JPH07221466A - キュービクル - Google Patents

キュービクル

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Publication number
JPH07221466A
JPH07221466A JP2590894A JP2590894A JPH07221466A JP H07221466 A JPH07221466 A JP H07221466A JP 2590894 A JP2590894 A JP 2590894A JP 2590894 A JP2590894 A JP 2590894A JP H07221466 A JPH07221466 A JP H07221466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cubicle
heat
heat exchanger
air
electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2590894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Miki
邦雄 三木
Akira Watanabe
顕 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
Nippon Idou Tsushin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Idou Tsushin Corp filed Critical Nippon Idou Tsushin Corp
Priority to JP2590894A priority Critical patent/JPH07221466A/ja
Publication of JPH07221466A publication Critical patent/JPH07221466A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気の影響を受けることがなく、小型でかつ
安価に製作できるキュービクルを提供すること。 【構成】 キュービクル1は、床2と、熱伝導の良い材
料(例えば、アルミニュウム、ステンレス等の金属板)
からなる側壁3、および該側壁3の上部に設置された熱
交換器4から構成され、その内部は完全に密閉されてい
る。熱交換器4は、外気7をキュービクル1内に入れる
ことなく内気8と熱交換する形式のものであれば、どの
ようなものでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はキュービクルに関し、
特に通信機器、交換機器、高電圧装置等の電子、電機機
器を収容するキュービクルに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信等の電気通信分野においては、
基地局、中継局等が各地に分散的に配置されている。こ
れらの中には、有人局と無人局があるが、特に無人局で
は、図3に示すような小型のキュービクルの中に、通信
機器、交換機器、高電圧装置等(以下、電子、電機機器
と呼ぶ)が納められている。
【0003】図3に示されているように、従来のキュー
ビクル20は、床21、塩化ビニール板又は鋼板等から
なる外壁22、屋根23および扉24a、24bからな
る室から形成されており、その中に、電子、電機機器の
ための配線板26等が挿入された架(ラック)25が収
容されている。キュービクル20の主な役割は、その中
に収容された電子、電機機器が風雨にさらされないよう
にしたり、人や動物から危害を加えられないようにする
ことと、キュービクル20内の温度が所定値以上に上が
ると、電子、電機機器が誤動作する恐れが出てくるの
で、電子、電機機器から発生する熱を効率良く外部に発
散させることである。
【0004】キュービクル20は、前者の役割を達成す
るために、屋根23を設けると共に、扉24a、24b
を閉じて、関係者以外は扉をあけることができないよう
にしている。また、後者の役割を達成するために、前記
床21又は外壁22に外部と連通する貫通孔21a、2
1b、…を設け、また外壁22あるいは屋根、又は天井
に外部と連通する貫通孔22a、…を設け、又は該貫通
孔に換気扇を設け、冷たい外気27を導入し熱くなった
内気28を外部に導出するようにしている。
【0005】また、キュービクルの他の従来例として
は、キュービクルの室内をほぼ気密状態とし、その中に
エアコンを設置して、室内の温度を一定に保つようにし
たものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】キュービクル20が設
置される場所はさまざまである。空気のきれいな野原や
山中に設置されることもあるし、交通の頻繁な道路や工
場のそばに設置される場合もある。キュービクル20が
後者の場所に設置された場合には、図3のキュービクル
では、室内に電子、電機機器に腐食を起こすような有害
なガス及び湿気等が入る恐れがあるという問題があっ
た。
【0007】エアコンを使用した前記キュービクルでは
上記の問題はないが、キュービクルの床、外壁、屋根等
に断熱材を使用して保温を良くしたり、気密性を良くし
たりして、エアコンのランニングコストが低減するよう
に配慮することが必要であり、キュービクルの製作費が
高価になると共に、ランニングコストも高くなるという
問題があった。
【0008】本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、外気の影響を受けることがな
く、小型でかつ安価に製作できるキュービクルを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、電子、電機機器等を収容す
るキュービクルであって、底面と、良熱伝導材料で形成
された側壁と、上面又は該側壁の上部に設置された熱交
換器とからなり、内部に外気が流入しないように密閉し
た点に特徴がある。
【0010】請求項3の発明は、請求項1のキュービク
ルにおいて、その内部に、内気を攪乱する手段を配置し
た点に特徴がある。
【0011】請求項4の発明は、請求項1のキュービク
ルを、外気が流入し、内気が流出する第2のキュービク
ルの中に設置した点に特徴がある。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、キュービクルの内部
に設置された電子、電機機器等から発せられた熱により
熱せられた内気は熱交換器により冷却される。このた
め、キュービクルの内部は電子、電機機器等の許容温度
以上には上がらず、かつ外気が流入しないので、外気に
混じった有害ガス等により、電子、電機機器等が腐食さ
れるという恐れがなくなる。また、構成が簡単であるの
で、安価に製作することができる。
【0013】請求項3の発明によれば、内気が攪乱され
るので、熱交換の効率が向上し、キュービクルの内部の
温度をより低温に保持することができる。
【0014】請求項4の発明によれば、第1のキュービ
クル内の温度を、真夏でも安定的に許容温度以下に保持
することができるようになる。
【0015】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例のキュービクルの斜視
図であり、図2は該キュービクルに取付ける熱交換器の
一例を示す斜視図である。
【0016】本実施例のキュービクル1は、床2と、熱
伝導の良い材料(例えば、アルミニュウム、ステンレス
等の金属板)からなる側壁3、および上面又は該側壁3
の上部に設置された熱交換器4から構成されている。5
は該キュービクル1内に設置された電子、電機機器に接
続された多数の導線からなるケーブルである。キュービ
クル1は、前記床2、側壁3および熱交換器4により、
完全に密閉されている。
【0017】前記熱交換器4は、外気をキュービクル1
内に入れることなく内気と熱交換する形式のものであれ
ば、どのような形のものでも良いが、一例として、図2
に示されているような熱交換器4を用いることができ
る。図2の熱交換器は、断面が矩形の孔を有するパイプ
を複数枚重ね、左右の両端ではパイプ壁間が気密となる
ように構成され、該両端の間では、該パイプ壁間に空気
が通るようにされている。したがって、図2の熱交換器
が図1の熱交換器4として使用されたとすると、外気7
は例えば熱交換器4の左側からパイプの孔を通って右側
の外部に通り抜ける。一方、電子、電機機器から出る熱
によって熱せられた内気8は軽くなって上方に上がり、
前記パイプ壁の間に入る。このとき、暖まった内気8
は、前記パイプの孔の中を通っている外気7とパイプ壁
を介して熱交換されて冷却され、対流により下方に流れ
る。
【0018】以上の動作が繰り返されることにより、キ
ュービクル1内の電子、電機機器によって熱せられた内
気8は熱交換器4によって冷却される。また、内気8の
熱は、側壁3が熱良導体から構成されているので、熱放
射によっても外気に逃げる。このため、内気8は、許容
温度以上には上昇しなくなる。
【0019】実際の使用にあたっては、このキュービク
ル1は図3で説明した従来のキュービクル20と同様の
構造のキュービクル(以下、キュービクル20´と呼
ぶ)内に置くと好適である。キュービクル1を前記キュ
ービクル20´内に置いて使用すると、例えば真夏等に
おいて直射日光がキュービクル20´によって遮られ、
キュービクル20´内の温度が大して上昇しないので、
熱交換器4の効率が良くなり、キュービクル1内の温度
を確実に許容温度以下に保つことができるようになる。
なお、この場合には、キュービクル20´は外気条件の
変化をある程度緩和する働きをするだけでよいので、そ
の作りは、従来のもののように堅固である必要はなく、
安価な材料を用いて作成することができる。
【0020】本実施例のキュービクル1によれば、内部
が完全に密閉されているので、外気が中に入ってこな
い。したがって、電子、電機機器に有害なガスの流入を
完全に防止することができ、電子、電機機器の腐食を防
止することができる。また、キュービクル1は構造が簡
単であり、内気の冷却は自然の力(対流、熱放射)で行
われるので、ランニングコストが全く不要であるという
効果がある。
【0021】次に、前記キュービクル1内に収容される
電子、電機機器が発熱量の大きいものである時、あるい
は許容温度が低いものである時(例えば、摂氏30°以
下)には、キュービクル1内に、内気8を攪乱するため
のファンを設けるのが有効である。ファンで内気8を攪
乱すると、熱交換の効率が良くなり、内気8の温度をよ
り低温に保つことができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1、2の発明によれば、キュービ
クル内の温度を許容温度以下に抑えられると共に、外気
が流入しないので外気に混じった有害ガス、湿気等によ
り、電子、電機機器等が腐食されるのを防止することが
できる。また、構成が簡単であるので、安価に製作する
ことができる。
【0023】請求項3の発明によれば、内気が攪乱され
るので、熱交換の効率が向上し、キュービクルの内部の
温度をより低温に保持することができる。
【0024】請求項4の発明によれば、第1のキュービ
クル内の温度を、真夏でも安定的に許容温度以下に保持
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のキュービクルの斜視図で
ある。
【図2】 キュービクルに取り付ける熱交換器の一具体
例を示す斜視図である。
【図3】 従来のキュービクルの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1…キュービクル、2…床、3…側壁3、4…熱交換
器、5…ケーブル、7…外気、8…内気。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子、電機機器等を収容するキュービク
    ルであって、 底面と、良熱伝導材料で形成された側壁と、上面又は該
    側壁の上部に設置された熱交換器とを具備し、内部に外
    気が流入しないように密閉されていることを特徴とする
    キュービクル。
  2. 【請求項2】 請求項1のキュービクルにおいて、 前記側壁を金属板で構成したことを特徴とするキュービ
    クル。
  3. 【請求項3】 請求項1のキュービクルにおいて、 その内部に、内気を攪乱する手段を配置したことを特徴
    とするキュービクル。
  4. 【請求項4】 電子、電機機器等を収容するキュービク
    ルであって、 底面と、良熱伝導材料で形成された側壁と、上面に設置
    された熱交換器とからなり、内部に外気が流入しないよ
    うに密閉した第1のキュービクルを、外気が流入し、内
    気が流出する第2のキュービクルの中に設置したことを
    特徴とするキュービクル。
JP2590894A 1994-01-31 1994-01-31 キュービクル Pending JPH07221466A (ja)

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JP2590894A JPH07221466A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 キュービクル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100309630A1 (en) * 2009-06-05 2010-12-09 Rodney Jones Integrated heat exchanger

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141598A (ja) * 1982-02-18 1983-08-22 株式会社日立製作所 制御盤
JPS6141304B2 (ja) * 1981-02-12 1986-09-13 Nakayama Kogyo Kk
JPH02155408A (ja) * 1988-12-05 1990-06-14 Toshiba Corp ガス絶縁キュービクルの冷却装置

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