,
11に配線されて、外部の電源に接続された幹線のケー
ブルに、電気機器に適宜配線された電線を接続する。
【0030】かかる分電盤にあっては、上記したよう
に、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤
を、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤を
設置現場で容易に組み立てることができるので、大型の
ものであっても輸送に手間がかかることも搬入が困難に
なることもなく、また、分電盤を隔離するようにして設
置するシャフト室を特別に設ける必要もなくなる。
に、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤
を、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤を
設置現場で容易に組み立てることができるので、大型の
ものであっても輸送に手間がかかることも搬入が困難に
なることもなく、また、分電盤を隔離するようにして設
置するシャフト室を特別に設ける必要もなくなる。
【0031】また、両側方部材1,1のそれぞれの枠材
11,11は、ケーブルラックとなっているので、幹線
のケーブルをそれに配線して外部の電源に接続できる。
11,11は、ケーブルラックとなっているので、幹線
のケーブルをそれに配線して外部の電源に接続できる。
【0032】また、側方部材1,1は、両枠材11,1
1の外方に設けられた両側面材12,12により、両枠
材11,11に配線された電線を保護することができ
る。
1の外方に設けられた両側面材12,12により、両枠
材11,11に配線された電線を保護することができ
る。
【0033】また、両側面材12,12は、ねじ止めに
より固定されているので、ねじ止めを外すだけで幹線の
ケーブルの追加工事を側面からもできるので、追加工事
を容易にすることができる。
より固定されているので、ねじ止めを外すだけで幹線の
ケーブルの追加工事を側面からもできるので、追加工事
を容易にすることができる。
【0034】また、支持枠3に扉体5を支持させること
により、丁盤等を用いて取着しなくても、開閉自在に取
着することができる。
により、丁盤等を用いて取着しなくても、開閉自在に取
着することができる。
【0035】また、両枠材11,11は、縦枠及び横枠
により梯子状に形成されているので、その重量を軽くす
ることができ、取り扱い性が高いものとなっている。
により梯子状に形成されているので、その重量を軽くす
ることができ、取り扱い性が高いものとなっている。
【0036】また、両側方部材1,1、分電盤取着枠
2、扉体取着枠3、扉体4、裏板5、及び分電盤本体6
は、比重が2.7 の軽金属であるアルミニウム材により形
成されているので、全体の重量を軽くすることができ、
取り扱い性が高いものとなっている。
2、扉体取着枠3、扉体4、裏板5、及び分電盤本体6
は、比重が2.7 の軽金属であるアルミニウム材により形
成されているので、全体の重量を軽くすることができ、
取り扱い性が高いものとなっている。
【0037】また、分電盤取着枠2及び扉体取着枠3
は、両側方部材1,1に角用金具7及び固定金具8を介
してねじ止めされているので、強く固定することができ
る。
は、両側方部材1,1に角用金具7及び固定金具8を介
してねじ止めされているので、強く固定することができ
る。
【0038】なお、本実施例では、両側方部材1,1の
それぞれの枠材11,11は、ケーブルラックとなっ
て、それに幹線のケーブルを配線しているが、外部電源
が近くにあるときはケーブルラックに支持させなくても
よくなり、よって、両側方部材1,1がケーブルラック
を備えるよう枠材11,11及び側面材12,12でな
る構成にしなくても済む。
それぞれの枠材11,11は、ケーブルラックとなっ
て、それに幹線のケーブルを配線しているが、外部電源
が近くにあるときはケーブルラックに支持させなくても
よくなり、よって、両側方部材1,1がケーブルラック
を備えるよう枠材11,11及び側面材12,12でな
る構成にしなくても済む。
【0039】また、本実施例では、両枠材11,11
は、縦枠及び横枠により梯子状に形成されているが、設
計の都合で梯子状に形成することができないときも、ケ
ーブルを配線できるよう加工しているならば格子状でも
網状でも何でもよい。
は、縦枠及び横枠により梯子状に形成されているが、設
計の都合で梯子状に形成することができないときも、ケ
ーブルを配線できるよう加工しているならば格子状でも
網状でも何でもよい。
【0040】また、本実施例では、扉体5を支持枠3に
支持させているが、丁盤等を準備することができるとき
は、丁盤等で側方部材1,1に開閉自在に支持してもよ
く、そのときは、支持枠3を設けることも、扉体5に突
起5bを設けることもしなくて済む。
支持させているが、丁盤等を準備することができるとき
は、丁盤等で側方部材1,1に開閉自在に支持してもよ
く、そのときは、支持枠3を設けることも、扉体5に突
起5bを設けることもしなくて済む。
【0041】また、本実施例では、分電盤取着枠2及び
扉体取着枠3は、両枠材11,11に角用金具7及び固
定金具8を介してねじ止めされているが、分電盤取着枠
2及び扉体取着枠3に大きな力がかからないときは、両
枠材11,11に角用金具7及び固定金具8を介してね
じ止めしなくてもよく、そのときは、組み立ての部品を
少なくすることができる。
扉体取着枠3は、両枠材11,11に角用金具7及び固
定金具8を介してねじ止めされているが、分電盤取着枠
2及び扉体取着枠3に大きな力がかからないときは、両
枠材11,11に角用金具7及び固定金具8を介してね
じ止めしなくてもよく、そのときは、組み立ての部品を
少なくすることができる。
【0042】また、本実施例では、分電盤取着枠2及び
扉体取着枠3は、ステンレス材により形成されている
が、設計の都合でステンレス材により形成することがで
きないときも、耐食性、機械的強度等の特性がステンレ
ス材と同等ならば他の金属材料でもよい。
扉体取着枠3は、ステンレス材により形成されている
が、設計の都合でステンレス材により形成することがで
きないときも、耐食性、機械的強度等の特性がステンレ
ス材と同等ならば他の金属材料でもよい。
【0043】また、本実施例では、側方部材1,1、分
電盤取着枠2、扉体取着枠3、扉体4、裏板5、及び分
電盤本体6は、アルミニウム材により形成されている
が、分電盤全体の大きさが小さく設計されているとき
は、どれか1つ又は2つ以上アルミニウム材を用いずに
塗装した鉄材等を用いてもよく、そのときはコストダウ
ンになる。
電盤取着枠2、扉体取着枠3、扉体4、裏板5、及び分
電盤本体6は、アルミニウム材により形成されている
が、分電盤全体の大きさが小さく設計されているとき
は、どれか1つ又は2つ以上アルミニウム材を用いずに
塗装した鉄材等を用いてもよく、そのときはコストダウ
ンになる。
【0044】また、本実施例の組み立て手順は、上記し
たものに限るものではなく、設置現場の状況次第では、
作業性がしやすいように多少前後してもよい。
たものに限るものではなく、設置現場の状況次第では、
作業性がしやすいように多少前後してもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のものは、一対の側方部材
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤を設置現場で容易に組み立てることができる。
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤を設置現場で容易に組み立てることができる。
【0046】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、配線用のケーブルラックを兼ねた側
方部材に配線することができるので、配線作業が容易に
なる。
のの効果に加えて、配線用のケーブルラックを兼ねた側
方部材に配線することができるので、配線作業が容易に
なる。
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同上の取着枠を側方部材間に橋架する方法を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】同上の扉体取着枠を側方部材間に橋架する方法
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】同上のものを組み立てた後の状態を示す斜視図
である。
である。
1,1 側方部材 2 取着枠 3 支持枠 5 扉体 6 分電盤本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 分電盤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや集合住宅等に使
用される幹線用の分電盤に関するものである。
用される幹線用の分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルや集合住宅等に使用される幹
線用の分電盤は、作業者だけが取扱えて一般の者が取扱
えないようにするため、電気機器を配設した分電盤本体
を隔離して設置できる箱状に、予め工場で箱状に製作さ
れてから設置現場に搬入していた。
線用の分電盤は、作業者だけが取扱えて一般の者が取扱
えないようにするため、電気機器を配設した分電盤本体
を隔離して設置できる箱状に、予め工場で箱状に製作さ
れてから設置現場に搬入していた。
【0003】一方、設置現場で組み立てできる幹線用の
分電盤は、分電盤内に分電盤本体を用いずに、直接電気
機器を配設するものであった。
分電盤は、分電盤内に分電盤本体を用いずに、直接電気
機器を配設するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の分電盤
において、箱状のものにあっては、分電盤そのものが電
気機器を配設した分電盤本体を収容するようにして設置
できるから、配線業者だけが取扱えて一般の者が取扱え
ないようにするため、分電盤を隔離して設置するシャフ
ト室を特別に設ける必要がない。しかしながら、大型の
ものであるときは輸送に手間がかかり、設置現場にクレ
ーン等で吊り下げて搬入しなければならない。
において、箱状のものにあっては、分電盤そのものが電
気機器を配設した分電盤本体を収容するようにして設置
できるから、配線業者だけが取扱えて一般の者が取扱え
ないようにするため、分電盤を隔離して設置するシャフ
ト室を特別に設ける必要がない。しかしながら、大型の
ものであるときは輸送に手間がかかり、設置現場にクレ
ーン等で吊り下げて搬入しなければならない。
【0005】一方、設置現場で組み立てできるものにあ
っては、大型のものであっても輸送に手間がかかること
も、搬入が困難になることもない。しかしながら、分電
盤本体を用いずに分電盤内に直接電気機器を配設するも
のであるから、分電盤を隔離して設置するシャフト室を
特別に設ける必要がある。
っては、大型のものであっても輸送に手間がかかること
も、搬入が困難になることもない。しかしながら、分電
盤本体を用いずに分電盤内に直接電気機器を配設するも
のであるから、分電盤を隔離して設置するシャフト室を
特別に設ける必要がある。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、設置現場で組み立てるこ
とができ、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設
置できる箱状の分電盤を提供することにある。
で、その目的とするところは、設置現場で組み立てるこ
とができ、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設
置できる箱状の分電盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、立設される一対の側方
部材と、側方部材間に橋架されるとともに電気機器を配
設した分電盤本体を内方に取着する取着枠と、取着枠に
対峙するよう側方部材間に橋架される支持枠と、その支
持枠に分電盤本体を隠蔽するよう開閉自在に支持される
扉体と、を備えた構成としている。
ために、請求項1記載のものは、立設される一対の側方
部材と、側方部材間に橋架されるとともに電気機器を配
設した分電盤本体を内方に取着する取着枠と、取着枠に
対峙するよう側方部材間に橋架される支持枠と、その支
持枠に分電盤本体を隠蔽するよう開閉自在に支持される
扉体と、を備えた構成としている。
【0008】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記側方部材は、配線用のケーブル
ラックを兼ねた構成としている。
載のものにおいて、前記側方部材は、配線用のケーブル
ラックを兼ねた構成としている。
【0009】
【作用】請求項1記載のものによれば、一対の側方部材
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤が形成される。
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤が形成される。
【0010】請求項2記載のものによれば、配線用のケ
ーブルラックを兼ねた側方部材に配線することができ
る。
ーブルラックを兼ねた側方部材に配線することができ
る。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。
以下に説明する。
【0012】この分電盤は、側方部材1,1、取着枠
2、支持枠3、裏板4、扉体5、分電盤本体6、角用金
具7、固定金具8で構成されている。
2、支持枠3、裏板4、扉体5、分電盤本体6、角用金
具7、固定金具8で構成されている。
【0013】側方部材1,1は、それぞれ枠材11及び
側面材12でなっている。枠材11は、2本の縦枠及び
数本の横枠で梯子状に形成され、ケーブル類を配線する
ケーブルラックとなっており、縦枠には扉体5の略長手
方向の長さの間隔をもってねじ孔11a,11aが穿孔
されている。
側面材12でなっている。枠材11は、2本の縦枠及び
数本の横枠で梯子状に形成され、ケーブル類を配線する
ケーブルラックとなっており、縦枠には扉体5の略長手
方向の長さの間隔をもってねじ孔11a,11aが穿孔
されている。
【0014】側面材12は、その一方面が長方形状の底
面となって他方面が開口し第1乃至第4側面を有する箱
状に形成され、一方面及び他方面のみ面積が大きく、そ
の第1乃至第4側面の面積が小さい薄型になっている。
そして、側面材12は、その一方面の長手方向の両端
に、ねじ孔12a,12aが穿孔されている。
面となって他方面が開口し第1乃至第4側面を有する箱
状に形成され、一方面及び他方面のみ面積が大きく、そ
の第1乃至第4側面の面積が小さい薄型になっている。
そして、側面材12は、その一方面の長手方向の両端
に、ねじ孔12a,12aが穿孔されている。
【0015】取着枠2は、長方形の中央片及び両対向片
を有した断面略コ字状に形成され、その中央片の長手方
向の長さがその両対向片の距離よりも長くなっている。
そして、その中央片の長手方向の両端の両側にねじ孔2
a,2aが穿孔され、また、その中央片の長手方向の両
端近くの片側にねじ孔2bが穿孔され、さらに、その中
央片の長手方向の略中央より少し両端よりの片側にねじ
孔2cが穿孔されている。
を有した断面略コ字状に形成され、その中央片の長手方
向の長さがその両対向片の距離よりも長くなっている。
そして、その中央片の長手方向の両端の両側にねじ孔2
a,2aが穿孔され、また、その中央片の長手方向の両
端近くの片側にねじ孔2bが穿孔され、さらに、その中
央片の長手方向の略中央より少し両端よりの片側にねじ
孔2cが穿孔されている。
【0016】支持枠3は、長方形の中央片及び両対向片
を有した断面略コ字状に形成され、その中央片の長手方
向の長さがその両対向片の距離よりも長く、その中央片
の長手方向の両端の両側にねじ孔3a,3aが穿孔さ
れ、一方対向片の長手方向の両端には、支持孔3b,3
bが穿孔されている。
を有した断面略コ字状に形成され、その中央片の長手方
向の長さがその両対向片の距離よりも長く、その中央片
の長手方向の両端の両側にねじ孔3a,3aが穿孔さ
れ、一方対向片の長手方向の両端には、支持孔3b,3
bが穿孔されている。
【0017】裏板4は、その一方面が長方形状の底面と
なって他方面が開口し第1乃至第4側面を有する箱状に
形成され、一方面及び他方面のみ面積が大きく、その第
1乃至第4側面の面積が小さい薄型になっている。そし
て、裏板4は、その一方面の長手方向の両端に、ねじ孔
4a,4aが穿孔されている。
なって他方面が開口し第1乃至第4側面を有する箱状に
形成され、一方面及び他方面のみ面積が大きく、その第
1乃至第4側面の面積が小さい薄型になっている。そし
て、裏板4は、その一方面の長手方向の両端に、ねじ孔
4a,4aが穿孔されている。
【0018】扉体5は、その一方面が長方形状の底面と
なって他方面が開口し、一方面の長手方向の幅と等しい
長さを有する第1及び第3側面と、一方面の長手方向の
長さと等しい長さを有する第2及び第4側面と、を有す
る箱状に形成され、一方面及び他方面のみ面積が大き
く、その第1乃至第4側面の面積が小さい薄型になって
いる。そして、扉体5は、その一方面の一端中央に把手
5aをねじ止め等で固着され、その第1及び第3側面の
一端、つまり一方面の他端に隣接した端部には、円柱状
の突起5b,5bが突出して設けられている。
なって他方面が開口し、一方面の長手方向の幅と等しい
長さを有する第1及び第3側面と、一方面の長手方向の
長さと等しい長さを有する第2及び第4側面と、を有す
る箱状に形成され、一方面及び他方面のみ面積が大き
く、その第1乃至第4側面の面積が小さい薄型になって
いる。そして、扉体5は、その一方面の一端中央に把手
5aをねじ止め等で固着され、その第1及び第3側面の
一端、つまり一方面の他端に隣接した端部には、円柱状
の突起5b,5bが突出して設けられている。
【0019】分電盤本体6は、一方面及びその一方面に
対峙する他方面を有した直方体状に形成されており、そ
の一方面が把手6aをねじ止め等で固定されて開閉自在
な扉6bとなっており、その他方面の長手方向の両端か
らねじ孔6cを穿孔された取付片が延設されている。
対峙する他方面を有した直方体状に形成されており、そ
の一方面が把手6aをねじ止め等で固定されて開閉自在
な扉6bとなっており、その他方面の長手方向の両端か
らねじ孔6cを穿孔された取付片が延設されている。
【0020】角用金具7は、一方片及び他方片が直交す
るL字状に形成されている。そして、角用金具7は、そ
の一方片の先端部の両側にねじ孔7a,7aが穿孔さ
れ、その一方片の中央部の片側にねじ孔7bが穿孔され
ている。また、その他方片の角部近くの両側にねじ孔7
cが穿孔されている。
るL字状に形成されている。そして、角用金具7は、そ
の一方片の先端部の両側にねじ孔7a,7aが穿孔さ
れ、その一方片の中央部の片側にねじ孔7bが穿孔され
ている。また、その他方片の角部近くの両側にねじ孔7
cが穿孔されている。
【0021】固定金具8は、中央片及び両対向片を有し
た略断面略コ字状に形成され、その両対向片の先端から
更に他方の対向片から遠ざかる方向に直角に折曲され、
両対向片のそれぞれの折曲部分には、ねじ孔8a,8a
が穿孔されている。
た略断面略コ字状に形成され、その両対向片の先端から
更に他方の対向片から遠ざかる方向に直角に折曲され、
両対向片のそれぞれの折曲部分には、ねじ孔8a,8a
が穿孔されている。
【0022】次に、この分電盤を組み立てる手順につい
て説明する。まず、枠材11,11を設置現場の天井及
び床Aの間にボルト止め等でそれぞれ立設する。
て説明する。まず、枠材11,11を設置現場の天井及
び床Aの間にボルト止め等でそれぞれ立設する。
【0023】次に、枠材11,11に2本の取着枠2,
2を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、取着枠
2のねじ孔2aと、角用金具7のねじ孔7cと、側方部
材1のねじ孔11aと、を図2に示すように重ねてねじ
止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により側方
部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金具7
のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,8a
を図2に示すように重ねてねじ止めする。
2を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、取着枠
2のねじ孔2aと、角用金具7のねじ孔7cと、側方部
材1のねじ孔11aと、を図2に示すように重ねてねじ
止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により側方
部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金具7
のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,8a
を図2に示すように重ねてねじ止めする。
【0024】次に、枠材11,11に2本の扉体取着枠
3,3を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、支
持枠3のねじ孔3aと、角用金具7のねじ孔7aと、側
方部材1のねじ孔11aと、を図3に示すように重ねて
ねじ止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により
側方部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金
具7のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,
8aを図3に示すように重ねてねじ止めする。
3,3を側方部材1,1の間に橋架する。詳しくは、支
持枠3のねじ孔3aと、角用金具7のねじ孔7aと、側
方部材1のねじ孔11aと、を図3に示すように重ねて
ねじ止めし、さらに、角用金具7及び固定金具8により
側方部材1の枠材11の横枠を挟むようにして、角用金
具7のねじ孔7a,7a及び固定金具8のねじ孔8a,
8aを図3に示すように重ねてねじ止めする。
【0025】次に、裏板4を2本の取着枠2,2の間に
ねじ止めする。詳しくは、裏板4のねじ孔4a,4a及
び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2b,2bを
重ねてねじ止めする。
ねじ止めする。詳しくは、裏板4のねじ孔4a,4a及
び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2b,2bを
重ねてねじ止めする。
【0026】次に、扉体5を2本の支持枠3,3の間に
回動自在に支持させる。詳しくは、扉体5の突起5b,
5bを2本の支持枠2のそれぞれの支持孔3b,3bに
挿入する。
回動自在に支持させる。詳しくは、扉体5の突起5b,
5bを2本の支持枠2のそれぞれの支持孔3b,3bに
挿入する。
【0027】次に、側面材12,12を枠材11,11
の外方に取着する。詳しくは、側面材12のねじ孔12
a,12a及び2つの角用金具7,8のそれぞれのねじ
孔7b,7bを重ねてねじ止めする。
の外方に取着する。詳しくは、側面材12のねじ孔12
a,12a及び2つの角用金具7,8のそれぞれのねじ
孔7b,7bを重ねてねじ止めする。
【0028】次に、分電盤本体6を取着枠2,2の間に
ねじ止めする。詳しくは、分電盤本体6のねじ孔6c,
6c及び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2c,
2cを重ねてねじ止めする。こうして、分電盤本体6
は、両側方部材1,1と、裏板4と、扉体5と、により
隠蔽された状態で取着される。
ねじ止めする。詳しくは、分電盤本体6のねじ孔6c,
6c及び2本の取着枠2,2のそれぞれのねじ孔2c,
2cを重ねてねじ止めする。こうして、分電盤本体6
は、両側方部材1,1と、裏板4と、扉体5と、により
隠蔽された状態で取着される。
【0029】最後に、分電盤本体6の中に電気機器を配
設する。そして、ケーブルラックとなった両枠材11,
11に配線されて、外部の電源に接続された幹線のケー
ブルに、電気機器に適宜配線された電線を接続する。
設する。そして、ケーブルラックとなった両枠材11,
11に配線されて、外部の電源に接続された幹線のケー
ブルに、電気機器に適宜配線された電線を接続する。
【0030】かかる分電盤にあっては、上記したよう
に、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤
を、設置現場で容易に組み立てることができるので、大
型のものであっても輸送に手間がかかることも搬入が困
難になることもなく、また、分電盤を隔離するようにし
て設置するシャフト室を特別に設ける必要もなくなる。
に、分電盤本体を隔離するようにして設置する分電盤
を、設置現場で容易に組み立てることができるので、大
型のものであっても輸送に手間がかかることも搬入が困
難になることもなく、また、分電盤を隔離するようにし
て設置するシャフト室を特別に設ける必要もなくなる。
【0031】また、両側方部材1,1のそれぞれの枠材
11,11は、ケーブルラックとなっているので、幹線
のケーブルをそれに配線して外部の電源に接続できる。
11,11は、ケーブルラックとなっているので、幹線
のケーブルをそれに配線して外部の電源に接続できる。
【0032】また、側方部材1,1は、両枠材11,1
1の外方に設けられた両側面材12,12により、両枠
材11,11に配線された電線を保護することができ
る。
1の外方に設けられた両側面材12,12により、両枠
材11,11に配線された電線を保護することができ
る。
【0033】また、両側面材12,12は、ねじ止めに
より固定されているので、ねじ止めを外すだけで幹線の
ケーブルの追加工事を側面からもできるので、追加工事
を容易にすることができる。
より固定されているので、ねじ止めを外すだけで幹線の
ケーブルの追加工事を側面からもできるので、追加工事
を容易にすることができる。
【0034】また、支持枠3に扉体5を支持させること
により、蝶番等を用いて取着しなくても、開閉自在に取
着することができる。
により、蝶番等を用いて取着しなくても、開閉自在に取
着することができる。
【0035】また、両枠材11,11は、縦枠及び横枠
により梯子状に形成されているので、その重量を軽くす
ることができ、取り扱い性が高いものとなっている。
により梯子状に形成されているので、その重量を軽くす
ることができ、取り扱い性が高いものとなっている。
【0036】また、比重が2.7 の軽金属であるアルミニ
ウム材により、両側方部材1,1、取着枠2、支持枠
3、扉体4、裏板5及び分電盤本体6を形成すると、よ
り軽くすることができ、一段と取り扱い性を高くするこ
とができる。
ウム材により、両側方部材1,1、取着枠2、支持枠
3、扉体4、裏板5及び分電盤本体6を形成すると、よ
り軽くすることができ、一段と取り扱い性を高くするこ
とができる。
【0037】また、分電盤取着枠2及び扉体取着枠3
は、両側方部材1,1に角用金具7及び固定金具8を介
してねじ止めされているので、強く固定することができ
る。
は、両側方部材1,1に角用金具7及び固定金具8を介
してねじ止めされているので、強く固定することができ
る。
【0038】なお、本実施例では、両側方部材1,1の
それぞれの枠材11,11は、ケーブルラックとなっ
て、それに幹線のケーブルを配線しているが、外部電源
が近くにあるときはケーブルラックに支持させなくても
よくなり、よって、両側方部材1,1がケーブルラック
を備えるよう枠材11,11及び側面材12,12でな
る構成にしなくても済む。
それぞれの枠材11,11は、ケーブルラックとなっ
て、それに幹線のケーブルを配線しているが、外部電源
が近くにあるときはケーブルラックに支持させなくても
よくなり、よって、両側方部材1,1がケーブルラック
を備えるよう枠材11,11及び側面材12,12でな
る構成にしなくても済む。
【0039】また、本実施例では、両枠材11,11
は、縦枠及び横枠により梯子状に形成されているが、設
計の都合で梯子状に形成することができないときも、ケ
ーブルを配線できるよう加工しているならば格子状でも
網状でも何でもよい。
は、縦枠及び横枠により梯子状に形成されているが、設
計の都合で梯子状に形成することができないときも、ケ
ーブルを配線できるよう加工しているならば格子状でも
網状でも何でもよい。
【0040】また、本実施例では、扉体5を支持枠3に
支持させているが、蝶番等を準備することができるとき
は、蝶番等で側方部材1,1に開閉自在に支持してもよ
く、そのときは、支持枠3を設けることも、扉体5に突
起5bを設けることもしなくて済む。
支持させているが、蝶番等を準備することができるとき
は、蝶番等で側方部材1,1に開閉自在に支持してもよ
く、そのときは、支持枠3を設けることも、扉体5に突
起5bを設けることもしなくて済む。
【0041】また、本実施例では、取着枠2及び支持枠
3は、両枠材11,11に角用金具7及び固定金具8を
介してねじ止めされているが、取着枠2及び支持枠3に
大きな力がかからないときは、両枠材11,11に角用
金具7及び固定金具8を介してねじ止めしなくてもよ
く、そのときは、組み立ての部品を少なくすることがで
きる。
3は、両枠材11,11に角用金具7及び固定金具8を
介してねじ止めされているが、取着枠2及び支持枠3に
大きな力がかからないときは、両枠材11,11に角用
金具7及び固定金具8を介してねじ止めしなくてもよ
く、そのときは、組み立ての部品を少なくすることがで
きる。
【0042】また、本実施例の組み立て手順は、上記し
たものに限るものではなく、設置現場の状況次第では、
作業性がしやすいように多少前後してもよい。
たものに限るものではなく、設置現場の状況次第では、
作業性がしやすいように多少前後してもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載のものは、一対の側方部材
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤を設置現場で容易に組み立てることができる。
を立設し、その側方部材間に取着枠及びその取着枠に対
峙するよう側方部材間に支持枠を橋架し、取着枠の内方
に電気機器を配設した分電盤本体を取着して、支持枠に
分電盤本体を隠蔽するよう扉体を開閉自在に支持させる
と、電気機器を配設した分電盤本体を隔離して設置する
分電盤を設置現場で容易に組み立てることができる。
【0044】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、配線用のケーブルラックを兼ねた側
方部材に配線することができるので、配線作業が容易に
なる。
のの効果に加えて、配線用のケーブルラックを兼ねた側
方部材に配線することができるので、配線作業が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同上の取着枠を側方部材間に橋架する方法を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】同上の支持枠を側方部材間に橋架する方法を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】同上のものを組み立てた後の状態を示す斜視図
である。
である。
【符号の説明】 1,1 側方部材 2 取着枠 3 支持枠 5 扉体 6 分電盤本体
Claims (2)
- 【請求項1】 立設される一対の側方部材と、側方部材
間に橋架されるとともに電気機器を配設した分電盤本体
を内方に取着する取着枠と、取着枠に対峙するよう側方
部材間に橋架される支持枠と、その支持枠に分電盤本体
を隠蔽するよう開閉自在に支持される扉体と、を備えた
ことを特徴とする分電盤。 - 【請求項2】 前記側方部材は、配線用のケーブルラッ
クを兼ねてなることを特徴とする請求項1記載の分電
盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01006794A JP3409411B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 分電盤 |
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