JPH07222193A - Y/c分離回路 - Google Patents
Y/c分離回路Info
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- JPH07222193A JPH07222193A JP1368594A JP1368594A JPH07222193A JP H07222193 A JPH07222193 A JP H07222193A JP 1368594 A JP1368594 A JP 1368594A JP 1368594 A JP1368594 A JP 1368594A JP H07222193 A JPH07222193 A JP H07222193A
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- frame
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 BS放送のように三角波成分が重畳した複合
カラー映像信号を入力した場合でも、輝度信号と色信号
の分離が不完全になることがなく、分離性能を向上する
ことができるY/C分離回路を提供すること。 【構成】 動き適応形3次元Y/C分離回路におけるフ
レームコムフィルタにおいて、複合カラー映像信号とそ
の1フレーム遅延信号とを加減算することにより、フレ
ーム加算信号及びフレーム減算信号を生成する。そし
て、フレーム加算信号から非線形回路46にて第1の小
振幅信号を検出し、この信号のみfsc除去回路48にて
fsc成分(3.58MHz 成分)を除去し、大振幅信号と加算
して静画輝度信号YS を生成する。一方、フレーム減算
信号から非線形回路52にて第2の小振幅信号を検出
し、この信号のみY成分除去回路54にて輝度成分を除
去し、大振幅信号と加算して静画色信号CS として出力
する。
カラー映像信号を入力した場合でも、輝度信号と色信号
の分離が不完全になることがなく、分離性能を向上する
ことができるY/C分離回路を提供すること。 【構成】 動き適応形3次元Y/C分離回路におけるフ
レームコムフィルタにおいて、複合カラー映像信号とそ
の1フレーム遅延信号とを加減算することにより、フレ
ーム加算信号及びフレーム減算信号を生成する。そし
て、フレーム加算信号から非線形回路46にて第1の小
振幅信号を検出し、この信号のみfsc除去回路48にて
fsc成分(3.58MHz 成分)を除去し、大振幅信号と加算
して静画輝度信号YS を生成する。一方、フレーム減算
信号から非線形回路52にて第2の小振幅信号を検出
し、この信号のみY成分除去回路54にて輝度成分を除
去し、大振幅信号と加算して静画色信号CS として出力
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合カラー映像信号から
輝度信号と色信号に分離するY/C分離回路に係り、特
にエネルギー拡散のための三角波が重畳された複合カラ
ー映像信号をY/C分離する場合に、ドット妨害やクロ
スカラー妨害を生じることなくY/C分離を行えるよう
にした動き適応形3次元Y/C分離回路に関する。
輝度信号と色信号に分離するY/C分離回路に係り、特
にエネルギー拡散のための三角波が重畳された複合カラ
ー映像信号をY/C分離する場合に、ドット妨害やクロ
スカラー妨害を生じることなくY/C分離を行えるよう
にした動き適応形3次元Y/C分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星(以下、BSという)によるカ
ラーテレビジョン放送が開始されて以来、BS放送を受
信できるカラーテレビジョン受像機或いはビデオテープ
レコーダは急速に普及している。
ラーテレビジョン放送が開始されて以来、BS放送を受
信できるカラーテレビジョン受像機或いはビデオテープ
レコーダは急速に普及している。
【0003】一方、画像メモリの低コスト化及び画質改
善により、画像メモリを用いたディジタル信号処理技術
が家庭用テレビジョン受像機にも採用されるようになっ
てきた。その一例として、動き適応形3次元Y/C分離
がある。
善により、画像メモリを用いたディジタル信号処理技術
が家庭用テレビジョン受像機にも採用されるようになっ
てきた。その一例として、動き適応形3次元Y/C分離
がある。
【0004】ここで、BS受信機の問題点について説明
する。BS放送は、FM変調で伝送されるが、FM変調
後の周波数スペクトルを分散させるため、映像信号に三
角波を重畳して伝送している。この三角波は、フレーム
周波数(30Hz)の1/2に相当する15Hzの対称三角波
を周波数偏移量が600Hzになるように重畳してい
る。
する。BS放送は、FM変調で伝送されるが、FM変調
後の周波数スペクトルを分散させるため、映像信号に三
角波を重畳して伝送している。この三角波は、フレーム
周波数(30Hz)の1/2に相当する15Hzの対称三角波
を周波数偏移量が600Hzになるように重畳してい
る。
【0005】BS受信機では、FM復調された後の映像
信号には三角波成分がそのまま重畳されているので、そ
のままにすると再生画にフリッカーが生じるので、クラ
ンプ回路を用いて同期信号先端をクランプすることによ
り三角波成分を除去している。しかし、クランプ回路の
応答性能、或いはFM検波回路の非直線性により、三角
波成分が十分に除去できない場合がある。
信号には三角波成分がそのまま重畳されているので、そ
のままにすると再生画にフリッカーが生じるので、クラ
ンプ回路を用いて同期信号先端をクランプすることによ
り三角波成分を除去している。しかし、クランプ回路の
応答性能、或いはFM検波回路の非直線性により、三角
波成分が十分に除去できない場合がある。
【0006】特に、後者のFM検波回路の非直線性に基
づく場合、同期信号の先端レベルがクランプされても、
反対側の白ピーク付近の映像信号部分では、三角波成分
が残ることになる。このような信号を動き適応形3次元
Y/C分離回路でY/C分離処理すると、分離動作が正
常に動作しないという問題が発生する。
づく場合、同期信号の先端レベルがクランプされても、
反対側の白ピーク付近の映像信号部分では、三角波成分
が残ることになる。このような信号を動き適応形3次元
Y/C分離回路でY/C分離処理すると、分離動作が正
常に動作しないという問題が発生する。
【0007】図8に、従来の動き適応形3次元Y/C分
離回路の構成を示す。
離回路の構成を示す。
【0008】図8において、動き適応形3次元Y/C分
離回路は、複合カラー映像信号が入力される入力端子1
1と、フレーム間Y/C分離手段としてのフレームコム
フィルタ12と、ライン間Y/C分離手段としてのライ
ンコムフィルタ13と、動き検出回路14と、混合回路
15,16とで構成されている。入力端子11には図示
しないA/Dコンバータからディジタルの複合カラー映
像信号が入力され、この映像信号はフレームコムフィル
タ12,ラインコムフィルタ13及び動き検出回路14
に供給される。
離回路は、複合カラー映像信号が入力される入力端子1
1と、フレーム間Y/C分離手段としてのフレームコム
フィルタ12と、ライン間Y/C分離手段としてのライ
ンコムフィルタ13と、動き検出回路14と、混合回路
15,16とで構成されている。入力端子11には図示
しないA/Dコンバータからディジタルの複合カラー映
像信号が入力され、この映像信号はフレームコムフィル
タ12,ラインコムフィルタ13及び動き検出回路14
に供給される。
【0009】フレームコムフィルタ12は、NTSC信
号では輝度信号がフレーム間(時間軸方向)に高い相関
を持っていることと、色副搬送波の位相はフレーム間で
反転することを利用し、フレームメモリを使用しフレー
ム間での和及び差をとることによりY/C分離を行い、
静画輝度信号YS と静画色信号CS を出力するものであ
る。
号では輝度信号がフレーム間(時間軸方向)に高い相関
を持っていることと、色副搬送波の位相はフレーム間で
反転することを利用し、フレームメモリを使用しフレー
ム間での和及び差をとることによりY/C分離を行い、
静画輝度信号YS と静画色信号CS を出力するものであ
る。
【0010】ラインコムフィルタ13は、NTSC信号
では輝度信号がライン間(走査線間)に高い相関を持っ
ていることと、色副搬送波の位相はライン間で反転する
ことを利用し、ラインメモリを使用しライン間での和及
び差をとることによりてY/C分離を行い、動画輝度信
号YM と動画色信号CM を出力するものである。
では輝度信号がライン間(走査線間)に高い相関を持っ
ていることと、色副搬送波の位相はライン間で反転する
ことを利用し、ラインメモリを使用しライン間での和及
び差をとることによりてY/C分離を行い、動画輝度信
号YM と動画色信号CM を出力するものである。
【0011】動き検出回路14では、フレームメモリを
使用し、フレーム間差分信号をとることにより入力映像
信号の動き度合いを検出し、動き量に応じた動き検出信
号を出力する。
使用し、フレーム間差分信号をとることにより入力映像
信号の動き度合いを検出し、動き量に応じた動き検出信
号を出力する。
【0012】混合回路15では、動き検出回路14から
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12か
らの静画輝度信号YS と前記ラインコムフィルタ13か
らの動画輝度信号YM との混合比率を変えつつ2つの信
号を混合し、出力端子17に輝度信号として出力する。
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12か
らの静画輝度信号YS と前記ラインコムフィルタ13か
らの動画輝度信号YM との混合比率を変えつつ2つの信
号を混合し、出力端子17に輝度信号として出力する。
【0013】混合回路16では、動き検出回路14から
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12か
らの静画色信号CS と前記ラインコムフィルタ13から
の動画色信号CM との混合比率を変えつつ2つの信号を
混合し、出力端子18に色信号として出力する。
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12か
らの静画色信号CS と前記ラインコムフィルタ13から
の動画色信号CM との混合比率を変えつつ2つの信号を
混合し、出力端子18に色信号として出力する。
【0014】混合回路15,16は、入力映像信号が動
いている度合いが大きいときは動画輝度信号YM ,動画
色信号CM を、入力映像信号が静止しているときは静画
輝度信号YS ,静画色信号CS を、それぞれ出力端子1
7,18に出力する。
いている度合いが大きいときは動画輝度信号YM ,動画
色信号CM を、入力映像信号が静止しているときは静画
輝度信号YS ,静画色信号CS を、それぞれ出力端子1
7,18に出力する。
【0015】図9に上記フレームコムフィルタ12の構
成例を示す。
成例を示す。
【0016】図9において、上記フレームコムフィルタ
12は、1フレーム遅延回路22と、加算器23と、減
算器24と、係数器25,26とで構成されている。入
力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フレーム
遅延回路22を通した1フレーム遅延信号を加算器23
で加算すると、色副搬送波が打ち消し合って輝度信号が
得られ、この信号の振幅を係数器25で1/2にして出力
端子27には静画輝度信号YS として出力する。また、
入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フレー
ム遅延回路22を通した1フレーム遅延信号を減算器2
4で減算すると、輝度信号が打ち消し合って色信号が得
られ、この信号の振幅を係数器26で1/2にして出力端
子28には静画色信号CS として出力する。
12は、1フレーム遅延回路22と、加算器23と、減
算器24と、係数器25,26とで構成されている。入
力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フレーム
遅延回路22を通した1フレーム遅延信号を加算器23
で加算すると、色副搬送波が打ち消し合って輝度信号が
得られ、この信号の振幅を係数器25で1/2にして出力
端子27には静画輝度信号YS として出力する。また、
入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フレー
ム遅延回路22を通した1フレーム遅延信号を減算器2
4で減算すると、輝度信号が打ち消し合って色信号が得
られ、この信号の振幅を係数器26で1/2にして出力端
子28には静画色信号CS として出力する。
【0017】このようなフレームコムフィルタ12で
は、ラインコムフィルタ13では完全に分離することが
できない、例えば細かい斜め線の輝度信号と色信号を分
離することができる。また、水平方向に色信号が変化す
る色エッジでも輝度信号と色信号の干渉のない高画質な
画像を得ることができる。
は、ラインコムフィルタ13では完全に分離することが
できない、例えば細かい斜め線の輝度信号と色信号を分
離することができる。また、水平方向に色信号が変化す
る色エッジでも輝度信号と色信号の干渉のない高画質な
画像を得ることができる。
【0018】しかし、図10に示す三角波成分を持つ映
像信号が入力すると、1フレーム期間は、1/(30H
z)に相当するので、加算器23と減算器24に入力す
る直接信号と1フレーム遅延信号は振幅差が生じてしま
う。特に、直接信号がB点のとき1フレーム遅延信号は
A点となり、振幅差は最も大きくなる。
像信号が入力すると、1フレーム期間は、1/(30H
z)に相当するので、加算器23と減算器24に入力す
る直接信号と1フレーム遅延信号は振幅差が生じてしま
う。特に、直接信号がB点のとき1フレーム遅延信号は
A点となり、振幅差は最も大きくなる。
【0019】実際のBS受信機では、この三角波成分は
クランプ回路による同期先端クランプにより同期信号先
端で40〜50dB減衰している。複合カラー映像信号
を8ビットで量子化する場合、仮に40dB減衰してい
るとすればこの三角波成分は2〜3LSB(最下位ビッ
ト)に相当する。しかし、動き適応形3次元Y/C分離
回路では、この程度の差分では動きと検出することはな
い。元来、A/Dコンバータで生ずる量子化誤差がある
ほか、受信S/Nが低下した場合、フレーム間差分信号
が発生するので、動き検出感度を上げ過ぎるとどの絵柄
でも動画と判定してしまう。動画と判定すると、混合回
路15,16の出力信号はラインコムフィルタ13の出
力信号YM ,CM が主となり、3次元Y/C分離の効果
を得ることができなくなる。
クランプ回路による同期先端クランプにより同期信号先
端で40〜50dB減衰している。複合カラー映像信号
を8ビットで量子化する場合、仮に40dB減衰してい
るとすればこの三角波成分は2〜3LSB(最下位ビッ
ト)に相当する。しかし、動き適応形3次元Y/C分離
回路では、この程度の差分では動きと検出することはな
い。元来、A/Dコンバータで生ずる量子化誤差がある
ほか、受信S/Nが低下した場合、フレーム間差分信号
が発生するので、動き検出感度を上げ過ぎるとどの絵柄
でも動画と判定してしまう。動画と判定すると、混合回
路15,16の出力信号はラインコムフィルタ13の出
力信号YM ,CM が主となり、3次元Y/C分離の効果
を得ることができなくなる。
【0020】しかし、このような量子化誤差がありかつ
S/Nが低下した信号が入力したとき、フレームコムフ
ィルタ12では、直接信号と1フレーム遅延信号との振
幅差が誤差として加わり、輝度信号と色信号を完全に分
離することはできず、互いに干渉成分が残ってしまう。
しかも、これは画面全体に現れるため、著しい劣化とな
る。
S/Nが低下した信号が入力したとき、フレームコムフ
ィルタ12では、直接信号と1フレーム遅延信号との振
幅差が誤差として加わり、輝度信号と色信号を完全に分
離することはできず、互いに干渉成分が残ってしまう。
しかも、これは画面全体に現れるため、著しい劣化とな
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のY
/C分離回路では、BS放送を受信した場合、エネルギ
ー拡散のための三角波成分の除去が充分でないと3次元
Y/C分離回路でY/C分離動作が不完全となり、輝度
信号に色副搬送波成分が混入してドット妨害となり、ま
た色信号に輝度信号成分が混入してクロスカラーとなり
画質の劣化を招いてしまうという問題があった。
/C分離回路では、BS放送を受信した場合、エネルギ
ー拡散のための三角波成分の除去が充分でないと3次元
Y/C分離回路でY/C分離動作が不完全となり、輝度
信号に色副搬送波成分が混入してドット妨害となり、ま
た色信号に輝度信号成分が混入してクロスカラーとなり
画質の劣化を招いてしまうという問題があった。
【0022】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、BS
放送のように三角波成分が重畳した複合カラー映像信号
を入力された場合でも、輝度信号と色信号の分離が不完
全になることがなく、分離性能を向上することができる
Y/C分離回路を提供することを目的とするものであ
る。
放送のように三角波成分が重畳した複合カラー映像信号
を入力された場合でも、輝度信号と色信号の分離が不完
全になることがなく、分離性能を向上することができる
Y/C分離回路を提供することを目的とするものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力される複合カラー映像信号について、フレーム間
のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手段と、前記
複合カラー映像信号について、フレーム内のライン間の
Y/C分離を行うライン間Y/C分離手段と、前記複合
カラー映像信号の動きを検出する動き検出手段と、前記
動き検出手段からの検出信号に応じて、前記フレーム間
Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/C分離手段の
出力との混合比率を変えつつ2つの出力を混合出力する
か又は一方の出力を選択出力する混合手段とを具備した
Y/C分離回路において、前記フレーム間Y/C分離手
段は、前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信
号とを加減算することにより、フレーム加算信号とフレ
ーム減算信号を生成する手段と、前記フレーム加算信号
を入力し、所定のレベルより振幅の小さい第1の小振幅
信号を検出する手段と、前記第1の小振幅信号を入力
し、輝度信号との干渉成分を低減する手段と、前記フレ
ーム加算信号から前記第1の小振幅信号を除いた第1の
大振幅信号をを出力させる手段と、前記輝度信号との干
渉成分を低減した第1の小振幅信号と前記第1の大振幅
信号とを加算する第1の加算手段と、前記フレーム減算
信号を入力し、所定のレベルより振幅の小さい第2の小
振幅信号を検出する手段と、前記第2の小振幅信号を入
力し、色信号との干渉成分を低減する手段と、前記フレ
ーム減算信号から前記第2の小振幅信号を除いた第2の
大振幅信号を出力させる手段と、前記色信号との干渉成
分を低減した第2の小振幅信号と前記第2の大振幅信号
とを加算する第2の加算手段とを具備したものである。
入力される複合カラー映像信号について、フレーム間
のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手段と、前記
複合カラー映像信号について、フレーム内のライン間の
Y/C分離を行うライン間Y/C分離手段と、前記複合
カラー映像信号の動きを検出する動き検出手段と、前記
動き検出手段からの検出信号に応じて、前記フレーム間
Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/C分離手段の
出力との混合比率を変えつつ2つの出力を混合出力する
か又は一方の出力を選択出力する混合手段とを具備した
Y/C分離回路において、前記フレーム間Y/C分離手
段は、前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信
号とを加減算することにより、フレーム加算信号とフレ
ーム減算信号を生成する手段と、前記フレーム加算信号
を入力し、所定のレベルより振幅の小さい第1の小振幅
信号を検出する手段と、前記第1の小振幅信号を入力
し、輝度信号との干渉成分を低減する手段と、前記フレ
ーム加算信号から前記第1の小振幅信号を除いた第1の
大振幅信号をを出力させる手段と、前記輝度信号との干
渉成分を低減した第1の小振幅信号と前記第1の大振幅
信号とを加算する第1の加算手段と、前記フレーム減算
信号を入力し、所定のレベルより振幅の小さい第2の小
振幅信号を検出する手段と、前記第2の小振幅信号を入
力し、色信号との干渉成分を低減する手段と、前記フレ
ーム減算信号から前記第2の小振幅信号を除いた第2の
大振幅信号を出力させる手段と、前記色信号との干渉成
分を低減した第2の小振幅信号と前記第2の大振幅信号
とを加算する第2の加算手段とを具備したものである。
【0024】請求項2記載の発明は、 入力される複合
カラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行
うフレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信
号について、フレーム内のライン間のY/C分離を行う
ライン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の
動きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段から
の検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の
出力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率
を変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力
を選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路に
おいて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カ
ラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算する
ことにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生
成する手段と、前記フレーム加算信号を入力し、所定の
レベルより振幅の小さい第1の小振幅信号を検出する手
段と、前記第1の小振幅信号を入力し、輝度信号との干
渉成分を低減する手段と、前記フレーム加算信号から前
記第1の小振幅信号を除いた第1の大振幅信号をを出力
させる手段と、前記輝度信号との干渉成分を低減した第
1の小振幅信号と前記第1の大振幅信号とを加算する第
1の加算手段と、前記フレーム減算信号を入力し、所定
のレベルより振幅の小さい第2の小振幅信号を検出する
手段と、前記第2の小振幅信号を入力し、色信号との干
渉成分を低減する手段と、前記フレーム減算信号から前
記第2の小振幅信号を除いた第2の大振幅信号を出力さ
せる手段と、前記色信号との干渉成分を低減した第2の
小振幅信号と前記第2の大振幅信号とを加算する第2の
加算手段と、前記第1,第2の小振幅信号を検出する手
段の検出特性を、受信チャンネルに応じて制御する手段
とを具備したものである。
カラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行
うフレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信
号について、フレーム内のライン間のY/C分離を行う
ライン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の
動きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段から
の検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の
出力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率
を変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力
を選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路に
おいて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カ
ラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算する
ことにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生
成する手段と、前記フレーム加算信号を入力し、所定の
レベルより振幅の小さい第1の小振幅信号を検出する手
段と、前記第1の小振幅信号を入力し、輝度信号との干
渉成分を低減する手段と、前記フレーム加算信号から前
記第1の小振幅信号を除いた第1の大振幅信号をを出力
させる手段と、前記輝度信号との干渉成分を低減した第
1の小振幅信号と前記第1の大振幅信号とを加算する第
1の加算手段と、前記フレーム減算信号を入力し、所定
のレベルより振幅の小さい第2の小振幅信号を検出する
手段と、前記第2の小振幅信号を入力し、色信号との干
渉成分を低減する手段と、前記フレーム減算信号から前
記第2の小振幅信号を除いた第2の大振幅信号を出力さ
せる手段と、前記色信号との干渉成分を低減した第2の
小振幅信号と前記第2の大振幅信号とを加算する第2の
加算手段と、前記第1,第2の小振幅信号を検出する手
段の検出特性を、受信チャンネルに応じて制御する手段
とを具備したものである。
【0025】請求項5記載の発明は、 入力される複合
カラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行
うフレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信
号について、フレーム内のライン間のY/C分離を行う
ライン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の
動きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段から
の検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の
出力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率
を変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力
を選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路に
おいて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カ
ラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算する
ことにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生
成する手段と、前記フレーム加算信号からfsc成分を抽
出する手段と、前記fsc成分を入力し、所定レベルより
小さい第1の小振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレ
ーム加算信号から前記fsc成分を除いた第1の大振幅信
号を出力させる手段と、前記第1の小振幅信号を切り捨
てたfsc成分と前記第1の大振幅信号とを加算する第1
の加算手段と、前記フレーム減算信号からfsc成分を抽
出する手段と、前記フレーム減算信号から前記fsc成分
を除いた第2の大振幅信号を出力させる手段と、前記第
2の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい第2の
小振幅信号を切り捨てる手段と、前記第2の小振幅信号
を切り捨てた第2の大振幅信号と前記fsc成分とを加算
する第2の加算手段とを具備したものである。
カラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行
うフレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信
号について、フレーム内のライン間のY/C分離を行う
ライン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の
動きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段から
の検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の
出力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率
を変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力
を選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路に
おいて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カ
ラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算する
ことにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生
成する手段と、前記フレーム加算信号からfsc成分を抽
出する手段と、前記fsc成分を入力し、所定レベルより
小さい第1の小振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレ
ーム加算信号から前記fsc成分を除いた第1の大振幅信
号を出力させる手段と、前記第1の小振幅信号を切り捨
てたfsc成分と前記第1の大振幅信号とを加算する第1
の加算手段と、前記フレーム減算信号からfsc成分を抽
出する手段と、前記フレーム減算信号から前記fsc成分
を除いた第2の大振幅信号を出力させる手段と、前記第
2の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい第2の
小振幅信号を切り捨てる手段と、前記第2の小振幅信号
を切り捨てた第2の大振幅信号と前記fsc成分とを加算
する第2の加算手段とを具備したものである。
【0026】請求項6記載の発明は、入力される複合カ
ラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行う
フレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号
について、フレーム内のライン間のY/C分離を行うラ
イン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の動
きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段からの
検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の出
力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率を
変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力を
選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路にお
いて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カラ
ー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算するこ
とにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生成
する手段と、前記フレーム加算信号からfsc成分を抽出
する手段と、前記fsc成分を入力し、所定レベルより小
さい第1の小振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレー
ム加算信号から前記fsc成分を除いた第1の大振幅信号
を出力させる手段と、前記第1の小振幅信号を切り捨て
たfsc成分と前記第1の大振幅信号とを加算する第1の
加算手段と、前記フレーム減算信号からfsc成分を抽出
する手段と、前記フレーム減算信号から前記fsc成分を
除いた第2の大振幅信号を出力させる手段と、前記第2
の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい第2の小
振幅信号を切り捨てる手段と、前記第2の小振幅信号を
切り捨てた第2の大振幅信号と前記fsc成分とを加算す
る第2の加算手段と、前記第1,第2の小振幅信号を切
り捨てる手段の入出力特性を、受信チャンネルに応じて
制御する手段とを具備したものである。
ラー映像信号について、フレーム間のY/C分離を行う
フレーム間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号
について、フレーム内のライン間のY/C分離を行うラ
イン間Y/C分離手段と、前記複合カラー映像信号の動
きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段からの
検出信号に応じて、前記フレーム間Y/C分離手段の出
力と前記ライン間Y/C分離手段の出力との混合比率を
変えつつ2つの出力を混合出力するか又は一方の出力を
選択出力する混合手段とを具備したY/C分離回路にお
いて、前記フレーム間Y/C分離手段は、前記複合カラ
ー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減算するこ
とにより、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生成
する手段と、前記フレーム加算信号からfsc成分を抽出
する手段と、前記fsc成分を入力し、所定レベルより小
さい第1の小振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレー
ム加算信号から前記fsc成分を除いた第1の大振幅信号
を出力させる手段と、前記第1の小振幅信号を切り捨て
たfsc成分と前記第1の大振幅信号とを加算する第1の
加算手段と、前記フレーム減算信号からfsc成分を抽出
する手段と、前記フレーム減算信号から前記fsc成分を
除いた第2の大振幅信号を出力させる手段と、前記第2
の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい第2の小
振幅信号を切り捨てる手段と、前記第2の小振幅信号を
切り捨てた第2の大振幅信号と前記fsc成分とを加算す
る第2の加算手段と、前記第1,第2の小振幅信号を切
り捨てる手段の入出力特性を、受信チャンネルに応じて
制御する手段とを具備したものである。
【0027】
【作用】請求項1記載の発明においては、フレーム加算
信号から第1の小振幅信号を検出し、この信号のみfsc
成分(3.58MHz 成分)を除去し、大振幅信号と加算して
静画輝度信号YS を生成する。一方、フレーム減算信号
から第2の小振幅信号を検出し、この信号のみ輝度成分
を除去し、大振幅信号と加算して静画色信号CSとして
出力する。
信号から第1の小振幅信号を検出し、この信号のみfsc
成分(3.58MHz 成分)を除去し、大振幅信号と加算して
静画輝度信号YS を生成する。一方、フレーム減算信号
から第2の小振幅信号を検出し、この信号のみ輝度成分
を除去し、大振幅信号と加算して静画色信号CSとして
出力する。
【0028】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に付加して、前記の第1,第2の小振幅信号
を検出する手段の検出特性を、受信チャンネルに応じて
制御する手段を設けたので、BS放送を受信しない場合
は、前記第1の,第2の小振幅信号を検出する手段の動
作をオフにし、従来のフレーム間Y/C分離回路(入力
複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減
算することにより、フレーム加算信号とフレーム減算信
号を生成する手段のみで構成される)と同じ特性として
もよい。
記載の発明に付加して、前記の第1,第2の小振幅信号
を検出する手段の検出特性を、受信チャンネルに応じて
制御する手段を設けたので、BS放送を受信しない場合
は、前記第1の,第2の小振幅信号を検出する手段の動
作をオフにし、従来のフレーム間Y/C分離回路(入力
複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加減
算することにより、フレーム加算信号とフレーム減算信
号を生成する手段のみで構成される)と同じ特性として
もよい。
【0029】請求項5記載の発明においては、フレーム
加算信号からfsc成分(3.58MHz 成分)を抽出し、この
fsc成分について、所定レベルより小さい第1の小振幅
信号を切り捨て、大振幅信号と加算して静画輝度信号Y
S を生成する。一方、フレーム減算信号からfsc成分以
外の成分を抽出し、このfsc成分以外の成分について、
所定レベルより小さい第2の小振幅信号を切り捨て、f
sc成分と加算して静画輝度信号CS を生成する。
加算信号からfsc成分(3.58MHz 成分)を抽出し、この
fsc成分について、所定レベルより小さい第1の小振幅
信号を切り捨て、大振幅信号と加算して静画輝度信号Y
S を生成する。一方、フレーム減算信号からfsc成分以
外の成分を抽出し、このfsc成分以外の成分について、
所定レベルより小さい第2の小振幅信号を切り捨て、f
sc成分と加算して静画輝度信号CS を生成する。
【0030】請求項6記載の発明においては、請求項5
記載の発明に付加して、前記第1,第2の小振幅信号を
切り捨てる手段の入出力特性を、受信チャンネルに応じ
て制御する手段を設けたので、BS放送を受信しない場
合は、前記第1,第2の小振幅信号を切り捨てる手段の
動作をオフにし、従来のフレーム間Y/C分離回路(入
力複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加
減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減算
信号を生成する手段のみで構成される)と同じ特性とし
てもよい。
記載の発明に付加して、前記第1,第2の小振幅信号を
切り捨てる手段の入出力特性を、受信チャンネルに応じ
て制御する手段を設けたので、BS放送を受信しない場
合は、前記第1,第2の小振幅信号を切り捨てる手段の
動作をオフにし、従来のフレーム間Y/C分離回路(入
力複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを加
減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減算
信号を生成する手段のみで構成される)と同じ特性とし
てもよい。
【0031】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る実施例の要部を成すフレームコムフィ
ルタを示すブロック図であり、図2は本発明の一実施例
の動き適応形3次元Y/C分離回路を示すブロック図で
ある。
1は本発明に係る実施例の要部を成すフレームコムフィ
ルタを示すブロック図であり、図2は本発明の一実施例
の動き適応形3次元Y/C分離回路を示すブロック図で
ある。
【0032】まず、図2について説明する。図2におい
て、動き適応形3次元Y/C分離回路は、複合カラー映
像信号が入力される入力端子11と、フレーム間Y/C
分離手段としてのフレームコムフィルタ12Aと、ライ
ン間Y/C分離手段としてのラインコムフィルタ13
と、動き検出回路14と、混合回路15,16とで構成
されている。入力端子11には図示しないA/Dコンバ
ータからディジタルの複合カラー映像信号が入力され、
この映像信号はフレームコムフィルタ12A,ラインコ
ムフィルタ13及び動き検出回路14に供給される。
て、動き適応形3次元Y/C分離回路は、複合カラー映
像信号が入力される入力端子11と、フレーム間Y/C
分離手段としてのフレームコムフィルタ12Aと、ライ
ン間Y/C分離手段としてのラインコムフィルタ13
と、動き検出回路14と、混合回路15,16とで構成
されている。入力端子11には図示しないA/Dコンバ
ータからディジタルの複合カラー映像信号が入力され、
この映像信号はフレームコムフィルタ12A,ラインコ
ムフィルタ13及び動き検出回路14に供給される。
【0033】フレームコムフィルタ12Aは、NTSC
信号では輝度信号がフレーム間(時間軸方向)に高い相
関を持っていることと、色副搬送波の位相はフレーム間
で反転することを利用してY/C分離を行い、静画輝度
信号YS と静画色信号CS を出力するものである。
信号では輝度信号がフレーム間(時間軸方向)に高い相
関を持っていることと、色副搬送波の位相はフレーム間
で反転することを利用してY/C分離を行い、静画輝度
信号YS と静画色信号CS を出力するものである。
【0034】フレームコムフィルタ12Aは、フレーム
メモリを使用し、前記の入力される複合カラー映像信号
とその1フレーム遅延信号とを加算及び減算することに
より、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生成する
手段を備え、さらに前記フレーム加算信号について、所
定のレベルより振幅の小さい第1の小振幅信号を検出す
る手段と、この第1の小振幅信号について、水平周波
数,垂直周波数の2次元領域で色信号との干渉成分を低
減する手段と、前記第1の小振幅信号以外の大振幅信号
をそのまま通過させる手段と、前記の色信号との干渉成
分を低減した小振幅信号と前記第1の大振幅信号とを加
算し、ドット妨害のない静画輝度信号YS を出力する第
1の加算手段とを備える一方、前記フレーム減算信号に
ついて、所定のレベルより振幅の小さい第2の小振幅信
号を検出する手段と、この第2の小振幅信号について、
水平周波数,垂直周波数の2次元領域で輝度信号との干
渉成分を低減する手段と、前記第2の小振幅信号以外の
大振幅信号をそのまま通過させる手段と、前記の輝度信
号との干渉成分を低減した小振幅信号と前記第2の大振
幅信号とを加算し、クロスカラーのない静画色信号CS
を出力する第2の加算手段とを備えて構成されている。
メモリを使用し、前記の入力される複合カラー映像信号
とその1フレーム遅延信号とを加算及び減算することに
より、フレーム加算信号とフレーム減算信号を生成する
手段を備え、さらに前記フレーム加算信号について、所
定のレベルより振幅の小さい第1の小振幅信号を検出す
る手段と、この第1の小振幅信号について、水平周波
数,垂直周波数の2次元領域で色信号との干渉成分を低
減する手段と、前記第1の小振幅信号以外の大振幅信号
をそのまま通過させる手段と、前記の色信号との干渉成
分を低減した小振幅信号と前記第1の大振幅信号とを加
算し、ドット妨害のない静画輝度信号YS を出力する第
1の加算手段とを備える一方、前記フレーム減算信号に
ついて、所定のレベルより振幅の小さい第2の小振幅信
号を検出する手段と、この第2の小振幅信号について、
水平周波数,垂直周波数の2次元領域で輝度信号との干
渉成分を低減する手段と、前記第2の小振幅信号以外の
大振幅信号をそのまま通過させる手段と、前記の輝度信
号との干渉成分を低減した小振幅信号と前記第2の大振
幅信号とを加算し、クロスカラーのない静画色信号CS
を出力する第2の加算手段とを備えて構成されている。
【0035】ラインコムフィルタ13は、NTSC信号
では輝度信号がライン間(走査線間)に高い相関を持っ
ていることと、色副搬送波の位相はライン間で反転する
ことを利用し、ラインメモリを使用し、前記の入力され
る複合カラー映像信号とその1ライン遅延信号とを加算
及び減算することによりY/C分離を行い、動画輝度信
号YM と動画色信号CM を出力するものである。
では輝度信号がライン間(走査線間)に高い相関を持っ
ていることと、色副搬送波の位相はライン間で反転する
ことを利用し、ラインメモリを使用し、前記の入力され
る複合カラー映像信号とその1ライン遅延信号とを加算
及び減算することによりY/C分離を行い、動画輝度信
号YM と動画色信号CM を出力するものである。
【0036】動き検出回路14では、フレームメモリを
使用し、フレーム間差分信号をとることにより入力映像
信号の動き度合いを検出し、動き量に応じた動き検出信
号を出力する。
使用し、フレーム間差分信号をとることにより入力映像
信号の動き度合いを検出し、動き量に応じた動き検出信
号を出力する。
【0037】混合回路15では、動き検出回路14から
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12A
からの静画輝度信号YS と前記ラインコムフィルタ13
からの動画輝度信号YM との混合比率を変えつつ2つの
信号を混合し、出力端子17に輝度信号として出力す
る。
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12A
からの静画輝度信号YS と前記ラインコムフィルタ13
からの動画輝度信号YM との混合比率を変えつつ2つの
信号を混合し、出力端子17に輝度信号として出力す
る。
【0038】混合回路16では、動き検出回路14から
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12A
からの静画色信号CS と前記ラインコムフィルタ13か
らの動画色信号CM との混合比率を変えつつ2つの信号
を混合し、出力端子18に色信号として出力する。
の検出信号に応じて、前記フレームコムフィルタ12A
からの静画色信号CS と前記ラインコムフィルタ13か
らの動画色信号CM との混合比率を変えつつ2つの信号
を混合し、出力端子18に色信号として出力する。
【0039】混合回路15,16は、入力映像信号が動
いている度合いが大きいときは動画輝度信号YM ,動画
色信号CM をそれぞれ出力端子17,18に出力し、ま
た入力映像信号が静止しているときは静画輝度信号YS
,静画色信号CS をそれぞれ出力端子17,18に出
力する。
いている度合いが大きいときは動画輝度信号YM ,動画
色信号CM をそれぞれ出力端子17,18に出力し、ま
た入力映像信号が静止しているときは静画輝度信号YS
,静画色信号CS をそれぞれ出力端子17,18に出
力する。
【0040】次に、図1を参照してフレームコムフィル
タ12Aの一実施例の構成を説明する。
タ12Aの一実施例の構成を説明する。
【0041】図1に示すフレームコムフィルタ12A
は、入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フ
レーム遅延回路42を通した1フレーム遅延信号とを加
算器43で加算して得られるフレーム加算信号を、後述
する輝度信号処理系に供給してドット妨害のない静画輝
度信号YS を生成すると共に、入力端子11に入力する
複合カラー映像信号と1フレーム遅延回路42を通した
1フレーム遅延信号を減算器44で減算して得られるフ
レーム減算信号を、後述する色信号処理系に供給してク
ロスカラーのない静画色信号CS を生成する構成として
いる。
は、入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フ
レーム遅延回路42を通した1フレーム遅延信号とを加
算器43で加算して得られるフレーム加算信号を、後述
する輝度信号処理系に供給してドット妨害のない静画輝
度信号YS を生成すると共に、入力端子11に入力する
複合カラー映像信号と1フレーム遅延回路42を通した
1フレーム遅延信号を減算器44で減算して得られるフ
レーム減算信号を、後述する色信号処理系に供給してク
ロスカラーのない静画色信号CS を生成する構成として
いる。
【0042】まず、輝度信号処理系について説明する。
加算器43で入力端子11からの直接信号と1フレーム
遅延回路42からの1フレーム遅延信号が加算されてフ
レーム加算信号が得られ、さらにこれを係数器45で1/
2にして振幅レベルが調整され、非線形回路46と減算
器47に入力される。非線形回路46は、その入出力特
性が図3の実線に示すようになっており入力信号振幅が
所定レベルより小さいときにはそのまま出力し、入力信
号振幅が該所定レベルより大きいときには信号を出力し
ない特性を有している。減算器47は係数器45の出力
信号(フレーム加算信号)から非線形回路46の出力信
号を減算する。よって、減算器47の出力はフレーム加
算信号の大振幅信号が出力されることになる。非線形回
路46の出力信号はfsc除去回路48に導出される。
加算器43で入力端子11からの直接信号と1フレーム
遅延回路42からの1フレーム遅延信号が加算されてフ
レーム加算信号が得られ、さらにこれを係数器45で1/
2にして振幅レベルが調整され、非線形回路46と減算
器47に入力される。非線形回路46は、その入出力特
性が図3の実線に示すようになっており入力信号振幅が
所定レベルより小さいときにはそのまま出力し、入力信
号振幅が該所定レベルより大きいときには信号を出力し
ない特性を有している。減算器47は係数器45の出力
信号(フレーム加算信号)から非線形回路46の出力信
号を減算する。よって、減算器47の出力はフレーム加
算信号の大振幅信号が出力されることになる。非線形回
路46の出力信号はfsc除去回路48に導出される。
【0043】図4に、fsc除去回路48の構成を示す。
入力端子481に入力された非線形回路46からの小振
幅信号は垂直バンドパスフィルタ(以下、垂直BPFと
いう)482及び減算器484の一方の入力端に供給さ
れ、垂直BPF482の出力は水平バンドパスフィルタ
(以下、水平BPFという)483を通して減算器48
4の他方の入力端に供給されている。垂直BPF482
は垂直周波数上でfsc(525/4 cph )を通過帯域と
し、水平BPF483は水平周波数上でfsc成分(3.58
MHz 成分)を通過帯域とする特性を有している。これら
のBPF482,483を通して抽出されたfsc成分は
減算器484で入力端子481に入力する小振幅信号か
ら減算されるので、出力端子485には小振幅信号から
fsc成分が除去された輝度信号が出力される。
入力端子481に入力された非線形回路46からの小振
幅信号は垂直バンドパスフィルタ(以下、垂直BPFと
いう)482及び減算器484の一方の入力端に供給さ
れ、垂直BPF482の出力は水平バンドパスフィルタ
(以下、水平BPFという)483を通して減算器48
4の他方の入力端に供給されている。垂直BPF482
は垂直周波数上でfsc(525/4 cph )を通過帯域と
し、水平BPF483は水平周波数上でfsc成分(3.58
MHz 成分)を通過帯域とする特性を有している。これら
のBPF482,483を通して抽出されたfsc成分は
減算器484で入力端子481に入力する小振幅信号か
ら減算されるので、出力端子485には小振幅信号から
fsc成分が除去された輝度信号が出力される。
【0044】この輝度信号は、加算器49で減算器47
の出力信号即ち大振幅信号(フレーム加算信号)と加算
される。よって、出力端子50に出力される信号は、非
線形回路46を通過した小振幅信号については、fsc除
去回路48でfsc成分が除去され、大振幅信号はフレー
ム加算信号がそのまま出力される。従って、BS放送を
受信したとき、エネルギー拡散のための三角波信号の減
衰が充分でなくフレーム加算信号にfsc成分が混入した
場合でも、このfsc成分を除去することができる。ま
た、このfsc成分の除去は、小振幅信号に限られるので
大振幅成分については何ら帯域制限による解像度の低下
を招くことはない。
の出力信号即ち大振幅信号(フレーム加算信号)と加算
される。よって、出力端子50に出力される信号は、非
線形回路46を通過した小振幅信号については、fsc除
去回路48でfsc成分が除去され、大振幅信号はフレー
ム加算信号がそのまま出力される。従って、BS放送を
受信したとき、エネルギー拡散のための三角波信号の減
衰が充分でなくフレーム加算信号にfsc成分が混入した
場合でも、このfsc成分を除去することができる。ま
た、このfsc成分の除去は、小振幅信号に限られるので
大振幅成分については何ら帯域制限による解像度の低下
を招くことはない。
【0045】なお、図4に示すfsc除去回路では、垂
直,水平周波数の2次元でfsc成分を除去する回路で説
明したが、垂直BPF482と減算器484で構成する
か、或いは水平BPF483と減算器484で構成して
もよく、構成は簡易なものになる。この場合は、fsc成
分を低減する効果は同様に得られるが、解像度は2次元
で処理する場合より低下する。
直,水平周波数の2次元でfsc成分を除去する回路で説
明したが、垂直BPF482と減算器484で構成する
か、或いは水平BPF483と減算器484で構成して
もよく、構成は簡易なものになる。この場合は、fsc成
分を低減する効果は同様に得られるが、解像度は2次元
で処理する場合より低下する。
【0046】次に、色信号処理系について説明する。減
算器44で入力端子11からの直接信号と1フレーム遅
延回路42からの1フレーム遅延信号が減算されてフレ
ーム減算信号が得られ、さらにこれを係数器51で1/2
にして振幅レベルが調整され、非線形回路52と減算器
53に入力される。非線形回路52は非線形回路46と
同様の特性(図3の入出力特性)を有しており、入力信
号の振幅が所定レベルより小さいときのみそのまま出力
し、振幅が該所定レベルより大きいときは出力しない。
非線形回路52の出力信号は、Y成分除去回路54と減
算器53に供給される。減算器53は係数器51の出力
信号(フレーム減算信号)から非線形回路52の出力信
号を減算する。よって、減算器53の出力はフレーム減
算信号の大振幅信号が出力されることになる。
算器44で入力端子11からの直接信号と1フレーム遅
延回路42からの1フレーム遅延信号が減算されてフレ
ーム減算信号が得られ、さらにこれを係数器51で1/2
にして振幅レベルが調整され、非線形回路52と減算器
53に入力される。非線形回路52は非線形回路46と
同様の特性(図3の入出力特性)を有しており、入力信
号の振幅が所定レベルより小さいときのみそのまま出力
し、振幅が該所定レベルより大きいときは出力しない。
非線形回路52の出力信号は、Y成分除去回路54と減
算器53に供給される。減算器53は係数器51の出力
信号(フレーム減算信号)から非線形回路52の出力信
号を減算する。よって、減算器53の出力はフレーム減
算信号の大振幅信号が出力されることになる。
【0047】図5に、Y成分除去回路54の構成を示
す。入力端子541に入力された非線形回路52からの
小振幅信号は垂直BPF542及び水平BPF543を
通して出力端子544に出力される。垂直BPF542
は垂直周波数上でfsc(525/4cph )を通過帯域と
し、水平BPF543は水平周波数上でfsc成分(3.58
MHz 成分)を通過帯域とする特性を有している。従っ
て、出力端544には、水平,垂直周波数の2次元領域
でfsc成分のみ出力され、輝度信号は遮断される。
す。入力端子541に入力された非線形回路52からの
小振幅信号は垂直BPF542及び水平BPF543を
通して出力端子544に出力される。垂直BPF542
は垂直周波数上でfsc(525/4cph )を通過帯域と
し、水平BPF543は水平周波数上でfsc成分(3.58
MHz 成分)を通過帯域とする特性を有している。従っ
て、出力端544には、水平,垂直周波数の2次元領域
でfsc成分のみ出力され、輝度信号は遮断される。
【0048】フレーム減算信号(大振幅信号)は減算器
53から加算器55に供給されるが、小振幅信号はY成
分除去回路54でfsc成分のみ通過して加算器55に供
給される。即ち、振幅の小さい信号については輝度信号
は加算器55には供給されないので、BS放送受信時に
フレーム減算信号に混入する輝度信号成分を除去するこ
とができる。また、輝度信号処理と同様に振幅が大きい
信号については、2次元領域で帯域制限することなく
(Y成分除去回路54を通過することがなく)出力する
ので、色画質を損なうことはない。
53から加算器55に供給されるが、小振幅信号はY成
分除去回路54でfsc成分のみ通過して加算器55に供
給される。即ち、振幅の小さい信号については輝度信号
は加算器55には供給されないので、BS放送受信時に
フレーム減算信号に混入する輝度信号成分を除去するこ
とができる。また、輝度信号処理と同様に振幅が大きい
信号については、2次元領域で帯域制限することなく
(Y成分除去回路54を通過することがなく)出力する
ので、色画質を損なうことはない。
【0049】なお、図5に示すY成分除去回路54にお
いても垂直BPF542或いは水平BPF543のみで
構成してもよい。この場合、輝度信号成分を低減する効
果は同様に得られるが、解像度は2次元で処理する場合
より低下する。
いても垂直BPF542或いは水平BPF543のみで
構成してもよい。この場合、輝度信号成分を低減する効
果は同様に得られるが、解像度は2次元で処理する場合
より低下する。
【0050】また、BS放送を受信しない場合は複合映
像信号に三角波が重畳されることはなく、従来のフレー
ムコムフィルタの構成でよいので、図1に示す如く選局
用マイクロコンピュータ511でBS放送を受信中か否
かを検出し、その検出結果によりフレームコムフィルタ
12Aにおける非線形回路46,52の入出力特性を、
BS放送受信中は図3の実線に示す特性とし、BS放送
を受信しない場合は小振幅信号の検出処理を止める(即
ち、入力信号の大小に係わらず出力しない)ように制御
する構成としてもよい。このように構成することによ
り、BS放送を受信しない場合は、BS受信中に必要で
あった2次元領域での帯域制限をオフさせ、不要な帯域
制限を行わなくても済むようにすることができる。
像信号に三角波が重畳されることはなく、従来のフレー
ムコムフィルタの構成でよいので、図1に示す如く選局
用マイクロコンピュータ511でBS放送を受信中か否
かを検出し、その検出結果によりフレームコムフィルタ
12Aにおける非線形回路46,52の入出力特性を、
BS放送受信中は図3の実線に示す特性とし、BS放送
を受信しない場合は小振幅信号の検出処理を止める(即
ち、入力信号の大小に係わらず出力しない)ように制御
する構成としてもよい。このように構成することによ
り、BS放送を受信しない場合は、BS受信中に必要で
あった2次元領域での帯域制限をオフさせ、不要な帯域
制限を行わなくても済むようにすることができる。
【0051】以上の図1の構成では、複合カラー映像信
号とその1フレーム遅延信号とを加算器43及び減算器
44で加算及び減算することにより、フレーム加算信号
及びフレーム減算信号を生成する。そして、フレーム加
算信号から非線形回路46にて小振幅信号を検出し、こ
の小振幅信号のみfsc除去回路48にてfsc成分(3.58
MHz 成分)を除去した信号を生成し、該生成信号と、前
記フレーム加算信号から前記小振幅信号を除いた大振幅
信号とを加算器49にて加算して、静画輝度信号YS を
生成する。
号とその1フレーム遅延信号とを加算器43及び減算器
44で加算及び減算することにより、フレーム加算信号
及びフレーム減算信号を生成する。そして、フレーム加
算信号から非線形回路46にて小振幅信号を検出し、こ
の小振幅信号のみfsc除去回路48にてfsc成分(3.58
MHz 成分)を除去した信号を生成し、該生成信号と、前
記フレーム加算信号から前記小振幅信号を除いた大振幅
信号とを加算器49にて加算して、静画輝度信号YS を
生成する。
【0052】一方、フレーム減算信号から非線形回路5
2にて小振幅信号を検出し、この小振幅信号のみY成分
除去回路54にて輝度成分を除去した信号を生成し、該
生成信号と、前記フレーム減算信号から前記小振幅信号
を除いた大振幅信号とを加算器55にて加算して、静画
色信号CS として出力する。
2にて小振幅信号を検出し、この小振幅信号のみY成分
除去回路54にて輝度成分を除去した信号を生成し、該
生成信号と、前記フレーム減算信号から前記小振幅信号
を除いた大振幅信号とを加算器55にて加算して、静画
色信号CS として出力する。
【0053】このようにして、静画輝度信号YS ,静画
色信号CS とも、互いに干渉成分の少ないY/C分離が
可能となる。
色信号CS とも、互いに干渉成分の少ないY/C分離が
可能となる。
【0054】図6はフレームコムフィルタ12Aの他の
実施例を示すブロック図である。
実施例を示すブロック図である。
【0055】図6に示すフレームコムフィルタ12A
は、入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フ
レーム遅延回路42を通した1フレーム遅延信号とを加
算器43で加算して得られるフレーム加算信号を、後述
する輝度信号処理系に供給してドット妨害のない静画輝
度信号YS を生成すると共に、入力端子11に入力する
複合カラー映像信号と1フレーム遅延回路42を通した
1フレーム遅延信号を減算器44で減算して得られるフ
レーム減算信号を、後述する色信号処理系に供給してク
ロスカラーのない静画色信号CS を生成する構成として
いる。
は、入力端子11に入力する複合カラー映像信号と1フ
レーム遅延回路42を通した1フレーム遅延信号とを加
算器43で加算して得られるフレーム加算信号を、後述
する輝度信号処理系に供給してドット妨害のない静画輝
度信号YS を生成すると共に、入力端子11に入力する
複合カラー映像信号と1フレーム遅延回路42を通した
1フレーム遅延信号を減算器44で減算して得られるフ
レーム減算信号を、後述する色信号処理系に供給してク
ロスカラーのない静画色信号CS を生成する構成として
いる。
【0056】まず、輝度信号処理系について説明する。
加算器43で入力端子11からの直接信号と1フレーム
遅延回路42からの1フレーム遅延信号が加算されてフ
レーム加算信号が得られ、さらにこれを係数器45で1/
2にして振幅レベルが調整され、減算器63の一方の入
力端に入力される一方、垂直BPF61及び水平BPF
62を通して減算器63の他方の入力端に入力される。
垂直BPF61及び水平BPF62は図4及び図5に示
したものと同様であり、垂直周波数,水平周波数の2次
元領域でfsc成分を通過させる特性を有している。垂直
BPF61及び水平BPF62を通過したfsc成分は、
減算器63の他方の入力端とコアリング回路64とに供
給される。減算器63では、係数器45の出力信号(フ
レーム加算信号)から水平BPF62の出力信号が減算
され、この減算器63からはフレーム加算信号からfsc
成分が除かれた信号が出力される。コアリング回路64
の入出力特性は、図7に示すように所定レベルより大き
い振幅の大振幅信号はそのまま通過し、所定レベルより
小さい振幅の小振幅成分は切り捨てるものである。従っ
て、コアリング回路64では、フレーム加算信号に含ま
れるfsc成分の振幅が小さいとき(これは三角波に基づ
く不要な色成分に相当する)、その小振幅信号は切り捨
てられる。加算器65では、コアリング回路64の出力
信号と減算器63の出力信号が加算され、出力端子50
には大振幅成分はフレーム加算信号が何ら帯域制限され
ることなく出力され、小振幅成分はfsc成分が除去され
て出力され、静画輝度信号YS として導出される。
加算器43で入力端子11からの直接信号と1フレーム
遅延回路42からの1フレーム遅延信号が加算されてフ
レーム加算信号が得られ、さらにこれを係数器45で1/
2にして振幅レベルが調整され、減算器63の一方の入
力端に入力される一方、垂直BPF61及び水平BPF
62を通して減算器63の他方の入力端に入力される。
垂直BPF61及び水平BPF62は図4及び図5に示
したものと同様であり、垂直周波数,水平周波数の2次
元領域でfsc成分を通過させる特性を有している。垂直
BPF61及び水平BPF62を通過したfsc成分は、
減算器63の他方の入力端とコアリング回路64とに供
給される。減算器63では、係数器45の出力信号(フ
レーム加算信号)から水平BPF62の出力信号が減算
され、この減算器63からはフレーム加算信号からfsc
成分が除かれた信号が出力される。コアリング回路64
の入出力特性は、図7に示すように所定レベルより大き
い振幅の大振幅信号はそのまま通過し、所定レベルより
小さい振幅の小振幅成分は切り捨てるものである。従っ
て、コアリング回路64では、フレーム加算信号に含ま
れるfsc成分の振幅が小さいとき(これは三角波に基づ
く不要な色成分に相当する)、その小振幅信号は切り捨
てられる。加算器65では、コアリング回路64の出力
信号と減算器63の出力信号が加算され、出力端子50
には大振幅成分はフレーム加算信号が何ら帯域制限され
ることなく出力され、小振幅成分はfsc成分が除去され
て出力され、静画輝度信号YS として導出される。
【0057】次に、色信号処理系について説明する。減
算器44で入力端子11からの直接信号と1フレーム遅
延回路42からの1フレーム遅延信号が減算されてフレ
ーム減算信号が得られ、さらにこれを係数器51で1/2
にして振幅レベルが調整され、減算器68の一方の入力
端に入力される一方、垂直BPF66及び水平BPF6
7を通して減算器68の他方の入力端に入力される。垂
直BPF66、水平BPF67は図4及び図5に示した
ものと同様であり、垂直周波数,水平周波数の2次元領
域でfsc成分を通過させる特性を有している。垂直BP
F66及び水平BPF67で抽出されたfsc成分は、減
算器68の他方の入力端と加算器70の一方の入力端に
供給される。減算器68では、このfsc成分が係数器5
1からのフレーム減算信号から差し引かれる。よって、
減算器68からはfsc成分が除去されたfsc成分以外の
成分が出力され、コアリング回路69に印加される。コ
アリング回路69は、図7に示す入出力特性を有し、所
定レベルより大きい振幅の大振幅信号はそのまま通過
し、該所定レベルより小さい振幅の小振幅信号は切り捨
てる特性を持っている。従って、コアリング回路6で
は、減算器68から出力されるフレーム減算信号におけ
るfsc成分以外の成分の小振幅信号(これは三角波に基
づく不要な輝度成分に相当する)が切り捨てられる。コ
アリング回路69の出力信号は、加算器70で水平BP
F67からのフレーム減算信号におけるfsc成分と加算
され、出力端子56に静画色信号CS として導出され
る。
算器44で入力端子11からの直接信号と1フレーム遅
延回路42からの1フレーム遅延信号が減算されてフレ
ーム減算信号が得られ、さらにこれを係数器51で1/2
にして振幅レベルが調整され、減算器68の一方の入力
端に入力される一方、垂直BPF66及び水平BPF6
7を通して減算器68の他方の入力端に入力される。垂
直BPF66、水平BPF67は図4及び図5に示した
ものと同様であり、垂直周波数,水平周波数の2次元領
域でfsc成分を通過させる特性を有している。垂直BP
F66及び水平BPF67で抽出されたfsc成分は、減
算器68の他方の入力端と加算器70の一方の入力端に
供給される。減算器68では、このfsc成分が係数器5
1からのフレーム減算信号から差し引かれる。よって、
減算器68からはfsc成分が除去されたfsc成分以外の
成分が出力され、コアリング回路69に印加される。コ
アリング回路69は、図7に示す入出力特性を有し、所
定レベルより大きい振幅の大振幅信号はそのまま通過
し、該所定レベルより小さい振幅の小振幅信号は切り捨
てる特性を持っている。従って、コアリング回路6で
は、減算器68から出力されるフレーム減算信号におけ
るfsc成分以外の成分の小振幅信号(これは三角波に基
づく不要な輝度成分に相当する)が切り捨てられる。コ
アリング回路69の出力信号は、加算器70で水平BP
F67からのフレーム減算信号におけるfsc成分と加算
され、出力端子56に静画色信号CS として導出され
る。
【0058】なお、図6の輝度信号処理及び色信号処理
についても垂直BPF或いは水平BPFのみで構成して
もよい。この場合、輝度信号成分を低減する効果は同様
に得られるが、解像度は2次元で処理する場合より低下
する。
についても垂直BPF或いは水平BPFのみで構成して
もよい。この場合、輝度信号成分を低減する効果は同様
に得られるが、解像度は2次元で処理する場合より低下
する。
【0059】また、BS放送を受信しない場合は複合映
像信号に三角波が重畳されることはなく、従来のフレー
ムコムフィルタの構成でよいので、図6に示す如く選局
用マイクロコンピュータ511でBS放送を受信中か否
かを検出し、その検出結果によりフレームコムフィルタ
12Aにおけるコアリング64,69の入出力特性を、
BS放送受信中は図7の実線に示す特性とし、BS放送
を受信しない場合は小振幅信号のコアリング処理を止め
る(即ち、入力信号の大小に係わらず出力しない)よう
に制御する構成としてもよい。このように構成すること
により、BS放送を受信しない場合は、BS受信中に必
要であった2次元領域での帯域制限をオフさせ、不要な
帯域制限を行わなくても済むようにすることができる。
像信号に三角波が重畳されることはなく、従来のフレー
ムコムフィルタの構成でよいので、図6に示す如く選局
用マイクロコンピュータ511でBS放送を受信中か否
かを検出し、その検出結果によりフレームコムフィルタ
12Aにおけるコアリング64,69の入出力特性を、
BS放送受信中は図7の実線に示す特性とし、BS放送
を受信しない場合は小振幅信号のコアリング処理を止め
る(即ち、入力信号の大小に係わらず出力しない)よう
に制御する構成としてもよい。このように構成すること
により、BS放送を受信しない場合は、BS受信中に必
要であった2次元領域での帯域制限をオフさせ、不要な
帯域制限を行わなくても済むようにすることができる。
【0060】以上の図6の構成では、複合カラー映像信
号とその1フレーム遅延信号とを加算器43及び減算器
44で加算及び減算することにより、フレーム加算信号
及びフレーム減算信号を生成する。そして、フレーム加
算信号から垂直BPF61及び水平BPF62にてfsc
成分(3.58MHz 成分)を抽出し、このfsc成分からコア
リング回路64にて所定レベルより小さい小振幅信号を
切り捨てた信号を生成し、該生成信号と、前記フレーム
加算信号から前記fsc成分を除いた大振幅信号とを加算
器65にて加算して、静画輝度信号YS を生成する。
号とその1フレーム遅延信号とを加算器43及び減算器
44で加算及び減算することにより、フレーム加算信号
及びフレーム減算信号を生成する。そして、フレーム加
算信号から垂直BPF61及び水平BPF62にてfsc
成分(3.58MHz 成分)を抽出し、このfsc成分からコア
リング回路64にて所定レベルより小さい小振幅信号を
切り捨てた信号を生成し、該生成信号と、前記フレーム
加算信号から前記fsc成分を除いた大振幅信号とを加算
器65にて加算して、静画輝度信号YS を生成する。
【0061】一方、フレーム減算信号から垂直BPF6
1及び水平BPF62にてfsc成分(3.58MHz 成分)を
抽出し、さらに前記フレーム減算信号から前記fsc成分
を除いた大振幅信号を生成し、この大振幅信号からコア
リング回路69にて所定レベルより小さい小振幅信号を
切り捨てた信号を生成し、該生成信号と、前記fsc成分
とを加算器70にて加算して静画輝度信号CS を生成す
る。
1及び水平BPF62にてfsc成分(3.58MHz 成分)を
抽出し、さらに前記フレーム減算信号から前記fsc成分
を除いた大振幅信号を生成し、この大振幅信号からコア
リング回路69にて所定レベルより小さい小振幅信号を
切り捨てた信号を生成し、該生成信号と、前記fsc成分
とを加算器70にて加算して静画輝度信号CS を生成す
る。
【0062】このようにして、静画輝度信号YS ,静画
色信号CS とも、互いに干渉成分の少ないY/C分離が
可能となる。
色信号CS とも、互いに干渉成分の少ないY/C分離が
可能となる。
【0063】尚、以上の説明では、BS放送のようにフ
レーム周波数の1/2の周波数成分の三角波が重畳され
た複合カラー映像信号が入力された場合について説明し
たが、本発明はフレーム周波数の1/2の周波数成分の
三角波に限らず一般的に1/N(Nは正の整数)の周波
数成分の三角波及び三角波以外の信号が重畳された複合
カラー映像信号が入力された場合でも、フレームコムフ
ィルタ12Aにおいて輝度信号と色信号の分離が不完全
になることを防止することができる。
レーム周波数の1/2の周波数成分の三角波が重畳され
た複合カラー映像信号が入力された場合について説明し
たが、本発明はフレーム周波数の1/2の周波数成分の
三角波に限らず一般的に1/N(Nは正の整数)の周波
数成分の三角波及び三角波以外の信号が重畳された複合
カラー映像信号が入力された場合でも、フレームコムフ
ィルタ12Aにおいて輝度信号と色信号の分離が不完全
になることを防止することができる。
【0064】また、図2及び図8のY/C分離回路で
は、混合回路15,16は、フレーム間Y/C分離手段
としてのフレームコムフィルタ12の出力とライン間Y
/C分離手段としてのラインコムフィルタ13の出力と
の混合比を、動き検出信号に応じて変えつつ混合出力す
る場合について説明したが、本発明はこのような混合回
路に限定されず、動き検出信号に応じて2つの出力のう
ちの1つの出力を選択出力するように構成されていても
よい。即ち、動き検出回路14によって動画を検出した
ときはラインコムフィルタ13の出力を選択し、静画を
検出したときはフレームコムフィルタ12の出力を選択
するものであってもよい。
は、混合回路15,16は、フレーム間Y/C分離手段
としてのフレームコムフィルタ12の出力とライン間Y
/C分離手段としてのラインコムフィルタ13の出力と
の混合比を、動き検出信号に応じて変えつつ混合出力す
る場合について説明したが、本発明はこのような混合回
路に限定されず、動き検出信号に応じて2つの出力のう
ちの1つの出力を選択出力するように構成されていても
よい。即ち、動き検出回路14によって動画を検出した
ときはラインコムフィルタ13の出力を選択し、静画を
検出したときはフレームコムフィルタ12の出力を選択
するものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、BS
放送のようにフレーム周波数の1/Nの周波数成分の信
号が重畳された複合カラー映像信号が入力された場合で
も、フレームコムフィルタにおいて輝度信号と色信号の
分離が不完全になることを防止することができる。垂
直,水平周波数上で帯域制限するのは、振幅が小さな信
号のみであるので、振幅の大きい信号については何ら画
質を損なうことはないという利点を有している。
放送のようにフレーム周波数の1/Nの周波数成分の信
号が重畳された複合カラー映像信号が入力された場合で
も、フレームコムフィルタにおいて輝度信号と色信号の
分離が不完全になることを防止することができる。垂
直,水平周波数上で帯域制限するのは、振幅が小さな信
号のみであるので、振幅の大きい信号については何ら画
質を損なうことはないという利点を有している。
【図1】本発明に係る動き適応形3次元Y/C分離回路
の要部を成すフレームコムフィルタの一実施例を示すブ
ロック図。
の要部を成すフレームコムフィルタの一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】本発明に係る動き適応形3次元Y/C分離回路
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図3】図1における非線形回路の入出力特性を示す
図。
図。
【図4】図1におけるfsc除去回路の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図5】図1におけるY成分除去回路の構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図6】本発明に係る動き適応形3次元Y/C分離回路
の要部を成すフレームコムフィルタの他の実施例を示す
ブロック図。
の要部を成すフレームコムフィルタの他の実施例を示す
ブロック図。
【図7】図6におけるコアリング回路の入出力特性を示
す図。
す図。
【図8】従来例の動き適応形3次元Y/C分離回路を示
すブロック図。
すブロック図。
【図9】図8におけるフレームコムフィルタの構成例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図10】三角波成分を持つ複合カラー映像信号を模式
的に示す図。
的に示す図。
11…ディジタル複合カラー映像信号の入力端子 12A…フレームコムフィルタ(フレーム間Y/C分離
手段) 13…ラインコムフィルタ(ライン間Y/C分離手段) 14…動き検出回路 15,16…混合回路 17…輝度信号出力端子 18…色信号出力端子 42…1フレーム遅延回路 43…加算器 44…減算器 46,52…非線形回路 47,53…減算器 48…fsc除去回路 49,55…加算器 50…静画輝度信号出力端子 54…Y成分除去回路 56…静画色信号出力端子 61,66,482,542…垂直バンドパスフィルタ 62,67,483,543…水平バンドパスフィルタ 63,68…減算器 64,69…コアリング回路 65,70…加算器
手段) 13…ラインコムフィルタ(ライン間Y/C分離手段) 14…動き検出回路 15,16…混合回路 17…輝度信号出力端子 18…色信号出力端子 42…1フレーム遅延回路 43…加算器 44…減算器 46,52…非線形回路 47,53…減算器 48…fsc除去回路 49,55…加算器 50…静画輝度信号出力端子 54…Y成分除去回路 56…静画色信号出力端子 61,66,482,542…垂直バンドパスフィルタ 62,67,483,543…水平バンドパスフィルタ 63,68…減算器 64,69…コアリング回路 65,70…加算器
Claims (8)
- 【請求項1】入力される複合カラー映像信号について、
フレーム間のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手
段と、前記複合カラー映像信号について、フレーム内の
ライン間のY/C分離を行うライン間Y/C分離手段
と、前記複合カラー映像信号の動きを検出する動き検出
手段と、前記動き検出手段からの検出信号に応じて、前
記フレーム間Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/
C分離手段の出力との混合比率を変えつつ2つの出力を
混合出力するか又は一方の出力を選択出力する混合手段
とを具備したY/C分離回路において、 前記フレーム間Y/C分離手段は、 前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを
加減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減
算信号を生成する手段と、 前記フレーム加算信号を入力し、所定のレベルより振幅
の小さい第1の小振幅信号を検出する手段と、 前記第1の小振幅信号を入力し、輝度信号との干渉成分
を低減する手段と、 前記フレーム加算信号から前記第1の小振幅信号を除い
た第1の大振幅信号をを出力させる手段と、 前記輝度信号との干渉成分を低減した第1の小振幅信号
と前記第1の大振幅信号とを加算する第1の加算手段
と、 前記フレーム減算信号を入力し、所定のレベルより振幅
の小さい第2の小振幅信号を検出する手段と、 前記第2の小振幅信号を入力し、色信号との干渉成分を
低減する手段と、 前記フレーム減算信号から前記第2の小振幅信号を除い
た第2の大振幅信号を出力させる手段と、 前記色信号との干渉成分を低減した第2の小振幅信号と
前記第2の大振幅信号とを加算する第2の加算手段とを
具備したことを特徴とするY/C分離回路。 - 【請求項2】入力される複合カラー映像信号について、
フレーム間のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手
段と、前記複合カラー映像信号について、フレーム内の
ライン間のY/C分離を行うライン間Y/C分離手段
と、前記複合カラー映像信号の動きを検出する動き検出
手段と、前記動き検出手段からの検出信号に応じて、前
記フレーム間Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/
C分離手段の出力との混合比率を変えつつ2つの出力を
混合出力するか又は一方の出力を選択出力する混合手段
とを具備したY/C分離回路において、 前記フレーム間Y/C分離手段は、 前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを
加減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減
算信号を生成する手段と、 前記フレーム加算信号を入力し、所定のレベルより振幅
の小さい第1の小振幅信号を検出する手段と、 前記第1の小振幅信号を入力し、輝度信号との干渉成分
を低減する手段と、 前記フレーム加算信号から前記第1の小振幅信号を除い
た第1の大振幅信号をを出力させる手段と、 前記輝度信号との干渉成分を低減した第1の小振幅信号
と前記第1の大振幅信号とを加算する第1の加算手段
と、 前記フレーム減算信号を入力し、所定のレベルより振幅
の小さい第2の小振幅信号を検出する手段と、 前記第2の小振幅信号を入力し、色信号との干渉成分を
低減する手段と、 前記フレーム減算信号から前記第2の小振幅信号を除い
た第2の大振幅信号を出力させる手段と、 前記色信号との干渉成分を低減した第2の小振幅信号と
前記第2の大振幅信号とを加算する第2の加算手段と、 前記第1,第2の小振幅信号を検出する手段の検出特性
を、受信チャンネルに応じて制御する手段とを具備した
ことを特徴とするY/C分離回路。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のY/C分離回路にお
いて、 前記輝度信号との干渉成分を低減する手段は、 前記第1の小振幅信号を入力し、水平周波数,垂直周波
数の2次元領域でfsc成分を抽出するバンドパスフィル
タと、 前記第1の小振幅信号より前記バンドパスフィルタから
のfsc成分を減算する減算器とで構成したことを特徴と
する。 - 【請求項4】請求項1又は2記載のY/C分離回路にお
いて、 前記色信号との干渉成分を低減する手段は、 前記第2の小振幅信号を入力し、水平周波数,垂直周波
数の2次元領域でfsc成分を抽出するバンドパスフィル
タで構成したことを特徴とする。 - 【請求項5】入力される複合カラー映像信号について、
フレーム間のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手
段と、前記複合カラー映像信号について、フレーム内の
ライン間のY/C分離を行うライン間Y/C分離手段
と、前記複合カラー映像信号の動きを検出する動き検出
手段と、前記動き検出手段からの検出信号に応じて、前
記フレーム間Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/
C分離手段の出力との混合比率を変えつつ2つの出力を
混合出力するか又は一方の出力を選択出力する混合手段
とを具備したY/C分離回路において、 前記フレーム間Y/C分離手段は、 前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを
加減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減
算信号を生成する手段と、 前記フレーム加算信号からfsc成分を抽出する手段と、 前記fsc成分を入力し、所定レベルより小さい第1の小
振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレーム加算信号か
ら前記fsc成分を除いた第1の大振幅信号を出力させる
手段と、 前記第1の小振幅信号を切り捨てたfsc成分と前記第1
の大振幅信号とを加算する第1の加算手段と、 前記フレーム減算信号からfsc成分を抽出する手段と、 前記フレーム減算信号から前記fsc成分を除いた第2の
大振幅信号を出力させる手段と、 前記第2の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい
第2の小振幅信号を切り捨てる手段と、 前記第2の小振幅信号を切り捨てた第2の大振幅信号と
前記fsc成分とを加算する第2の加算手段とを具備した
ことを特徴とするY/C分離回路。 - 【請求項6】入力される複合カラー映像信号について、
フレーム間のY/C分離を行うフレーム間Y/C分離手
段と、前記複合カラー映像信号について、フレーム内の
ライン間のY/C分離を行うライン間Y/C分離手段
と、前記複合カラー映像信号の動きを検出する動き検出
手段と、前記動き検出手段からの検出信号に応じて、前
記フレーム間Y/C分離手段の出力と前記ライン間Y/
C分離手段の出力との混合比率を変えつつ2つの出力を
混合出力するか又は一方の出力を選択出力する混合手段
とを具備したY/C分離回路において、 前記フレーム間Y/C分離手段は、 前記複合カラー映像信号とその1フレーム遅延信号とを
加減算することにより、フレーム加算信号とフレーム減
算信号を生成する手段と、 前記フレーム加算信号からfsc成分を抽出する手段と、 前記fsc成分を入力し、所定レベルより小さい第1の小
振幅信号を切り捨てる手段と、前記フレーム加算信号か
ら前記fsc成分を除いた第1の大振幅信号を出力させる
手段と、 前記第1の小振幅信号を切り捨てたfsc成分と前記第1
の大振幅信号とを加算する第1の加算手段と、 前記フレーム減算信号からfsc成分を抽出する手段と、 前記フレーム減算信号から前記fsc成分を除いた第2の
大振幅信号を出力させる手段と、 前記第2の大振幅信号を入力し、所定レベルより小さい
第2の小振幅信号を切り捨てる手段と、 前記第2の小振幅信号を切り捨てた第2の大振幅信号と
前記fsc成分とを加算する第2の加算手段と、 前記第1,第2の小振幅信号を切り捨てる手段の入出力
特性を、受信チャンネルに応じて制御する手段とを具備
したことを特徴とするY/C分離回路。 - 【請求項7】請求項5又は6記載のY/C分離回路にお
いて、 前記フレーム加算信号からfsc成分を抽出する手段は、 前記フレーム加算信号を入力し、水平周波数,垂直周波
数の2次元領域でfsc成分を抽出するバンドパスフィル
タで構成したことを特徴とする。 - 【請求項8】請求項5又は6記載のY/C分離回路にお
いて、 前記フレーム減算信号からfsc成分を抽出する手段は、 前記フレーム減算信号を入力し、水平周波数,垂直周波
数の2次元領域でfsc成分を抽出するバンドパスフィル
タで構成したことを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1368594A JPH07222193A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Y/c分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1368594A JPH07222193A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Y/c分離回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222193A true JPH07222193A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11840051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1368594A Pending JPH07222193A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Y/c分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07222193A (ja) |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP1368594A patent/JPH07222193A/ja active Pending
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